JPH02164818A - 液状肌洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 一 本発明は新規な液状肌洗浄剤組成物、さらに詳しくいえ
ば、泡立ち性に優れ、かつクリーミイな泡質を有する上
、使用後の肌のなめらかさに優れた液状肌洗浄剤組成物
に関するものである。

従来の技術 従来、液状肌洗浄剤に用いられる洗浄活性成分としては
、高級脂肪酸セッケンやα−オレフィンスルホン酸ナト
リウム、アルキルエーテルサルフェートなどの合成アニ
オン性界面活性剤が知られている。

しかしながら、これらの洗浄活性成分は必ずしも十分に
満足しうるものではなく、例えば前者の高級脂肪酸セッ
ケンは、すすぎ性や使用後のさっばり感は良好であるも
のの泡立ち性に劣るという欠点があるし、後者の合成ア
ニオン性界面活性剤は、泡立ち性は良好であるものの、
泡のクリーミイ性に劣るという欠点を有している。

したがって、液状肌洗浄剤には、前記の高級脂肪酸セッ
ケンや合成アニオン性界面活性剤を、それぞれ単独で用
いることはほとんどなく、高級脂肪酸セッケン及び合成
アニオン性界面活性剤あるいはノニオン性界面活性剤な
どを組み合わせて用いられている。しかしながら、この
ような組み合せにおいては、いずれも使用時の泡立ち性
、泡のクリーミイ性、泡のなめらかさなどに優れ、かつ
使用後に十分な肌のなめらかさが得られるなど、液状肌
洗浄剤に要求される特性を十分に満足しうるものは得ら
れていないのが現状である。

一方、豊かな泡立ちをもたせる目的で、陽イオン性ポリ
マーを添加することが試みられている（特開昭６１−７
３９９号公報など）。しかしながら、この場合において
も、泡のクリーミイ性を十分に高めることは困難である
という欠点を有している。

発明が解決しようとする課題 本発明は、このような従来の液状肌洗浄剤が有する欠点
を克服し、使用時の泡立ち性及び泡のクリーミイ性が良
好で、かつ使用後の肌のなめらかさに優れた液状肌洗浄
剤組成物を提供することを目的としてなされＩこもので
ある。

課題を解決するための手段 本発明者らは、このような好ましい性質を有する液状肌
洗浄剤組成物を開発するために鋭意研究を重ねた結果、
特定のアミノアルカンスルホン酸やその誘導体、高級脂
肪酸セッケン及び陽イオン性ポリマーを所定の割合で含
有する組成物が、前記目的に適合しうろことを見い出し
、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。

すなわち、本発明は、（Ａ）一般式 ％式％（） （式中のＲ１はアルキル基　Ｒ２は水素原子又はアルキ
ル基で、Ｒ１とＲ２の炭素数の合計が８〜２０でおり、
Ｒ”、Ｒ’及びＲ５は、それぞれ水素原子、低級アルキ
ル基又は低級ヒドロキシアルキル基、ｎは１又は２であ
る） で表されるアミノアルカンスルホベタイン及び般式 ％式％（） （式中のＲ１はアルキル基、Ｒ２は水素原子又はアルギ
ル基で、Ｒ１とＲ２の炭素数の合計が８〜２０であり、
Ｒ３及びＲ′は、それぞれ水素原子、低級アルキル基又
は低級ヒドロキシアルキル基、ｎはｌ又は２、Ｍは水素
原子、アルカリ金属、−価相当のアルカリ土類金属、ア
ンモニウム又は置換アンモニウムである） で表されるアミノアルカンスルポン酸又はその塩の中か
ら選はれた少なくとも１種３〜３０重量％、（Ｂ）　　
高級脂肪酸セッケン３〜３０重量％及び（Ｃ）　　陽イ
オン性ポリマー帆０５〜１．０重量％を含有することを
特徴とする液状肌洗浄剤組成物を提供するものである。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明組成物においては、（Ａ）成分として一般式 （式中のＲ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ＊　、　Ｒ６及びｎは前
記と同じ意味をもつ） で表されるアミノアルカンスルホベタイン、及び般式 （式中のＲ’、Ｒ”、Ｒ３，Ｒ’、ｎ及びＭは前記と同
じ意味をもつ） で表されるアミノアルカンスルホン酸又はその塩の中か
ら選ばれた少なくとも１種が用いられる。

