JPH02173291A - ZnまたはZn―Ni合金めっきステンレス鋼帯の製造方法 - Google Patents

ZnまたはZn―Ni合金めっきステンレス鋼帯の製造方法

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JPH02173291A
JPH02173291A JP32620988A JP32620988A JPH02173291A JP H02173291 A JPH02173291 A JP H02173291A JP 32620988 A JP32620988 A JP 32620988A JP 32620988 A JP32620988 A JP 32620988A JP H02173291 A JPH02173291 A JP H02173291A
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康 加藤
Keiichi Yoshioka
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/34Pretreatment of metallic surfaces to be electroplated
    • C25D5/36Pretreatment of metallic surfaces to be electroplated of iron or steel

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、めっき密着性に優れたZnおよびZn −N
i合金めっきステンレス鋼帯の製造方法に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 建築物の外装材あるいはサイドモールなどの自動車外装
用部材は、表面が美しくかつ耐候性が要求されるので、
SUS 434.  SUS 304などのステンレス
鋼板が用いられてきた。
しかし、近年の環境汚染は著しく、ヨーロッパあるいは
アメリカなどで酸性雨など腐食環境の進行が問題となっ
ており、日本においても外装材の環境を苛酷にするもの
として大きな波紋を呈している。また、冬期には道路の
凍結防止のため食塩が散布されるが、これは上述の酸性
雨とあいまって自動車の車体あるいは建物の外装材に課
せられる環境を苛酷にするものである。
これに対して、ステンレス鋼にCu、 Nb、 Moな
どの元素をさらに添加して、耐食性を改善したものが開
発、使用されているが、それでもなおステンレス鋼板自
体に発話あるいはしみが生じ美観が損なわれるなどの問
題が発生しており、さらに耐候性を改善した高耐食性ス
テンレス鋼板の開発が望まれでいた。
またさらに、ステンレス鋼(反がサイドモール。
ボディロアカーパネル、ホイールハウスモールバンパー
等の自動車外装用に使用される場合には、これら外装部
材が接合される車体はステンレス鋼に対して電気化学的
に卑であるため、車体にガルバニックコロ−ジョンが生
じ、塗装皮膜が破れ、美観が著しく害されるといういわ
ゆるコスメティックコロージョンが多発するという点も
あった。
これに対して、本発明者らは鋭意努力検討したところ、
ステンレスmFiの片面にZnまたはZn合金を被覆す
れば、これらの被r1層の犠牲防食により非被覆面であ
るステンレス面の耐食性が著しく向上し、また自動車外
装部材に用いる場合には、耐ガルパニックコロージダン
性が著しく改善されることを発見した。
しかしながら、−aに、ステンレス鋼板と被覆層との密
着性が低く、特にZnあるいはZn−Ni合金電気めっ
きステンレス鋼板においては、めっきの密着性が悪く、
建材あるいは自動車等の外装部材に厳しい成形加工が施
されると、めっきが剥脱しやすい、そのため、被覆ステ
ンレス鋼板の耐候性が低下しやすく、また自動車外装材
においては車体の耐コスメティックコロージッン性が著
しく低下するという由々しき問題があった。
ところで自動車外装材等では、光輝焼鈍仕上げのステン
レス鋼板が用いられる場合が多いが、このような光g焼
鈍仕上げ材にZnあるいはZn−Ni合金電気めっきを
施す場合、特にめっきの密着性に劣る問題があった。
建材あるいは自動車用外装材として使用されるステンレ
ス鋼板は、一般に冷延鋼帯から裁断されるが、めっき密
着性の良好な片面ないし両面Znめっきステンレス鋼帯
が製造できれば経済的なメリットになり得ることは論を
待たない。
したがって、めっきr&!i性の優れたZnあるいはZ
n−Ni合金電気めっきステンレス鋼帯の製造が待望さ
れていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 このような現状に迄み、本発明の目的はめっき密着性に
優れたZnまたはZn−Ni合金めっきステンレス鋼帯
の製造方法を従業することである。
<inを解決するための手段〉 本発明は、めっきされるステンレス鋼帯表面に適当な活
性化処理を施し、次に所定のpH以下、すなわちめっき
浴液の酸性条件を制御してめっきすれば、めっき密着性
に著しく優れたZnまたはZnNi合金めっき皮膜が得
られるとの発見に基づいて構成されたものである。
すなわち、本発明は、ステンレス鋼帯にZnあるいはZ
n−Ni合金を電気めワきするに際し、まず該ステンレ
ス鋼帯に脱脂処理を施し、次いで0.5〜40wL%の
塩酸水溶液中あるいは1wt%以上の硫酸水溶液中にお
いて電流密度0.1−100 A/ddで陽極電解処理
を施し実質的に表面を活性化し、引き続きρ)I 3.
