JPH02173654A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH02173654A
JPH02173654A JP32787488A JP32787488A JPH02173654A JP H02173654 A JPH02173654 A JP H02173654A JP 32787488 A JP32787488 A JP 32787488A JP 32787488 A JP32787488 A JP 32787488A JP H02173654 A JPH02173654 A JP H02173654A
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康之 山田
Naoto Ito
伊藤 尚登
Isao Nishizawa
西沢 功
Teruhiro Yamaguchi
彰宏 山口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真用感光体に関するものである。さら
に詳しくは、導電性支持体上の感光層に電荷発生物質と
して新規なジスアゾ化合物を含有させてなる電子写真用
感光体に関する。
〔従来の技術〕
従来、電子写真用感光体の感光材料としてセレン、硫化
カドミウム、酸化亜鉛などの無機系感光材料が広く使用
されてきた。しかしながら、これらの感光材料を用いた
感光体は、感度、光安定性、耐湿性、耐久性などの電子
写真用感光体としての要求性能を十分に満足するもので
はなかった0例えば、セレン系材料を用いた感光体は優
れた感度を有するが、熱または、汚れの付着などにより
結晶化し感光体の特性が劣化しやすい、また、真空蒸着
により製造するのでコストが高く、また可撓性がないた
めベルト状に加工するのが難しいなどの多くの欠点も同
時に有している。硫化カドミウム系材料を用いた感光体
では、耐湿性及び耐久性、また硫化亜鉛を用いた感光体
では耐久性に問題があった。
これら無機系感光材料を用いた感光体の欠点を克服する
ために、有機系感光材料を使用した感光体tJ<種々検
討されてきた。
例えば、一部実用化された有機系感光材料として2.4
.7−ドリニトロー9−フルオレノンとポリ−N−ビニ
ルカルバゾールを組み合わせて使用したものが知られて
いる。しかし、これを用いた感光体は感度が低く、また
耐久性においても満足できるものではなかった。
近年、上記のような欠点を改良するために開発された感
光体の中で、電荷発生機能と電荷輸送機能を個別の物質
に分担させた機能分離型感光体が注目されている。この
機能分離型感光体においては、それぞれの機能を有する
物質を広い範囲のものから選択し、組合せることができ
るので、高怒度化、高耐久性の感光体を作製することが
可能である。このような機能分離型の感光体に使用する
電荷発生物質として、多くの物質が提案されている。中
でも、有機染料や有機顔料を電荷発生物質として用いた
感光体が近年特に注目されている。
例えば、スチリルスチルベン骨格を有するジスアゾ顔料
を用いた感光体(特開昭53−133445号公報)、
カルバゾール骨格を有するジスアゾ顔料を用いた感光体
(特開昭53−95033号公報)、トリフェニルアミ
ン骨格を有するトリスアゾ顔料を用いた感光体(特開昭
53−132347号公報)、ジスチリルカルバゾール
骨格を有するジスアゾ顔料を用いた感光体(特開昭54
−14967号公報)、ビススチルベン骨格を有するジ
スアゾ顔料を用いた感光体(特開昭54−17733号
公報)などが報告されている。しかし、これらの電子写
真用感光体はかならずしも要求性能を十分に満足するも
のではなく、さらに優れた感光体の開発が望まれていた
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、十分な感度を有し、かつ耐久性良好な
電子写真用感光体を提供することであり、これに用いる
新規な有機電荷発生物質を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討し、
その結果、−形式(I) (式中、Aはカップラー残基を示す) で表される新規なジスアゾ化合物が、既存のジスアゾ化
合物に比し、高怒度および高耐久性等の優れた特性を有
する電子写真用感光体を与えることを見い出し、本発明
