JPH02287488A - 運転訓練用シミュレータ - Google Patents

運転訓練用シミュレータ

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JPH02287488A
JPH02287488A JP10778289A JP10778289A JPH02287488A JP H02287488 A JPH02287488 A JP H02287488A JP 10778289 A JP10778289 A JP 10778289A JP 10778289 A JP10778289 A JP 10778289A JP H02287488 A JPH02287488 A JP H02287488A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、火力、原子力または水力等による発電用、給
電用プラント及び化学工場等のプラントの運転訓練用シ
ミュレータに関する。
(従来の技術) 従来、プラントの運転訓練用シミュレータとしては、第
17図に示すような概念的な基本構成図より成るものが
知られている。即ち、運転訓練シミュレータは教官(イ
ンストラクタ)が、運転訓練用シミュレータを管制する
ためのインストラクタコンソール1と、プラントの挙動
を模擬演算するためのプラントシミュレーション用計算
機2と、運転制御盤3とから構成される。この制御盤3
にはプラントの状態を表示するための図示しない計器、
表示器あるいはCRT等が設置されている。また、運転
訓練員がプラントシミュレーション用計算機2により模
擬演算されたプラント(以下単にプラントと言う)を運
転操作するための操作スイッチ、押ボタンスイッチ等も
この運転制御盤3に設置されている。つまり、この運転
制御盤3は実際のプラントの運転操作盤の全体または一
部を模倣して製作されたものである。
この構成で、教官はインストラクタコンソール1により
、シミュレーション用計算機2に対し、プラント初期状
態の設定を行ったり、模擬演算の始動、停止等の管制を
行う事により、あたかもプラントが運転状態にあるかの
ように挙動させる事ができる。
また、必要に応じてマルファンクション(事故または異
常模擬)を挿入するための管制を行う事により、実際の
プラントではめったに発生し得ないような事故または異
常があたかも発生したかのように挙動させる事もできる
。シミュレーション用計算機2により模擬演算されたプ
ラントの状態値(プロセス量、各機器の運転状態等)は
、運転制御盤3上に設置された計器、表示器またはCI
IT等に表示される。運転訓練員は、これらの計器。
表示器またはCRT上に表示されたプラント状態値を監
視することによって、プラントの挙動を把握しながら運
転制御盤3上に設置された操作スイッチ、押ボタンスイ
ッチ等を操作して、プラントの起動停止操作または事故
、異常に対する対応操作等のための機器の運転操作等を
行なう運転訓練員により操作された操作スイッチ、押ボ
タンスイッチ等の状態値はシミュレーション用計算機2
に入力され、ここでこれらの状態値により、さらに模擬
演算が実行され、プラントの状態が新たな状態へと移行
してゆく、シミュレーション用計算機2はシーケンスの
インターロック等を模擬演算するためのロジックモデル
やプラントのプロセス量等を模擬演算するための物理モ
デル、関数近似などの数式モデルを有しており、前述の
如く教官によるインストラクタコンソール1からの管制
に従い、また運転訓練員による運転制御盤3上の操作ス
イッチ、押ボタンスイッチ等の操作結果に従いプラント
の挙動の模擬演算を順次行ってゆく。
以上のようにして運転訓練員は、運転制御盤によりプラ
ントの起動、停止等のための運転操作の訓練や、実際の
プラントではめったに発生し得ないような事故または異
常に対する対応操作の訓練もできる。
一方教官は運転訓練員のプラント起動、停止等のための
運転操作状況及び事故または異常時に対する対応操作状
況等をw4察し、その上に運転訓練貝の運転または対応
操作の結果として生じる各機器の運転状態プロセス量の
変動状況等の観察も行って運転または対応操作の良否判
定や総合的評価を行うことになる。そして運転訓練員の
運転または対応操作に技能の劣る箇所が発見された場合
には、教官はインストラクタコンソールを用いて、運転
訓練用シミュレータの管制を行う事により、再度プラン
トの挙動を模擬演算させ、運転訓練員の技能の劣る箇所
の運転訓練を重点的に行っていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記したような従来技術による場合、運転訓
練員の運転または対応操作の良否判定や総合的評価を行
うために、教官は運転訓練員のプラント起動、停止等の
ための各機器の運転操作、事故または異常時に対する対
応操作(以下単に運転または対応操作と言う)の状況等
の他、運転訓練員の運転または対応操作の結果として生
じる各機器の運転状態、プロセス量の変動状況等を常時
Il!察する必要がある。しかもその確認項目は莫大な
数で、その上、採点方法等も複雑であるために教官にな
るのには、非常に多くの経験と訓練が必要であった。
このように運転訓練実施中の教官に対する負荷は非常に
大きなものであり、さらに事故または異常時の対応操作
は特に操作の必要な機器も多く複雑でしかも緊急操作も
多いため、これらの対応操作を見落す事なくiIK察す
るためにはさらに非常な集中力と細い神経が要求される
ものであった。そして、運転訓練員の運転または対応操
作の良否判定や総合的評価を行う場合、その評価規準は
運転訓練員の技能レベルと必ずしも無関係ではない。
例えば初級者の場合には基本的操作を重視し、中級者の
場合には基本的操作だけでなく、詳細な操作をも重視し
て評価すべきであり、更に上級者の場合には基本的操作
及び詳細な操作を重視しなければならないだけでなく、
操作されるプロセス量の変動状況等をも重視しなければ
ならないと言う具合に差を持たせることが適当である。
しかも上級者を評価する時、極端な場合には対応操作が
たとえ詳細には若干規定から外れていても、プロセス量
の変動が規定値以内であれば、総合的評価は良くなる場
合さえ有り得る。このように教官は常に運転訓練員の技
能レベルをも意識しながら良否判定及び評価をしなけれ
ばならないが、複数の運転訓練員を同時に訓練している
場合等は特に繁雑であり神経もより多く使う。しかも、
全運転訓練員に対して技能レベルに応じた評価規準に従
い、なるべく公平に良否判定及び総合的な評価をしなけ
ればならないにもかかわらず、教官が人間である以上見
落しもあり、また各運転訓練員に対する主観的な判定も
入ってくるため、不公平な良否判定及び総合的評価にな
ってしまう事もしばしばあった・ そこで、従来の運転訓練用シミュレータを改良して教官
の負荷を軽減し、しかも各運転訓練員の運転または対応
操作の良否判定及び総合的評価を公平に行うために、運
転訓練員の運転または対応操作の良否及び採点、評価を
自動的に行わせるいわゆる運転または対応操作の採点、
評価機能を有した運転訓練用シミュレータとすることが
その解決案として考えられるが、従来からこれが実現で
きなかった理由として次のような問題点が存在していた
■ 運転訓練員が特定の機器を起動または停止操作して
もそれが何を目的とした操作であるかが、運転訓練用シ
ミュレータには判断できないため、運転訓練員が行った
操作に対する良否判定及び採点、評価ができなかった。
また、採点評価機能部にて使用しつる系統だてた有効な
