JPH0216517A - 顕微鏡の照明光学系 - Google Patents
顕微鏡の照明光学系Info
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- JPH0216517A JPH0216517A JP16747688A JP16747688A JPH0216517A JP H0216517 A JPH0216517 A JP H0216517A JP 16747688 A JP16747688 A JP 16747688A JP 16747688 A JP16747688 A JP 16747688A JP H0216517 A JPH0216517 A JP H0216517A
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 45
- 238000005286 illumination Methods 0.000 claims description 41
- 230000004907 flux Effects 0.000 abstract description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 abstract 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 description 8
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 7
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 5
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は顕微鏡の試料を照明するためのテレセンドリ
ンク照明光学系、特に顕微鏡の拡大倍率に対応させて照
明領域を変え得る照明光学系に関するものである。
ンク照明光学系、特に顕微鏡の拡大倍率に対応させて照
明領域を変え得る照明光学系に関するものである。
(従来の技術)
この種の照明光学系としては、従来より例えば第10図
〜第12図に示すものが知られている(W開明56−1
65111号公報)。
〜第12図に示すものが知られている(W開明56−1
65111号公報)。
それは、光源S側より順次コレクターレンズLAと複数
のレンズLB+ ’LB2からなるリレーレンズL8と
、コンデンサレンズLcとを配置して[徴鏡の被照射面
Pに対してテレセンシリツタなケラ−照明系を構成し、
リレーレンズL、を構成する各レンズLB+・L日、を
光軸に沿って相対移動させることにより、顕微鏡の拡大
倍率に対応させて被照射面Pの照明領域PAを変更可能
に構成したものである。
のレンズLB+ ’LB2からなるリレーレンズL8と
、コンデンサレンズLcとを配置して[徴鏡の被照射面
Pに対してテレセンシリツタなケラ−照明系を構成し、
リレーレンズL、を構成する各レンズLB+・L日、を
光軸に沿って相対移動させることにより、顕微鏡の拡大
倍率に対応させて被照射面Pの照明領域PAを変更可能
に構成したものである。
なお、第10図は顕微鏡の拡大倍率が高い場合、第11
図は拡大倍率が中間の場合、第12図は拡大倍率が低い
場合を示し、それぞれ照明領域PAが変化している状態
を示している。
図は拡大倍率が中間の場合、第12図は拡大倍率が低い
場合を示し、それぞれ照明領域PAが変化している状態
を示している。
(発明が解決しようとする課題)
上記従来例のものは、リレーレンズLBがそれぞれ光軸
に沿って相対移動可能な収斂性レンズLBIと発散性レ
ンズL日、とによって構成されており、光源Sの像S、
を収斂性レンズLB、とコンデンサーレンズLcとの開
に形成するようにしているため、次のような問題点が指
摘される。
に沿って相対移動可能な収斂性レンズLBIと発散性レ
ンズL日、とによって構成されており、光源Sの像S、
を収斂性レンズLB、とコンデンサーレンズLcとの開
に形成するようにしているため、次のような問題点が指
摘される。
イ、瞳位置を固定した状態でズーミングすることができ
る上うにはなっていない。このため、例えば拡大倍率が
高培率の場合(第10図)に完全なケラ−照明が成立し
たとしても、他の低倍率の場合(第11図、第12図)
には、ケラ−照明が崩れた状態になる。
る上うにはなっていない。このため、例えば拡大倍率が
高培率の場合(第10図)に完全なケラ−照明が成立し
たとしても、他の低倍率の場合(第11図、第12図)
には、ケラ−照明が崩れた状態になる。