前記一般式（Ｉ）及び（ＩＩ）におけるＲ１とＲ２の炭
素数の合計は８〜２０の範囲にあることが必要であり、
この炭素数の合計が前記範囲を逸脱すると本発明の効果
が十分に発揮されない。また、該般式（１）におけるＲ
　３　、　Ｒ１及びＲ５は、それぞれ水素原子、低級ア
ルキル基、又は低級ヒドロキシアルキル基であるか、そ
れらの中から少なくとも１つが低級アルギル基又は低級
ヒドロキシアルキル基であることが好ましい。また、該
一般式（ｎ）におけるＲ３及びＲ１も前記と同様である
。低級アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基
、ｎ−プロピル基、イソプロピル基、ｎ−ブチル基、イ
ソブチル基、５ｅＣ−ブチル基などが挙げられ、低級ヒ
ドロキシアルキル基としては、例えば２−ヒドロキシエ
チル基、２−ヒドロキンプロピル基、３−ヒドロキシプ
ロビル基などが挙げられる。

また、前記一般式（Ｉｔ）におけるＭは、水素原子、ア
ルカリ金属、−価相当のアルカリ土類金属、アンモニウ
ム又は置換アンモニウムであり、該アミノアルカンスル
ホン酸塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩、
カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、アル
キルアミン塩、アルカノールアミン塩などが挙げられる
。

前記一般式（Ｉ）で表されるアミノアルカンスルホベタ
イン及び一般式（Ｉ［）で表されるアミノアルカンスル
ホン酸又はその塩は、公知の方法（特公昭４９−１９２
６号公報など）によって容易に製造することができる。

例えばα−オレフィンに三酸化イオウを反応させて、そ
のサルトンを得たのち、これに低級のトリアルキルアミ
ン、ジアルキルアミン、モノアルキルアミン、トリアル
カノールアミン、ジアルカノールアミン、モノアルカノ
ールアミン、ジアルキルモノアルカノールアミン、アル
キルジアルカノールアミンなどを反応させて開環し、必
要ならば所望のアルカリで中和することにより、製造す
ることができる。

本発明組成物においては、（Ａ）成分として、前記のア
ミノアルカンスルホベタイン、アミノアルカンスルホン
酸及びその塩の中から選ばれた少なくとも１種が用いら
れ、その配合量は、系の安定性、使用性、使用後の肌の
なめらかさなどの面から、該組成物の重量に基づき３〜
３０重量％、好ましくは５〜２５重量％の範囲で選ばれ
る。この配合量が前記範囲を逸脱すると本発明の目的が
十分に達成されない。

本発明組成物において、（Ｂ）成分として用いられる高
級脂肪酸セッケンについては特に制限はなく、従来公知
の方法により製造されたもの、例えば牛脂や羊脂などに
代表される動物油脂、ヤシ油、パーム油、パーム核油、
大豆油、オリーブ油、サフラワー油、綿実油などに代表
される植物油脂、あるいはカプリン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸
、ベヘニン酸などの高級脂肪酸の中から選ばれた少なく
とも１種と水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエ
タノールアミンなどのアルカリでケン化又は中和したも
のなどを使用することができる。

この高級脂肪酸セッケンの配合量は、系の安定性及び使
用性などの面から、該組成物の重量に基づき３〜３０重
量％、好ましくは５〜２５重量％の範囲で選ばれる。こ
の配合量が前記範囲を逸脱すると本発明の目的が十分に
達成されない。

本発明組成物において、（Ｃ）成分として用いられる陽
イオン性ポリマーは、第四級窒素を有する水溶性の陽イ
オン性高分子化合物であって、このようなものとしては
、特に一般式 （式中のＱ及びｍは０又はｌで、かつそれらの合計はｌ
であり、ｎ″とｎ″′との合計は５００−１ｏ、０００
の整数である） で表わされるジメチルジアリルアンモニウムクロリドと
アクリルアミドとのコポリマー型陽イオン性高分子化合
物及び一般式 （式中のＱ及びｍは０又はｌで、かつそれらの合計はｌ
であり、ｎ′は１００〜５，０００の整数である）で表
わされるポリジメチルジアリルアンモニウムクロリド型
陽イオン性高分子化合物、一般式（式中のＲ６は水素原
子、ヒドロキシエチル基又はＯＨ ＋ −ＣＨ２ＣＩ＋□０ＣＨ２ＣＨＣＨ□Ｎ（ＣＨ３）３Ｃ
１２−１ｐは５０〜２０　、０００の整数である） で表わされるヒドロキシエチルセルロースカヂオン化物
の中から選ばれた少なくとも１種が好ましく用いられる
。

前記一般式（ＩＩＩ）で表わされるポリジメチルジアリ
ルアンモニウムクロリド型陽イオン性高分子化合物とし
ては、例えばマーコート１００（メルク社製、商品名）
などが、一般式（ＴＶ）で表わされるジメチルジアリル
アンモニウムクロリドとアクリルアミドとのコポリマー
型陽イオン性高分子化合物としては、例えばマーコート
５５０（メルク社製、商品名）などが、一般式（Ｖ）で
表わされるヒドロキシエチルセルロースカヂオン化物と
しては、例えはポリマーＪＲ−１２５、−４００（ユニ
オンカーバイド社製、商品名）やレオガードＧ［ライオ
ン（株）製、商品名］などが市販されている。

