JPH02156310A - 運転支援装置 - Google Patents

運転支援装置

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JPH02156310A
JPH02156310A JP63310013A JP31001388A JPH02156310A JP H02156310 A JPH02156310 A JP H02156310A JP 63310013 A JP63310013 A JP 63310013A JP 31001388 A JP31001388 A JP 31001388A JP H02156310 A JPH02156310 A JP H02156310A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人間によって運転操作の少なくとも一部が行
なわれ、あるいは人間に対して運転操作のガイダンスが
行なわれる制御システムに関する。
〔従来の技術〕
例えば、火力発電所のようなプラントの制御においては
、今日多くの部分が計算機の使用により自動化されてい
るが、依然として操作員の介在による運転が行なわれる
場面も多い。−例を挙げれば、プラン1〜に異常が発生
した場合、その対応は主として操作具の判断、処置に委
ねられる。また、異常とは言えないまでも、異常に結び
付くような事象が発生した場合、将来起こり生る異常に
備え、適切な予防対策が必要となる場合がある。
このような場合に備え、従来から運転支援システムが用
いられている。これは、プラントにおいて異常に結び付
くような事象が発生したときに。
将来起こり得る異常及びその対策を予め定められた判断
基準に基づいて演算し、例えば、運転員がとるべき操作
手順をガイドしたり、起こり得る異常の内容を確信度(
確率)と共に表示した操作員の判断を助けるものである
。このよようなプラント運転支援装置は、例えば特開昭
58−5897号公報に開示されている。
また、他の例として、プラントの運転員を訓練するため
のシミュレータ装置が挙げられる。これは模擬プラント
に対して訓練員が模擬的に運転操作を行い、その結果を
予め定められた評価基準に従って評価するものである。
このようなシミュレータ装置は例えば特開昭61−36
786号公報に開示されている。実プラントと模擬プラ
ントの相違はあるが、このようなシミュレータもまた1
人間によって運転操作が行なわれる制御システムである
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術によれば、プラント等の制御システムを操
作する人間は個々異なるにもかかわらず、その個性が考
慮されていなかった。また、同じ操作員であっても、経
験と共に運転操作能力が高まって行くのが通常であるが
、このような事情を考慮した運転システムとなっていな
かった。
より具体的に説明すれば、例えば運転訓練シミュレータ
では、訓練条件は指導員によって設定されるのであるが
、各々の運転員毎の過去の訓練成績や、実機制御システ
ムに於ける経験や実績に基づく最適な訓練カリキユラム
を決めるのが実際上不可能となり、訓練の内容が定型的
となる問題があった。
また、運転支援システムでは、運転ガイダンスは、主に
制御対象の状態に対応して表示/告知される。例えば、
あるプロセス状態量が正常範囲を逸脱した場合には、そ
の異常が発生し得る要因及び各々の要因に対する対処方
法、操作等について表示/告知が行われる。しかし、こ
れらの運転ガイダンスは、運転員の習熟度や、個性(得
手不得手等)については考慮されておらず、定型的に出
力されていたため、必要以上に詳細なガイダンスは熟練
運転員には冗長であり、かえって対応を遅らせるという
問題があった。また、従来は実機制御システムにおける
運転員の操作実績について評価することが考慮されてお
らず、更に訓練システムと運転支援システムは、独立し
たシステムであり相互の有機的結合については考慮され
ていなかった。
本発明の目的は、運転員−人一人の訓練シミュレータで
の訓練成績や、実機制御システムでの運転実績を考慮し
、訓練シミュレータでは、各々の運転員の特性(個性、
習熟度)に対応した最適な訓練カリキユラムを与えて訓
