JPH0216069Y2 - - Google Patents

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JPH0216069Y2
JPH0216069Y2 JP16352585U JP16352585U JPH0216069Y2 JP H0216069 Y2 JPH0216069 Y2 JP H0216069Y2 JP 16352585 U JP16352585 U JP 16352585U JP 16352585 U JP16352585 U JP 16352585U JP H0216069 Y2 JPH0216069 Y2 JP H0216069Y2
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JP
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pump
chamber
check valve
piston
negative pressure
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JP16352585U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はダイヤフラムピストン式、摺動ピスト
ン式等のバキユームポンプ装置に関する。
〔従来技術〕
バキユームポンプ装置の一形式として、ポンプ
ハウジングの内部に作動ピストンを往復動可能に
組付けるとともに同作動ピストンのロツド部をポ
ンプ駆動軸に連結して、同作動ピストンのピスト
ン部の一側に吸入用チエツクバルブを通してアク
チユエータ側に連通するポンプ室を形成し、かつ
前記ピストン部の他側に吐出用チエツクバルブを
通して前記ポンプ室に連通する排気室を形成して
なり、前記ポンプ駆動軸の回転により前記作動ピ
ストンを往復動させて前記ポンプ室に生じた負圧
を前記アクチユエータの負圧源として付与する形
式のバキユームポンプ装置がある。
この種形式のバキユームポンプ装置においては
駆動停止時ポンプ室内の負圧が高くて、同負圧が
再駆動時に作動ピストンに対して大きな負荷とし
て作用することがあり、この場合には、始動時に
大きなトルクが必要となる。これに対処すべく、
作動ピストンのピストン部にポンプ室と排気室と
を互に連通させる吸気通路を設けたバキユームポ
ンプ装置が実開昭57−10959号公報に示されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、かかるバキユームポンプ装置におい
ては、ポンプ室と排気室とが吸気通路により常時
連通しているため、駆動停止後ポンプ室内は大気
の流入により略大気圧となつて作動ピストンの始
動時の負荷が解消される。しかしながら、同装置
の駆動中ポンプ室の膨張−吸入行程において同ポ
ンプ室内に大気が流入し、ポンプ室の内圧が設定
された負圧に達する到達速度が遅くなる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる問題に対処すべく、上記した形
式のバキユームポンプ装置において、前記ポンプ
ハウジングの内部に前記ポンプと排気室とを連通
させる通気路を設けて、同通気路に前記ポンプ室
の負圧が所定値に達したとき開く第2の吸入用チ
エツクバルブを配設している。
〔考案の作用・効果〕
これにより、本考案においては、バキユームポ
ンプ装置の駆動停止時には第2の吸入用チエツク
バルブの作用によりポンプ室内の負圧を少なくと
も所定の圧力まで低くして、再駆動時における作
動ピストンに対する負荷を軽減させることが出
来、再駆動の始動時に要するトルクを小さくする
ことができるが、本考案においては特に下記のご
とき効果を奏する。すなわち、本考案において
は、第2の吸入用チエツクバルブの作用によりポ
ンプ室内の負圧が所定値に達するまでは同ポンプ
室は密閉されているため、同ポンプ室内は短時間
に所定の負圧に達する。従つて、ポンプ室内が設
定負圧に達する到達速度は冒頭に示した従来のバ
キユームポンプ装置に比し早くなる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
するに、第1図には本考案に係るバキユームポン
