JPH02169536A - 高純度ジグリセリン製造法 - Google Patents

高純度ジグリセリン製造法

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JPH02169536A
JPH02169536A JP63325645A JP32564588A JPH02169536A JP H02169536 A JPH02169536 A JP H02169536A JP 63325645 A JP63325645 A JP 63325645A JP 32564588 A JP32564588 A JP 32564588A JP H02169536 A JPH02169536 A JP H02169536A
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JP
Japan
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distillation
glycerin
diglycerin
temperature
glycerol
Prior art date
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Pending
Application number
JP63325645A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuya Naribayashi
生也 成林
Shigeo Okuda
成夫 奥田
Kazuo Matsushita
和男 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、グリセリンからグリセリンの2景体であるジ
グリセリンを高純度に11造する方法に関する。
ジグリセリンは、多価アルコールのひとつとして化粧品
の保湿剤、増粘剤などに、また、各種の銹導体、なかで
も、界面活性剤の原料として使われている。近年、他の
多価アルコールにはない各種の特徴をもつことが徐々に
見いだされており、その使用社は年々増加傾向にある。
[<!:米の技術と問題点] ジグリセリンの工業的W進法としては1合成グリセリン
あるいは天然グリセリンを製造する際に発生する蒸留残
分を再蒸留するものである。
この蒸留残分は、2〜6社体のポリグリセリンを含むほ
か、10〜40%の塩分や有機性不純物を含んだもので
あり、ジグリセリンとしての純度はせいぜい10〜20
%のものである。
このものからのジグリセリンの回収は、その蒸留残分の
品質により、そのまま蒸留するか、または、予め溶媒抽
出等で有機性不純物や塩分を除去した後蒸留するかなど
して行なわれている。また、蒸留に際しては、沸点を下
げて蒸留を容易にする目的で、この蒸留残分をアセトン
などのケトン類と反応させてアセタール誘導体、または
、酢酸と反応させてエステルにするなどにし、蒸留して
ジグリセリン体を分取した後、これを加水公序してジグ
リセリンを得る方法も知られている。
しかし、上記の蒸留残分を原料としたジグリセリンの製
造においては、再蒸留およびその精製をいかに恋人りに
行なっても、原料に由来する多くの不純物または誘導体
にする際の各種の化学薬品に起因する多くの微量不純物
を完全に除去することは難しく、得られるジグリセリン
の品質、なかでも1色相および臭気は化粧品等の用途に
向けら九るものではない。
さらに、ジグリセリンの原料となる蒸留残分はグリセリ
ン生産景のわずか0.1〜0.5%程度であるため、古
くから知られた多価アルコールであるにもかかわらず、
供給面にも問題があり、このため十分な利用研究がなさ
れなかっ′た。
しかし、近年、化粧品等の用途で特徴があり。
かつ、より安全な物質として注目を集めてきつつあるが
、上記のような問題が解決されておらず、安定して供給
され、かつ、高品質なジグリセリンが要望されている。
[問題点の解決手段] 本発明者等は、これらの問題を解決するため鋭意研究の
結果、グリセリンを出発原料として高品質で安定供給が
できるジグリセリンの製造法を確立することに成功し、
本発明を完成した。
本発明の製造法では、まず、グリセリンを触媒下で縮合
反応させて、グリセリン約70%、ジグリセリン約25
%、ポリグリセリン約5%からなる組成物をつくり、つ
ぎにこの組成物から余剰グリセリンを蒸留にて除去して
、グリセリン約2%、ジグリセリン約78%、ポリグリ
セリン約20%からなる組成物とする。これをさらに蒸
留して、その留分を脱色、脱臭精製することにより、純
度90%以上の無色、無臭に近いジグリセリンを製造す
るものである。
本発明の触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化カル
シウム、水着化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アンモ
ニウム、硫酸マグネシウム。
硫酸アルミニウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸、リン酸、
リン酸二ナトリウム、リン酸−ナトリウム。
ビロリン醗ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、ポリリ
ン酸、亜リン酸、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、
酸化バリウム、ie化ネオジウム、酸化ランタン、酸化
イツトリウム、酢看亜鉛、酢酸ナトリウム、酢酸アンモ
ニウム、p−トルエンスルホンは、塩酸、酸化ケイ素と
酸化アルミニウムの混合物、リンタングステン酸、ゼオ
ライト、キョーワード200 (協和化学■製)、強酸
性イオン交換樹脂のうちいずれか目しあるいは2種以上
の混合物を使用する。好ましくは、炭酸カリウム、炭は
ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムである
。触媒の添加量は、0.01〜5゜0%であり、好まし
くは0.05〜0.5%である。
本発明での反応温度は、200〜270℃の範囲、好ま
しく1±、230〜250℃である。反応温度が200
℃以下の場合には反応速度が遅くて実用的ではなく、逆
に250℃より高い場合には、トリグリセリン以上のポ
リグリセリンが多く生成されるので適当ではない。
本発明の製造法では、縮合反応物から余剰のグリセリン
を蒸留にて回収する際、蒸留中に縮合反応が進行してト