口、また、リレーレンズLBのズーミングに伴って光源
像S、の位置が変動するため、光源像の位置に開口絞り
を配置しようとしても無理があり、強いて配置しようと
すれば、構造が複雑となり、コスト高を招く。
像S、の位置が変動するため、光源像の位置に開口絞り
を配置しようとしても無理があり、強いて配置しようと
すれば、構造が複雑となり、コスト高を招く。
ハ、一般に光源の配光強度は出射角により異なるため、
光源の有効面積が一定であるならば、光源から出射する
光束の取込み角2θは小さい方が望ましい。殊にいわゆ
る落射照明系にあっては対物レンズの入射瞳が設定倍率
によって高倍になるほど通常は小さくなることから、光
源の有効利用可能な面積も高倍になるほど小さ(なるが
、上記取込み角が小さくなっても光源の利用面積を大き
くできれば、それだけ光量の有効利用を図ることができ
る。しかるに上記従来例のものはこのような配慮がされ
ていない。
光源の有効面積が一定であるならば、光源から出射する
光束の取込み角2θは小さい方が望ましい。殊にいわゆ
る落射照明系にあっては対物レンズの入射瞳が設定倍率
によって高倍になるほど通常は小さくなることから、光
源の有効利用可能な面積も高倍になるほど小さ(なるが
、上記取込み角が小さくなっても光源の利用面積を大き
くできれば、それだけ光量の有効利用を図ることができ
る。しかるに上記従来例のものはこのような配慮がされ
ていない。
本発明は上記イ0ロ、へに記載した事項を、解決すべき
技術課題とする。
技術課題とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は上記課題を解決するものであって、以下のよう
に構成される。
に構成される。
即ち、光源側より順次コレクターレンズと、リレーレン
ズと、コンデサレンズとを配置して、顕微鏡の被照射面
に対してテレセントリックなケラ−照明系を構成し、リ
レーレンズを構成する複数のレンズを相対移動させるこ
とにより、顕微鏡の拡大倍率に対応させて被照射面の照
明領域を変更可能に構成した顕微鏡の照明光学系におい
て、コレクターレンズを出射側にテレセントリックな光
学系で構成するとともに、リレーレンズを入射側及び出
射側にテレセンドリンクで、かつ変倍可能な光学系で構
成したことを特徴とするものである。
ズと、コンデサレンズとを配置して、顕微鏡の被照射面
に対してテレセントリックなケラ−照明系を構成し、リ
レーレンズを構成する複数のレンズを相対移動させるこ
とにより、顕微鏡の拡大倍率に対応させて被照射面の照
明領域を変更可能に構成した顕微鏡の照明光学系におい
て、コレクターレンズを出射側にテレセントリックな光
学系で構成するとともに、リレーレンズを入射側及び出
射側にテレセンドリンクで、かつ変倍可能な光学系で構
成したことを特徴とするものである。
(作 用)
本発明では、リレーレンズが入射側及び出射側にテレセ
ントリックな関係を維持した状態でズーミングによる変
倍が可能に構成されていることから、リレーレンズの前
方及び後方に形成される光源像の位置は移動しない。
ントリックな関係を維持した状態でズーミングによる変
倍が可能に構成されていることから、リレーレンズの前
方及び後方に形成される光源像の位置は移動しない。
つまり、リレーレンズをズーミングしても顕微鏡の被照
射面に対して、テレセントリックで、かつ完全なケラ−
照明系が維持されることになる。
射面に対して、テレセントリックで、かつ完全なケラ−
照明系が維持されることになる。
また、いわゆる落射照明系のように、拡大倍率によって
対物レンズの入射瞳の大きさが変化することが一般的な
場合において、限られた条件下ではあるが、リレーレン
ズをズーミングすることによって光源から出射する光束
の取込み角を小さく、かつ光源の有効利用面積を大きく
設定して光量の有効利用をはかることができる。
対物レンズの入射瞳の大きさが変化することが一般的な
場合において、限られた条件下ではあるが、リレーレン
ズをズーミングすることによって光源から出射する光束
の取込み角を小さく、かつ光源の有効利用面積を大きく
設定して光量の有効利用をはかることができる。
(実 施 例)
以下、図面により本発明の詳細な説明する。
第1図〜第3図は本発明に係る照明光学系を模式的に示
す図であり、第1図は顕微鏡(図示せず)の拡大倍率が
高い場合、第2図は拡大倍率が中間の場合、第3図は拡
大倍率が低い場合を示している。
す図であり、第1図は顕微鏡(図示せず)の拡大倍率が
高い場合、第2図は拡大倍率が中間の場合、第3図は拡
大倍率が低い場合を示している。
この照明光学系は、光源S側より順次コレクターレンズ
