JPH02167213A

JPH02167213A - 養毛料

Info

Publication number: JPH02167213A
Application number: JP25637088A
Authority: JP
Inventors: Masaru Suetsugu; 勝末継; Yoshimori Fujinuma; 好守藤沼; Yoshiharu Tsuji; 善春辻; Akihiro Ishino; 章博石野; Jiyoutarou Nakanishi; 城太郎仲西
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1988-09-09
Filing date: 1988-10-12
Publication date: 1990-06-27
Anticipated expiration: 2013-08-20
Also published as: JP2787451B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は優れた脱毛防止、発毛効果等の養毛作用を持つ
養毛料に関する。本発明は、特に医薬品或は化粧品分野
において利用される。

［従来の技術］従来より、禿や脱毛の原因としては、毛根、皮脂腺等の
器官における男性ホルモンの活性化、毛包への血流量の
低下、皮脂の分泌過剰、過酸化物の生成等による頭皮の
異常等が考えられている。

このため従来の養毛料には、前記の原因を取り除いたり
、または、軽減する作用を持つ化合物が一般に配合され
ている。

例えば、ビタミンＢ６、ビタミンＥ等のビタミン類、セ
リン、メチオニンなどのアミノ酸類、センブリエキス、
アセチルコリン誘導体などの血管拡張剤、紫根エキス、
ヒノキチオール等の抗炎症剤、エストラジオールなどの
女性ホルモン剤、セファランチンなどの皮膚機能亢進剤
などが配合され、脱毛症の予防および治療に用いられて
いる。

［発明が解決しようとする課題］従来技術の問題点しかしながら、従来の養毛料はフケ、カユミ、脱毛など
の予防および改善に有効で、発毛や育毛を促進するとさ
れているが、脱毛や発毛の機構は非常に複雑であり、従
来の養毛料による男性ホルモンの活性化の阻害や毛包の
血流量の増加だけでは、充分な脱毛防止、発毛効果は認
められなかった。

発明の目的本発明者は、上記の事情に鑑み、脱毛に対して有効であ
り、優れた脱毛防止、発毛効果等の養毛作用を持つ物質
を探求した結果、塩酸エカラジン、塩酸イソクスプリン
、シンナリジン、トリクロルメチアジドが強力な養毛作
用を持つことを見出し、本発明を完成するに至った。

［課題を解決するための手段］すなわち、本発明は塩酸エカラジン、塩酸イソクスプリ
ン、シンナリジン、トリクロルメチアジドのうちの一種
または二種以上を有効成分として配合することを特徴と
する養毛科である。

以下、本発明の構成について詳述する。

本発明で使用する塩酸エカラジン、塩酸イソクスプリン
、シンナリジン、トリクロルメチアジドは公知の物質で
あり、それぞれ、血圧降下作用、血管拡張作用、子宮筋
弛緩作用、脳血管拡張作用、利尿作用などの薬理作用を
持ち、またこれらのＬＤ５０は、マウスにおける経口投
８量で、塩酸エカラジンが８９４Ｂ／に８、塩酸イソク
スプリンが１１００ｍｇ／ｋｇ、シンナリジンが３００
０ｍｇ／に８、トリクロルメチアジドが２９６０ｍｇ／
ｋｇであり、副作用の少ない安全性の高い薬剤であるこ
とが従来から知られており、すでに医薬品として使用さ
れている。（日本医薬品集、１９８８、薬業時報社）し
かしながら、外用にする用途は知られておらず、さらに
、養毛作用を持つことは全く知られていない。

本発明で使用する塩酸エカラジン、塩酸イソクスプリン
、シンナリジン、トリクロルメチアジドは公知の方法で
得られるものであり、その配合量は本発明の養毛材中、
０．００１〜１５重量％、好ましくは０．１〜５重量％
である。

