JPH02175933A - 紡機用リング - Google Patents
紡機用リングInfo
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- JPH02175933A JPH02175933A JP32998988A JP32998988A JPH02175933A JP H02175933 A JPH02175933 A JP H02175933A JP 32998988 A JP32998988 A JP 32998988A JP 32998988 A JP32998988 A JP 32998988A JP H02175933 A JPH02175933 A JP H02175933A
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- ring
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- phosphorus alloy
- plating layer
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Links
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Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、高速精紡において優れた性能を発揮する紡機
用リングの改良に関するものである。
用リングの改良に関するものである。
（従来の技術及び解決すべき課題）
従来の紡機用リングは、一般に低炭素鋼を素材とし、浸
炭焼入れをして表面硬化処理を施している。しかし、ス
ピンドル回転数が１７，０００〜１８．００Ｏｒ、ｐ、
ｍ、を越えて２０，０ＯＯｒ、ｐ、ｍ、以上の高速回転
になると、従来リングでは、リング−トラベラ間の摩捺
抵抗の増大と摩擦熱の急激な上昇のため、トラベラの早
期の焼付き飛散を生じ、高速での連続運転ができなかっ
た。
炭焼入れをして表面硬化処理を施している。しかし、ス
ピンドル回転数が１７，０００〜１８．００Ｏｒ、ｐ、
ｍ、を越えて２０，０ＯＯｒ、ｐ、ｍ、以上の高速回転
になると、従来リングでは、リング−トラベラ間の摩捺
抵抗の増大と摩擦熱の急激な上昇のため、トラベラの早
期の焼付き飛散を生じ、高速での連続運転ができなかっ
た。
そこで、フランジ表面に硬質微粒子を共析物質とした硬
質複合メッキを施したリングが提案されているが、硬質
微粒子の均一分散に手数を要するためコストアップにな
るという課題がある。
質複合メッキを施したリングが提案されているが、硬質
微粒子の均一分散に手数を要するためコストアップにな
るという課題がある。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなしたもので、
その目的とするところは、耐摩耗性、耐焼付性、摺動性
を有して、超高速域（スピンドル回転数２４，０ＯＯｒ
、ｐ、ｎ＋６以上）でも安定して連続運転を可能とし、
比較的安価に製造し得る紡機用リングを提供するにある
。
その目的とするところは、耐摩耗性、耐焼付性、摺動性
を有して、超高速域（スピンドル回転数２４，０ＯＯｒ
、ｐ、ｎ＋６以上）でも安定して連続運転を可能とし、
比較的安価に製造し得る紡機用リングを提供するにある
。
（課題を解決するための手段）
上記目的を達成するために、本発明の紡機用リングは、
少くともトラベラと接触するフランジ表面に５〜３０μ
のニッケル・リン合金メッキ層を設け、熱処理によりメ
ッキ被膜の硬度をＨｖ８５０〜１１００とすると共に、
ラッピングによりトラベラと接触する表面の粗さを、中
心線平均粗さ（Ｒａ） ０．２μ以下にして成る。
少くともトラベラと接触するフランジ表面に５〜３０μ
のニッケル・リン合金メッキ層を設け、熱処理によりメ
ッキ被膜の硬度をＨｖ８５０〜１１００とすると共に、
ラッピングによりトラベラと接触する表面の粗さを、中
心線平均粗さ（Ｒａ） ０．２μ以下にして成る。
上記合金メッキ層の厚さは５〜３０μとしたが、５μ未
満では１８，０００〜２２．０ＯＯｒ、 ｐ、ｍ、の高
速域での耐摩耗性において不十分となり、３０μを越え
ると処理時間が極めて長くなり、コストアップになるの