LAと、リレーレンズLBと、コンデンサーレンズLc
とを配置して顕微鏡の被照射面(試料載置面)Pに対し
てテレセントリックなケラ−照明系を構成し、書し−レ
ンズLsを構成する複数のレンxLB、〜L日Nを光軸
Zに沿って相対移動させることに工す、顕微鏡の拡大倍
率に対応させて被照射面Pの照明領域PAを変更し得る
ように構成されている。
LAと、リレーレンズLBと、コンデンサーレンズLc
とを配置して顕微鏡の被照射面(試料載置面)Pに対し
てテレセントリックなケラ−照明系を構成し、書し−レ
ンズLsを構成する複数のレンxLB、〜L日Nを光軸
Zに沿って相対移動させることに工す、顕微鏡の拡大倍
率に対応させて被照射面Pの照明領域PAを変更し得る
ように構成されている。
上記コレクターレンズLAは2群の収斂性レンズLAl
” LA2から成り、出射側にテレセントリックな光
学系を構成するように配置されている。
” LA2から成り、出射側にテレセントリックな光
学系を構成するように配置されている。
リレーレンズLBは後述するように複数のレンズLB+
〜L8Mを光軸Zに沿って相対移動可能に配置し、入射
側及び出射側にテレセントリックな光学系をなすように
構成されている。即ち、所定位置に形成された上記2次
光源側Slの像(3次光源像)S2は所定位置に形成さ
れる。
〜L8Mを光軸Zに沿って相対移動可能に配置し、入射
側及び出射側にテレセントリックな光学系をなすように
構成されている。即ち、所定位置に形成された上記2次
光源側Slの像(3次光源像)S2は所定位置に形成さ
れる。
コンデンサーレンズLcは収斂性レンズから成り、この
コンデンサーレンズLcの光源側焦点位置に上記3次光
源像S2が形成れ、試料側焦点位置に被照射面Pが配置
されている。
コンデンサーレンズLcの光源側焦点位置に上記3次光
源像S2が形成れ、試料側焦点位置に被照射面Pが配置
されている。
なお、第5図〜第7図中符号Q1は視野絞り、Q2は開
口絞り、Q、はコンデンサーレンズLcの入射瞳に相当
する絞りである。
口絞り、Q、はコンデンサーレンズLcの入射瞳に相当
する絞りである。
上記実施例では、リレーレンズLBが入射側及び出射側
にテレセントリックな光学系を維持したまま、ズーミン
グによる変倍が可能であり、リレーレンズLBの前方及
び後方焦点位置に形成される各光源像S、・S2の位置
は移動せず、顕微鏡の被照射面Pに対して常に完全なケ
ラ−照明系が維持されることになる。なお、照明領域r
Aの太きさに対応して、光源Sの有効利用域SAも変化
する。
にテレセントリックな光学系を維持したまま、ズーミン
グによる変倍が可能であり、リレーレンズLBの前方及
び後方焦点位置に形成される各光源像S、・S2の位置
は移動せず、顕微鏡の被照射面Pに対して常に完全なケ
ラ−照明系が維持されることになる。なお、照明領域r
Aの太きさに対応して、光源Sの有効利用域SAも変化
する。
また、前記各光源像S1・S2の位置が変動しないので
視野絞りQlや開口絞りQ2、コンデンサーレンズLc
の入射瞳に相当する絞りQ、は常に固定配置のままでよ
く、可動式のものに比べてそれだけ構造が簡素化できる
。
視野絞りQlや開口絞りQ2、コンデンサーレンズLc
の入射瞳に相当する絞りQ、は常に固定配置のままでよ
く、可動式のものに比べてそれだけ構造が簡素化できる
。
第4図は、上記照射光学系をいわゆる落射照明方式に用
いた場合を示す模式図である。この図において、第1図
に示したものと同一の構成要素については同一の符号を
用いて示し、その説明を省略する。
いた場合を示す模式図である。この図において、第1図
に示したものと同一の構成要素については同一の符号を
用いて示し、その説明を省略する。
第4図において、符号1は顕微鏡全体を示し、符号2は
照明用光学系全体を示す。この顕微鏡1は、対物レンズ
L1と、結像レンズL2とから成り、対物レンズL1の
、光源側から見て後側焦点位置に測定対象物である試料
の被照射面Pを配置し、結像レンズL2の、試料側から
見て後側焦点位置に像面P゛を配置して構成されている
。
照明用光学系全体を示す。この顕微鏡1は、対物レンズ
L1と、結像レンズL2とから成り、対物レンズL1の
、光源側から見て後側焦点位置に測定対象物である試料
の被照射面Pを配置し、結像レンズL2の、試料側から
見て後側焦点位置に像面P゛を配置して構成されている
。
そして、対物レンズL1と結像レンズL2との開に配置
されたハーフミラ−Mを介してリレーレンズLBから出
射される光束を顕微鏡1内に取り込み、対物レンズL1
を介して被照射面Pを照明するように構成されている。
