JPH02156851A - 酸乳生成物およびその製造法 - Google Patents

酸乳生成物およびその製造法

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JPH02156851A
JPH02156851A JP1258990A JP25899089A JPH02156851A JP H02156851 A JPH02156851 A JP H02156851A JP 1258990 A JP1258990 A JP 1258990A JP 25899089 A JP25899089 A JP 25899089A JP H02156851 A JPH02156851 A JP H02156851A
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ヒュー オセ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はクリーム状のフンシスチンシイを有する酸乳生
成物およびその製法に関する。
液状ヨーグルトは流動性のそして1ift質様コンシス
テンシイを有する酸乳生成物の例である。
欧州および日本で知られている液状ヨーグルトは標準の
ヨーグルトとは、特に脂肪含量が高く、全乾燥物含量が
低く、均質化を行なう点で異なる。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)薄い
液状ヨーグルトは安定剤の添加無しで得ることは困難と
思われる。従って、薄い液状ヨーグル]・の公知製造方
法は、数%の蔗糖およびぜラチンと寒天の混合物から成
る0、2%から0.3%の任意の安定剤を添加した脱脂
乳に、生成物内で安定剤を生成することが可能なLac
tobaci!1usbull(JariCtjSの菌
株およびStreptococcusthermoph
ilusの菌株を包含するヨーグルト培養基を接種し、
発酵処理を38℃から45℃でpHが4.3に下がる迄
8時間から15時間行う。
しかし、これらの液状ヨーグルトは、例えばクリームや
コーヒークリームの代りにホットコーヒーに使用できな
い。凝固するからである。
いわゆる低脂肪乳生成物も公知であり、特に種棒のタイ
プのソース製造用ベースを得るのに使われる。その製造
工程で、乳を生物学的にpt14.5以下に酸性化し、
その中に澱粉、植物油および安定剤を混合し、その後生
成物をゆっくりと攪拌しながら、非常に徐々に90℃に
加熱し、なめらかにして90℃から95℃で包装する。
このような生成物はカラジーナンやガム類のような安定
剤を使用せずに製造することはできない。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は脂肪はたとえあるにしても少ししか含有
しない、クリーム状のコンシステンシイの酸乳生成物を
供することであり、但しこの脂肪は滅菌の間又は例えば
ホットコーヒーに入れた時に凝固せず、また安定剤を添
加する必要はないが、密m容器内で長期間貯蔵した場合
に沈殿しないものである。
このために、本発明による酸乳生成物は、1) クリー
ム状のコンシステンシイ、1i)18℃から22℃にお
いて1.6から4.2sPa、sの粘度、 118℃から22℃において6.2から6.5のpH1
および tv)0.03%から22.5%の脂肪、および蛋白質
、糖および非添加の粘性剤および増粘剤を含む少なくと
も6.97%の無脂固形分を有する7%から45重量%
の乾燥固形含量、を特徴とする。
同様に、本発明による方法において、 a)0.03%から22.5%の脂肪、および蛋白質と
発酵可能な糖を包含する少くとも6.97%の無脂固形
物を含有する7%から45重醋%の乾燥物含量を有する
水性乳懸濁液を製造し、 b)懸濁液のpiを6.8から7.4に調節し、そして C)懸濁液を粘性Lactobacillus bul
garicusおよび増粘性Streptococcu
sの菌株の組合せによる発酵によって、pHが18℃か
ら22℃において6.2から6.5の範囲となる迄酸性
化する。脂肪をたとえあるにしても少量しか含有せず、
加熱および例えばコーヒーのような酸性の環境に対して
安定であり、環境温度で沈殿物を形成することなく1ケ