採点評価規準を作成する事もむずかしかった。
上記の理由をもう少し堀り下げて見ると、実際のプラン
ト運転員は、各機器の操作(例えばO○ポンプの起動、
停止またはΔΔ弁の開、閉操作等)を行う場合には、そ
れぞれの機器を相互に無関係に操作しているのではなく
、第18図に示す一例のように例えば火力または原子カ
プラントの「タービン起動」前までの一連の運転操作−
つを考えても非常に多数の機器を複雑に関連させながら
長時間に渡る操作が必要となる。これらは「補助蒸気系
統起動操作」 「海水系統起動操作」または「復水クリ
ーンアップ系統起動操作」等というように必ずあるグル
ープ毎に目的を持って行っており、しかもこの目的を達
成するのに、例えば「復水クリーンアップ系統起動操作
」を−例にすると、まず「脱塩装置バイパス弁を全開」
し、その後「脱塩装置を全台停止」し、その後「低圧ク
リーンアップ弁を全閉」し・・・その後「復水ポンプを
起動」し・・・と言うように約12項目の各機器の操作
が必要であり、しかも必ず関連のあるグループ毎に相互
に関連を持たせながら各機器の操作を行っており基本的
には操作目的毎には定形化しているのが一般的である。
ところが、この第18図に示す一例のように、「タービ
ン起動」前の準備から「タービン起動」までの個々の操
作目的の順序が完全に定形化されている時、常に決めら
れた機器を決められた順序に従い決められた時点に忠実
に操作して行くかと言うと必ずしもそうではない。時に
はプラントの運転状態に応じである操作目的と他の操作
目的との間の定形化された一連の操作の間に一部非定形
的な繰作が挿入される。また、場合によってはプラント
の運転状態によっては複数の操作目的の順序を入れかえ
たり、或いは一部の操作目的を削除して、プラントの起
動、停止等の運転操作を行うことさえあり得る。このよ
うな場合、教官は運転訓練員の表情、発言内容をも含む
対応操作状況、プラントのプロセス量の変動状況その他
から運転訓練員が行おうとしている運転または対応操作
の目的を判断したり、また場合によっては運転訓練員に
対し運転または対応操作の目的を口頭で確、!4召しな
がら運転または対応操作の良否判定等を行う。
ところが、現在のところ、プラントシミュレーション用
計算機及びその他の計算機等では、上述のような運転ま
たは対応操作の目的を運転訓練具に確認する事ができな
いので、これらの良否判定、採点、評価の自動化ができ
ない。
即ち、プラントシミュレーション用計算機等が運転また
は対応操作の目的を捉えることができないので、例えば
、各操作目的毎に採点、評価規準をまとめると言うよう
な適当な規模(大きさ)の規準群にまとめる事もできず
、しかも運転訓練員の運転または対応操作の良否判定、
採点、評価する際にはいつ、どの採点、評価規準を用い
て行えば良いかの判断もつかめず、計算機によって内勤
評価が行えなかった。
なお、運転訓練員が運転または対応操作を行う際に、教
官または運転訓練員が操作の目的を入力する事も考えら
れるが、教官がこれを行う場合には、運転訓練員が次に
何の操作を行うかを常に事前に把握して入力する必要が
ありこれは非常に繁雑で神経を使う作業になってしまう
。一方、運転訓練員がこれを行う場合には、実際のプラ
ントの運転時には必要の無い操作を行わねばならず、実
際のプラント運転時に誤操作をしてしまう可能性もあり
、運転訓練効果が半減される事になってしまう。
■ −人の運転訓練員が一台の運転訓練用シミュレータ
を常時専有する場合はこれに合せて評価規準を作れば良
いが、一般には現状の運転訓練用シミュレータは不確定
多数の運転訓練員が利用しており、たとえ運転訓練員1
人づつを訓練する場合であっても、その運転訓練員の技
能レベルに応じた評価規準によって良否判定、採点、評
価をプラントシミュレーション用計算機またはその他の
計算機等にさせる事はむずかしい。ましてや、複数の運
転訓練員を同時に訓練している際に、各運転訓練員を特
定しその技能レベルに応じた評価規準によって良否判定
、採点、評価を行わせる事は不可能だった。
以上、概ね、このような理由から採点、評価の自動化が
行われていなかった。
そこで、本発明は訓練員が行おうとしている操作目的及
び操作開始時期等を自動的に検知し、運転または対応操
作の良否判定、採点、評価等を行い、そしてその際に各
運転訓練員の技能レベルに応じて採点評価を行うことに
より、定量的、客観的かつ自動的に運転訓練員の運転ま
たは対応操作の採点評価を行う機能を有した運転訓練用
シミュレータを提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の運転訓練用シミュレータは、運転訓練員が運転
訓練の際行う指差呼称を利用してその中から操作目的と
操作開始時期を検知する音声認識手段と、予め各操作目
的毎に定めた採点、評価規準値がテーブル化して記憶さ
れている記憶手段と、操作目的の特定により、これと該
当する採点、評価規準値を呼び出す選択手段と、この採
点、評価規僧値と運転訓練員の実際に行った各操作との
比較をする比較手段と、比較結果から運転訓練員の評定
を下す評価手段と、評価の結果を点数算出する採点手段
と、この点数及び前記評価結果を文字、音声等により知
らしめる出力制御手段とより構成されているものである
(作用) 上記の構成で、運転訓練員の「OO操作を行います」と
言う指差呼称から操作目的の特定と操作開始時期の検知
を音声認識手段が行い、先ず操作目的からそれと合致す
る操作目的と採点、評価規準値を選択手段が記憶手段か
ら呼び出し、比較手段に格納する。一方、操作開始時期
の検知からこの比較手段が作動し、運転訓練員の実際に
行った操作状況がこの比較手段に入力され、これと前記
採点、評価規準値との比較が成され、その結果より、そ
の良否判定、採点、評価が評価手段により行われ、その
結果例えば不良等の状況がある場合は音声、文字等で出
力制御手段を介して告知される。そして、評価結果を採
点手段で点数算出も可能としている。この時、採点倍率
を各運転訓練員の技能レベルに応じて設定入力手段によ
り設定できるようにして、公平な採点をできるようにし
ている。また、前記採点、評価規準値の内容も各運転訓
練員のレベルに応じて評価の対象とする項目数や項目内
容を選択し得るようにし、同様に公平な良否判定および
総合評価をすることができる。
(実施例) 第1図は本発明の実施例を示す運転訓練シミュレータの
構成図で、従来と同様にインストラクタコンソール1と
プラントシミュレーション用計算機2と運転制御盤3と
が設けられている。評価装置4は運転訓練員の運転及び
対応操作の良否を採点、評価するためのものである。こ
の評価装置4には、通常の運転操作及び異常時の対応操
作の各操作目的毎にそれぞれ予め定めた基本操作手順、
詳細操作手順、並びに運転おび対応操作の結果によって
表われるプロセス量変動の許容値など採点。
評価の規準値が予め記憶されている。その評価装置4は
、この採点、評価規準値を用いて実際に運転訓練員が行
った各操作の手順及び各運転操作と各対応操作の結果に
よるプロセス量の変動状況、機器の状態値等とを比較評
価し、運転及び対応操作の良否判定を行い、その結果に
採点倍率を掛は合せながら、得点は加算、減点は減算計
算し、採点(得点計算)する。その際の採点倍率は可変
で設定する事ができ各運転訓練員毎にその技能レベルに
応じた採点倍率をレベル設定入力手段7から運転訓練開
始前にこの評価装置!¥4に入力し記憶させである。
また、マイクロフォン等の音声集音器5が、運転訓練員
