JPH02157510A - 汚泥の焼却処理方法および汚泥焼却炉 - Google Patents
汚泥の焼却処理方法および汚泥焼却炉Info
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- JPH02157510A JPH02157510A JP31264788A JP31264788A JPH02157510A JP H02157510 A JPH02157510 A JP H02157510A JP 31264788 A JP31264788 A JP 31264788A JP 31264788 A JP31264788 A JP 31264788A JP H02157510 A JPH02157510 A JP H02157510A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は、泥水、水道用原水などの被処理原水に粉末活
性炭を添加して処理した後、粉末活性炭を含む汚泥と処
理水とに分離し、この汚泥を脱水ケーキとし気流乾燥し
た後、焼却処理する方法において、粉末活性炭を効率よ
く再生するか、または再生と製造とを同時に行う汚泥の
焼却処理方法、およびこの方法を実施するのに用いる汚
泥焼却炉に関するものである。
性炭を添加して処理した後、粉末活性炭を含む汚泥と処
理水とに分離し、この汚泥を脱水ケーキとし気流乾燥し
た後、焼却処理する方法において、粉末活性炭を効率よ
く再生するか、または再生と製造とを同時に行う汚泥の
焼却処理方法、およびこの方法を実施するのに用いる汚
泥焼却炉に関するものである。
(従来の技術〕
下水処理場や浄水場における原水の高度処理技術として
、粉末活性炭が使用されるケースが多くなっている。し
かし、使用済粉末活性炭の再生にコストが多くかかるの
で、現状では、使い捨てを前提に粉末活性炭が使用され
ている。とくに、粉末活性炭が他の固形物と水分とを多
く同伴している場合、再生処理するためには、乾燥と分
離操作とが不可欠であり、技術的課題も多い。
、粉末活性炭が使用されるケースが多くなっている。し
かし、使用済粉末活性炭の再生にコストが多くかかるの
で、現状では、使い捨てを前提に粉末活性炭が使用され
ている。とくに、粉末活性炭が他の固形物と水分とを多
く同伴している場合、再生処理するためには、乾燥と分
離操作とが不可欠であり、技術的課題も多い。
従来、粉末活性炭の製造方法として、1978年9月1
日に■講談社から発行された「活性炭−基礎と応用」1
13頁〜115頁に、旋回流動炉を用いてわ)末活性炭
を製造する方法が記載されている。
日に■講談社から発行された「活性炭−基礎と応用」1
13頁〜115頁に、旋回流動炉を用いてわ)末活性炭
を製造する方法が記載されている。
また、特開昭55−126522号公報には、熱ガスに
より再生室内で活性炭を流動化させながら再生する活性
炭再生装置が開示されている。
より再生室内で活性炭を流動化させながら再生する活性
炭再生装置が開示されている。
さらに、特開昭59−83921号公報には、乾燥機、
燃焼室および再生室を有する再生炉と、脱臭炉とからな
る廃活性炭再生装置が開示されている。
燃焼室および再生室を有する再生炉と、脱臭炉とからな
る廃活性炭再生装置が開示されている。
上記の「活性炭−基礎と応用Jに記載された方法では、
粉末活性炭の製造に原料粉炭、空気の他に水蒸気が必要
なため、通常、ボイラを必要とする。また、本炉だけで
は、含水老廃粉末活性炭の再生炉として適用できない。
粉末活性炭の製造に原料粉炭、空気の他に水蒸気が必要
なため、通常、ボイラを必要とする。また、本炉だけで
は、含水老廃粉末活性炭の再生炉として適用できない。
また、特開昭55−126522号公報記載の方式では