月以上維持でき、添加した安定剤を含有しない、クリー
ム状コンシステンシイの酸乳生成物を供することができ
ることが分った。
比較的高くかつ狭いpH範囲で発酵して酸性化し、安定
剤を添加すること無しに、所望のクリーム状コンシステ
ンシイと必要とする安定性を併有する生成物が得られる
ことが分った。
特に、例えば粘性LaCtObaCillUS bul
(JariCLISおよび増粘性Streptococ
cusのうち、特には商業的に入手できるもの、又はヨ
ーグルト又は未処理の乳およびクリームのような市販製
品から分離することができるもののうち、乳懸濁液を約
6.8から7.4の中性1)I+から所望の約6.2か
ら6.5のpHに酸性化することができ、一方向時に、
乳懸濁液にクリーム状のコンシステンシイを供するのに
十分な粘性剤および増粘剤を生産する菌株を見つけ得る
ことが分った。
一般的に言えば、このような高pH範囲において、即ち
約6.8〜7.4から約6.2〜6.5に酸性化するの
は目的のコンシステンシイを得るのに十分であり、換言
すれば当該微生物が十分の粘性剤と増粘剤を産生ずるに
十分であることは驚くべきことである。発酵が中止する
高pH値に生成物の安定性に関係する。発酵方法をこの
ような高pH値で止めかつそれでも粘性剤と増粘剤を十
分生産しつることは予見されるものではなく驚異に値す
る。
本発明に関連して、「ホットコーヒーに対する生成物の
安定性」とは、生成物の何らの凝固がないこと、換言す
れば、焙煎し、粉砕したコーヒーの浸出によって又はイ
ンスタントコーヒーの再構成によって[Jした1杯のホ
ットコーヒーのような約80℃の温度と約5のpHを有
する液体に生成物を入れた時に、微粒状の凝塊を形成し
ないことを意味する。
同様に、「滅菌に対する生成物の安定性」とは、本件に
おいては例えば100℃以上の温度で数分間の間接加熱
によって加熱処理する場合、生成物に何らの凝固がない
ことを意味する。
「貯蔵中の生成物の安定性」とは、W!閉包装で環境温
度下少くとも3ケ月の貯蔵中に、生成物にどんな沈殿も
ないことを意味する。
「乳生成物」および「水性乳懸濁液」とは、動物乳や植
物乳から、又は動物乳の成分と牛乳から得る類似の生成
物又は懸濁液と同一の又は類似の組成と外観を有する植
物起源の代用成分の混合物から得ることのできる生成物
および懸濁液を意味する。
[クリーム状コンシステンシイ」とは、牛乳の浮上物を
採取して得た新鮮なりリームと類似の粘性と脂質様のあ
るコンシステンシイを意味する。
粘性のコンシステンシイ、即ち粘度は下記の例のすぐ前
に記載する特殊な試験によって測定する。
対称的に、脂質様コンシステンシイは物性値で規定する
ことが困難であり、官能試験によって評価する。
本発明による酸乳生成物はその中にある粘性剤および増
粘剤によりクリーム状のコンシステンシイを有する。こ
れらの作用剤は添加せず、発酵による酸性化の間に生成
物内で生成される。
これらの作用剤は市販菌株、又は市販製品、特にヨーグ
ルト又は未処理孔およびクリームから分離した菌株、又
は公的機関から得た菌株による発酵によって、生成物内
で生成される。
これらの作用剤は粘性Lactobacillusbu
lgaricusおよび増粘性Streptococc
usの菌株の組合せの発酵により、生成物内で生成する
のが好ましい。この組合せで、各菌株は別々の役割を演
じていると思われる。粘性しactobacillus
bulgaricusは乳生成物に粘度を付与する粘性
効果を有する作用剤又は多糖を生成するように思われる
。増粘性Streptococcusは乳生成物に脂質
感を与える増粘効果を有する作用剤又は多糖を生成する
ように思われる。
本発明の目的のために使用することができる粘性Lac
tobacillus bulgaricusは、特に
標準のヨーグルト培養菌の中に見出すことができる。最
適の生育温度は約40℃から42℃であるが、約32℃
以下の温度又は45℃以上のfA麿でも活性である。市
販のヨーグルトから分離したこの型のLactobac
illus  bulgaricusの菌株は、198
8年10月4日にブダペスト条約により、パスツール研
の国立微生物カルチャーコレクション(CNCM) 、
25rue du  Docteur Roux、  
