JPH02175289A - 感熱転写記録材 - Google Patents

感熱転写記録材

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Publication number
JPH02175289A
JPH02175289A JP63332147A JP33214788A JPH02175289A JP H02175289 A JPH02175289 A JP H02175289A JP 63332147 A JP63332147 A JP 63332147A JP 33214788 A JP33214788 A JP 33214788A JP H02175289 A JPH02175289 A JP H02175289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
pigment
colorant
transfer recording
ink layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP63332147A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ko
高 裕一
Shuhei Shiraishi
白石 修平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP63332147A priority Critical patent/JPH02175289A/ja
Publication of JPH02175289A publication Critical patent/JPH02175289A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は感熱転写記録材に関し、詳しくは、熱転写イン
ク層(熱溶融性インク層)を構成する成分のうちの一つ
である着色剤の改良に関する。
〔従来技術〕
サーマルヘッドを用いる熱転写記録方法はD)無騒音で
あること、(h)装置が比較的安価で小型化できること
、(川)保守が容易であること、(K)印字画像が安定
であること等の理由から多く採用されるようになってき
ている。
ところが、この方法が用いられている感熱転写記録材の
多くは、高速で画像形成に供されると地肌汚れを起しや
すい欠点をもっている。そこで、このような欠点の解消
に努めた感熱転写記録材が幾つか提案されている。例え
ば、熱溶融性インク層中の着色剤として等顔料を融点又
は軟化点が70〜150℃の樹脂等で固めたものを使用
する(特公昭54−1.0495号公報)、熱溶融性イ
ンク層の結着剤として融点は軟化点が60〜t i、 
℃の樹脂を使用する(特開昭54−163044号公@
1)などである。だが、前者の着色剤に工夫を懲らした
感熱転写記録材の使用では、高速印字での地肌汚れ防止
が必ずしも充分であるとはいえない、一方、後者の融点
又は軟化点が60〜110℃の樹脂をインクバインダー
とした感熱転写記録材の使用では、インクバインダーと
してワックスを主体としたものに比べて、熱感度が劣り
高速印字に好適であるとはいいがたい。
〔目  的〕
本発明は地汚れなしに高速で画像形成しうる感熱転写記
録材を提供するものである。
〔構  成〕
本発明は基材上に熱溶融性インク層を有する熱転写記録
材において、該熱溶融性インク層中の着色剤が樹脂被覆
された顔料であることを特徴としている。
ちなみに、本発明者らは熱転写記録媒体についているい
ろ検討した結果、熱溶融性インク層(熱転写記録層)中
の着色剤として樹脂被覆された顔料を使用されれば、前
記目的が充分達成できることを確めた。本発明はこれに
よれなされたものである。
以下に本発明をさらに詳細に説明すると、本発明の熱転
写記録材は、単に、基材上に熱溶融性インク層が形成さ
れているという点では従来のものと同様であるが、そこ
での熱溶融性インク層にちがいがある。
基材には厚さ3〜IOμm程度のプラスチックフィルム
(ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、
ポリイミドフィルム、芳香族ポリアミドフィルム、ポリ
エーテルエーテルケトンフィルム、ポリサルフォンフィ
ルムなど)が用いられる。
熱溶融性インク層は結着樹脂(バインダー)及び着色剤
を主成分として形成されている。
熱溶融性インク層中のバインダーとしては、カルナバワ
ックス、キャンデリラワックス、パラフィンワックス、
ポリエチレンワックス、ステアリン酸アマイド、ステア
リン酸、セチルアルコール等のワックス類、及び、スチ
レン系樹脂、エポキシ系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合体系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂等の