練効率を向上させ、実機制御システムでは、各々の運転
員の特性(個性、習熟度)に対応した最適運転ガイダン
スを与え、犯しやすい誤りを未然に防止する等、支援効
率を向上させることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは
、運転員によって操作される所定の運転対象に対し所定
の運転指示を行うことにより上記運転対象を運転するた
めの運転装置と、上記運転員の上記運転装置についての
個人情報、すなわち過去の運転経歴や性格、適性等の個
性に関する情報に応じて上記運転装置の運転についての
ガイダンスを演算し表示する運転支援手段とを有する運
転装置にある。
ここで、運転対象は例えばプラントであればプラントを
構成する各機器であり、訓練シミュレータであれば、プ
ラントを模擬するモデルである。
また、本発明の他の特徴は、−の運転対象において得ら
れた運転員の運転実績等を、他の運転対象における運転
に反映させる点にある。例えば、訓練シミュレータの運
転成績を、実機運転のガイダンスに用いる点である。
〔作用〕
本発明によれば、運転員毎に異なる個性、運転経歴、運
転成績等の個人情報を、当該運転員の運転操作に対する
ガインダンスに反映させる運転支援手段を有しているの
で、運転員の各々に最も適したガイダンスを与えること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明を発電プラントの制御システムに応用し
た場合の概念構成図である。本システムは、発電プラン
トの運転操作を訓練するために、発電プラントの模擬動
作を行なう計算機を備えた運転訓練シミュレータ1と、
発電プラントの実機制御システム2と、実機プラント制
御をする場合に運転員に対し運転憧作の支援ガイダンス
を与える運転支援システム3と、運転員の運転訓練シミ
ュレータ1での運転成績とプラント制御システム2での
運転実績を記録保持する記憶手段4とから構成されてい
る。
第2図により、本システムの詳細な構成と動作を説明す
る。
運転訓練シミュレータ1は、指導操作盤11゜模擬訓練
操作盤12.計算機13を有する。指導操作盤11は、
指導員が訓練条件、模擬発電プラントのプロセス機器の
初期状態やプロセス状態の初期値、訓練カリキユラムの
条件を設定、修正するための操作盤111と、これらの
設定状況を確認する表示モニタ112とから構成されて
いる。
ここで、訓練条件とは、例えば通常運転の訓練。
事故処理の訓練9通常運転中に事故発生を処理する訓練
の3つのff11棟モードのことである。
模擬訓練操作m12は、実際の発電プラントにおける操
作盤と同じレイアウトにされており、ポンプの回転数や
弁の開度などのプロセス機器の状態や、蒸気圧力やボイ
ラの燃焼温度等のプロセス状態量をCRT、液晶デイス
プレィなどに表示する表示部121と、プラントの状態
に応じて制御操作を行うための各種制御用スイッチやキ
ーボード等を有する操作部122から構成されている。
計算機13は、指導操作盤11や模擬訓練操作盤12か
ら入力されたデータの解析、訓練カリキユラムの設定、
訓練員の運転操作の評価を行う。
また、プラントのプロセス機器やプロセス量の状態をシ
ミュレートするために各種情報を記憶し、演算する機能
をも有する。
操作入力解析部131は、訓練員の操作によりどの制御
スイッチがONされたか等の操作結果を解析するもので
ある。表示制御部132は、前記表示部121ヘプロセ
ス状態を表示するためにダイアグラムや棒グラフ、経時
変化等の画面を作成。
編集する部分である。訓練カリキユラム決定部133は
、指導員による訓練モートや訓練期間の設定及び訓練員
の過去の運転成績に鶏づいて訓練項目を設定する。シミ
ュレーション条件設定部134は、該訓練カリキユラム
を実行する際の各プロセス機器の状態やプロセス量の初
期値を設定する部分であり、指導操作盤11より、これ
らの設定値を修正することもできる。
制御装置モデル部135は、模擬プロセス機器が訓練員
の運転操作によって、どのような状態になるかを演算す
る。制御対象モデル部136は、プロセス機器が扱う流
量や温度等のプロセス量・をプロセス機器の操作状況に
応じて、シミュレートする部分であり、訓練シミュレー
タにおける運転対象に該当する。
