JPH02164690A

JPH02164690A - リアクションフィン支持構造

Info

Publication number: JPH02164690A
Application number: JP32152788A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Hara; 和彦原
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1988-12-20
Filing date: 1988-12-20
Publication date: 1990-06-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、船舶において推進効率を高めるのに用いられ
るリアクションフィンに関し、特にダブルリアクション
フィンの前方フィンを支持するのに適したリアクション
フィン支持ＪＲ造に関する。

〔従来の技術〕

−ｍに、ダブルリアクションフィンでは、第６図（船尾
側面図）に示すように、船尾部１において、プロペラ５
へ流入する流れにプロペラ５の回転方向と逆向きの回転
成分を十分に与えられるように、複数（本例では各６枚
）の前方フィン７ａ〜７ｒと後方フィン６ａ〜６ｆとが
それぞれ放射状に突設される。

そして、後方フィン６ａ〜６ｆについては、第６゜７図
に示すように、船尾ボッシング８の後端部に設けられた
フィンボス３に、強固に取付けることができる。

しかしながら、前方フィン７ａ〜７ｆについては。

これを船体外板に溶接することなどが考えられるものの
、未だ十分に強固な支持構造が確立されていない。

なお、第６．７図中の符号２はスタンフレームを示し、
４はプロペラ軸を示す。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述の前方フィン７ａ〜７ｆの場合のように、船尾ボッ
シング８にフィンボスを設けられないリアクションフィ
ンについては、その複数の放射状フィンを船体ｌ＼強固
に取付けるのが難かしい。

本発明は、このような問題点の解決をはかろうとするも
ので、船尾ボッシングに配設される放射状フィンの支持
を、簡素な手段で強固に行なえるようにした、リアクシ
ョンフィン支持構造を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕上述の目的を達成するため、本発明の第１項のリアクシ
ョンフィン支持構造は、船尾ボッシングから放射状に突
出したリアクションフィンとしての複数のフィンをそな
え、上記船１２ボッシングの内部に、プロペラ軸を収り
囲むようにして船体に固定されたベース部材が設けられ
るとと６に、上記フィンが上記船尾ボッシングの船体外
板を貫通して、同フィンの根元部が上記ベース部材に取
付けられ支持されていることを特徴としている。

また、本発明の第２項のリアクションフィン支持構造は
、船尾ボッシングから放射状に突出したリアクションフ
ィンとしての複数のフィンをそなえ、上記船尾ボッシン
グの船体外板の内面にライナが装着されて、同ライナと
船体外板とを貫通するボルトにより上記フィンの根元部
が取付けられていることを特徴としている。

さらに、本発明の第３項は、船尾ボッシングから放射状
に突出したリアクションフィンとしての複数のフィンを
そなえ、同フィンが上記船尾ボッシングを形成するスタ
ンフレームと一体に鋳造されたことを特徴としている。

〔１ヤ　用〕本発明の第１項のリアクションフィン支持構造では、船
尾ボッシングの内部に、プロペラ軸を取り囲むようにし
て船体に固定されたベース部材が設けられ、同ベース部
材に、放射状フィンの各根元部が取付けられて、船体外
板に対しては上記フィンが貫通する状態となるので、各
フィンの支持が極めて強固に行なわれるようになる。

また、本発明の第２項のリアクションフィン支持構造で
は、船尾ボッシングにおける船体外板の内面にライナが
装着されて、同ライナと船体外板とを貫通するボルトに
よりフィンの根元部が取付けられるので、単に船体外板
にフィンの根元部をボルト締めされる場合に比べて、各
フィンの支持が上記ライナによる補強で強固に支持され
るようになる。

さらに、本発明の第３項のリアクションフィン支持構造
では、各フィンが、船尾ボッシングを形成するスタンフ
レームと一体のＳｊａ物として製作されるので、各フィ
ンの支持部分を十分に強化することができる。

（Ａ　施　例〕以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
第１図は本発明の第１実施例としてのりアクションフィ
ン支持構造を示す船尾部横断面図、第２図は第１図の■
−■矢視断面図であり、第３図は本発明の第２実施例と
してのリアクションフィン支持構造を示す船尾部横断面
図、第４図は第３図のＩｔ／−ＩＶ矢視図であり、第５
図は本発明の第３実施例としてのリアクションフィン支
持ｔＭ３ｍを示す船尾部槽断面図である。

