JPH02175105A - コンクリートパイル等の製造装置及びこれに使用する長さ調整可能な緊張ロッド装置 - Google Patents
コンクリートパイル等の製造装置及びこれに使用する長さ調整可能な緊張ロッド装置Info
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- JPH02175105A JPH02175105A JP33148488A JP33148488A JPH02175105A JP H02175105 A JPH02175105 A JP H02175105A JP 33148488 A JP33148488 A JP 33148488A JP 33148488 A JP33148488 A JP 33148488A JP H02175105 A JPH02175105 A JP H02175105A
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Landscapes
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、構造物を支えるPCコンクリートパイルや、
電柱などに用いられるPCコンクリートボール等の製造
装置と該装置に用いる長さ調整可能な緊張ロッド装置に
関する。
電柱などに用いられるPCコンクリートボール等の製造
装置と該装置に用いる長さ調整可能な緊張ロッド装置に
関する。
[従来の技術]
一般に、円筒状のPCコンクリートパイル、PCコンク
リートボール、或は節付きコンクリートパイル等の本体
にブリストレスを導入したパイル、ボール等のパイル類
を製造する場合、通常下記のようにして行なわれる。
リートボール、或は節付きコンクリートパイル等の本体
にブリストレスを導入したパイル、ボール等のパイル類
を製造する場合、通常下記のようにして行なわれる。
第8図および第9図に示すように、上下の半円筒状に2
分割した型枠(K)の下型枠(32)内に芯材鉄筋11
! (41)をセットするとともに、下型枠(32)内
に所定量の生コンクリートを充填し、上型枠(31)を
被せて閉じた後、上型枠(31)と下型枠(32)のフ
ランジ部(31a)(32a’)で締結する。この型枠
(K)の両端部は固定板(35a) (35b)で密閉
され、型枠(K)の外周には軸方向所要間隔毎に回転を
伝達するための遠心タイヤ(34)が設けられる。
分割した型枠(K)の下型枠(32)内に芯材鉄筋11
! (41)をセットするとともに、下型枠(32)内
に所定量の生コンクリートを充填し、上型枠(31)を
被せて閉じた後、上型枠(31)と下型枠(32)のフ
ランジ部(31a)(32a’)で締結する。この型枠
(K)の両端部は固定板(35a) (35b)で密閉
され、型枠(K)の外周には軸方向所要間隔毎に回転を
伝達するための遠心タイヤ(34)が設けられる。
、こうして後、予め鉄筋化(41)および型枠(K)の
端部にセットされた緊張ロッド(8)を、型枠(K)の
外部より軸方向に引張して、内部鉄筋化(41)に緊張
力を与えた状態で、緊張ロッド(8)の端部を型枠(K
)の端部固定板(35a) (35b)にナツト等で係
止し、上記型枠(K)を遠心成形装置にM、g1シて、
該型枠に高速回転を与えて遠心成形し、その後、蒸気養
生する。
端部にセットされた緊張ロッド(8)を、型枠(K)の
外部より軸方向に引張して、内部鉄筋化(41)に緊張
力を与えた状態で、緊張ロッド(8)の端部を型枠(K
)の端部固定板(35a) (35b)にナツト等で係
止し、上記型枠(K)を遠心成形装置にM、g1シて、
該型枠に高速回転を与えて遠心成形し、その後、蒸気養
生する。
そして脱型時に、上記緊張ロッド(8)の引張を緩めて
、鉄筋化(41)の縮もうとする力によりコンクリート
にブリストレスを与えて、PCコンクリートパイル、ボ
ール等を製造する。
、鉄筋化(41)の縮もうとする力によりコンクリート
にブリストレスを与えて、PCコンクリートパイル、ボ
ール等を製造する。
上記の製造において、型枠(K)内部の鉄筋化(41)
に緊張力を与える場合、通常次のような手段で行なわれ
る。
に緊張力を与える場合、通常次のような手段で行なわれ
る。
鉄筋化(41)の主筋(4La)は一定長さに切断され
、それぞれの端部はへツデング加工あるいはネジ加工さ
れ、外周に巻回されたフープ筋(43)等に結合されて
薄状に編成されている。
、それぞれの端部はへツデング加工あるいはネジ加工さ
れ、外周に巻回されたフープ筋(43)等に結合されて
薄状に編成されている。
この鉄筋化(41)の主筋(41a)の両端部にそれぞ
れコンクリートパイルの端部金具(39)が係合される
。この端部金具(39)は、例えば第10図に示すよう
に、端板(39a)と側板(39b)により形成されて
キャップ状をなしており、端板(39a)には大小2個
の孔を連設したひょうたん状の締結孔(39c)が、上
記主筋(4La)と同位置で同数個設けられている。前
記締結孔(39c)の小さい孔の部分はテーバ孔(39
d)で、上記主筋(41a)のへッデング加工した端部
が係止するテーバ状座が設けられており、前記大孔部分
はボルト用ネジ孔(39e)で、後記する緊張ボルト〈
40)が係合するようになっている。
れコンクリートパイルの端部金具(39)が係合される
。この端部金具(39)は、例えば第10図に示すよう
に、端板(39a)と側板(39b)により形成されて
キャップ状をなしており、端板(39a)には大小2個
の孔を連設したひょうたん状の締結孔(39c)が、上
記主筋(4La)と同位置で同数個設けられている。前
記締結孔(39c)の小さい孔の部分はテーバ孔(39
d)で、上記主筋(41a)のへッデング加工した端部
が係止するテーバ状座が設けられており、前記大孔部分
はボルト用ネジ孔(39e)で、後記する緊張ボルト〈
40)が係合するようになっている。
また型枠(K)の一方の端部に設けられた前記固定板(