評価条件生成部137は、訓練カリキユラムが実行され
、模擬プラントの状態に変化(例えば、ある異常状態を
設定)が与えられた場合、この異常状態から通常状態へ
操作する際に、最も模範的又は理想的な操作手順と操作
量を現在の運転状態と通常運転時の目標値から演算する
部分である。
運転操作評価部138は、訓練員が例えば上記異常状態
から通常運転状態になるように操作した結果と、前記評
価条件生成部137より得られた模範的操作とを比較し
、その偏差量から運転成績を演算する部分である。
ICカードインターフェース部139は、この運転成績
を記憶手段4、ここではICカードに記録し、あるいは
訓練カリキユラムを決定するためにICカードから前回
訓練時の運転成績を読み出す部分である。なお、実際の
ICカードを受は入れる装置は、計算機ではなく、操作
盤(指導操作盤又は模擬操作盤)に設置してもよい。こ
のようにすると、ICカートの取扱上、便利である。
実機制御システム2は、運転員が運転操作をし、プラン
トの状態を監視するための操作盤21と、運転員の操作
に基づいてプロセス機器を駆動する信号を発生させ、そ
の結果得られるプロセス状態量やプロセス機器状態を取
り込み表示させると同時に、運転支援システム3にガイ
ダンス表示のための条件を出力する制御装置″22と、
制御の対象となるボイラ、タービン、発電機などの制御
対象23とから構成されている。
操作盤21は、ポンプの回転数や弁の開度などのプロセ
ス機器の状態や、流量、圧力、温度などのプロセス状態
量をCRT、液晶デイスプレィなどに表示する表示部2
11と、プラントの状態に応じて、運転員が制御操作を
行うための制御スイツチ、キーボード等を有する操作部
212から構成されている。
制御装置22は、前記操作部212からの操作を制御装
置22へ取り込む操作入力解析部221と、プラントの
運転状態を前記表示部211へグラフやダイアグラム等
の形態で表示するための編集を行う表示制御部222と
を有する。制御演算部223は、各プロセス機器の状態
やプロセス量を取り込むとともに運転員の操作を受けて
プロセス機器を制御するための制御量を演算する。
該制御演算部223からの演算出力はプロセス出力部2
24により、プロセス機器の駆動信号に変換され、制御
対象を駆動する。プロセス機器からの状態量は、プロセ
ス入力部225を介して制御演算部223へ取り込まれ
る。ここで、操作入力解析部221からの操作信号と制
御演算部223から出力されるプロセス状態信号は、運
転支援システム3へ入力される。
運転支援システム3は、運転員が現在の運転状態を別の
運転状態(例えば異常状態から正常状態)へ操作する際
に、運転員の熟練度に応じた支援。
すなわち最適なガイダンスを表示し又は告知するシステ
ムである。
評価条件生成部301は、前記制御演算部223から出
力されるプロセス状態信号が現在の運転状態を示すもの
であることから、この状態信号を取り込み、現在の運転
状態が所期のものと異なる場合、その状態を所期の運転
状態へ到達させるために理想的な操作手順や操作量を演
算し、その結果を評価条件信号として出力する。
運転操作評価部302は、前記操作入力解析部221か
らの操作信号と制御演算部223からのプロセス状態信
号と前記評価条件生成部301からの評価条件信号とを
比較して偏差量から運転員の運転実績を評価する部分で
ある。
運転ガイダンス決定部303は、現在の運転操作に適切
な支援ガイダンスを運転者の熟練度に応じて与えるため
に、前記プロセス状態信号、操作信号、評価条件信号か
ら現在の操作に必要なガイダンスを選択し、かつ、IC
カード41に記録保持されている当該運転員についての
過去の運転実績や訓練成績をICカードインターフェー
ス部308を介して取り込み、それから得られる運転員
の熟練度に応じてガイダンスを詳細なものにしたり、簡
易なものにする等の加工を加えて出力する。
表示部304は、ガイダンスを表示するCRTや液晶デ
イスプレィ等であり、告知部305は、アラームや合成
音声によって告知するためのスピーカ等の出力装置であ
る。表示制御部306は、表示部304にガイダンスを
表示するための情報の編集9作成を行うもので、告知制
御部307は、操作範囲が基準値を逸脱した場合にアラ
ームを発生したり1合成音声でガイダンスを出力するた
