JP2793646B2 - 養毛化粧料 - Google Patents

養毛化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸(以下、
GABOBと略記する)及びその塩の少なくとも一種と、ジ
イソプロピルアミンジクロロアセテート(以下DADAと略
記する)とを配合してなる養毛化粧料に関する。更に詳
しくは、毛母細胞を賦活し、育毛効果及び養毛効果、脱
毛予防、ふけ防止等の効果の優れた養毛化粧料に関す
る。
(従来技術) 従来より、種々の毛母細胞賦活作用または血行促進作
用を有する成分を配合してなる養毛化粧料が提案されて
いる。また、近年では養毛化粧料の適用と共にブラシ
(パッティングブラシ)を併用して頭皮の血行をマッサ
ージまたはパッティングにより促進することが普及し、
目的とする養毛効果が得られることが知られている。
しかし、積極的に育毛効果または養毛効果を期待する
程度に優れた養毛料を得ることは困難であった。
また、本発明者は、特公昭58−26726号公報に記載の
如く、γ−アミノ酪酸及びその誘導体を配合してなる化
粧料を提案したが、実用上に於ても、養毛、脱毛予防、
ふけ防止等の効果に著効を示す養毛化粧料として充分に
満足できるものはなかった。
(発明の開示) そこで本発明は、毛母細胞を賦活する成分に関して鋭
意研究した結果、GABOBは、前記γ−アミノ酪酸及びそ
の誘導体よりも一段と毛母細胞賦活作用に優れており、
更には、GABOBを配合してなる養毛化粧料は、育毛効果
(マウス毛成長促進効果、ヒト頭髪毛成長促進効果)、
養毛、脱毛予防、ふけ防止等の効果に優れた特性を示
し、また更に、DADAとを併用することによって、育毛効
果、養毛効果等に著効を呈することを見出して本発明を
完成するに至った。
(発明の目的) 即ち、本発明の目的は、育毛効果、養毛、脱毛予防、
ふけ防止等の効果に優れた養毛化粧料を提供することに
ある。
(発明の構成) 本発明は、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸及びその
塩の少なくとも一種と、DADAとを配合したことを特徴と
した養毛化粧料である。
(構成の具体的な説明) 本発明に用いるGABOBは公知の物質であって、脳動脈
硬化症の治療剤として適用されており、その化学特性は
次の通りである。
・化学名:γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸(γ−amin
o−、β−hydroxy butyric acid) ・分子式:C4H9NO3 ・分子量:119.12 ・融 点:205〜210℃ 本発明の養毛化粧料中に配合せる上記GABOBは、頭皮
の毛母細胞を賦活して優れた養毛効果、脱毛予防効果等
を発現し、更には、頭皮代謝機能を正常化してふけ防止
効果を高め得る。特に男性型脱毛症に適用して著効を呈
することができる。
また、GABOBを苛性ソーダ又は水酸化カルシウム、水
酸化マグネシウムの何れかで中和したGABOBのカリウム
塩、同ナトリウム塩、同カルシウム塩、同マグネシウム
塩はいずれもGABOBと同程度の養毛効果、育毛効果、ふ
け防止効果等を有し、本発明の養毛化粧料に適用され
る。
また、本発明に係わるDADAは公知の物質であり、急・
慢性肝炎,脂肪肝などの肝障害および脳出血,脳血栓,
高血圧などの治療剤として適用されており、その化学特
性は下記の通りである。
・化学名:ジイソプロピルアミンジクロロアセテート ・分子式:C8H17Cl2NO2 ・分子量:230.14 ・融 点:118〜122℃ 本発明の養毛化粧料中に配合せる上記DADAは、血行促
進作用を有することから、頭皮における毛根の代謝を賦
活して、毛根の発育を促進する作用を有する。
本発明者は、養毛化粧料中に配合せる上記構成物質を
研究した結果、GABOB及びその塩の中から選ばれた少な
くとも一種と、DADAとを配合した養毛化粧料は、相乗効
果によって、優れた育毛効果(マウス毛成長促進効果、
ヒト頭髪毛成長促進効果)、養毛効果、脱毛防止効果並
びにふけ防止効果を有することが顕著に認められた。
本発明は、養毛化粧料中に配合せる上記構成物質の相
乗効果を最大限度に発揮する配合割合に関して探究した
結果(i)GABOB及びその塩、(ii)DADAのそれぞれの
配合量の比率(重量比)が(i):(ii)=1:0.1〜1
である場合が好ましく、本発明の目的とする優れた効果
が認められた。
即ち、この(i)及び(ii)の両者の毛母細胞賦活作
用及び血行促進作用が相乗的に頭皮に作用して頭皮未梢
血管を拡張し、頭皮代謝機能を正常化してふけ防止効果
を高めることができるという優れた効果を奏しえたので
ある。
また、当該養毛化粧料中のGABOB及びDADAの配合量