35a)には、上記緊張ボルト(40)が係合する前記
同様のひょうたん状の係合孔(3Ba)が主筋(41a
)との対応位置に同数個設けられている。
35a)には、上記緊張ボルト(40)が係合する前記
同様のひょうたん状の係合孔(3Ba)が主筋(41a
)との対応位置に同数個設けられている。
そして鉄筋11i (41)の一端側端部においては、
各主筋(41a)のへッデング加工した一方の端部を、
前記端板(39a)の大きい孔、即ちボルト用ネジ孔(
39e)より挿通し、端板(39a)を僅かに回転させ
、端板(39a)もしくは鉄筋化(41)をりくように
して、主筋(41,a )のヘッディング端部をテーバ
孔(39d)の座に係止させる。
各主筋(41a)のへッデング加工した一方の端部を、
前記端板(39a)の大きい孔、即ちボルト用ネジ孔(
39e)より挿通し、端板(39a)を僅かに回転させ
、端板(39a)もしくは鉄筋化(41)をりくように
して、主筋(41,a )のヘッディング端部をテーバ
孔(39d)の座に係止させる。
また、前記ボルト用ネジ孔(39e)には、緊張ボルト
(40)をボルト頭部より一定長さを残してネジ締結し
、この緊張ボルト(40)の頭部を固定板(35a)の
ひょうたん状係合孔(3Ba)の大孔部分より挿通して
僅かに回転させ、鉄筋化(41)を引くようにして、緊
張ボルト(40)の頭部を係合孔(38a)の周縁部、
即ち固定板(35a)に係合する。
(40)をボルト頭部より一定長さを残してネジ締結し
、この緊張ボルト(40)の頭部を固定板(35a)の
ひょうたん状係合孔(3Ba)の大孔部分より挿通して
僅かに回転させ、鉄筋化(41)を引くようにして、緊
張ボルト(40)の頭部を係合孔(38a)の周縁部、
即ち固定板(35a)に係合する。
また鉄筋化(41)の主筋(41a)の他方側の端部に
おいては、型枠(K)内に端部金具(39)と若干の間
隔をおいて型枠(K)の内径と略同径の緊張板(38)
が配されている。この緊張板(38)には第11図に示
すように固定板(35a)と同様のひょうたん状係合孔
(3B)が主筋(41a)と同位置で同数個設けられて
おり、そのセンタ一部には緊張ロッド(8)を締結する
締結ネジ孔(38a)が設けられている。
おいては、型枠(K)内に端部金具(39)と若干の間
隔をおいて型枠(K)の内径と略同径の緊張板(38)
が配されている。この緊張板(38)には第11図に示
すように固定板(35a)と同様のひょうたん状係合孔
(3B)が主筋(41a)と同位置で同数個設けられて
おり、そのセンタ一部には緊張ロッド(8)を締結する
締結ネジ孔(38a)が設けられている。
そして、端部金具(39)の端板(39a)と、主筋<
41a)の端部及び緊張ボルト(40)との係合は上記
と同様にされる。また端板(39a)にネジ締結した緊
張ボルト(40)と緊張板(38)との係合は、上記の
固定板(35a)と緊張ボルト(40)の係合と同様に
行なわれる。
41a)の端部及び緊張ボルト(40)との係合は上記
と同様にされる。また端板(39a)にネジ締結した緊
張ボルト(40)と緊張板(38)との係合は、上記の
固定板(35a)と緊張ボルト(40)の係合と同様に
行なわれる。
さらに、緊張板(38)の締結ネジ孔(38a)には、
緊張ロッド(8)の一方の端部がネジ締結され、この緊
張ロッド(8)の他方の端部が、型枠(K)の他方の固
定板(35b)のロッド用孔(37)を通して型枠(K
)の外部に突出せしめられる。この突出した端部にネジ
セットした締結ナツト(42)により固定板(35b)
に係止され、この緊張口ツド(8)を介して適宜緊張装
置により鉄筋R(41)を引張して緊張させた後、締結
ナツト(42)を締め、鉄筋籠り41)、緊張ロッド(
8)を緊張状態で型枠に係止する。
緊張ロッド(8)の一方の端部がネジ締結され、この緊
張ロッド(8)の他方の端部が、型枠(K)の他方の固
定板(35b)のロッド用孔(37)を通して型枠(K
)の外部に突出せしめられる。この突出した端部にネジ
セットした締結ナツト(42)により固定板(35b)
に係止され、この緊張口ツド(8)を介して適宜緊張装
置により鉄筋R(41)を引張して緊張させた後、締結
ナツト(42)を締め、鉄筋籠り41)、緊張ロッド(
8)を緊張状態で型枠に係止する。
以上のようにして緊張を与えるが、これにより製造され
るパイルの長さは端部金具(39)(39)間となり、
一般には、型枠(K)の長さは製造されるパイル長より
も長くなっている。
るパイルの長さは端部金具(39)(39)間となり、
一般には、型枠(K)の長さは製造されるパイル長より
も長くなっている。
[発明が解決しようとする課題]
製造するパイル長さが種々ある場合には、それぞれのパ
イルの長さに見合った型枠(K)を用いても良いが、保
有する型枠数が膨大となり、経費がかかり、また型枠(
K)の回転率も悪くなり、経済的ではない。
イルの長さに見合った型枠(K)を用いても良いが、保
有する型枠数が膨大となり、経費がかかり、また型枠(
K)の回転率も悪くなり、経済的ではない。
これを避けるため、種々長さの異なる緊張ロッド(8)
を用いたり、或は、それぞれ端部が雄ネジと酸ネジとに
形成されてネジ結合できる一定長さのロッドを継ぎ足し
たり、外したりして長さの調整を行っているが、長さの
異なる緊張ロッド(8)の取り換え等の準備に手数がか
がり、またロッドの継ぎ足し、外し作業にしても、上記
と同様に時間、手間がかかり、製造時間を遅らせる欠点
がある。
を用いたり、或は、それぞれ端部が雄ネジと酸ネジとに
形成されてネジ結合できる一定長さのロッドを継ぎ足し
たり、外したりして長さの調整を行っているが、長さの
異なる緊張ロッド(8)の取り換え等の準備に手数がか
がり、またロッドの継ぎ足し、外し作業にしても、上記
と同様に時間、手間がかかり、製造時間を遅らせる欠点
がある。
さらに、多種のロッドや現工程で使わないロッドを予備
的に備えておく経費も多大なものとなり、またこれを備
えておくために製造工場内で大きな保管場所を必要とす
