JPH02169666A - 耐火性ポリアミドをベースにした組成物 - Google Patents

耐火性ポリアミドをベースにした組成物

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JPH02169666A
JPH02169666A JP1264077A JP26407789A JPH02169666A JP H02169666 A JPH02169666 A JP H02169666A JP 1264077 A JP1264077 A JP 1264077A JP 26407789 A JP26407789 A JP 26407789A JP H02169666 A JPH02169666 A JP H02169666A
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acid
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polyamide
lanthanide
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JP1264077A
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Yves Bonin
イブ・ボナン
Jack Leblanc
ジャック・ルブラン
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Rhodia Chimie SAS
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Rhone Poulenc Chimie SA
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Publication date
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    • C08K3/30Sulfur-, selenium- or tellurium-containing compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/24Acids; Salts thereof
    • C08K3/26Carbonates; Bicarbonates
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    • C08K5/098Metal salts of carboxylic acids

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は赤リンによって耐火性(fire−resis
tant)にした、特に電気及び電子工業用製品を製造
する意図のポリアミドをベースにした新規な組成物に関
する。−層詳細には、本発明は特に耐火性、レジリエン
ス、アークトラッキング抵抗及び表面状態に関する性質
の良好な折衷を示す耐火性品になる組成物に関する。 従来の技術 赤リンをポリアミドベースの組成物に加えることにより
高度の耐火性を達成することが可能なことは知られてい
る。 米国特許3883475号に、耐火性ポリアミドをベー
スにした組成物の記述があり、該記述によれば、有利に
は酸化第二銅からなる金属化合物を組成物に加えること
によって、ポリマー中に存在する微量の水及び転化に要
する高い熱の作用下で赤リンの不均化反応に従って形成
される極めて毒性のホスフィンの放出を抑制しようとす
る試みがなされた。 フランス特許2.367.100号においてCuOの代
りに酸化カドミウムを使用することからなる改良が提案
された。酸化カドミウムは、ホスフィンの放出を抑制す
るのに有効である(少なくともCuOの有効性に等しい
)のに加えて、また特に高いアークトラッキング抵抗(
NF標準規格C2622Gの意味で)を生じ、未充填組
成物の場合、400ボルトに等しいか或はそれ以上にな
り、グラスファイバーを組成物のポリアミドの重量に対
しておよそ40重量%を充填した組成物の場合、375
ボルトになる。 フランス特許2.553783号において、酸化カドミ
ウム(ある毒性を示す)に代えてランタニドをベースに
した化合物からなる代替え品が提案された。この補助剤
を用いて得られる耐火性ポリアミドをベースにした組成
物は、特に耐火性、レジリエンス、アークトラッキング
抵抗に関し、酸化カドミウムの使用に伴うものに比べて
一層良好な性質の折衷を示す製品になる。 しかし、赤リンの助けによって耐火性にした製品が高温
及び湿度の対の作用に暴露されると、これらの製品の表
面上に白みかかったしみ(白みかかった滲出)が変動す
る度合で現われて発展するという問題は依然解決しなけ
ればならないままである。当該製品のこのような劣化は
、例えば熱(かつ湿った熱帯国で遭遇される。 本出願人は、この分野の技術の研究を続け、特に上述し
たフランス特許2,553,783号の教示するところ
に従って耐火性組成物を更に改良しようと試みて、今、
賢明に選択したハイドロタルサイトからなる安定剤を利
用することによって、上述したじみの出現及び発展の現
象を打開することができ、その上、耐火性、レジリエン
ス及びアークトラッキング抵抗に関する性質の値に認め
得る程の不都合を与えないことを見出した。 発明の構成 一層詳細に言えば、本発明は赤リンによって耐火性にさ
れかつランタニドをベースにした少な(とも1種の化合
物を含むポリアミドをベースにした組成物であって、更
に下記の一般式:%式%(1) (式中、Aはアニオンso、 ”−或はC03′−を表
わし;aは下記の関係を満足する数であり; Q<a≦0.5 pはハイドロタルサイト1分子当りの水の分子数を表わ
す数であり、下記の関係を満足する:0<p<1   
) の少なくとも1種のハイドロタルサイトを有効量含むこ
とを特徴とする組成物に関する。 (1)式のハイドロタルサイトの中でAがco3”−を
表わすハイドロタルサイトが好ましい。(1)式におい
て、Aがco、”を表わし、aが0.2≦a < 0.