が運転及び対応操作を始める際等に行う指差呼称の口頭
の告知事項を集音するために設けられている。そして、
音声認識装置6が人間が話した言葉の周波数、音色等の
変化のパターン等を規準パターン等と比較してその言葉
の意味等を認識することにより、前記音声集音器5を介
して入力された運転訓練員の告知事項から、少なくとも
運転訓練員が行おうとしている操作目的及び操作開始時
期とを事前に検知し、その検知結果を評価装置4に入力
する。また、評価装置4には、この他に運転制御盤3を
介して運転訓練員が実際に行った運転及び対応操作の状
況が入力される。プラントシミュレーション用計算機2
からは、運転及び対応操作の結果として表われるプロセ
ス変動状況、機器の状態値等が入力される。前記評価装
置4で実行された運転及び対応操作の良否判定、採点、
評価結果は出力制御手段8に入力され、ここで出力信号
処理され、C訂表示装置9またはプリンタ装置lOから
文字情報として、或いは音声処理手段11を介してスピ
ーカ装置12から音声情報として出力される。
第2図は本発明による運転訓練用シミュレータにおける
採点、評価機能を果たす主として評価装置4の詳細説明
図を示したものである。この図において、運転訓練を開
始する前に各運転訓練員の技能レベルに応じた採点倍率
をレベル設定入力手段7より入力し、評価装置4の採点
倍率記憶手段18に記憶させておく。
一般に実際のプラントの運転監視は通常複数の運転員に
より行われているが、■運転または対応操作を行う運転
員自身のケアレスミス等の誤操作防止、■他の運転員等
に事前に注意をうながす、等のため運転員は運転または
対応操作を行う直前及び直後に必ず指差呼称すなわち「
OO操作を行います、JrOO操作完了しました。」と
言うように口頭で操作内容を告知する事が義務づけられ
ている。従って、当然の事ながら運転訓練員が運転訓練
用シミュレータにより訓練される場合にも、これが義務
づけられている。ところが、この口頭で告知する操作内
容には■これから行おうとする操作の目的、■操作状況
(操作開始、操作完了時期)の情報等が含まれており、
この点に着目し。
これを運転または対応操作の良否判定、採点、評価に利
用する。そのために音声集音器5によりこれら口頭によ
る告知事項を集音し、音声認識装置6に入力する・ 音声認識装M6では運転訓練員の口頭による告知事項を
分析し、少なくとも操作目的(上記の一例では「○O操
作」の部分)特定を行う認識(6−1)と、操作開始時
期(上記の一例では「行います、」の部分)を検知する
認m(6−11)とを行う。この際、指差呼称に使用で
きる用語は一般にプラントまたはそのプラントを所有す
る会社毎に独自に規定されており、しかも各運転訓練毎
に発音、アクセント等も異なるため、運転訓練に先たち
事前に各運転訓練毎に運転訓練時の指差呼称で使用する
口頭による告知事項及びその意味付けを音声認識装置6
に登録しておく。音声認識装置6では、この事前に登録
された内容と、運転訓練時に運転訓練員が口頭で行った
告知事項とを比較分析し、操作目的及び操作状況を検知
する。そして検知結果である操作目的(上記の一例にお
ける「O○操作を行います、」の「O○操作」の部分)
がまず評価装置4に入力される。
一方、評価装置4には、各機器の運転操作及び対応操作
の操作目的毎にそれぞれ予め定めた基本操作手順、詳細
操作手順及びその結果によって表われるプロセス量変動
の許容値など採点、評価の規準値13−1.13−2・
・・13−nが記憶されている記憶手段13が設けられ
る。この記憶手段13に格納された複数の採点、評価の
規準値13−1.13−2.・・・13−nの中から、
前述の検知された操作目的により、該当する操作目的に
合致した採点、評価の規準値が選択手段14によって選
択されるようになっている。
また、同時に音声認識装置6による検知結果である操作
開始時期(上記の一例における「行います。
」)が評価装置4に入力されこれにより該当する操作目
的に関する運転訓練の評価が開始される。
即ち、採点評価開始指令の信号が入力すると稼動し始め
る比較手段15に前記選択手段14を介して、該当する
採点、評価規準値が取り込まれる。一方、運転制御盤3
を介して入力される運転訓練員が実際に行った運転また
は対応操作の状況及びプラントシミュレーション用計算
機2にて模擬演算された運転または対応操作の結果とし
て表われたプロセス変動状況1機能値等が入力される。
そして、その都度、前述の採点、評価規準値との比較が
なされる。次いで、この比較結果より運転員の運転操作
および対応操作の良否判定を評価手段16で行う。ここ
で万一、運転訓練員の運転または対応操作が不良の場合
には、コメント表示指令信号が出力制御手段8に入力さ
れ、ここで出力信号処理され、CRT表示装置9または
プリンタ装置10から文字情報として、またさらには音
声処理手段11を介してスピーカ12から音声情報とし
て1例えば「○Oが誤孫作でした。」と言うようなコメ
ントの形で運転訓練員等に表示出力される。また、さら
に良否判定の結果に応じて得点または減点しながら採点
(得点計算)を採点手段17により行ってゆく訳である
が、この際に前述のあらかじめ評価装置4に記憶させて
あった各運転訓練員の技能レベルに応じた採点倍率で演
算しながら計算してゆく。
そしてこの採点結果も出力制御手段8に入力され、前述
のコメントと同様にして1文字情報または音声情報とし
て報知出力される。
ところで、運転訓練員の運転および対応操作を評価する
のに、前述した通り、記憶手段13に各操作目的毎に区
分けされる採点、評価規準値のテーブル13−1・・・
13−nを収容しなければならないが、どのような採点
、評価規準値とするかに付き説明する。
前述の通り運転または対応操作を評価するには、非常に
多数の機器及びプロセス量の確認が必要なため、まず評
価部を計画するにあたり各操作目的毎に運転または対応
操作時に運転訓練員が操作しなければならない機器と、
この操作により変動が予想されるプロセス量とその許容
値、及び教官が運転訓練員を採点、評価する際に重点的
に確認する項目を運転訓練員の技能レベル別に整理した
表を作る。その−例として操作目的が「低圧給水加熱器
1系列カット操作(以下単にrLp )ltr 1系列
カット操作」と言う)」の例を第3図に示す。
しかし、第3図のままでは評価装置4用計算機等では処
理できないため、計算機処理しやすいようにこれを元に
各操作目的毎に運転または対応操作時に運転訓練員が操
作した結果としての機器またはプロセス量の状態値を一
覧表に整理しなおし。
さらに各機器の操作前及び操作完了後の静止状態におけ
る「各機器の状態値確認点」を便宜的にアルファベット
の小文字で連続Naを採番し記入した。
その−例として操作目的がrt、p Htr 1系列カ
ット操作」のものを第4図に示す。なお1図中の符号F
Cは両開、FOは全開、OFFは停止、ONは条件成立
、−は確認の不要な項目、→は動作をそれぞれ表わして
いる。
これを元に該当操作目的の開始から完了までの間に、運
転訓練員が操作しなければならない各機器の状態値を入
力信号とし、これらすべての機器の状態値が該当「機器
の状態値確認点」毎に規定された状態値と一致した時初
めて出力信号が出力される機能を持った「機器の状態値
確認点テーブル」をそれぞれの「機器の状態値確認点a
 ”’−’ n J毎に作り、これを操作目的毎に採点
、評価規準値テーブル13−1.13−2.13−nと
して記憶手段13の中に保存しておく。
第5図は第2図における比較手段15、評価手段16、