る等種々の問題があり、この種コンクリートパイル等の
製造装置の自動化には適さないものである。
的に備えておく経費も多大なものとなり、またこれを備
えておくために製造工場内で大きな保管場所を必要とす
る等種々の問題があり、この種コンクリートパイル等の
製造装置の自動化には適さないものである。
本発明は、上記の問題点を解消しようとしてなしたもの
であり、製造されるパイル長が変更された場合に、緊張
ロッドの長さを容易にして短時間に調整できるようにし
て、コンクリートパイルを能率よく製造できるようにし
た製造装置と、これに用いられる長さ調整可能な緊張ロ
ッド装置を提供しようとするものである。
であり、製造されるパイル長が変更された場合に、緊張
ロッドの長さを容易にして短時間に調整できるようにし
て、コンクリートパイルを能率よく製造できるようにし
た製造装置と、これに用いられる長さ調整可能な緊張ロ
ッド装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明のコンクリートパイル等の製造装置は、上記の課
題を解決するための手段として、パイル等の遠心成形用
型枠内の一方の端部に、型枠軸方向に伸縮可能でかつ所
定の長さに調整自在な緊張ロッド装置を設け、該緊張ロ
ッド装置を介して、型枠内の鉄筋籠に緊張力を与えるよ
うに構成したことを特徴とする。
題を解決するための手段として、パイル等の遠心成形用
型枠内の一方の端部に、型枠軸方向に伸縮可能でかつ所
定の長さに調整自在な緊張ロッド装置を設け、該緊張ロ
ッド装置を介して、型枠内の鉄筋籠に緊張力を与えるよ
うに構成したことを特徴とする。
また前記の長さ調整可能な緊張ロッド装置は、引張装置
と連接可能な一端側ロッドと、鉄筋籠側緊張板と係合可
能な他端側ロッドとの間に、テレスコピック状に伸縮可
能に挿嵌構成されかつ所定の長さに調整自在な多重ケー
スが介設されてなることを特徴とし、多重ケースの伸縮
により容易に長さ調整して使用できるようにしたもので
ある。
と連接可能な一端側ロッドと、鉄筋籠側緊張板と係合可
能な他端側ロッドとの間に、テレスコピック状に伸縮可
能に挿嵌構成されかつ所定の長さに調整自在な多重ケー
スが介設されてなることを特徴とし、多重ケースの伸縮
により容易に長さ調整して使用できるようにしたもので
ある。
[作 用]
上記の構成による本発明によれば、緊張ロッド装置が、
伸縮可能でかつ所定長さに調整自在なものであるから、
製造しようとするパイル長さに応じて、緊張ロッド装置
としての長さを、前記長さ調整部分の伸縮によって容易
に調整することができ、パイル長さが種々ある場合にも
その長さの変更調整が短時間に行なえる。
伸縮可能でかつ所定長さに調整自在なものであるから、
製造しようとするパイル長さに応じて、緊張ロッド装置
としての長さを、前記長さ調整部分の伸縮によって容易
に調整することができ、パイル長さが種々ある場合にも
その長さの変更調整が短時間に行なえる。
特に上記のテレスコピック状に挿嵌構成した長さ調整自
在な多重ケースを両端部のロッド間に介設しである緊張
ロッド装置によれば、一端側ロッドを型枠一端部の固定
板より突出させ、他端側ロッドを鉄筋籠側の緊張板に係
合したセット状態のままで、前記多重ケースを伸縮調整
して長さ調整できることになり、その調整が容易に行な
える。
在な多重ケースを両端部のロッド間に介設しである緊張
ロッド装置によれば、一端側ロッドを型枠一端部の固定
板より突出させ、他端側ロッドを鉄筋籠側の緊張板に係
合したセット状態のままで、前記多重ケースを伸縮調整
して長さ調整できることになり、その調整が容易に行な
える。
[実施例]
次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。
なお、遠心成形用の型枠(K)、この内部にセットされ
る鉄筋籠(41)、各主筋(41a)さらに端部金具(
39)の各構成、およびこれらの連接構造等については
、上記した従来技術で説明したものと同様であるので、
同部材および同部分については同符号を付してその説明
を省略する。
る鉄筋籠(41)、各主筋(41a)さらに端部金具(
39)の各構成、およびこれらの連接構造等については
、上記した従来技術で説明したものと同様であるので、
同部材および同部分については同符号を付してその説明
を省略する。
まず、本発明における緊張ロッド装置(A)は次のよう
な構成よりなる。
な構成よりなる。
第1図〜第4図において、(’C)は緊張ロッド装置(
A)を構成する一端側ロッド(8a)と他端側ロッド(
8b)の間に介設された多重ケースであり、これが緊張
ロッド装置(A)の係止長さを調整する長さ調整部分と
なる。この多重ケース(C)は、外ケース(1)とその
内部の1〜複数の内ケース(2a) (2b) (2c
)とによりテレスコピック状に伸縮可能に挿嵌構成され
ており、内ケースを引き出すことにより長さ調整できる
。外ケース(1)および内ケース(2a) (2b)
(2c)のそれぞれが第4図のように断面円形のケース
よりなる場合、外ケース(1)は型枠(K)と同伴回転
するように適宜の手段(la)により型枠内面に止定も
しくは周方向に係合される。
A)を構成する一端側ロッド(8a)と他端側ロッド(
8b)の間に介設された多重ケースであり、これが緊張
ロッド装置(A)の係止長さを調整する長さ調整部分と
なる。この多重ケース(C)は、外ケース(1)とその
内部の1〜複数の内ケース(2a) (2b) (2c
)とによりテレスコピック状に伸縮可能に挿嵌構成され
ており、内ケースを引き出すことにより長さ調整できる
。外ケース(1)および内ケース(2a) (2b)
(2c)のそれぞれが第4図のように断面円形のケース
よりなる場合、外ケース(1)は型枠(K)と同伴回転
するように適宜の手段(la)により型枠内面に止定も
しくは周方向に係合される。
外ケース(1)及び各内ケース(2a) (2b) (
2c)の一端部内面には、一定厚さの係合リング(5)