リグリセリン以上のポリグリセリンの生成を防ぐために
、蒸留に先立って反応物をpl[7〜9に中和する。余
剰グリセリンの蒸留は、真空度10 m m Hg以下
で、蒸留温度は130〜200℃で、好ましくは150
〜190℃で行う。
200℃以上では5回収したグリセリンの看色および生
成されたジグリセリンの環状化および高分子値化が起こ
るため好ましくなく、130℃以下では効率的に蒸留回
収はできない6本発明の温度範囲では色相の良いグリセ
リンを回収でき、グリセリンを何度も再利用することが
できる。
ジグリセリン組成物の蒸留は1.0mmHg以下の高真
空下で、蒸留温度180〜270℃で行う、ここに得ら
れたジグリセリン留分はほとんど無色透明の液体である
ジグリセリンの精製は、上記留分を水で約50重量%に
希釈した後、−数的に行われる活性炭処理および(また
は)イオン交換樹脂処理にて脱色。
脱塩、脱臭し、次に脱水濃縮する。
[発明の効果] 本発明の製造法で得られたジグリセリンは、純度が高く
、無機性および有機性不純物がなく、はとんど無色、無
臭に近い高品質のものであり、特徴ある多価アルコール
として化粧品用途に使用でき、また、各種誘導体の原料
として使用できる。
以下実施例をもって具体的に説明するが1本発明はこの
実施例に限定されるものではない。
[実施例] 実施例1 攪はん機、温度計、ガス導入管および水分分離器付還流
冷却器粉備えた反応容器に+ 99.5重量%のグリセ
リン1000g (すなわち100重ffi%のグ4リ
セリン995g)、95重景%の水酸化ナトリウム2g
を仕込んだ、大気圧で窒素を通じながら245℃に昇温
し、同温度で5時+In反応を続けた。こうして得られ
た反応物はほとんど無色透明な液体であった。
反応終了後、100℃以下に冷却して50重量%硫酸を
添加してpH7〜9に中和した0次に真空度10 m 
m HHに保ちながら、180〜190℃まで昇温し、
同条件で留出がなくなるまでグリセリンの蒸留除去を行
った。
次に、このグリセリンを除去した残分を、薄膜方式の蒸
留機を用いて真空度0.3mmHg、温[210℃の条
件にてジグリセリンを蒸留した。
このジグリセリン留分230gに水230gを加えて溶
解し、活性炭9.2gを添加して60〜80℃で60分
間攪はんした後濾過し、更にH型強酸性イオン交換槓脂
30m1.OH型強塩基性イオン交換樹脂50−および
H型強酸性イオン交換槙脂7−とOH型強塩基性イオン
交換樹脂14−からなる混床塔の3塔で構成したイオン
交換樹脂塔に通液速度毎時約50−にて通液した。
さらに減圧蒸留して、水を留去させてジグリセリン22
5gを得た。
常法により、トリメチルシリル化して、ガスクロマトグ
ラフィーにて分析した結果。
グリセリン    2.3% ジグリセリン  93.5% ポリグリセリン  4.2% の閉成であり、色数はAPHAIO”とほぼ無色であり
、また、はとんど臭気の感じられない液体であった。
実施例2 触媒を水着化ナトリウム2gを99.5重量%戻酸カリ
ウム2gに変えた以外は、実施例1と同様に操作してジ
グリセリンを得た。
常法により、トリメチルシリル化して、ガスクロマトグ
ラフィーにて分析した結果。
グリセリン    2.5% ジグリセリン  93.6% ポリグリセリン  4.9% の組成であり、色数はΔPHA 10°とほぼ無色であ
り、また、はとんど臭気の感じられない液体であった・ 比較例 塩素法による合成グリセリンの蒸留残分を分析したとこ
ろ1次のような成分を含んでいた。
グリセリン    3.0重量% ジグリセリン  30.0ffl量% ポリグリセリン 62.0重量% 無機塩      5.0重量% この合成グリセリン蒸留残分1000gを薄膜方式の蒸
留機を用いて、真空度10 m m lI g 、温度
190〜200℃にてグリセリンを留去し、グリセリン
26gを得た。得られた蒸留残分を同蒸留機で真空0.
3mmHg、 WA度210℃にて蒸留を行い、ジグリ
セリン留分250gを得た。この留分を実施例1と同様
に活性炭処理、イオン交換樹脂処理および濃縮操作を行
ってジグリセリンを得た。
常法により、トリメチルシリル化して、ガスクロマトグ
ラフィーにて分析した結果。
グリセリン    2・5% ジグリセリン  85.4% ポリグリセリン 12.1% の組成であり、色数は八P HA 60 ’で微黄色に
着色したものであり、わずかに焦げたような臭気のある
液体であった。
特許出願人 阪本薬品工業株式会社 代 理 人 増1)亮

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)グリセリンを触媒下で縮合反応させ、この反応物
    から余剰グリセリンを蒸留にて除去し、さらに濃縮され
    た組成物を蒸留、精製することを特徴とする高純度ジグ
    リセリンの製造法。
  2. (2)反応温度が200〜270℃である特許請求の範
    囲第1項記載の製造法。
  3. (3)余剰グリセリンの除去に際して、あらかじめ反応
    物を中和し、かつ、その蒸留温度が130〜200℃で
    ある特許請求の範囲第1項記載の製造法。
JP63325645A 1988-12-22 1988-12-22 高純度ジグリセリン製造法 Pending JPH02169536A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994021582A1 (de) * 1993-03-25 1994-09-29 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Verfahren zum herstellen von diglycerin

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994021582A1 (de) * 1993-03-25 1994-09-29 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Verfahren zum herstellen von diglycerin
US5710350A (en) * 1993-03-25 1998-01-20 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Process for the production of diglycerol

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