75724、Paris Cedex 15、Fran
ceに寄託し、No。
1−sooの番号が与えられた。
本発明の目的のため使用できる増粘性 Streptococcusは、更に特別にはヨーグル
ト、生クリーム又は市販、サワークリームのような天然
に濃い、又は濃厚感のある乳生成物中に見出すことがで
きる。本発明の目的のために特に推薦し得る増粘性St
reptococcusは、一方では、API試験(R
,Haissin等、Be1g1an Journal
 of FoodChemistry and Bio
technology、  42 / 6 (1987
)、176−183に記載)で同定されるようなStr
eptococcus cresorisと同一の生化
学的作用によって区別され、他方では中温性菌株の特徴
である約27℃から32℃の範囲だけでなく、32℃か
ら約40℃の温度範囲でも増殖する能力によって識別さ
れる。このような増粘性 5treptOCQCCuSは又快適なフレーバを有す
る酸性の生成物を供することもできる。このタイプのあ
るStreptococcus菌株はCNCMに198
8年10月48にブダペスト条約上の寄託をし、それぞ
れ魔1−801.NQI−802およびNα■−803
の番号が与えられた。この3つの菌株の第1の菌株は市
販サワーのクリームから分離した。第2の菌株は市販の
ケフィアから分離した、第3の菌株は1984年11月
21日にCNCMに寄託し、N(1370r登録されて
いるstreptococcuscremorisの菌
株とは、酸性化中に生ずるテクスチャーに関して異なる
変異株である。
本発明の方法において出発物質として使用する水性乳懸
濁液の組成および本発明の方法における酸乳の組成は、
第2が第1の発酵生成物であるという事実において、互
いに固有の差を示す。したがって、第2の組成は発酵工
程の間に微生物に消費される成分を含有しないが、第1
の組成はこれらの成分の発酵生成物、即ち微生物それ自
身および特に粘性剤および増粘剤を含めて、微生物によ
って分泌された代謝物質を含有しない。然し、発酵工程
に消費される乾燥物質の燵は懸濁液のパーセントの一部
のみを示すだけである。したがって、出発懸濁液の全組
成および最終生成物の全組成は非常に類似しているとみ
なすことができ、主な差は何よりもテクスチャー、pH
および滅菌安定性、酸性媒質、特にホットコーヒー安定
性のような性質に影響し、および貯蔵に影響する。
従って、本発明による酸乳製品および本発明の方法によ
って製造した水性乳懸濁液は、゛それぞれ約0.03%
から22.5%の脂肪および少くとも約6.97%の無
脂固形物を含有する、約7%から約45重量%の乾燥吻
合はを有する。
6.97%未満の無脂固形物の影響は、酸乳生成物が所
望のクリーム状テクスチャーを有することができず、か
つ非常に流動体のままであり、発酵の増粘効果を得るこ
とができない622.5%以上の無脂固形物の影響は発
酵を抑制することである。
水性乳懸濁液の無脂固形物は牛乳の無脂固形物と組成上
同一か又類似していることが望ましい。
無脂固形物は特に発酵処理に伴う微生物の増殖と活性に
必要な栄!!素を含む。すなわち、特に発酵可能な糖類
、蛋白質、微量成分およびビタミン類を包含する。発酵
可能な糖は例えば乳糖、ブドウ糖および/又は蔗糖であ
る。蛋白質はカゼインおよびラクトアルブミンのような
動物起源のもの、又は例えば穀類又は豆類、特に大豆の
ような植物起源のものでよい。
酸乳生成物および水性乳懸濁液の乾燥物含量の範囲は7
%から45%に達する。最小乾燥吻合Mと最小無脂固形
物含量間の0.03%の差は、例えば脱脂乳から残留脂
肪を完全に除去することが不可能であるという事実を示
している。最高乾燥物金遣は観察される最高の脂肪含量
と発酵が抑制される最高の無脂固形物含量の合計に等し
い。
実際、低い脂肪含量を選択することが可能であり、例え
ばコーヒーの白色化に適当なりリーム状テクスチャーの
低カロリー酸乳生成物を得ようと望む場合は、脂肪率を
できるだけ低くすることすら可能である。より高い脂肪
含量を選ぶことも可能であり、例えばソースのベースと
して適当な酸乳生成物を得ようと望む場合は、脂肪率を
22.5%と高くすることすら可能である。
22.5%以上の脂肪金屑を有する生成物では、注目す