で好ましくない。
満では１８，０００〜２２．０ＯＯｒ、 ｐ、ｍ、の高
速域での耐摩耗性において不十分となり、３０μを越え
ると処理時間が極めて長くなり、コストアップになるの
で好ましくない。
また、表面粗さが中心線粗さ（Ｒａ） ０．２μを越え
ると滑らかなトラベラ走行性に支障をきたし好ましくな
い。
ると滑らかなトラベラ走行性に支障をきたし好ましくな
い。
（実施例）
以下、本発明の一実例を図面に基づいて説明する。
円筒状の炭素鋼素材（ＳｌＳＣＫ材）を切削加工し、浸
炭焼入れ、表面研摩処理を施して所要形状のリング（１
）を形成する（第１図）。上記リング（１）の表面に無
電解ニッケル・リン合金メッキを行〜って厚さ５〜３０
μ（例えば２０μ）のニッケル・リン合金メッキ層（２
）を形成する（第２図）。
炭焼入れ、表面研摩処理を施して所要形状のリング（１
）を形成する（第１図）。上記リング（１）の表面に無
電解ニッケル・リン合金メッキを行〜って厚さ５〜３０
μ（例えば２０μ）のニッケル・リン合金メッキ層（２
）を形成する（第２図）。
次に、熱処理炉において約４００″Ｃで約１時間加熱保
持の熱処理を行って、ニッケル・リン合金メッキ層は、
ニッケル・リン合金の結晶化により、ビッカース硬度Ｈ
ｖ約１，０００の高硬度にすると共に、リング母材との
密着性を強化した。更に、上記リンク（１）ノトラベラ
の接触、摺動するフランジ表面（３）にラッピング加工
を施し、表面粗さを中心線粗さ（Ｒａ） ０．２μ以下
の平滑な表面を有する紡機用リングを構成した。
持の熱処理を行って、ニッケル・リン合金メッキ層は、
ニッケル・リン合金の結晶化により、ビッカース硬度Ｈ
ｖ約１，０００の高硬度にすると共に、リング母材との
密着性を強化した。更に、上記リンク（１）ノトラベラ
の接触、摺動するフランジ表面（３）にラッピング加工
を施し、表面粗さを中心線粗さ（Ｒａ） ０．２μ以下
の平滑な表面を有する紡機用リングを構成した。
ところで、上記熱処理条件を、温度３５０″Ｃ〜５００
°Ｃ１時間４０分〜１００分に調整することによって、
ニッケル・リン合金の結晶化によりそのメッキ被膜の硬
度をＨｖ ８５０〜１１００の高硬度とすることができ
る（第３図）。
°Ｃ１時間４０分〜１００分に調整することによって、
ニッケル・リン合金の結晶化によりそのメッキ被膜の硬
度をＨｖ ８５０〜１１００の高硬度とすることができ
る（第３図）。
次に、上記本発明の紡機用リング（Ａ）と従来リング（
Ｂ）（低炭素鋼に浸炭焼入れを行ったもの）を用いて、
次の条件にて比較テストを行った。
Ｂ）（低炭素鋼に浸炭焼入れを行ったもの）を用いて、
次の条件にて比較テストを行った。
糸 ：エステル／綿 ４５Ｊ′
リング ：３．２Ｆ ４１ｍｍφＸ５７．５Ｍφトラ
ベラ：ＹＳ−２／ｈｆ １１１０スピンド；し回転数
： １６，００Ｏｒ、ｐ、ｍ、〜３０，００Ｏｒ、
ｐ０ｍ。
ベラ：ＹＳ−２／ｈｆ １１１０スピンド；し回転数
： １６，００Ｏｒ、ｐ、ｍ、〜３０，００Ｏｒ、
ｐ０ｍ。
第４図に、上記紡出条件での各スピンドル回転数でのト
ラへシーリング間の摩擦抵抗主旨数を示す。
ラへシーリング間の摩擦抵抗主旨数を示す。
第４図から明らかなように、スピンドル回転数が１６．
０００〜１８，０００ｒ、ｐ、ｍ、まででは、本発明リ
ング（Ａ）と従来リング（Ｂ）とは摩擦抵抗指数の著し
い上昇も認められず、余り大差がない。しかし、従来リ
ング（Ｂ）は、スピンドル回転数が１８，０００乙ρ３
ｍ、を越えると、摩擦抵抗指数が上昇し始め、２２．０
ＯＯｒ、ｐ、ｍ１以上になると象、激に上昇し、２４
、０００ｒ、ｐ、ｍ、以上では摩擦抵抗指数が２０を越
えてトラベラの焼付き、摩耗が進行し、連続紡出が不可
能となった。これに対して、本発明リング（Ａ）は、ス
ピンドル回転数が１８，０ＯＯｒ、ｐ、ｍ、を越えると
、摩擦抵抗指数が緩やかに上昇するが、２４，０ＯＯｒ
、ｐｏｍ。
０００〜１８，０００ｒ、ｐ、ｍ、まででは、本発明リ
ング（Ａ）と従来リング（Ｂ）とは摩擦抵抗指数の著し
い上昇も認められず、余り大差がない。しかし、従来リ
ング（Ｂ）は、スピンドル回転数が１８，０００乙ρ３
ｍ、を越えると、摩擦抵抗指数が上昇し始め、２２．０
ＯＯｒ、ｐ、ｍ１以上になると象、激に上昇し、２４
、０００ｒ、ｐ、ｍ、以上では摩擦抵抗指数が２０を越