まず本発明の第１実施例について説明すると、第１図に
示すように、船尾部１において、船尾ボッシング８から
放射状に突出したダブルリアクションフィンにおける前
方フィンとしての複数のフィン７ａ〜７ｆが装備されて
いる。

なお、このダブルリアクションフィンにおける後方フィ
ンについては、従来の場合の後方フィン（第６．７図の
符号６ａ〜６ｆ参照）と同様にフィンボス（第６．７図
の符号３参照）を介して強固に装備される。

本実施例の特色とする点は、前方フィンとしての複数の
フィン７８〜７「の支持構造にあり、第１゜２図に示す
ように、船尾ボッシング８の内部において、プロペラ軸
４を取り囲むようにしてフィン支持用ベース部材３ａが
設けられ、同ベース部材３ａは船体に補助材９ａ〜９ｄ
を介して固定されている。

そして、各前方フィン７ａ〜７ｆは、船尾ボッシング８
における船体外板を水密に貫通して、同フィン７ａ〜７
ｒの根元部がベース部材３ａに取付けられ支持されてい
る。

このようにして、このダブルリアクションフィンにおけ
る前方フィン７ａ〜７ｆの支持構造では、船尾ボッシン
グ８の内部に、プロペラ軸４を取り囲むようにして船体
に固定されたベース部材３ａが設けられ、同ベース部材
３ａに、放射状前方フィン７＆〜７ｆの各根元部が取付
けられて、船体外板に対しては各フィン７ａ〜７ｆが貫
通する状態となるので、各前方フィン７ａ〜７ｒの支持
が、単に船体外板表面に取付けられる場合に比べて、極
めて強固に行なわれる。

次に、第３．４図に示す本発明の第２実施例について説
明すると、この場ａも、船尾部１において、船尾ボッジ
ング８から放射状に突出したダブルリアクションフィン
における前方フィンとしての複数のフィン７ａ〜７ｒが
装備されている。

そして、このダブルリアクションフィンにおける後方フ
ィンについては、従来の場合の後方フィン（第６，７図
の符号６ａ〜６ｆ釡照）と同様にフィンボス（第６，７
図の符号３ｇ照）を介して強固に装備される。

この第２実施例では、船尾ボッシング８の船体外板の内
面にライナＪが装着されて、同ライナＪと船体外板とを
貫通ずるボルトＰが、各前方フィン７ａ〜７Ｆの根元部
における雌ねじ部に螺合している。

また、各前方フィン７ａ〜７ｆの取付は強度を更に高め
るため、各前方フィン７ａ〜７ｆの根元部に形成された
フランジ部Ｑが、船体外板に多数の小ポル１−Ｒで取付
けられている。

上述のように、この第２実施例のリアクションフィン支
持楕遣では、船尾ボッシング８における船体外板の内面
にライナＪが装着されて、同ライナＪと船体外板とを貫
通ずるボルトＰにより前方フィン７ａ〜７「の根元部が
取付けられるので、単に船体外板にフィン根元部をボル
ト締めされる場合に比べて、各前方フィン７ａ〜７ｆの
支持がライナＪによる補強で強固に支持されるようにな
る。

また、各前方フィン７ａ〜７ｆの根元部におけるフラン
ジ部Ｑが多数の小ボルトＲで船体外板に取付けられるこ
とにより、ボルトＰによる取付は構造と相まって、各前
方フィン７ａ〜７ｆの取付は強度が著しく高められるよ
うになる。

次に、第５図に示す本発明の第３実施例の渇きも、船尾
部１において、船尾ボッシング８から放射状に突出した
ダブルリアクションフィンにおける前方フィンとしての
複数のフィン７ａ〜７ｆが装備されている。

そして、このダブルリアクションフィンにおける後方フ
ィンについては、従来の場合の後方フィン（第６，７図
の符号６ａ〜６ｒ９照）と同様にフィンボス（第６，７
図の符号３参照）を介して強固に装備される。

