JPH02169594A - 血清コレステロール上昇抑制物質、同物質の製造法及び同物質を含む健康食品 - Google Patents

血清コレステロール上昇抑制物質、同物質の製造法及び同物質を含む健康食品

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JPH02169594A
JPH02169594A JP63322969A JP32296988A JPH02169594A JP H02169594 A JPH02169594 A JP H02169594A JP 63322969 A JP63322969 A JP 63322969A JP 32296988 A JP32296988 A JP 32296988A JP H02169594 A JPH02169594 A JP H02169594A
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JP
Japan
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substance
water
wheat bran
serum cholesterol
hot water
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JP63322969A
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English (en)
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Takeo Ogasawara
小笠原 武雄
Yasuto Sasaki
康人 佐々木
Shojiro Kubota
窪田 正二郎
Harumi Fujita
藤田 春美
Gunji Kataoka
片岡 軍司
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nitto Flour Milling Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nitto Flour Milling Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、小麦ふすまから得られた血清コレステロール
上昇抑制物質、同物質の製造法及び同物質を含む健康食
品に関する。
「従来の技術」 近年、穀類、豆類の外皮から得られた食物繊維が肥満予
防、便通改善、さらに種々の生理活性効果を有すること
が認識され、健康食品として注目されている。
例えば特開昭58−41824号には、小麦ふすま又は
小麦ふすまから澱粉質、蛋白質、脂質、無機質等を除去
した残部からアルカリ側で抽出されてなるヘミセルロー
スを主成分として含有する血清コレステロール上昇抑制
物質が提案されている。
また、特開昭60−146828号には、大豆皮より抽
出しなヘミセルロースを主成分とするコレステロール上
昇抑制剤並びに同側を含んだ健康食品が提案されている
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来技術は、いずれもヘミセルロー
スを主成分とするものであり、ヘミセルロースの含有率
を高めるためにアルカリ抽出、除蛋白などの複雑な操作
を必要とする。このため、装造コストが高くつき、飲食
品への添加剤として手軽に用いることができなかった。
また、アルカリや除蛋白剤などの人体に危険を及ぼす虞
れのある処理剤や薬剤を用いるため、これらの処理剤や
薬剤が残留しないように細心の注意を払う必要があった
したがって、本発明の目的は、小麦ふすまを原料として
、より簡単な工程で、危険な処理剤や薬剤を用いること
なく製造することが可能な血清コレステロール上昇抑制
物質、同物質の製造法及び同物質を含む健康食品を提供
することにある。
[課題を解決するための手段」 本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究した結
果、小麦ふすま又はその処理物を爆砕処理し、水又は熱
水で抽出することにより、血清コレステロール上昇抑制
効果を有する物質が得られることを見出し、本発明を完
成するに至った。
すなわち、本発明の血清コレステロール上昇抑制物質は
、小麦ふすま又はその処理物を爆砕処理し、水又は熱水