めの音声発生装置等である。
ICカードインターフェース部308は、ICカード4
1に運転評価を記録し、あるいは運転操作時の支援ガイ
ダンスに反映させるために前回の運転実績をICカード
41から読込むものである。
前記ICカードインターフェース部139と同様のもの
で、運転訓練シミュレータのICカードを共用できるよ
うになっている。したがって、運転訓練シミュレータで
の訓練結果を、実機の運転支援システムでの支援ガイダ
ンスに簡単に反映させることが可能である。なお、実際
のICカードを受入れる装置は、操作盤21に設置する
こともできる。このようにすると、ICカードの取扱上
便利である。
記憶手段4は、ここではICカード41を用いている。
第3図にICカード41に記録保持される運転評価項目
と訓練成績及び運転実績の火力発電プラントについての
一例を示す。運転評価項目は、正常運転時と異常運転時
に分かれ、それぞれ起動操作1通常操作、停止操作につ
いて、詳細な項目を設定している。訓練成績及び運転実
績は、実際の操作量と、目標値になるような理想的操作
量の偏差量を求めた結果に対し、実際の操作手順と理想
的操作手順を比較して誤操作や不要操作をカウントシ、
オーバシュート量、アンダーシュート量、整定時間、操
作遅れ時間等から重み付けをしたものである。
第4図に最適訓練カリキユラム決定部133の動作流れ
を示す。まず、ICカード41に保持されている運転実
績や訓練成績を読み込む(4A)。
次に運転訓練時間と運転操作時間を読み込み(4B)、
総運転時間Tsを算出しく4C)、運転成績判定基準時
間T+ と比較しく4D)、Ts> T rなら成績判
定基準をaLとしく4El)、Ts≦T+なら成績判定
基準をa2とする(4E2)。
ここで、第5図に一例を示すような運転時間と成績判定
基準との関係から、ある−室以上の訓練または運転時間
を越えると成績判定基準が82で一定となり、それまで
は訓練または運転時間に比例して成績判定基準が上昇す
るように81を設定し、このal と82の変化点を成
績判定基準時間T+とする。
次に、成績判定基準に満たない訓練項目を選び出し、訓
練項目を決定する(4F)。さらに、運転員の性格、例
えば集中力1判断力1等の優劣に応じて訓練項目の回数
2時間配分、順序を決定する(4H)ことで、訓練カリ
キユラムを生成する。
第6図に評価条件生成部137,301の動作フローチ
ャートを示す。まず、プラントの運転状態をプロセス状
態信号から取り込む(6A)。この時、通常運転時のプ
ロセス状態量が目標値であり、この目標値は、あらかじ
めメモリ(図示せず)内に記憶させておき、6Bではこ
のような目標値を読み出す。この目標値にプラント状態
を変化させるために必要な操作手順、操作量を演算する
のが理想的操作の演算である(6C)。この操作からプ
ロセス状態を推算するのが理想的プラント応答演算であ
り(6D)、これを評価条件として出力する(6F)。
第7図に運転員の運転操作を評価するための運転操作評
価部138,302の動作フローチャートを示す。前記
評価条件生成部137,301から理想的操作、理想的
プラント状態を取り込み(7A)、次に実際の運転操作
とプラント状態(又は模擬プラント状態)を取り込む(
7B)。
理想的運転の操作量と実際の操作量を比較し偏差量を求
め、これを百分率で表す(7C)。即ち。
目標値への達成率を運転操作の評価とする。次に理想的
運転手順と実際の運転手順を比較し、誤操作、不要操作
をカウントする(7D)。さらに、オーバーシュート量
及びアンダーシュー1〜量、整定時間、操作遅れ時間を
算出しく7E)、これらによって運転員の行う操作の評
価に重みづけを行い、操作手順の評価を行い、結果を出
力する(7F)。
第8図に運転ガイダンス決定部303の構成図を示す。
前記運転操作評価部302の評価結果に基づきガイダン
ス記憶部3031に記憶された操作ガイダンスを読み込
む。ガイダンス生成部3033は、ICカード41に記
録された運転員の訓練成績や運転実績に基づいた熟練度
に応じて、操作ガイダンスを加工する。即ち、経験の浅
い運転者には、記憶されたガイダンスを全て1例えば操
作スイッチの指示、操作手順、操作量を詳細に表示する
。逆に経験の豊富な運転者には、対応する操作指示だけ