、活性炭の賦活に必要な水庫気は、含水老廃粉末活性炭
の同伴水の炉内での蒸発により発生させている。このた
め、炉内での活性炭の滞留時間を長くする必要があり、
炉体が大きくなるという不都合点がある。また、熱風発
生炉(燃焼炉)と再生炉とが別設方式であるので、さら
に装置が大型化する。
、活性炭の賦活に必要な水庫気は、含水老廃粉末活性炭
の同伴水の炉内での蒸発により発生させている。このた
め、炉内での活性炭の滞留時間を長くする必要があり、
炉体が大きくなるという不都合点がある。また、熱風発
生炉(燃焼炉)と再生炉とが別設方式であるので、さら
に装置が大型化する。
また、特開昭59−83921号公帳記載の方式では、
乾燥排ガスの燃焼脱臭処理が必要で、コストアンプにつ
ながるという不都合がある。
乾燥排ガスの燃焼脱臭処理が必要で、コストアンプにつ
ながるという不都合がある。
本発明は上記の諸点に漏みなされたもので、気流乾燥機
と熱交換器とで増湿加熱空気をつくり、この増湿加熱空
気を用いてボイラおよび脱臭装置を必要とすることなく
、粉末活性炭を再生するか、または再生と製造とを同時
に行うことができる汚泥の焼却処理方法、およびこの方
法を実施するのに用いられる汚泥焼却炉を提供すること
を目的とするものである。
と熱交換器とで増湿加熱空気をつくり、この増湿加熱空
気を用いてボイラおよび脱臭装置を必要とすることなく
、粉末活性炭を再生するか、または再生と製造とを同時
に行うことができる汚泥の焼却処理方法、およびこの方
法を実施するのに用いられる汚泥焼却炉を提供すること
を目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明の汚泥の焼却処理
方法は、図面を参照して説明すれば、被処理原水に粉末
活性炭を添加しつつ処理槽2に導き、この処理槽内で物
理的吸着処理を施した後、沈澱池3に導いて処理水と、
粉末活性炭を含む汚泥とに分離し、ついでこの汚泥を脱
水して脱水ケーキとし、この脱水ケーキを気流乾燥した
後、焼却処理する汚泥の焼却処理方法において、含水粉
末活性炭を含む脱水ケーキを加熱空気を熱風源として気
流乾燥するとともに、乾燥排ガスを熱媒体として気流乾
燥機5に循環使用して、水蒸気濃度の高い増湿加熱空気
をつくり、この増湿加熱空気を1次燃焼炉6および2次
燃焼炉7の燃焼用空気として使用して、粉末活性炭を再
生するものである。
方法は、図面を参照して説明すれば、被処理原水に粉末
活性炭を添加しつつ処理槽2に導き、この処理槽内で物
理的吸着処理を施した後、沈澱池3に導いて処理水と、
粉末活性炭を含む汚泥とに分離し、ついでこの汚泥を脱
水して脱水ケーキとし、この脱水ケーキを気流乾燥した
後、焼却処理する汚泥の焼却処理方法において、含水粉
末活性炭を含む脱水ケーキを加熱空気を熱風源として気
流乾燥するとともに、乾燥排ガスを熱媒体として気流乾
燥機5に循環使用して、水蒸気濃度の高い増湿加熱空気
をつくり、この増湿加熱空気を1次燃焼炉6および2次
燃焼炉7の燃焼用空気として使用して、粉末活性炭を再
生するものである。
そして、本発明の方法は、含水粉末活性炭を含む脱水ケ
ーキを加熱空気を熱風源として気流乾燥するとともに、
乾燥排ガスを熱媒体として気流乾燥機5に循環使用して
、水蒸気濃度の高い増湿加熱空気をつくり、一方、気流
乾燥により乾燥された乾燥物を、旋回流式の1次燃焼炉
6を介して噴流床式または流動床式の2次燃焼炉7に供
給し、この噴流床式または流動床式の2次燃焼炉の底部
の一部から増湿加熱空気を供給して噴流層または流動層
を形成させるとともに、粉末活性炭を再生し、・噴流床
式または流動床式の2次燃焼炉7の底部の残部から再生
粉末活性炭を連続的に分級・回収するようにするもので
