JPH02172558A - 塗布方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真用フィルム・印画紙等の写真感光材料や写
真製版材料、磁気録音テープ等の磁気記録材料・感圧記
録紙、感熱記録紙等記録材料の製造において、連続走行
する長尺可撓性支持体（以下「ウェブ」と称する）に液
状塗布組成物を塗布する工程の改良に関し、更に詳しく
は改良されたと一ド塗布方法及びローラ塗布方法に関す
るものである。

〔従来の技術〕

従来より連続走行しているウェブに塗布液を塗布する方
法としては、各種の方法が桿案されて来た。

−ａに塗布工程は、ウェブに塗布液を転移せしめる部分
（以下「アプリケーション系」という）とウェブに転移
された塗布液を所望の塗布量に計量する部分（以下「計
量系」という）とに分けて考えられるため、塗布方法は
アプリケーション系、計量系の相違により分類されてい
た。

アプリケーション系の相違に基づいて、ローラ塗布方法
、デイツプ塗布方法、ファウンテン塗布方法等、計量系
の相違に基づいて、エアーナイフ塗布方法、ブレード塗
布方法、バー塗布方法等が知られていた。またアプリケ
ーションと計量とを同一の部分で担当するものとして、
エクストルージョン塗布方法、と−ド塗布方法、カーテ
ン塗布方法が知られていた。

このうちエクストルージョン塗布方法は支持体と直接接
触しない精密な塗布方法として、使用されてきた。

エクストルージョン塗布方法及び装置は例えば特公昭４
５−１２３９０号、特公昭４６−２６２３６号、特公昭
４７−２４６５０号各公報開開示されているようなエク
ストルージョン型多層塗布方法、特開昭５０−１４２６
４３号公報に開示されている単層に関する塗布方法、あ
るいは特開昭５６−９５３６３号、特開昭６２−１１０
７７６号各公報に開示されている吐出スロットが上向に
位置している方法及び装置等数多くの特許が出願されて
いる。

又、特公昭４９−１７８５３号、特公昭５１３８７３７
号公報には流体支持のエクストル・ジッン塗布方法も提
案されている。

更にまた、ローラコート塗布装置はいわゆるローラを用
いて液をピックアップし、それをウェブに転移せしめる
方法であり、２本ローラコート３本ローラコート　リバ
ースローラコート、その他多くの方法が知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、エキストルージョン塗布方法において一
定のスロット吐出幅にてその幅以内の任意の幅の支持体
に塗布液を塗布しようとすると、一般に支持体幅の外側
に位置するコーターのスロットより吐出する塗布液によ
り支持体を支えるバックアップローラ及びウェブ・エツ
ジが汚れる。

これを避ける方法として特開昭５６−９５３６３号、特
開昭６２−１１０７７６号各公報に開示されている方法
及び装置によってごく限られた条件内でローラを汚さな
いで塗布はできるが、スピードアンプあるいは送液量の
増加によりローラが汚れてくる。

本発明の目的はこのようなバックアップローラの汚れあ
るいはウェブエツジの汚れが、コーター幅が支持体幅よ
り大なる場合においても生じないようにし、これにより
支持体幅が変化する際にもコーターの塗布液幅を変化さ
せることなく塗布可能ならしめる塗布方法及び装置を提
供することにある。

又、ローラコート方式、例えば第６図に示すような順転
のローラコート方式においてバックアップローラ１０の
ウェブ１の外側に対応するところに塗布液が付着したり
、あるいはウェブのエツジ８が接するローラ表面１６あ
るいはウェブのエツジが汚れる等の故障が発生したりす
る。

本発明はこのようにローラコート方式においてもバック
アップローラ１０のローラ汚れあるいは付随しておこる
ウェブのエツジ８の汚れを防止する塗布方法及び装置を
提供することが目的である。

（課題を解決するための手段及び作用）本発明の上記目
的は、 （＋）　　コータと、バックアップローラに巻回して走
行する支持体との間に塗布液架橋を形成して、該支持体
に塗布液を塗布する方法において、該支持体幅より該コ
ーター幅が大なる場合に、該支持体幅より外側にはみ出
した前記コータの液吐出口より吐出される塗布液の盛り
上がりに対して、バックアップローラ面より噴出する気
体によって該塗布液と該ローラ間には塗布液架橋を形成
させることなく、又該ローラ及び該支持体エツジに塗布
液を付着させることな（塗布を行うことを特徴とする塗
布方法。

（２）バックアップローラに巻回して連続走行する支持
体表面にコータより塗布液を供給する塗布装置において
、該バックアップローラは該支持体幅より該コータ幅が
大なる場合に、該支持体幅より外側にはみ出たローラ面
に気体を噴出する噴気孔を有することを特徴とする塗布
装置。

