JPH0217232A - 摩擦連結装置 - Google Patents

摩擦連結装置

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JPH0217232A
JPH0217232A JP16627288A JP16627288A JPH0217232A JP H0217232 A JPH0217232 A JP H0217232A JP 16627288 A JP16627288 A JP 16627288A JP 16627288 A JP16627288 A JP 16627288A JP H0217232 A JPH0217232 A JP H0217232A
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JP
Japan
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friction surface
friction
ring
connecting ring
annular plate
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JP16627288A
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English (en)
Inventor
Mikio Tsukada
美樹夫 塚田
Moriharu Hasegawa
長谷川 守治
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トルクを伝達するための摩擦連結装置に関す
る。
[従来の技術] 特公昭49−6603号公報には、電動機の出力軸に連
結された円錐状保合片(第1摩擦部材)と、該係合片に
摩擦連結することによって、係合片から出力軸の動力が
伝達される可撓性の円錐状連結環(第2j1!擦部材)
とを備えたエンジンのスタータに組み込まれた摩擦連結
装置が記載されている。
この摩擦連結装置は、係合片と連結環とを円錐状に形成
することにより、伝達すべきトルクの大きさに応じて連
結環に対する係合片の押圧力を連続的に大きくすること
が可能となり、その際に連結環の可視性を堅持するもの
である。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、上記構成の従来のスタータに組み込まれた摩
擦連結装置は、ビニオンにトルクを伝達する係合片と連
結環とが電動機のケーシングより突出しており、剥き出
しにされているため、水や油等が係合片の摩擦面と連結
環の摩擦面との閏、およびビニオンの摩擦面と連結環の
wm面との間に付着する恐れがある。水や油等がそれぞ
れの摩擦面間に付着した場合には、それぞれの摩擦面間
の摩擦係数が変化し、摩擦面間に滑りが発生して必要な
トルクが得られなかったり、逆に必要なトルクより高い
トルクになったりするという恐れがあった。
本発明は、第1摩擦面と第2摩擦面との間の摩擦係数の
変化を早期に減少させることが可能な摩擦連結装置の提
供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の摩擦連結装置は、第1摩擦面を有し、トルクが
伝達される第1摩擦部材と、前記第1摩擦面に摩擦連結
する第2摩擦面を有する第2串擦部材とを備えた摩擦連
結装置において、前記第1摩擦面と前記第2摩擦面との
うち少なくとも一方の摩擦面には、凹みまたは穴が設け
られた構成を採用した。
[作用] 本発明の摩擦連結装置は上記構成によりつぎの作用を有
する。
第1摩擦面と第2摩擦面とのうち少なくとも一方の摩擦
面に凹みまたは穴を設けているので、第1摩擦面と第2
摩擦面との間に侵入する恐れのあろ水、油またはごみ等
の異物を第1摩擦面と第2摩擦面との間より除去するこ
とが可能となり、第1摩擦面と第2摩擦面との間の摩擦
係数の変化を早期に減少させることが可能となる。
[発明の効果] 本発明の摩擦連結装置は上記構成および作用によりつぎ
の効果を奏する。
水、油またはごみ等の異物を第1摩擦面と第2am面と