ある。
ーキを加熱空気を熱風源として気流乾燥するとともに、
乾燥排ガスを熱媒体として気流乾燥機5に循環使用して
、水蒸気濃度の高い増湿加熱空気をつくり、一方、気流
乾燥により乾燥された乾燥物を、旋回流式の1次燃焼炉
6を介して噴流床式または流動床式の2次燃焼炉7に供
給し、この噴流床式または流動床式の2次燃焼炉の底部
の一部から増湿加熱空気を供給して噴流層または流動層
を形成させるとともに、粉末活性炭を再生し、・噴流床
式または流動床式の2次燃焼炉7の底部の残部から再生
粉末活性炭を連続的に分級・回収するようにするもので
ある。
上記の本発明の方法において、粉末石炭を1次燃焼炉乙
の燃料として用いることにより、同時に粉末活性炭を製
造するようにすることもできる。
の燃料として用いることにより、同時に粉末活性炭を製
造するようにすることもできる。
また、本発明の方法を実施するのに用いる汚泥焼却炉は
、第3図に示すように、ほぼ鉛直方向に設置された噴流
床式または流動床式の2次燃焼炉7と、この噴流床式ま
たは流動床式の2次燃焼炉の上部にバッフル20を介し
て連設された気流式の3次燃焼炉10と、噴流床式また
は流動床式の2次燃焼炉7の下側部にほぼ水平方向に連
結された旋回流式の1次燃焼炉6とからなり、旋回流式
の1次燃焼炉は一端に汚泥・使用済粉末活性炭投入口2
3.1次空気供給口24およびバーナ16を有し、噴流
床式または流動床式の2次燃焼炉7は下部が二股状に分
割されて、一方が噴流層部26または流動層部、他方が
再生粉末活性炭分級・回収部8を形成し、気流式の3次
燃焼炉10は下側部に3次空気供給口28を、上部に排
ガス出口30を有するように形成されたものである。
、第3図に示すように、ほぼ鉛直方向に設置された噴流
床式または流動床式の2次燃焼炉7と、この噴流床式ま
たは流動床式の2次燃焼炉の上部にバッフル20を介し
て連設された気流式の3次燃焼炉10と、噴流床式また
は流動床式の2次燃焼炉7の下側部にほぼ水平方向に連
結された旋回流式の1次燃焼炉6とからなり、旋回流式
の1次燃焼炉は一端に汚泥・使用済粉末活性炭投入口2
3.1次空気供給口24およびバーナ16を有し、噴流
床式または流動床式の2次燃焼炉7は下部が二股状に分
割されて、一方が噴流層部26または流動層部、他方が
再生粉末活性炭分級・回収部8を形成し、気流式の3次
燃焼炉10は下側部に3次空気供給口28を、上部に排
ガス出口30を有するように形成されたものである。
この汚泥焼却炉において、旋回流式の1次燃焼炉乙の一
端に粉末石炭投入口22を設けて、粉末活性炭を同時に
製造可能なように構成することもできる。
端に粉末石炭投入口22を設けて、粉末活性炭を同時に
製造可能なように構成することもできる。
含水粉末活性炭を加熱空気を熱風源として気流乾燥し、
乾燥排ガスを熱媒体として循環使用することにより、水
蒸気濃度の高い増湿加熱空気をつくり、これを1次燃焼
炉6および2次燃焼炉7の燃焼用空気として使用すると
同時に、粉末活性炭の再生、または再生および製造のた
めの水蒸気源として使用する。
乾燥排ガスを熱媒体として循環使用することにより、水
蒸気濃度の高い増湿加熱空気をつくり、これを1次燃焼
炉6および2次燃焼炉7の燃焼用空気として使用すると
同時に、粉末活性炭の再生、または再生および製造のた
めの水蒸気源として使用する。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説
明、する。ただしこの実施例に記載されている構成機器
の形状、奄の相対配置などは、とくに特定的な記載がな
い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨の
ものではなく、単なる説明例にすぎない。