4なる関係を満足する数であるハイドロタルサイトを利
用するのがなお一層好ましい。 これらのハイドロタルサイトは天然のハイドロタルサイ
ト及び天然のハイドロタルサイトを処理して得られるハ
イドロタルサイトを含む。これらのハイドロタルサイト
は特にフランス特許2,483に934号に記載されて
いる。 本発明において耐火性にさせかつ対象とするポリアミド
は下記を含む: 炭素原子6〜12を含有する飽和脂肪族ジカルボン酸と
炭素原子6〜12を含有する飽和脂肪族ジプライマリー
ジアミンとを重縮合させて得られるポリアミド、炭素原
子4〜12を含有する炭化水素鎖を含むω−アミノアル
カン酸を直接ホモ重縮合させるか或はこれらの酸から誘
導されるラクタムを加水分解開環及び重合させるかのい
ずれかによって得られるポリアミノ酸、上述したポリア
ミドの出発モノマーから得られるコポリアミド;更にこ
れらのコポリアミドの酸成分は一層テレフタル酸及び/
又はイソフタル酸及びかかるポリアミドの混合物からな
ることが可能である。 二酸及びジアミンを重縮合させて得られるポリアミドの
例として、例えば下記を挙げることができる:ナイロン
66(ヘキサメチレンジアミン及びアジピン酸のポリマ
ー)、ナイロン69(へ牛すメチレンジアミン及びアゼ
ライン酸のポリマー)、ナイロン610 (ヘキサメチ
レンジアミン及びセバシン酸のポリマー)、ナイロン6
12(ヘキサメチレンジアミン及びドデカンジ酸のポリ
マー)。 適し得るポリアミノ酸の例として、下記を挙げることが
できる:ナイロン4(4−アミノブタン酸或はγ−ブチ
ロラクタムのポリマー)、ナイロン5(5−アミノペン
タン酸或はδ−アミロラクタムのポリマー)、ナイロン
6(ε・−力プロラクタムのポリマー)、ナイロン7(
7−アミノへブタン酸のポリマー)、ナイロン8(カプ
リロラクタムのポリマー)、ナイロン9(9−アミノノ
ナン酸のポリマー)、ナイロン10 (10−アミノデ
カン酸のポリマー)、ナイロンII(11−アミノウン
デカン酸のポリマー)、ナイロン12(12−アミノド
デカン酸或はラウロラクタムのポリマー)。 コポリアミドの例として、例えば、下記を挙げることが
できる:ナイロン66/610(ヘキサメチレンジアミ
ン、アジピン酸及びセバシン酸のコポリマー)、ナイロ
ン66/6(ヘキサメチレンジアミン、アジピン酸及び
カプロラクタムのコポリマー)。 本発明において大局特に対象とする耐火性にさせるポリ
アミドはナイロン66、ナイロン610゜ナイロン6、
ナイロン66/610及びナイロン66/6である。 本−発明の意味の内で「赤リン」なる表現は、赤リンの
名前で市販されている種々のリンの有色同素体種(赤、
紫或は黒リン)を言う。 赤リンの量は耐火性にさせるポリアミドの重量に対して
1〜30重量%であるのが普通である。 この量は2〜15重量%であるのが好ましい。この量は
6〜12%であるのがなお一層好ましい。 一般に、赤リンを微細な形で、例えば平均直径が200
μlを越える、好ましくは1〜100μ厘の粒子の形で
用いるのが望ましい。 本明細書中で、ランタニドなる名称は元素の周期分類の
原子番号57〜71の範囲の原子番号を有する金属及び
原子番号が39であるが近い関係の性質を有するイブト
リウムに適用する。 上に挙げた「ランタニドベースの化合物」なる表現は下
記を意味するニ ーランタニド:セリウム、ランタン、プラセオジム、ネ
オジム、プロメチウム、サマリウム、ユーロピウム、ガ
ドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム
、エルビウム、イッテルビウム、ツリウム、ルテチウム
及びイツトリウムの内のいずれか1つの有機或は無機誘
導体;[少なくとも1種のランタニドベースの化合物」
なる表現は、単一の誘導体は別として、上述したランタ
ニドの内のいずれか1つの有機誘導体の混合物或は無機
誘導体の混合物或は有機及び無機誘導体の混合物を使用
することが可能なことを意味する;−多数のこれらのラ
ンタニドの有機及び/又は無機誘導体の混合物:「少な
くとも1種のランタニドベースの化合物」なる表現は、
単一の混合物は別として、このタイプのいくつかの混合
物の組合せを使用することが可能なことを意味する。 通常、最も普通の鉱石中、特にモナザイト及びバストネ
サイト中の種々のランタニドの化合物の相対量から、単
一のランタニドの誘導体を使用する場合、これはセリウ
ム、ランタン、プラセオジム及びネオジムであるのが好
ましい。セリウム及びランタンがこれらの金属の中で最
も豊富であり、かつ非常に特に適している。 多数のランタニドの誘導体の混合物もまた用いることが
できる。実際、通常処理する鉱石中に比較的に少ない量
で存在する全てのランタニドの長時間のかつ費用のかか
る分離を行なわないことが有利になり得る。このような
場合、下記の混合物を利用するのが普通であるニ ーセリウム及び他のランタニドの内の1種或はそれ以上
の誘導体の混合物; 一ランタン並びにプラセオジム、ネオジム、プロメチウ
ム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビ
ウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、イッ
テルビウム、ツリウム、ルテチウム及びイツトリウムか
ら選ぶ1種或はそれ以上の他のランタニドの誘導体の混
合物; −プラセオジム並びにネオジム、プロメチウム、サマリ
ウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジス
プロシウム、ホルミウム、エルビウム、イッテルビウム
、ツリウム、ルテチウム及びイツトリウムから選ぶ1種
或はそれ以上の他のランタニドの誘導体の混合物; 一ネオジム並びにプロメチウム、サマリウム、ユーロピ
ウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホ
ルミウム、エルビウム、イッテルビウム、ツリウム、ル
テチウム及びイツトリウムから選ぶ1種或はそれ以上の
他のランタニドの誘導体の混合物。 このような多数のランタニドの誘導体の混合物を発明に
従う組成物において使用する場合、セリウム及び/又は
ランタン及び/又はプラセオジム及び/又はネオジムは
全ランタニドの内の少な(とも40モル%に相当するの
が普通である。 有機ランタニド誘導体は一層特に種々のカルボン酸の塩
、フェノール系化合物の金属誘導体、メルカプチド及び
β−ジカルボニル化合物のキレートを意味する、 一層詳細には、有機ランタニド誘導体は下記から選ぶ: 下記のランタニド塩: 炭素原子2〜30を含有するモノカルボン脂肪酸或は炭
素原子3〜30を含有するジカルボン酸、これらは飽和
していても或はエチレン性二重結合を1個或はそれ以上
含有してもよく及び例えば下記の置換基を1個或はそれ
以上含有することができる:ハロゲン原子、ヒドロキシ
ル基、炭素原子1−12を含有するアルコキシ基、メル
カプト基、フェニル、フェノキシ、ナフチル或はシクロ
ヘキシル基(これらの環は随意に1個或はそれ以上のハ
ロゲン原子で置換される)ヒドロキシル基、炭素原子1
〜6を含有するアルキル基或は炭素原子1〜6を含有す
るアルコキシ基: 安息香酸、■−ナフトエ酸、2−ナフトエ酸、シクロペ
ンタンカルボン酸、シクロへ牛サンカルボン酸、シクロ
ペンテンカルボン酸或はシクロヘキセンカルボン酸、こ
れらの酸の環状部分は例えば下記のような置換基を1個
或はそれ以上含むことができる:ハロゲン原子、ヒドロ
キシル基、炭素原子1〜12を含有するアルキル基、炭
素原子2〜12を含有するアルケニル基、炭素原子1〜
12を含有するアルコキシ基、フェニル、ベンジル、フ
ェノキシ或はシクロヘキシル基、炭素原子2〜24を含
有するアルコキシカルボニル基或は炭素原子4〜24を
含有するアルケノキシカルボニル基: 上述したジカルボン脂肪酸のアルキルモノエステル(ア
ルキル基は炭素原子1〜24を含有する)或はアルケニ
ルモノエステル(アルケニル基は炭素原子3〜24を含
有する); 複素環式カルボン酸、特にピリジン、フラン、チオフェ
ン、ビロール及びビランから誘導されるもの、これらは
例えば下記の置換基を1個或はそれ以上含有することが
できる二ノ10ゲン原子、ヒドロキシル基、炭素原子t
−t2を含有するアルキル基、炭素原子1〜12を含有
するアルコキシ基、炭素原子2〜12を含有するアルケ
ニル基、炭素原子2〜24を含有するアルコキシカルボ
ニル基或は炭素原子4〜24を含有するアルケノキシカ
ルボニル基; −下記から誘導されるランタニドフェルレート:フェノ
ール、l−ナフトール或は2−ナフトール、これらの環
状部分は例えば下記の置換基を1個或はそれ以上含有す
ることができる二ノ\ロゲン原子、炭素原子1〜24を
含有するアルキル或はアルコキシ基、炭素原子2〜24
を含有するアルケニル基、フェニル、ベンジル、フェノ
キシ或はシクロヘキシル基; 一ランタニドメルカプチド、特に下記から誘導されるも
の:チオグリコール酸或はチオリンゴ酸及びそれらのア
ルキルエステル(アルキルラジカルは原子1〜12を含
有する)、アルケニルエステル(アルケニルラジカルは
炭素原子2〜12を含有スる)、フェニル、ベンジル、
シクロヘキシル、アルカンジオール(炭素原子2〜12
を含有する)、ジヒドロキシベンゼン或はジヒドロキシ
シクロヘキサンエステル、かかるエステルの環状部分は
炭素原子1〜6を含有するアルキル或はアルコキシラジ
カル1個或はそれ以上で置換されることが可能であるτ 一β−ジカルボニル化合物のランタニドキレート、特に
下記の一般式(■)の化合物から誘導されるもの: R1−Co−CHRl−Co−R3(n )ここで、 −R,及びR3は同一であり或は異なり、下記を表わす
: 炭素原子1〜36を含有する線状或は枝分れしたアルキ
ル基で、該基は随意にハロゲン原子1個或はそれ以上で
置換される、 炭素原子3〜36を含有する線状或は枝分れしたアルケ
ニル基で、該基は随意にハロゲン原子1個或はそれ以上
で置換される、 アリールラジカル或は芳香族環上に例えば下記の置換基
を1個或はそれ以上持っているアリールラジカル: 炭素原子1〜6を含有するアルキルラジカル、該ラジカ
ルは随意にハロゲン原子1個或はそれ以上で置換される
、 炭素原子2〜6を含有するアルケニルラジカル、該ラジ
カルは随意にハロゲン原子1個或はそれ以上で置換され
る、 ニトロ基、 −CII O基、 −COOH基、 炭素原子1〜6を含有するアルコキシ基、−COOR,
基(R,は炭素原子1〜12を含有するアルキルラジカ
ル或は炭素原子2〜12ヲ含有するアルケニルラジカル
)、 OH基、 ハロゲン原子、 脂肪族部分が炭素原子1〜12を含有し及び環状部分が
上記の置換基を1個或はそれ以上含有し得るアラルキル
ラジカル、 炭素原子5〜12を含有する脂環式ラジカルで、該ラジ
カルの環状部分は炭素−炭素二重結合を1つ或はそれ以