これらの陽イオン性ポリマーは、１種用いてもよいし、
２種以上を組み合わせて用いてもよく、またその配合量
は、該組成物の全重量に基づき０．０５〜１．０重量％
、好ましくは帆１〜０．７重量％の範囲で選ばれる。こ
の配合量が０．０５重量％未満では良好な泡立ち性と泡
のクリーミイ性が得られないし、１重量％を超えると粘
度が高くなりすぎて良好な液性が得られなくなる傾向が
生じる。

本発明の液状肌洗浄剤組成物の調製方法については特に
制限はなく、例えは、（Ｂ）成分の高級脂肪酸セッケン
を含有する水溶液に、（Ａ）成分のアミノアルカンスル
ホベタインやアミノアルカンスルホン酸やその塩及び（
Ｃ）成分の陽イオン性ポリを含む水溶液を加え、均質に
混合する方法などを用いることができる。

本発明の液状肌洗浄剤組成物には、前記の必須成分以外
に、本発明の目的をそこなわない範囲で、従来液状肌洗
浄剤に慣用されている種々の添加成分を必要に応し配合
することができる。この必要に応じて用いられる添加成
分としては、例えば炭素数８〜２２の高級脂肪酸、高級
アルコール及び１に れらのエステル類や炭化水素類、ラノリン誘導体、レシ
チン及びその誘導体、シリコーン類、グリセリン、ソル
ビトール、マルチトール、低分子量ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコル、ｌ、３−ブチレングリコー
ル、ピロリドンカルボン酸すトリウムなどの保湿剤、種
々の界面活性剤、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、
ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド、あるいは塩化ナトリ
ウム、硫酸ナトリウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネ
シウムなどの無機塩類、グリチルリチン、アラントイン
、アロエ末、ビタミン類などの薬剤、動物や植物の抽出
エキス、各種香料、精製水などが挙げられる。これらの
添加成分は１種用いてもよいし、２種以上を組み合わせ
て用いてもよく、また、組成物調製の適当の段階で配合
してもよい。

作　　　用 本発明による作用は、次のように推定される。

すなわち、アミノアルカンスルホベタイン、アミノアル
カンスルホン酸又はその塩は、肌洗浄剤などに使用され
る弱酸性から中性又は弱アルカリ性の領域では、主にア
ミノアルカンスルホベタインのような両性構造をもつ両
性界面活性剤として存在する。

一般に、両性界面活性剤は、分子中で荷電か中和されて
いるため、肌への作用はマイルドである反面界面活性能
か弱く、泡立ち性などが汎用のアニオン性界面活性剤に
比へて劣る傾向にある。このため、通常、泡立ち性を良
好なものとし、かっクリーミイな泡質を得る目的で、高
級脂肪酸セッケンを配合しているが、肌に対するマイル
ド性をそこなわない範囲での配合では、肌洗浄剤として
の十分な泡立ち性及び泡のクリーミイ性は得られない。

本発明においては、さらに陽イオン性ポリマを配合する
ことにより、高級脂肪酸セッケンと部複合体を形成させ
、気／液界面に形成する界面活性剤単分子膜を強化する
ことによって、十分に良好な泡立ち性及び泡のクリーミ
イ性を有し、かつ肌への作用がなめらかな肌洗浄剤組成
物が得られるものと考えられる。

実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。

なお、組成物の特性は次のようにして評価した。

（１）泡立ち性 ＣａＣＱ２を用い、ドイツ硬度３°ＤＨに調整した人工
硬水を使用して、試料濃度３重量％溶液２０ｍＱを作製
し、１００ｍｆｆ栓付き試験管を用い、温度２５°Ｃの
条件で１０秒間に２０回振とうさせその１分後の泡量を
測定して、次の判定基準に従って泡立ち性を評価した。

◎：泡立ち非常に良好、泡量７０ｍＱ以上Ｏ：泡立ち良
好、　　　泡量５０ｍＱ以上７０ｍＱ未満 Δ：泡立ち普通、　　　泡量３０＋＋ＩＱ以上５０＋Ｉ
ｌＱ未満 ×：泡立ち不良、　　　泡量３０ｍＱ未満（２）使用性 で使用性、すなわち泡のクリーミイ性及び使用後の肌の
なめらかさを、次の判定基準に従って評価し　Ｉこ。

