JPH02174084A - 電気部品用ソケットにおける接触及び接触解除用移動板の移動機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はＩＣソケット等の電気部品用ソケットにおける
接触及び接触解除機構、殊にソケット本体に具備させた
移動板を横動させ上記接触及び接触解除を図るようにし
た同移動板の移動機構に係る。

従来技術 実開昭５７−１７５３８８号は、上記移動板をソケット
本体の上面に沿い横動させ接触及び接触解除を行なう手
段として、移動板とソケット本体の両側面から夫々ピン
を上下に並べて突設し、該両ビンを操作レバー端部に設
けたＵ字溝内に着脱自在に捕捉し、ソケット本体上方へ
直立するように跨装し、同レバーを該直立跨装状態から
右方又は左方へ回動させることにより、Ｕ字溝内に滑合
された上記移動板側ピンに横動力を与え上記接触及び接
触解除を図るようにしている。

又特公昭６０−５２５４７号は移動板とソケット本体間
に介挿したクランクレバーを回動させることにより、上
記介挿せるクランク軸部に設けた偏心軸部を移動板に作
用させ、上記横動を得るようにしている。

発明が解決しようとする問題点 然るに前者においてはソケット本体に直立跨装された操
作レバーがｔＣ等の電気部品の着脱の障害となり、移動
板の移動操作の都度、或はＩＣの着脱の都度同レバーを
看脱せねばならない不便があるばかりか、常時同レバー
を所持しなければならない煩わしさがある。

又上記操作レバーを直立状態から右方又は左方へ回動し
移動板の移動を得る構造であるために、ロボットのマニ
プレータを単純に上下させ同レバーを回’Ｊ）Ｊ操作す
る方法を採ることができず、移動板の移動操作の自動化
に適さない等の問題を有している。

又後者のクランクレバー方式においては、ソケット本体
とり動板間に介挿せるクランク軸部によじれが発生し偏
心軸部による運動が正しく伝達されないために、５ｌｌ
ｌ板の移ｌＩｌ距離にバラツキを生じ接触不良等を生ず
る問題を有している。

又上記移動板の移動距離を充分に得るため、上記偏心軸
部の偏心距離が大きくなるように屈曲すると上記よじれ
が増大し、又屈曲量を小さくするとレバーの回動角を大
きくせざるを得す、回動角を大きくするとレバーが直立
状態となり、前記先行例と同様、ロボット等による上下
方向の運動では操作できず、ソケット上方に障害物があ
ると操作困難となる等の問題を有している。

本発明はこれらの問題を解決し、ソケット本体に沿わせ
て配した操作レバーの操作により、移動板の上記横動操
作、即ち接触と接触解除がソケット本体の上部空間を占
有することなく適正に行なえるようにした電気部品用ソ
ケットにおける接触及び接触解除用移動板の移動機構を
撞供するものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記手段として、上記の如くソケット本体の側
面に接触及び接触解除用操作レバーを延在させ、該操作
レバーの一端下部をソケット本体の一端側側面に枢結す
ると共に、同一端上部を移動板の一端倶ｌ側面に枢結し
て、同操作レバー自由端をソケット本体の側面において
上下動操作することにより、各枢結部を介して移動板の
一方向横動と他方向横動を行なわせ上記接触と接触解除
を得るように構成する。

作用 上記のようにソケット本体の側面、詳しくはソケット本
体と移動板の重合体の側面に沿わせた上記操作レバーの
自由端を押下げると、同操作レバーはソケット本体側枢
結部を支点として下方へ回動し、該回動に伴ない移動板
側枢結部を上記支点の回りに回動しこれを作用点として
移動板に横動力を与える。この結果移動板は一方向に横
動され接触又は解除状態を形成する０例えば５ｌＩＩ板
を一方向に横動することによって移動板に挿通された電
気部品の端子をソケット本体に保有されたコンタクトと
の非接触位置から接触位置へ移動し接触状態とする。又
は移動板の一方向への横動によってコンタクトを閉から
開に強制変位し上記接触解除状態を形成する。

又上記操作レバーの自由端を逆に上方回動させると、同
操作レバーはソケット本体側枢結部を支点として同ソケ
ット本体側面に沿い上方へ回動し、該回動に伴ない移動
板側枢結部をソケット本体側枢結部の回りに回動しこれ
を作用点として移動板に上記とは逆方向の横動力を与え
る。この結果移動板は前記とは逆方向に横動され接触又
は接触解除状態を形成する０例えば移動板を他方向に横
動させることによって同移動板に挿通された電気部品の
端子をソケット本体に保有されたコンタクトとの接触位
置から非接触位置へ移動する。

又はコンタクトの開から閏への弾性復元力にて端子を挟
持すると共に移動板を他方向へ復動させ、同弾性復元力
にて操作レバーをソケット本体の側面に沿い下位から上
位へ回動させることができる。