明、する。ただしこの実施例に記載されている構成機器
の形状、奄の相対配置などは、とくに特定的な記載がな
い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨の
ものではなく、単なる説明例にすぎない。
第1図は、本発明の汚泥の焼却処理方法を実施する装置
の一例を示し、粉末活性炭の再生のみを行う場合のフロ
ーシートである。
の一例を示し、粉末活性炭の再生のみを行う場合のフロ
ーシートである。
被処理原水を最初沈澱池1に導入して、固形物を除去し
た後、補給粉末活性炭と再生粉末活性炭とを添加して曝
気槽などの処理槽2に導き、BODなどを除去する。こ
の処理は、活性汚泥法による生物処理と、粉末活性炭の
物理的吸着処理が同時に行われるため、BODだけでな
く、CODも除去され、高度処理が可能である。なお、
原水が水道用原水の場合は、活性汚泥法による生物処理
を施すことなく、凝集剤による凝集処理と、粉末活性炭
による吸着処理とを同時に行わせることにより、物理・
化学処理が可能である。また、BODやCODの濃度が
低い原水の場合には、粉末活性炭による物理的吸着処理
のみとなる。処理槽2で処理された水は、最終沈澱池3
で汚泥および粉末活性炭を沈澱分離して最終処理される
。
た後、補給粉末活性炭と再生粉末活性炭とを添加して曝
気槽などの処理槽2に導き、BODなどを除去する。こ
の処理は、活性汚泥法による生物処理と、粉末活性炭の
物理的吸着処理が同時に行われるため、BODだけでな
く、CODも除去され、高度処理が可能である。なお、
原水が水道用原水の場合は、活性汚泥法による生物処理
を施すことなく、凝集剤による凝集処理と、粉末活性炭
による吸着処理とを同時に行わせることにより、物理・
化学処理が可能である。また、BODやCODの濃度が
低い原水の場合には、粉末活性炭による物理的吸着処理
のみとなる。処理槽2で処理された水は、最終沈澱池3
で汚泥および粉末活性炭を沈澱分離して最終処理される
。
最終沈澱池3で分離された粉末活性炭を含む汚泥は、脱
水機4で脱水処理される。F液を最初沈澱池1へ戻し、
脱水ケーキを気流乾燥機5へ送る。
水機4で脱水処理される。F液を最初沈澱池1へ戻し、
脱水ケーキを気流乾燥機5へ送る。
気流乾燥機5で含水率20重1%以下に乾燥された乾燥
物を、旋回流式の1次燃焼炉6へ送り、乾燥物中の揮発
性有機物を、−例として、約800°Cの還元雰囲気下
で熱分解させる。粉末活性炭は、固定炭素分を残留させ
た状態で、噴流床式または流動床式の2次燃焼炉7で、
水蒸気の多い雰囲気下で賦活効果により再生され、2次
燃焼炉7の炉底からの噴流作用または流動作用により、
撹拌・分級され(詳細は後述)、炉底から連続的に抜き
出される。
物を、旋回流式の1次燃焼炉6へ送り、乾燥物中の揮発
性有機物を、−例として、約800°Cの還元雰囲気下
で熱分解させる。粉末活性炭は、固定炭素分を残留させ
た状態で、噴流床式または流動床式の2次燃焼炉7で、
水蒸気の多い雰囲気下で賦活効果により再生され、2次
燃焼炉7の炉底からの噴流作用または流動作用により、
撹拌・分級され(詳細は後述)、炉底から連続的に抜き
出される。
一方、汚泥は1次燃焼炉6および2次燃焼炉7で熱分解
された後、粉末活性炭を含む焼却灰は、2次燃焼炉7の
炉底から吹き込まれるガスの噴流作用により、再生粉末
活性炭と焼却灰とに分級される。粉末活性炭は焼却灰よ
り粒径が大きく沈降し易いので、1次燃焼か乙に近接す
る方のホッパー状の再生粉末活性炭分級・回収部8に沈
降する。
された後、粉末活性炭を含む焼却灰は、2次燃焼炉7の
炉底から吹き込まれるガスの噴流作用により、再生粉末
活性炭と焼却灰とに分級される。粉末活性炭は焼却灰よ
