JPH02161765A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JPH02161765A
JPH02161765A JP30311989A JP30311989A JPH02161765A JP H02161765 A JPH02161765 A JP H02161765A JP 30311989 A JP30311989 A JP 30311989A JP 30311989 A JP30311989 A JP 30311989A JP H02161765 A JPH02161765 A JP H02161765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
well region
type
regions
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30311989A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH065707B2 (ja
Inventor
Tokuo Watanabe
篤雄 渡辺
Takahide Ikeda
池田 隆英
Kiyoshi Tsukuda
佃 清
Mitsuru Hirao
充 平尾
Toji Mukai
向井 藤司
Tatsuya Kamei
亀井 達弥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP30311989A priority Critical patent/JPH065707B2/ja
Publication of JPH02161765A publication Critical patent/JPH02161765A/ja
Publication of JPH065707B2 publication Critical patent/JPH065707B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、半導体集積回路装置に係り、特にバイポーラ
トランジスタ、MO5hランジスタ等の複数の半導体素
子を同一基板上の導電型の異なるウェル領域に形成した
半導体集積回路装置に関する。
〔従来の技術〕
一つの半導体基板上に異なる半導体素子、例えばバイポ
ーラトランジスタと相補型MOSトランジスタ(Pチャ
ンネルとNチャンネルを同時に含むCMOSトランジス
タと呼ばれる)を形成する半導体集積回路装置(以後B
iCMO3LSIと呼ぶ)は、すでに1969年頃から
試みられている。BiCMO9LSIの特長は、バイポ
ーラ集積回路の高速性、大電力駆動性とCMO8集積回
路の高集積、低消費電力という相互の特長を兼ね備えた
ことにある。
第1図に、従来のBiCMO8LSIの断面構造を示す
。同図には、縦型NPNトランジスタとCMOSトラン
ジスタとが形成された場合を示す。P−型半導体基板1
の表面にN+c高濃度N型)埋込層2が形成され、さら
にN−(低濃度N型)のエピタキシャル層10が形成さ
れる。NPN トランジスタ70は、N−エピタキシャ
ル層10の表面からP型不純物を選択的に拡散して形成
したP型ベース層3と、P型ベース暦3の中に埋設され
たN型エミツタ層4とから構成されている。CMOSト
ランジスタ60は、NPNトランジスタ70の場合と同
様にN+埋込層2の上に形成され、NMO5部61では
P型不純物を拡散して形成したPウェル領域5、Pウェ
ル領域5内のN型ソース、ドレイン各領域6.Pウェル
領域5の表面に設けた薄い酸化膜7(ゲート酸化膜)を
介したゲート電極8とで構成され、PMO8部62部上
2−型エピタキシャル層10の表面にP型ソース、トレ
イン各領域9、ゲート酸化膜7、ゲート電極8、とで構
成されている。
第1図に於いて、p+(高濃度P型)拡散層20は、N
PNトランジスタ70のコレクタであるN″″層10と
P−型シリコン基板1とを電気的に分離(アイソレイシ
ョン)する為の層である。一方。
第2図に基本的論理回路であるCMOSインバータ回路
を示すが、この回路に見られる如< PMO3部62の
N″″暦は最高電位Voo(正電位)に固定される。こ
のためN−層はP−型基板1と電気的分離が要求される
。従って、P十拡散層20は同時にCMOS 60のN
−エピタキシャル層10を囲み。
P−基板とアイソレイションされている。
第3図は、上記構造のBiCMO8LSIをゲートアレ
イに適用したときの一般的回路構成を示すブロック図で
ある。
0MO5の論理回路がLSIチップの中心部(A部)を
占め、その周辺にバイポーラ回路からなる人出力バツフ
ァ(B部)が構成されている。
CMO8論理回路は、この全体を囲むPt散層20を設