を表示するようにする。
また、事故発生時には、その事故の原因を推定する推定
ルールを評価結果に応じて推論ルール記憶部3032か
ら取り出し、予想される事故原因の支援ガイダンスを表
示する。
以上の実施例によれば、運転員の訓練成績及び運転実績
を将来(次回)の訓練カリキユラムや運転支援ガイダン
スに反映させることができる。上述の例では、訓練シミ
ュレータと実機ガイダンスを含むシステムで説明したが
、本発明は運転訓練シミュレータ単体、又は運転支援シ
ステムを伴ったプロセス制御システム単体でも適用する
ことができる。又、プラント制御システムの運転実績を
運転訓練シミュレータの訓練カリキユラムに反映させ、
運転訓練シミュレータの運転成績をプラント制御システ
ムの運転ガイダンスに反映させることもできるので、訓
練効率、支援効率の向上が可能となる。
本発明は、上述の実施例に限定されず、種々の態様で実
施することが可能である。
その−例として、複数の運転員で運転操作及び運転訓練
を行う場合について説明する。
例えば、火力発電プラントでは、操作盤は第9図に示す
ようにボイラ部、タービン発電機部、補機部の3つに分
けられ、それぞれに操作盤21と情報入出力部308を
設置し、これらを各運転員の操作盤に応じて切替える情
報入出力切替部225を備えている。これにより各運転
員ごとに訓練評価や運転ガイダンスを出力し、ICカー
ドに記録保持することが可能となる。
ここで、運転員が運転操作中に担当範囲を変わる時は、
ICカード41と運転員の対応がとれない。そのために
第10図に示すように、音声認識装置を用いて運転員を
識別し、情報入出力切替部225を制御することで解決
することができる。
また、音声認識の代りに画像認識を用いても可能である
。画像認識では、運転員の服装やゼツケン、帽子などの
身の付けたもので識別することが考えられる。
運転員の識別が不可能な場合は、・第11図に示すよう
に、各運転員のICカード41・1〜3の運転成績及び
運転実績から情報入力演算部3081を用いて全体の評
価を平均値等の演算値で求め、グループの熟練度として
本システムに取り込む。逆に運転操作の評価を各運転員
のICカード41・1〜3に記録する際には、情報出力
切換部3082により、各人の熟練度に応じて運転評価
を比例配分した結果を用いる。
次に第12図に示すように、数人の運転員のうちの当直
要用コンソール5を運転支援システムに設けることで、
当直長が運転員の訓練成績、′M転実績2個人情報等を
モニタしながら、適切な判断を支援することができる。
即ち、当直長が必要とする情報をCRTキーボード等の
操作部501から選択すると、操作入力解析部503を
通して、運転ガイダンス生成部303に取り込まれてい
る運転実績、訓練成績のデータを選ぶ。このデータを画
面出力するために編集する表示制御部503を通し、C
RT、液晶デイスプレィ等の表示部502に表示する。
次に自動運転システム作動中に、事故又は故障が発生し
運転員が事故対応操作を行う際に、事故原因を推論し最
適なガイダンスを与える場合について第13図を用いて
説明する。
自動運転システムは、あらかじめ記憶された制御システ
ムの運転手順に従って、制御装置に操作指令を出力する
一種のプログラム制御である。この自動運転中に制御シ
ステムが故障したり、事故が発生した場合は、自動運転
の継続は不可能となり、運転者が運転者の判断で事故対
応操作を行う。
しかし事故又は故障発生時には、その影響が多岐に渡り
第1原因をその時点のプロセス状態から判定するのは難
しい。そこで、運転支援システムに原因の推論機能を持
たせるために推論実行部3034と、あらかじめ事故の
因果関係をルールとして記憶しておく推定ルール記憶部
3032とを付加する。推論実行部3034は、事故が
発生した時のプロセス状態を運転操作評価部302から
受けて、そのプロセス状態に対応した因果関係のルール
を推論ルール記憶部3032から読み込み、推論演算を
実行する。この演算を必要回数くり返して最終的に確信
度の高い事故原因を推定する。次に、得られた事故原因
を解決するために必要な運転手順、操作量を対応操作記
憶部3035から選択し表示・告知する。
次に、記憶手段4は、上述の実施例ではICカードを用