の問より除去することができ、第1R1擦面と第2摩擦
面との間の摩擦係数の変化を早期に減少させることがで
きる。
[実施例] 本発明の摩擦連結装置を図に示す一実施例に基づき説明
する。
第1図は本発明を組み込んだ慣性噛み込み式スタータを
示し、第2図および第3図はその慣性噛み込み式スター
タに組み込まれた円環板を示す。
スタータ1は、電力を受けて動力を発生する電動機2と
、該電動機2の出力軸21上を軸方向に移動可能な係合
片3と、該係合片3に摩擦連結し、出力軸21上を軸方
向に移動可能な可視性の連結環4と、エンジン(図示せ
ず)始動時に連結環4の移動に伴って出力軸21上を前
進(軸方向に移動)してエンジンのリングギア11に噛
み込むビニオン本体5と、該ビニオン本体5の歯より連
結環4を保護する円環板6とを備えている。
また、係合片3と連結環4とは、本発明にかかる第1摩
擦連結装置Aを構成し、係合片3が第1摩擦部材として
働き、連結環4が第2摩擦部材として働く。
さらに、連結環4と円環板6とは、本発明にがかる第2
摩擦連結装置Bを構成し、連結環4が第11F1部材と
して働き、円環板6が第21擦部材として働く。
電動機2は、周知の構成を有し、ケーシング22より電
機子軸である出力軸21が突設している。出力軸21に
は、ケーシング22内に収納された電機子(図示せず)
、ケーシング22より突設され、アウタヘリカルスプラ
イン23が形成された伝達部24、および周溝25が周
設された先端部26を備えている。
伝達部24の前方の段は、ビニオン本体5がリングギア
11から外れた時の図示右方向への移動を規制する。
また、先端部26の外周には、ビニオン本体5の前進(
図示左方向の移動)を規制する止め環27が周溝25に
嵌め込まれた輪止め28に係止されて取付けられている
。さらに、先端部26の外周には、止め環27とビニオ
ン本体5との間に支持された圧縮コイルスプリング29
が装着されている。
係合片3は、鉄、真鍮等の金属製で、出力軸21に連結
してトルクを伝達される連結部31、該連結部31の図
示左側端より径方向に折曲げられた環状部32、および
該環状部32の外周より図示左方向に向かって円錐状に
広がる裾部33を備える。
連結部31は、出力軸21に形成されたアウタヘリカル
スプライン23に噛み合うインナヘリカルスプライン3
4を内周面に形成している。
裾部33は、連結環4上に嵌め合わされ、Wl擦画面3
5外周面36とを貫く複数の貫通穴37が同一円周上に
形成されている0貫通穴37は、円形または楕円形状を
呈し、係合片3と連結環4とが摩擦連結する摩擦面35
.41間へ浸入する水や油を除去する。
摩擦面35は、第1摩擦連結装置Aの第1摩擦部材(係
合片3)の第1摩擦面として働く。
連結環4は、天然ゴムまたは合成ゴム製で、エンジン始
動時に、係合片3の摩擦面35に押圧され、出力軸21
上を軸方向に移動する。連結環4は、外周に係合片3の
裾部33の摩擦面35に沿ったテーパー状摩擦面41を
有し、この摩擦面41が係合片3の裾部33の摩擦面3
5に摩擦連結している。摩擦面41は、第1摩擦連結装
置Aの第2摩擦部材(連結環4)の第2摩擦面として働
く。
そして、連結環4は、圧縮コイルスプリング29の付勢
力によって、係合片3の摩擦面35に押付けられている
。また、連結環4の前面は、円環板6の後端面に摩擦連
結する摩擦面42とされ、内周は、ビニオン本体5の外
周に嵌め込まれ、ビニオン本体5の外周面に摩擦連結す
るRI擦圃面43されている。摩擦面42は、第2摩擦
連結装置Bの第11!J擦部材(連結環4)の第1摩擦
面として働く。
ビニオン本体5は、鉄、真鍮等の金属または樹脂製の円
筒状で、連結環4に摩擦連結して係合片3からエンジン
を始動させるのに必要なトルクが伝達される。このビニ
オン本体5は、出力軸21に対して回転自在に配設され
、歯車51、および該歯車51より図示右方向に向かっ
て延設されたスリーブ部52を備える。
歯車51は、エンジン始動時に、連結環4の前進(軸方
向の移動)に伴って出力軸21上を前進(軸方向に移動
)して、エンジンのリングギア11の歯溝に噛み込む多
数の歯を形成している。
スリーブ部52の外周には、連結環4の内周が嵌め込ま