けて基板1とアイソレイションされる構造であり、この
ためアイソレイション用のPN接合100が著しく広い
面積となっている。
この様な構造では、CMO8回路を分離するためのPN
接合100の面積が広すぎるという問題がある。つまり
、PN接合を形成する場合、面積の広いPN接合はど、
製造工程の段階で生じる歪、欠陥等の影響を受けやすく
、PN接合劣化による製造歩留りの低下がおきる。
上記の問題点を改善する方法として、第4図に示す様な
構造が知られている。これは、アイソレイション用のP
型拡散[30をPMO8部62部上2型基板10の回に
それぞれ設けてアイソレイションのPN接合面積を小さ
くした構造であり、CMO3回路全体を1つの広いPN
接合でアイソレイションすることが避けられるので良好
な製造歩留りが実現できる。
しかし、第4図の従来例では、PMO8部62部上2ぞ
れの周辺に設けたアイソレイション用のP型拡散層30
とNMO8部61の基板であるPウェル5とをそれぞれ
分離して設けている製造のため、CMO3回路の集積度
が著しく低下するという問題点がある。
この様な問題点は、BiCMO8LSIに限らず、CM
O8LSI、縦型NPNトランジスタと縦型PNP ト
ランジスタ、横型NPNトランジスタと横型PNPトラ
ンジスタ、PNPNサイリスタと縦型PNP トランジ
スタ、等の複数の半導体素子が同一基板上の導電型の異
なるウェル(高)領域に形成される半導体集積回路装置
に於いても同様に生じる。特に、前述の様なりiCMO
5LSIではその問題点が顕著である。
さらに、第4図に示す従来装置には以下に示す問題点が
ある。従来、MOSの微細化を図り高集積性を上げるた
めには、MOSを形成する基板あるいはウェルの濃度を
増大させることが知られてする。第4図の構造でPMO
862の微細化を実現するにはN−型エピタキシャル層
10の濃度を上げることになる。この場合、N−型エピ
タキシャル層10はバイポーラ素子7oの低濃度コレク
タ層として働いている。この部分の濃度が増大すること
は、バイポーラ素子70のベース層3とコレクタ層10
との間のベース・コレクタ接合容量が大幅に増大し、高
速動作ができないことになる。
つまり、高速バイポーラと微細PMOSトランジスタと
が同一チップ上に形成できないという問題点を有してい
る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は複数の半導体素子が同一基板上の異なる
ウェル領域に形成される場合に、集積度が高い半導体集
積回路装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明の半導体集積回路装置は、一方導電型の半導体基
板上に形成される所定導電型の半導体層と、上記半導体
層の表面に露出した複数の他方導電型の第1ウェル領域
と、上記第1ウェル領域の底面を覆い、しかも、上記一
方導電型の半導体基板に隣接し、第1ウェル領域よりも
高い不純物濃度を有する複数の他方導電型の第1埋込み
領域と、上記半導体層の表面において、上記第1ウェル
領域を除く領域に露出した一方導電型の第2ウェル領域
と、上記第2ウェル領域と上記一方導電型の半導体基板
との間にそれぞれ隣接して設けられ且つ上記第1埋込み
領域を除く領域に上記第2ウェル領域よりも高い不純物
濃度を有する一方導電型の第2埋込み領域とからなるこ
とを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例によりさらに詳述する。
断面構造及び各部の記号で、第1図以後に示したものと
同−物及び相当物は同一番号で示す。
第5図に本発明の第1の実施例であるBiCMO5LS
Iの断面図を示す、半導体基板1としてP−型シリコン
を用い、N十及びP十埋込領域2,40の上にNウェル
領域50.Pウェル領域5がそれぞれ形成されている。
Nウェル領域50の1つには、P型ベース層3とN”f
fエミツタ層4によって構成された縦型NPNトランジ
スタ70が形成され、他のNウェル領域5oには、P十
型ソース、P十型ドレイン9、ゲート酸化膜7、ゲート
電極8によって構成されたPMOSトランジスタ62が
形成されている。また、Pウェル領域5内にはN十型ソ
ース、ドレイン6によって構成されたNMOSトランジ
スタ61が形成されている。
第5図に於いて、M埋込領域2を設けることによってN
PNトランジスタ70におけるコレクタ抵抗が低減され
、さらに、PMO8部62でビ型ドレイン9の空乏層が
伸びてP−型半導体基板1にパンチスルーすること、お
よび、P″″型半導体基板1側からの空乏層の伸びがビ
型ソース、ドレインにバンチスルーすることがそれぞれ
防止される。従って、マ埋込領域2をNウェル領域50
とP″″型半導体基板1との間にそれぞれ隣接して設け
ることにより、縦型NPNトランジスタ70とPMOS