り粒径が大きく沈降し易いので、1次燃焼か乙に近接す
る方のホッパー状の再生粉末活性炭分級・回収部8に沈
降する。
分離された焼却灰は、残留熱分解ガスとともに、気流式
の3次燃焼炉10に導かれ、完全燃焼する。
の3次燃焼炉10に導かれ、完全燃焼する。
汚泥の焼却灰に同伴した一部の粉末活性炭は、分級サイ
クロン11で回収され、残りの焼却灰は、排ガスサイク
ロン12で捕集されて排出される。
クロン11で回収され、残りの焼却灰は、排ガスサイク
ロン12で捕集されて排出される。
回収した再生粉末活性炭は、再び処理槽2へ供給され、
再使用される。
再使用される。
燃焼炉6.7.1aの燃焼用空気は、まず、気流乾燥機
5の熱媒体として、乾燥排ガスファン13の吸込側から
取り入れられ、3次燃焼炉10の出口排ガス(−例とし
て約800°C)と熱交換器14で熱交換して、気流乾
燥機用の熱風(−例として約500’C)として使用さ
れる。加熱空気は気流乾燥機5で脱水ケーキの乾燥に使
用された後、増湿低温化(−例として水草気50容量%
以上、温度150℃以下)するが、熱媒体として循環使
用される。
5の熱媒体として、乾燥排ガスファン13の吸込側から
取り入れられ、3次燃焼炉10の出口排ガス(−例とし
て約800°C)と熱交換器14で熱交換して、気流乾
燥機用の熱風(−例として約500’C)として使用さ
れる。加熱空気は気流乾燥機5で脱水ケーキの乾燥に使
用された後、増湿低温化(−例として水草気50容量%
以上、温度150℃以下)するが、熱媒体として循環使
用される。
熱交換器14で加熱(−例として約5CO℃)された増
湿空気の一部は、燃焼炉6.7.10の燃焼用空気とし
て使用されるが、それぞれ、その空気量は、理論的必要
燃焼空気量の0.7以下、1.0以下、1.5以下にな
るように、順次供給していく。
湿空気の一部は、燃焼炉6.7.10の燃焼用空気とし
て使用されるが、それぞれ、その空気量は、理論的必要
燃焼空気量の0.7以下、1.0以下、1.5以下にな
るように、順次供給していく。
加熱増湿空気中の水蒸気は、1次燃焼炉6内および2次
燃焼炉7内での還元雰囲気で、粉末活性炭の再生のため
に使用される。
燃焼炉7内での還元雰囲気で、粉末活性炭の再生のため
に使用される。
3次燃焼炉10からの排ガスは、熱交換器14で乾燥排
ガスと熱交換した後、分級サイクロン11および排ガス
サイクロン12を介して、誘引ファン15で排気される
。一部の排ガスは、各燃焼炉6.7.10へ循環され、
各燃焼炉の燃焼温度が制御される。16はバーナ、17
は気流乾燥機のサイクロン、18はロータリーフィーダ
、20.21はバッフルである。
ガスと熱交換した後、分級サイクロン11および排ガス
サイクロン12を介して、誘引ファン15で排気される
。一部の排ガスは、各燃焼炉6.7.10へ循環され、
各燃焼炉の燃焼温度が制御される。16はバーナ、17
は気流乾燥機のサイクロン、18はロータリーフィーダ
、20.21はバッフルである。
第2図は、本発明の汚泥の焼却処理方法を実施する装置
の他の例を示し、粉末活性炭の再生および製造を同時に
行う場合のフローシートである。
の他の例を示し、粉末活性炭の再生および製造を同時に
行う場合のフローシートである。
すなわち、1次燃焼炉6の一端に粉末石炭投入口22を
設けて、粉末石炭を1次燃焼炉乙の燃料として供給する
ようにしたものである。
設けて、粉末石炭を1次燃焼炉乙の燃料として供給する
ようにしたものである。
加熱増湿空気中の水蒸気は、1次燃焼炉6内および2次
燃焼炉7内での還元雰囲気中で、粉末活性炭の再生と、
燃料としての粉末石炭の乾留・賦活反応とを促進し、活
性炭の再生および製造を同時に行う、他の構成、作用は
第1図の場合と同様である。
燃焼炉7内での還元雰囲気中で、粉末活性炭の再生と、