5以下のZnめっき浴あるいはZn−Ni合金めっき浴
中で電気めっきを施すことを特徴とするZnまたはZn
−Ni合金めっきステンレス鋼帯の製造方法である。
く作 用〉 以下に本発明について詳細に説明する。
ステンレス素材としては一般のステンレス鋼板を対象と
しており、特に限定されないが、C「含有量が30%を
超えると、本発明の適正な活性化処理およびめっき条件
でZn+ Zn−81合金めっきを施してもめっきの密
着性が改善されないので、Cr含有量は30%以下のス
テンレス素材を用いることが望ましい、またこのような
Cr含有鋼であれば、Cr系あるいはCr−Nj系であ
っても本発明の方法でめっきすればめっき密着性は改善
される。
本発明ではまず脱脂処理を行うが、ステンレス11帯表
面の活性化処理前に脱脂を行わないと、油等の汚れによ
り、その後に活性化処理およびめっきを行っても、めっ
きむらおよびめっき密着不良が発生する。従って本発明
においては脱脂工程は不可欠である。
脱脂処理は油等の汚れが基本的に除去されればよいので
、脱脂条件そのものについては特に限定しないが、好ま
しくは、界面活性剤を含有するNaOH等のアルカリ性
水溶液中で電解脱脂を行う。
次にステンレス鋼帯表面を実質的に活性化処理する、そ
の方法は、0.5〜40−t%の塩酸水溶液中あるいは
1wt%以上の硫酸水溶液中で電流密度0.1〜100
 A/dIIIで陽極電解処理を行うことである。
ここで塩酸水溶液はその濃度が0.5wt%未満、硫酸
水溶液ではその濃度が1.04%未満の場合、陽極電解
処理を種り変化させても十分にステンレス鋼板表面が活
性化されないので、それぞれ下限は1.0wt%、  
0.5wL%とした。−力場酸水溶液についてはその濃
度が40wt%を超えると塩素ガス発生が著しく、めっ
き周辺設備の損傷が激しくなるので上限は40wL%と
した。
陽極電解処理時の電流密度は、0.1 A /d+J未
満では本発明の主眼でもあるステンレス鋼板表面の活性
化には不十分であるので下限は0.1A/djとした。
しかしながら、100A/djを超えると鋼板表面が均
一に活性化されずに、所謂ムラが生じ易くなるので上限
は100A/−とした。
なお電解溶液温度は90℃を超えると塩素あるいは、酸
化イオウによるめっき周辺設備の損傷が激しくなるので
90°C以下の操業が好ましい。
次に活性化処理後のステンレス鋼帯にZnおよびZn−
Ni合金めっきを行うが、その際のZnめっき浴あるい
はZn−Ni合金めっき浴のpl+は3.5以下に限、
定される。
ここでZnあるいはZn−旧合金めっき浴のpHを3.