べき発酵工程の粘性効果や増粘効果にとって十分な液体
ではないという危険性がある。脂肪は例えば牛乳からの
クリームのような動物起源のものか、又は例えばココア
バターのような植物起源のものでよい。本発明の方法を
実行するために、上記の組成を有する水性乳懸濁液を調
製する。これは例えば新鮮孔又は粉乳から還元した脱脂
牛乳を任意に濃縮又は標準化することにより行うことが
できる。各種動植物起源の乳、特に例えば新鮮な又は粉
末化した豆乳を混合するか、そして/又は標準化するこ
ともできる。本発明の範囲である組成物の標準化は、例
えば無脂乳固形物、植物蛋白、発酵可能な糖、クリーム
又は植物脂の添加によって行うことができる。
この水性乳懸濁液を任意に、例えば45℃から75℃に
予備加熱した後に、例えば150バールから400バー
ルの圧力下で均質化することができる。ついでその懸濁
液を例えば75℃から95℃の温度で30秒から15分
殺菌するか、又は例えば110℃から150℃で10秒
から30分滅菌することができる。
ついでその水性乳懸濁液のpHを約6.8から7.4、
好ましくは6.9から7.1に、例えばKOH又はNa
OHの添加によって調節することができる。このpH調
節の目的は、発酵に使用する微生物が、十分量の粘性剤
および増粘剤を生産することができるように、十分に広
い酸性化の余地を与えることである。
この懸濁液は、1から4%の粘性 LaCtObaCIlllIS bulgaricus
の培i基および0.05から2%の増粘性Strept
ococcusの培養基を包含し、これ等別個の培a基
の各々が108から10 の細菌/cI13の割合で問
題の微生物の菌株を含有する、培養基の混合物約1.0
5%から6容酪%を接種することができる。
このように接種した懸濁液を、好ましくはタンク内で、
上記の組合せの2つの菌株の各の増殖に有利な30℃か
ら40℃の温度で、好ましくは34℃から36℃の温度
で、約1.5時間から10時間にわたって、好ましくは
2時間〜6時間にわたって、pHが18℃から22℃で
測定した時6.2から6.5の範囲になる迄発酵させる
懸濁液をpH6,2以下迄発酵させた場合、酸乳生成物
が、特に熱および酸性媒質に対し所望の安定性を有しな
い危険性がある。懸濁液をぜいぜいpH6,5迄しか発
酵させない場合、粘性剤および増粘剤の生産は不十分で
ある。
使方では、所望のpHに達するのに必要な時間が余りに
短い場合、即ら1,5時間以下、そして2時間以下の場
合でさえ、所望の粘度を示す前に生成物は凝固する危険
がある。所望のpHに達するのに必要な時間が余りにも
長い場合、即ち10時間以上又は6時間でさえも、本発
明の方法の菌株に取って代るであろう本発明の方法に無
関係の菌株による汚染の危険がある。
使用した微生物の物質代謝を完全に停止させるため、酸
乳生成物を約75℃から95℃の温度で約30秒から1
5分間殺菌することができる。乳を例えば15℃から2
8℃に冷却した後に、殺菌を例えばチューブ内で実施で
きる。
ついで酸乳生成物を例えば金属カップ又はガラス瓶のよ
うなfi[1容器に包装し、この容器内で110℃から
130℃で1分から60分滅菌をすることができる。例
えばプラスチック又はラミネートした厚紙の密閉容鼎に
無菌包装する前に、間接加熱により殺菌することもでき
る。
このようにして得た酸乳生成物はクリーム状のコンシス
テンシイを有し、殺菌時に、又は例えば1カツプのホッ
トコーヒーに、クリーム又は市販コーヒークリームの代
りに入れる時に沈殿しない。
それは密閉容器内で非常に良好に保存され、密閉容器内
で、例えば環境温度で少くとも3ケ月貯蔵の後、沈殿の
何の徴候も示さない。酸乳生成物をソース又はスープの
製造用にクリーム状コンシステンシイのベースとして使
用することもできる。
本発明による生成物および方法を次側により説明する。
例中パーセントおよび部は別に示す場合を除き、重量基
準とする。例では生成物の粘度の測定に使用する試験の
説明を先行する。一方で発酵によって酸性化の間に到達
するDH値は特に重要であり、他方、特定の組合ゼを形
成する2つの菌の1つのみの使用は失敗すると認められ
る事実を示す比較例によって、例を完全なものとする。
粘度試験 本試験は100aleの液体が高さ17#Iで直径2.