上含有し及び上記の置換基を1個或はそれ以上有するこ
とができる、 上記の多数のラジカルの連鎖シーケンス、上に規定した
種々の脂肪族ラジカルは酸素−〇−或はイオウ−8−原
子或は−C〇−或はカルボキシレート−Coo−基を含
有することが可能である: Rtはハロゲン原子を表わす。 発明に従う組成物において用いることができる有機ラン
タニド誘導体の内で、特に入手可能性の実用的理由で或
は価格の経済的理由でよ(選ばれるものは下記の通りで
あるニ ー下記のランタニド塩: 炭素原子6〜24を含有するモノカルボン脂肪酸で、鎖
酸は飽和されていても或はエチレン性二重結合を含有し
てもよく及び例えば下記の置換基を1個或はそれ以上含
有することができる:塩素原子、ヒドロキシル基、炭素
原子1〜6を含有するアルコキシ基、フェニル、フェノ
キシ或はシクロヘキシル基、これらの環状基は随意に塩
素原子、ヒドロキシル基、炭素原子1〜6を含有するア
ルキル或はアルコキシ基1個或はそれ以上で置換される
: 炭素原子2〜6を含有するメルカプトモノカルボン酸或
は炭素原子3〜6を含をするメルカプトジカルボン酸: 安息香酸或はシクロへ牛サンカルボン酸で、これらの酸
の環状部分は例えば下記の置換基を1個或はそれ以上含
有することができる:塩素原子、ヒドロキシル基、炭素
原子1〜6を含有するアルキル或はアルコキシ基或は炭
素原子2〜12を含有するアルフキジカルボニル基; 炭素原子4〜24を含有するジカルボン脂肪酸のアルキ
ルモノエステル(アルキル基は炭素原子1〜12を含有
する)で、鎖酸は飽和されていても或はエチレン性二重
結合を含有してもよく及び例えば下記の置換基を1個或
はそれ以上含有することができる:塩素原子、ヒドロキ
シル基、メルカプト基或は炭素原子1〜6を含有するア
ルコキシ基; −フェノールから誘導されるランタニドフェルレートで
、これらの環は下記の置換基を1個或はそれ以上含有す
ることができる:塩素原子、炭素原子1〜12を含有す
るアルキル或はアルコキシ基、或はフェニル、ベンジル
、フェノキシ或はシクロヘキシル基。 有機ランタニド誘導体の例として、下記を挙げることが
でき、これらに限定されない;−下記のランタニド、特
にセリウム、ランタン、プラセオジム及びネオジム塩:
プロピオン酸、ヘキサン酸、ローオクタン酸、2−エチ
ルへ牛サン酸、イソオクタン酸、ノナン酸、デカン酸、
ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシノール酸
、マルがリン酸、テトラデカン酸、12−ヒドロキシス
テアリン酸、トコサン酸、13−トコセン酸(エルカ酸
)、2−クロロデカン酸、2−オクチルデカン酸、2−
ヒドロキシヘキサン酸、チオグリコール酸、メルカプト
プロピオン酸、チオリンゴ酸、6−シクロへキシルへ牛
サン酸、安息香酸、フェニル酢酸、2−フェニルプロパ
ン酸、2−メチル安息香酸、4−メチル安息香酸、2−
フェノキシ安息香酸、4−プロピル安息香酸、4−メト
キシ安息香酸、4−
【−ブチル安息香酸、サリチル酸、
5−t−ブチルサリチル酸、4−ヒドロキシ−3−メト
キシ安息香酸、3.4−ジメトキシ安息香酸、1−ナフ
トエ酸、2−ナフトエ酸、シクロヘキサンカルボン酸、
ニコチン酸、イソニコチン酸及び4−メチル−3−フラ
ンカルボン酸、モノイソオクチルマレエート、モノ(2
−エトキシエチル)マレエート、モノブチルフタレート
、モノブチルチオマレエート及びモノへキシルチオマレ
エート; 一下記のフェノール系化合物のランタニド、特にセリウ
ム、ランタン、プラセオジム及びネオジムフェルレート
:フェノール、クレゾール、エチルフェノール、キシレ
ノール、ブチルフェノール、イソペンチルフェノール、
インオクチルフェノール、t−7ニルフエノール、デシ
ルフェノール、ドデシルフェノール、t−オクチルフェ
ノール、4−シクロヘキシルフェノール、4−フェニル
フェノール、ジ−t−7ニルフエノール及びメチルイソ
ヘキシルフェノール; 一下記のβ−ジケトンのランタニド、特にセリウム、ラ
ンタン、プラセオジム、ネオジムキレート:2,4−へ
ブタンジオン、2,4−デカンジオン、2−エチル−2
−デセン−6,8−ジオン、2−メチル−2−ノネン−
6,8−ジオン、ステアロイルアセトン、1−ステアロ
イル−2−オクタノン、エチル7.9−ジオキソデカノ
エート、ベンゾイルアセトン、アセチルアセトン、1−
ベンゾイル−2−オクタノン、1.4−ジフェニル−1
,3−ブタンジオン、ステアロイルアセトフェノン、バ
ルミトイルアセトフェノン、l−ベンゾイル−4−メチ
ルペンタノン、ベンゾイルオクタコサノイルメタン、バ
ラ−メトキシベンゾイルステアロイルメタン及びジベン
ゾイルメタンニ ー下記のランタニド、特にセリウム、ランタン、1プラ
セオジム及びネオジムメルカプチド:チオグリコール酸
、インオクチルチオグリコレート、オクタデシルチオグ
リフレート、ベンジルチオグリコレート、ラウリルチオ
グリコレート、1.4−シクロヘキサンジオールジチオ
グリコレート、4−1−ブチルシクロへキシルチオグリ
コレート、チオリンゴ酸、ヘキシルチオマレエート、2
−エチルへキシルチオマレエート、ドデシルチオマレエ
ート、ベンジルチオマレエート、シクロへキシルチオマ
レエート、I、3−プロパンジオールチオマレエート、
1.4−ブタンジオールチオマレエート及びl、6−ヘ
キサンシオールチオマレエート。 直接入手し得ない有機ランタニド誘導体は従来法によっ
て作られ、例えばカルボン酸或はその無水物、フェノー