採点手段17の詳細説明図で、比較手段15は操作目的
に選択手段14を介して記憶手段13から取り出した採
点、評価規準値テーブル中の1つ例えばrt、p Ht
r 1系列カット操作」の採点・評価規準値テーブル1
3−Iを基に各機器の状態と比較する。
この採点・評価規準テーブル13−Iは、更に機器の状
態値確認点a ’= n毎に作られたn個の機器の状態
値確認点テーブル13−Ia〜13−Inからなり、プ
ラントから入力される各機器の状態値と順次比較される
。その−例として操作目的がrt、p Htr 1系列
カット操作」における機器の状態値確認点(e)テーブ
ル13−Ieの場合を第6図に示す。この図に示すよう
に機器No、I”XIの状態値はテーブル13−Ieの
状態値と比較されて一致していれば一致信号e′が出力
される。
このように、操作目的の特定により、それに該当する採
点、評価規準値を構成するテーブル13(a”13−I
nが比較手段15内に取り込まれ、テーブル13−1a
〜13−Inのそれぞれにおいて、機器No、 1〜M
のすべての機器の状態値が、第4図の[機器の状態値確
認点a−nに規定されたそれぞれの機器の状態値との比
較がなされ、−Mすると、−M信号a′〜n′が評価手
段16を構成する第7図のロジック部に入力される。
第7図は運転または対応操作が規定された順番通りに行
われた事を評価するためのロジック部の一例であって、
前段の「機器の状態値確認点」のすべての機器の状態値
が成立していてしかも該当の「機器の状態値確認点」で
操作すべき機器を規定通りに操作して初めて出力信号A
−Nが発生し、第8図に示した如き得点評価部に入力さ
れる。なお、第7図中20はOR回路、21はAND回
路、22は保持回路を示す。
第8図の得点評価部は運転および対応操作が順番通りに
行われた場合に「機器の状態値確認点」が順次進行して
ゆくと共に増加し、この得点をカウントする部分の一例
であって、入力信号A−Nのそれぞれは、まず入力条件
が成立するたびに1パルスを出力する各1パルス発生部
23人力される。
そして、これらの1パルス発生部の出力信号は得点カウ
ント部■24及び得点カウント部■25に入力される。
それぞれの得点カウント部では、入力されたパルス数を
カウントし、そのカウント数を出力信号x1及びx2と
して出力する。なお、得点カウント部■24には、第3
図及び第4図の運転訓練員が操作しなければならない機
器のうちの基本操作に関するもの、すなわち初級者に対
する教官の重点確認項目に関するものが入力される。一
方、得点カウント部■25には、第3図及び第4図の運
転訓練員が操作しなければらない機器のうちの得点カウ
ント部の24に入力されているものを除いたものが入力
されている。
一方、第9図(a)、(b)は誤操作に対する減点評価
部の一例であって「機器の状態値確認点e」における誤
操作を評価し、その誤操作の回数をカウントすると同時
に万一誤操作が行われた場合に運転訓練員等に誤操作が
行われた事を表示するためのコメント表示指令信号を出
力する部分である。
すなわち「機器の状態値確認点e」におけるすべての機
器の状態値が成立するためには、前段の機器の状態値確
認点完了後に機器Nα■の抽気逆止弁前ドレン弁をFC
(全開)からFO(全開)にすべきであって、その他の
機器を操作した場合は、すべて誤操作としてカウントさ
れる訳である。従って、機器Nα■以外の機器の操作の
OR論理と「機器の状態値確認点e」とのAND論理が
成立するたび毎に1パルスが1パルス発生部23から出
力される。そしてこれらのパルス数を減点カランI・部
■26または減点カウント部■27でカラン1〜し、そ
のカウント数Ye、及びYe、を出力すると同時に、1
パルス発信部23から1パルス出力される毎に誤操作が
行われた事を表示するためのコメント表示指令信号28
または29が出力される。なお、減点カウント部■26
には第3図及び第4図の運転訓練員が操作しなければな
らない機器のうちの基本操作に関するものすなわち初級
者に対する教官の重点確認項目に関するものが入力され
ている。一方減点カウント部■27には第3図及び第4
図の運転訓練員が操作しなければならない機器のうちの
減点カウント部■26に入力されているものを除いたも
のが入力されている。なお、カウント数Ye工、 Ye
□は[機器の状態値確認点e」に関するものであって、
同様にして「機器の状態値確認点a ” n Jに関す
るもののカウント数Ya工、 Ya、〜Yn工、 Yn
、が得られる。
第10図(a)、(b)は「機器の状態値確認点a =
 n Jのすべての状態値確認点における誤操作の合計
数を算出するものの一例であって、カウント数Ya1〜
Yn、は加算部■30に入力され、ここで合計されて出
力信号Y1を得る。また、カウント数Ya2〜Yn。
は加算部■31に入力され、ここで合計されて出力信号
Y2を得る。
第11図はプロセス量変動に対する減点評価部の一例で
あってプロセス量が規定量の範囲外になった回数をカウ
ントするものである。すなわち第3図または第4図に示
したプロセス量を入力信号とし、これらが規定値以内に
あるということの判定結果を各N07回路32を介して
各1パルス発生部23に入力する。すなわち、プロセス
量が規定値から外れるたび毎に1パルス発生部23から
1パルス出力され、これらのパルス信号を入力信号とす
る減点カウント部■33または減点カウント部(134
でカウントし、そのカウント数Y、及びY4を出力する
なお、減点カウント部■33には、第3図及び第4図に
示したプロセス量のうち、中級者に対する教官の重点確
認項目に関するものが入力されており、減点カウント部
■34には、第3図及び第4図に示したプロセス量のう
ち、減点カウント部■33に入力されているものを除い
たものが入力されている。
第12図は採点(得点計算)するための部分での一例で
あって第8図で求まったX、、X、、第9図で求まった
Y4.Y2、第10図で求まったY、、Y4を入力とし
、これらをまずそれぞれの入力に対し採点倍率を掛は合
わせるところの採点倍率部35で演算処理した後、加減
算部36で得点は加算、減点は減算処理した後点数(得
点)を出力する。なお、採点倍率部の各入力信号に対す
る乗数Z工〜2.は、レベル設定入力手段7から図示し
ないキーボードを介して可変で設定できる。
以上、第5図から第12図で説明した各構成要素の相互
関連作用を概略説明する。運転訓練員が運転または対応
操作を行った結果としての機器801〜尺の機器の状態
値は、第6図に示したような「機器状態値確認点a ”
”’ n Jテーブル13−Ia〜13−Inに入力さ
れ、その出力信−号a′〜11 ’は第7図に示したよ
うな処理部に入力され、その出力信号A−Nは構成要素
23,24.25を内蔵した第8図の処理部に入力され
その出力信号X□、x2を得る。−方、運転訓練員が行
った機器Nal −XIの機器の操作信号は第9図のブ
ロック図をテーブル化した処理部13−Ja〜13−J
nに入力され、その出力信号Ya□〜Yn、及びYa2
〜Yn、は第10図に示した加算部■30及び加算部■
31に入力され、その出力信号Y1及びY2を得る。な
お、ここで第9図のブロック図をテーブル化した処理部
13−Ja〜13−Jnのそれぞれは「機器の状態値確
認点a ”” n Jのそれぞれにおいて、操作しては
ならない機器を運転訓練員が操作した場合に誤操作と判
断してその回数Ya工〜Yn、 IYa、〜Yn2を出
力するためのものである。また、運転訓練員を評価する
時に用いる各プロセス量は構成要素32,23,33.