れ、連結環4の摩擦面43に摩擦連結される摩擦面53
が設けられている。
円環板6は、鉄、真鍮等の金属製で、歯車51の歯の縁
から連結環4を保護するものであり、前端面61にビニ
オン本体5の歯車51の歯と歯との間に嵌め合わされ、
ビニオン本体5に対して回り止めとなる複数の凸部62
がプレス成形により形成されている。この凸部62がビ
ニオン本体5の歯車51の歯と歯との間に嵌め合わされ
ることによって、ビニオン本体5と円環板6とは、一体
的に回転することができる。
また、円環板6は、平滑な後端面に連結環4の摩擦面4
2に摩擦連結されるとともに、凹み63を形成した摩擦
面64が形成されている。凹み63は、円形状を呈し、
連結環4と円環板6とが摩擦連結する摩擦面42.64
間へ浸入する水や油を除去する。
摩擦面64は、第2摩擦連結装置Bの第2摩擦部材(円
環板6)の第2摩擦面として働く。
本実施例のエンジンのスタータ1の作用を図に基づき説
明する。
電動機2に電力が供給されると、出力軸21が回転を始
める。出力軸21が回転すると、係合片3は、その質量
慣性の作用により出力軸21に形成されたアウタヘリカ
ルスプライン23上を前方にねじ回り、連結環4、ビニ
オン本体5および円環板6をリングギア11へ向かって
押す、このとき、ビニオン本体5の歯車51に形成され
た歯がリングギア11に形成された歯溝に噛み込んでも
、ビニオン本体5の先端面が止め環27に接触するまで
、係合片3による送りが続けられる。
出力軸21が引続き回転すると、ビニオン本体5および
円環板6が保持される際に、アウタヘリカルスプライン
23およびインナヘリカルスプライン34により発生す
る軸方向力のため、係合片3が連結環4にさらに押付け
られる。
このため、係合片3の摩擦面35と連結環4の摩擦面4
1との間、連結環4の摩擦面42と円環板6の摩擦面6
4との間、および連結環4の摩擦面43とビニオン本体
5のスリーブ部52の摩擦面53との間に発生する摩擦
力は、アウタヘリカルスプライン23、係合片3、連結
環4、円環板6およびビニオン本体5を経て出力軸21
のトルクをリングギア11へ伝達するのに必要な摩擦力
となる。
ビニオン本体5の歯車51の歯がリングギアの歯に当り
、ビニオン本体5の歯車51の歯とリングギア11の歯
溝との噛み合いが妨げられると、係合片3の摩擦面35
と連結環4の摩擦面41との間、連結環4の摩擦面42
と円環板6の摩擦面64との間、および連結環4の摩擦
面43とビニオン本体5のスリーブ部52の摩擦面53
との間の押圧力は、リングギア11に沿ってビニオン本
体5を回転させ、ビニオン本体5の歯車51の歯とリン
グギア11の歯溝が対向する位置でビニオン本体5の歯
車51の歯を噛み合わせるのに必要な押圧力まで大きく
なる。
ビニオン本体5の歯車51の歯がリングギア11の歯溝
に噛み込むと、出力軸21のエンジンを始動するのに必
要なトルクは、係合片3の摩擦面35と連結環4の摩擦
面41との間、連結環4のf!J擦面42と円環板6の
摩擦面64との間、および連結環4の摩擦面43とビニ
オン本体5のスリーブ部52の摩擦面53との間の摩擦
連結により伝達される。このとき、伝達すべきトルクの
大きさに応じて、係合片3の連結環4への押圧力が連続
的に調整される。
ここで、連結環4の摩擦面42と円環板6のm圃面64
との間の摩擦連結よりビニオン本体5に伝達されるトル
クは、ビニオン本体5の歯車51の歯と歯との間に円環
板6の凸部62が嵌め込まれているので、ビニオン本体
5と円環板6とが一体的に回転するため、ビニオン本体
5と円環板6との間で滑りによる原因で減少することな
く伝達される。
また、ビニオン本体5と円環板6とが一体的に回転する
なめ、連結環4とビニオン本体5とのm擦連結を連結環
4の摩擦面42と円環板6の摩擦面64を介してビニオ
ン本体5との問、および連結環4の摩擦面43とビニオ
ン本体5のスリーブ部52の摩擦面53との間の両者で
行うことができ、係合片3を軸方向に小型化することが
できるという効果を有する。
同時に、電動機2と連結されるエンジンの始動時、エン
ジンが確実に始動する前に、ビニオン本体5の歯車51
の歯がリングギア11の歯溝より外れないようにするこ