燃料としての粉末石炭の乾留・賦活反応とを促進し、活
性炭の再生および製造を同時に行う、他の構成、作用は
第1図の場合と同様である。
本発明の方法を実施するのに使用する汚泥焼却炉は、第
3図に示すように、ほぼ鉛直方向に設置された噴流床式
または流動床式の2次燃焼炉7と、この2次燃焼炉7の
上部にバ・ンフル20を介して連設された気流式の3次
燃焼炉10と、2次燃焼炉7の下側部にほぼ水平方向に
連結された旋回流式の1次燃焼炉6とからなっている。
3図に示すように、ほぼ鉛直方向に設置された噴流床式
または流動床式の2次燃焼炉7と、この2次燃焼炉7の
上部にバ・ンフル20を介して連設された気流式の3次
燃焼炉10と、2次燃焼炉7の下側部にほぼ水平方向に
連結された旋回流式の1次燃焼炉6とからなっている。
1次燃焼炉6は、一端に汚泥・使用済粉末活性炭投入口
23.1次空気供給口24を、ほぼ水平方向に設置され
た円筒状本体25の一端において接線方向に有し、かつ
、一端にバーナ16を存している。なお、汚泥・使用済
粉末活性炭投入口23と1次空気供給口24とを一緒に
して供給するようにしてもよい。
23.1次空気供給口24を、ほぼ水平方向に設置され
た円筒状本体25の一端において接線方向に有し、かつ
、一端にバーナ16を存している。なお、汚泥・使用済
粉末活性炭投入口23と1次空気供給口24とを一緒に
して供給するようにしてもよい。
また、2次燃焼炉7は、下部が二股状に分割されて、一
方が噴流層部26または流動層部、他方がホッパー状の
再生粉末活性炭分級・回収部8を形成している。
方が噴流層部26または流動層部、他方がホッパー状の
再生粉末活性炭分級・回収部8を形成している。
そして、3次燃焼炉10は、下側部に3次空気供給口2
8を、上部に排ガス出口30を有している。
8を、上部に排ガス出口30を有している。
以上の構成は、粉末活性炭を再生する場合についてのも
のであるが、さらに、1次燃焼炉乙の一端に粉末石炭投
入口22を設けて、粉末活性炭の再生と製造とを同時に
行えるように構成する場合がある。
のであるが、さらに、1次燃焼炉乙の一端に粉末石炭投
入口22を設けて、粉末活性炭の再生と製造とを同時に
行えるように構成する場合がある。
本発明は上記のように構成されているので、つぎのよう
な効果を有している。
な効果を有している。
(1)燃焼炉が、含水老廃粉末活性炭の再生炉および熱
風炉の役割を果す、すなわち、燃焼炉に、含水老廃粉末
活性炭を気流乾燥させて得られる増湿排空気と乾燥老廃
粉末活性炭とを混入させて投入することにより、再生炉
として共用できるだけでなく、ボイラのような水蒸気発
生装置を不要とする。
風炉の役割を果す、すなわち、燃焼炉に、含水老廃粉末
活性炭を気流乾燥させて得られる増湿排空気と乾燥老廃
粉末活性炭とを混入させて投入することにより、再生炉
として共用できるだけでなく、ボイラのような水蒸気発
生装置を不要とする。
(2)また、乾燥排ガスを燃焼用空気として使用できる
ため、乾燥排ガスの脱臭処理が不要となる。
ため、乾燥排ガスの脱臭処理が不要となる。
(3)1次燃焼炉から乾燥老廃粉末活性炭を供給して、
再生反応を起こさせることができるので、炉体がコンパ
クトになる。
再生反応を起こさせることができるので、炉体がコンパ
クトになる。
(4)水蒸気と熱風と活性炭との接触効率がよく、反応
速度が速い、すなわち、必要な水蒸気および空気は、加
熱された乾燥後の増湿空気として、乾燥老廃粉末活性炭
とともに、1次燃焼炉から供給されるため、材料成分が
効率よく接触し、1次燃焼炉内で相当量の再生反応が進
む。このため、従来技術における再生炉に相当する2次
燃焼炉を小さくすることができる。つまり、燃焼炉(再
生炉用の熱風発生炉)と再生炉とを共用することにより