(5a)(5b) (5c)が固着され、更に係合リ
ング(5) (5a)(5b) (5c)のセンタ一部
には締結用ネジ孔(6)が設けられ、前記一端側ロッド
(8a)の端部に対しそれぞれ螺合手段により順次係合
自在に設けられている。内ケース(2a) (2b)
(2c)の一端部(図面右端部)の外面にはそれぞ外側
ケースにa嵌する外リングストッパー(4a) (4b
) (4e)が設けられている。
2c)の一端部内面には、一定厚さの係合リング(5)
(5a)(5b) (5c)が固着され、更に係合リ
ング(5) (5a)(5b) (5c)のセンタ一部
には締結用ネジ孔(6)が設けられ、前記一端側ロッド
(8a)の端部に対しそれぞれ螺合手段により順次係合
自在に設けられている。内ケース(2a) (2b)
(2c)の一端部(図面右端部)の外面にはそれぞ外側
ケースにa嵌する外リングストッパー(4a) (4b
) (4e)が設けられている。
前記の外ケース(1)および内ケース(2a) (2b
)(2c)の他方の端部(図面左端部)の内面にはそれ
ぞれ内側ケースに遊嵌する内リングストッパ(3) (
3a) (3b) (3c)が設けられ、内ケース(2
a)(2b) (2c)のそれぞれが伸びたときに、前
記の外リングストッパー(4a) (4b)(4c)が
内リングストッパー(3) (3a) (3b) (3
c)に接当し所定長さになるように構成されている。例
えば、外リングストッパー(4a)が内リングストッパ
ー(3)に接当する。
)(2c)の他方の端部(図面左端部)の内面にはそれ
ぞれ内側ケースに遊嵌する内リングストッパ(3) (
3a) (3b) (3c)が設けられ、内ケース(2
a)(2b) (2c)のそれぞれが伸びたときに、前
記の外リングストッパー(4a) (4b)(4c)が
内リングストッパー(3) (3a) (3b) (3
c)に接当し所定長さになるように構成されている。例
えば、外リングストッパー(4a)が内リングストッパ
ー(3)に接当する。
また、最も内側の内ケース(2c)の前記内リングスト
ッパー(3c)には内ネジ(1o)が設けられ、緊張ロ
ッド装置(^)の鉄筋能(41)との連接側になる他端
側ロッド(8b)の端部にネジ結合せしめられている。
ッパー(3c)には内ネジ(1o)が設けられ、緊張ロ
ッド装置(^)の鉄筋能(41)との連接側になる他端
側ロッド(8b)の端部にネジ結合せしめられている。
尚、伸長する内ケース(2a) (2b) (2c)の
各ストロークはそれぞれ異なるが、伸長した状態で一定
単位長さ、例えば製造されるパイル長さが通常m単位で
変化するのに合せて、1m、2m毎等の一定単位長さの
調整を行なうために、内ケース(2a) (2b) (
2c)のストロークと一定単位長さとの寸法差を、内ケ
ース(2c)の内リングストッパー(3c)にネジ締結
したロッド(8b)をネジ込み等により軸方向に出し入
れして調整するように構成する。
各ストロークはそれぞれ異なるが、伸長した状態で一定
単位長さ、例えば製造されるパイル長さが通常m単位で
変化するのに合せて、1m、2m毎等の一定単位長さの
調整を行なうために、内ケース(2a) (2b) (
2c)のストロークと一定単位長さとの寸法差を、内ケ
ース(2c)の内リングストッパー(3c)にネジ締結
したロッド(8b)をネジ込み等により軸方向に出し入
れして調整するように構成する。
尚、(44)は上記調整後のロッド(8b)の位置ずれ
を防止するための調整締め付はナツトである。
を防止するための調整締め付はナツトである。
また緊張ロッド装置(^)の後述する引張装置との連接
側になる一端側ロツド(8a)は、全長もしくは係合個
所に角ネジ等の螺条部を設けたロッドからなり、その一
方の端部には外ケース(1)と内ケース(2a) (2
b) (2c)のそれぞれの係合リング(5)(5a)
(5b) (5e)が、順次側面が接触するようにネ
ジ締結されており、他方の端部は型枠(K)の端部に設
けられる固定板(35b)より外部に突出した状態に設
けられ、該突出部分には締結ナツト(42)がネジ締結
されている。
側になる一端側ロツド(8a)は、全長もしくは係合個
所に角ネジ等の螺条部を設けたロッドからなり、その一
方の端部には外ケース(1)と内ケース(2a) (2
b) (2c)のそれぞれの係合リング(5)(5a)
(5b) (5e)が、順次側面が接触するようにネ
ジ締結されており、他方の端部は型枠(K)の端部に設
けられる固定板(35b)より外部に突出した状態に設
けられ、該突出部分には締結ナツト(42)がネジ締結
されている。
緊張ロッド装置(^)の他端側のロッド(8b)は、全
長もくしは係合個所に角ネジ等の螺条部を設けたロッド
からなり、一方の端部には上記したように内ケース(2
c)の内リングストッパー(3c)がネジ締結され、他
方の端部には緊張板(38)が締結される。
長もくしは係合個所に角ネジ等の螺条部を設けたロッド
からなり、一方の端部には上記したように内ケース(2
c)の内リングストッパー(3c)がネジ締結され、他
方の端部には緊張板(38)が締結される。
上記図示する実施例の多重ケース(C)による長さ調整
可能な緊張ロッド装置(A)では、外ケース(1)内に
収容された内ケース(2a) (2b) (2c)を、
一端側ロッド(8a)に型枠(K)外部より回転に与え
ることで、係合リング(5a) (5b) (5c)で
ネジ締結した内ケース<2a) (2b) (2c)を
内側から順に締結を外し、それぞれの締結が外れる毎に
ロッド(8b)を引っ張り、あるいは軸方向に移動させ
て、この緊張ロッド装置(A)の長さを所定の長さに調
整できるようになっている。
可能な緊張ロッド装置(A)では、外ケース(1)内に
収容された内ケース(2a) (2b) (2c)を、
一端側ロッド(8a)に型枠(K)外部より回転に与え
ることで、係合リング(5a) (5b) (5c)で
ネジ締結した内ケース<2a) (2b) (2c)を
内側から順に締結を外し、それぞれの締結が外れる毎に