トランジスタ62とが共存できる。
伊埋込領域40をPウェル領域5とP″″型半導体基板
1との間にそれぞれ隣接して設けることによってPウェ
ル領域5とP″″型半導体基板1とが電位的に接続され
、NMOSトランジスタ61の基板電位が固定されて良
好な電気的特性が達成できる。さらに製造上でも、Pウ
ェル領域5形成時の引伸ばし拡散において、P+埋込領
域40の表面への拡散がおこるため拡散時間を短くでき
る利点がある。
上−述の如く、Nウェル領域50及びPウェル領域5の
下にそれぞれN十埋込領域2とP1込領域4oを設ける
構造によって、Nウェル領域50に縦型NPNトランジ
スタ70、PMOSトランジスタ62等の半導体素子が
、そして、導電型の異なるPウェル領域5にNMOSト
ランジスタ61の半導体素子がそれぞれ同一基板上に実
現できる。
以上の構造で、さらに特徴とする点は、Nウェル領域5
0がこれに接するPウェル領域5によって囲まれN+f
!l!込領域2がピ埋込萌域40によって囲まれる様に
形成される点である。
上記の構造では、Pウェル領域5がNウェル領域50の
アイソレイション層としての働きも兼ねるため、第4図
の従来例に見られる集積度の欠点が改善できる。
さらに、上記構造で良好なアイソレイションが得られる
点を説明するため、第5図の構造を平面的に見た場合の
概略図を第6図に示す。但し、説明をわかり易くするた
めPウェル領域5とNウェル領域50とのPN接合につ
いてのみ考える。また、フィールド酸化膜11、縦型N
PNトランジスタ70のPベース層3、Nエミッタ層4
.各MOSトランジスタのソース、ドレイン、ゲート電
極等の各半導体素子を構成する上で当然必要ではあるが
、上記の説明の上では直接関係しない部分は省略した。
第6図から判るように、各Nウェル領域50は、それぞ
れの領域を囲む様に形成されたPウェル領域5とで作る
PN接合100によって基板とアイソレイションされる
。本実施例のBiCMO5LSIでは。
チップサイズを25m”とし、Nウェル領域を最少10
0μM、最大5000μMとしているので。
アイソレイション用のPN接合面積はせいぜい5000
μイ程度にすぎない、一方、上記規模のLSIを第1図
、第2図に示す従来の構造で製作する場合107μMの
大面積なPN接合となる。
この様に、本実施例ではアイソレイション用のPN接合
面積が実に1/10δに縮少でき良好なアイソレイショ
ンが実現されている。
第7図に、本実施例のBiCMO5LSIの製造工程の
一例を示す。(第7図(a)) P−型シリコン基板1の表面にN十埋込領域2およびビ
埋込領域4oを形成した後、不純物感度分布がほぼ均一
なN型エピタキシャル層10を3〜4μm8度形成する
。エピタキシャル層10の表面を酸化して50nm程度
の薄い酸化膜12を形成し、さらに窒化膜(S i 3
N4) 13を被覆する。
次に、この窒化膜13のうちN+埋込領域2のある部分
の窒化膜を除去し、p+Jjli込領域40の上の窒化
膜は残すように選択的にエツチングする。選択エツチン
グの方法は公知のホトレジスト加工方法による。次に、
公知のイオン打込み法で窒化膜13の無い部分にリンを
ドープする。リンは簿い酸化膜12を通過してN型エピ
タキシャル層10の表面に打込まれるが、窒化膜13の
ある部分では窒化膜13のマスキングによりドープされ
ない。
(第7図(b)) リンのイオン打込み後、酸化性の雰囲気中で熱処理する
とリンをドープしである表面の酸化膜はさらに厚く成長
するが、窒化膜で被覆されている部分の酸化は起らず、
もとの薄い酸化膜厚を維持する。この方法は、LOGO
8(Local−Oxidzation ofSili
con)法と呼ばれる部分的に酸化膜を形成する方法と
して公知である0本実施例では、厚くなる部分14の膜
厚は150nmである。
次に、窒化膜13を除去しボロンをイオン打込みする。
上述のLOCO5法による局部酸化工程でリンが打込ま
れている部分の酸化膜14を厚くしているのでこの部分
ではボロンが酸化膜中を通過できない。一方、リンがド
ープされてない部分12の酸化膜厚は薄いままであるか
ら、この薄い酸化膜12を通してボロンがN型エピタキ
シャル層10の表面に打込まれる。(第7図(C))上
記方法でドープしたリン、ボロンを1000℃〜120
0℃の温度でそれぞれN+ELびP1込領域2,40に
達するまで引伸し拡散してNウェル領域50、Pウェル
領域5を形成する。
上述したウェル形成方法によれば、リンがドープされた
部分以外のところはすべてボロンがドープされ、本発明
の特徴であるNウェル領域5o以外をすべてPウェル領
域5とする構造が実現できる。この製造方法は、Nウェ
ル領域50を位置決めして形成すればPウェル領域5は
位置決めする必要がないことから自己整合法、いわゆる