は、総量を基準として(i)は0.05〜2.0重量%、(i
i)は0.05〜2.0重量%(以下wt%と略記する)であれば
よく、各々の配合量の下限未満では本発明の目的とする
効果に充分ではなく、一方上限を超えても、その増加分
に見合った効果の向上は望めないものである。
本発明と養毛化粧料には上記のほかに各種油剤、湿潤
剤、色素、香料、防腐剤、界面活性剤、顔料、抗酸化剤
等を本発明の目的を達成する範囲内で適宜配合すること
ができる。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を詳細に説
明する。
尚、マウス毛成長促進効果試験、ヒト頭髪毛成長促進
効果試験及び実用試験を下記に示す。
(1) マウス毛成長促進効果試験 ddy系白色マウス(雄・6週令・平均体重35g)の尾部
よりの背部皮膚を電気バリカンで刈った後、脱毛クリー
ムにより完全に除毛し、翌日より実施例及び比較例の各
試料を被験部皮膚に毎日朝夕2回、1匹当り0.1ml塗布
した。1試料に対して動物は一群10匹を使用した。
育毛効果の判定は、下記に示す判定基準による肉眼判
定の評価点と、毛長、毛重量を対照群と比較することに
より行った。
実験開始後15日目に動物を屠殺し判定基準により肉眼
判定し、その評価点を合計し、一匹当りの平均評価点を
求めた。4更に、被験部の皮膚を打ち抜き乾燥した後、
毛の重量を判定し、その中の20本の毛の長さについても
測定し、各々の平均値で示した。
(2) ヒト頭髪毛成長促進効果試験 男性型脱毛症患者である被試験者10名の頭部の耳の上
5cmの位置の頭部を左右2ヶ所に於て直径1cmの円形状に
剃毛した被験部位に、実施例または比較例の試料を左側
に毎日朝夕2回、約3ml塗布し、無処置の右側と比較し
た。効果の判定は、試験開始後28日目に、左右の被験部
位の毛髪各々20本ずつを剃毛し、左側(実施例または比
較例を塗布)の毛20本の長さの平均値(B)を右側(無
処置)の毛20本の長さの平均値(A)で除した値を求め
て評価した。
判定結果は、被試験者10名の(B)/(A)の平均値
で示した。
(3) 実用試験 男性型脱毛症患者である被試験者20名の頭部に毎日朝
夕2回、連続6ヶ月間試料を塗布した後の効果で評価し
た。試験結果は、養毛効果、脱毛予防効果、ふけ防止効
果の各項目に対して、「生毛が剛毛化した或は生毛が増
加した」、「脱毛が少なくなった」。「ふけが少なくな
った」と回答した人数で示した。
実施例1〜6、比較例1〜4 〔オイリーヘアートニック〕 下記の原料組成において、第1表に記載のごとく、GA
BOB、GABOBのナトリウム塩(以下GABOB−Naと略記し、
カリウム塩は−K、マグネシウム塩は−Mgと略記す
る)、とDADAを配合して各々のヘアートニックを調整
し、前記の諸試験を実施した。
(2) 調製法 (C)成分を(B)成分に配合して(A)、(B)成
分を各々均一に溶解した後、(A)成分と(B)成分を
混合撹拌分散し、続いて容器に充填する。使用時には内
容物を均一に振盪分散して使用する。
(3) 特性 各オイリーヘアートニックの諸試験を実施した結果を
第1表に記載した。
第1表に示すごとく、比較例1のヘアートニックの基
剤及び比較例2のγ−アミノ酪酸を配合してなるヘアー
トニック及び比較例3,4のGABOB,DADAそれぞれ単独に配
合せるヘアートニックと比較して、本発明の養毛化粧料
である実施例1〜6は諸試験に於いて優れた特性が明ら
かに認められた。特に、実施例4以降のGABOB及びその
塩とDADAを配合してなるヘアートニックは諸特性に於い
て著効を示した。
実施例7〜10、比較例5〜7 〔ヘアークリーム〕 実施例1と同様にして各々のヘアークリームを調製し
て諸試験を実施し、その結果を第2表に記載した。
(2) 調製法 (C)成分を(B)成分中に配合し、(A)、(B)
成分を各々温度80℃に加熱溶解したものを混合した後、
撹拌しつつ冷却して温度50℃になったところで(D)成
分を加え、更に温度を30℃まで撹拌を続けて各ヘアーク
リームを調製した。
(3) 特性 第2表に示すごとく、本発明の養毛化粧料である実施
例7〜10のヘアークリームは、比較例7〜11と比較して
諸特性に於いて優れていることが明らかに認められた。
(発明の効果) 以上記載のごとく、本発明は、育毛効果、養毛効果、
脱毛予防、ふけ防止等の効果に優れた養毛化粧料を提供
することは明らかである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸及びその
    塩の少なくとも一種と、ジイソプロピルアミンジクロロ
    アセテートとを配合したことを特徴とした養毛化粧料。
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