いているが、これに限定されず、種々の記憶手段が使用
できる。例えばCD−ROMや光ディスク等の移動可能
な外部記憶媒体を用いることも可能である。また、運転
訓練シミュレータ1゜運転支援システム3の装置内にメ
モリ等の記憶媒体を保持し、そこに運転成績や運転実績
を記録することも可能である。さらに、情報の伝送には
ICカードのような可搬媒体以外に無線、有線。
光ケーブル等の通信手段を用いることができる。
さらに、運転成績、運転実績の情報量が多量であり、カ
ード41に記録しきれないときは、ICカード41には
ID及び性格データのみを記録し、運転実績や運転成績
はシステム内のメモリやハードディスク等の別の媒体に
記録する方法も可能である。
以上、発電プラント制御システムに応用した場合を例に
とり、本発明を説明したが、本発明の適用対象はこれに
限定されず、人間が操作の少なくとも−・部を行う制御
システムに広く適用可能である。例えば、上下水道管理
プラント、鉄鋼プラント、化学プラント等の産業用各プ
ラントに対しては、上述と同様の手法により、適用可能
である。
この他自動車、航空機、船舶、電車等の運転システムや
、楽器の演奏等の技能教育に応用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば運転員の個性ある
いは過去の実績等の個人情報を運転操作に反映すること
ができので、効率の良いかつ適切な運転操作の支援をす
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の概略的構成図、第2図
は本発明の実施例の詳細な構成図、第3図はICカード
に記録される評価項目とその成績の一実施例を示した表
、第4図は最適訓練カリキユラム決定部の動作フローチ
ャート、第5図は運転時間に応した評価基準を示すグラ
フ、第6図は評価条件生成部の動作フローチャート、第
7図は運転操作評価部の動作フローチャー1・、第8図
は運転ガイダンス決定部の構成図、第9図は複数の運転
員による操作を行う際の情報入出力系統の構成図、第1
0図は音声認識装置で各運転員を識別する際のシステム
構成図、第11図は識別が不可能な場合の情報入出力系
統の構成図、第12図は運転支援システムに当直長周コ
ンソールを備えたときの構成図、第13図は自動運転シ
ステムを伴った本システムの運転ガイダンス生成部の構
成図を示すものである。 1・・・運転訓練シミュレータ、11・・・指導操作盤
、111・・・操作盤、112・・・表示モニタ、12
・・・模擬操作盤、121・・・表示部、122・・・
操作部、13・・・計算機、131・・・操作入力解析
部、132・・表示制御部、133・・・最適訓練カリ
キユラム決定部、134・・・シミュレーション条件設
定部、135・・制御装置モデル部、136・・・制御
対象モデル部、137・・・評価条件生成部、138・
・運転操作評価部、139・・・ICカードインターフ
ェイス部、2・・・プラント制御システム、21・・・
操作盤。 211・・表示部、212・・・操作部、22・・・制
御装置、221・・・操作入力解析部、222・・・表
示制御部、223・・・制御演算部、224・・・プロ
セス出力部、225・・・プロセス入力部、23・・・
制御対象、3・・運転支援システム、301・・・評価
条件生成部、302・・・運転操作評価部、303・・
最適運転ガイダンス決定部、304・・・表示部、30
5・・・告知部、306・・表示制御部、307・・・
告知制御部、308・・・ICカードインターフェイス
部、4・・・記憶手段、41・・・ICカード。 第  1 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、運転員によつて操作される所定の運転対象に対し所
    定の運転指示を行うことにより上記運転対象を運転する
    ための運転装置と、上記運転員の上記運転装置について
    の過去の運転経歴に関する情報を記録した記憶媒体と、
    上記記憶媒体から読み出した上記運転経歴に関する情報
    に応じて上記運転装置の運転についてのガイダンスを演
    算する運転支援手段とを有することを特徴とする運転支
    援装置。 2、運転員によつて操作される所定の運転対象に対し所