8Mの直立した円筒管を通って流れるのに要する時間を
測定する。
本発明による酸乳生成物は水と同様にニュートン型流体
であると考えられる。したがって、同一の円筒管内の生
成物の流速と水の流速はそれぞれの粘度に反比例すると
考えられる。
従って、本発明の生成物の粘度は、水の粘度(l aP
a、s )を水について本試験で測定した時間(12秒
)で割り、本発明の生成物について本試験で測定した時
間を乗じたものに等しい。
し 79.5%の水、17%の脱脂粕牛乳、3.4%のバタ
ーおよび0.1%の酵母抽出物を混合することによって
、50C1lの水性乳懸液を調製する。
この懸濁液を熱交換によって70℃に予備加熱し、つい
で蒸気の噴射によって140℃で10秒滅菌する。
その懸濁液を膨張と熱交換によって60から65℃に冷
却する。ついでKOHおよびNa01−1の混合物の添
加によってpHを7.1に調節し、180バールの圧力
で均質化する。
その懸濁液を熱交換によって34℃に冷却し、ついで酸
性化タンクに導入する。懸濁液に、粘性Lactoba
cillus bulgaricus  CN CM 
 I −800の、a13当りこの微生物を108から
109含有する培養基101および増粘性strept
ococcuscremoris  CNCM  l−
80117)、C113当リコg の微生物10 から10 含有する培養基250aR3
を接種する。
その懸濁液を34℃で4時間発酵させ、続いて6.32
のpH(20℃において約6.42)および11g 5
aPa、Sの粘度を有する酸性生成物を保持する。
最初に発酵を下げ、ついで微生物を不活性化するために
、澱りからしぼり取った生成物を最初に熱交換によって
15℃に冷部し、ついで75℃で3分間殺菌する。しぼ
り取り、殺菌した生成物を休止タンクに移し、その中で
8℃に冷部し、その温度を維持する。
約17分間続くしぼり取り工程の間、酸性タンク内で発
酵が継続する。この操作の終りにしぼり取った生成物は
6.26のpHJfi(20℃において約6.36のp
H値)および2 、83 llPa、sの粘度を有する
休止タンクに収納した生成物は、20℃において6.4
のpHと20℃において2.111Pa、Sの粘度を有
する。それはクリーム状のコンシステンシイ、特に口内
において、牛乳からの新鮮な液状クリームに匹敵できる
脂質様を有する。それはホットコーヒーに対し安定であ
る。
この生成物の一部を2dlのガラス瓶内にそして他の一
部を12dの金属製カップに詰める。
瓶詰した生成物を122℃で2分滅菌し、一方カツブ詰
の生成物は121℃で2.5分滅菌した。
瓶中の滅菌生成物は20℃において6.3のpHと3 
、29 *Pa、Sの粘度を有し、一方力ツブ中の滅菌
生成物は20℃において6.3のpHと2.56園Pa
、 Sの粘度を有する。
2つの滅菌生成物はクリーム状のコンシステンシイと特
に日中で牛乳からの新鮮な液状クリームに匹敵できる脂
質様を有する。それ等はホットコーヒーに対し安定であ
る。それ等は環境温度で3ケ月貯蔵後、沈殿の徴候を示
さないから、貯蔵中でも安定している。
比較例A 処理法は、4倍量の水性乳懸濁液をyJi製し、発酵を
わざと34℃でpH6,0(20℃において約pH6,
1)迄継続する以外は、例1に記載と同様である。
このようにして得られた生成物は、ホットコーヒーに対
し安定性が無く、可成りの串の小粒子の凝塊が形成され
る。それはもはや滅菌に対する安定性はなく、滅菌中に
完全に凝固する。
比較例B 粘性Lactobacillus bulgaricu
sの培養基を、この微生物と増粘性Streptoco
ccusの培養基との混合物の代りに使用する以外は、
本発明の方法を使用して、クリーム状コンシステンシイ
の酸乳生成物を調製するように試みた。3つの試験を3
つの別個の菌株のLactobacillus bul
garicusで行い、それぞれの菌株は適当な増粘性
Streptococcusの菌株との組合せで本方法
に役立った。
これ等の3つの試験の各々のために、水性乳懸濁液を1
8%の脱脂粉牛乳、0.1%の酵母抽出物および78.