樹脂などであって融点又は軟化点が40〜150℃好ま
しくは60〜120℃くらいのものが使用できる。バイ
ンダーそれ自体は単独であっても2種以上が併用されて
もかまわない。
本発明に係る着色剤は顔料粒子が樹脂で被覆されたもの
である。顔料としては鉄黒、カーボンブラック、二酸化
チタン、ベンガラ、レーキレッドC、ベンジジンイエロ
ー、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー等
の無機又は有機顔料があげられる。
また、これら顔料(顔料粒子)を被覆する樹脂としては
、 (イ)ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、ゼラチン
等の合成及び天然の水溶性樹脂、 (ロ)スチレン系、エポキシ系、エチレン−酢酸ビニル
共重合体系、ポリエステル系、アクリル系、ポリビニル
ブチラール系、塩化ビニル系、エチルセルロー系、ウレ
タン系、などの樹脂を熱可塑性樹脂のまま又は顔料表面
で反応硬化された樹脂被膜として利用する油溶性樹脂、 などが例示できる。なお、これら樹脂は広い範囲にわた
っての融点又は軟化点が記録速度、サーマルヘッドの熱
温度などに応じて採りうる。
樹脂被覆された顔料である着色剤は、気相中で、熱風に
より浮遊させた顔料へ上記樹脂の1%以下の希薄溶液を
スプレー噴霧し、溶媒を渾敗乾燥することにより製造し
得る。
こうした得られた着色剤の粒径は0.1〜10μmくら
いであり、このうち被覆している樹脂の厚さは0.01
〜5μm好ましくは0.01〜2μmくらいである。
本発明熱転写記録材をつくるに際しては、着色剤(樹脂
被覆された顔料)がバインダーとともに溶媒中に混合1
分散して熱溶融性インク層形成液(インク液)が調製さ
れる。
インク液は水溶性、水溶性又は熱溶融性である。このと
き、着色剤を表面処理している樹脂がそれらのインク液
中で溶融又は膨潤するか、もしくは、不溶であるかの場
合が生じる。これは使用者の目的に応じて使い分けられ
る。
既ち、高速印字化の為にヘッド圧の強さをより高める必
要がある場合には1着色剤の表面処理樹脂(顔料の被覆
樹脂)はインク液中で不溶なものが望まれる。また、地
肌汚れ防止と同時に、着色剤の簡便な分散を必要とする
場合には、着色剤の表面処理樹脂はインク液中で、溶解
又は膨潤するものが望まれる。しかし、着色剤の樹脂(
顔料の被覆樹脂)が溶解したとしてもその樹脂表面上の
ことであり、顔料表面に吸着されたものまでは溶解しき
れないので、地肌汚れ防止効果は不溶の着色剤に比べて
劣るものの、表面未処理の着色剤に比べて充分に効果を
発揮する。
基材上にはインク液が塗布、乾燥され厚さ0.1〜10
μm好ましくは0.5〜5μmの熱溶融性インク層が形
成されて感熱転写記録材がつくられる。ここで熱溶融性
インク層中に占める着色剤(樹脂被覆された顔料)の層
全体の5〜40重量%好ましくは10〜20重量%であ
る。また、この熱溶融性インク層中には、必要に応じて
、例えばベントナイト、カオリン、タルクなどの充填剤
が加えられてもよい。
次に実施例を示す、ここでの部は重量基準である。
実施例1 円筒状垂直カラムの下方より60℃の熱風により鉄黒(
平均粒径約1μm)を浮遊させこの状態のもとにエチル
セルロース(エーテル化度46%の0.5%エタノール
溶液を15分間噴霧し、更に、10分間そのまま乾燥さ
せて、エチルセルロース被覆鉄黒(着色剤Δ)を得た。
続いて、下記組成 カルナバワックス          80部スチレン
系樹脂           20部(ハイマー5T9
5、工注化成社製) 着色剤A               40部トルエ
ン              860部からなる混合
物をよく分散してインク液を調製し、これを約4.5μ
m厚のポリエステルフィルム(基材)上に塗布し、乾燥
して約5μm厚の熱溶融性インク層を形成し感熱転写記
録材(インクリボン)をつくった。
なお、インク液の調製において、エチルセルロールはト
ルエンに膨潤するので、着色剤−1の分散はボールミル
にて他の成分を7時間分散したあとに3時間の分散で充
分であった。
実施例2 実施例1において、着色剤製造時の樹脂溶液を酢酸ビニ
ル樹脂の0.5%アセトン溶液にした以外は同様にして
着色剤Bを得た。
酢酸ビニル樹脂はトルエンに溶解するため、実施例1で
着色剤Aを除いた他の成分を10時間分散した後1着色
剤Bを加え回転羽根混合30分間でインク液を調製し、
実施例1と同様のインクリボンを得た。
実施例3 エチルセルロース(エーテル化度46幻のエタノール溶
液の代りに、ポリビニルブチラール(ブチラール化度7
0%)の0.5%エタノール溶液を用いた以外は実施例
1と同様にして着色剤Cを調製し、インクリボンをつく
った。
なお、着色剤Cのmvaの際、ポリビニルブチラールは
