JPH02158353A - サーマルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〉 本発明はラインサーマルヘッドを用いたサーマルプリン
タに関する。

（従来の技術） ラインサーマルヘッドを用いたプリンタではプリント幅
が一定しており、その幅に合せた連続感熱紙が用いられ
ているので、原稿のサイズによっては感熱紙の無駄が太
き（なる。この無駄をなくすには色々なサイズの枚葉紙
を用い得るようにすればよいが、次のような問題があっ
て、数種のサイズの感熱枚葉紙を用い得るラインサーマ
ルヘッドを用いたサーマルプリンタは存在しない。

ラインサーマルヘッドではどの素子が発熱するかは原稿
内容或はプリントパターン信号出力側の信号によって決
まるので、枚葉紙を用いる場合、サイズ選定を誤ってプ
リントパターンの幅が予定より大きいことがあり、この
ようなときは用紙幅の外に位置する発熱素子でも発熱せ
しめられることがある。或は用紙サイズの選択は正しく
ても、プリントパターンの幅が紙幅−杯になっており、
かつプリントパターン信号の全体位置が少し横にずれる
と云うことがよくあり、このようなときも、用紙外の発
熱素子が発熱せしめられることがある。このように下に
感熱紙がない状態で発熱素が通電発熱せられると、その
素子は過熱状態となり、このようなことが繰返されると
その素子の断線が早められる。用紙幅の端の付近に位置
する幾つかの発熱素子は常に上述した空炉きを受ける可
能性があり、ラインサーマルヘッドで複数種のサイズの
枚葉紙の両縁に当る付近の発熱素子が早く寿命が尽き、
プリントに縦に白抜けの線が入るようになる。このよう
になったときラインサーマルヘッドは断線した素子だけ
取換えると云うことができず、ヘッド全体を交換せねば
ならないから、用紙の無駄がなくなる反面、プリンタの
保守費が高（なると云う問題がある。また枚葉紙を用い
る場合、サーマルヘッドの下を用紙前端が通過する前或
は後端が通過した後でもプリント信号が入力されて発熱
素子が空炉されるおそれがある。

（発明が解決しようとする課題） 本発明はサーマルヘッドの寿命を格別短縮するおそれの
ないようにした複数サイズの枚葉紙を任意に切換え使用
できるラインサーマルヘッドを用いたザヘマルプリンタ
を提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段） サイズの異る複数種の感熱枚葉紙を格納しておく手段と
、これら格納されている枚葉紙から指定サイズの枚葉紙
をラインサーマルヘッドの下へ給送する手段と、ライン
サーマルヘッドの用紙進入側の位置に配置された用紙検
出手段と、制御手段とを備え、同制御手段によって枚葉
紙のサイズ指定操作に連動して発ぜられる信号によって
ラインサーマルヘッドの両端側の所定範囲内発熱素子の
通電を禁止すると共に、上記用紙検出手段による用紙検
出信号の立上りより一つの一定時間経過前および、用紙
検出信号の立下りより他の一定時間経過後はラインサー
マルヘッドへの通電を禁止するようにした。

（作用） 連続感熱紙を用いる場合は用紙が予めサーマルヘッドの
下に入っているから、プリンタの用紙駆動が開始されれ
ば何時サーマルヘッド通電信号が入力されても支障はな
く、何時入力停止してもよいが、枚葉紙の場合、当初用
紙はサーマルヘッドの下にな（、用紙通過後もサーマル
ヘッドの下に用紙がない。従ってプリンタの用紙供給動
作が開始されても、用紙がサーマルヘッドの下に来る迄
はサーマルヘッドに通電させると発熱素子が空炉になる
。用紙がサーマルヘッドの下を通過した後も同様である
。本発明ではサーマルヘッドの手前で用紙を検出し、そ
の検出信号の立上りより一定時間経つまではサーマルヘ
ッドへの通電を禁止しているから、発熱素子空炉の心配
はない。用紙後端に関しても、用紙検出信号の立下りか
ら一定時間後はサーマルヘッド通電を禁止するので発熱
素子の空炉の心配はない。用紙幅に関しては用紙のサイ
ズ指定操作により発せられる信号によって用紙幅に応じ
てラインサーマルヘッドの両端側の一定範囲の通電を禁
止するので、プリントパターンが用紙の幅よりはみ出し
て発熱素子が空炉されると云う心配もな（なる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例装置の全体構成を示ず。Ａ３
．Δ４．Ｂ４．Ｂ５は夫々枚葉感熱紙を収納するトレー
で、図の符号と同じサイズ表示の感熱紙が収納されてお
り、プリンタ本体の棚に挿入されている。ｐ１〜ｐ４は
挿入された各トレーのサイズを検知するりミットスイッ
ヂで、トレーが挿入されるとオン状態となる。各トレー
に収納された感熱紙の上面に接するように繰出しロール
ｒ１〜ｒ４が設けられ、これらのロールは給紙制御装置
５からの信号により各別に駆動されるようになっている
。１０は対をなすニップロールで各サイズのトレーから
繰出された用紙をプリント位置まで移送する経路の途中
に設けられており、これらは−斉に駆動されるようにな
っている。１１は各サイズの用紙に共通の一対のニップ
ロールで用紙のプリント位置への入口側に設けられてい
る。１２はラインサーマルヘッドで１３はプラテンロー
ルである。ラインサーマルヘッド１２は通常プラテンロ
ール１３より引」二げられており、用紙がサーマルヘッ
ド１２の下にある間だけ下っているように駆動される。