に至った。
すなわち、本発明は、導電性支持体上の感光層に一般式
(I) (式中、Aはカップラー残基を示す) で表される少なくとも一つのジスアゾ化合物を含有する
ことを特徴とする電子写真用感光体である。
−形式(I)において、Aはカップラー残基を示すが、
この残基としては、下記a)〜d)のものを挙げること
ができる。
a)−形式(II)のカップラー残基。
Xパ (式中、χは置換されていてもよい炭化水素環、置換さ
れていてもよい複素環を、またYはここでR,は置換さ
れていてもよい炭化水環基、置換されていてもよい複素
環基、R2は水素、置換されていてもよいアルキル基、
置換されていてもよいフェニル基、R7は置換されてい
てもよい炭化水素環基、置換されていてもよい複素環基
あるいは置換されていてもよいスチリル基、R4は水素
、アルキル基、置換されていてもよいフェニル基を示し
、R1とR4はそれらに結合する炭素原子と共に環を形
成してもよい、) −m式(II)のXとして、具体的には水酸基とYとが
結合しているベンゼン環と縮合したナフタレン環、アン
トラセン環などの炭化水素環、またはインドール環、カ
ルバゾール環、ベンゾカルバゾール環、ジベンゾフラン
環などの複素環が例示できる。
また、Xが置換基を有する場合、置換基として塩素原子
、臭素原子などのハロゲン原子または水酸基を例示でき
る。
R,またはR2の環基としては、フェニル基、ナフチル
基、アントリル基、ピレニル基などの炭化水素環基、ま
たはピリジル基、チエニル基、フリル基、インドリル基
、ベンゾフラニル基、カルバゾリル基、ジベンゾフラニ
ル基などの複素環基が例示でき、R1とR4とが結合し
て形成する環としてはフルオレン環などが例示できる。
R1またはR3が置換基を有する環基の場合、置換基と
してはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基など
のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
、ブトキシ基などのアルコキシ基、塩素原子、臭素原子
などのハロゲン原子、トリフルオロメチル基などのハロ
メチル基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などの
ジアルキルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ
ル基またはそのエステルなどが例示できる。
Rtがフェニル基のときには、その置換基として塩素原
子、臭素原子などのハロゲン原子が例示できる。
b) −1’IQ式(III)または(IV)のカップ
ラー残基。
(両式中、R5は置換もしくは無置換の炭化水素基を示
す) R1としては、具体的にはメチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、オクチル基等のアルキル基、あるいは
メトキシエチル基、エトキシエチル基等のアルコキシア
ルキル基などが例示される。
C)−形式(V)のカップラー残基。
(式中、R4はアルキル基、カルバモイル基、カルボキ
シル基またはそのエステル基を示し、Rtは置換されて
いてもよい炭化水素環基を示す)R1としては、具体的
にはフェニル基、ナフチル基などの炭化水素環基が例示
でき、これらの基が置換基を有する場合、置l^基とし
てメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのア
ルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基などのアルコキシ基、ジメチルアミノ基、ジエ
チルアミノ基などのジアルキルアミノ基、塩素原子、臭
素原子などのハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基などが
例示できる。
d)−形式(V[)または(■)のカップラー残基(両
式中、Zは置換されていてもよい炭化水素環の2価基、
置換されていてもよい複素環の2価基を示す) Zとしては、具体的には、O−フェニレン基などの単環
式芳香族炭化水素の2価基、0−ナフチレン基、per
i−ナフチレン基、1.2−アントラキノニレン基、9
.IO−フエナントリレン基などの縮合多環式芳香族炭