プ装置の一実施例であるダイヤフラムピストン式
のバキユームポンプ装置が示されている。このポ
ンプ装置はポンプハウジング10内にダイヤフラ
ムピストン20を備えていて、電動モータ30に
より駆動するものである。
ポンプハウジング10はハウジング本体11、
ヘツドカバー12およびヘツドプレート13から
なり、ヘツドカバー12はヘツドプレート13が
嵌着された状態にて後述するダイヤフラム23を
介してハウジング本体11の上端開口部に気密的
に組付けられている。ハウジング本体11の一側
下方部に設けた開口部11aにはモータ30のケ
ーシング31が気密的に組付けられていて、モー
タ30の出力軸32がハウジング本体11内に突
出している。また、ハウジング本体11の他側下
方部には排気口11bが設けられていて、同排気
口11bはハウジング本体11の外周に組付けた
カバー14により覆蓋されている。カバー14は
円柱状凹所14aとこれに連通する排気通路14
bを備え、凹所14a内にバルブプレート15が
嵌着されている。
ダイヤフラムピストン20は上下一対のデイス
ク21a,21bからなるピストン部21と、下
側デイスク21bと一体のロツド部22と、両デ
イスク21a,21b間に挾持されたゴム製のダ
イヤフラム23を備えていて、ダイヤフラム23
の外周縁部をハウジング本体11とヘツドカバー
12間に挾持されて組付けられている。ロツド部
22の下端部はモータ30の出力軸32に組付け
たクランク33上に回動可能に組付けられてお
り、これによりピストン20はモータ30の駆動
により上下方向に繰返し往復動する。
ダイヤフラムピストン20はそのダイヤフラム
23にてポンプハウジング10の内部を上下に区
画していて、ヘツドプレート13との間にポンプ
室R1を形成しかつハウジング本体11内に排気
室R2を形成している。ポンプ室R1は、ヘツド
プレート13の中央部に設けた第1吸入用チエツ
クバルブ16を介して吸気通路12aに断続的に
連通し、かつ上側デイスク21aの中央部に設け
た第1吐出用チエツクバルブ24を介して排気室
R2に断続的に連通している。また、排気室R2
はバルブプレート15の中央部に設けた第2吐出
用チエツクバルブ17を介して大気に断続的に連
通している。
しかして、当該ポンプ装置においては、第1図
および第2図に示すようにダイヤフラムピストン
20のピストン部21に吸気通路21cを備えて
いて、この吸気通路21c内に第2吸入用チエツ
クバルブ25が配設されている。第2吸入用チエ
ツクバルブ25はボール状弁体25aと圧縮スプ
リング25bとからなり、ボール状弁体25aは
圧縮スプリング25bの作用により下側デイスク
21bに設けた弁座に着座している。この第2吸
入用チエツクバルブ25はポンプ室R1内の負圧
がポンプ設定負圧より低い所定の負圧に達したと
き開いてポンプ室R1と排気室R2とを連通する
もので、同チエツクバルブ25の開成時には排気
室R2内空気がポンプ室R1内に吸入される。
このように構成した当該ポンプ装置において
は、モータ30の駆動により出力軸32を回転さ
せるとピストン20が上下方向に繰返し往復動す
る。この往復動時、ポンプ室R1内が圧縮−排気
−膨張−吸入の各行程を経る間、吐出用チエツク
バルブ24を通して空気を排気室R2へ排出しか
つ吸入用チエツクバルブ16を通して負圧を吸気
通路12a側に付与する。排気室R2内に排出さ
れた空気は、ピストン20の排気作用により第2
吐出用チエツクバルブ17を開成し排気通路14
bを通して大気に排出される。
ところで、当該ポンプ装置においては、その駆
動時ポンプ室R1内の負圧が所定圧P1に達する
と第2吸入用チエツクバルブ25が開き、以後同
チエツクバルブ25が開成された状態にて駆動し
てポンプ室R1内が設定負圧P2に達する。第3
図には、当該ポンプ装置における発生負圧(−mm
Hg)ど駆動時間(sec)の関係を従来のポンプ装
置の関係と対比して示しており、同図における実
線のグラフ()が当該ポンプ装置のものに該当
し、また1点鎖線のグラフ()が冒頭に示した
従来のポンプ装置(吸気通路のみを備えたもの)
に該当し、かつ点線のグラフ()が作動ピスト
ンに対する負荷を考慮していない従来の一般のポ
ンプ装置のものに該当する。
また、当該ポンプ装置において駆動が停止され
ると、ポンプ室R1内の負圧が高い場合には第2