、セルファライン(self −align )法と呼
ぶ。(第7図(d)) 次に、再び窒化膜13をマスクとするLOCO3法を用
いて、Nウェル領域50.Pウェル領域5の表面でその
後にバイポーラトランジスタ、MOSトランジスタ等の
半導体素子が形成される部分(以後この部分をアクティ
ブ領域60と記す)以外の領域に1μmの厚さでアイソ
レイション用の厚い酸化膜11を形成する。(第7図(
e))次に、Nウェル領域5oの表面で薄い酸化膜14
(膜厚〜150nm)部分を除去し、NPNトランジス
タのP型ベースN3を熱拡散法またはイオン打込法によ
り深さ0.6μm、、IN抵抗300Ω/口に形成し、
次に、アクティブ領域60の酸化膜を除去して再び良質
のゲート酸化膜7を50nmの厚さに形成した後lMO
Sトランシフ、夕のゲ−トに用いるポリシリコン層8を
CV D (ChemicalVapour Depo
sition)法により0.3μmの厚さに形成してか
らこのポリシリコン層8をホトレジスト法により所定の
形状にエツチング加工した後の状態を示す。(第7図(
f)) さらに、P型ベース層3の中に縦型NPN)−ランジス
タのN+型エミッタ層4と、Pウェル領域5のアクティ
ブ領域表面にNHO2のソース、ドレイン6、及び、N
ウェル領域50のアクティブ領域表面にPMO8のソー
ス、ドレイン9を形成する。本実施例では、M型エミッ
タ14及びNHO2のソース、ドレイン6はそれぞれひ
素をイオン打込みによりドープし、熱処理により0.4
μmと0.3μmの深さに形成した。PMO8のソース
、ドレイン9はボロンのイオン打込み法と熱処理で0.
4μmの深さに形成する。(第7図(g))この後、パ
ッシベーション膜としてリンガラス15をCVD法によ
り、0.5μm の厚さに形成し、次に各能動素子のコ
ンタクト窓を同時に形成する。それぞれコンタクト領域
は、エミッタ41、ベース31.NHO8のソース・ド
レイン81、PMO8のソース・ドレイン91である。
第8図は、本発明の第2の実施例の断面概略図である。
第5図の第1の実施例と異なるのは、埋込領域2.40
の構造であり、N1込領域2以外のところをすべてP1
込領域40とし、N1込領域2は?埋込領域を囲む様に
設けられている。
即ち、Nウェル領域50とN十埋込領域2とからなるN
型領域をP′″型半導体基板1とアイソレイションする
場合、N十埋込領域2をP1込領域40の中に点在させ
る構造とすれば、アイソレイション用のPN接合を小さ
い面積にすることができる。
第9図に、上記の埋込領域構造を形成する製造工程の一
例を示す。基本的には、第7図(a)。
(b)の場合と同様である。(第9図(a))まず、p
””型シリコン基板1に選択的にアンチモンをドープし
てN+埋込領域2を形成する。(第9図(b)) 次に窒化膜13をマスクとしてLOCO5法でN+埋込
領域2の部分に厚い酸化膜14を形成し、次にボロンを
イオン打込みして、セルファラインでP+埋込領域40
を形成する。その後、N型エピタキシャル層10を形成
し、第7図(a)以後の工程を経て半導体集積回路装置
が完成する。
本実施例の製造工程によれば、第7図に示す製造工程に
比べて、N+、 P+埋込領域2,40をセルファライ
ン法で形成するため?埋込領域40形成用のマスクが不
要となる。
第10図は本発明の第3の実施例の断面概略図である。
本実施例に於いては、N+埋込領域2及びNウェル領域
50を形成するためのマスク、すなわち、第7図(a)
の工程と第9図(a)の工程で使用するホトマスクを共
用し、しかも、埋込領域とウェル領域はそれぞれセルフ
ァラインによる製造方法によって形成された構造を示す
。同一マスクを使用しているため、Pウェル領域5とN
ウェル領域50との境界と、 Pg1m!込領域4ON
+埋込領域2との境界とがほぼ同一になっている点が構
造上の特長である。製造方法の上ではマスクの低減が利
点となる。
本発明の第1.第2.第3の実施例によれば、P−型半
導体基板の上にM埋込領域を介して形成されたNウェル
領域が、従来例の様なアイソレイション用P十型拡散層
を設けずにP″″型半導体基板とアイソレイションでき
るので、上記Nウェル領域内にPMOSトランジスタを
形成すれば高集積CMO8LSIが、同じくNPNトラ
ンジスタを形成すれば、N十埋込領域の存在でコレクタ
抵抗が小さく、高速のバイポーラ素子が、それぞれ同一
チップ内に共存し、高集積、高速の複合LSIが実現で
きる。
また、CMO8部分では、ウェル抵抗がN十及び、搭埋
込領域の存在によって小さくなるため、CMO3特有の
寄生サイリスタによるラッチアップ現象を防ぐ効果があ
る。さらに、W埋込領域の存在するNウェルであるため
、ウェル層を薄くしても、PMO8のドレイン空乏層が
P−型シリコン基板にパンチスルーすることはないので