化水素の2価基、または3.4−ピラゾールジイル基、
2.3−ピリジンジイル基、4,5−ピリミジンジイル
L6.7=イミダゾールジイル基、5.6−ベンズイミ
ダゾールジイル基、6,7−キラリンジイル基等の複素
環の2価基などが例示できる。これらの環基が置換基を
有する場合、置換基として、たとえば、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などのア
ルコキシ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基など
のジアルキルアミノ基、塩素原子、臭素原子などのハロ
ゲン原子、ニトロ基、シアノ基などが例示できる。
上記の例示したカップラー残基の中で、光感度が高く、
中間体原料を容易に入手でき、低コストで製造できるこ
となどから前記−形式(I1)で表されるカップラー残
基が最も好ましい。
本発明に用いるジスアゾ化合物を、さらに具体的に例示
すると、次の構造式で示されるものが挙げられる。
尚、ti構造式一般式(+)におけるカップラー残基部
分のみで示した。
(以下余白) C2H5 C■3 本発明の化合物は次の方法を用いて製造できる。
式(■)で表されるアミン化合物 をジアゾ化し、次いでジアゾ化された化合物をそのまま
あるいはホウフッ化塩として単離した後、前記カップラ
ー化合物とカップリングすることにより容易に製造でき
る。
本発明の電子写真用感光体はmm式(I)で表されるア
ゾ化合物の少なくとも1つを電荷発生物質として導電性
支持体上の感光層に含有させてなるものである。このよ
うな感光体の代表的構成は第3図や第4図に示される。
第3図に示したのは導電性支持体1上に電荷発生物質2
と電荷輸送物質3をバインダー中に分散させた分散タイ
プの感光N4を設けた感光体であり、第4図に示したの
は導電性支持体1上に電荷発生物質をバインダー中に分
散した電荷発生層6と、電荷輸送物質をバインダー中に
分散した電荷輸送[5からなる積層タイプの感光層4を
設けた感光体である。
その他、電荷発生層と電荷輸送層を逆にしたもの、感光
層と導電性支持体との間に中間層を設けたものなどがあ
る。
第4図の感光体において、像露光された光が電荷輸送層
を透過し、電荷発生層において、電荷発生物質が電荷を
発生する。生成した電荷は電荷輸送層に注入され、電荷
輸送物質が輸送を行う。
本発明の電子写真用感光体は、−FG式(I)のアゾ化
合物の外、導電性支持体、バインダー、電荷輸送物質な
どを含有して構成され、感光体の他の構成要素は、感光
体の構成要素としての機能を奏するものであれば特に限
定されない。
すなわち、本発明の感光体において使用される導電性支
持体としては、アルミニウム、銅、亜鉛等の金属板、ポ
リエステル等のプラスチックシートまたはプラスチック
フィルムにアルミニウム、5n02等の導電材料を蒸着
したもの、あるいは導電処理した祇、樹脂等が使用され
る。
バインダーとしては、ポリスチレン、ポリアクリルアミ
ド、ポリ−N−ビニルカルバゾールのようなビニル重合
体やポリアミド樹脂、ポリエステルml、エポキシ樹脂
、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂などの縮合樹
脂などが用いられるが、絶縁性で支持体に対する密着性
のある樹脂はいずれも使用できる。
電荷輸送物質は、一般に正孔輸送物質と電子輸送物質の
二種類に分類されるが本発明の感光体には両者とも使用
することができる。正孔輸送物質としては、トリニトロ
フルオレノンあるいはテトラニトロフルオレノンなどの
電子を輸送しやすい電子受容性物質のばかポリ−N−ビ
ニルカルバゾールに代表されるような複素環化合物を含
有する重合体、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール
誘導体、イミダゾール誘導体、ピラゾリン誘導体、ボリ
アリールアルカン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、
ヒドラゾン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、トリア
リールアミン誘導体、カルバゾール誘導体、スチルベン
誘導体、等の正札を輸送し易い電子供与性物質があげら