で抽出して得られる分子量lσ万以上の物質からなるこ
とを特徴とする。
また、本発明の血清コレステロール上昇抑制物質のもう
1つは、小麦ふすまを油脂含量1%以下となるように前
処理し、この処理物を爆砕処理し、水又は熱水で抽出し
て得られる物質からなることを特徴とする。
本発明の血清コレステロール上昇抑制物質の製造法は、
小麦ふすま又はその処理物を爆砕処理し、水又は熱水で
抽出し、抽出液中から分子110万以上の両分を分取す
ることを特徴とする。
また、本発明の血清コレステロール上昇抑制物質の製造
法のもう1つは、小麦ふすまを油脂含量1%以下となる
ように前処理し、この処理物を爆砕処理し、水又は熱水
で抽出することを特徴とする。
本発明の健康食品は、小麦ふすま又はその処理物を爆砕
処理し、水又は熱水で抽出して得られる分子3110万
以上の物質を飲食品中に添加したことを特徴とする。
また、本発明の健康食品のもう1つは、小麦ふすまを油
脂含11%以下となるように前処理し、この処理物を爆
砕処理し、水又は熱水で抽出して得られる物質を飲食品
中に添加したことを特徴とする。
以下、本発明について好ましい態様を挙げてさらに詳細
に説明する。
本発明の原料とされる小麦ふすまは、小麦粒の外皮部分
を意味し、通常は小麦の製粉工程において小麦粉と胚芽
を分離した残余のものがらなっている。小麦ふすまは、
その調製方法によって大ふすま、小ふすま、扮ふすま、
一般ふすまなどに分けられるが、本発明では、これらの
いずれも使用できる。小麦ふすまの組成は、小麦の種類
や調製方法によって異なるが、例えば一般ふすまの場合
、水分14.7%、灰分5.8%、粗蛋白15.3%、
粗脂肪30%、食物繊維42.3%となっている。
本発明では、この小麦ふすまをそのまま爆砕処理しても
よいが、好ましくは小麦ふすまを前処理して、小麦ふす
まに含まれる澱粉質、蛋白質、脂質等をある程度除去し
た後、爆砕処理を施すのがよい、このような前処理とし
ては、例えば小麦ふすまを水洗処理し、アルコール処理
する方法が挙げられる。
水洗処理によって、小麦ふすまに含まれる澱粉質、蛋白
質、一部の脂質などの水溶性成分が除去される。この場
合、水洗後の食物繊維含量が60%以上(乾物換算)と
なるように処理することが好ましい、なお、本発明でい
う食物繊維含量とは、AOAC公定法値(ブロスキー法
による測定値)を意味している。
この水洗処理の条件は、処理時のスケールの大きさによ
って異なるが、例えば小麦ふすまに5〜20倍量の水を
加え、水温30〜70℃で攪拌しながら処理することが
好ましい。水中での撹拌処理時間は、通常40〜90分
程度が好ましく、処理は2回程度行なうのが好ましい。
次に、この水洗処理物をアルコール処理することにより
、脂質、一部の蛋白質などのアルコール可溶性成分が除
去される。この場合、後に高分子画分を分離しない場合
には、油脂含量が1%(重量)以下となるように前処理
することが必要である。なお、上記油脂含量は、処理物
を乾燥させた状態で測定した値を意味している。
このアルコール処理の条件も、処理時のスケールの大き
さによって異なるが1例えば水洗処理物(乾物換算)に
5〜20倍量のアルコールを加え、アルコール温度30
〜70℃で撹拌しながら処理することが好ましい、この
アルコール処理は、必要により繰り返し行なってもよい
なお、本発明においてアルコールとはエチルアルコール
を意味する。
こうして得られた処理物を凍結乾燥1通風乾燥などの手
段で乾燥させ、必要に応じてさらに微粉砕する。処理物
を微粉砕することにより、後の爆砕処理の効果を高める
ことができる。また、爆砕処理に際して、乾燥物の水分
含量は15〜40%程度に調製することが好ましい。
次に、小麦ふすま又は上記のように前処理された処理物
を爆砕処理する。爆砕処理は、木材利用分野でよく用い
られている処理方法であり、試料が載置された爆砕槽に
ボイラーから高温高圧の蒸気を導入し、高温高圧状態で
所定時間処理した後、爆砕槽から試料を低圧室に噴出さ
せて回収する方法である。爆砕装置としては、例えば三
菱重工業株式会社製の各種爆砕装置を用いることができ
る0本発明において爆砕処理の条件は、特に限定されな
いが、圧力10〜20kg/cm”、時間30〜120
秒程度とすることが好ましい。
こうして得られた爆砕処理物に、水又は熱水を加えて撹
拌し、水溶性成分を抽出する。抽出操作のより好ましい
方法は、爆砕処理物に対して90〜100℃の熱水を1
