JPS62270519A - 養毛化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ８、発明の詳細な説明 （技術分舒） 本発明は、塩酸フルナリジンを配合してなる養毛化粧料
に関し、詳しくは、頭皮の血行を持続的に促進し、育毛
効果、脱毛予防効果及びふけ防止効果゛に優れた養毛化
粧料に関する。

（従来技術） 従来より、トウガラシチンキ、センブリエキス、朝鮮ニ
ンジンエキス、ニコチン酸、ニコチン酸メチル等の頭皮
の血行促進物質を配合してなる養毛化粧料は知られてい
る。

しかし、これらの血行促進物質は、皮膚刺激性が強くそ
の配合量に制約が生じるものであったり、血行促進作用
が短時間に減少するものまたは血行促進作用が弱いもの
であり、育毛、脱毛防止、ムは防止等の効果を充分に発
現する程に有効なる物質ではなかった。

（発明の開示） そこで本発明者は、養毛化粧料に配合して有効なる血行
促進物質に関して鋭意研究した結果、塩酸フルナリジン
を配合してなる養毛化粧料は、皮膚刺激性が低く頭皮の
血行を持続的に促進し、育毛、脱毛予防及びふけ防止等
に優れた効果を有する仁とを見出し本発明を完成するに
至った。

（発明の目的） 本発明の目的は、頭皮の血行を持続的に促進し、育毛、
脱毛予防及びふけ防止等の効果に優れた養毛化粧料を提
供するにある。

（発明の構成） 本発明は、塩酸フルナリジンを配合してなる養毛化粧料
である。

（構成の具体的な説明） 本発明に用いる塩酸フルナリジンは、公知の物質であっ
て、血管拡張作用を有する物質として脳血流障害に基づ
く脳動脈硬化症等の治療剤に適用されている。塩酸フル
ナリジンに関する化学的性質等は下記の通りである。

！ （２）化学名：（ト））−１−（ビス（ｐ−フルオロフ
ェニル）メチル）−４−（８−フェニル−２−プロペニ
ル）ピペラジンジヒドロクロライド＠）−１−（ｂｉｓ
　（１）−ｆｌｕｏｌｏｐｈａｎｙｌ　）ｍｅｔｈｙｌ
　’］　−４−（８−ｐｈｅｎｙｌ　−２−ｐｒｏｐｅ
ｎｙｌ　）　ｐｉｐｅｒａＺｉｎ８ｄｉｈｙｄｒｏｃｈ
ｌｏｒＷｅ （３）分子式：　０２ａ）ｉ２ａｊｉ’ｇＮｇ・２ＨＯ
１（４）分子量：　４７７．４２ （５）融点：約２０９”Ｃ 本発明の養毛化粧料に配合せる塩酸フルナリジンは、適
度な経皮吸収性を有するため、頭皮内における該薬物の
有効濃度を持続するものであって、皮膚刺激性も低く、
持続的な血行促進作用を生ずるものである。この持続的
な血行促進作用が、毛母細胞を賦活して優れた育毛、脱
毛予防効果を発現し、更には、頭皮代謝機能を正常化し
て、ふけ防止効果を高めるものと推察される。

塩酸フルナリジンの配合量は、本発明の養毛化粧料の組
成物の全重量に対して０．０５〜１．０重量％（以下ｗ
ｔ％と略記する）であればよく、好ましくは０．１〜０
．７　ｗｔ％である。配合量が０．０５　ｗｔ％未満で
は、本発明の目的とする効果に充分でな（、一方１．　
Ｏｗｔ％を超えても、その増加分に見合った効果の向上
は望めないものである。

本発明の養毛化粧料は、常法に従って、ヘアートニック
、ヘアーローリ１ン、ヘアークリーム等の剤型にするこ
とが可能である。

本発明の養毛化粧料には、色素、香料、殺菌剤、防腐剤
、角質溶解剤、抗アンドロゲン剤、養毛剤、抗酸化剤等
を本発明の目的を達成する範囲内で適宜配合することが
できる。

（実施例） 以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を詳説する。

尚、実施例に記載の皮膚血流量試験法、マウス毛成長促
進効果試験法、ヒト頭髪毛成長促進効果試験法及び実用
試験法を下記に示す。

（１）皮膚血流量試験法 ニューシーラントホワイト系家兎８羽の腹部を別名し、
１８時間絶食させた後、ペンタバルビトールのナトリウ
ム塩を８５ｍｐ／Ｋｆの割合で静脈注射し麻酔処置する
。

プレートタイプトランスジューサーを腹部の試料塗布部
位（試験部位）上にセロファンテープで固定し、交叉熱
電堆式皮膚血流計（シンエイ社製シンコーダー、２０１
型）を用いて皮膚血流量（μＶ）を測定する。

試料はＢ×２ｃｍの皮膚部位に対して０．１ｆを均一に
塗布し、試料室右前の血流量（Ｏｎ）と試料塗布後一定
時間後（例えば０．６．１．０　、２．０時間後）の血
流量（Ｏｔ）を測定し、下記の式により血流量増加率（
％）を算出する。