、炉全体をコンパクトにすることができる。
速度が速い、すなわち、必要な水蒸気および空気は、加
熱された乾燥後の増湿空気として、乾燥老廃粉末活性炭
とともに、1次燃焼炉から供給されるため、材料成分が
効率よく接触し、1次燃焼炉内で相当量の再生反応が進
む。このため、従来技術における再生炉に相当する2次
燃焼炉を小さくすることができる。つまり、燃焼炉(再
生炉用の熱風発生炉)と再生炉とを共用することにより
、炉全体をコンパクトにすることができる。
(5)1次燃焼炉に粉末石炭を供給する場合は、粉末活
性炭の再生と製造とを同時に行うことができる。
性炭の再生と製造とを同時に行うことができる。
第1図は本発明の汚泥の焼却処理方法を実施する装置の
一例を示す全体構成図、第2図は本発明の方法を実施す
る装置の他の例を示す全体構成図、第3図は本発明の方
法を実施するのに使用する汚泥焼却炉の説明図である。 1・・・最初沈澱池、2・・・処理槽、3・・・最終沈
澱池、4・・・脱水機、5・・・気流乾燥機、6・・・
1次燃焼炉、7・・・2次燃焼炉、8・・・再生粉末活
性炭分級・回収部、10・・・3次燃焼炉、11・・・
分級サイクロン、12・・・排ガスサイクロン、13・
・・乾燥排ガスファン、14・・・熱交換器、15・・
・誘引ファン、16・・・バーナ、17・・・サイクロ
ン、18・・・ロータリーフィーダ、20.21・・・
バッフル、22・・・粉末石炭投入口、23・・・汚泥
・使用済粉末活性炭投入口、24・・・1次空気供給口
、25・・・円筒状本体、26・・・噴流層部、28・
・・3次空気供給口、30・・・排ガス出口
一例を示す全体構成図、第2図は本発明の方法を実施す
る装置の他の例を示す全体構成図、第3図は本発明の方
法を実施するのに使用する汚泥焼却炉の説明図である。 1・・・最初沈澱池、2・・・処理槽、3・・・最終沈
澱池、4・・・脱水機、5・・・気流乾燥機、6・・・
1次燃焼炉、7・・・2次燃焼炉、8・・・再生粉末活
性炭分級・回収部、10・・・3次燃焼炉、11・・・
分級サイクロン、12・・・排ガスサイクロン、13・
・・乾燥排ガスファン、14・・・熱交換器、15・・
・誘引ファン、16・・・バーナ、17・・・サイクロ
ン、18・・・ロータリーフィーダ、20.21・・・
バッフル、22・・・粉末石炭投入口、23・・・汚泥
・使用済粉末活性炭投入口、24・・・1次空気供給口
、25・・・円筒状本体、26・・・噴流層部、28・
・・3次空気供給口、30・・・排ガス出口
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被処理原水に粉末活性炭を添加しつつ処理槽(2)
に導き、この処理槽内で物理的吸着処理を施した後、沈
澱池(3)に導いて処理水と、粉末活性炭を含む汚泥と
に分離し、ついでこの汚泥を脱水して脱水ケーキとし、
この脱水ケーキを気流乾燥した後、焼却処理する汚泥の
焼却処理方法において、 含水粉末活性炭を含む脱水ケーキを加熱空気を熱風源と
して気流乾燥するとともに、乾燥排ガスを熱媒体として
気流乾燥機(5)に循環使用して、水蒸気濃度の高い増
湿加熱空気をつくり、この増湿加熱空気を1次燃焼炉(
6)および2次燃焼炉(7)の燃焼用空気として使用し
て、粉末活性炭を再生することを特徴とする汚泥の焼却
処理方法。 2 被処理原水に粉末活性炭を添加しつつ処理槽(2)
に導き、この処理槽内で物理的吸着処理を施した後、沈
澱池(3)に導いて処理水と、粉末活性炭を含む汚泥と
に分離し、ついでこの汚泥を脱水して脱水ケーキとし、
この脱水ケーキを気流乾燥した後、焼却処理する汚泥の
焼却処理方法において、 含水粉末活性炭を含む脱水ケーキを加熱空気を熱風源と
して気流乾燥するとともに、乾燥排ガスを熱媒体として