0倍量程度加え、約1時間程度撹拌する方法である。な
お、この抽出操作は、繰り返し行なってもよい、こうし
て水又は熱水で抽出を行なった後、遠心分離、ろ過など
の手段で不溶性固形分を除去する。予め油脂含量1%以
下となるように前処理した小麦ふすまを用いた場合には
、この水又は熱水抽出物において優れた血清コレステロ
ール上昇抑制効果が認められる。
一方、小麦ふすまを前処理せずにそのまま処理した場合
、あるいは前処理を油脂含量1%以下となるまで行なわ
ないで処理した場合には、爆砕処理物を水又は熱水抽出
しただけでは、充分な血清コレステロール上昇抑制効果
を有する物質を得ることができない。この場合には、水
又は熱水抽出物から1例えば限外ろ過膜、ゲルろ過クロ
マトグラフィーなどを用いて1分子量10万以上の両分
を採取することが必要である。こうして得られた高分子
画分は、優れた血清コレステロール上昇抑制効果を有し
ている。
こうして得られた抽出液は、そのまま、あるいは濃縮し
て使用することもでき、凍結乾燥、噴霧乾燥などの各種
の手段で乾燥粉末化して使用することもできる。
本発明では、この物質を各種の飲食品に添加することに
よって血清コレステロール上昇抑制効果を有する健康食
品を得ることができる。このような飲食品としては、例
えばパン、ケーキ、ビスゲット、クツキーなどのパン・
菓子類や、そば、うどん、中華麺などの麺類や、天ぷら
、フライなどの惣菜類や、ジュース、コーヒー、ココア
、ウーロン茶、緑茶、健康飲料などの飲料類など。
各種のものが挙げられる。なお、本発明の物質は、水溶
性であるから飲料等にも溶解しやす(、味覚を損なうこ
とがない。
この場合、飲食品中への上記物質の添加量は、血清コレ
ステロール上昇抑制効果を充分に付与するため、上記物
質の乾燥物として0.5%(重量)以上とすることが好
ましい。
なお、本発明の物質は、血清コレステロール上昇抑制効
果を有する健康食品、医薬品としてそのまま利用するこ
ともできる。
「作用」 本発明では、小麦ふすま又はその処理物を爆砕処理し、
水又は熱水で抽出し、必要に応じて分子!10万以上の
画分を分取するという比較的簡単な工程で血清コレステ
ロール上昇抑制効果を有する物質を得ることができる。
このため、ヘミセルロースを主成分とする物質よりも低
コストで製造することが可能である。また、アルカリ、
除蛋白剤などを用いる必要がないので1人体に対して有
害な処理剤や薬剤が残留する虞れもない。
「実施例J 以下、本発明について実施例および試験例を挙げて説明
する。
実施例1 小麦ふすまに約10倍量の60℃の水を添加し、約40
分間撹拌水洗した後、遠心脱水機で脱水した。
得られた残渣について上記と同じ操作をもう1度繰り返
した。
続いて、上記残渣に対して約10倍量のエチルアルコー
ルを添加し、60℃程度に加温したまま約40分間攪拌
した後、遠心脱水機にてエチルアルコール及びその溶解
物を除去した。得られた残渣を流動層乾燥機にて30℃
で7時間乾燥させ、水分30%の乾燥物を調製した。
次に、三菱重工業■製、爆砕槽容量2.52のバッチ式
爆砕装置を使用し、圧力15kg/cn+2、処理時間
60秒の条件で、上記乾燥物を爆砕処理した。
この爆砕処理物に、約10倍量の95℃の熱水を加えて
1時間撹拌し、再び加熱した後、30分間加熱して水溶
性成分を抽出した。この処理液を遠心分離し、上澄液を
3Gのガラスフィルタでろ過し、抽出液を得た。
この抽出液から限外ろ過膜を使用して分子量30万以上
の両分を分取した。この両分の抽出液を凍結乾燥し、本
発明の物質を得た。
この物質の成分分析結果を第1表に示す。
第1表 (表の数値は重量%である。) また、上記物質をゲルろ過クロマトグラフィーにかけて
分析した。ゲルろ過は、セファロースCL−48(Se
pharose CL−4Bl カラムを用い、0.1
MNaOHバッファーにより、流速25IIII2/h
rで行なつた。透過液をフラクションに分けて採取し、
それぞれのフラクションにおける糖質量と蛋白量とを測
定した。糖質量は、グルコースに換算して測定し、蛋白
量は、 Abs、280の吸光度で測定した。
この結果を第1図に示す0図中、−は糖質量を表わし、
−−−−は蛋白量を表わしている。
実施例2 小麦ふすまに約10倍量の60℃の水を添加し、約40
分間攪拌水洗した後、遠心脱水機で脱水した。
得られた残渣について上記と同じ操作をもう一度繰り返
した。
続いて、上記残漬(乾物換算)に対して約10倍量のエ
