JPH0216421Y2 - - Google Patents

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JPH0216421Y2
JPH0216421Y2 JP11471080U JP11471080U JPH0216421Y2 JP H0216421 Y2 JPH0216421 Y2 JP H0216421Y2 JP 11471080 U JP11471080 U JP 11471080U JP 11471080 U JP11471080 U JP 11471080U JP H0216421 Y2 JPH0216421 Y2 JP H0216421Y2
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tape
motor
capstan
rotating body
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、固定ヘツド式あるいは回転ヘツド
式の例えばビデオ信号を記録再生する装置におい
て、特にテープ走行制御系の露結を防止するよう
にした磁気テープ装置に関する。
例えば、固定ヘツド方式の磁気テープ装置にお
いて、ビデオ信号を記録し、再生するには、磁気
テープを毎秒数メートルの高速で走行駆動しなけ
ればならない。したがつて、このようなテープ装
置においてテープ駆動系を構成するキヤプスタン
は、必然的にその直径の大きい状態で構成される
もので、その熱容量も大きいものである。
このような、磁気テープ装置は通常は所定の棚
等に格納され、あるいは室内に設置されているも
ので、使用状態に入る時に周囲温度等のふん囲気
が大きく変化する場合が多く、特に湿度の高い環
境にあつては露結現象が発生するおそれが多い。
そして、この露結は熱容量の大きいキヤプスタン
において発生するおそれが多く、もし露結した場
合にはテープがキヤプスタン外周に貼り付き、テ
ープ巻き込み等の重大事故を発生するおそれが多
い。またテープ表面に水分を与える状態となり、
テープの高速状態における走行案内を保証するこ
とができなくなるものである。
また、ヘルカルスキヤニング方式による回転ヘ
ツド式のビデオテープレコーダの場合において
も、この回転ヘツドが配設され、テープを巻き付
けガイドする回転シリンダは熱容量の大きいもの
で、上記のような露結を生ずるおそれが多い。
このような露結の発生を防止する手段として
は、キヤプスタンあるいは回転シリンダ内にヒー
タを内蔵させればよいものであるが、回転体内の
ヒータに電流を供給する回転接触子機構を設ける
必要があり、不要にその構造を複雑化する。ま
た、回転体内にヒータを組込むことは、この回転
体の動バランスをくずす結果となり、回転むらの
発生の原因となつて、テープの走行駆動特性の安
定化に悪影響を与える状態となつてしまう。
この考案は上記のような点に鑑みなされたもの
で、特に記録再生動作に入る準備過程において、
キヤプスタン等の露結の発生を確実に防止し、ま
たは排除して、テープの走行特性の安定性を効果
的にはかれるようにした磁気テープ装置を提供し
ようとするものである。
以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明
する。第1図は固定ヘツド式のビデオ信号を記録
再生するテープ装置の例を示したもので、テープ
11はエンドレスに構成され、このエンドレステ
ープ11は、環状にした固定リール12の外周に
巻装し貯蔵される。このリール12には、その内
外周を連通するテープ引き出し窓13が形成さ
れ、この窓13を介して巻装されたテープ11の
内周部がリール12の内周部に引き出される。
リール12の内周部には、ヘツド機構14が設
定され、さらにキヤプスタン15およびピンチロ
ーラ16からなるテープ駆動機構が設定されるも
ので、窓13から引き出されたテープ11は、ヘ
ツド機構14に接触し、キヤプスタン15とピン
チローラ16とにはさまれて、キヤプスタン15
の矢印で示す回転によつて走行駆動されるもので
ある。そして、キヤプスタン15とピンチローラ
16にはさまれ、送り出されたテープは、ガイド
板17,18でリール12の内周部に設定される
テープ留め部に供給され、さらにリール12を飛
び越すオーバターンガイド19を介して、リール
12の外周部に自由張力の状態で巻き取られるよ
うになる。
ここで、キヤプスタン15は、テープ11を毎
秒数メートル(例えば5.5メートル)の高速で走
行駆動するため、直径3センチメートルにもおよ
ぶ大径の状態で金属によつて構成され、その熱容
量は比較的大きい状態にされているもので、詳細
は図示してないが、その回転軸はサーボ駆動制御
されるキヤプスタンモータの回転軸に直結されて
いる。
第2図において20は上記キヤプスタン15に
回転軸の直結されるキヤプスタンモータで、この
モータ20には同軸にしてロータ21が取り付け
られている。このロータ21の外周には、半円状
にした制動帯22が対設される。この制動帯22
の一端は固定体23に連結され、他端はレバー2
4の一端に連結されるもので、レバー24は軸2
5を中心に回動自在に設定され、スプリング26
により制動帯22がロータ21の外周に圧接され
ロータ21の回転を拘束するように偏倚設定され
ている。そして、レバー24の端部には、上記ス
プリング26に抗してレバー24を回動させ、上
記制動帯22によるロータ21の拘束を解除する
ように作用するプランジヤ機構27を連結するも
ので、プランジヤ駆動回路28から励磁駆動電流
の与えられた時、ロータ21はキヤプスタンモー
タ20で自由に回転され、キヤプスタン15によ
りテープ11が走行駆動されるようになる。この
プランジヤ駆動回路28は、制御回路29によつ
て制御されるもので、制御回路29に対して記録
モードあるいは再生モード指令が与えられた時に
プランジヤ機構27を励磁駆動し、停止モードが
指令された時には、ロータ21の回転が制動帯2
2によつて拘束されるようにしてなる。
制御回路29では記録モードおよび再生モード
の時にサーボ回路30に指令を与え、このサーボ
回路30からの指令は、同じく制御回路29で切
換設定されるスイツチ回路31を介してモータ駆
動回路32を制御し、キヤプスタンモータ20を
回転制御する。ここで、ロータ21の回転はタツ
ク検出ヘツド33で検出され、このタツク検出信
