JPH02157727A - 液晶配向膜用組成物、これを用いた液晶配向膜および液晶表示素子 - Google Patents

液晶配向膜用組成物、これを用いた液晶配向膜および液晶表示素子

Info

Publication number
JPH02157727A
JPH02157727A JP31258888A JP31258888A JPH02157727A JP H02157727 A JPH02157727 A JP H02157727A JP 31258888 A JP31258888 A JP 31258888A JP 31258888 A JP31258888 A JP 31258888A JP H02157727 A JPH02157727 A JP H02157727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
composition
oriented film
pretilt angle
alignment film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31258888A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kawakami
正洋 川上
Shunichiro Uchimura
内村 俊一郎
Naoki Okuda
直紀 奥田
Hisao Yokokura
久男 横倉
Teruo Kitamura
輝夫 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP31258888A priority Critical patent/JPH02157727A/ja
Publication of JPH02157727A publication Critical patent/JPH02157727A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶配向膜用組成物、これを用いた液晶配向膜
および液晶表示素子に関する。
〔従来の技術〕
従来、大型デイスプレィ用液晶表示素子には、視覚特性
をよ(するためにSTN (スーパーツイステッドネマ
チック)方式が用いられている。これはセル内での液晶
分子の長軸方向が240〜260@ねじれた方式(24
0〜260’ツイスト)である。これらのSTN方式素
子の配向膜には、液晶分子と、配向膜が形成されている
ガラス基板のなす度(プレチルト角)が5′以上となる
材料が必要である。
しかし、従来のポリイミド系高プレチルト角配向膜では
、ラビング強度によるプレチルト角の変動が大きく、液
晶表示素子を安定に作製できないという問題があった。
また液晶表示素子は、液晶封入後、液晶のネマチック−
アイソトロピック転移温度(T s l)付近の温度で
エージングされるが、従来のポリイミド系高プレチルト
角配向膜では、エージングによってもプレチルト角が変
動し、表示品質の劣化を招いていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、前記の従来技術の欠点をなくし、ラビ
ング強度やエージングによってプレチルト角が変動しな
い安定した高プレチルト角液晶配向膜用組成物、これを
用いた液晶配向膜および液晶表示素子を提供するもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前記従来技術の欠点に鑑み、鋭意研究し
た結果、特定のポリイミドを液晶配向膜として用いると
、ラビング強度によってプレチルト角が変動せず、かつ
液晶封入後のエージングでもプレチルト角が変動しない
ことを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、(a)1.8−ジアミノオクタン、
(b)一般式(I) (式中、Rは直接結合または二価の有機基、R1は水素
または一価の炭化水素基を意味する)で表されるジアミ
ン化合物および(C)一般式(II)O0 O0 (式中、R1は四価の炭化水素基を意味する)で表され
るテトラカルボン酸二無水物を溶媒中で反応させて得ら
れるポリアミド酸を含んでなる液晶配向膜用組成物、該
組成物から形成される液晶配向膜および液晶に面し、電
極が設けられた液晶挟持基板上に前記液晶配向膜を有す
る液晶表示素子に関する。
本発明に用いられる前記一般式(I)で表されるジアミ
ン化合物(b)としては、例えば4,41ジアミノジフ
エニル、4,41−ジアミノジフェニルエーテル、44
1−ジアミノジフェニルスルフィド、4,49−ジアミ
ノジフェニルスルホン、4.49−ジアミノジフェニル
メタン、これらの化合物の3.3′の位置にメチル基、
エチル基などを付加したものなどが挙げられる。これら
は1種または2種以上併用して使用することができる。
本発明に用いられる前記一般式(II)で表されるテト
ラカルボン酸二無水物(C)としては、ピロメリット酸
二無水物、3.3’、4,4°−ジフェニルテトラカル
ボン酸二無水物、3.3’、4゜4′−ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物、3.3’、4.4’−ジシ
クロへキシルテトラカルボン酸二無水物などが挙げられ
、これらは1種または2種以上併用して使用することが
できる。
本発明におけるポリアミド酸は、(aH,8−ジアミノ
オクタン、(b)前記一般式(I)で表されるジアミン
化合物および(C)前記一般式(If)で表されるテト
ラカルボン酸二無水物を溶媒中で反応させて得られる。
この際の1,8−ジアミノオクタンの使用量は、全ジア
ミン成分に対して80〜95モル%、より好ましくは9
0モル%、また前記一般式(I)で表されるジアミン化
合物の使用量は、全ジアミン成分に対して5〜20モル
%、より好ましくはl0モル%とするのが好ましい。ま
た前記ジアミン成分の総モル数と、テトラカルボン酸二
無水物のモル数とをほぼ等モルにして反応させることが
好ましい。
反応に用いられる溶媒としては、不活性溶媒で、前記単
量体のすべてを溶解する必要はないが、生成するポリア
ミド酸を溶解するものが好ましく、例えばN−メチル−
2−ピロリドン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、
N−ジエチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘ
キサメチルホスホルアミド、テトラメチルスルホン、1
,4−ジオキサンなどが挙げられ、これらは1種または
2種以上併用して用いられる。これらの溶媒の他に、ガ
ラス基板へのぬれ性をよくするための溶媒を、反応前ま
たは反応終了後に添加することもできる。
該溶媒として例えばブチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブアセテート、キシレン、トルエンなどが用いられる。
