JP2006028048A - ゲル状又は液状洗浄料 - Google Patents

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昇志 竹川
Kazuto Nakada
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Abstract

【課題】 皮膚や眼に対して刺激が少なく、生分解性が良好で人及び環境にやさしく、しかも洗浄力,泡立ち,泡質が良好で、使用時に液ダレしないゲル状又は液状洗浄料を提供する。
【解決手段】 ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩と脂肪酸石鹸を併用してなる液状洗浄料において、脂肪酸N−アルキルモノエタノールアミド,ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩,N−アシルサルコシン塩,脂肪酸アミドプロピルベタインから選択される1種又は2種以上を併用することにより、皮膚や眼に対して刺激が少なく、生分解性が良好で人及び環境にやさしく、しかも洗浄力,泡立ち,泡質が良好で、使用時に液ダレしないゲル状又は液状洗浄料が得られる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、皮膚や眼に対して刺激が少なく、生分解性が良好で人及び環境にやさしく、しかも洗浄力,泡立ち,泡質が良好で、使用時に液ダレしないゲル状又は液状洗浄料に関する。
従来、所謂石鹸といわれる、高級脂肪酸石鹸からなる固形石鹸が洗浄料として広く用いられてきた。主に高級脂肪酸石鹸からなる固形石鹸は、脱脂力が非常に強く高い洗浄力を発揮し、しかも生分解性に優れる特徴を有していたが、反面使用後肌が乾燥するなどの欠点を有していた。また、生活習慣の多様化により、固形石鹸だけではなく、液状の洗浄料に対する市場ニーズも大きくなってきている。
そこで、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩等の生分解性が良好な陰イオン性界面活性剤と併用することにより、脱脂力を調整する試みが行われている(特許文献1参照)。しかしながら、このような陰イオン性界面活性剤だけでは、粘性を付与することができず、使用時に液垂れするなどの問題が生じていた。この問題の解決方法として、セルロース系高分子、アクリル酸,メタクリル酸重合体などの水溶性高分子を増粘剤として配合することが考えられるが、増粘剤を配合した洗浄料は洗浄力の低下が認められたり、洗浄後にべたつき感が残存するといった欠点を有していた。
特開平5−112795号公報
そのため、皮膚や眼に対して刺激が少なく、生分解性が良好で人及び環境にやさしく、しかも洗浄力,泡立ち,泡質が良好で、使用時に液ダレしないゲル状又は液状洗浄料の開発が望まれている。
かかる実情において本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩と脂肪酸石鹸を併用してなる液状洗浄料において、脂肪酸N−アルキルモノエタノールアミド,ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩,N−アシルサルコシン塩,脂肪酸アミドプロピルベタインから選択される1種又は2種以上を併用することにより、皮膚や眼に対して刺激が少なく、生分解性が良好で人及び環境にやさしく、しかも洗浄力,泡立ち,泡質が良好で、使用時に液ダレしないゲル状又は液状洗浄料が得られることを見いだし、本発明を完成した。
本発明においては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩と脂肪酸石鹸を併用してなる液状洗浄料において、脂肪酸N−アルキルモノエタノールアミド,ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩,N−アシルサルコシン塩,脂肪酸アミドプロピルベタインから選択される1種又は2種以上を併用することにより、皮膚や眼に対して刺激が少なく、生分解性が良好で人及び環境にやさしく、しかも洗浄力,泡立ち,泡質が良好で、使用時に液ダレしないゲル状又は液状洗浄料を得ることができた。
本発明において用いるポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩としては、一般式(1)
1−O−(CH2CH2O)aCH2COOH (1)
(式中、Rは炭素数12〜18のアルキル基,アルケニル基、nは2〜10の数を示す。)で表わされるポリオキシエチレンアルキルエ−テル酢酸の塩を用いる。かかるポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキル基としては、ラウリル基が好ましく、オキシエチレン基の重合度は3,4,5程度が適当である。本発明においては,ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩は、製造時に中和して用いることもできる。中和は、中和率が30〜100%となるように、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア又はアルカノ−ルアミン,塩基性アミノ酸等により、中和する。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩の配合量は、当該ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸や中和剤の種類,必要とされる洗浄力等に応じて適宜定めることができるが、好ましくは中和前のポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸量として1〜40重量%、より好ましくは3〜20重量%とする。1重量%未満では充分な洗浄力が得られない。また40重量%を超えて配合しても、洗浄力に有意な向上は認められない。