ル系化合物、メルカプトカルボン酸(或はそのエステル
の内の1種)或はβ−ジケトンとランタニドオキシド或
はヒドロキシドとを、或は場合次第で、かかるオキシド
或はヒドロキシドの混合物とを適当な溶媒中で、必要な
らば加熱して、反応させて作られる。 無機ランタニド誘導体とは、−層特別には、無機水素酸
のオキシド、ヒドロキシド、塩及び無機オキシ酸の塩を
意味する。 一層詳細には、例えば無機水素酸のランタニド塩:クロ
リド、グロミド、ヨーシト、スルフィド、セレニド及び
テルリドとして、無機オキシ酸のランタニド塩:スルフ
イツト、スルフェート、ニドリット、ニトレート、ホス
フィツト、ホスフェート、ピロホスフェート、カーボネ
ート、ベルクロレート、アンチモネート、アーシネート
、セレニット、セレネート、バナデート、タングステー
トとして使用する。 発明に従う組成物において用いることができる無機ラン
タニド誘導体の中で、特に入手可能性或は価格の実用的
理由或は経済的理由でよく選ばれるものはランタニドオ
キシド、クロリド、スルフェート或はニトレートである
。 発明に従う組成物において用いるランタニド誘導体では
、ランタニドはそれが有し得る種々の酸化状態で存在し
得、はとんどの場合、■或は■の酸化状態である。 本発明の極めて好ましい実施態様に従えば、うンタン(
III)ステアレート、ランタン(III)オキシド、
ランタン(III)クロリド、セリウム(III)ステ
アレート、セリウム(IV)オキシド及びセリウム(I
I[)クロリドから選ぶ少なくとも1種のランタンベー
スの化合物を有効量で使用する。 ランタンベースの化合物の使用量は非常に広い範囲内で
変わることができる。−層正確には、この量はランタニ
ド群に属する金属をポリアミド1ooy当り0.I X
 10−” 〜100X 10−3〜100×10−3
グラム原子とするように決める。 この量は、ポリアミドl00g当りランタニド群の金属
0.2XIO−”〜30X10−”ダラム原子とするよ
うに決めるのが好ましい。この量は、ポリアミド1oo
y当りランタニド群の金属0.3X 10−’ 〜IO
X 10グラム原子とするように決めるのがなお一層好
ましい。 ランタニドベースの化合物は固体或はベース状の形にす
ることができる。固体化合物の場合、平均直径が200
μlを越えない、好ましくは0.5〜100μlの粒子
の形で用いるのが普通である。 上述した通りに、本発明に従う組成物は更に(1)式の
少なくとも1種のノ\イドロタルサイトを有効量含有し
なければならない。これらの無機化合物は、この場合も
平均直径が200μ麓を越えない、好ましくは0.1−
100μlの粒子の形で用いるのが普通である。 使用する化合物(ランタンベースの化合物、)1イドロ
タルサイト)が無水の形で或は水の分子を有する結晶し
た形で入手し得る場合、転化する間の水の開放を避ける
或は制限するために、無水の化合物或は含有する結晶水
ができるだけ少ない化合物を使用するのが好ましい。 ハイドロタルサイトの使用量は所望の安定度の関数とし
て極めて広い範囲内で変わることができる。より詳細に
は、この量は組成物中に存在するポリアミドの重量に対
して0.1〜5重量%、好ましくは0.4〜2重量%で
ある。 本発明に従う組成物は、単に、種々の成分を均質な組成
物を得ることを可能にする全ての適した方法で混合する
ことによって製造することができる。種々の成分を粉末
或は粒状の形で混合することは、初めに常温のプレミッ
クスを慣用のミキサー中で混合した後に、次いで全体を
一軸或は多軸スクリュー押出機中で通常200℃より高
い温度に加熱しながらブレンドして均質化させることに
よって行なうのが好ましく、押出操作は、例えば不活性
雰囲気、例えば窒素或はアルゴンの雰囲気下で行なうの
が好ましい。この処理の終りに、ロブドが得られ、水で
冷却し、次いで切断してグラニユールにし、次いでこれ
らに必要に応じて乾燥操作を行なうことが可能である。 その上、発明に従う組成物は耐火性にさせるポリアミド
、赤リン、ランタニドベースの化合物及びハイドロタル
サイトの部分をベースにした粒状の形で存在するマスタ
ーバッチを作ることによって製造することができ、該マ
スターバッチを、次いで、使用する前に耐火性にさせる
残りのポリアミドのグラニ一−ルと混合する。 以上、これらの組成物を必須成分によっ、て規定した。 これらの組成物を下記に示す方法で改質することが発明
の範囲から逸脱しないことは言うまでもない。すなわち
、例えば赤リンに関し、赤リンをそのままで、或は赤リ
ン粒子をポリマーのフィルムで被覆して(これが好まし
い手段である)用いることが可能である。これらのポリ
マーの内、特に下記を挙げることができる:エポキシ樹
脂(フランス特許2,314.221号を参照)、マレ
イン性、フマル性或はアリル性不飽和結合を含有するポ
リマー(フランス特許2,314,219号を参照)、
融点50°〜90℃及び分子質量1αOOO未満を有す
る飽和ポリエステル(フランス特許2.373,575
号参照)、ノボラブクタイプの熱可塑性フェノール−ホ
ルムアルデヒド重縮合物(フランス特許2,344.6
15号参照)、熱可塑性フェノール−イソブチルアルデ
ヒド重縮合物(ヨーロッパ特許出願筒0071.788
号参照)。熱可塑性フェノール−ホルムアルデヒド重縮
合物を用いることが、本発明を利用する特に好ましい手
段を構成する。適当な場合にリン粒子を被覆するのに用
