JPH0377808A - 養毛化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、γ−アミノーβ−ヒドロキシ酪酸（以下、Ｇ
ＡＢＯＢと略記する）及びその塩の少なくとも一種と、
ジイソプロピルアミンジクロロアセテ−１−（以下ＤＡ
ＤＡと略記する）とを配合してなる養毛化粧料に関する
。更に詳しくは、毛母細胞を賦活し、育毛効果及び養毛
効果、脱毛予防、ふけ防止等の効果の優れた養毛化粧料
に関する。

（従来技術） 従来より、種々の毛母細胞賦活作用または血行促進作用
を有する成分を配合してなる養毛化粧料が掃案されてい
る。また、近年では養毛化粧料の適用と共にブラシ（バ
ッティングブラシ）を併用して頭皮の血行をマツサージ
またはパッティングにより促進することが１１Ｙ及し、
目的とする養り効果が得られることが知られている。

しかし、積極的に育毛効果または養毛効果を期待する程
度に優れた養毛料を得ることは回能であった。

また、本発明者は、特公昭５８−２６７２６号公冊に記
載の如く、γアミノ酪酸及びその誘導体を配合してなる
化粧料をＲ’ｈ＝　ｒ−だが、実用−Ｌに於ても、養毛
、脱毛予防、ふけ防止等の効果乙こ著効を示ず養毛化粧
料として充分に満足できるものはなかったわ （発明の開示） そこで本発明者は、を母細胞を賦活する成分に関して鋭
意研究した結果、ＧＡＢＯＢは、前記γ−アミノ酪酸及
びその誘導体よりも一段と毛母細胞賦活作用に優れてお
り、更には、ＧＡＢＯＢを配合してなる養毛化粧料は、
養毛効果（マウス毛成長促進効果、ヒト頭髪毛成長促進
効果）、養毛、脱毛予防、ふけ防止等の効果に優れた特
性を示し、また更に、ＤＡＤＡとを併用することによっ
て、養毛効果、養毛効果等に著効を呈することを見出し
て本発明を完成するに至った。

（発明の目的） 即ち、本発明の目的は、養毛効果、養毛、脱毛予防、ふ
け防止等の効果に優れた養毛化粧料を提供することにあ
る。

（発明の構成） 本発明は、γ−アミノーβ−ヒドロキシ酪酸及びその塩
の少なくとも一種と、ＤＡＤＡとを配合したことを特徴
とした養毛化粧料である。

（構成の具体的な説明） 本発明に用いるＧＡＢＯＢは公知の物質であって、脳動
脈硬化症の治療剤として適用されており、その化学特性
は次頁の通りである。

・化学名：γ−アミノーβ−ヒドロキシ酪酸（ｒ　−ａ
ｍｌｎｏ−β−ｈｙｄｒｏＢ　　ｂｕｔｙｒｉｃ　　ａ
ｃｉｄ　　）・分子式Ｆ　Ｃ，１ＩＩＮＯ。

・分子ＩＪ：１１９．１２ ・融　点：２０５〜２１０℃ ・構造式：　ＨｔＮ　−ＣＩＩ＊　　Ｃ１ｌ　　ＣＨＩ
　　Ｃ０ＯＨＨ 本発明の養毛化粧料中に配合せる上記ＧＡＢＯＢは、頭
皮の毛母細胞を賦活して優れた養毛効果、脱毛予防効“
果等を発現し、更には、頭皮代謝機能を正常化してふけ
防止効果を高め得る。特に男性型説毛症に適用して著効
を呈することができる。

また、ＧＡＢＯＢを苛性カリ、苛性ジープ又は水酸化カ
ルシウム、水酸化マグネシウムの何れかで中和したＧＡ
ＢＯＢのカリウム塩、同ナトリウム塩、同カルシウム塩
、同マグネジ“ラム塩はいずれもＧＡＢＯＢと同程度の
養毛効果、養毛効果、ふけ防止効果等を有し、本発明の
養毛化粧料に適用される。

また、本発明に係わるＤＡＤＡは公知の物質であり、急
・慢性肝炎、脂肪肝などの肝障害および脳出血、脳血栓
、高血圧などの治療剤として適用されており、その化学
特性は下記の通りである。

・化学名ニジイソプロピルアミンジクロロアセテート ・分子式：　ＣＩＬりＣＩｔ富ＮＯ露 ・公刊１　：　２３０．１４ ・融　点：１１８〜１２２℃ 本発明の養毛化粧料中に配合せる上記ＤＡＤＡは、血行
促進作用を有することから、頭皮における毛根の代謝を
賦活して、毛根の発育を促進する作用を有する。

本発明者は、養毛化粧料中に配合せる上記構成物質を研
究した結果、ＧＡＢＯＢ及びその塩の中から選ばれた少
なくとも一種と、ＤＡＤＡとを配合した養毛化粧料は、
相乗効果によって、優れた養毛効果（マウス毛成長促進
効果、ヒト頭髪毛成長促進効果）、養毛効果、脱毛防止
効果並びにふけ防止効果を有することが顕著に認められ
た。

本発明者は、養毛化粧料中に配合せる上記構成物質の相
乗効果を最大限廣に発揮する配合割合に関して探究した
結果、（ｉ）ＧＡＢＯＢ及びその塩、（ｉｉ）ＤＡＤＡ
のそれぞれの配合量の比率（重量比）が（ｉ）　　：　
　（ｉｉ）　＝　１　：　０．１〜１である場合が好ま
しく、本発明の目的とする優れた効果が認められた。

即ち、この（ｉ）及び（ｉｉ　）の両者の毛母細胞賦活
作用及び血行促進作用が相乗的に頭皮に作用して頭皮末
梢血管を拡張し、頭皮代謝機能を正常化してふけ防止効
果を高めることができるという優れた効果を奏しえたの
である。