本発明に係る養毛７１には、塩酸エカラジン、塩酸イソ
クスプリン、シンナリジン、トリクロルメチアジドのほ
か、塩化カルプロニウム、センブリエキス、アセチルコ
リン誘導体等の血管拡張剤、セリン、メチオニン等のア
ミノ酸類、ビタミンＢ、。

ビタミンＥ及びその誘導体、ピオチン等のビタミン類、
パントテン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びそ
の誘導体、ニコチン酸ベンジルなどのニコチン酸エステ
ル類、セファランチン等の皮膚機能亢進剤、エストラジ
オール等の女性ホルモン剤等を同時に配合してもよい。

さらに、通常、養毛科に用いられる添加剤、例えば、ヒ
ノキチオール、ヘキサクロロフェン、ベンザルコニウム
クロリド、セチルピリジニウムクロリド、ウンデシレン
酸、トリクロロカルバニリドおよびビチオノール等の抗
菌剤、メントール等の清涼剤、サリチル酸、亜鉛及びそ
の誘導体、乳酸及びそのアルキルエステルなどの薬剤、
クエン酸等の有機酸類、アルギニン等のアミノ酸類、オ
リーブ油、スクワラン、流動パラフィン、イソプロピル
ミリステート、高級脂肪酸、高級アルコール等の油う）
、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコー
ル、その他界面活性剤、香料、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、色素、エタノール、水、保湿剤、増粘剤等が本発明
の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。

本発明の養毛科の性状は、液状、乳液、軟膏など外皮に
適用できる性状のものであればいずれでもよい。

本発明の養毛料は皮膚に直接に塗布または散イ０する経
皮投与による投与方法をとる。

また、本発明の養毛ＩＰ４の投与量は、年齢、個人差５
病臥等により変化するので明確には確定できないが、一
般に人に投与する場合の投与量は体重１Ｋｇ及び１日当
たり０．０１〜ｌ　００ｍｇ、好ましくは０．１〜１０
ｍｇであり、この量を１日１回または２〜４回に分は投
与することができる。

［実施例］次に実施例をあげて本発明の養毛料の製法および養毛作
用をさらに具体的に説明する。本発明はこれにより限定
されるものではない。配合量は争量％である。

（製造法）９５％エタノールに塩酸エカラジンおよび硬化ヒマシ油
エチレンオキシド（４０モル）１・を加物を添加し、撹
拌溶解させ、次いでイオン交換水を添加、混合して実施
例１の液状の養毛料を得た。実施例２〜１０並びに比較
例１も実施例１と同様にして得た。

表１実施例１〜４表２実施例５〜８ｏｎ］、Ｍ、５ｅｉｊｌ及び１．　Ａ、ｌ３ｅｒｎｓｔ
ｅｉｎ編集、第１５９−１７０頁、１９８２年、束大出
版）により行なった。

すなわち、マウスを１群１０匹とし、無塗布、実施例１
〜１０及び比較例１の１２群に分け、バリカン及びシェ
ーバ−でマウスの背部を刺毛し、それぞれのサンプルを
１日１回、０．１ｔｎｌずつ塗イ１ｉした。各サンプル
の発毛効果はマウス背部の発毛部分を測定して面積比に
よって比較した。各サンプルによる５０％発毛率に要す
る日数を表４に示した。

［発毛試験］実施例１〜１０及び比較例１の発毛試験を毛周期の体上
期にあるＣ　３１−１　／　Ｈｅ　Ｎ　Ｃｒ　Ｊマウス
を用い、小川らの方法（ノーマル　アンド　アブノーマ
ル　エビダーマル　デイファレンシェーション［Ｎｏｒ
ｍａｌ　ａｎｄ　Ａｂｎｏｒｍａｌ　Ｅｐｉｄｅｒｍａ
ｌ　Ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｔｌ表４マウスの発毛試験結果以上のように、本発明に係わる養毛材は、優れた発毛効
果を有している。