されたハーフミラ−Mを介してリレーレンズLBから出
射される光束を顕微鏡1内に取り込み、対物レンズL1
を介して被照射面Pを照明するように構成されている。
即ち、この場合、照明光学系2のコンデンサレンズLc
は顕微鏡1の対物レンズL1を兼用している。
は顕微鏡1の対物レンズL1を兼用している。
第5図〜第7図は上記照明用光学系2において、対物レ
ンズL、を低培率用のものから高倍率用のものに切換え
た場合において、リレーレンズLBが奏する作用を説明
するための模式図である。
ンズL、を低培率用のものから高倍率用のものに切換え
た場合において、リレーレンズLBが奏する作用を説明
するための模式図である。
第5図は前記第1図と同様、顕微鏡1の拡大倍率が高い
場合を示している。即ち、対物レンズL1を低倍用のも
のから高倍用のものへ切換えたとき、両対物レンズ間で
入射瞳Q、の大きさが同一である場合を想定した図であ
る。
場合を示している。即ち、対物レンズL1を低倍用のも
のから高倍用のものへ切換えたとき、両対物レンズ間で
入射瞳Q、の大きさが同一である場合を想定した図であ
る。
第6図は、上記同様、対物レンズL、を低倍用のものか
ら高倍用のものへ切換えたとき、一般には対物レンズL
、の入射瞳Q、も小さくなることか呟光源Sの有効利用
域SAも小さくな右ことを示す図である。
ら高倍用のものへ切換えたとき、一般には対物レンズL
、の入射瞳Q、も小さくなることか呟光源Sの有効利用
域SAも小さくな右ことを示す図である。
第7図は、第6図において、リレーレンズLBをズーミ
ングすることにより、光源Sの有効利用域SAを大きく
、かつ光源Sがらの光速の取込角2θを小さくできるこ
とを示す図である。
ングすることにより、光源Sの有効利用域SAを大きく
、かつ光源Sがらの光速の取込角2θを小さくできるこ
とを示す図である。
このことは、光源Sの配光強度が実際には均一でない場
合を想定したとき、有効利用域SAが大島く、取込角2
θが小さくなれば、その分だけ実質上光量が増えること
を意味する。
合を想定したとき、有効利用域SAが大島く、取込角2
θが小さくなれば、その分だけ実質上光量が増えること
を意味する。
また、光源Sを変更するような場合において、その光源
Sの大きさをSAを被照射面Pの必要な照明領域PAに
適合させるような最適条件で照明系を構成し得ることを
意味する。
Sの大きさをSAを被照射面Pの必要な照明領域PAに
適合させるような最適条件で照明系を構成し得ることを
意味する。
実際にそのようなリレーレンズLBを実現することは可
能であり、以下、そのようなリレーレンズLeの一例に
ついて説明する。
能であり、以下、そのようなリレーレンズLeの一例に
ついて説明する。
第8図は、本照明光学系に使用されるリレーレンズLB
の原理を説明するための概要図であり、ここでは説明を
簡単にするため単レンズを使用している。図示する如く
、第1.2.3レンズLF1++LB21LB3の焦点
距離をそれぞれ100、各レンズ間隔をそれぞれ100
とし、第2レンズLB2の前方50に物体を置いた場合
を想定すると、第3レンズL、3の後方50の位置に像
が結像され、その結像倍率は1となる。
の原理を説明するための概要図であり、ここでは説明を
簡単にするため単レンズを使用している。図示する如く
、第1.2.3レンズLF1++LB21LB3の焦点
距離をそれぞれ100、各レンズ間隔をそれぞれ100
とし、第2レンズLB2の前方50に物体を置いた場合
を想定すると、第3レンズL、3の後方50の位置に像
が結像され、その結像倍率は1となる。
今、第8図破線で示す如く第2レンズL日、を光軸上で
後方(第3レンズLB3方向)に10移動した場合、第
1および第2レンズの合成後側焦点位置は第2レンズL
に1.1だけ移動する。したがって、完全なテレセント
リック光学系を保つためには第3レンズL、3を前方に
1.1移動する必要があるが、その移動量は、第3レン
ズのしB3焦点距離と比較するとわずか1%程度にすぎ
ないため、第3レンズL、3を固定したままの状態でも
実用上テレセントリック光学系と考えても支障は生じな
い、また、この場合物体の位置が同じ位置とすれば、像
位置の変化は+0.226となるが、この値はレンズの
収差量とほぼ同程度であり、レンズの明るさにもよるが
、無視できるオーダである。
後方(第3レンズLB3方向)に10移動した場合、第
1および第2レンズの合成後側焦点位置は第2レンズL
に1.1だけ移動する。したがって、完全なテレセント
リック光学系を保つためには第3レンズL、3を前方に