によって達成される。

本発明において、コータと、バックアップローラに巻回
して走行する支持体との間に塗布液架橋を形成して該支
持体に塗布液を塗布する方法とは、エキストルージョン
型コータ又はローラビードコータを用いた塗布方法を言
う。

本発明において支持体幅より該コータ幅が大なる場合と
しては、普通は規定した支持体幅に適合したコーター幅
が設定されているが、時によっては規定幅より狭い幅の
支持体に在来のコーターで塗布する場合のことをいう。

本発明において支持体を支えるバックアップローラ面よ
り気体を噴出する噴気孔を有するということは、バック
アップローラにかかる少なくとも一番幅の広い支持体の
端部になるであろう個所から一番幅の狭い支持体までの
間バックアップローラ面には気体を噴出する噴気孔があ
り（場合によってはバックアップローラ全面に噴気孔が
開口しており、支持体が浮上支持されている場合も含む
）その噴気孔がスリット状又は礼状であり、スリットの
幅長さは適当に決められ、又礼状ということも単に丸孔
だけでなく随円形状のものも含まれる。

本発明において噴気孔の配列はコーターよりの塗布液架
橋に対し平行でしかも対向することによって、支持体幅
がコーター幅より狭（なった場合はウェブ幅より外側の
噴気孔より噴出する気体は支持体端部及び塗布液架橋に
当たり架橋部の盛り上りを押えて、ウェブエツジ及びバ
ックアップローラに塗布液が付着し汚れることを防ぐこ
とが出来る。

以下添付した図面により、本発明の実施態様について、
詳述する。第１図は本発明の塗布方法を説明する塗布装
置の、１実施例の全体斜視図、と側面断面図第２図（ａ
）、［有］）、　（Ｃ）、第１図において、エキストル
ージョン型コーター４はウェブ１の下面において、ウェ
ブｌに対し塗布液架橋５を形成し塗布を行っている。バ
ックアップローラ３にはスリット６が塗布液架橋５に対
向してバックアップローラの３の軸に平行に複数列刻ま
れており、そのうち、エキストルージョン型コーター４
のスロット７の真上に位置するスリット６より噴出する
気体により、ウェブエツジ８から外側のスロット７から
の液の盛り上がりがおさえられ、塗布液架橋を形成させ
ることなくウェブエツジ８及びバックアップローラ３に
塗布液を付着させることなく塗布を行うことが出来る。

この場合バックアップローラ３に刻まれたスリット６は
少なくともバックアップローラ３の幅方向に必要幅の長
さで連続して施されており、ウェブｌで覆われるバック
アップローラの部分はスリットを刻まれても刻まれなく
てもよい。

また、スリット６のクリアランスは０．３〜５閤くらい
が通常用いるのに便利であり、スリット６のピッチは上
記スリット６のクリアランスに依存するが、例えばスリ
ット６のクリアランスが２閣の場合にはピッチが３〜１
０■くらいが効果を生み出すのに好ましい。

また、気体を噴出する噴気口としては、スリットのみで
な（、種々の形状の開口を用いることもできる０例えば
、円孔を第３図に示すように配置して用いることもでき
る。又この場合の孔は四角の孔等多くの形状の孔を用い
ることもできる０円孔としては径０．３〜８ｍ、より好
ましくは０．８〜３鴫くらいがよい、また長方形の孔等
、他の多くの形状の孔も用いることができる。

スリット６から噴出させる気体の流速は吹き出しにおい
て、１〜３０ｍ／ｓｅｃ位が適しており、より好ましく
は３〜１５ｍ／ｓｅｃがよい。

風速が高すぎると、塗布液を前後に吹き飛ばすことにな
り、塗布装置を汚したり塗布面を甚だしい場合には汚す
ことになる。

風速が低い場合には、勿論液の盛り上がりを押さえるこ
とができず、ウェブエツジ８より外側のローラ３への液
の付着を防止することができない。

また、孔のあけ方としては、第３図（ａ）の孔列９ａの
ローラ３の円周方向に千鳥状に施すだけでなく、第３図
（ｂ）の孔列９ｂのようにローラ３の軸のまわりに円状
直列状に刻むことにより、ウェブの端面とウェブ端面が
接する位置のローラの汚れを防止することも可能である
。

エキストルージョン型コーターの塗布液吐出のスロット
７の吐出位置は第２図（ａ）のようにローラの最下点だ
けでなくまた、塗布装置として、第２図（ｂ）、　（Ｃ
）のような位置に吐出口を設けたエクストルージョン型
コーターでも上述の方式を用いることができる。更に、
第４図のようなローラコーター装置において、バックア
ップローラＩＯはエクストルージョン型コーターのバッ
クアップローラと同様のスリットを備えたローラであり
、バックアップローラ１０とコーティングローラ１１の
ニップ部１２にスリット６からエアーが供給される。