、さらにNPNトランジスタの高速化が図れる。
この様に、MO5特性を損うことなく、バイポーラの高
速化が図れることは、コレクタとして高濃度層を設けた
効果によるもので、BiCMO5LSIの様に、バイポ
ーラとMOSが同一チップ上に形成されるLSIに対し
ては特に大きな効果を発揮する。
また、実施例で述べたように表面にドープしたリン、ボ
ロンを高温で引伸し拡散すると、表面では不純物濃度が
高く、内部になる程不純物濃度が少ない分布を有するウ
ェル領域が形成されることとなる。
ところで、PMO8の微細化、高速化を図るためには、
ゲート電極の幅を短くしてソース・ドレイン間の横方向
の寸法を短縮させることが不可欠である0本実施例では
、上述のようにNウェル領域の不純物濃度は、半導体層
10の表面で高く、内部で低い分布になっているため、
ウェル領域において、ソース・ドレインが形成されてい
る表面近傍では濃度が高く、ソース・ドレイン間に生じ
る空乏層の横方向のひろがりが抑えられてPMO3の微
細化と高速化が達成できる。同時に、バイポーラ素子部
では、ベース層3の下にNウェル領域の濃度が特性に影
響を与えるが、ここでの濃度は低くできている結果、ベ
ース・コレクタ接合容量は小さくバイポーラ素子の高速
性も同時に達成される。このように、高速バイポーラと
高集積MO5素子を同一の構造のN型領域内に両者の特
性を損うことなく形成することができる大きな利点があ
る。
またNMOSトランジスタが形成されるPウェル領域も
半導体層の内部で不純物濃度が低い構造のため、NMO
3)−ランジスタのソース、ドレイン接合容量が小さく
でき、同時に、基板バイアス依存性も低減することがで
き、高速素子を実現できる。このように本実施例では、
Nウェル領域とPウェル領域といずれも半導体層表面か
ら内部に向って不純物濃度が減少する濃度分布となって
いる。
本発明の実施例に於いては、PMOSトランジスタとN
MOSトランジスタとNPNトランジスタとが同一基板
上に形成されるものを例にして説明したが、これに限定
されずに、縦型NPNトランジスタと縦型PNPトラン
ジスタ、横型NPNトランジスタと縦型PNP トラン
ジスタ、縦型NPNトランジスタと横型NPN トラン
ジスタ、PNPNサイリスタと縦型PNPトランジスタ
、抵抗、キャパシタンス等の一般的にウェル(島)領域
が互いに逆導電型の半導体素子が同一基板上に形成され
る半導体集積回路装置に本発明は適用できる。
本発明は、これ等の実施例に限定されることなく本発明
の思想の範囲内で種々の変形が可能である。
〔発明の効果〕
本構造の特徴は、半導体基体と逆導電型のため半導体基
体とは電気的に分離しなければならない半導体領域を形
成するにあたり、アクティブ素子が形成できるウェル領
域と高濃度埋込層との積層半導体領域を素子分離層とし
て兼ね、逆導電型の半導体領域をアイランド状に形成さ
せている点にある。このため、逆導電型の半導体領域の
囲りには、アクティブ素子を自由に任意の位置に配置さ
せることができ、半導体回路を高集積に構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例であるBiCMO3LSIの一例を示す
断面図、第2図は従来例であるBiCMO5LSIの平
面概略図、第3図は従来例であるCMOSインバータ回
路を示す図、第4図は従来例であるBiCMO5LSI
の他の例を示す断面図、第5図は本発明の第1の実施例
であるBiCMO3LSIの断面図、第6図は本発明の
第1の実施例である[3iCMO5LSIの概略平面図
、第7図は本発明の第1の実施例の製造工程の一例を示
す図、第8図は本発明の第2の実施例であるBiCMO
3LSIの断面図、第9図は本発明の第2の実施例の製
造工程の一例を示す図、第10図は本発明の第3の実施
例であるBiCMO5LSIの断面図である。 1・・・P−型半導体基板、2・・・N十埋込領域、5
・・・Pウェル領域、 ・N 型エピタキシャル層。 40・・・p g!込領領域 50・ Nウェル領域。 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一方導電型の半導体基板上に形成される所定導電型
    の半導体層と、 上記半導体層の表面に露出した複数の他方導電型の第1
    ウェル領域と、上記第1ウェル領域の底面を覆い、しか
    も上記一方導電型の半導体基板に隣接し、上記第1ウェ
    ル領域よりも高い不純物濃度を有する複数の他方導電型
    の第1埋込み領域と、 上記半導体層の表面において、上記第1ウェル領域を除
    く領域に露出した一方導電型の第2ウェル領域と、 上記第2ウェル領域と上記一方導電型の半導体基板との
    間にそれぞれ隣接して設けられ且つ上記第1埋込み領域