本発明において使用する脂肪酸石鹸としては、種々の脂肪酸石鹸を使用することができるが、脂肪酸石鹸を構成する脂肪酸が炭素数8から24のものであることが好ましい。また脂肪酸は、直鎖,分岐あるいは飽和,不飽和を問わず使用することができ、単独で使用してもよく、複数種をあわせて使用してもよい。例えば、牛脂,羊油等の動物油脂、ヤシ油,パーム核油,ダイズ油,オリーブ油,綿実油,ヒマシ油等の植物油脂をそのまま、若しくはこれらの動植物油脂などから得られる脂肪酸混合物や、これらを分離精製して得られるラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘニン酸,パルミトオレイン酸,オレイン酸,イソミリスチン酸,イソパルミチン酸及びイソステアリン酸などの脂肪酸を単独若しくは2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの脂肪酸種の中でも、牛脂,ヤシ油,パーム核油,ダイズ油から得られる脂肪酸混合物やこれらを分離精製して得られる脂肪酸を、単独若しくは2種以上を組み合わせて用いることが好ましい。係る脂肪酸は中和率50〜100%となるように、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア又はアルカノ−ルアミン,塩基性アミノ酸等により、中和して用いる。
脂肪酸石鹸の配合量は、当該脂肪酸や中和剤の種類,必要とされる洗浄力等に応じて適宜定めることができるが、好ましくは中和前の脂肪酸量として1〜50重量%、より好ましくは5〜40重量%とする。1重量%未満では充分な洗浄力が得られない。また50重量%を超えて配合しても、洗浄力に有意な向上は認められない。
本発明においては,上記ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩及び脂肪酸石鹸と、脂肪酸N−アルキルモノエタノールアミド,ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩,N−アシルサルコシン塩,脂肪酸アミドプロピルベタインから選択される1種又は2種以上を併用して用いる。かかる成分の配合量は、必要とされる性状,洗浄力などに応じて適宜定めることができるが、好ましくは1〜40重量%、より好ましくは2〜25重量%とする。
脂肪酸N−アルキルモノエタノールアミドとしては、ヤシ油脂肪酸N−メチルモノエタノールアミド,ラウリン酸N−メチルモノエタノールアミド,ミリスチン酸N−メチルモノエタノールアミド,ヤシ油脂肪酸N−エチルモノエタノールアミド,ラウリン酸N−エチルモノエタノールアミド,ミリスチン酸N−エチルモノエタノールアミドから選択される1種又は2種以上を使用することができ、特にヤシ油脂肪酸N−メチルモノエタノールアミドを用いることが好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩としては、特に次の一般式(2)
2O(CH2CH2O)nSO3M (2)
(式中、R2は、炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、Mはアルカリ金属、アンモニウムまたはアルカノールアミンを示し、nは平均で1〜7の数を示す)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩を用いることが好ましい。
N−アシルサルコシン塩としては、特に次の一般式(3)
3CON(CH3)CH2COOM (3)
(式中、R3は、炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、Mはアルカリ金属、アンモニウムまたはアルカノールアミンを示す)で表されるN−アシルサルコシン塩を用いることが好ましい。
脂肪酸アミドプロピルベタインとしては、炭素数8〜18、特に10〜16のアシル基
を有するものが好ましく、特にラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸ア
ミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が好ましい。
本発明のゲル状又は液状洗浄料は、上述の必須成分と水を適宜混合することにより調製する。ゲル状又は液状の性状は、使用時に液ダレしない範囲で低粘度の液状から流動性を有さないゲル状の外観を有する。
また、本発明のゲル状又は液状洗浄料には、本発明の性状,効果を損なわない範囲で、更にその他の成分を含有することができる。かかる成分としては、上記以外の界面活性剤、植物抽出物、ビタミン類、アルコール類、ポリオール類、油分、パール化剤、保湿成分、増粘剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、キレート剤等が挙げられる。
本発明について、実施例を示してより詳細に説明する。表1に本願発明の実施例1〜4に係る洗浄料の処方例を示した。洗浄料は常法により調製し、24時間静置した後年度を測定し、使用時の液ダレを目視で観察した。比較のため、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸及び脂肪酸石鹸のみを洗浄成分とし、脂肪酸石鹸を約2倍量配合した比較例1、通常洗浄料で増粘剤として配合されるポリオキシプロピレン(9)ジグリセリルエーテルを配合した比較例2を表2に示した処方で調製し、同様に粘度測定並びに液ダレの観察ゐ行った。なお、実施例,比較例中の量目は重量%で示した。
Figure 2006028048
Figure 2006028048
表1に示したとおり、本発明の洗浄料は、良好な粘度を有しており、液ダレせず、良好な使用感を呈していた。これに対し、脂肪酸石鹸を増量した比較例1においても、粘度は上昇せず、液ダレが認められた。また、洗浄料の増粘剤として汎用されているポリオキシプロピレン(9)ジグリセリルエーテルを配合した比較例2においても粘度の上昇は認められなかった。
本願発明の実施例1〜4を実際に使用したところ、洗浄力,泡立ち,泡質ともに良好であった。また皮膚及び眼粘膜に対する刺激試験についても、特に問題は認められなかった。

Claims (1)

  1. 、脂肪酸N−アルキルモノエタノールアミド,ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩,N−アシルサルコシン塩,脂肪酸アミドプロピルベタインから選択される1種又は2種以上と、オキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩と、肪酸石鹸を併用してなるゲル状又は液状洗浄料。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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