9%の加熱した水を混合することにより調製した。懸濁
液を70℃に予備加熱し、140℃で10秒間滅菌した
。ついでそれを60から65℃に冷却し、pHを7.0
に調節し、180バールで均質化した。ついで懸濁液を
冷却し、1j!の発酵槽内に導入し、その中で3つの次
の粘性Lactobacillus bulgaric
usの菌株:i) 菌株CNCM  l−800、とは
ファージ感受性に関して異なる変異株、 ii)  市販ヨーグルトから分離した他の菌株、ii
)  菌株CNCM  l−800゜の中の1つの培養
基20α3を接種し、各培養基は108から109細菌
/α3を含有する。懸濁液を34℃で4時間20分から
4時間30分、6.4のpH値(20℃において約1)
116.5>まで発酵を続【ブる。
各々が20℃における満足すべき粘度、即ち12 、0
8+Pa、S 、 iil 1 、92mPa、Sおよ
びil 2 、 OIPa、sを有する、3つの酸乳生
成物が得られる。然し、これらの生成物のどれも所望の
脂質様を有しない。各生成物はクモの巣を思い出させる
ような非常に細い糸状体の形成によって立証されるよう
な、過度の粘性テクスチャーを有する。
比較例C 増粘性Streptococcusの培養基を、この微
生物と粘性Lactobacillus bulgar
icusの培養基の混合物の代りに使用する以外は、本
発明の方法を使用してクリーム状コンシステンシイの酸
乳生成物を製造する。3つの試験を、異なる発酵温度で
、通常適当な粘性Lactobacillus bul
garicusの菌株との組合せで本発明の方法に役立
つ増粘性Streptococcusの菌株で行った。
これら3つの各試験を、殺菌し、均質化した水性乳懸濁
液を1リツトルの発l1jy槽に充たす迄比較例日に記
載したと同様に行なう。その懸濁液に10 から10 
 Ill胞/aR3含有増粘性Streptococc
us cremoris  CN CM   I −8
01の培養基10cJ!3を接種し、ついでpH5,4
(20℃で約pH6,5)まで発酵した。
この3つの試験で得たツし生成物が示す発酵温度、pH
6,4に達するのに必要な時間および20℃における粘
度は、それぞれ39℃、3時間20分および1.1,1
lPa、s :36℃、3時間30分および1 、13
 llPa、s;33℃、4時間20分および1 、2
5 lPa、sである。
これらの各生成物は、日中にて感知できかつ、満足すべ
き脂質感を示すが、不適当な粘度を示ず。
例2から9 8つの酸乳生成物を、粘性Lactobac i I 
Iusbulgaricusと増粘性Streptoc
occusの菌株の8つの異なる組合せによる発酵によ
って、製造する。
これらの組合せは第1の微生物の2つの異なる菌株と第
2微生物の4つの異なる菌株を包含する、即ち ■ 菌株CNCM  T−800とファージ感受性に関
して異なる粘性Lactobacillus bulg
aricusの変異株 ■ 市販ヨーグルトから分離した粘性 Lactobacillus bulgaricusの
他の菌株■ 増粘性Streptococcus cr
emoris  CN CMI−801の菌株 ■ 増粘性Streptococcus cremor
is  (:、 N CMr−802の菌株 V 増粘性Streptococcus cremor
is  C; N CMl−803の菌株 Vl  1984年11月21日にCNCMに寄託し、
順370の番号を持ツStreptococcus c
remorisの菌株とは、酸性化の間に生ずるテクス
チャーに関シテ異なる、増粘性Streptococc
uscremorisの他の変異株。
これらの各側について、水性乳懸濁液を、18%の脱脂
粉牛乳、3%の浦、0.1%酵母抽出物および78.9
%の加熱水を混合して[lした。
その懸濁液を70℃に予備加熱し、140℃で10秒滅
菌する。ついで60℃から65℃に冷却し、ρ117.