実施例 以下本発明の実施例を第１図乃至１１図に基いて説明す
る。

１は配線基板等に実装される電気部品用ソケット本体で
あり、電気部品３の端子４との接触に供すべく配置され
たコンタクト１０を保有する。該ソケット本体１にはそ
の上面に沿い横動する移動板２を備える。該移動板２は
ソケット本体１の上面に沿い一方向へ横動することによ
り移動板２を介してソケット本体１に搭載された電気部
品３との接触又は解除を行ない、同他方向への横動によ
り電気部品３との接触解除又は接触を行なう。

実施例に示すソケットは絶縁材から成る方形のソケット
本体１の上面に移動板２を重ね、該移動板２に電気部品
３の端子４を挿通する多数の孔５を格子状に配列し、該
８勅板２の上面にｒｃ等の電気部品３を搭載しつつその
端子４を上記端子挿通孔５に挿通し、更に端子４先端を
上記端子挿通孔５に対応して設けたソケット本体１のコ
ンタクト収容室に挿入するようにし、第６図、第７図に
示すように移動板２を一方向へ横動することにより上記
端子挿通孔５に捕捉された端子４を常閉コンタクト１０
に対する接触解除位置（第６図）から接触位置（第７図
）へ８勤し、移動板２を他方向へ横動することにより同
端子４を接触位置（第７図）から接触解除位置（第６図
）へ移動する構成としている。或は第９図乃至第１Ｏ図
に示すように、移動板２の下面に電子部品端子４を挟持
するコンタクトｌＯの一方の接片１０ａを係合状態に置
き、移動板２の一方向への横動によって接片１０ａを弾
力に抗し変位させコンタクトを開にし、コンタクト接片
１０ａの復元力を移動板２に与えて他方向へ横動させコ
ンタクト１０を閉にする方法を採る。

上記移動板２の一方向への横動操作を行なう手段及び同
他方向への横動操作を行なう手段として操作レバー７を
備える。

上記操作レバー７はその一端下部を上記ソケット本体１
の一端側側面に支軸８にて回動可に枢結すると共に、同
操作レバー７の一端上部を上記移動板２の一端側側面に
伝達軸９にて枢結する。該伝達軸９は上記操作レバー７
が上記支軸８を支点として回動したときに上記移動板２
に横動力を与える。

上記操作レバー７はソケット本体１の側面に沿い上記両
枢結部からソケット本体他端側へ向は延ばし、同側面に
おいて上下動するようにし、その自由端を押下げ操作部
７ａとし、これを力点とする。

上記操作レバー７の他の枢結例として、同レバー７の一
端下部を上記ソケット本体１の一端側側面に支軸８にて
回動可に取付けると共に、操作レバー７又は移動板２の
一方にＵ字溝を、他方に該０字溝に滑合する滑子を夫々
設け、該滑合を介し上記接触用操作レバー７が上記支軸
８を支点として回動したときに上記移動板２に横動力を
与える如く配置しても良い、支軸８による枢結部を上記
とは逆のＵ字溝と滑子の滑合構造とすることができる。

上記の如くしてソケット本体１と移動板２の端側側面に
操作レバー７の一端を夫々枢結し、これをソケット本体
ｌの一側面に沿い延在し、レバー自由端をソケット本体
１の他端側に配置する。

又操作レバー７は上記ソケット本体１の対向する一側面
に沿い対称に延在する如く配置し、操作レバー７の枢結
部側端部を連結板１１にて連結し、該連結板１１をソケ
ット本体１の他の対向する側面に沿わせて延在させる６
両レバー７は押下げ操作部７ａ側において連結しても良
い。

次に第４図乃至第８図に基鮒勅作につき説明する。

先ず接触用操作レバー７の押下げ操作部７ａを第４図、
第６図に示す上位位置から第５図、第７図に示す下位位
置へ押下げると、同操作レバー７は支軸８を支点として
反時計方向（下方）に回動し、これに伴ない伝達軸９が
支軸８の回りに反時計方向に回動し、該回動にて移動板
２に図中右方から左方への移動力を与え、これを一方向
に横動させる。この結果移動板２に塔載された電気部品
３の端子４はコンタクト１０に対する非接触位置から接
触位置へと横動され、第８図に実線で示すように常閉状
態にあるコンタクト１０を端子４にて弾力に抗し開きつ
つ強制介入し挟接状態とする。