れる。
たとえば、9−エチルカルバゾール−3−アルデヒド−
1−メチル−1−フェニルヒドラゾン、9−エチルカル
バゾール−3−アルデヒド−1−ベンジル−1−フェニ
ルヒドラゾン、9−エチルカルバゾール−3−アルデヒ
ド−1,1−ジフェニルヒドラゾン、4−ジエチルアミ
ノスチレン−β−アルデヒド−1−メチル−1−フェニ
ルヒドラゾン、4−メトキシナフタレン−1−アルデヒ
ド−1−ベンジル−1−フェニルヒドラゾン、4−メト
キシベンズアルデヒド−1−メチル−1−フェニルヒド
ラゾン、2.4−ジメトキシベンズアルデヒド−1−ベ
ンジル−1−フェニルヒドラゾン、4−ジエチルアミノ
ベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン、4
−メトキシベンズアルデヒド−1−ベンジル−1−(4
−メトキシ)フェニルヒドラゾン、4−ジフェニルアミ
ノベンズアルデヒド−1−ベンジル−1−フェニルヒド
ラゾン、4−ジベンジルアミノベンズアルデヒド−1,
1−ジフェニルヒドラゾン、1.1−ビス(4−ジベン
ジルアミノフェニル)プロパン、トリス(4−ジエチル
アミノフェニルJタフ、1.1−ビス(4−ジベンジル
アミノフェニル)プロパン、2,2°−ジメチル−4,
4°−ビス(ジエチルアミノ)−トリフェニルメタン、
9−(4−ジエチルアミノスチリル)アントラセン、9
−ブロム−10−(4−ジエチルアミノスチリル)アン
トラセン、9−(4−ジメチルアミノベンジリデン)フ
ルオレン、3−(9−フルオレノンデン)−9−エチル
カルバゾール、1 2−ビス(4−ジエチルアミノスチ
リル)ベンゼン、1.2−ビス(2,4−ジメトキシス
チリル)ベンゼン、3−スチリル−9−エチルカルバゾ
ール、3−(4−メトキシスチリル)−9−エチルカル
バゾール、4−ジフェニルアミノスチルベン、4−ジベ
ンジルアミノスチリルベン、4−ジトリルアミノスチル
ヘン、1−(4−ジフェニルアミノスチリル)ナフタレ
ン、1−(4−ジエチルアミノスチリル)ナフタレン、
4゛−ジフェニルアミノ−α−フェニルスチルベン、4
′−メチルフェニルアミノ−α−フェニルスチルベン、
1−フェニル−3−(4−ジエチルアミノスチリル)−
5−(4−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1−
フェニル−3−(4−ジメチルアミノスチリル)−5−
(4−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリンなどがある
この他の正孔輸送物質としては、たとえば、2.5−ビ
ス(4−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキ
サジアゾール、2.5−ビス(4−(4−ジエチルアミ
ノスチリル)フェニルツー1.3.4−オキサジアゾー
ル、2−(9−エチルカルバゾール−3イル−)−5−
(4−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサ
ジアゾール、2−ビニル−4−(2−クロルフェニル)
−5−(4−ジエチルアミノフェニル)オキサゾール、
2− (4−ジエチルアミノフェニル)−4−フェニル
オキサゾール、9− (3−(4−ジエチルアミノフェ
ニル)−2−プロペニリデン〕−9H−キサンチン、ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ポリ−N−ビ
ニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアン
トラセン、ピレンホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバ
ゾールホルムアルデヒド樹脂などが挙げられる。
電子輸送物質としては、たとえば、クロルアニル、ブロ
ムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジ
メタン、2,4.7−ドリニトロー9−フルオレノン、
2,4,5.7−テトラニトロ−9−フルオレン、24
,5.7−チトラニトロキサントン、2.4.8−)リ
ニトロチオキサントン、2,6.8−トリニトロ−4H
−インデノ(I,2−b)チオフェン−4−オン、1.