前記反応で得られたポリアミド酸は、加熱(例えば10
0〜400°C)および/または化学的処理(例えば無
水酢酸処理)によって脱水閉環され、ポリイミドとなる
本発明のポリアミド酸を含む液晶配向膜用組成物は、例
えば、あらかじめI To (Indium Tin 
0xtde)等の透明電極が形成されたガラス基板上に
塗布され、乾燥閉環させてポリイミド層とされる。
塗布方法としては、浸漬法、印刷法、吹付は法等の方法
が用いられる。脱水閉環温度は150〜400°C1好
ましくは150〜300 ’Cの範囲で任意に選択する
ことができる。また加熱時間は1分〜6時間、好ましく
は1分〜3時間とされる。
該ポリイミド層には、ガラス基板とポリイミド層との密
着性をよくするために、この間にシランカップリング剤
またはチタンカップリング剤を用いてもよい。
このようにして形成されたポリイミド層は、表面をラビ
ングすることによって液晶配向膜として用いられる。液
晶配向膜を有する液晶挟持基板を用いて公知の方法によ
り液晶表示素子を得ることができる。
本発明の液晶配向膜用組成物を用いて得られる液晶配向
膜は、240〜260mのツイスト角を有するSTN方
法の液晶表示素子に特に適している。
〔実施例] 以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1 1.8−ジアミノオクタン13.68 g (0,09
5モル)および4,49−ジアミノジフヱニルエーテル
Ig(0,005モル)にN−メチル−2−ピロリドン
250gを添加し、充分撹拌した後、3.3’、4.4
’−ジフェニルカルボン酸二無水物29.4g(0,1
モル)を加え、50°Cで5時間反応させたところ、淡
黄色の粘稠な液体となった。
この溶液の粘度を調節して2枚のITO透明電掻付ガラ
ス基板上にスピンナー塗布し、250℃で1時間加熱し
、溶媒の除去およびポリアミド酸の脱水閉環を行ない、
厚さ500人のポリイミド層を形成した。2枚のガラス
基板上のこの層の表面をラビングロールの基板に対する
切り込み景を0、25 mmとして、ラビング処理して
液晶配向膜とし、これをアンチパラレルになるように2
枚のポリイミド層を対向させて組合わせ、周りをエポキ
シ系シール剤で封止し、内部に液晶ZLI−1132(
メルク社製商品名)を封入し、液晶セルを形成した。該
セルのプレチルト角をレーザー光を用いて測定したこと
ろ、プレチルト角は6,2°であり、240°ツイスト
の液晶表示素子用配向膜の必要条件を満たしていた。
同様に切り込み量を0.40++mとし、ラビング処理
をした場合もプレチルト角は6.5″′であり、240
°ツイストの液晶表示素子用配向膜の必要条件を満たし
ていた。
またこの両者の液晶セルを液晶ZLI−1132のTN
I(71°C)以上の温度である1 00 ”Cで1時
間加熱した後、プレチルト角を測定したが、それぞれ6
.2@と6.5°であり、変化がなかった。
次に前記溶液を用いて前記と同様の方法で640X20
0ドツトになるようにITO透明電極が形成されたポリ
イミド層を形成し、この層の表面を切り込み量を0.2
5mmとして240°ツイストになるようにラビング処
理し、セルを組み立てて上記の液晶を封入し、液晶表示
素子を形成した。
同様に切り込み量を0.40m5+とし、240°ツイ
ストになるようにラビング処理をしてセルを組み立て、
上記の液晶を注入し、液晶表示素子を形成した。
該両液晶表示素子は、640X200ドツトで駆動でき
、コントラストが良好で高表示品質であった。
実施例2 1.8−ジアミノオクタン11.52 g (0,08
モル)および4,4′−ジアミノジフェニルエーテル4
g(0,02モル)にN−メチル−2−ピロリドン25
5gを添加し充分撹拌した後、3.3+、4.4t−ジ
フェニルカルボン酸二無水物29.4g(0,1モル)
を加え、50℃で5時間反応させたところ、淡黄色の粘
稠な液体となった。
この溶液を用いて実施例1と同様な方法で処理し、液晶
セルを形成した。ラビングロールの基板に対する切り込
み量を0.25 mmおよび0.40mcaとした場合
のプレチルト角を測定したところ、それぞれ5.5°、
5.7°であった。この両液晶セルを100 ’Cで1
時間加熱した後、プレチルト角を測定したが、それぞれ
5.5”、5.7’であり、プレチルト角に変化はなか
った。
さらにこの溶液を用いて実施例1と同様にして切り込み
量を0.25 nu++および0.40ma+とじた場
合の液晶表示素子を形成したが、両液晶表示素子は、高
コントラストで高表示品質であった。
〔発明の効果〕
本発明の液晶配向膜用組成物によれば、ラビング強度を
変えてもプレチルト角が変動せず、5゜以上となる液晶
配向膜を形成することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)1,8−ジアミノオクタン、 (b)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは直接結合または二価の有機基、R^1は水
    素または一価の炭化水素基を意味する)で表されるジア
    ミン化合物および (c)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^2は四価の炭化水素基を意味する)で表さ
    れるテトラカルボン酸二無水物を溶媒中で反応させて得
    られるポリアミド酸を含んでなる液晶配向膜用組成物。 2、全ジアミン成分に対して1,8−ジアミノオクタン
    の使用量を80〜95モル%、一般式( I )で表され
    るジアミン化合物の使用量を5〜20モル%とした請求
    項1記載の液晶配向膜用組成物。 3、請求項1または2記載の液晶配向膜用組成物から形
    成される液晶配向膜。 4、液晶に面し、電極が設けられた液晶挟持基板上に、
    請求項1または2記載の液晶配向膜用組成物から得られ
    る液晶配向膜を有する液晶表示素子。
JP31258888A 1988-12-09 1988-12-09 液晶配向膜用組成物、これを用いた液晶配向膜および液晶表示素子 Pending JPH02157727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31258888A JPH02157727A (ja) 1988-12-09 1988-12-09 液晶配向膜用組成物、これを用いた液晶配向膜および液晶表示素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31258888A JPH02157727A (ja) 1988-12-09 1988-12-09 液晶配向膜用組成物、これを用いた液晶配向膜および液晶表示素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02157727A true JPH02157727A (ja) 1990-06-18