試験結果は、８羽の血流量増加率の平均値で示した。

血流量の増加は、クリーム基剤を試料として塗布した場
合でも５〜２０％程度の増加率が認められるが、血行促
進作用の顕著な成分を配合した試料を塗布したときは、
４０〜８０％のごとく増加率は高くなる。

（２）　　マウス毛成長促進効果試験法ｄｄＹ系白色マ
ウス（雄、６週齢、平均体重８５ｆ）の尾部よりの背部
皮膚を電気バリカンで刈った後、脱毛クリームにより完
全（こ除毛し、翌日より実施例及び比較例の各試料を被
験部皮膚に毎日朝夕２回、−匹当り０，１ｍｌ塗布した
。−試料に対して動物は一８＃１０匹使用した。

養毛効果の判定は、下表に示す判定基準による肉眼判定
の評価点と、毛長２毛重量を対照群と比較することによ
り行った。

実験開始後１５日１に動物を層殺し判定基準により肉眼
判定し、その評価点を合計し、−匹当りの平均評価点を
求めた。さらに、被験部の皮膚を切除し、直径１２ｍｍ
のパンチで一定面積の皮膚を打ち抜き乾燥した後、毛の
重態を測定し、その中の２０本の毛の長さについても測
定し、各々の平均値を算出した。

養毛効果の評価点の判定基準 （３）　　ヒト頭髪毛成長促進効果試験法男性型脱毛症
患者である被試験者１０名の頭部の耳の上５　ｃｍの位
置の頭髪を左右２ケ所に於て直径Ｉ　Ｃｍの円形状に剃
毛した被験部位に、実施例または比較例の試料を左側に
毎日朝夕２回、約９　ｍｌ　＃Ｉ布し、無処置の右＃！
Ｉ七比較した。効果の判定は、試験開始後２８日目に、
左右の被験部位の毛髪各々２０本ずつを剃毛し、左側（
実施例または比較例を塗布）の毛２０本の長さの平均値
Ｑ３）を右側（無処置）の毛２０本の長さの平均値（４
）で除した値を求めて評価した。

判定結果は、被試験者１０名のＣＢ）／（Ａ）の平均値
で示した。

（４）実用試験法 男性型脱毛症患者である被試験者２０名の頭部に毎日朝
夕２回、連続６ケ月間塗布した後の効果を評価した。試
験結果は、育毛効果、脱毛予防効果、ふけ防止効果の各
項に対して、［生毛が剛毛化した或いは生毛が増加した
」、［脱毛が少くなった］、「ムけが少くなった」と回
答した人数で示した。

実施例１〜４、比較例１〜４ 〔オイリーヘアートニノク〕 下記の原料組成に於いて、第１表に記載のごと（、各種
頭皮血行促進物質を配合して各々のへアートニックを調
製し、前記の諸試験を実施した。

尚、皮膚血流量試験では試料塗布０．５，１．０゜２．
０時間後の各々の血流量増加率を測定した。

（１）組成 （２）調製法 ＣＢ）成分中、ニコチン酸、ニコチン酸メチルは（４）
成分に、トウガラシチンキ、塩酸フルナリジンは（０成
分に溶解し、（４）、ω）成分を各々均一に溶解した後
、（４）成分との）成分を混合撹拌分散し、次いで容器
に充填する。使用時には内容物を均一に振盪分散して使
用する。

（３）特性 各オイリーへアートニックの諸試験を実施した結果を第
１表右欄に記載した。

第１表に示すごとく、比較例１〜４は血流増加率が低い
かまたは時間を経るに従って血流増加率が低減するもの
であった。また、比較例２，３゜４は皮膚刺激があり、
ヒト皮膚での試験は不１丁能であった。

実施例１〜４の本発明の養毛化粧料は諸試験の総てに亘
って明らかに良好な結果を示した。

尚、実施例１〜４はヒト皮膚での諸試験に於いて皮膚刺
激は生じなかった。

実施例５〜７、比較例５〜７ 〔ヘアークリーム〕 実施例１と同様にして各々のへアークリームを調製して
諸試験を実施し、その結果を第１表右欄に記載した。

（１）組成 （２）　　ＩＩ製法 ＣＢ）成分中、ニコチン酸、ニコチン酸メチルは（４）
成分に、トウガラシチンキ、塩酸フルナリジンは初成分
に溶解し、（Ａ）、　ＩＤ成分を各々温度８０’０に加
熱溶解したものを混合した。次いで撹拌しりつ冷却して
温度５０°Ｃになったところで（ハ）成分を加え、更に
温度８０°Ｃまで撹拌を続けて各ヘアークリームを調製
した。

（３）特性 第１表に示すごとく、本発明の皮膚化粧料である実施例
５〜７の養毛化粧料は、比較例５〜７と比較して持続的
な血流量増加率を示すと共に諸試験に於いて優れた効果
を示し、配合量は０．０５〜１、　Ｏｗｔ％の範囲で本
発明゛の目的を達成し得るもの（発明の効果） 以と記載のごとく、本発明は、頭皮の血行を持続的に促
進し、育毛、脱毛予防及びふけ防止等の効果に優れると
共に、皮膚刺激性の低い養毛化粧料を提供することは明
らかである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 塩酸フルナリジンを配合してなる養毛化粧料。