これにより、エクストル−シコン型コーターと同様にウ
ェブエツジの汚れを防止することができる。

本発明の詳細な説明を更に付加すると本発明における塗
布液としては特に限定されるものではなく、高分子化合
物の水または有機溶媒ａ、　ａ料水分散液２コロイド溶
液等が含まれる。また、塗布液の物性も特に限定される
ものではないが、ウェブ上に塗布された液の条件として
は粘度は低い方が適しており、１００ｃｐｓ以下特に５
Ｑｃｐｓ以下の状態が適している。表面張力も特に限定
されないが、５０　ｄｙｎｅ／　ｃｔｘ以下で好ましい
結果が得られる。

本発明におけるウェブとは紙、プラスチックフィルム、
レジンコーチインド紙、アルミニウムウェブ、合成紙等
が含有される。プラスチックフィルムの材質は、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポ
リ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等のビニ
ル重合体、６゜６−ナイロン、６−ナイロン等のポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレート　ポリエチレン−２
６−ナフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート
、セルローストリアセテート、セルロースダイアセテー
ト等のセルロースアセテート等が使用される。またレジ
ンコーテツド紙に用いる樹脂としては、ポリエチレンを
はじめとするポリオレフィンが代表的であるが、必ずし
もこれに限定されない。

（実　施　例） 本発明の効果を一層明瞭ならしめるために、実施例をあ
げる。

実施例−１ 厚さ２００μ２幅１０１００Ｏのポリエチレンテレフタ
レートフィルムの表面に第１表に示す組成及び物性を有
する塗布液を第１図に示す塗布装置を用いて、塗布速度
９０ｍ／ｍｔｎで塗布ｆ１８０ｃｃ／ポで塗布した。こ
のとき、スリットノズルのクリアランスは３ｍ１１１で
ピッチは６ｍｓであり、スリットノズルの幅は全長１５
００−でエキストルージッンコーター幅も全長１５００
鵬であり、ローラ面長は２５００−であった。

スリットよりの気体の噴出速度は５ｍ／ｓｅｃである。

第　　　１　　　表 この時パンクアンプローラあるいはウェブエツジには全
く塗布液が付着しなかった。

比較例−１ 実施例−１で示した塗布液を第５図に示すように従来型
のエキストルージクン型コーク−で塗布したところウェ
ブエツジとローラに第５図に示すように塗布液が付着、
転写した。

〔発明の効果〕

上記例に説明したように本発明の塗布方法によって、ウ
ェブ輻がコータースロット幅あるいはローラコート幅よ
り小なる場合においても、ウェブエツジ及びバックアッ
プローラに塗布液を付着させて汚すことなく、品質故障
なく能率的に塗布することが可能になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の塗布装置を説明するための１実施例の
全体斜視図と第２図はその側面図の変形例（ａ）、　（
ｂ）、　（Ｃ）、第３図（ａ）、　Ｃｂ）、は本発明の
別の実施例を示す全体斜視図、第４図は同じく本発明の
別の実施例の側面図、第５図は従来のエクストルージョ
ン型コーターの斜視図、第６図は従来のローラコーター
の全体斜視図である。 ｌ　・　・ ２　・　・ ３　・　・ ４　・　・ ５　・　・ ６　・　・ ７　・　・ ８　・　・ ａ １０　・ １１　　・ ｌ　２　・ ｌ　３　・ ｌ　４　・ １６　・ ・ウェブ ・塗布ずみウェブ ・バックアップローラ ・エキストルージッン型コーター ・塗布液架橋 ・スリット ・スロット ・ウェブ ９０・・・噴気孔 ・・バ・ンクアンフ゛ローラ ・・アプリケートローラ ・・ニップ部 ・　・ピンクアップローラ ・・パン　　　　１５・・・ブレード ・・ローラに転写した塗布液 第 図 （ａ） （ｂ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コータと、バックアップローラに巻回して走行す
   る支持体との間に塗布液架橋を形成して、該支持体に塗
   布液を塗布する方法において、該支持体幅より該コータ
   ー幅が大なる場合に、該支持体幅より外側にはみ出した
   前記コータの液吐出口より吐出される塗布液の盛り上が
   りに対して、バックアップローラ面より噴出する気体に
   よって該塗布液と該ローラ間には塗布液架橋を形成させ
   ることなく、又該ローラ及び該支持体エッジに塗布液を
   付着させることなく塗布を行うことを特徴とする塗布方
   法。
2. （２）バックアップローラに巻回して連続走行する支持
   体表面にコータより塗布液を供給する塗布装置において
   、該バックアップローラは該支持体幅より該コータ幅が
   大なる場合に、該支持体幅より外側にはみ出たローラ面
   に気体を噴出する噴気孔を有することを特徴とする塗布
   装置。