［養毛作用試験］次に本発明の養毛材の脱毛防止、発毛効果等の養毛作用
を調べるために、人に対して、トリコグラム試験を実施
した。実施例１〜１０、比較例１の養毛材について行っ
た。

（トリコグラム試験）養毛材の使用前と使用後の抜去毛髪の毛根を穎微鏡下で
観察し、毛根の形態から休止期毛根数狩計数し、その割
合の増減によって養毛材の養毛作用を比較した。休止期
毛根とは成長の止まった１）の毛根であり、脱毛を訴え
る人は正常な人よりもこの休止期毛根の割合が多いこと
が認められている。

実施例１〜１０および比較例１の各養毛材をそれぞれ男
性被験者１０名の頭皮に１日２回、１回２ｍｌずつ６力
月間連続して塗布し、塗布直前および６力月間塗布終了
直後に被験者１名につき１００本ずつ毛髪を抜去し、そ
れぞれの毛根を調べた。結果を表５に示した。

なお、この試験において、試験開始後、養毛材を塗布し
ないものの体市期率が上昇し、塗布したものの休止期率
が維持されれば、脱毛防止作用があると判断し、休止期
率が下がれば、発毛効果があるものと判断できる。

表５トリコク°ラム試験結果以上のように本発明に係る養毛料は、優れた脱毛防止、
発毛効果等の養毛作用を有している。

実施例１１（Ａ　相）塩酸エカラジンポリオキシエチレン（６０モル）付加硬化ヒマシ油グリ
セリンジプロピレングリコール１．３−ブチレングリコールポリエチレングリコール１５００（Ｂ　相）セチルイソオクタネートスクワランワセリンプロビルパラベン（Ｃ相）カルボキシビニルポリマー１％水溶液へキサメタリン酸ソーダイオン交換水１．０２．０１０．０５．０５．０１０．０５．０２．０２．０３０．００．０３８．３５（Ｄ　相）イオン交換水（Ｅ　相）カセイカリイオン交換水４．５０．１２５．０（製造法）Ａ相、Ｂ相をそれぞれ６０°Ｃで加熱溶解し、混合して
ホモミキサー処理しゲルを作る。これにＤ相を徐々に添
加しホモミキサーで分散する。

次にこれに溶解したＣ相を加え、最後に溶解したＲ相を
添加しホモミキサーで乳化してＯ／Ｗ乳液型の養毛料を
得た。

との養毛料を実施例１と同様に人に対して、実使用テス
トを行ったところ、その月兄毛防止、発毛効果等の養毛
作用が優れていることが確認された。

実施例１２（Ａ　相〉シンナリジン２．０流動パラフィン　　　　　　　　　　５．０セトステア
リルアルコール　　　　　５．５クリセリルモノステア
レート　　　　３．０ＥＯ（２０−Ｆ：　ル）−２−ｔ
クチルドデシＬＸ−テＬ　　　　　　　　　　３．０プ
ロピルパラベン　　　　　　　　　０．３香料　　　　
　　　　　　　　　　　０．１（Ｂ　相）グリセリン　　　　　　　　　　　８．０ジプロピレン
グリコール　　　　　　２０．０ポリエチレングリコー
ル４０００　　　　５．０へキサメタリン酸ソーダ　　
　　　ｏ、ｏｏｓイオン交換水　　　　　　　　　４８
，０９５（製造法）Ａ相、Ｂ相をそれぞれ加熱溶解して混合し、ホモミキサ
ーで乳化してクリーム状養毛料を得た。

この養毛料を実施例１と同様に人に対して、実使用テス
トを行ったところ、その脱毛防止、発毛効果等の養毛作
用が優れていることが確認された。

［発明の効果］本発明の養毛料は優れた脱毛防止、発毛効果等の養毛作
用を持つ養毛料である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）塩酸エカラジン、塩酸イソクスプリン、シンナリ
ジン、トリクロルメチアジドのうちの一種または二種以
上を有効成分として配合することを特徴とする養毛料。