1.1移動する必要があるが、その移動量は、第3レン
ズのしB3焦点距離と比較するとわずか1%程度にすぎ
ないため、第3レンズL、3を固定したままの状態でも
実用上テレセントリック光学系と考えても支障は生じな
い、また、この場合物体の位置が同じ位置とすれば、像
位置の変化は+0.226となるが、この値はレンズの
収差量とほぼ同程度であり、レンズの明るさにもよるが
、無視できるオーダである。
なお、この場合第1および第2レンズの合成焦点距離は
111.1となり、結像倍率は0.9となる。
111.1となり、結像倍率は0.9となる。
逆に、第2レンズLB2を光軸上で第1図実線の位置よ
り前方(第2レンズLB2の方向)に10移動した場合
、第1および第2レンズの合成焦点距離は90.909
となり、結増倍率は1.1となり、第2レンズLB2の
前後10の移動で、1.22の倍率変化が可能となる。
り前方(第2レンズLB2の方向)に10移動した場合
、第1および第2レンズの合成焦点距離は90.909
となり、結増倍率は1.1となり、第2レンズLB2の
前後10の移動で、1.22の倍率変化が可能となる。
上記した原理説明では、図示、説明を簡単にするため、
第1、第2、第3の各レンズを単レンズとしたが、実際
にはそれぞれ複数枚のレンズで第1群レンズ、第2群レ
ンズ、第3群レンズとして構成される0例えば第1群(
各主点:H0、H32)および第3群レンズ(各主点:
H12、H12)がそれぞれ球面収差をもっている場合
には光軸に平行に入射した光線が焦点位置を通らず、そ
のため第9図に示す如く、焦点位置に球面収差量ΔS(
ΔS3、ΔS2)を加算した位置を第2群レンズの各主
点H21、H22と一致させる必要がある。
第1、第2、第3の各レンズを単レンズとしたが、実際
にはそれぞれ複数枚のレンズで第1群レンズ、第2群レ
ンズ、第3群レンズとして構成される0例えば第1群(
各主点:H0、H32)および第3群レンズ(各主点:
H12、H12)がそれぞれ球面収差をもっている場合
には光軸に平行に入射した光線が焦点位置を通らず、そ
のため第9図に示す如く、焦点位置に球面収差量ΔS(
ΔS3、ΔS2)を加算した位置を第2群レンズの各主
点H21、H22と一致させる必要がある。
なお、球面収差量ΔSの値は、第1群および第3群レン
ズの構成によって正になる場合と負になる場合がある。
ズの構成によって正になる場合と負になる場合がある。
即ち、上記リレーレンズL8は次の如(構成される。正
の焦点距離を有する3群のレンズから成り、物体側から
見た第2レンズLB2の後側焦点位置と第1群レンズL
BIの前側焦点位置とをほぼ合致させて配置し、両群レ
ンズLHIILB2の焦点合致位置近傍に第1群レンズ
LB□を光軸Zに沿って移動可能に配置構成したもので
ある。
の焦点距離を有する3群のレンズから成り、物体側から
見た第2レンズLB2の後側焦点位置と第1群レンズL
BIの前側焦点位置とをほぼ合致させて配置し、両群レ
ンズLHIILB2の焦点合致位置近傍に第1群レンズ
LB□を光軸Zに沿って移動可能に配置構成したもので
ある。
#S2群レンズを移動すると、第1群および第1群レン
ズ″の合成焦点位置が変動するため、テレセントリック
光学系の特性を保つためには、その変動量に対応して第
3群レンズを移動し、その前側焦点位置を第1群レンズ
と第2群レンズの合成焦点位置と一致させる必要がある
。しかしながら、第3群のレンズの各焦点距離を適切に
選択することにより、第2群レンズの移動が小さい場合
、第1群および第2群レンズの合成焦点位置の変動量は
極めて微量に保つことができ、第3群レンズを固定して
おいてもほぼテレセントリック光学系を保持することが
可能である。
ズ″の合成焦点位置が変動するため、テレセントリック
光学系の特性を保つためには、その変動量に対応して第
3群レンズを移動し、その前側焦点位置を第1群レンズ
と第2群レンズの合成焦点位置と一致させる必要がある
。しかしながら、第3群のレンズの各焦点距離を適切に
選択することにより、第2群レンズの移動が小さい場合
、第1群および第2群レンズの合成焦点位置の変動量は
極めて微量に保つことができ、第3群レンズを固定して
おいてもほぼテレセントリック光学系を保持することが
可能である。
また、結像倍率を大きく変化させるためには、第2群レ
ンズの移動量を大きくとる必要がある。
ンズの移動量を大きくとる必要がある。
この場合、第1群および第2群レンズの合成焦点位置の
変動も大きくなるため、その変動量に応じて第3群レン
ズを移動し、その前側焦点位置を第1群レンズと第2群
レンズの合成焦点位置に一致させる必要がある。かかる