ロッド(8b)を引っ張り、あるいは軸方向に移動させ
て、この緊張ロッド装置(A)の長さを所定の長さに調
整できるようになっている。
(iBは係合リング(5)の外側面より係合リング(5
) (5a) (5b) (りC)のそれぞれに対しロ
ッド軸方向に挿通した係止ピンであり、上記一端側ロッ
ド(8a)の回転操作時に、各内ケース(2a) (2
b)(2c)が同伴回転しないように係止して、内ケ−
ス(2a) (2b) (2c)が内側から順に外れる
ように設けている。また伸長した内ケース(2a) (
2b) (2c)のそれぞれを縮める場合には前記とは
逆の作用が行なわれる。
) (5a) (5b) (りC)のそれぞれに対しロ
ッド軸方向に挿通した係止ピンであり、上記一端側ロッ
ド(8a)の回転操作時に、各内ケース(2a) (2
b)(2c)が同伴回転しないように係止して、内ケ−
ス(2a) (2b) (2c)が内側から順に外れる
ように設けている。また伸長した内ケース(2a) (
2b) (2c)のそれぞれを縮める場合には前記とは
逆の作用が行なわれる。
多重ケース(C)を構成する外ケース(1)、内ケース
(2a) (2b) (2c)のそれぞれは、第5図の
ように断面角形のケースで構成することも可能であり、
この場合には上記係止ピン(11)は不要となる。
(2a) (2b) (2c)のそれぞれは、第5図の
ように断面角形のケースで構成することも可能であり、
この場合には上記係止ピン(11)は不要となる。
また外ケース(1)、内ケース(2a) (2b) (
2c)のそれぞれを、第6図のように断面コ字形のケー
スで箱型に構成してもよい。この場合、内リングストッ
パー(3) (3a) (3b) (3c) 、外リン
グストッパー(4) (4a) (3b) (4c)
、係合リング(5)(5a)(5b) (5c)はそれ
ぞれコ字形に形成されることとなり、係合リング(5)
(5a) (5b) (5c)には締結用ネジ孔(8
)が設けられる。
2c)のそれぞれを、第6図のように断面コ字形のケー
スで箱型に構成してもよい。この場合、内リングストッ
パー(3) (3a) (3b) (3c) 、外リン
グストッパー(4) (4a) (3b) (4c)
、係合リング(5)(5a)(5b) (5c)はそれ
ぞれコ字形に形成されることとなり、係合リング(5)
(5a) (5b) (5c)には締結用ネジ孔(8
)が設けられる。
第7図は多重ケース(C)の他の実施例を示すもので、
内ケース(2a) (2b) (2c)の外リングスト
ッパー(4,a) (4b) (4c)のそれぞれに周
方向所要間隔に複数の切りF7(45)を設け、他方、
外ケース(1)および内ケース(2a) (2b)には
、上記切り溝(45)と対応するガイドレール(4G)
をそれぞれのケースの軸方向に設けてスプライン状に嵌
合して、一端側ロッド(8a)の回転操作時にそれぞれ
のケースが同伴回転しないで軸方向に変位して伸縮調整
できるように構成している。
内ケース(2a) (2b) (2c)の外リングスト
ッパー(4,a) (4b) (4c)のそれぞれに周
方向所要間隔に複数の切りF7(45)を設け、他方、
外ケース(1)および内ケース(2a) (2b)には
、上記切り溝(45)と対応するガイドレール(4G)
をそれぞれのケースの軸方向に設けてスプライン状に嵌
合して、一端側ロッド(8a)の回転操作時にそれぞれ
のケースが同伴回転しないで軸方向に変位して伸縮調整
できるように構成している。
上記の構成よりなる長さ調整可能な緊張ロッド装置(A
)を装備する製造装置、および該装置によりPCコンク
リートパイルを製造する方法について次に説明する。
)を装備する製造装置、および該装置によりPCコンク
リートパイルを製造する方法について次に説明する。
上記の緊張ロッド装置(A)は、型枠(K)の下型枠(
32)の一端部の内部において、一端側ロッド(8a)
が固定板(35b)より突出し、また他端側ロッド(8
b)が緊張板(38)に螺合締結された状態にして装備
される。
32)の一端部の内部において、一端側ロッド(8a)
が固定板(35b)より突出し、また他端側ロッド(8
b)が緊張板(38)に螺合締結された状態にして装備
される。
そして、上記従来技術の説明において、鉄筋R(41)
の緊張手段として説明した場合と同様に、まず、鉄筋R
(41)の両端部に、主筋(41a)が端板(39a)
のテーバ孔(39d)に係止するように端部金具(39
)が取り付けられ、端板(39a)のボルト用ネジ孔(
39e)には、緊張ボルト(40)が頭部より一定長さ
を残してねじ込みセットされる。
の緊張手段として説明した場合と同様に、まず、鉄筋R
(41)の両端部に、主筋(41a)が端板(39a)
のテーバ孔(39d)に係止するように端部金具(39
)が取り付けられ、端板(39a)のボルト用ネジ孔(
39e)には、緊張ボルト(40)が頭部より一定長さ
を残してねじ込みセットされる。
上記状態の鉄筋R(41)を、取り付けた緊張ポル)
(40)のそれぞれの頭部が、固定板(35a)及び緊
張板(38)のひょうたん状係合孔(36a) (3B
)の大孔部分に対応位置するように、下型枠(32)内
の固定板(35a)と緊張板(38)との間に設置する
。
(40)のそれぞれの頭部が、固定板(35a)及び緊
張板(38)のひょうたん状係合孔(36a) (3B
)の大孔部分に対応位置するように、下型枠(32)内
の固定板(35a)と緊張板(38)との間に設置する
。
次に、鉄筋籠(41)を吊り下げ装置等で固定板(35
a)の方向、即ち図の左方向に移動させ、端部金具(3
9)の緊張ポル) (40)の頭部を、固定板(35a
)のひょうたん状係合孔(36a)の大孔部分に挿通し
、緊張ボルト(40)の頭部を固定板(35a)より外
部に突出させる。
a)の方向、即ち図の左方向に移動させ、端部金具(3
9)の緊張ポル) (40)の頭部を、固定板(35a
)のひょうたん状係合孔(36a)の大孔部分に挿通し