◎：非常に良好、７名中６名以上が良いと答えた場合 Ｏ：良好、　　　７名中４〜５名が良いと答えた場合 △：普通、　　　７名中２〜３名が良いと答えた場合 ×：不良、　　　７名中０〜１名が良いと答えた場合 また、表中の界面活性剤の記号は、次を意味す（ｆｌ　
）　　Ｃ＋　ＯＨ２１ｃＨｃＨ２ｃＨ２ｃＨ２ｓＯ３Ｈ
Ｎ”（ＣＨ３）２ （ｂ　）　　Ｃ＋　＋Ｈ２３ＣＨＣＨ２ＣＨ２ＳＯ３Ｈ
Ｎ”（ＣＨ３）２ （ｃ） Ｃ＋　ｏＨｘ　＋ＣＨＣＨ２ＣＨ２Ｃ１（２ＳＯ３Ｎａ
Ｎ（ＣＨ３）２ 各試料につき、７名のパネラ−によって、官能（ｄ　）
　　Ｃ＋＋Ｈ２３ＣＨＣＨ２ＣＨｚＳＯ３ＮａＮ（ＣＨ
ｓ）ｚ （ｅ　）　　Ｃｌ２ＨｚｓＮ”（ＣＨｓ）ｚｃＨ２ｃＯ
０（ｆ）　　Ｃ＋ＪｚａＮ”（ＣＨｓ）ＣＨ２ＣＨ（Ｏ
Ｈ）ＣＨｚＳＯａ（ｇ　）　　Ｃ＋ＪｚｓＯ（ＣＪ４０
）ｓＨ実施例１〜７、比較例１〜７ 法衣に示す組成の液状肌洗浄剤組成物を常法により調製
し、泡立ち性及び使用性を評価した。その結果を該表に
示す。

この表から明らかなように、本発明の液状肌洗浄剤組成
物は、泡立ち性及び泡のクリーミイ性に優れるとともに
、使用後の肌のなめらかさにおいても優れた性能を示す
。

注１）ヤン油脂肪酸に／ミリスチン酸Ｋ　＝　２５／７
５（重量比） ２）一般式（ＩＩ＋）の陽イオン性高分子化合物、分子
量約１０万、純分約４０重量％の水溶液（メルク社製）
、配合量は純分量に換算して示した。

３）一般式（ＩＶ）の陽イオン性高分子化合物、分子量
約５０万、純分約４重量％の水溶液（メルク社製）、配
合量は純分量に換算して示しｌこ。

４）一般式（Ｖ）の陽イオン性高分子化合物、分子量約
１００万、カチオン数１アンヒドログルコース単位当り
約０．１２個［ライオン（株）製］、配合量は純分量に
換算して示した。

５）東亜合成化学工業（株）製、ポリアクリル酸す１−
リウム 発明の効果

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １（Ａ）一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中のＲ＾１はアルキル基、Ｒ＾２は水素原子又はア
   ルキル基で、Ｒ＾１とＲ＾２の炭素数の合計が８〜２０
   であり、Ｒ＾３、Ｒ＾４及びＲ＾５は、それぞれ水素原
   子、低級アルキル基又は低級ヒドロキシアルキル基、ｎ
   は１又は２である） で表されるアミノアルカンスルホベタイン及び一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中のＲ＾１はアルキル基、Ｒ＾２は水素原子又はア
   ルキル基で、Ｒ＾１とＲ＾２の炭素数の合計が８〜２０
   であり、Ｒ＾３及びＲ＾４は、それぞれ水素原子、低級
   アルキル基又は低級ヒドロキシアルキル基、ｎは１又は
   ２、Ｍは水素原子、アルカリ金属、一価相当のアルカリ
   土類金属、アンモニウム又は置換アンモニウムである） で表されるアミノアルカンスルホン酸又はその塩の中か
   ら選ばれた少なくとも１種３〜３０重量％、（Ｂ）高級
   脂肪酸セッケン３〜３０重量％及び（Ｃ）陽イオン性ポ
   リマー０．０５〜１．０重量％を含有することを特徴と
   する液状肌洗浄剤組成物。 ２　陽イオン性ポリマーが、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中のｌ及びｍは０又は１で、かつそれらの合計は１
   であり、ｎ′は１００〜５，０００の整数である）で表
   わされるポリジメチルジアリルアンモニウムクロリド型
   陽イオン性高分子化合物、一般式▲数式、化学式、表等
   があります▼ （式中のｌ及びｍは０又は１で、かつそれらの合計は１
   であり、ｎ″とｎ″′との合計は５００〜１０，０００
   の整数である） で表わされるジメチルジアリルアンモニウムクロリドと
   アクリルアミドとのコポリマー型陽イオン性高分子化合
   物及び一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中のＲ＾６は水素原子、ヒドロキシエチル基又は▲
   数式、化学式、表等があります▼、ｐは５０〜２０，０
   ００ の整数である） で表わされるヒドロキシエチルセルロースカチオン化物
   の中から選ばれた少なくとも１種である請求項１記載の
   液状肌洗浄剤組成物。