如く構成すればテレセントリック結像光学系が保持され
るため、大きく変化させた結像倍率は物体距離を変化さ
せても維持されたまま変化しない。
変動も大きくなるため、その変動量に応じて第3群レン
ズを移動し、その前側焦点位置を第1群レンズと第2群
レンズの合成焦点位置に一致させる必要がある。かかる
如く構成すればテレセントリック結像光学系が保持され
るため、大きく変化させた結像倍率は物体距離を変化さ
せても維持されたまま変化しない。
(発明の効果)
以上の説明で明らかなように、本発明による照明光学系
によれば次のような効果を奏する。
によれば次のような効果を奏する。
イ、リレーレンズが入射側及び出射側にテレセントリッ
クな光学系を維持したままでズーミングによる変倍が可
能に構成されることから、リレーレンズの前方及び後方
に形成される光源像の位置は固定したままでよい。
クな光学系を維持したままでズーミングによる変倍が可
能に構成されることから、リレーレンズの前方及び後方
に形成される光源像の位置は固定したままでよい。
これにより、顕微鏡の拡大倍率を変化させる場合に、被
照射面に対して常にテレセントリックでかつ完全なケラ
−照明系を維持することができる。
照射面に対して常にテレセントリックでかつ完全なケラ
−照明系を維持することができる。
口、また、光源像の位置が移動しないので、そこへ開口
絞り等を配置した場合、常に固定配置のままでよく、可
動式のものに比べて、構造が簡素化でき、それだけ安価
に実施できる。
絞り等を配置した場合、常に固定配置のままでよく、可
動式のものに比べて、構造が簡素化でき、それだけ安価
に実施できる。
ハ、さらに、落射照明系のように、拡大倍率によって対
物レンズの入射瞳の大きさが変化する場合において、リ
レーレンズをズーミングすることによって、光源からの
出射光束の取込み角を小さく、光源の有効利用面積を大
きく設定し得るので、その分だけ実質上光量が増える。
物レンズの入射瞳の大きさが変化する場合において、リ
レーレンズをズーミングすることによって、光源からの
出射光束の取込み角を小さく、光源の有効利用面積を大
きく設定し得るので、その分だけ実質上光量が増える。
第1図〜第3図は本発明に係る照明光学系に関し、第1
図は顕微鏡の拡大倍率が高い場合、第2図は拡大倍率が
中間の場合、第3図は拡大倍率が低い場合にそれぞれ対
応する照明光学系の模式図、第4図は上記照明光学系を
落射照明方式に用いた場合を示す模式図、第5図〜第7
図はそれぞれ上記落射照明光学系において、リレーレン
ズの作用を説明するための模式図、第8図は本照明光学
系のリレーレンズの原理を説明するための概要図、第9
図は第8図において球面収差を考慮した場合を示す原理
図、第10図〜第12図は従来の照明光学系に関し、そ
れぞれ第1図〜第3図に相当する模式図である。 S・・・光源、 LA・・・コレクターレンズ、LB・
・・リレーレンズ、 Lc・・・コンデンサーレンズ
、 L、・・・対物レンズ、 P・・・被照射面、PA
・・・被照射面の照明領域。
図は顕微鏡の拡大倍率が高い場合、第2図は拡大倍率が
中間の場合、第3図は拡大倍率が低い場合にそれぞれ対
応する照明光学系の模式図、第4図は上記照明光学系を
落射照明方式に用いた場合を示す模式図、第5図〜第7
図はそれぞれ上記落射照明光学系において、リレーレン
ズの作用を説明するための模式図、第8図は本照明光学
系のリレーレンズの原理を説明するための概要図、第9
図は第8図において球面収差を考慮した場合を示す原理
図、第10図〜第12図は従来の照明光学系に関し、そ
れぞれ第1図〜第3図に相当する模式図である。 S・・・光源、 LA・・・コレクターレンズ、LB・
・・リレーレンズ、 Lc・・・コンデンサーレンズ
、 L、・・・対物レンズ、 P・・・被照射面、PA
・・・被照射面の照明領域。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、光源側より順次コレクターレンズと、リレーレンズ
と、コンデサレンズとを配置して、顕微鏡の被照射面に
対してテレセントリックなケラー照明系を構成し、リレ
ーレンズを構成する複数のレンズを相対移動させること
により、顕微鏡の拡大倍率に対応させて被照射面の照明
領域を変更可能に構成した顕微鏡の照明光学系において
、 コレクターレンズを出射側にテレセントリックな光学系
で構成するとともに、リレーレンズを入射側及び出射側
にテレセントリックで、かつ変倍可能な光学系で構成し
たことを特徴とする顕微鏡の照明光学系