チルアルコールを添加し、60℃程度に加温したまま約
40分間撹拌した後、遠心脱水機にてエチルアルコール
及びその溶解物を除去した。この操作を3回繰り返した
この処理物を流動層乾燥機にて30℃で7時間乾燥させ
、水分30%の乾燥物を調製した。この乾燥物は、油脂
含量0.5%であった。
次に、三菱重工業■製、爆砕槽容量2.5Cのバッチ式
爆砕装置を使用し、圧力15kg/cm”、処理時間6
0秒の条件で、上記乾燥物を爆砕処理した− この爆砕処理物に、約10倍量の100℃の熱水を加え
て1時間撹拌し、再び加熱した後、30分間攪拌して水
溶性成分を抽出した。この処理液を遠心分離し、上澄液
を3Gのガラスフィルタでろ過し、ろ液を凍結乾燥して
本発明の物質を得た。
この物質の成分分析結果を第2表に示す。
第2表 (表の数値は重量%である。) また、上記物質を実施例1と同様にゲルろ過クロマトグ
ラフィーにかけ、得られたフラクションの糖質量と蛋白
量とを測定した。
この結果を第2図に示す0図中、−は糖質量を表わし、
−−−−は蛋白量を表わしている。
比較例 小麦ふすまに約10倍量の60℃の水を添加し、約40
分間撹拌水洗した後、遠心脱水機で脱水した。
得られた残渣について上記と同じ操作をもう一度繰り返
した。
続いて、上記残渣(乾物換算)に対して約10倍量のエ
チルアルコールを添加し、60℃程度に加温したまま約
40分間攪拌した後、遠心脱水機にてエチルアルコール
及びその溶解物を除去した。この操作を1回だけ行なっ
た。
この処理物を流動層乾燥機にて30℃で7時間乾燥させ
、水分30%の乾燥物を調製した。この乾燥物は、油脂
含量2.3%であった。
以後、実施例2と同様にして、爆砕処理及び熱水抽出処
理を行ない、抽出液を凍結乾燥して比較物質を得た。
この物質の成分分析結果を第3表に示す。
(以下、余白) 第3表 (表の数値は重量%である。) 試験例 実施例1,2及び比較例で得られた物質のコレステロー
ル上昇抑制効果を調べるためラットを用いた動物実験を
行なった。
fat実験飼料 実験に用いた飼料組成を第4表に示す、実施例I、2及
び比較例で得られた物質は、粉砕後、 60メツシユを
バスしたものを用いた。また、対照として各物質の代り
にセルロースを添加した飼料を用いた。実験飼料は、全
体が100%になるようにショ糖で調製し、ビタミン混
合、塩類混合はハーバ−配合を用いた。
(以下、余白) tb+動物飼育 実験動物には、体重65〜75g(4週令)のSD系碑
ラットを用いた。このラットをコレステロール及び食物
繊維が無添加の飼料を用いて7日間予備側・育した後、
各群6匹ずつに分け、第2表に示した実験飼料を与えて
lO日日間側飼育行なった0本飼育終了後、解剖して分
析に供した。また、飼料及び水は自由摂取とした。
fc1分析 実験終了日の午後5時から1夜絶食させ、翌日午前9時
にネンブタールの腹腔内注射により麻酔した後開腹し、
心臓より血液を採取し、スピッツ管に入れて速やかに遠
心分離(3,000rpa+、 20分間)して血清を
分離した。上層の血清は血清総コレステロールの定量に
供した。この結果を第5表及び第6表(後に記載する)
に示す。
なお、実験は、1回目にセルロース群と比較例の物質群
について行ない、2回目にセルロース群と実施例1の物
質群と実施例2の物質群について行なった。
第5表に示されるように、水洗及びアルコール処理によ
り油脂含量2.3%とされた処理物を爆砕し、熱水抽出
して得られた比較例物質は、血清コレステロール量がセ
ルロース群と大差なく、血清コレステロール上昇抑制作
用が認められなかった。
これに対して、第6表に示されるように、水洗及びアル
コール処理した処理物を爆砕し、これを熱水抽出した後
、分子量30万以上の画分を分取して得られた実施例1
の物質群と、水洗及びアルコール処理により油脂含量0
.5%とされた処理物を爆砕し、熱水抽出して得られた
実施例2の物質群は、セルロース群に比べて明確な有意
差をもって血清コレステロール上昇抑制効果を示した。
(以下、余白) 実施例3 実施例1で得られた物質を、下記の配合でケーキ原料に
混合し、常法によりケーキを作った。
小麦粉       100重量部 卵                  lOロ   
〃砂糖        100〃 実施例1の物質    2 〃 水               40  〃得られた
ケーキは1通常品に比べて、内相、外相とも良好で、食
感も良好であった。
