JPH02175194A

JPH02175194A - 情報記録媒体

Info

Publication number: JPH02175194A
Application number: JP63329891A
Authority: JP
Inventors: Tetsumi Ochiai; 落合　哲美
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1988-12-27
Filing date: 1988-12-27
Publication date: 1990-07-06
Anticipated expiration: 2012-08-06
Also published as: JP2638171B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、情報記録媒体に関する。

（従来の技術とその課題）従来、プリペイドカード等の情報記録媒体に記録又は消
去する情報は、磁気のみで記録している。

例えば、テレフォンカード等の残額情報は、磁気によっ
て記録又は消去される。これによって、残額チエツクが
可能である。

第３図は、従来の情報記録媒体の一例の断面図である。

この情報記録媒体は、基体３０の一方の面上に磁気記録
層３２を設けて、その上に保護層３４を設けたものであ
る。磁気記録は、この情報記録媒体を鋭い分布を有する
磁界内に通し、その磁界内で磁気記録層の矩形ヒステリ
シス特性の飽和残留磁束を利用して行われる。このよう
にして記録された情報は、永久保存可能で、消去及び再
書き込みが容易である。しかも、記録密度が高く、情報
を豊富に記録することができる。したがって、この情報
記録媒体は、現在広く利用されている。

しかしながら、従来の情報記録媒体は、情報の記録及び
消去が容易に行うことができる。このため、偽造が容易
であり、情報の書き換えによって不正使用されるという
欠点がる。

本発明の目的は、かかる点に鑑みてなされたものであっ
て、情報の書き換えによる偽造を防止する効果の優れた
情報記録媒体を提供することにある。

（課題を解決するための手段）本発明は、基体と、基体の一方の面上に設けられた赤外
線反射層と、赤外線反射層上に設けられた赤外線吸収バ
ーコードと、赤外線吸収バーコドを設けた赤外線反射層
上に設けられた隠蔽層と、隠蔽層上に設けられたロイコ
染料からなるサーマル発色層と、基体の他方の面上に設
けられた磁気記録層とを具備する情報記録媒体を提供す
る。

ここで、基体は、紙あるいはプラスチック等からなるも
のであり、情報記録媒体として使用し得るために必要な
強度を有するものであればよい。

また、基体に磁性体を使用して、基体が磁気記録層を兼
ねてもよい。

また、磁気記′録層には、磁気ヘッドによって記録、読
取り、及び消去可能である通常の磁性体を使用する。

また、赤外線反射層は、赤外線センサーで感知する際に
、赤外線反射層上で赤外線吸収バーコードの有る部分と
無い部分を区別させるためのものである。即ち、この赤
外線反射層が存在するために、赤外線センサーから投光
された赤外線は、赤外線吸収バーコードが存在しない部
分では反射されてセンサーに受光され、赤外線吸収バー
コードが存在する部分ではバーコードに吸収される。こ
のため、赤外線センサーが吸収波形を読取ることによっ
て識別が可能となる。したがって、この赤外線反射層に
は、赤外線を効率良く反射させるものを用いる必要があ
る。このようなものとして、アルミニウム、クロム等の
金属薄膜、又は、炭酸カルシウム、酸化チタンを主成分
とする自インキ等が挙げられる。さらに、基体に赤外線
反射物を使用して、基体が赤外線反射層を兼ねてもよい
。

また、赤外線吸収バーコードは、赤外線反射層とは逆に
赤外線を充分に吸収するものであればよい。例えば、有
機金属錯体系、アンスラキノン系、アミニウム系、ポリ
メチン系、ジイモニウム系、シアニン系等の赤外線吸収
剤が挙げられる。

また、隠蔽層は、赤外線反射層上に設けられた赤外線吸
収バーコードを固定し、隠蔽し、且つ赤外線を効率良く
透過させるものであればよい。

また、サーマル発色層は、熱源によって発色するもので
ある。しかも、このサーマル発色層は、発色した部分が
赤外線を透過するので、サーマル発色層の下にある赤外
線バーコードの読取りに影響を与えないものである。し
たがって、このサーマル発色層には、熱源によって容易
に発色し得て、且つ発色後に赤外線を透過し得るものを
用いる必要がある。例えば、このサーマル発色層は、バ
インダー中にサーマル発色材料としてロイコ染料を含有
させて形成する。また、隠蔽層にサーマル発色材料を含
有させて、隠蔽層がサーマル発色層を兼ねてもよい。

また、情報記録媒体の表面及び裏面に保護層を設けて保
護してもよい。この保護層は、サーマル発色層及び磁気
記録層を通常の使用条件におて保護し得る材質、及び厚
みであればよい。例えば、基体が、紙である場合には、
ＯＰニス被膜又は塩化ビニル等の透明プラスチックフィ
ルムで形成し、基体がプラスチックシートである場合に
は、塩化ビニル等の透明プラスチックシートで形成する
。

本発明は、また、基体と、該基体の一方の面上に設けて
、その赤外線吸収層上にパターン化した赤外線反射層を
設けた構造の情報記録媒体でもよい。即ち、赤外線セン
サーから投光された赤外線は、赤外線吸収層上のパター
ン化された赤外線反削屑が存在する部分では反射されて
センサーに受光され、パターン化された赤外線反射層が
存在しない部分では赤外線吸収層に吸収される。このた
め、前記と同様に、吸収波形が明確になり識別が可能と
なる。