34を内蔵した第11図の処理部に入力され、その出力
信号Y、及びY4を得る。そして以上より得た出力信号
x、、 x2. y□、 y2. v、、 y4を構成
要素35.36を内蔵した第12図の処理部に入力して
、その出力として点数(得点)を得る。なお。
第11図の一点鎖線で囲んだ採点評価規準値はrt、p
 Htr 1系列カット操作」時のプロセス量変動に関
するものであり、第5図のテーブル13−Ia〜13−
Inおよび処理部13−Ja−13−Jnはrt、p 
Htr 1系列カット操作」運転または対応操作に関す
るものであり、これと同様の採点評価規準値が、各運転
または対応操作の操作目的毎に作られており、第2図に
おける採点・評価規準値(複数)として評価装置4の記
憶手段13に記憶されている。
次に、運転制御盤3を介して運転訓練員が実際に行った
運転または対応操作及びプラントシミュレーション用計
算機から入力されるプロセス量、機器の状態値等と、前
述の該当操作目的に合致した採点・評価規準値とを比較
評価する点について第5図を中心に更に詳細に説明する
まず、プラントシミュレーション用計算機2等から入力
された各機器の状態値は第6図の如く作られた[I!!
器の状態値確認点a ” n Jのテーブル13−Ia
〜13−Inにより、順次各[機器の状態値確認点」毎
に規準値と比較され、すべての機器の状態値が規準値と
合致した時に出力信号が出力されると同時に次段の「機
器の状態値確認点」のテーブルに順次更新されてゆく。
そしてこれらの出力信号a′〜n′は第7図の如き処理
部に入力される。
第7図ではrtp 1ltr 1系列カット操作」中に
入力信号a′が入力されるとAND回路21およびOR
回路22を介して、また自己保持回路22の動作により
Aが出力される。また出力Aが成立した状態において入
力信号b′が入力されると自己保持回路22が動作しB
が出力され、同時にこの出力Bが次段の条件になると言
うように順次処理されてゆく。
なお、ここでそれぞれの入力信号a′〜n′に対し自己
保持回路22・・・を設けてA−Nを出力するようにし
たのは■それぞれの「機器の状態値確12点」のテーブ
ルは該当するすべての機器の状態値が規準値と合致した
とき、次段の「機器の状態値確認点」のテーブルに更新
されるようにするためである。また、■例えば運転訓練
員が「機器の状態値確認点e」のテーブルまで到達した
後、誤まって第4図の機器Natuの機器をFC(全開
)からFO(全開)にしてしまった場合、後述の誤操作
に対する減点評価等は当然行わねばならないが、「機器
の状態値確認点e」のテーブルまで到達した事実は記憶
しておくようにしたため、自己保持させている。なお、
これらの自己保持は、該当する操作目的の一連の操作、
ここではrt、p Htr l系列カット操作」が終了
し、採点評価が完了した後リセットさせる。
このようにして、第7図では規準値として定められた操
作手順通りに運転または対応操作がなされるたび毎に順
次A−Nが出力されてゆく、そして、これら出力信号A
−Nは第8図の処理部に入力される。第8図において、
入力されたA−Nはそれぞれが入力される毎に、1パル
ス発生部23から1パルス出力され、これを得点カウン
ト部24゜25でカウントする事により操作が正常であ
った回数が判る。この際初級者に対する教官の重点確認
項目に関するものとそうでないものとをそれぞれ得点カ
ウント部■24及び得点カウント部■25で個別にカウ
ントし、その出力信号x1及びx2を出力する。すなわ
ち、Xよは該当操作目的についての各機器に対する一連
の操作が正常に行われた総回数のうちの初級者に対する
教官の重点確認項目に関するものであり、x2は該当操
作目的についての各機器に対する一連の操作が正常に行
われた総回数からX工を削除した回数に相当するもので
ある。
次に、第5図のように運転訓練員が運転または対応操作
として運転制御盤3を介して行った各機器の操作信号は
第9図のブロック図をテーブル化した処理部13−Ja
〜13−、Inに入力され、ここで順次界「機器の状態
値確認点」毎に第9図のブロック図の如き規準値と比較
され、万一該当の「機器の状態値確認点」において操作
してはならない機器を操作してしまった場合には誤操作
が行われたものとして、そのたび毎に1パルス発生部2
3から1パルス出力する。これと同時に、コメント表示
指令信号28または29も出力され、この信号が第1図
および第2図に示す出力制御手段8に人力され、CRT
装置9またはプリンタ装置lOから文字情報として、ま
たさらに音声処理手段11を介してスピーカ12から音
声情報として誤操作に対するコメントが出力される。
一方、1パルス発生部23から出力されたパルス信号は
減点カウント部でカウントされることにより該当の機器
状態値確認点における誤操作の回数が判る。この際、初
級者に対する教官の重点確認項目に関するものと、そう
でないものとをそれぞれ減点カウント部■26及び減点
カウント部■27で個別にカウントし、その出力信号Y
a、〜Yn□及びYa〜Ynオを出力する。そして、こ
れらの出力信号はそれぞれ第10図に示したような加算
部■30及び加算部■31に入力され、ここで加算され
た結果Y1及びY、が出力される。ここでY□は当然の
事ながら、該当操作目的についての各機器に対する一連
の操作の内の初級者に対する教官の重点確認項目に関す
るものの総誤操作回数であり、Y2は該当操作目的につ
いての各機器に対する一連の操作の内の総誤操作回数か
らYlを除外した回数である。
次に第5図に示すように、運転または対応操作の結果と
して変動する可能性の高いプロセス量は、第11図の処
理部に入力され、処理結果としてY3及びY4が出力さ
れる。この処理部においては、入力されたプロセス量は
、第11図に示すように採点評価規準領内にあるかどう
かが比較評価され、万一この規準値からはずれた場合に
、そのたび毎に1パルス発生部23から1パルスが出力
される。そして、このパルス信号を減点カウント部33
.34でカウントすることによりプロセス量が規定値外
になった回数が判る。この際、中級者に対する教官の重
点確認項目に関するものとそうでないものをそれぞれ減
点カウント部■33及び減点カウント部■34で個別に
カウントし、その出力信号Y、及びY、を出力する。
以上のカウント結果、X、、 X2. Y8. Y、、
 Y、、 Y4は第12図の処理部に入力されそれぞれ
に対し、まず、採点倍率部においてレベル設定入力手段
7からあらかじめ入力され、評価装置4の採点倍率記憶
手段18に記憶されていた採点倍率2工〜Zsが掛は合
される。これらの結果は、加減算部36に人力されて得
点は加算、減点は減算され、その結果が点数(得点)と
して得られる。
以上のようにして得られた採点(得点計算)結果は、第
1図及び第2図に示した出力制御手段8で出力処理され
CRT表示装置9またはプリンタ装置10から文字情報
として、また音声処理手段11を介してスピーカ12か
ら音声情報として出力される。
このように、評価装置4を使用して、運転訓練員の運転
または対応操作を採点評価する訳であるが、第4図に示
したように教官の重点確認項目の内容及びその項目数が
運転訓練員の技能レベルにより異なるにもかかわらず、
運転訓練員の運転または対応操作の採点、詐価後の点数
(得点)を満点=100点に統一したい場合の採点倍率
をrt、pHtr 1系列カット操作」の場合を一例に
して第13図に示す。
第8図からも明らかなように得点としてカウントされる
確認項目の内初級者に対し教官が重点的に確認する項目
すなわち基本操作に関する項目は9項目であり、その他
の項目すなわち詳細な操作に関する項目は5項目である
。従って初級者に関しては、基本操作を重要視して得点
は基本操作については1項目につき10点、その他の項
目については、1項目につき2点とし、すべての項目を
合格した場合の得点は10点×9+2点X5=100点
満点、一方、減点は基本操作1件誤操作につき一10点
、その他の操作については1件誤操作につき一2点、ま
たプロセス量の変動等については、あまり重要視しない
ため、1件につき一1点で計算する。
中級者に関しては運転また対応操作の詳細まで重要視す
るため、得点は144項目べてについて1件につき7.
