JPH0216034Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0216034Y2 JPH0216034Y2 JP1985109622U JP10962285U JPH0216034Y2 JP H0216034 Y2 JPH0216034 Y2 JP H0216034Y2 JP 1985109622 U JP1985109622 U JP 1985109622U JP 10962285 U JP10962285 U JP 10962285U JP H0216034 Y2 JPH0216034 Y2 JP H0216034Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- outlet
- air
- cylinder
- inlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 claims description 19
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 11
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 9
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000010408 sweeping Methods 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はシリンダの壁面に入口と出口とを形成
した掃気通路を備えた内冷ピストン式２サイクル
エンジンに関するものである。
した掃気通路を備えた内冷ピストン式２サイクル
エンジンに関するものである。
従来の技術
一般に２サイクルエンジンは小出力用エンジン
として多用されているが、チエンソー等の携帯形
動力作業に用いられる場合、その軽さ、高出力等
が企業間の競争において重要なセールスポイント
となつており、シリンダとピストンはできる限り
小形化して、最大の出力が得られるように改良工
夫されている。そしてクランク室予圧縮内冷ピス
トン式２サイクルエンジンにおいて、ピストンの
往復運動を損うことなくシリンダの壁面に入口と
出口とを形成した掃気通路を設けてピストン内空
部を介して混合気を流通せしめ、シリンダとピス
トンの冷却効果を期待すると共にそれらの変形を
防止しエンジンの高出力化が図られている。
として多用されているが、チエンソー等の携帯形
動力作業に用いられる場合、その軽さ、高出力等
が企業間の競争において重要なセールスポイント
となつており、シリンダとピストンはできる限り
小形化して、最大の出力が得られるように改良工
夫されている。そしてクランク室予圧縮内冷ピス
トン式２サイクルエンジンにおいて、ピストンの
往復運動を損うことなくシリンダの壁面に入口と
出口とを形成した掃気通路を設けてピストン内空
部を介して混合気を流通せしめ、シリンダとピス
トンの冷却効果を期待すると共にそれらの変形を
防止しエンジンの高出力化が図られている。
考案が解決しようとする問題点
本考案はかかる内冷ピストン式２サイクルエン
ジンの高出力化を図ろうとするもので、掃気通路
の出口を大きくして掃気効果を向上せしめた高出
力な内冷ピストン式２サイクルエンジンを提供す
ることを目的とするものである。
ジンの高出力化を図ろうとするもので、掃気通路
の出口を大きくして掃気効果を向上せしめた高出
力な内冷ピストン式２サイクルエンジンを提供す
ることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段
即ち、本考案は、ピストン内空部よりピストン
ピンボス部の周囲に設けたポートを通ると共にシ
リンダ壁面に入口と出口とを形成した掃気通路を
通してシリンダ燃焼室内に混合気を掃入する内冷
ピストン式２サイクルエンジンにおいて、シリン
ダ壁面に開口する掃気通路の出口にピストンリン
グの飛出防止及び混合気整流用リブを設け、この
リブを入口の上部より出口にわたつて形成したこ
とを特徴とするものである。
ピンボス部の周囲に設けたポートを通ると共にシ
リンダ壁面に入口と出口とを形成した掃気通路を
通してシリンダ燃焼室内に混合気を掃入する内冷
ピストン式２サイクルエンジンにおいて、シリン
ダ壁面に開口する掃気通路の出口にピストンリン
グの飛出防止及び混合気整流用リブを設け、この
リブを入口の上部より出口にわたつて形成したこ
とを特徴とするものである。
作 用
従つて、本考案の構成によれば、シリンダ壁面
の掃気通路出口にリブを設けて掃気通路の出口開
口を大きくした場合の不都合をなくすと共に掃気
混合気を整流して掃気効果を向上してエンジンの
高出力化を図ることができる。
の掃気通路出口にリブを設けて掃気通路の出口開
口を大きくした場合の不都合をなくすと共に掃気
混合気を整流して掃気効果を向上してエンジンの
高出力化を図ることができる。
実施例
以下に本考案を図面の実施例に従つて説明す
る。
る。
図は本考案による内冷ピストン式２サイクルエ
ンジンのシリンダを示し、混合気は第２図に示す
如く、ピストン内空部よりピストンピンボス部の
周囲に設けたポートを通つてシリンダの掃気通路
１に入る。この掃気通路１はシリンダの壁面に入
口２と出口３とを形成しており、この出口３の開
口方向は、第３図からわかるように排気口４と反
対側、即ち図の右側の方にシリンダ中心部に対し