0に調節し、180バールで均質化する。
ついでその懸濁液を冷却し、11の発酵槽に導入し、そ
の中で20c113の、2つの上記Lactobaci
llus bulgaricusの培!!I(Iおよび
■)の1つおよび0.5c3の、4つのF記増粘性St
reptococcusの培養W (It、 rV、 
Vおよび■)の1つを接種する。尚各項M基は108−
109細胞/13を含有する。
ついで懸濁液を34℃で4時間から4時間30分、6.
4のpH値(20℃で約DI+6.5)まで発酵する。
各組合せの正確な発酵時間および得た生成物の粘度を数
表に示す。
例  組合せ    発酵時間   粘 度L  +S
       (h  and  i+ins、)  
  (mPa、s)2   r+III    4h 
 15   1.833  1+IV    4  h
  25   1.874    +V     4h
25   1.835    +VI    4h  
25   1.836    +−11114h  0
5   1.927   1+IV    4h20 
  1.9281+V     4h  30   1
.929  11+VI    4  h  15  
 1.92これらの8つの各生成物は、クリーム状コン
システンシイおよび、特に牛乳からの新鮮な液状クリー
ムのそれに匹敵する口中の脂質様を有する。
これらの8つの各生成物はホットコーヒーに対しそして
滅菌に対して安定であり、貯蔵にも安定である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)i)クリーム状のコンシステンシイ、ii)18
    ℃から22℃において1.6から4.2mPa.Sの粘
    度、 iii)18℃から22℃において6.2から6.5の
    pHおよび iv)0.03から22.5%の脂肪、および蛋白質、
    糖、非添加の粘性剤および増粘剤を包含する少くとも6
    .97%の無脂固形物を含めて7%から45重量%の乾
    燥物含量を有することを特徴とする、発酵によつて酸性
    化した乳生成物。
  2. (2)粘性剤および増粘剤は粘性Lactobacil
    lusbulgaricusおよび増粘性Strept
    ococcusの菌株の組合せによる発酵によつて、生
    成物内で生成する、請求項1記載の生成物。
  3. (3)増粘性Streptococcusの菌株は、S
    treptococcuscremoris株CNCM
    I−801、CNCMI−802およびCNCMI−8
    03の1つである、請求項2記載の生成物。
  4. (4)粘性Lactobacillusbulgari
    cus株はLactobacillusbulgari
    cus株CNCMI−800である、請求項2記載の生
    成物。
  5. (5)密閉容器にて滅菌し、包装する、請求項1記載の
    生成物。
  6. (6)クリーム状のコンシステンシイを有する酸乳生成
    物の製造法であつて、 a)0.03から22.5%の脂肪、および蛋白質と発
    酵可能な糖を包含する少くとも6.97%の無脂固形物
    を含有する、7%から45重量%の乾燥物含量を有する
    水性乳懸濁液を製造し、b)懸濁液のpHを6.8から
    7.4に調節し、c)粘性Lactobacillus
    bulgaricusと増粘性Streptococc
    usの菌株の組合せによる発酵によつて懸濁液を酸性化
    して、18℃から22℃におけるpH値を6.2から6
    .5の範囲とする工程を包含する、上記乳生成物の製造
    法。
  7. (7)発酵を30℃から40℃の温度において、1.5
    時間から10時間、好ましくは2時間から6時間行う、
    請求項6記載の方法。
  8. (8)増粘性Streptococcus株はStre
    ptococcuscremoris株CNCMI−8
    01、CNCMI−802およびCNCMI−803の
    1つである、請求項6記載の方法。
  9. (9)粘性Lactobacillusbulgari
    cusの菌株Lactobacillusbulgar
    icus株CNCMI−800である、請求項6記載の
    方法。
  10. (10)酸性懸濁液を密閉容器に包装し、110℃から
    130℃の温度で、1分から60分間滅菌する、請求項
    6記載の方法。
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