14点とし、すべての項目を合格した場合の得点は7.
14点X 144 too点満点、一方減点はすべての
操作について1件誤操作につき−7,14点、またプロ
セス量については発電機出力及び(正常側)管内復水流
速のみ重要なため1件につき一5点、その他はあまり重
要視しないため、1件につき一2点で計算する6 上級者に関しては運転または対応操作については詳細ま
で重要視するため、得点は144項目べてについて1件
につき7.14点とし、すべての項目を合格した場合の
得点は7.14点x14=too点満点。
一方減点はすべての操作について1件誤操作につき−7
,14点、またプロセス量の安定性は非常に重要視され
るため、1件につき一8点で計算する。
従って初級者、中級者、上級者共に満点は100点であ
るが減点が非常に多い場合には一点もあり得る。また、
第14図は第13図の採点倍率の場合の初級者、中級者
、上級者のそれぞれに対する採点(得点計算)する部分
を具体的に示したものである。なお、採点倍率を0にす
れば、これに含まれる重点確認項目についでは、採点、
評価規準値から実質的に削除できるため、これにより重
点確認項目、内容を変更する事もできる。
第15図は本発明の他の実施例を示したものである。図
中、第2図と同一符号または同一または相当部分を示し
、第2図と異なる点は、第2図では、音声認識装置6で
操作目的の特定と操作開始時期の検知のみ行っていたが
、第15図においては、次の0項、■項の機能を有する
ようにした点である。
即ち、 ■ 操作開始時期の検知のみならず、運転訓練員が運転
または対応操作完了時に行う指差呼称「Oo操作(目的
)完了しました」をも音声集音器5で集音し、これによ
り操作完了時期も検知する認識(6−11’ )も行い
、自動的に採点評価の開始指令と停止指令を出力して、
採点評価を開始及び停止させる。
このようにする事により、運転または対応操作が完了し
たことをも、即時に検知できるので、例えばある操作目
的の最終段階の操作を運転訓練員がこれから操作するの
かまたは操作を行わねばならないのに忘れてしまった。
いわゆる誤操作なのか、等を評価装置で判断できないた
め長時間に渡り次の操作を、待ち、このために最終の採
点評価を行わないで待機しているというような不具合を
防止することができる。従って、運転訓練員が最後の操
作を忘れてしまったままで、完了したものと処理した場
合にはこれを採点評価し、これも含めて表示でき、さら
に完了した運転または対応操作の採点、評価規準値はリ
セットし、次の運転または対応操作の良否判定採点、評
価にそなえる事が出きるため、採点評価のための計算機
の運用効率も良く効果が大きい。
■ 人間の話した言葉の周波数、音色等の変化のパター
ン等を規準パターンと比較し、その言葉の意味を認識す
る音声認識機能を利用し、各運転訓練員の特定を行うL
I&識(6−Ill)をする。
これによって、運転訓練員のレベルの検知18が可能と
なり、たとえその技能レベルがそれぞれ異なる複数の運
転訓練員の採点倍率を、各運転訓練員毎に評価装置4に
あらかじめ入力し記憶させておいても、その中から前述
の特定された運転訓練員用の採点倍率を選択を選択手段
19で行い、これを用いて採点手段17により採点(得
点計算)できる効果がある。
これを利用して、例えば、その日に運転訓練を受ける複
数の運転訓練員についてたとえ技能レベルが異なる場合
であっても運転訓練開始前の事前にこれらを登録し、同
時にそれぞれに対し採点倍率を設定しておくことにより
、指差呼称を行った運転訓練員本人がその操作目的に関
する運転または対応操作を行う限りは各運転訓練員毎に
その技能レベルに応じた採点(得点計算)をさせること
ができる。
また、一般に運転訓練用シミュレータによる運転訓練の
場合、複数の運転訓練員が協力しあってプラントの運転
を行う事が一般的だが、この場合においても指差呼称を
行った運転訓練員本人がその操作目的に関する運転また
は対応操作を行う限りは、運転または対応操作を行う運
転訓練員を自動的に特定することができるので上記と同
様にして各運転訓練員の技能レベルに応じた採点(得点
計算)ができ効果が非常に大きい。
なお、この実施例では誤操作に対するコメント表示機能
を付加したが、当然の事ながらこの機能を削除したもの
であっても、運転または対応操作の良否判定、採点、評
価を自動的に行う機能は残っているため同様の効果があ
る。またさらにこの実施例では運転訓練員の実際の運転
または対応操作及びその結果としてのプロセス量、機器
の状態値等が入力されると、これを規準値をその都度比
較し良否判定、採点、評価していたが評価装置4の処理
速度等能力が低い場合等には、運転訓練員が実際に行っ
た運転または対応操作及びプロセス量、機器の状態値等
を一旦記憶部に記憶した後。
規準値と比較し良否判定、採点、評価しても良い。
なお、第15図に示した実施例においては、音声L!P
識により運転訓練員の特定を行ったが、これの代りに各
運転訓練員が操作する操作スイッチ、押ボタンスイッチ
等に各運転訓練員の指紋または各運転訓練員が着用して
いる手袋に識別用のバーコード等を識別するための検出
部を取り付け、これにより運転訓練員の特定を行っても
同様の効果が得られる。
この方法による一例を押ボタンスイッチの場合を例に第
16図に示す、 40は押ボタンスイッチ本体。
41は押ボタン部42は接点機構部である。運転訓練員
は機器を運転操作する場合、押ボタン部41を押し、接
点機構部42を動作させて行うようにする。
また、この押ボタン部41の先端には指紋検出部43を
取り付けておくことにより、運転訓練員が機器の運転操
作のために押ボタン部41にふれると同時にこの指紋を
検出し、これを指紋判定部44に入力し、ここで各運転
訓練員を特定することができる。
このようにする事により、複数の運転訓練員が協力しあ
ってプラントの運転を行っていても、音声認識による場
合と同様に採点(得点計算)できるばかりでなく、事故
または異常時対応操作の際のように一人の運転訓練員だ
けでは対応操作できないような繁雑でしかも早急に順次
操作しなければならない場合のように、−人の運転訓練
員が指差呼称により操作目的を告示した後、複数の運転
訓練員が一連の対応操作を手伝ったような場合において
さえも、対応操作を行ったそれぞれの運転訓練員を特定
できるため1個々の運転訓練員毎に採点評価することも
でき効果的である。
更に上実施例においては、運転訓練員の操作目的の特定
、操作開始、完了時期の検知を運転訓練員の行う指差呼
称のための口頭による告知事項を音声認識することによ
り行ったが、必ずしも指差呼称のためのものでなくても
良く、単に運転訓練用シミュレータの評価部に良否判定
、採点、評価を開始させるために運転訓練員または教官
が口頭で告知するものであっても当然同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
また、マルファンクション(事故または異常模擬)のよ
うに教官が直前にインストラクタコンソールを介して管
制を行う事により特定の事故または異常な状態を発生さ