て偏向していて混合気の導入と排気とを円滑に行
うよう構成されている。また掃気通路１の入口２
の上部より出口３にわたつてリブ５を形成してい
る。このリブは掃気通路１の出口３を大きくした
場合のピストンリングの飛出を防止するためと混
合気の整流のために設けたものである。本実施例
では入口２の実効開口面積を大きくする為にリブ
５を入口２の上部から設けているが、下部まで延
設しても良い。また、リブ５の入口側端部は、混
合気の流れを乱さぬように流線形に設けると一層
好適である。
ンジンのシリンダを示し、混合気は第２図に示す
如く、ピストン内空部よりピストンピンボス部の
周囲に設けたポートを通つてシリンダの掃気通路
１に入る。この掃気通路１はシリンダの壁面に入
口２と出口３とを形成しており、この出口３の開
口方向は、第３図からわかるように排気口４と反
対側、即ち図の右側の方にシリンダ中心部に対し
て偏向していて混合気の導入と排気とを円滑に行
うよう構成されている。また掃気通路１の入口２
の上部より出口３にわたつてリブ５を形成してい
る。このリブは掃気通路１の出口３を大きくした
場合のピストンリングの飛出を防止するためと混
合気の整流のために設けたものである。本実施例
では入口２の実効開口面積を大きくする為にリブ
５を入口２の上部から設けているが、下部まで延
設しても良い。また、リブ５の入口側端部は、混
合気の流れを乱さぬように流線形に設けると一層
好適である。
考案の効果
以上の実施例からも判るように、本考案の構成
によれば、シリンダの壁面に入口と出口を形成し
た掃気通路において、その出口にピストンリング
の飛出防止及び混合気整流用リブを形成したの
で、従来内冷ピストン式２サイクルエンジンで困
難とされていた掃気通路を大きくしてエンジンの
高出力化を図れると共に掃気の方向性を強くして
掃気効果を上げることができ、ピストンリングの
異常摩耗や折損等を防止しつつエンジン性能を向
上せしめることができる。
によれば、シリンダの壁面に入口と出口を形成し
た掃気通路において、その出口にピストンリング
の飛出防止及び混合気整流用リブを形成したの
で、従来内冷ピストン式２サイクルエンジンで困
難とされていた掃気通路を大きくしてエンジンの
高出力化を図れると共に掃気の方向性を強くして
掃気効果を上げることができ、ピストンリングの
異常摩耗や折損等を防止しつつエンジン性能を向
上せしめることができる。
図面は本考案の一実施例エンジンのシリンダを
示すもので第１図はその縦断断面図、第２図は第
１図の−矢視断面図、そして第３図は第１図
の−矢視断面図である。 １……掃気通路、２……入口、３……出口、５
……リブ。
示すもので第１図はその縦断断面図、第２図は第
１図の−矢視断面図、そして第３図は第１図
の−矢視断面図である。 １……掃気通路、２……入口、３……出口、５
……リブ。
Claims (1)
- シリンダの壁面に入口と出口とを形成した掃気
通路を備え、ピストン内空部よりピストンピンボ
ス部の周囲に設けたポート及び前記掃気通路を通
してシリンダ燃焼室内に混合気を掃入する前記出
口にピストンリングの飛出防止及び混合気整流用
リブを設け、該リブを前記入口の上部より前記出
口にわたつて形成したことを特徴とする内冷ピス
トン式２サイクルエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985109622U JPH0216034Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985109622U JPH0216034Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6218330U JPS6218330U (ja) | 1987-02-03 |
| JPH0216034Y2 true JPH0216034Y2 (ja) | 1990-05-01 |
Family
ID=30987882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985109622U Expired JPH0216034Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0216034Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59173518A (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-01 | Nippon Clean Engine Res | 層状掃気二サイクル内燃機関 |
-
1985
- 1985-07-19 JP JP1985109622U patent/JPH0216034Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59173518A (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-01 | Nippon Clean Engine Res | 層状掃気二サイクル内燃機関 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6218330U (ja) | 1987-02-03 |
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