また、当該養毛化粧料中のＧＡＢＯＢ及びＤＡＤＡの配
合量は、総量を基準として（１）は０．０５〜２．　Ｏ
ｗ　ｔ％、（’　ｉｉ　）は０．０５〜２．　Ｏｗ　ｔ
％あればよ（、各々の配合量の下限未満では本発明の目
的とする効果に充分ではなく、一方上限を超えても、そ
の増加分に見合った効果の向上は望めないものである。

本発明の養毛化粧料には上記のほかに各種油剤、湿潤剤
、色素、香料、防腐剤、界面活性剤、顔料、抗酸化剤等
を本発明の目的を達成する範囲内で適宜配合することが
できる。

以下、実施例及び比較例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

尚、マウス毛成長促進効果試験、。ヒト頭髪毛成長促進
効果試験及び実用試験を下記に示す。

（１）　　マウス毛成長促進効果試験 ａａｙ系白色マウス（雄・６週令・平均体重３５ｇ）の
足部よりの背部皮膚を電気バリカンで刈った後、脱毛ク
リームにより完全に除毛し、翌日より実施例及び比較例
の各試料を被験部皮膚に毎日朝夕２回、１匹当り０、ｌ
　ｍ　ｌ　Ｈｐ布したや　１試料に対して動物は一群１
０匹を使用した。

育毛効果の判定は、下記に示す判定基準による肉眼判定
の評価点と、毛長、毛重量を対照群と比較することによ
り行った。

実験開始後１５日ロタ動物を層殺し判定基準により肉眼
判定し、その評価点を合計し、−匹当りの平均評価点を
求めた。更に、被験部の皮膚を打ち抜き乾燥した後、毛
の重量を測定し、その中の２０本の毛の長ざについても
測定し、各々の平均値で示した。

（２）　　ヒト頭髪毛成長促進効果試験男性型脱毛症、
聴者である被試験者１０名の頭部の耳の上５ｃｍの位置
の頭部を左右２ケ所に於て直径１ｃｍの円形状に剃毛し
た被験部位に、実施例または比較例の試料を左側に毎日
朝夕２回、約３ｍ／塗布し、無処置の右側と比較した。

効果の判定は、試験開始後２８日１に、左右の被験部位
の毛髪各々２０本ずつを剃毛し、左側（実施例または比
較例を塗布）の毛２０本の長さの平均値（Ｂ）を右側（
無処置）の毛２０本の長さの平均値（Ａ）で除した値を
求め、て評価した。

判定結果は、被試験者１０名の（Ｂ）　／　（Ａ）の平
均値で示した。

（３）　実用試験 男性型脱毛症患者である被試験者２０名の頭部に毎日朝
夕２回、連続６ケ月間試料を塗布した移の効果で評価し
た。試験結果は、養毛効果、脱毛予防効果、ふけ防止効
果の各項目に対（７て、「生もが剛毛化した或は生尼が
増加した」、「脱毛が少なくなった」、［ふけが少なく
なったＪと回答した人数で示したわ 実施例１〜６、比較例１〜４ 〔オイツーへアートニンク〕 下記の原料組成において、第１表に記載のごと＜、ＧＡ
ＢＯＢ、ＧＡＢＯＢのナトリウム塩（以ドＧＡＢＯＢ−
Ｎａと略記し、カリウム塩は−に１マグネシウム塩は−
Ｍｇと略記する）、とＤＡＤＡを配合して各々のへアー
ト二ソクを調整し、前記の諸試験を実施した。

（２）　　調製法 （Ｃ）成分を（Ｂ）成分に配合して（Ａ）　、（Ｂ）成
分を各々均一に溶解した後、（Ａ）成分と（Ｂ）成分を
混合撹拌分散し、続いて容器に充填する。使用時には内
容物を均一に振盪分散して使用する。

（３）　　特性 各オイツーへアートニックの諸試験を実施した結果を第
１表に記載した。

第１表に示すごとく、比較例１のへアートニックの基剤
及び比較例２のγアミノ酪酸を配合してなるヘアートニ
ック及び比較例３．４のＧＡＢＯＢ、ＤＡＤＡそれぞれ
単独に配合せるヘアートニックと比較して、本発明の養
毛化粧料である実施例１〜６は諸試験に於いて優れた特
性が明らかに認められた。特に、実施例４以降のＧＡＢ
ＯＢ及びその塩とＤＡＤＡを配合してなるヘアートニッ
クは諸特性に於いて著効を示した。

実施例７〜１０、比較例５〜７ 〔ヘアークリーム〕 実施例１と同様にして各々のへアークリームを調製して
諸試験を実施し、その結果を第２表に記ｉ１ 組成 （２）　　調製法 （Ｃ）成分を（Ｂ）成分中に配合し、（Ａ）　、（Ｂ）
成分を各々温度８０℃に加熱溶解したものを混合した後
、撹拌しつつ冷却して温度５０℃になったところで（ロ
）成分を加え、更に温度を３０℃まで撹拌を続けて各ヘ
アークリームを調製した。

（３）　　特性 第２表に示すごとく、本発明の養毛化粧料である実施例
７〜１０のへアークリームは、比較例７〜１１と比較し
て諸特性に於いて優れていること（発明の効果） 以上記載のごとく、本発明は、育毛効果、養毛効果、脱
毛予防、ふけ防止等の効果に優れた養毛化粧料を提供す
ることは明らかである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸及びその塩の少なくと
   も一種と、ジイソプロピルアミンジクロロアセテートと
   を配合したことを特徴とした養毛化粧料。