    定の運転指示を行うことにより上記運転対象を運転する
    ための運転装置と、上記運転員の個性に関する情報を記
    録した記憶媒体と、上記記憶媒体から読み出した上記運
    転員の個性に関する情報に基づいて上記運転装置の運転
    についてのガイダンスを演算し表示する運転支援手段と
    を有することを特徴とする運転支援装置。 3、請求項第2項において、上記運転員の個性に関する
    情報は、上記運転員の性格、適性についての情報を含む
    ことを特徴とする運転支援装置。 4、運転対象を模擬する運転対象モデルに対して運転操
    作を模擬的に実施し、当該運転操作を予め定められた運
    転基準と比較して、模擬運転操作についての評価を行う
    運転訓練シミュレータと、上記模擬運転操作についての
    評価を記録する記憶媒体と、運転員によつて操作され運
    転対象に対し所定の運転指示を行うことにより運転対象
    を運転するための運転装置と、上記記憶媒体から読み出
    した上記模擬運転操作についての評価に応じて上記運転
    装置についての運転ガイダンスを演算し表示する運転支
    援手段とを有することを特徴とする運転支援装置。 5、運転員によつて操作される所定の運転対象に対し所
    定の運転指示を行うことにより上記運転対象を運転する
    とともに、上記運転員による操作を予め定められた基準
    により評価する運転装置と、上記評価を記録する記憶媒
    体と、上記記憶媒体の上記評価記録に応じて、運転対象
    を模擬する運転対象モデルに対して運転操作を模擬的に
    実施する際の訓練カリキュラムを決定する運転訓練シミ
    ュレータとを、有することを特徴とする運転支援装置。 6、運転員の操作により運転対象を運転するに際し上記
    運転員に対して運転ガイダンスを与える手段を有する運
    転装置において、運転対象の現在の状態を表わす信号を
    取込み予め定められた上記運転対象の所期の状態と比較
    し運転対象を上記所期の状態とするのに必要な運転操作
    手順及び運転操作量を演算するとともに、上記運転員に
    ついての過去の運転実績を表わす情報を取込み、上記演
    算結果及び上記運転実績の多少に応じて上記運転ガイダ
    ンスの詳細さを決定する運転ガイダンス決定手段を有す
    ることを特徴とする運転装置。 7、運転対象を模擬する運転対象モデルに対して予め設
    定されたカリキュラムに従つて運転操作を模擬的に実施
    し、当該運転操作を予め定められた運転基準と比較して
    、模擬運転操作についての評価を行う運転訓練シミュレ
    ータにおいて、所定の訓練条件を設定するとともに、訓
    練員の過去の上記模擬運転操作についての経験または成
    績を表わす情報を取込み、上記訓練条件及び上記過去の
    経験の多少または成績の優劣に応じて、上記カリキュラ
    ムの詳細さを決定する訓練カリキュラム決定手段により
    上記カリキュラムが設定されることを特徴とする訓練シ
    ミュレータの運転支援装置。 8、請求項第1項、第4項または第6項において、上記
    運転員は運転操作を分担する複数からなり、上記分担に
    従つて上記ガイダンスを演算、表示または決定すること
    を特徴とする運転支援装置。 9、請求項第8項において、上記複数の運転員のそれぞ
    れの運転操作状況を表わす信号を取込み、表示する監視
    モニタを設けたことを特徴とする運転支援装置。 10、請求項第1項ないし第5項のいずれかにおいて、
    上記記憶媒体は上記運転支援装置に設置されたメモリで
    あることを特徴とする運転支援装置。 11、請求項第1項ないし第5項のいずれかにおいて、
    上記記憶媒体は可搬記憶媒体であることを特徴とする運
    転支援装置。 12、請求項第1項ないし第5項のいずれかにおいて、
    運転員個有の情報は可搬記憶媒体に格納し、運転員の運
    転操作に関する情報は上記支援装置内に設置されたメモ
    リに格納することを特徴とする運転支援装置。
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