とができる。しかし、このためには、エンジンが自動的
に回転しはじめる回転速度と電動機2の無負荷回転速度
との間に若干の回転速度差が必要である。
例えば、エンジンがしばらく始動されると、電動機2は
、負荷を除かれ、係合片3の摩擦面35と連結環4の摩
擦面41との間の押圧力は、わずかとなり、係合片3と
連結環4とは相互に回転することができ、スタータ1が
一方向クラッチとして作用する。!動機2は、負荷を除
かれるため、さらに加速され、係合片3を再び連結環4
へ押付ける。
エンジンが自動的に始動しない場合には、上述したスタ
ータ1による始動過程が続けられる。
エンジンが始動して自ら加速されると、スタータ1が一
方向クラッチとして作用する。このとき、ビニオン本体
5の歯車51の歯は、リングギア11が電動機2の無負
荷回転速度に達するか、電動機2への電力の供給が遮断
されるまで、リングギア11の歯溝に噛み合ったままで
ある。
エンジンの回転速度が電動機2の出力軸21の回転速度
より大きくなった時始めて、アウタヘリカルスプライン
23およびインナヘリカルスプライン34の作用のため
、係合片3が戻り、ビニオン本体5の歯車51の歯が圧
縮コイルスプリング29の付勢力により、リングギア1
1の歯溝より外される。
ここで、従来より、スタータに組み込まれた摩擦連結装
置は、ビニオンにトルクを伝達する係合片と連結環とが
電動機のケーシングより突出しており、剥き出しにされ
ているため、車両走行中の飛水や、エンジン等の潤滑油
の流出による水や油が係合片の摩擦面と連結環の摩擦面
との間、およびピニオンの摩擦面と連結環の摩擦面との
間に浸入する恐れがある。水や油がR1擦面間に浸入し
た場合には、摩擦面間の摩擦係数が減少し、第4図の伝
達トルクとスタータの使用回数との関係を示すグラフの
ように、摩擦面間に滑りが発生し、初期トルク(エンジ
ンの始動に必要な伝達トルク)Toより伝達トルクが減
少する。そして、その減少した伝達トルクは、初期トル
ク]゛。にゆっくりと近づいていくので、その間は、エ
ンジンの始動に必要な伝達トルクが得られなかった。
また、本実施例では、第1摩擦連結装置Aとしての係合
片3の摩擦面35と連結環4の摩擦面41との間に水ま
たは油が浸入した場合には、第4図のグラフのように、
摩擦面35.41間の摩擦係数が減少し、摩擦面35.
41間に滑りが発生し、従来の摩擦連結装置と同様に初
期トルク1゛。より伝達トルりが減少する。
しかるに、本実施例では、係合片3の裾部33の同一円
周上に複数の貫通穴37を形成しているため、エンジン
始動時に係合片3の摩擦面35と連結環4の摩擦面41
とが摩擦連結されると、貫通穴31の摩擦面35側の角
により連結環4の摩擦面41に付着している水または油
を削り収るように除去する。
よって、係合片3の摩擦面35と連結環4の摩擦面41
との間に水または油が浸入した際でも、係合片3の摩擦
面35と連結環4の摩擦面41との間の摩擦係数の変化
を早期に減少させることができるので、係合片3の摩擦
面35と連結環4の摩擦面41との間に伝達されるトル
クを早期に初期トルクT0まで回復させることができる
さらに、第2摩擦連結装置Bとしての連結環4の摩擦面
42と円環板6の摩擦面64との間に水または油が浸入
した場合には、摩擦面42.64間の摩擦係数が減少し
、摩擦面42.64間に滑りが発生し、従来の摩擦連結
装置と同様に初期トルクより伝達トルクが減少する。
しかるに、円環板6の摩擦面64に2つの凹み63を形
成しているため、エンジン始動時に連結環4の摩擦面4
2と円環板6の摩擦面64とが摩擦連結されると、凹み
63の摩擦面64側の角により連結環4の摩擦面42に
付着している水または油を閏り取るように除去する。
よって、連結環4の摩擦面42と円環板6の摩擦面64
との間に水または油が浸入した際でも、連結環4の摩擦
面42と円環板6の摩擦面64との間の摩擦係数の変化
を早期に減少させることができるので、連結環4の摩擦
面42と円環板6の摩擦面64との間に伝達されるトル
クを早期に初期トルクまで回復させることができる。
ここで、貫通穴37や凹み63の形状は、大きさや個数