3.7−ドリニトロジベンゾチオフエン55−ジオキサ
イドなどがある。
これらの電荷輸送9!I質は単独又は2種以上混合して
用いられる。
感光層と導電性支持体との間に必要に応じて中間層を設
けることができるが、材料としては、ポリアミド、ニト
ロセルロース、カゼイン、ポリビニルアルコールなどが
適当で、膜厚は1μm以下が好ましい。
感光体の作製には、従来より知られた方法を用いること
ができる。たとえば積層型感光体ではジスアゾ化合物の
微粒子をバインダーを溶解した溶液中に分散し、導電性
支持体上に塗布、乾燥し、電荷発生層が得られ、次いで
、電荷輸送物質とバインダーを溶解した溶液を塗布、乾
燥することで電荷輸送層を作製できる。電荷発生層の作
製には他の方法も使用できる。たとえば、アゾ顔料を真
空蒸着する方法、あるいは、アゾ顔料の溶液を塗布、乾
燥する方法があるが、前者ではコスト高、後者では一般
に取り扱い不便な有機アミンたとえば、エチレンジアミ
ン、n−ブチルアミンなどを使用するなど作製上の欠点
もあるためアゾ化合物の微粒子分散液の塗布法が好適で
ある。塗布方法は通常の手段、たとえば、ドクターブレ
ード、ディッピング、ワイヤーバーなどで行う、感光層
の厚さは、感光体の種類によりそれぞれ最適範囲は異な
る6例えば、第3図に示したような感光体では、好まし
くは3〜50μm1さらに好ましくは5〜30μmであ
る。
また第4図に示したような感光体では、電荷発生N6の
厚みは好ましくは0.01〜5μm、さらに好ましくは
0.05〜2μmである。この厚さが0.01μm未満
では電荷の発生は十分でなく、また5μmを越えると残
留電位が高く実用的には好ましくない、また、電荷輸送
N5の厚みは好ましくは3〜501Jm、さらに好まし
くは5〜30μmであり、この厚さが3//m未満では
帯電量が不十分であり、50μmを越えると残留電位が
高く実用的に好ましくない。
−IG式(I)で表されるアゾ化合物の感光層中の含有
量は、感光体の種類により異なるが、第3図に示すよう
な感光体では、感光層4中に好ましくは50重量%以下
、さらに好ましくは20重世%以下である。またこの層
に電荷輸送物質を好ましくは10〜95重量%、さらに
好ましくは30〜90重量%の割合で含有させる。また
、第4図に示すような感光体では電荷発生層6中のアゾ
化合物の割合は好ましくは30重量%以上、さらに好ま
しくは、50重量%以上である。また、電荷輸送層中5
には電荷輸送物質を10〜95重世%、好ましくは30
〜90重量%で含有させる。なお、この層で電荷輸送物
質が10重量%未満であると、電荷の輸送がほとんど行
われず、95重量%を越えると感光体の機械的強度が悪
く実用的に好ましくない。
〔作用及び効果〕
本発明の電子写真用感光体は、−形式(I)で表わされ
るジスアゾ化合物を電荷発生物質として使用することに
より製造容易で、高感度でかつ反復使用に対して、性能
劣化しない優れた性能を有する。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これ
により本発明の実施の態様が限定されるものではない。
製造例1 前記式(■)で表わされるジアミン化合物6.0gを3
5%塩酸1Nに分散した。亜硝酸ナトリウム3.1gを
水20dに溶解した溶液を0℃で滴下し、同温度で2時
間撹拌し、不溶物を除去した後、42%ホウフッ化水素
酸300dを加えて、1時間攪拌した。生じた沈殿を濾
取、乾燥して、テトラゾニウムホウフッ化塩8.5gを
得た。
次に、N、N−ジメチルホルムアミド(DMF)300
−に2−ヒドロキシ−3−ナフェ酸アニリド3.0gを
溶解し、これに前記テトラゾニウムホウフッ化塩3.1
gを0〜5°Cで加え溶解した。次いで酢酸ナトリウム
1.5gを水30m1に溶解した溶液を0〜5°Cで滴
下し、同温度で30分攪拌した後、さらに室温で5時間
撹拌した。生じた沈殿を濾取し、 DMF 200−で
スラッチ、dilUした。このスラッチ操作を2回繰り
返した後、水洗、乾燥して、前記例示化合物A−1のジ
スアゾ化合物3.3g(収率67%)を得た。
得られた粉体は黒色を呈し300°C以下では融解しな
かった。
元茗分析及び赤外線吸収スペクトル(KBr法)より目
的物であることを確認した。
元素分析値:CHN 実測値(%’)  75.31 4.12 11.80
計算値(%)  ?5.63 4.20 11.76赤