トルエン不溶のため、インク液の分散は着色剤Cを最初
から入れ、10時間行なった。
実施例4 エチロールセルロース(エーテル化度46幻のエタノー
ル溶液の代りに、ポリビニルアルコール(ケン化価90
%)の045%を用いた以外は実施例1と同様にして着
色剤りを調製し、インクリボンをつくった。
なお、ポリビニルアルコールはトルエン不溶のため、イ
ンク液の分散は着色剤りを始めから加え、10時間行な
った。
実施例5 水                        
 110部を回転羽根混合しながら着色剤D(実施例4
で使用した着色剤)40部を添加し、30分間攪拌続け
、インク液を調製した後、実施例1と同様にしてインク
リボンをつくった。
実施例6 エチルセルロース(エーテル化度46幻のエタ/−)I
、rfJ液の代りに、シリコーンワニス(KR278、
信越化学社製)100部及び硬化剤(D−15゜信越化
学社製)1部の0.5%トルエン溶液を用いた以外は実
施例1と同様にして(但し2熱風温度は60℃から15
0℃に昇温した)着色剤Eを調製し、インクリボンをつ
くった。
なお、硬化されたシリコン樹脂被膜は、インク液溶媒の
トルエンに不溶なので分散は10時間行なった。
実施例7 カルナバワツクス          800部7杼色
剤A(実施例1で使用したもの)400部からなる混合
物を120℃の加熱アトライダーで10時間分散してホ
ットメルトインクを調製した。
続いて、これを約4.5μm厚のポリエステルフィルム
上にホットメルト塗布し、約5μI厚の熱溶融インク層
を形成して熱転写記録媒体をつくった・ 実例例8 カルナバワックス          800部スチレ
ン樹脂            200部(ハイマー5
T95 、工注化成社製)着色剤C(実施例3で使用し
たもの)400部からなる混合物を用いた以外は実施例
例7と同様にしてホットメルトのインクリボンをつくっ
た。なおポリビニルブチラールは120℃以下で溶融す
るので分散時間は30分で充分であった。
比較例1 鉄黒を表面処理しなかった以外は実施例1とまったく同
様にしてインクリボンをつくった。
但し、インク液5USでの分散は10時間必要とした。
比較例2 インク液として カルナバワックス          40部鉄黒(表
面処理していないもの)     40部トルエン  
            860部からなる組成のイン
ク液を用いた以外は実施例1とまったく同様にしてイン
クリボンをつくった。
これら得られた10種の感熱転写記録材(インクリボン
)を用いワードプロセッサー(MY  RIPORT 
 JP50E、リコー社製)で印字を行なった。結果を
まとめて表−1に示す。
表−1 (注1)1級はヘッド圧200g/cm” t’汚れ発
生2級はヘッド圧400g/c■2で汚れ発生3級はヘ
ッド圧600g/cm”で汚れ発生4級はヘッド圧60
0g/cm2で汚れ発生せずを意味している。
(注2)特に速いは100文字/秒 速いは80文字/秒 遅いは30文字/秒 を意味している。
〔効  果〕
本発明の熱転写記録材の使用によれば下記のような効果
かもたられる。
(1)個々の顔料粒子が樹脂で被覆されているため地肌
汚れがない。
(2)熱溶融性インク層中に地肌rりれ防止の為の過剰
な樹脂の含有を必要としない。つまり、低エネルギーで
の印字が可能となり高速化できる。
(3)熱溶融性インク液と着色剤の溶解性より。
徹底した地肌汚れ防止又は2地肌汚れ防止と着色剤の易
分散のどちらかを得ることが可能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、基材上に熱溶融性インク層を有する熱転写記録材に
    おいて、該熱溶融性インク層中の着色剤が樹脂被覆され
    た顔料であることを特徴とする感熱転写記録材。
JP63332147A 1988-12-28 1988-12-28 感熱転写記録材 Pending JPH02175289A (ja)

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JP63332147A JPH02175289A (ja) 1988-12-28 1988-12-28 感熱転写記録材

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JP63332147A JPH02175289A (ja) 1988-12-28 1988-12-28 感熱転写記録材

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JP63332147A Pending JPH02175289A (ja) 1988-12-28 1988-12-28 感熱転写記録材

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