Family

ID=18031009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31258888A Pending JPH02157727A (ja) 1988-12-09 1988-12-09 液晶配向膜用組成物、これを用いた液晶配向膜および液晶表示素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02157727A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6495221B1 (en) 1997-07-31 2002-12-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Chemisorptive substance, aligned liquid-crystal film and liquid-crystal display element both made by using the same, and processes for producing these

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6495221B1 (en) 1997-07-31 2002-12-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Chemisorptive substance, aligned liquid-crystal film and liquid-crystal display element both made by using the same, and processes for producing these

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI422616B (zh) A liquid crystal alignment agent and a liquid crystal display device using the liquid crystal display device
JP5428336B2 (ja) 塗布液並びにそれを用いた液晶配向膜及び液晶表示素子
JPWO2004021076A1 (ja) 液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示素子
TW201520244A (zh) 液晶配向劑、液晶配向膜和液晶顯示元件
CN105385457B (zh) 液晶取向剂、液晶取向膜以及液晶显示元件
WO2010047316A1 (ja) 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子
JPH02157727A (ja) 液晶配向膜用組成物、これを用いた液晶配向膜および液晶表示素子
JP2729618B2 (ja) 液晶素子
JP2017097024A (ja) 液晶配向剤、液晶配向膜及びその製造方法、液晶素子、重合体並びに化合物
JP2916786B2 (ja) 液晶配向膜用組成物および液晶装置
JP2893790B2 (ja) 液晶配向膜用組成物,液晶配向膜,液晶配向膜の製造法,液晶挾持基板および液晶表示素子
JPH0634979A (ja) 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜の製造法、液晶配向膜、液晶挾持基板および液晶表示素子
JP2979759B2 (ja) 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜、液晶挾持基板および液晶表示素子
JP2852789B2 (ja) 液晶配向膜用組成物
JPH06194670A (ja) 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜の製造法、液晶配向膜、液晶挾持基板および液晶表示素子
JP2729619B2 (ja) 液晶配列制御膜
JP5326355B2 (ja) 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子
JPH03164714A (ja) 液晶配向膜用組成物,液晶配向膜の製造法,液晶配向膜および液晶表示素子
JPH06337425A (ja) 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜の製造法、液晶配向膜、液晶挟持基板および液晶表示素子
JPH06186572A (ja) 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜の製造法、液晶配向膜、液晶挾持基板および液晶表示素子
JPS6378130A (ja) 液晶表示素子
JPH075472A (ja) 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜の製造法、液晶配向膜、液晶挾持基板および液晶表示素子
JPH03216620A (ja) 液晶配向膜用組成物,液晶配向膜,液晶挾持基板および液晶表示素子
JPH06186571A (ja) 液晶配向膜用組成物、液晶配向膜の製造法、液晶配向膜、液晶挾持基板および液晶表示素子
TW202126796A (zh) 液晶調光元件