いるポリマーの里は広い範囲で変わり得る。 この量は赤リン/コーティングポリマー混合物の全重量
の5〜50%に相当するのが普通である。 −層多い、赤リン/コーティングポリマー混合物の全重
量の90%に相当するまでの範囲の量のコーティングポ
リマーを困難もなく用いることが可能であることに注意
すべきである。 その上、発明に従う組成物は、例えば造形品を得ようと
する場合、種々の添加剤を含むことができる。すなわち
、組成物は補強或はゲル化充填材、例えばグラス或はア
スベストファイバー、バロチーニ、カオリン、シリカ、
マイカ、ベントナイト、ベントン或はこれらの種の混合
物を含有することができる。上述した充填材の中で、最
も普通に用いられているものはグラスファイバーであり
、これらのファイバーは平均直径1〜15μl及び長さ
2〜8jllを有するのが普通である。最適の機械的性
質を付与した粒子を得るには、サイズするファイバーを
、例えばエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂或はビニル樹脂と共に用いるのが有利であり、こ
れらの樹脂をアミノシランタイプのブリッジング剤と組
合わせて用いるのが普通である。充填材の割合は、例え
ば組成物のポリアミドの重量に対してlO〜60重賃%
の間の範囲になることができる。 また、他の添加剤、例えば潤滑剤、衝撃向上剤、顔料或
は着色剤、帯電防止剤或は核剤を利用することも可能で
あり、これらの添加剤及びそれらの使用は広(文献に記
載されている。 発明に従う組成物は、通常の射出酸形成は押出技法を適
用することによって完成品或は半完成品に転化させるこ
とができる。これらの組成物の利点の内の1つは、通常
温度2000〜320℃程で行うこの転化を大気へのホ
スフィンの排出が極めてわずかたけて達成するというこ
とに在り、ホスフィンの排出は0.3ppmより少ない
のが普通であり、O,l ppmより少なくさえなる。 0.3 ppmの限界は最大許容濃度を表わす(サック
ス(5ax)著、ディンジェラス プロパーティーズ 
オブ インダストリアル マテリアルズ、3版、101
9及び1020頁参照)。適当なリン濃度により、得ら
れる製品は耐火性であり、焔を作用させた際に、溶融、
おそらく有炎燃焼物質の滴を生成するに至らない。アン
ダーライターズラボラトリーズ(Underwrite
rs Laboratories) U L 94垂直
試験(厚さ1.63111を有する試験片について)に
従う燃焼性はVQからvlの範囲に分類することに在る
。 得られた粒子は優れたアークトラッキング抵抗を示し、
例えばグラスファイバーを組成物のポリアミドの重量に
対しておよそ40重量%充填した組成物の場合、400
ボルトより十分高くなり得る。 その上、得られる耐火性品はまた優れたレジリエンスを
有し、例えばグラスファイバーを組成物のポリアミドの
重量に対しておよそ40重量%充填した組成物で始めた
場合、レジリエンスはノブチ無しシャルピー衝撃強さ2
4 KJ/ x”までになり及びこれを越え得ることが
認められる。耐火性及びレジリエンスに関して記録した
性能はハイドロタルサイトを存在させないで得られたの
と実質的に同じオーダーである。他方、熱くかつ湿った
雰囲気におけるアークトラッキング抵抗及び老化挙動に
関しては、記録した性能が優れていることが認められる
。特に、耐火性製品を熱くかつ湿った雰囲気中で老化さ
せる際に現われる白みかかった滲出に関しては、本発明
に従う組成物が、ノ〜イドロタルサイトを存在させずに
或は種類の異なる他の安定系によって起きるものと比べ
て、極めて顕著にこの現象を打ち消すことが観察される
。 本発明に従う耐火性組成物は、特に、電気産業(例えば
電気及び電子工業、家庭電化製品、ラジオ及び乗物産業
)において使用することができる造形品を製造するのに
適している。これらの組成物の特性は、また、スピニン
グ及びフィルム押出によって製品を製造することを可能
にさせる。 下記の例は、本発明をどのようにして実際に使用し得る
かを示すものであり、発明を限定するものではない。 とれらの例を説明する前に、下記の試験Aを用いて下記
を含む対照組成物の挙動を、熱くかつ湿った雰囲気にお
ける耐火性、レジリエンス、アークトラッキング抵抗及
び老化挙動に関して示す:−ナイロン66 一フェノールーホルムアルデヒドtitWA合物ヲ被覆
した赤リン、 一グラスファイバー 一セリウム(III)ステアレート、 −潤滑剤。 試験A 1、 厘1と斃房ニ ーナイロン66(ヘキサメチレンジアミン及びアジピン
酸のポリマー):これは粘度指数133112/9(1
977版ISO標準規格R307に従って90%ギ酸中
に可溶性の留分に関して求めた)を有する製品である; 一被覆赤リン:これは以下で[リンマスターバッチ」な
る表現で言う組成物であり、平均粒径20〜30μ厘を
有する赤リン60重量%を、融点80℃及び分子量80
0を有するフェノール−ホルムアルデヒド重縮合物(ベ
ークライト(Bakelite)が参照853629で
市販している樹脂)40重量%で被覆して含有する。こ
のコーティングを下記の通りにして行う:・樹脂をスチ
ームで加熱して120℃にした反応装置中で融解し、赤
リンを不活性雰囲気下でゆっくり加え、混合物の温度を
148℃に上げる。次いで、混合物をスラブの形にキャ
スし、スラブを不活性雰囲気下で破断する; 一グラスファイバー二これらはポリアミドについてのサ
イズで被覆した、平均直径10μl及び長さ3〜611