外線吸収スペクトル; >C−Oに基づく吸収 皿印−1 赤外線吸収スペクトル(KBr法)を第1図に示す。
製造例2 下記構造式 で表わされる力・;プラー化合物5.7gをN、N−ジ
メチルホルムアミド450m1に熱溶解した。これに酢
酸ナトリウム1.5gを水30dに溶解した溶液を90
°Cで加えた後、0〜5°Cに冷却し、実施例1で製造
したテトラゾニウムホウフッ化塩3.1gを0〜5°C
で徐々に加えた。さらに0〜5°Cで30分攪拌した後
、室温で、5時間攪拌して反応を終了した。実施例1と
同様に取り出し、例示化合物A−f53 4.6g (
収率70%)を得た。
得られた粉体は黒色を呈し300°C以下では融解しな
かった。
元素分析及び赤外線吸収スペクトル(KBr法)より目
的物であることが6育認された。
元素分析値:   CHN   C1 実測値(%)  66.84 3.29 12.79 
5.40計算値(%)  67.03 3.26 13
.03 5.51赤外線吸収スペクトル; 〉C−0に基づく吸収 坦顧cm−’ 赤外線吸収スペクトル(KBr法)を第2図に示す。
実施例1 ポリエステル樹脂(商品名「バイロン200」東洋紡製
)0.5部、例示化合物A−1を0.5部及びテトラヒ
ドロフラン50部をボールミルで粉砕混合し、得られた
分散液をアルミニウム板にワイヤーバーを用いて塗布、
80°Cで20分乾燥して約1μmの電荷発生層を形成
した。−この電荷発生層上に下記構造式 で表わされるヒドラゾン化合物1部、ポリカーボネート
樹脂(商品名「パンライトに一1300J帝人化成製)
1部をクロロホルム10部に溶解した溶液をワイヤーバ
ーを用いて塗布80°Cで30分乾燥して、厚さ約18
μmの電荷輸送層を形成して、第4図に示した積層型感
光体を作製した。
静電複写紙試験装置(■用ロ電機製作所製モデルE P
 A−8100)を用いて感光体を印加電圧−6KVの
コロナ放電により帯電させ、その時の表面電位v0を測
定し、その後2秒間暗所に放置しその時の表面電位v8
を測定し、続いて感光体の表面照度が51uxとなる状
態でハロゲンランプ(色温度2856°K)よりの光を
照射して表面電位がv2の1/2になる時間を測定し、
半減露光量E 1/2(lux−see)を計算した。
また光照射10秒後の表面電位v+z %即ち残留電位
を測定した。
実施例2〜10 電荷発生物質として本発明の化合物を、電荷輸送物質と
して、下記構造式で表わされる化合物をそれぞれ使用し
、 実施例1と同様に感光体を作製し、E1/2を求めた。
使用した電荷発生物質、電荷輸送物質およびE1/2を
実施例1と共に第1表に示す。
比較例1 特公昭55−42380号公報に記載されている下記構
造式 で表わされるジスアゾ化合物を電荷発生物質として用い
たほかは実施例1と同様に感光体を作製した。
E1/2は12.0 (lux  −5ec)であった
実施例11 実施例9で作製した感光体を市販の電子写真複写装置に
装着して複写したが1万枚目においても原画に忠実なか
ぶりのない鮮明な画像が得られた。
以上のように本発明のジスアゾ化合物を用いた電子写真
感光体は高感度でかつ繰り返し使用に安定した性能が得
られ、耐久性においても優れたものであることがいえる
本発明の感光体は電子写真複写機に利用できるばかりで
なく電子写真複写原理を応用した各種プリンター、電子
写真製版システムなどに広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ例示化合物A−1、A−15
3の赤外線吸収スペクトル(KBr法)を示す。 第3図、第4図は電子写真用感光体の構成例を示した断
面図である。 なお第3図、第4図において各符号は次の通りである。 1・・・−・・導電性支持体  4・−・・−・感光層
2・・・・・・電荷発生物質  5−・・・電荷輸送層
3・・・・・−電荷輸送物質  6 ・・・・−電荷発
生層特許出願人   三井東圧化学株式会社第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)導電性支持体上の感光層に一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Aはカップラー残基を示す) で表される少なくとも一つのジスアゾ化合物を含有する
    ことを特徴とする電子写真用感光体。
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