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16747688A JPH06100724B2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 顕微鏡の照明光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16747688A JPH06100724B2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 顕微鏡の照明光学系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0216517A true JPH0216517A (ja) | 1990-01-19 |
JPH06100724B2 JPH06100724B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=15850387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16747688A Expired - Lifetime JPH06100724B2 (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 顕微鏡の照明光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100724B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6212005B1 (en) * | 1998-02-06 | 2001-04-03 | Olympus Optical Co., Ltd. | Microscope illumination optical system and microscope having the same |
JP2005195962A (ja) * | 2004-01-08 | 2005-07-21 | Sysmex Corp | 照明装置 |
EP1046073B1 (de) | 1998-01-14 | 2015-04-08 | Leica Microsystems CMS GmbH | Verfahren zur abstimmung des beleuchtungsstrahlengangs eines konfokalen mikroskops auf die eintrittspupille eines objektivs |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2971766B2 (ja) * | 1994-12-26 | 1999-11-08 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 照明光学系 |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP16747688A patent/JPH06100724B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1046073B1 (de) | 1998-01-14 | 2015-04-08 | Leica Microsystems CMS GmbH | Verfahren zur abstimmung des beleuchtungsstrahlengangs eines konfokalen mikroskops auf die eintrittspupille eines objektivs |
US6212005B1 (en) * | 1998-02-06 | 2001-04-03 | Olympus Optical Co., Ltd. | Microscope illumination optical system and microscope having the same |
JP2005195962A (ja) * | 2004-01-08 | 2005-07-21 | Sysmex Corp | 照明装置 |
JP4533634B2 (ja) * | 2004-01-08 | 2010-09-01 | シスメックス株式会社 | 粒子測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06100724B2 (ja) | 1994-12-12 |
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