Mを有するステーブルファイバーであり、オウエンズコ
ー二ングファイバーグラスが参照R17BX lで市販
しているニ ーセリウム(III)ステアレー) (Ce(C+Js
sCOO)s) :これをポリエチレンセバケート及び
上述したナイロン66をベースにしたバインダーと混合
して用いる。以下で、「ランタニドマスターバッチ」な
る表現で言うこの混合物は下記を含有する:セリウム(
[1)ステアレート38.06重量%、ポリエチレンセ
バケー) 13.27重量%及びナイロン6648、6
7重量%。 組成物を下記から調製するニ ーナイロン66100重量部、 一グラスファイバー39.75重量部、−リンマスター
バッチ 17.49重31 部(赤リン: 10.49
重量部)、 −ランクニドマスターバッチ 1.79重量部(セリウ
ム(■)ステアレート: 0.6811TE jl 部
及びセリウム0.683X 10−’グラム原子1ナイ
ロン1009)。 3、実施した全般的操作手順及び対称:組成物を下記の
ようにして調製する: 種々の成分の乾燥プレミックスを、初めに25℃におい
てモリフッ(Moritz)商標ミキサーに通すことに
よって製造する。 次いで、このプレミックスを、直径りが63履置に等し
くかつ長さが26Dのスクリューを含むプロデブクス(
Prodex)商標ベント式押出機中で溶融状態でブレ
ンドする:使用するスクリューはポリアミドを加工する
のに適したプロフィルを有するフラストコニ力ルスクリ
ューである。アルゴンをベント式押出機のフィードホッ
パーに連続して導入する。押出機にまた直径5mmの穴
2つを有するダイを装着する。押出条件は下記の通りで
ある;−温度   :320℃ 一真空   : 93. IX lo”Pa−スクリュ
ー速度 :50回転/分 スクリューの終りにおける材料圧力及び材料処理量を注
記する。ロッドの形で集めた生成物を冷水浴の中に通し
て冷却し、次いで粒状化して乾燥する。 このようにして得た成形粉末について、ナイロン66の
水分及び粘度指数を求める。 粘度指数を求めるために、ギ酸に溶解して完全な溶解を
得る時間は通常25℃において2時間である。 ナイロン66の粘度指数を再び求めるが、この度は成形
した試験片についてである。これらの試験片はDK商標
タイプ60スクリュープレスの助けによって作る。この
プレスで、金型を温度80℃に保ちながら、成形用粉末
のグラニユールを温度280°〜300℃(試験片のタ
イプに応じる)で融解する。射出圧力は80 MPa〜
100 MPa (試験片のタイプに応じる)である。 射出サイクル時間は17〜25秒(試験片のタイプに応
じる)である。 下記の他の特性を上述した条件下で成形した試験片につ
いて求めるニ ーシャルピー衝撃強さからなるレジリエンス:これはN
F標準規格751035に従ってそれ自体知られた方法
でRHO(=相対湿度0%)或はRH50において老化
したノツチなし及びノツチ付き60 X I OX 4
 M11バータイプ試験片について23℃で測定する。 結果をKl/z”で表わす:−アンダーライターズラボ
ラタリーズUL94垂直試験に従う燃焼性をピュアロウ
 フォー ザスタンダーダイゼーシ日ンオブプラスチッ
クスの資料9750−1に記載されている通りにして測
定して耐火性の度合を求める;試験片寸法=127 X
 12.7 X 1.6ix;−NF標準規格C262
20に従うアークトラッ牛ング抵抗指数(TRIに略す
);測定を50X50 X 3 **の大きさの試験片
について行なう一一熱くかつ湿った雰囲気における老化
挙動、下記では耐熱帯化試験と呼ぶ。 耐熱帯化試験をNF標準規格T51181 (試験サイ
クルC3A)の条件の概念に従って行なう。試験片寸法
: 10100X100X3.操作手順:純硫酸15重
量%を含有する酸の水溶液1,500cm”を収容しそ
れで相対湿度93%を得る20リットルデシケータ−中
に試験片を垂直に配置する。ガードとして用いる2つの
試験片をデシケータ−の周囲上に置く。ガードとして用
いる試験片の間に、一方で、試験する組成物(この場合
、下記に挙げる例に従う組成物)から成形した2つの試
験片及び他方で、参照組成物(この場合、本試験へに従
う組成物)から成形した2つの試験片を配置する。次い
で、デシケータ−をオーブン中に入れて70°で8時間
加熱し、次いでオーブン加熱のスイッチを切り、オーブ
ンドアを開け、デシケータ−及びその内容物をこれらの
条件で16時間冷却させる。70℃で8時間加熱+16
時間周囲温度に冷却するの組合せが1老化サイクルを形
成する。 試験片の表面外観の結果を17サイクルの後に注記する
。結果の評価:この評価は0からlOまで変わる。数0
は滲出がないことを示し、数10は試験片が白みがかっ
たしみで完全におおわれたことを示す。評価は白みかか
った滲出の程度及び強さを考慮に入れる。 加えて、押出す間に、真空ポンプの出口で空気サンプル
をCH31101トレーガ−(Draeger)チュー
ブによって採取してホスフィンの存在の可能性を求める
。 4、 成1」ノと症】: 得られた結果を下記の表1に対照する。 例 1、  杢」1!とドEぴ: 本実験部分は、被覆した赤リンによって耐火性にされか
つセリウム(Iff)ステアレート及び潤滑剤を含有し
、更に、三片がAlcamizerの名前で市販してい
る下記式のハイドロタルサイト:Mga、v^Io、3
(010t(CO3L、ts −Q、5HtOを加入し
た、ポリアミド及びグラスファイバーをベースにした組