えてトラベラの焼付き、摩耗が進行し、連続紡出が不可
能となった。これに対して、本発明リング（Ａ）は、ス
ピンドル回転数が１８，０ＯＯｒ、ｐ、ｍ、を越えると
、摩擦抵抗指数が緩やかに上昇するが、２４，０ＯＯｒ
、ｐｏｍ。
〜３０＋０ＯＯｒ、ｐ、ｍ、での超高速域においても、
象、激な上昇を認められず、低く安定した状態で、トラ
ベラの摩耗も殆んどなく、安定した連続紡出が可能とな
った。
象、激な上昇を認められず、低く安定した状態で、トラ
ベラの摩耗も殆んどなく、安定した連続紡出が可能とな
った。
（発明の効果）
本発明は、上記のように、少くともトラベラと接するフ
ランジ表面に、Ｈｖ８５０〜１１００の高硬度のニッケ
ル・リン合金メッキ層を形成し、かつその表面粗さを中
心線平均粗さ（Ｒａ） ０．２μ以下に形成したので、
優れた耐摩耗性、耐焼付性、摺動性を有し、スピンドル
回転数２４，０ＯＯｒ、ｐ、ｍ、以上の超高速域におい
てもなじみがよく、安定した連続運転が可能となり、ト
ラベラ焼けも発生せず、トラベラ寿命も延長できる。ま
た、メッキ処理後の熱処理によってメッキ層とリング母
材との密着力も強化し、剥離もない等の優れた効果を有
する。
ランジ表面に、Ｈｖ８５０〜１１００の高硬度のニッケ
ル・リン合金メッキ層を形成し、かつその表面粗さを中
心線平均粗さ（Ｒａ） ０．２μ以下に形成したので、
優れた耐摩耗性、耐焼付性、摺動性を有し、スピンドル
回転数２４，０ＯＯｒ、ｐ、ｍ、以上の超高速域におい
てもなじみがよく、安定した連続運転が可能となり、ト
ラベラ焼けも発生せず、トラベラ寿命も延長できる。ま
た、メッキ処理後の熱処理によってメッキ層とリング母
材との密着力も強化し、剥離もない等の優れた効果を有
する。
第１図は本発明の紡機用リングの一実施例を示す一部破
断断面図、第２図は要部拡大断面図、第３図は熱処理温
度とメッキ被膜硬度の関係図、第４図は本発明リングと
従来リングのスピンドル回転数と摩擦抵抗指数の関係を
示す比較曲線図である。
断断面図、第２図は要部拡大断面図、第３図は熱処理温
度とメッキ被膜硬度の関係図、第４図は本発明リングと
従来リングのスピンドル回転数と摩擦抵抗指数の関係を
示す比較曲線図である。
Claims (1)
- 少くともトラベラと接触するフランジ表面に５〜３０μ
のニッケル・リン合金メッキ層を設け、熱処理によりメ
ッキ被膜の硬度をＨｖ８５０〜１１００とすると共に、
ラッピングによりトラベラと接触する表面の粗さを、中
心線平均粗さ（Ｒａ）０．２μ以下にしたことを特徴と
する紡機用リング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32998988A JPH02175933A (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 紡機用リング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32998988A JPH02175933A (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 紡機用リング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02175933A true JPH02175933A (ja) | 1990-07-09 |
Family
ID=18227526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32998988A Pending JPH02175933A (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 紡機用リング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02175933A (ja) |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP32998988A patent/JPH02175933A/ja active Pending
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