、緊張ボルト(40)の頭部を固定板(35a)より外
部に突出させる。
この状態で、製造するPCパイルの長さが型枠(K)の
長さと見合う所定の長さである場合には、後記するよう
に、鉄筋籠(41)の他端側、すなわち図の右端の緊張
ボルト(40)と緊張板(38)との係合を行う。
長さと見合う所定の長さである場合には、後記するよう
に、鉄筋籠(41)の他端側、すなわち図の右端の緊張
ボルト(40)と緊張板(38)との係合を行う。
また、所定長より短いPCコンクリートパイルを製造す
る場合には、所定長よりの寸法差に相当する長さ部分だ
け、内ケース(2)のいずれか、例えば内ケース(2c
)を、一端側ロッド(8a)とのネジ締結を外して伸長
する(第2図)。
る場合には、所定長よりの寸法差に相当する長さ部分だ
け、内ケース(2)のいずれか、例えば内ケース(2c
)を、一端側ロッド(8a)とのネジ締結を外して伸長
する(第2図)。
この場合、ロッド(8a)を回転させて係合リング(5
c)によるロッド(8a)ネジ締結を外し、また、他端
側のロッド(8b)は外部装置もしくは人手で同伴回転
しないように保持すると共に、鉄筋籠(41)の右端部
と近接する方向、つまり図面左方向に引張し、内ケース
(2c)を引き出す。こうして引き出された内ケース(
2c)の外リングストッパー(4c)とその外側の内ケ
ース(2b)の内リングストッパー(3b)とが係合し
、緊張ロッド装置(A)はこの内ケース(2c)の引き
出し長さ分伸長調整された状態になる。さらに内ケース
(2b) (2a)を前記同様にして順次引き出した場
合、その引き出された内ケースの引き出し長さに応じて
伸長する。
c)によるロッド(8a)ネジ締結を外し、また、他端
側のロッド(8b)は外部装置もしくは人手で同伴回転
しないように保持すると共に、鉄筋籠(41)の右端部
と近接する方向、つまり図面左方向に引張し、内ケース
(2c)を引き出す。こうして引き出された内ケース(
2c)の外リングストッパー(4c)とその外側の内ケ
ース(2b)の内リングストッパー(3b)とが係合し
、緊張ロッド装置(A)はこの内ケース(2c)の引き
出し長さ分伸長調整された状態になる。さらに内ケース
(2b) (2a)を前記同様にして順次引き出した場
合、その引き出された内ケースの引き出し長さに応じて
伸長する。
これにより、PCパイルが所定の長さである場合と同様
の状態となると、この状態で、内ケース一端側のロッド
(8b)を引くと共に、該前記一端側のロッド(8a)
を外部より押動する。即ち、緊張ロッド装置(^)の全
体を図の左方に移動させ、一端部の緊張ボルト(40)
の頭部を、緊張板(38)のひょうたん状係合孔(36
)の大孔部分に挿通させ、該頭部を緊張板(38)より
外部に突出させる。
の状態となると、この状態で、内ケース一端側のロッド
(8b)を引くと共に、該前記一端側のロッド(8a)
を外部より押動する。即ち、緊張ロッド装置(^)の全
体を図の左方に移動させ、一端部の緊張ボルト(40)
の頭部を、緊張板(38)のひょうたん状係合孔(36
)の大孔部分に挿通させ、該頭部を緊張板(38)より
外部に突出させる。
この状態で、主筋(41a)の端部ヘッデング部分がひ
ょうたん状係合孔(36)の小孔部に位置するように鉄
筋籠(41)を僅かに回転させ、鉄筋化(4])及び緊
張ロッド(8)を右方向に移動させると、主筋(41a
)の左右のへツデング端部が、固定板(35a)と緊張
板(38)のひようたん状係合孔(3B)の小孔部分に
係止されることとなる。
ょうたん状係合孔(36)の小孔部に位置するように鉄
筋籠(41)を僅かに回転させ、鉄筋化(4])及び緊
張ロッド(8)を右方向に移動させると、主筋(41a
)の左右のへツデング端部が、固定板(35a)と緊張
板(38)のひようたん状係合孔(3B)の小孔部分に
係止されることとなる。
上記のようにセットした後、型枠(K)の下型枠(32
)内に所定量の生コンクリートを充填し、上型枠(31
)を被せて閉じた後、上下両型枠(31)(32)をフ
ランジ部(31a) (32a)で締結する。そして鉄
筋籠(41)及び型枠(K)の固定板(35b)との間
にセットされた緊張ロッド装置(A)を、型枠(K)の
外部より軸方向、即ち、図の右方向に引張する。
)内に所定量の生コンクリートを充填し、上型枠(31
)を被せて閉じた後、上下両型枠(31)(32)をフ
ランジ部(31a) (32a)で締結する。そして鉄
筋籠(41)及び型枠(K)の固定板(35b)との間
にセットされた緊張ロッド装置(A)を、型枠(K)の
外部より軸方向、即ち、図の右方向に引張する。
この場合、内部鉄筋R(41)の主筋(41a)の左端
へッデング部が固定板(35a)に係止されているため
、引張すると主筋(41,a)が伸びて鉄筋籠(41)
に緊張力が与えられ、この状態で、一端側ロッド(8a
)の端部に螺合した締結ナツト(42)を締めて、型枠
(K)の端部の固定板(35b)に係止する。
へッデング部が固定板(35a)に係止されているため
、引張すると主筋(41,a)が伸びて鉄筋籠(41)
に緊張力が与えられ、この状態で、一端側ロッド(8a
)の端部に螺合した締結ナツト(42)を締めて、型枠
(K)の端部の固定板(35b)に係止する。
なお、緊張ロッド(8)における一端側ロッド(8a)
を引張する場合、図に示すように型枠(K)の右端部に
隣接して設けた油圧シリンダー等により構成される引張
装置(R)で前記ロッド(8a)の端部を抱着するか、
ネジ締結し、油圧シリンダー等により軸方向に作動させ
て鉄筋N1(41)を緊張ロッド(8)を介して引張す
る。引張する反力は型枠(に)にとるものとする。
を引張する場合、図に示すように型枠(K)の右端部に
隣接して設けた油圧シリンダー等により構成される引張
装置(R)で前記ロッド(8a)の端部を抱着するか、
ネジ締結し、油圧シリンダー等により軸方向に作動させ
て鉄筋N1(41)を緊張ロッド(8)を介して引張す
る。引張する反力は型枠(に)にとるものとする。