又操作レバー７の押下げ操作部７ａを第５図に示す押下
げ位置から第４図に示す上位位置へ押上げると、同操作
レバー７は支軸８を支点として時計方向に回動し、これ
に伴ない伝達軸９が支軸８の回りに時計方向（上方）に
回動し、該回動にて移動板２に図中左方から右方への移
動力を与え、これを他方向に横動させる。この結果移動
板２に搭載された電気部品３の端子４は第７図に示すコ
ンタクト１０に対する接触位置から第６図に示す接触解
除位置へと横動され、第８図に破線で示すようにコンタ
クト１０から脱出した状態とな次に第９図乃至第１１図
に示す実施例の動作につき説明すると、第９図Ａに示す
ように電気部品３を移動板２に搭載し、端子４を同図Ｂ
に示すように挿通孔５に挿通し常閉状態にあるコンタク
ト１０の人口に載せる。上記状態で、操作レバー７の自
由端に設けた操作部７ａを第４図の上位から第５図の下
位へ押下げると、移動板２が図中右方から左方へ横動さ
れ、これに伴ない移動板２の係合部１２に係合された常
閉コンタクト１０の接片１０ａを弾性に抗し開状態とす
る。この結果電気部品３の端子４はコンタクト１０の弾
性接片間へ遊挿状態となる。

次いで操作レバー７の上記押下は力を解除すると、第１
１図Ａ、Ｂに示すように、コンタクト１０の接片１０ａ
が閉方向に復元し、上記端子４を弾力的に挟持する。同
時に接片１０ａの上記復元力を移動板２の係合部１２に
与え、該移動板２を自動的に図中左方から右方へ横動す
る。この移動板２の移動力（復動力）は伝達軸９に与え
られ、この結果操作レバーフをソケット本体１の側面に
沿い下位から上位へ回動し押下げ待機状態を形成する。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば移動板操作用レバー
がソケット本体の上部空間を占有することなく、同レバ
ーをソケット本体の側面に延在させる構造としつつ、同
レバーの自由端を押下げることにより同レバー基端上部
に枢結された上記移動板を同基端下部の枢結点を支点と
して一方向にＭＡ動させ接触又は接触解除とを適正且つ
確実に行なうことができる。

本発明によれば、移動板の移動操作手段としてクランク
レバーを用いた場合の如きよじれ、これに伴なう移動距
離のバラツキと接触不良の問題を解消し、スルさな押下
げ力で移動板の移動距離を充分に確保し接触位置と接触
解除位置とを適正に確保でき、上記のように移動板上方
に８動操作部が配置されて電気部品の着脱に支障となる
ことがなく、ソケット本体の側面に延在された操作レバ
ーを同側面に沿い上下に回動するのみで前記接触又は接
触解除が行なえ、ロボット等による自動化に好適に対応
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すソケットの斜視図で操作
レバーの押上げ状態を示し、第２図は同斜視図で接触用
操作レバーの押下げ状態を示し、第３図は同ソケット平
面図、第４図は第１図に対応する同ソケット側面図、第
５図は第２図に対応する同ソケット側面図、第６図乃至
第８図は移動板の横動によるコンタクトと端子の接触及
び接触解除の具体例を示すソケット断面図で、第６図は
接触解除状態を、第７図は接触状態を夫々示し、第８図
は同実施例におけるコンタクトと端子の関係を示す平面
図、第９図乃至第１１図は移動板の移動によるコンタク
トと端子の接触及び接触解除の他側を示すソケット断面
図で、第９図は電気部品の搭載状態を、第１０図は同接
触解除状態を、第１１図は同接触状態を夫々示す。 １・・・ソケット本体、２・・・移動板、３・・・電気
部品、４・・・端子、７・・・操作レバー、７ａ・・・
押下げ操作部、 ８・・・支軸、 ９・・・伝達軸。 第１図 第２図 第９図Ａ 第１０図Ａ 第１Ｔ図Ａ り 第９図Ｂ 第１Ｃ図Ｂ 第１１図Ｂ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）電気部品接続用のソケット本体にその上面に沿い
   横動する移動板を備え、該移動板の一方向への横動によ
   りソケット本体のコンタクトと電気部品との接触を行な
   い、同他方向への横動によりソケット本体のコンタクト
   と電気部品との接触解除を行なう電気部品用ソケットに
   おいて、上記移動板の横動操作を行なう接触及び接触解
   除用操作レバーを備え、該操作レバーの一端下部を上記
   ソケット本体の一端側側面に回動可に枢結すると共に、
   同一端上部を上記移動板の一端側側面に回動可に枢結し
   、同操作レバーの他端を自由端とし、同操作レバーを上
   記ソケット本体の側面に沿い延在させたことを特徴とす
   る電気部品用ソケットにおける接触及び接触解除用移動
   板の移動機構。
2. （２）上記操作レバーを上記ソケット本体の対向する二
   側面に沿い延在する如く配置したことを特徴とする請求
   項１記載の電気部品用ソケットにおける接触及び接触解
   除用移動板の移動機構。
3. （３）上記ソケット本体の対向する二側面に沿い延在す
   る一対の操作レバーを同レバー端部において互いに連結
   したことを特徴とする請求項２記載の電気部品用ソケッ
   トにおける接触及び接触解除用移動板の移動機構。