また、実施例1の物質の代りに実施例2の物質を用いて
も、同様に良好な製品が得られた。
実施例4 実施例1で得られた物質を、市販の炭酸飲料に1%添加
したところ、物質は容易に溶解し、得られた飲料は、味
覚も良好であった。
また、実施例1の物質の代りに実施例2の物質を用いて
も、同様に良好な結果が得られた。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、比較的簡単な工
程で血清コレステロール上昇抑制効果を有する物質を得
ることができる。このため、ヘミセルロースを主成分と
する物質よりも低コストで製造することが可能である。
また、アルカリ、除蛋白剤などを用いる必要がないので
、人体に対して荷置な処理剤や薬剤が残留する虞れもな
い。さらに、この物質は水溶性なので、各種飲食品に自
由に添加することができ、それによって血清コレステロ
ール上昇抑制効果を有する良好な味覚の健康食品を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた物質をゲルろ過クロマトグ
ラフィーにかけて分析した結果を示す図、第2図は実施
例2で得られた物質をゲルろ過クロマトグラフィーにか
けて分析した結果を示す図である。 特許出願人   日東製粉株式会社 同     三菱重工業株式会社 同代理人   弁理士 松井 茂 一″′麿(Abs、 280) 一4詣・ (A’9 Glucose) 一町シ瘍 (A9 Glucose)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)小麦ふすま又はその処理物を爆砕処理し、水又は
    熱水で抽出して得られる分子量10万以上の物質からな
    ることを特徴とする血清コレステロール上昇抑制物質。
  2. (2)小麦ふすまを油脂含量1%以下となるように前処
    理し、この処理物を爆砕処理し、水又は熱水で抽出して
    得られる物質からなることを特徴とする血清コレステロ
    ール上昇抑制物質。
  3. (3)食物繊維含量40%以上である請求項1又は2記
    載の血清コレステロール上昇抑制物質。
  4. (4)小麦ふすま又はその処理物を爆砕処理し、水又は
    熱水で抽出し、抽出液中から分子量10万以上の画分を
    分取することを特徴とする血清コレステロール上昇抑制
    物質の製造法。
  5. (5)小麦ふすまを油脂含量1%以下となるように前処
    理し、この処理物を爆砕処理し、水又は熱水で抽出する
    ことを特徴とする血清コレステロール上昇抑制物質の製
    造法。
  6. (6)小麦ふすまを水洗し、アルコール処理した後、爆
    砕処理する請求項4又は5記載の血清コレステロール上
    昇抑制物質の製造法。
  7. (7)小麦ふすま又はその処理物を爆砕処理し、水又は
    熱水で抽出して得られる分子量10万以上の物質を飲食
    品中に添加したことを特徴とする健康食品。
  8. (8)小麦ふすまを油脂含量1%以下となるように前処
    理し、この処理物を爆砕処理し、水又は熱水で抽出して
    得られる物質を飲食品中に添加したことを特徴とする健
    康食品。
  9. (9)前記物質が食物繊維含量40%以上である請求項
    7又は8記載の健康食品。
  10. (10)前記物質を飲食品中に0.5%以上添加した請
    求項7、8又は9記載の健康食品。
JP63322969A 1988-12-21 1988-12-21 血清コレステロール上昇抑制物質、同物質の製造法及び同物質を含む健康食品 Pending JPH02169594A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03255030A (ja) * 1990-03-02 1991-11-13 Hisaka Works Ltd 漢方薬エキスの製造方法及び装置
JP2008179595A (ja) * 2006-12-28 2008-08-07 Nisshin Pharma Inc 新規乳酸菌および脂肪細胞分化促進用乳酸菌発酵産物
KR20160039758A (ko) * 2014-10-01 2016-04-12 대구가톨릭대학교산학협력단 밀기울 추출물의 제조방법

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