気流乾燥機(5)に循環使用して、水蒸気濃度の高い増
湿加熱空気をつくり、一方、気流乾燥により乾燥された
乾燥物を、旋回流式の1次燃焼炉(6)を介して噴流床
式または流動床式の2次燃焼炉(7)に供給し、この噴
流床式または流動床式の2次燃焼炉の底部の一部から増
湿加熱空気を供給して噴流層または流動層を形成させる
とともに、粉末活性炭を再生し、噴流床式または流動床
式の2次燃焼炉(7)の底部の残部から再生粉末活性炭
を連続的に分級・回収することを特徴とする汚泥の焼却
処理方法。 3 粉末石炭を1次燃焼炉(6)の燃料として用いるこ
とにより、粉末活性炭を製造することを特徴とする請求
項1または2記載の汚泥の焼却処理方法。 4 ほぼ鉛直方向に設置された噴流床式または流動床式
の2次燃焼炉(7)と、この噴流床式または流動床式の
2次燃焼炉の上部にバッフル(20)を介して連設され
た気流式の3次燃焼炉(10)と、噴流床式または流動
床式の2次燃焼炉(7)の下側部にほぼ水平方向に連結
された旋回流式の1次燃焼炉(6)とからなり、旋回流
式の1次燃焼炉は一端に汚泥・使用済粉末活性炭投入口
(23)、1次空気供給口(24)およびバーナ(16
)を有し、噴流床式または流動床式の2次燃焼炉(7)
は下部が二股状に分割されて、一方が噴流層部(26)
または流動層部、他方が再生粉末活性炭分級・回収部(
8)を形成し、気流式の3次燃焼炉(10)は下側部に
3次空気供給口(28)を、上部に排ガス出口(30)
を有していることを特徴とする汚泥焼却炉。 5 旋回流式の1次燃焼炉(6)の一端に粉末石炭投入
口(22)を設けて、粉末活性炭を製造可能なようにし
た請求項4記載の汚泥焼却炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31264788A JPH02157510A (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 汚泥の焼却処理方法および汚泥焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31264788A JPH02157510A (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 汚泥の焼却処理方法および汚泥焼却炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02157510A true JPH02157510A (ja) | 1990-06-18 |
JPH057606B2 JPH057606B2 (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=18031728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31264788A Granted JPH02157510A (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 汚泥の焼却処理方法および汚泥焼却炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02157510A (ja) |
-
1988
- 1988-12-09 JP JP31264788A patent/JPH02157510A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057606B2 (ja) | 1993-01-29 |
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