    を除く領域に上記第2ウェル領域よりも高い不純物濃度
    を有する一方導電型の第2埋込み領域とからなることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
JP30311989A 1989-11-24 1989-11-24 半導体集積回路装置 Expired - Lifetime JPH065707B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30311989A JPH065707B2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 半導体集積回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30311989A JPH065707B2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 半導体集積回路装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57204671A Division JPS5994861A (ja) 1982-11-24 1982-11-24 半導体集積回路装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02161765A true JPH02161765A (ja) 1990-06-21
JPH065707B2 JPH065707B2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=17917111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30311989A Expired - Lifetime JPH065707B2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 半導体集積回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH065707B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH065707B2 (ja) 1994-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH058583B2 (ja)
US4862240A (en) Complementary semiconductor device
TWI414022B (zh) 橫向雙極性接面電晶體及其製造方法
TWI412120B (zh) 橫向雙極性接面電晶體及其製造方法
JPH08222645A (ja) 軽くドープしたドレイン領域を形成する方法
US5229308A (en) Bipolar transistors with high voltage MOS transistors in a single substrate
JPH05251555A (ja) Mos型集積回路の製造方法
JPH0410226B2 (ja)
JPH10214907A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH07326630A (ja) バイポーラトランジスタ及びその製造方法
USRE34158E (en) Complementary semiconductor device
JPH0348458A (ja) Bi―CMOS集積回路およびその製造方法
KR20100079381A (ko) 반도체소자 및 그 제조방법
JPH02161765A (ja) 半導体集積回路装置
KR100618789B1 (ko) 소이 구조의 씨모스와 수직형 바이폴라 트랜지스터를 갖는 바이씨모스
US6479338B2 (en) CMOS device and method of manufacturing the same
JP4573477B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0481336B2 (ja)
JP2611450B2 (ja) 半導体集積回路及びその製造方法
JP2528926B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR940010565B1 (ko) Bicmos 반도체 소자 및 그 제조방법
JPS6244862B2 (ja)
JPH10294321A (ja) ラテラルpnpトランジスタおよびその製造方法
JP3400234B2 (ja) 半導体装置
JPH0997853A (ja) 半導体集積回路とその製造方法