吸入用チエツクバルブ25を通して吸入される空
気によりポンプ室R1内の負圧が所定負圧P1ま
で低下する。このため、再駆動時の作動ピストン
20に対する負荷が低減し、始動時に要するトル
クを小さくすることができる。
このように、当該ポンプ装置においては、再駆
動時のダイヤフラムピストン20に対する負荷を
低減して始動時に要するトルクを小さくすること
ができるが、第3図のグラフ〜からも明らか
なように、ポンプ室R1内が所定負圧に達するま
では第2吸入用チエツクバルブ25が閉じている
ため、所定負圧P1に達する到達時間は一般のポ
ンプ装置と同程度であり、この結果設定負圧P
2への到達速度は吸気通路のみを備えた従来のポ
ンプ装置に比し著しく向上する。このことはポ
ンプ性能の向上を意味し、ポンプ装置の小型化が
可能になる。
なお、本実施例においては、排気室R2に第2
吐出用チエツクバルブ17を設けてダイヤフラム
ピストン20の往復動時の両吐出用チエツクバル
ブ17,24の開閉動作を互に異なるようにし
て、排気室R2にポンプ機能を持たせている。こ
のため、排気室R2が有するポンプ機能に起因し
て到達真空度を向上させることができる。
なお、第4図および第5図は第2吸入用チエツ
クバルブの変形例を示すもので、第4図に示すチ
エツクバルブ25Aにおいては弁体25cのみが
実施例におけるチエツクバルブ25と相違し、ま
た第5図に示すチエツクバルブ25Bはキノコ状
の弁体からなり、上記両チエツクバルブ25,2
5Aとはバルブ機能のみが同じものである。
なお、本実施例においては、本考案をダイヤフ
ラムピストン式のバキユームポンプ装置に実施し
た例について示したが、本考案はポンプハウジン
グの内部に設けたシリンダ部に作動ピストンのピ
ストン部を気密的かつ軸方向へ摺動可能に嵌挿し
てなる摺動ピストン式のバキユームポンプ装置に
も実施し得る。また、ポンプ室と排気室とを連通
させる吸気通路をポンプハウジング自体に設ける
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るバキユームポ
ンプ装置の縦断面図、第2図は同装置における第
2吸入用チエツクバルブを示すピストン部の拡大
部分縦断面図、第3図はポンプ装置における発生
負圧と駆動時間の関係を示すグラフ、第4図およ
び第5図は第2吸入用チエツクバルブの変形例を
示す第2図に対応する縦断面図である。 符号の説明、10……ポンプハウジング、16
……第1吸入用チエツクバルブ、20……ダイヤ
フラムピストン、21……ピストン部、22……
ロツド部、23……ダイヤフラム、24……第1
吐出用チエツクバルブ、25,25A,25B…
…第2吸入用チエツクバルブ、30……モータ、
32……出力軸、33……クランク、R1……ポ
ンプ室、R2……排気室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプハウジングの内部に作動ピストンを往復
    動可能に組付けるとともに同作動ピストンのロツ
    ド部をポンプ駆動軸に連結して、同作動ピストン
    のピストン部の一側に吸入用チエツクバルブを通
    してアクチユエータ側に連通するポンプ室を形成
    し、かつ前記ピストン部の他側に吐出用チエツク
    バルブを通して前記ポンプ室に連通する排気室を
    形成してなり、前記ポンプ駆動軸の回転により前
    記作動ピストンを往復動させて前記ポンプ室に生
    じた負圧を前記アクチユエータの負圧源として付
    与するバキユームポンプ装置において、前記ポン
    プハウジングの内部に前記ポンプ室と排気室とを
    互に連通させる通気路を設けて、同通気路に前記
    ポンプ室の負圧が所定値に達したとき開く第2の
    吸入口用チエツクバルブを配設したことを特徴と
    するバキユームポンプ装置。
JP16352585U 1985-10-24 1985-10-24 Expired JPH0216069Y2 (ja)

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JPS6271383U JPS6271383U (ja) 1987-05-07
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