上記状態の型枠(K)を遠心成形装置に載置して、従来
同様に型枠(K)に高速回転を与えて遠心成形して後、
蒸気養生を行えばよい。そして脱型の際、前記ロッド(
8a)の引張を緩め、即ち該ロッド(8a)に締結した
締結ナツト(42)を緩め、これによって鉄筋R(41
)が縮もうとする力によりコンクリートパイルの本体に
ブリストレスを与えるもので、パイルの端部金具(39
)に係合した緊張ボルト(40)を外して脱型すれば、
所定のブリストレスが与えられたPCパイルが得られる
。
同様に型枠(K)に高速回転を与えて遠心成形して後、
蒸気養生を行えばよい。そして脱型の際、前記ロッド(
8a)の引張を緩め、即ち該ロッド(8a)に締結した
締結ナツト(42)を緩め、これによって鉄筋R(41
)が縮もうとする力によりコンクリートパイルの本体に
ブリストレスを与えるもので、パイルの端部金具(39
)に係合した緊張ボルト(40)を外して脱型すれば、
所定のブリストレスが与えられたPCパイルが得られる
。
なお、前記緊張ボルト(40)の取り外しは、固定板(
35a)と緊張ボルト(40)、及び緊張板(38)と
緊張ボルト(40)の係合を外し、パイルを型枠(K)
外に取り出した後に行ってもよい。
35a)と緊張ボルト(40)、及び緊張板(38)と
緊張ボルト(40)の係合を外し、パイルを型枠(K)
外に取り出した後に行ってもよい。
[発明の効果]
上記したように本発明では、長さ調整可能な緊張ロッド
装置を備えた構成としたものであるから、製造するパイ
ル長さが種々ある場合にも、これに合せて上記緊張ロッ
ド装置自体の長さを伸縮させて調整できるものである。
装置を備えた構成としたものであるから、製造するパイ
ル長さが種々ある場合にも、これに合せて上記緊張ロッ
ド装置自体の長さを伸縮させて調整できるものである。
それゆえ−定長さの型枠を保宵しておくだけで種々のパ
イル長さに充分に対応でき、しかも型枠の取扱いも容易
で、経費も掛からず、また型枠の回転率も良く、経済的
である。
イル長さに充分に対応でき、しかも型枠の取扱いも容易
で、経費も掛からず、また型枠の回転率も良く、経済的
である。
更に、種々長さの異なるロッドを、製造するパイル長さ
に合わせて取り換え使用したり、或いはそれぞれがネジ
結合が出来る一定長さのロッドを継ぎ足したり、外した
りして長さの調整を行なう従来方法に比べて、その長さ
調整を容易かつ短時間に能率よく行なえ、如何なる長さ
のパイルを製造する場合にも、容品に鉄筋籠を緊張状態
にセットできる。
に合わせて取り換え使用したり、或いはそれぞれがネジ
結合が出来る一定長さのロッドを継ぎ足したり、外した
りして長さの調整を行なう従来方法に比べて、その長さ
調整を容易かつ短時間に能率よく行なえ、如何なる長さ
のパイルを製造する場合にも、容品に鉄筋籠を緊張状態
にセットできる。
特にテレスコピック状に挿嵌構成した長さ調整自在な多
重ケースを両端部のロッド間に介設しである緊張ロッド
装置によれば、これを型枠内に設置して、一端側ロッド
を型枠一端部の固定板より突出させて引張装置に連接し
、他端側ロッドを鉄筋薄側の緊張板に係合したセット状
態のままで、前記多重ケースを外部から伸縮調整して長
さ調整できることになり、その調整が一層容易に行なえ
る。
重ケースを両端部のロッド間に介設しである緊張ロッド
装置によれば、これを型枠内に設置して、一端側ロッド
を型枠一端部の固定板より突出させて引張装置に連接し
、他端側ロッドを鉄筋薄側の緊張板に係合したセット状
態のままで、前記多重ケースを外部から伸縮調整して長
さ調整できることになり、その調整が一層容易に行なえ
る。
例えば型枠の外部より一端側ロッドを回転させて調整す
るだけて、時間、手間を掛けないで製造するパイル長さ
に適合する長さに調整できる。
るだけて、時間、手間を掛けないで製造するパイル長さ
に適合する長さに調整できる。
また、従来方法のような長さの異なる緊張ロッドの取り
替えや、ロッドの継ぎ足し、外しなどの作業が必要でな
いので、この種コンクリドパイルの製造装置の自動化に
も好適に利用できる。
替えや、ロッドの継ぎ足し、外しなどの作業が必要でな
いので、この種コンクリドパイルの製造装置の自動化に
も好適に利用できる。
更に、種々のロッドや、現工程で使わないロッドを予備
的に多数備えておく場合に比べ、保管場所も取らず、装
置も簡単で経費を節減出来る利点がある。
的に多数備えておく場合に比べ、保管場所も取らず、装
置も簡単で経費を節減出来る利点がある。
第1図は本発明の長さ調整可能な緊張ロッド装置を装備
した製造装置の実施例を示す一部縦断平面図、第2図は
長さ調整可能な緊張ロッド装置を伸長した状態を例示す
る一部を縦断した平面図、第3図は第1図■−■線の断
面図、第4図は長さ調整可能な緊張ロッド装置の縦断面
図、第5図〜第7図はそれぞれ長さ調整部分を構成する
多重ケースの他の実施例を示す横断面図、第8図は従来
の緊張ロッド装置を装備した製造装置の部分欠截平面図
、第9図は同側面図、第10図(a) (b)は端部金
具の正面図と縦断面図、第11図は緊張板の斜視図であ
る。 (A)・・・緊張ロッド装置、(C)・・・多重ケース
、(1)−・・外ケース、(2a) (2b) (2c
)−内ケース、(3) (3a) (3b) (3c)
−内リングストッパー(4) (4a) (4b) (
4c) ・=外リンクストッパー(5) (5a) (
5b) (5c)−・・係合リング、(8a)−・・一
端側ロッド、(8b)・・・他端側ロッド、(11)・
・・係止ピン、(K)・・・型枠、(31)・・・上型
枠、(32)・・下型枠、(35a) (35b)−固
定板、(38a)(3B) −・・ひょうたん状係合孔
、(37)・・・ロッド用孔、(38)・・・緊張板、
(39)・・・端部金具、(39a)・・・端板、(3
9c)・・・ひょうたん状締結孔、(40)・・・緊張
ボルト、(41)・・・鉄筋能、(41a)・・・主筋