5以下に限定する理由は、次のような実験事実を得たこ
とに基づく。
表1に示す化学組成の板厚0.6麟のステンレスf/R
帯を脱脂後前述の適正な活性化条件で塩酸あるいは硫酸
水溶液中で活性化し、塩化物浴あるいは硫酸塩浴でpH
を種々変化させ、ZnめっきまたはZn合金めっきを行
い、その時のめっき密着性を調べた。
密着性の評価方法としては、66腫φの円に打ち抜き、
33閣φのポンチと34.5閣φのダイを用い油圧プレ
スで絞り抜き、カップ成形(めっき面を外面とする)し
、めっき面でのテープ剥離テストによりめっきの剥離波
を次に示す4水準で評価した。
その結果を第1図に示す。
ここで、めっき条件等は、次のとおりである。
(i)脱脂 溶液として2.5%Na0Il水溶液に2g/lの界面
活性剤を添加したものを用いて70°Cに加熱し、ステ
ンレス鋼帯が陽極となるようにIA/dnの電流密度で
電解脱脂を行った。
(ii)活性化処理 50°C,10%IIcZ水溶液中でステンレス鋼帯が
陽極となるように7 A / dj X 5 sec電
解処理を施した。
(in)めっき条件 表2に示す。
(1v)めっき密着性の評価 A:全くめっき層の剥離なし B:めっき層の剥離程度小 C:めっき層の剥離程度中 D:めっき層の剥離程度大 表2 aW会(IJI)tlG2−暑1xsLI4ζr1at
ulffiJT1し1cmシコ〆≧−1第1図の結果か
ら、Znめっきあるいは”1n−Ni合金めっきの如何
によらず、また塩化物浴あるいは硫酸塩浴の如何によら
ず、plJを3.5以下にすることによりめっきの密着
性は著しく向上し、めっきの剥脱が皆無になることがわ
かる。
前述の適正な活性化処理を施してもplJが3.5を超
えるとめワきの密着性が劣る。そして適正な活性化処理
を施した上でのめっきの密着性の良否を決定する因子は
めつき液の種類ではなく単にpHの大小であることを示
している。
以上の実験事実から、本発明方法では、めっき浴のp[
Iを3.5以下に限定するが、下限についてはさして理
由がないので特に限定しない。
〈実施例〉 以下に実施例に基づき本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 !l!3に示す化学組成を有する0、6m厚の5US4
34およびSυ5304光輝焼鈍板を200■×250
腫に切断し、実験室的に片面Znめっき(Lon)およ
びZn−Ni合金めっ@ (10pm)を行った。アル
カリ電解脱脂および活性化処理条件を表4に示す0表5
のめっき条件で浴pHを塩化物浴の場合は肛lとに01
1、硫酸塩浴の場合は11!504とNa0Ilを用い
て種々変化させ、めっき密着性を調査した。
めっきの密着性の評価方法として、66mmφの円形に
打抜き、33■φのポンチと34.5mφのダイを用い
油圧プレスで絞り抜き、カップ成形(めっき面は外面)
し、めっき面をテープ剥離テストすることによりめっき
の剥脱度から前述と同じように4水準で評価した。
その結果を表6に示す。
アルカリ電解脱脂を行わない場合、後につづく活性化処
理およびめっきがたとえ本発明の範囲であっても、めっ
きむらが生じまたZnめっきあるいはZn−Ni合金め
っきおよび鋼種の如何によらず、めっきの密着性は悪い
また、アルカリ電解脱脂後活性化処理を施さなければめ
っき液pHが本発明の範囲内でも、めっき密着性が悪い
アルカリ電解脱脂後、本発明の範囲の適正な活性化処理
を行ったものでは、鋼種およびめっき液組成の差異によ
らず、pHが3.5を趨えるといずれもめっき密着性に
劣るが、本発明の範囲であるpHが3.5以下であると
いずれも密着性が著しく向上することがわかる。
表3 表4 表5 〈発明の効果〉 本発明方法によれば、めっき密着性に優れたZnめづき
あるいはZn−Ni合金めつきステンレス鋼帯を安価に
製造することができ、建材用および自動車外装部材とし
ての複雑な成形加工時にもめっき層の剥脱がない。
このため本発明で得られるめっきステンレス鋼帯は、広
く他の分野への適用も期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図はめっき密着性に及ぼすめっき浴ρ■の影響を示
したグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ステンレス鋼帯にZnあるいはZn−Ni合金を電気
    めっきするに際し、まず該ステンレス鋼帯に脱脂処理を
    施し、次いで0.5〜40wt%の塩酸水溶液中あるい
    は1wt%以上の硫酸水溶液中において電流密度0.1
    〜100A/dm^2で陽極電解処理を施し実質的に表
    面を活性化し、引き続きpH3.5以下のZnめっき浴
    あるいはZn−Ni合金めっき浴中で電気めっきを施す
    ことを特徴とするZnまたはZn−Ni合金めっきステ
    ンレス鋼帯の製造方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN100532655C (zh) 2005-06-22 2009-08-26 重庆建设摩托车股份有限公司 金属镀件补镀镍的方法
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