（作用）本発明の情報記録媒体によれば、情報は、磁気記録層に
記録されており、その情報が赤外線吸収バーコードある
いはパターン化した赤外線反射層と関連づけられている
。したがって、磁気記録層に記録された情報と、赤外線
センサーが感知する、その情報に関連づけられた赤外線
吸収ノ（−コードあるいはパターン化した赤外線反射層
の波形を照合することによって識別を行う。しかも、赤
外線反射層及び赤外線吸収バーコードは、隠蔽層により
不可視となっていることから、その存在の察知をより一
層困難とすることができる。このようにして、情報記録
媒体の偽造を防止することができる。

また、この情報記録媒体のサーマル発色層には、ロイコ
染料を使用するため、サーマル発色した後でも赤外線セ
ンサーによる赤外線吸収バーコードの読取りには影響を
与えない。このため、サーマル発色層で発色させる部分
の下に赤外線吸収だ一コードが存在しても良い。したが
って、サーマル発色層の発色部分を自由に設計すること
ができ、表示部分の省スペース化が可能となる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の情報記録媒体を説明する
。

実施例１第１図（ａ）ないし第１図（ｂ）は、本発明の情報記録
媒体の一実施例の断面図である。この情報記録媒体は、
ポリエチレンテレフタレートからなる基体１０の一方の
面上に、乳白色系ポリ塩化ビニルからなる赤外線反射層
１１を設け、その上に黒α陛ンキで赤外線吸収バーコー
ド１２を設けている。また、その上に顔料を含むバイン
ダーからなる隠蔽層１３を設けて、更にその上にロイコ
染料を含有させたサーマル発色層１４を設けて、その上
に透明なポリ塩化ビニルからなる表面保設からなる裏面
保護層１７を設けている。

この情報記録媒体に熱源によって熱を与えると、第１図
（ｂ）に示すように、サーマル発色層のロイコ染料が発
色する。サーマル発色層の発色部分】８が存在しても赤
外線吸収バーコードの読取りには影響がなかった。

実施例２第２図（ａ）ないし第２図（ｂ）は、本発明の情報記録
媒体の他の実施例体の断面図である。この情報記録媒体
は、ポリエチレンテレフタレートからなる基体２０の一
方の面上に、黒蟲ンキからなる赤外線吸収層２１を設け
、その上に乳白色系ポリ塩化ビニルからなるパターン化
した赤外線反射層２２を設けている。また、その上に顔
料を含むバインダーからなる隠蔽層２３を設けて、更に
その上にロイコ染料を含有させたサーマル発色層２４を
設けて、その上に透明なポリ塩化ビニルからなる表面保
護層２５を設けている。基体２０の他方の面上に磁気記
録層２６を設けて、その上に透明なポリ塩化ビニルから
なる裏面保護層２７を設けている。

この情報記録媒体に熱源によって熱を与えると、第２図
（ｂ）に示すように、サーマル発色層のロイコ染料が発
色する。サーマル発色層の発色部分２８が存在しても赤
外線吸収パターンの読取りには影響がなかった。

（発明の効果）以上説明した如く、本発明の情報記録媒体は、優れた偽
造防止効果を発揮し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は、本発明の一実施例のサーマル発色前の
情報記録媒体の断面図、第１図（ｂ）は、本発明の一実
施例のサーマル発色後の情報記録媒体の断面図、第２図
（ａ）は、本発明の他の実施例のサーマル発色前の情報
記録媒体の断面図、第２図（ｂ）は、本発明の他の実施
例のサーマル発色後の情報記録媒体の断面図、第３図は
、従来の情報記録媒体の断面図である。１０，２０．３０・・・基体、１１・・・赤外線反射層
、１２・・・赤外線吸収バーコード、１３．２３・・・
隠蔽層、１４・・・サーマル発色層、１５．２５゜３４
・・・表面保護層、１６，２６．３２・・・磁気記録層
、１７．２７・・・裏面保護層、１８．２８・・・サー
マル発色層内の発色部分。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）基体と、該基体の一方の面上に設けられた赤外線
反射層と、該赤外線反射層上に設けられた赤外線吸収バ
ーコードと、該赤外線吸収バーコードを設けた前記赤外
線反射層上に設けられた隠蔽層と、該隠蔽層上に設けら
れたロイコ染料からなるサーマル発色層と、前記基体の
他方の面上に設けられた磁気記録層とを具備する情報記
録媒体。
（２）基体と、該基体の一方の面上に設けられた赤外線
吸収層と、該赤外線吸収層上に設けられたパターン化し
た赤外線反射層と、該パターン化した赤外線反射層上に
設けられた隠蔽層と、該隠蔽層上に設けられたロイコ染
料からなるサーマル発色層と、前記基体の他方の面上に
設けられた磁気記録層とを具備する情報記録媒体。
（３）前記基体が、前記赤外線吸収層を兼ねることを特
徴とする請求項１ないし２記載の情報記録媒体。
（４）前記隠蔽層が、前記サーマル発色層を兼ねること
を特徴とする請求項１ないし２記載の情報記録媒体。
（５）前記赤外線吸収層が、前記磁気記録層を兼ねるこ
とを特徴とする請求項２記載の情報記録媒体。