号はサーボ回路30に供給して、キヤプスタンモ
ータ20が所定の回転速度で回転されるようにサ
ーボ制御させるようにする。
また、停止モードの時には制御回路29はスイ
ツチ回路31を図の状態から切換え、パルス発生
回路34からの断続電流をモータ駆動回路32に
供給するようにしてなる。
すなわち、制御回路29に対して記録あるいは
再生モード指令が与えられた時には、プランジヤ
駆動回路28に制御指令が与えられ、プランジヤ
機構27を励磁して、レバー24をスプリング2
6に抗して回動させ、制動帯22をロータ21か
ら引き離して、キヤプスタンモータ20の回転を
自由状態に設定する。同時にスイツチ回路31が
図の状態に設定され、サーボ回路30が動作して
キヤプスタンモータ20をサーボ回転制御し、キ
ヤプスタン15によつてテープ11が所定の速度
で走行駆動されるようになる。そして、ヘツド機
構14で、テープ11に対して例えばビデオ信号
の記録あるいは再生動作がされるようになる。
この場合、モータ20に対して駆動電流が流れ
るため、その電機子コイルの抵抗分によつて熱が
発生し、この熱はモータ軸を介してキヤプスタン
15に伝達され、このキヤプスタン15を温める
状態となつて、キヤプスタン15における露結の
発生を防止するようになる。
また、停止モードの場合においては、プランジ
ヤ機構27が励磁されず、レバー24はスプリン
グ26の作用で制動帯22をロータ21の外周に
圧接するように設定され、ロータ21の回転は拘
束される状態にある。同時に、スイツチ回路31
は図の状態から切換わり、パルス発生回路34か
らの断続電流がモータ駆動回路32に供給される
状態となる。
すなわち、この状態ではキヤプスタンモータ2
0に対して拘束電流が流れる状態となり、電機子
コイル部において、上記断続電流による発熱が生
じ、モータ軸を介してキヤプスタン15の温度を
上昇させるようになる。したがつて、例えばこの
テープ装置の電源を投入した準備段階において、
キヤプスタン15が温められ、すでに発生してい
た露結を速やかに排除すると共に、新たな露結の
発生を効果的に防止して、安定したテープ11の
走行制御が実行されるようになるものである。
ここで、モータ20の拘束電流は、駆動回路3
2を変更しない限り、回転中の動作電流と比較し
て過大となり易く、モータ20およびその駆動回
路32の性能および信頼性を損うことが多い。し
たがつて、拘束時においてはモータ20およびそ
の駆動回路32の性能および信頼性の損なわれな
い範囲となるように電流を制限する必要がある。
この電流を制限する手段としては、抵抗等を用い
てそれ自体を制限するようにしてもよいが、上記
のようにパルス発生回路34を用い、等価的に駆
動電流を制限するようにすると効果的である。
上記実施例では、キヤプスタンモータ20の回
転を拘束する状態でこのモータ20に制限された
駆動電流を供給するようにしたが、モータ20に
回転磁界を与えないように、電機子コイルの各相
が互いに反発する電流を各相に流して、モータ2
0に回転力を発生しないようにしてもよい。
尚、上記実施例では固定ヘツド式テープ装置に
おけるテープ駆動機構の回転体(キヤプスタン)
の場合を示したが、これはヘリカルスキヤニング
による回転ヘツド方式の場合の、テープを巻き付
けガイドする回転シリンダの場合にも同様に実施
し得るものである。
以上のようにこの考案によれば、テープ走行系
に関連する比較的熱容量の大きい回転体における
露結の防止、さらに発生した露結の排除を効果的
に実行し得るものであり、特に高速走行される磁
気テープの走行安定性の確保のために、非常に大
きな効果を発揮するものであり、この種テープ装
置の動作特性の向上を、簡単な構成のもとに効果
的にはかれるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るテープ装置
の構成を示す図、第2図は同じく制御回路部を説
明する構成図である。 11……テープ、12……固定リール、14…
…ヘツド機構、15……キヤプスタン、16……
ピンチローラ、20……キヤプスタンモータ、2
1……ロータ、22……制動帯、24……レバ
ー、27……プランジヤ機構、30……サーボ回
路、34……パルス発生回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 走行するテープに接触される回転体と、この
    回転体に直結されるモータと、前記モータの回
    転を拘束した状態でこのモータに制限された発
    熱電流を供給する手段とを具備し、上記モータ
    の発熱で上記回転体の温度を露結温度より上昇
    設定するようにしたことを特徴とする磁気テー
    プ装置。 (2) 上記回転体は、テープを走行駆動するキヤプ
    スタンで構成した実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の装置。 (3) 上記回転体は、回転ヘツドが配設されるシリ
    ンダで構成した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の装置。 (4) 上記制限された発熱電流は、断続する電流で
    構成した実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    装置。 (5) 上記制限された発熱電流は、上記モータに回
    転磁界を与えないようにして供給するようにし
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置。
JP11471080U 1980-08-13 1980-08-13 Expired JPH0216421Y2 (ja)

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JP11471080U JPH0216421Y2 (ja) 1980-08-13 1980-08-13

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Publication Number Publication Date
JPS5738342U JPS5738342U (ja) 1982-03-01
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