この第３実施例では、船尾ボッシング８から放射状に突
出した複数の前方フィン７ａ〜７ｒが、船尾ボッジング
８を形成するスタンフレーム２と一体に鋳造されたこと
を特色としている。

上述のように、この第３実施例としてのダブルリアクシ
ョンフィンにおける前方フィン７８〜７ｆの支持構造で
は、各前方フィン７ａ−７ｆが、船尾ボッシング８を形
成するスタンフレーム２と一体の鋳物として製作される
ので、各前方フィン７ａ〜７ｆの支持部分を十分に強化
することができ、また工程の簡素化により船舶の建造コ
ストの低下をもたらす利点もある。

なお、上述の各実施例では、２系列のフィンを有するダ
ブルリアクションフィンにおいて、前方フィンの支持構
造に本発明を適用した場きが例示されているが、本発明
は一系列のフィンのみを有するリアクションフィンの場
合にも適用しうるちのである。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明のリアクションフィン支持
構造によれば、次のような効果が得られる。

（１〉本発明の第１項のリアクションフィン支持構造で
は、船尾ボッシングの内部に、プロペラ軸を収り囲むよ
うにして船体に固定されたベース部材が設けられ、同ベ
ース部材に、放射状フィンの各根元部が取付けられて、
船体外板に対しては上記フィンが貫通する状態となるの
で、各フィンの支持が極めて強固に行なわれるようにな
る。

（２）本発明の第２項のリアクションフィン支持構造で
は、船尾ボッシングにおける船体外板の内面にライナが
装着されて、同ライナと船体外板とを貫通するボルトに
よりフィンの根元部が取付けられるので、単に船体外板
にフィンの根元部をボルト締めされる場合に比べて、各
フィンの支持が上記ライナによる補強で強固に支持され
るようになる。

（３）本発明の第３項のリアクションフィン支持構造で
は、各フィンが、船尾ボッシングを形成するスタンフレ
ームと一体の鋳物として製作されるので、各フィンの支
持部分を十分に強化することができ、また工程の簡素化
により船舶の建造コスＩ・の低下をもたらす利点もある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例としてのリアクションフィ
ン支持構造を示す船尾部横断面図、第２図は第１図の■
−■矢視断面図であり、第３図は本発明の第２実施例と
してのリアクションフィン支持構造を示す船尾部横断面
図、第４図は第３図のＩＶ−１’／矢視図であり、第５
図は本発明の第３実施例としてのリアクションフィン支
持構造を示す船尾部横断面図であり、第６図はダブルリ
アクションフィンを有する船舶の船尾側面図、第７図は
第６図の■−■矢視図である。１・・・船尾部、２・・・スタンフレーム、３・・・フ
ィンボス、３ａ・・・ベース部材、４・・・プロペラ軸
、５・・・プロペラ、６ａ〜６ｆ・・・後方フィン、７
ａ〜７ｆ・・・前方フィン、８・・・船尾ボッシング、
９ａ□〜９ｄ・・・補助材、Ｊ・・・ライナ、Ｒ・・・
小ボルト、Ｐ・・・ボルト、Ｑ・・・フランジ部。代理人　弁理士　飯　沼　義　彦第１図第図第図第図第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）船尾ボッシングから放射状に突出したリアクショ
ンフィンとしての複数のフィンをそなえ、上記船尾ボッ
シングの内部に、プロペラ軸を取り囲むようにして船体
に固定されたベース部材が設けられるとともに、上記フ
ィンが上記船尾ボッシングの船体外板を貫通して、同フ
ィンの根元部が上記ベース部材に取付けられ支持されて
いることを特徴とする、リアクションフィン支持構造。
（２）船尾ボッシングから放射状に突出したリアクショ
ンフィンとしての複数のフィンをそなえ、上記船尾ボッ
シングの船体外板の内面にライナが装着されて、同ライ
ナと船体外板とを貫通するボルトにより上記フィンの根
元部が取付けられていることを特徴とする、リアクショ
ンフィン支持構造。
（３）船尾ボッシングから放射状に突出したリアクショ
ンフィンとしての複数のフィンをそなえ、同フィンが上
記船尾ボッシングを形成するスタンフレームと一体に鋳
造されたことを特徴とする、リアクションフィン支持構
造。