には比較的関係が少なく、摩擦面の面積に大きく関係し
、実験的には、摩擦面の沿う面積の1%〜30%の範囲
の穴や凹みの開口面積で伝達トルクを減少させることな
く、安定した効果を得ることができる。
また1図示のスタータ1おいて、天地方向が図示左右方
向の場合には、本実施例のように係合片3に貫通穴37
を設け、円環板6に凹み63を設け、天地方向が図示右
左方向の場合には、本実施例のように係合片3に凹みを
設け、円環板6に貫通穴を設けることが望ましい、これ
は、貫通穴の摩擦面とは逆側の面より水や油を排出した
り、凹みのの摩擦面とは逆側の面からの水や油の浸入を
防止出来るからである。
[他の実施例] 本実施例では、本発明の摩擦連結装置をスタータに組み
込んだが、本発明の摩擦連結装置を第1摩擦部材と第2
摩擦部材とを摩擦連結する摩擦クラッチ装置、摩擦ブレ
ーキ装置、または継手等に採用して車両、定置式の機械
等の動力伝達装置に組み込んでも良い。
本実施例では、本発明の摩擦連結装置を係合片と連結環
、および連結環と円環板の両方に採用したが、どちらか
一方に本発明の摩擦連結装置を採用してあれば良い。
本実施例では、金X製係合片および金属製円環板と天然
ゴムまたは合成ゴム製の連結環とから摩擦連結装置を構
成したが、第1摩擦部材と第2摩擦部材との両者が金属
製、樹脂製同士でも良い。
本実施例では、係合片と連結環とのうち係合片に貫通穴
を設けたが、係合片と連結環とのうちどちらか一方また
は両方に凹みまたは穴を設けても良い。
本実施例では、連結環と円環板とのうち円環板に凹みを
設けたが、連結環と円環板とのうちどちらか一方または
両方に凹みまたは穴を設けても良い。
本実施例では、貫通穴および凹みを円形または楕円形状
に形成したが、貫通穴または凹みを多角形状、0字状ま
たは7字状などの凹みまたは穴としても良い。
凹みまたは穴の摩擦面がわ縁は、鋭角、直角、鈍角、ま
たは湾曲形状のうちいずれの形状を採用しても良いが、
鋭角または直角形状が望ましい。
また、凹みまたは穴は、本実施例のような同一円周上よ
りも形成箇所を同一円周上よりずらしながら適宜に設置
すれば、摩擦面全域の油や水またはごみ等の異物を除去
できる。さらに、凹みと外周壁との間に、摩擦面に存す
る油や水またはごみ等の異物を排出する排出孔を形成し
ても良い。
本実施例では、係合片と連結環とを円錐摩擦連結(クラ
ッチ)装置としたが、係合片と連結環とを円環板同士ま
たは一方のみ円環板の摩擦クラッチ装置としても良い。
本実施例では、ビニオン本体と連結環とを別途設けたが
、とニオン本体と連結環とを合成物質で一体成形しても
良く、またビニオン本体と連結環とを金属等で一体成形
しても良い、この場合には、円環板が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に採用された摩擦連結装置を
組み込んだエンジンのスタータを示す概略図、第2図は
エンジンのスタータに組み込まれた円環板を示す断面図
、第3図はその円環板を示す平面図、第4図は伝達トル
クとスタータの使用回数との関係を示すグラフである。 図中

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)第1摩擦面を有し、トルクが伝達される第1摩擦部
    材と、 前記第1摩擦面に摩擦連結する第2摩擦面を有する第2
    摩擦部材とを備えた摩擦連結装置において、 前記第1摩擦面と前記第2摩擦面とのうち少なくとも一
    方の摩擦面には、凹みまたは穴が設けられたことを特徴
    とする摩擦連結装置。
JP16627288A 1988-07-04 1988-07-04 摩擦連結装置 Pending JPH0217232A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496603A (ja) * 1972-03-24 1974-01-21
JPS55142129A (en) * 1979-04-24 1980-11-06 Yamaha Motor Co Ltd Disc brake

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