成物の挙動を評価することを可能にする。 より詳細には、組成物中に存在するナイロン66(ラン
タニドマスターバッチ中に存在するポリアミドに留意す
ること)に対して0.79重量%に相当する量のハイド
ロタルサイトを試験Aに従う組成物に導入する。 下記の成分から得られる組成物を作った:ナイロン66
 100重量部、 一グラスファイバー40.06重量部、−リンマスター
バッチ 17.63重量部(赤リン:10.58重量部
)、 一うンクニドマスターバブチ 1. gxffi 1部
(セリウム([[)ステアレート: 0.6118重量
部及びセリウム0.689X 1(I3〜100×10
−3グラム原子/ナイロン100y)、ハイドロタルサ
イト 0.80重量部。 本例では、ナイロン66、グラスファイバーリンマス9
−/(フチ及ヒランタニドマスターバッチは試験Aで使
用した成分と同じである。新しく導入するハイドロタル
サイトに関しては、粒径分布は下記の通りである:5μ
lより小さい粒子100%。 2 実施した全般的操作手順及び対照:組成物の調製を
、上記試験Aの説明のセクション3に示したようにして
行う。ここで、押出運転条件は下記の通りであることに
注意すべきであるニ ー温度   :320℃ 一真空   : 93.IX lO”Pa−スクリュー
速度=50回転/分。 実施した対照に関しては、試験Aの説明のセクシ目ン3
に挙げた種々の物理機械的特性を求める。試験Aの説明
のセクション3に示す条件を再現して成形試験片を作成
することに注意すべきである。 3、 乳旦藍1: 得られた結果を下記の表1に対照する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、赤リンによって耐火性にされかつランタニドをベー
    スにした少なくとも1種の化合物を含むポリアミドをベ
    ースにした組成物であって、更に下記の一般式: Mg_(_1_−_a_)Al_a(OH)_2A_a
    _/_2・pH_2O( I )(式中、AはアニオンS
    O_4^2^−或はCO_3^2^−を表わし;aは下
    記の関係を満足する数であり: 0<a≦0.5 pはハイドロタルサイト1分子当りの水の分子数を表わ
    す数であり、下記の関係を満足する: 0<p<1) の少なくとも1種のハイドロタルサイトを有効量含むこ
    とを特徴とする組成物。 2、ハイドロタルサイトの使用量が組成物中に存在する
    ポリアミドの重量に対して0.1〜5重量%である特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。 3、ポリアミドを下記からなる群より選び;炭素原子6
    〜12を含有する飽和脂肪族ジカルボン酸と炭素原子6
    〜12を含有する飽和脂肪族ジプライマリージアミンと
    を重縮合させて得られるポリアミド、炭素原子4〜12
    を含有する炭化水素鎖を含むω−アミノアルカン酸を直
    接ホモ重縮合させるか或はこれらの酸から誘導されるラ
    クタムを加水分解開環及び重合させるかのいずれかによ
    って得られるポリアミノ酸、上述したポリアミドの出発
    モノマーから得られるコポリアミド;更にこれらのコポ
    リアミドの酸成分は一部テレフタル酸及び/又はイソフ
    タル酸及びかかるポリアミドの混合物からなることが可
    能である特許請求の範囲第1及び2項のいずれかに記載
    の組成物。 4、ランタニドベースの化合物が下記からなる: −ランタニド:セリウム、ランタン、プラセオジム、ネ
    オジム、プロメチウム、サマリウム、ユーロピウム、ガ
    ドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム
    、エルビウム、イッテルビウム、ツリウム、ルテチウム
    及びイットリウムの内のいずれか1つの有機或は無機誘
    導体; −或は多数のこれらのランタニドの有機及び/又は無機
    誘導体の混合物 特許請求の範囲第1〜3項のいずれか一項記載の組成物
    。 5、ランタニドベースの化合物の使用量を、ランタニド
    群に属する金属をポリアミド100g当り0.1×10
    ^−^3〜100×10^−^3グラム原子とするよう
    に決める特許請求の範囲第1〜4項のいずれか一項記載
    の組成物。 6、赤リンを耐火性にさせるポリアミドの重量に対して
    1〜30重量%の割合で含有する特許請求の範囲第1〜
    5項のいずれか一項記載の組成物。 7、赤リンがポリマーのフィルムで被覆した粒子の形で
    ある特許請求の範囲第1〜6項のいずれか一項記載の組
    成物。 8、コーティングポリマーをエポキシ、マレイン性、フ
    マル性或はアリル性不飽和結合を含有するポリマー、飽
    和ポリエステル、熱可塑性フェノール−ホルムアルデヒ
    ド重縮合物及びフェノール−イソブチルアルデヒド重縮
    合物からなる群より選ぶ特許請求の範囲第7項記載の組
    成物。 9、組成物のポリアミドの重量に対して10〜60%の
    範囲の量のグラスファイバーを加えて含有する特許請求
    の範囲第1〜8項のいずれか一項記載の組成物。 10、特許請求の範囲第1〜9項のいずれか一項記載の
    組成物から作られた造形物。
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