、(42)・・・締結ナツト。 第7図 第11図 平成元年4月28日 1、事件の表示 昭和63年特許願第331484号 2、発明の名称 コンクリートパイル等の製造装置及びこれに使用する長
さ調整可能な緊張ロッド装置3、補正をする者 事件との関係
した製造装置の実施例を示す一部縦断平面図、第2図は
長さ調整可能な緊張ロッド装置を伸長した状態を例示す
る一部を縦断した平面図、第3図は第1図■−■線の断
面図、第4図は長さ調整可能な緊張ロッド装置の縦断面
図、第5図〜第7図はそれぞれ長さ調整部分を構成する
多重ケースの他の実施例を示す横断面図、第8図は従来
の緊張ロッド装置を装備した製造装置の部分欠截平面図
、第9図は同側面図、第10図(a) (b)は端部金
具の正面図と縦断面図、第11図は緊張板の斜視図であ
る。 (A)・・・緊張ロッド装置、(C)・・・多重ケース
、(1)−・・外ケース、(2a) (2b) (2c
)−内ケース、(3) (3a) (3b) (3c)
−内リングストッパー(4) (4a) (4b) (
4c) ・=外リンクストッパー(5) (5a) (
5b) (5c)−・・係合リング、(8a)−・・一
端側ロッド、(8b)・・・他端側ロッド、(11)・
・・係止ピン、(K)・・・型枠、(31)・・・上型
枠、(32)・・下型枠、(35a) (35b)−固
定板、(38a)(3B) −・・ひょうたん状係合孔
、(37)・・・ロッド用孔、(38)・・・緊張板、
(39)・・・端部金具、(39a)・・・端板、(3
9c)・・・ひょうたん状締結孔、(40)・・・緊張
ボルト、(41)・・・鉄筋能、(41a)・・・主筋
、(42)・・・締結ナツト。 第7図 第11図 平成元年4月28日 1、事件の表示 昭和63年特許願第331484号 2、発明の名称 コンクリートパイル等の製造装置及びこれに使用する長
さ調整可能な緊張ロッド装置3、補正をする者 事件との関係
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、パイル等の遠心成形用型枠内の一方の端部に、型枠
軸方向に伸縮可能でかつ所定の長さに調整可能な緊張ロ
ッド装置を設け、該緊張ロッド装置を介して、型枠内の
鉄筋籠に緊張力を与えるように構成したことを特徴とす
るコンクリートパイル等の製造装置。 2、緊張ロッド装置の長さ調整部分が、テレスコピック
状に伸縮可能に挿嵌構成した多重ケースからなる請求項
1に記載のコンクリートパイル等の製造装置。 3、引張装置に連接可能な一端側ロッドと、鉄筋籠側緊
張板に係合可能な他端側ロッドとの間に、テレスコピッ
ク状に伸縮可能に挿嵌構成されかつ所定の長さに調整自
在な多重ケースが介設されてなることを特徴とする長さ
調整可能な緊張ロッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33148488A JP2681206B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | コンクリートパイル等の製造装置及びこれに使用する長さ調整可能な緊張ロッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33148488A JP2681206B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | コンクリートパイル等の製造装置及びこれに使用する長さ調整可能な緊張ロッド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02175105A true JPH02175105A (ja) | 1990-07-06 |
JP2681206B2 JP2681206B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=18244163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33148488A Expired - Lifetime JP2681206B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | コンクリートパイル等の製造装置及びこれに使用する長さ調整可能な緊張ロッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2681206B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007144920A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Geotop Corp | 緊張用接続具 |
CN100457411C (zh) * | 2003-03-05 | 2009-02-04 | 天津天联复合材料有限公司 | 缠绕玻璃钢防护层的重型混凝土管桩旋转装置及其方法 |
CN102672081A (zh) * | 2012-05-23 | 2012-09-19 | 宁波浙东新冈建材设备有限公司 | 离心力混凝土管桩的钢筋笼的制造方法 |
CN108724452A (zh) * | 2017-04-25 | 2018-11-02 | 周兆弟 | 预制离心桩生产方法 |
CN108927892A (zh) * | 2017-05-25 | 2018-12-04 | 周兆弟 | 预制桩生产方法 |
KR20190082548A (ko) * | 2018-01-02 | 2019-07-10 | 유지훈 | 말뚝 시공방법 |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP33148488A patent/JP2681206B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
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