１４は用紙排出用のニップロールである。２０は用紙通
路を示す腺で、ニップロール１１とプラテンロール１３
との間において、用紙通路２０をはさんて光源１５と受
光素子１６が配置されていて用紙の存在を検知するよう
になっている。

１はプリントパターンの信号の供給源であるコンピュー
タとプリンタとを接続するケーブルである。制御装置２
はコンピュータから送られて来る信号を用紙サイズ指定
信号とプリントパターンの画像信号とに選別する。これ
ら両信号は予めサイズ指定信号が来てその後画像信号が
来るようにコンピュータの方で規制されている。制御装
置２はサイズ指定信号を選別し、指定サイズを判定して
それを記憶すると共に給紙制御装置５に信号を送り、指
定サイズの用紙トレーに対応する繰出しロール（ｒｌ〜
ｒ４の何れか）を−時的に駆動せしめ、−枚の感熱紙を
ニップロール１０に届（まで繰出さぜる。ニップロール
１０の全部および１１．１４は一斉に回転させてあり、
繰出された感熱紙はニップロール１４て排出されるまで
進行して行く。この間受光素１６の出力は感熱紙が下を
通ると入射光が遮断され、用紙検出信号を出力する。制
御装置２はこの信号の立上りを検出し、感熱紙の先端が
サーマルヘッド１２とプラテンロール１３の間に進入す
るまでの所要時間よりわづか長く設定しである遅れ時間
の後、サーマルヘッド１２を降下させ、コンピュータに
信号を送ってプリントパターンの画像信号の発信を許可
する。

そこでコンピュータから画像信号が送られて来てサーマ
ルヘッドが付勢されプリントが開始される。感熱紙の後
端が受光素子１６の下を通過すると、用紙検出信号は立
下り、この立下りを制御装置２が検出すると、この実施
例では直ちにコンピュータに画像信号の発信を停止さぜ
、サーマルヘッド１２の付勢を停止する。プリントが継
続される場合はその後コンピュータから継続の信号が送
られ、その信号によって制御装置２は上述した動作を繰
帰返す。

第２図はラインサーマルヘッドの両端の発熱禁止区域を
設定する回路を示す。Ｔが個々の発熱素子でゲート素子
ｇを介して電源の一方の端子に接続されている。使用さ
れる最小サイズの用紙の幅内に納まる中央の多数の発熱
素子は直接電源の他方の端子に接続され、その他のライ
ンサーマルヘッドの両側の素子群は幾つかのグループに
分けられ、グループ毎にスイッチ素子３１〜Ｓ３を介し
て電源の他方の端子に接続されている。Ｂはバッファレ
ジスタで一列分の画像信号を取込みラッチ回路Ｒは読込
みパルスによりバッファレジスタＢの出力を読込み、出
力パルスによってゲート素子ｇを画像信号に応じて開閉
する。これｌこよって所定の発熱素子に通電される。制
御装置はサイズ指定信号を選別判定すると、指定サイズ
に応じて、サイズがＡ３の場合はスイッチＳ１〜Ｓ３は
全部導通、サイズが８４のときはＳｌのみ遮断、サイズ
がＡ　４．のときはＳｌ、Ｓ２を遮断、サイズがＢ５の
ときはＳ１〜Ｓ２．Ｓ３全部を遮断し、この導通遮断の
状態を一連のプリント動作が完了するまで継続する。本
発明の実施については、第１図に於てトレーを同一場所
に差換えて使用し、装置をコンパクトに構成することが
できる。この場合リミットスイッチは用紙サイズの発信
源さして利用される。

（発明の効果） ラインサーマルヘッドを用いたプリンタは従来連続感熱
紙を用いておりプリントされるパターンと用紙との大き
さが不整合な場合が多く感熱紙の無駄が多かったが、本
発明によれば枚葉紙を用いるのでプリントパターンの大
小によって用紙サイズを選択でき、感熱紙の無駄が減少
し、しかもそのためにサーマルヘッドの寿命を短縮する
と云うおそれもなく、プリンタの維持費を切下げること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例装置の構成図、第２図は同実
施例の要部の回路図である。 １・・・信号ケーブル、２・・・制御装置、５・・・給
紙制御装置、１０．１１．１４・・・ニップロール、１
２・・・ラインサーマルヘッド、１３・・・プラテンロ
ール、１５・・・光源、１６・・・受光素子、ｒ１〜ｒ
４・・・繰出しロール、ｐ１〜ｐ４・・・リミットスイ
ッチ、Ａ３、Ａ４．Ｂ４．Ｂ５・・・感熱紙収納トレー
、Ｔ・・・発熱素子、ｇ・・・ゲート素子、８１〜Ｓ３
・・・スイッチ素子、Ｒ・・・ラッチ回路、Ｂ・・・バ
ッファレジスタ。 代理人　　弁理士　縣　　浩　介

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ラインサーマルヘッドと、サイズの異る複数種の感熱枚
   葉紙を格納しておく手段と、これら格納されている枚葉
   紙から指定サイズの枚葉紙を上記ラインサーマルヘッド
   の下へ給送する手段と、上記ラインサーマルヘッドの用
   紙進入側に配置された用紙検出手段と、制御手段とを備
   え、同制御手段によって、指定された枚葉紙のサイズに
   応じて上記ラインサーマルヘッドの両端側の所定範囲の
   発熱素子の通電を禁止すると共に、上記用紙検出手段に
   よる用紙検出信号の立上りより一つの一定時間経過前お
   よび、上記信号の立下りより他の一定時間経過後はライ
   ンサーマルヘッドの全発熱素子の通電を禁止するように
   したことを特徴とするサーマルプリンタ。