せ、これに対して運転訓練員が運転または対応操作を行
うような場合には、インストラクタコンソールから管制
信号を評価部に入力する事により運転訓練員の操作目的
の特定、操作開始、完了時期の検知の代用にすることも
できる。このようにしても音声認識装置による効果以外
の効果は得られる。
また、誤操作に対するコメント表示指令信号は、前記実
施例では第9図に示したように運転訓練員が誤操作を行
った場合のみ表示するようにしたが。
第11図のプロセス量変動値が規定値外になった場合に
1パルス発生部から出力されるパルス信号をコメント表
示指令信号に併用すればプロセス量変動値が規定値以上
になった際にも表示する事ができさらに効果がある。
また、前記実施例では第11図に示したようにプロセス
量変動については、プロセス量が規定値外になった事の
みを検出するようにしたが、プロセス量変動の変化率、
規定値外になってからの継続時間、規定値外になる頻度
等で監視しても良い。
その他に、以下述べるような技術的変更も可能である。
即ち、先ず前記実施例において示した操作目的の一例で
は一連の運転または対応操作に必要な機器の数も多く、
シかも操作も複雑にこみ入っており機器の状態値確認点
も多いため、テーブル化したが、これらの内容が簡単な
操作目的の場合には必ずしもテーブル化しなくても良く
、単に論理式で実現しても良い。
また、前記実施例においては、正常操作、誤操作等につ
いての採点評価のための論理式の一例を示したが、必ず
しも一例のようにする必要はなく、さらに簡単な論理式
を使ってもよい。
また、前記実施例においては採点倍率を可変で設定する
場合にキーボードを介してレベル設定入力部に入力する
ようにしたが、必ずしもキーボードによらなくても良く
、マウス、 CRT装置のタッチスクリーン、機械式の
設定用スイッチその他の手段によっても良い。
更に前記実施例ではインストラクタコンソール、プラン
トシミュレーション用計算機、運転制御盤、評価部等が
別置されているような運転訓練用シミュレータで説明し
たが、必ずしもこのような構成の運転訓練用シミュレー
タでなくてもよく、インストラクタコンソール、プラン
トシミュレーション用計算機、運転制御盤、評価部等が
一つ、または二つ、または三つの盤内に組み込まれてい
るような構成の運転訓練用シミュレータでも良い。
また、運転制御盤は実際のプラントの運転操作盤の全体
または一部を模倣して製作されたもので、計器5表示器
、CRT装置、操作スイッチ、押しボタンスイッチ等が
設置されているものにより説明したが、必ずしもこのよ
うなものでなくてもよく、プロセス量の表示及び機器の
運転操作をすべて、CRTに表示された系統図等を介し
て行うような方式の運転訓練用シミュレータを用いても
同様の効果が得られる。
また、前記実施例の説明では、火力、原子力発電用の運
転訓練用シミュレータを一例にしたが、水力発電用、給
電用プラントまたは化学工場等のプラント用またはフラ
イト用の運転訓練用シミュレータでも同様の効果が得ら
れる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、運転訓練員の運転または
対応操作の良否判定、採点、評価を行なう場合に、運転
訓練員が行う指差呼称を音声認識することにより、運転
訓練員が行なおうとしている運転または対応操作の操作
目的及び操作開始時期を自動的に検出して、これにより
あらかじめ作成し記憶させた複数の操作目的に対する規
準値の中から該当する操作目的に合致した規準値を選択
し、これと運転訓練員が実際に行った運転または対応操
作及びその結果によるプロセス量1機器の状態値等との
比較による良否判定、採点、評価を実行し始めるので、
たとえ教官が不在であっても、運転訓練員は自動的に運
転または対応操作の良否判定、採点評価を得ることがで
きる。
また、運転訓練員の操作完了時期をも自動的に検出でき
、運転訓練員の各操作目的毎に運転または対応操作の開
始時点から、完了時点まで適確に判断し自動的に処理す
るので、例えばある操作目的の最終操作を運転訓練員が
これから操作するのかまたは操作忘れなのか等の判断が
できることにより、採点評価機能部が長時間にわたり、
最終の採点評価を行なわないで待機しているというよう
な事は起らず、順次適確に採点評価を完了し1次の操作
目的の良否判定、採点、評価に備えることができるので
、採点評価のための計算機の運用効率も良く効果が大き
い。
そして、プラントの起動または停止のための運転操作の
ように非常に多数の機器を複雑に関連させながら長時間
にわたり運転操作を行うような場合、またさらにはプラ
ントの状況に応じて一部の操作目的単位毎に操作順序が
変更になる場合もあるような運転操作の採点評価規準を
作らねばならない場合にも、本発明によれば、採点評価
規準値は、操作目的毎という適切な大きさにまとめる事
ができ、テーブル化も比較的しやすく、かつ比較的単純
化して作成できるので効果的である。またさらに教官が
運転訓練員の採点評価を行う場合には、たとえ同一の操
作目的のための運転または対応操作であっても運転訓練
員の技能レベルに応じて教官が重点的に確認する項目を
変える事が多いが、採点評価規準値をテーブル化できる
ことも手つだって、運転訓練員の技能レベルに応じて採
点評価するための確認項目の内容、項目数等規準値を変
化させたり、また、採点評価時の採点の重みづけを変化
せる機能も効果的に実現する事ができる。従って、運転
訓練時に運転訓練員の技能レベルに応じて良否判定、採
点、評価のための重点確認項目、内容を変更したりする
ことができ、また、これらに対する採点の重みづけを変
化させることにより運転訓練員の技能レベルに応じた採
点評価をしたり、また、運転訓練員の技能レベルに無関
係に1例えば満点=100点に統一することもできる。
そして、音声認識手段等により運転または対応操作を行
った運転訓練員を自動的に特定できるので、たとえ複数
の運転訓練員が同時に一台の運転訓練用シミュレータで
運転訓練している場合であっても、各運転訓練毎に技能
レベルに応じた採点評価が自動的にでき非常に効果が大
きい。また。
運転訓練用シミュレータに持たせた採点評価機能部に良
否判定、採点、評価させる場合に、教官が、操作目的、
操作開始、完了時期等を入力する必要がなく、シかも本
発明による採点評価機能部を用いることにより運転訓練
員の運転または対応操作状況、プロセス量の変動状況等
を教官が11察する必要もないため、少なくとも、良否
判定、採点評価にかかわる教官の負荷を軽減できる。
また、運転訓練員にとっても、採点評価機能部に自動的
に良否判定、採点、評価させながら運転または対応操作
を行う際に、時前に何の目的で、いつ操作を始めるか等
の操作目的、操作開始時期を入力するというような、不
自然な操作は必要ないため、実際のプラントを運転する
場合と全く同一の運転または、対応操作で運転訓練がで
き、運転訓練効果が多いだけでなく、万一運転または対
応操作時に義務づけられている指差呼称をし忘れた場合
等にも、採点、評価時にこれが明確になり、運転訓練員
にとっても、指差呼称を必ず行うという良い習慣もつき
、さらに効果が大きい。
以上のように採点、評価のすべてを自動的に採点評価機
能部で行うため、全運転訓練員に対し、技能レベルに応
じた採点評価規準に従い公平かつ客観的に良否判定、採
点、評価等総合的評価を行なうことができ、運転または
対応操作の良否判定、採点、評価に関しては教官が不要
となる。また。
機器の操作状況、プロセス量変動状況等の曽視結果から
、万一誤操作が行なりれたと判断した場合には、これを
自動的にコメントさせる事も可能なため、運転訓練員は
運転または対応操作のやり直しをしながら運転訓練がで
きる等大きな運転訓練効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による運転訓練用シミュレータのブロッ
ク構成図、第2図は第1図の運転訓練用シミュレータの
採点、評価機能部分の詳細図、第3図は各操作目的毎に
運転または対応操作時に運転訓練員が操作しなければな
らない機器とこの操作により変動が予想されるプロセス
量とその許容値、及び教官が運転訓練員を採点、評価す
る際に重点的に確認する項目を運転訓練員の技能レベル
別に整理し、−例として操作目的がrt、p Htr 
1列カット操作」についで示した説明図、第4図は、各
操作目的毎に運転または対応操作時に運転訓練員が操作
した結果としての機器またはプロセス量の状態値を一例
として操作目的がrt、p Htr 1系列カット操作
」について示した説明図、第5図は第6図から第12図
に説明する各構成要素を組み合わせて実現した、運転ま
たは対応操作の採点評価機能のうち採点評価を行う部分
の構成図、第6図は「機器の状態値確認点」テーブルで
あって一例としてrt、p Htr l系列カット操作
」の機器の状態値確認点(θ)テーブル説明図、第7図
は運転または対応操作が規定された順番通りに行なわれ
た事を評価するためのロジック構成図、第8図(a)、
(b)は運転または対応操作が順番通りに行なわれた場
合に機器の状態値確認点が順次進行してゆくと共に得点
が増加し、この得点をカウントする部分のブロック図、
第9図(a)、(b)は誤操作に対する減点評価部の一
例であって[機器の状態値確認点(e)」におけるブロ
ック図、第10図(a)、(b)は「機器の状態値確認
点(a)〜(n)」のすべての状態値確認点における誤
操作の合計算を算出するブロック図、第11図はプロセ
ス量変動に対する減点評価部のブロック図、第12図は
採点(得点計算)するための部分のブロック図、第13
図は教官の重点確認項目の内容及びその項目数が運転訓
練員の技能レベルにより異なるにもかかわらず運転訓練
員の運転または対応操作の採点、評価後の点数(得点)
を満点=100点に統一したい場合の採点倍率をrt、
p)1tr 1系列カット操作」の場合を一例に示した
説明図、第14図は第13図の採点倍率の場合の初級者
、中級者、上級者のそれぞれに対する採点(得点計算)
する部分を具体的に示したブロック図、第15図は本発
明の他の実施例による運転訓練シミュレータの採点評価
機能部分の詳細図、第16図は各運転訓練員の指紋を特
定するための検出器の説明図、第17図は従来技術によ
る運転訓練用シミュレータのブロック構成図、第18図
は火力または原子カプラントの「タービン起動」前まで
゛の一連の運転操作系列図である。 1・・・インストラクタコンソール、2・・・プラント
シミュレーション用計算機、3・・・運転制御盤、4・
・・評価装置、6・・・音声認識装置、7・・・レベル
設定入力手段、8・・・出力制御手段、13・・・記憶
手段。 14・・・選択手段、15・・・比較手段、16・・・
評価手段、17・・・採点手段。 代理人 弁理士  紋 1) 誠 f 第1図 第5図 第 11図 第12図 第 図 第13図 第14図 第15図 第16図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラントを模擬運転操作するに必要な運転制御盤
    とシミュレーション用計算機とを備えた運転訓練シミュ
    レータにおいて、運転訓練員が通常の各運転操作および
    異常時の各対応操作の際に行う指差呼称等の音声告知事
    項の中から少くとも操作目的と、操作開始時期の検知を
    行う音声認識手段と、前記運転操作および対応操作の各
    操作目的毎にそれぞれ定めた採点、評価規準値をテーブ
    ル化して記憶している記憶手段と、前記音声認識手段に
    よる操作目的の特定により、該当する操作目的に合致し
    た採点、評価規準値を前記記憶手段の中から選択する選
    択手段と、この選択手段を介して取り込んだ採点、評価
    規準値と運転訓練員の実際に行なった運転操作および対
    応操作との比較を前記音声認識手段の操作開始時期の検
    知に基づいて開始する比較手段と、この比較結果により
    運転訓練員の前記運転操作および対応操作の良否判定、
    採点、評価等を行う評価手段と、この評価結果を採点す
    る採点手段と、前記評価結果およびその採点数を報知出
    力する出力制御手段とを備えたことを特徴とする運転訓
    練用シミュレータ。
  2. (2)前記記憶手段には、運転訓練員の技能レベルに応
    じて運転訓練員の運転操作および対応操作の採点評価の
    ための確認項目の内容、項目数等を変化させて採点、評
    価規準値を記憶可能とすると共に、前記採点手段による
    採点評価時に、運転訓練員の技能レベルに応じてその採
    点の重みづけを可変で設定できるレベル設定入力手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載の運転訓練用シミ
    ュレータ。
  3. (3)前記音声認識手段は、操作完了時期をも検出して
    、操作目的に合致した採点評価を終了させる機能を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の運転訓練用シミュレ
    ータ。
  4. (4)運転訓練員の特定を、運転訓練員が運転制御盤の
    各操作部に触れた手指の指紋を識別する指紋検出部及び
    指紋判定部により、あるいは運転訓練時に各個人が着用
    する専用の手袋等に付けた識別コードを読み取り判定す
    る識別部により行い、個々の運転訓練員毎に技能レベル
    に応じた採点評価をすることを特徴とする請求項1記載
    の運転訓練シミュレータ。
  5. (5)良否判定、採点、評価のための採点評価規準値を
    各操作目的毎という小単位毎に作成しテーブル化して前
    記記憶手段に記憶することにより、これら操作目的単位
    毎の採点、評価規準値の順番を変更可能とし、訓練に必
    要とするプラントの各状況に応じた採点、評価規準表を
    新しく作成できるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の運転訓練用シミュレータ。
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