JP4718246B2 - 業務支援システムおよび業務支援方法 - Google Patents

業務支援システムおよび業務支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4718246B2
JP4718246B2 JP2005159168A JP2005159168A JP4718246B2 JP 4718246 B2 JP4718246 B2 JP 4718246B2 JP 2005159168 A JP2005159168 A JP 2005159168A JP 2005159168 A JP2005159168 A JP 2005159168A JP 4718246 B2 JP4718246 B2 JP 4718246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phrase
voice
evaluation
predetermined
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005159168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006337480A (ja
Inventor
和裕 ▲高▼橋
龍一 藤田
Original Assignee
久保工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 久保工業株式会社 filed Critical 久保工業株式会社
Priority to JP2005159168A priority Critical patent/JP4718246B2/ja
Publication of JP2006337480A publication Critical patent/JP2006337480A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4718246B2 publication Critical patent/JP4718246B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、作業者が実施する声だし確認に関する評価を行う業務支援システムおよび業務支援方法に関し、具体的には、医療現場、工事現場、建築現場、造船所、機械等の製造現場、あるいは自動車の運転等の業務を行う際に使用される業務支援システムおよび業務支援方法に関するものである。
医療現場、工事現場、建築現場、造船所、機械等の製造現場、あるいは自動車の運転等の業務を行う際、各業務におけるミス防止および安全対策は、非常に重要な事項であり、それぞれの業務において様々な方法が採用されている。
各業務におけるミス防止および安全対策の一つの方法としては、例えば、指差呼称等の「声だし確認」があげられる。「声だし確認」とは、指さし呼称、指差呼称、確認喚呼、コメンタリ運転等いろいろな名称で呼ばれる、安全確認の方法であり、通常、「指さし動作」を伴って行われる。
上述した「声だし確認」は、実施すれば確かに効果はあるが、「声だし確認」を実施するか否かは、作業者本人に委ねられている場合が大半である。したがって、作業者がその業務に慣れてくると、「声だし確認」を怠ったり失念したりすることが多くなるという問題があった。
また、実際の業務箇所に管理者が存在し、作業者の「声だし確認」の状況を管理・監督する場合もある。しかしながら、かかる管理等だけのために、管理者がその業務箇所に長時間待機することは、事実上困難である。したがって、管理者が作業者の「声だし確認」の状況を正確に把握・評価することは難しく、かかる業務の改善指導等を適切に行うことができないという問題があった。
以上のことから、従来においては、「声だし確認」は結果的に作業者任せとなり、業務内における「声だし確認」の定着は進まず、管理者側からもその評価や改善指導を行うことは非常に困難であった。
ところで、音声認識を用いて点検業務を行うシステムとして、特許文献1に記載の技術が知られている。しかしながら、この技術は、単に声だし内容を照会して確認するだけであって、「声だし確認」に関する評価や改善指導等を行うものではない。
特開2000−112494号公報
そこで、本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、「声だし確認」の評価や改善指導を適切に行うことが可能である、業務支援システムおよび業務支援方法を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、作業者が実施する声だし確認に関する評価を行う業務支援システムであって、前記作業者の音声を入力する音声入力手段と、前記音声を認識する音声認識手段と、前記音声中の所定語句を識別する語句識別手段と、前記所定語句に基づき声だし確認に関する評価を行う語句評価手段と、前記評価結果を記憶する評価記憶手段とを備えたことを特徴としている。
より詳しくは、作業者が実施する声だし確認に関する評価を行う業務支援システムであって、前記作業者の音声を入力する音声入力手段と、前記音声を認識する音声認識手段と、前記音声中の所定語句を識別する語句識別手段と、前記所定語句に基づき声だし確認に関する評価を行う語句評価手段と、前記評価結果を記憶する評価記憶手段と、前記所定語句を記憶する所定語句データベースおよび前記所定語句に対する評価に関するデータを記憶する評価データベースを少なくとも有する記憶手段とを備え、前記語句識別手段は、前記音声認識手段を用いて認識された語句と前記所定語句データベースの前記所定語句とを対比して、前記入力された音声中に前記所定語句が存在するか否かを識別し、前記語句評価手段は、前記語句識別手段を通じて識別された前記所定語句と、前記評価データベースの前記所定語句に対する前記評価に関するデータと用いて、前記音声中の前記所定語句についての評価を行うことを特徴としている。
このような構成によれば、かかる業務支援システムを利用することによって、管理者等の存在がなくとも、作業者が実施する声だし確認の評価・記憶等を行うことができる。つまり、この業務支援システムの評価・記憶結果に基づいて、管理者が作業者の「声だし確認」の状況を正確に把握・評価することができる。したがって、管理者側から「声だし確認」に関する評価や改善指導を行うことが可能となるため、「声だし確認」が作業者任せとならず、業務内における「声だし確認」の定着を効果的に進めることができる。
また、本発明にかかる業務支援システムは、前記音声入力手段、前記音声認識手段、前記語句識別手段、前記語句評価手段、および前記評価記憶手段が、一つの携帯端末装置内に設けられている構成であることが好ましい。
この好ましい構成によれば、作業者が携帯に便利な業務支援システムとすることができる。
また、本発明にかかる業務支援システムは、通信機能を有する第二携帯端末装置と、前記第二携帯端末装置と通信可能なコンピュータとを用いて構成されており、前記第二携帯端末装置が、前記音声入力手段と前記音声認識手段と前記語句識別手段とを備え、前記コンピュータが、前記語句評価手段と前記評価記憶手段とを備えている構成であることが好ましい。
この好ましい構成によれば、前記第二携帯端末装置を比較的簡易な構成とすることが可能となる。また、簡易な構成であるため、作業者がより容易に携帯可能となる。さらに、前記コンピュータを用いて語句評価等を行うことができるため、より詳細な評価等を行うことが可能となる。
また、本発明にかかる業務支援システムは、前記語句識別手段において、前記音声中に前記所定語句が含まれていないと判断された場合、前記作業者に対し前記所定語句が含まれていないことを伝達する不明確伝達手段が設けられている構成であることが好ましい。
この好ましい構成によれば、作業者自身がリアルタイムで音声入力状況を把握可能となって、音声入力のミスを無くすことができるため、より信頼性の高い業務支援システムを構成することが可能となる。
さらに、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、作業者が実施する声だし確認に関する評価を行う業務支援方法で合って、前記作業者の音声を入力する音声入力工程と、前記音声を認識する音声認識工程と、前記音声中の所定語句を識別する語句識別工程と、前記所定語句に基づき声だし確認に関する評価を行う語句評価工程と、前記評価結果を記憶する評価記憶工程とを備えたことを特徴としている。
より詳しくは、作業者が実施する声だし確認に関する評価を行う業務支援方法であって、前記作業者の音声を入力する音声入力工程と、前記音声を認識する音声認識工程と、前記音声中の所定語句を識別する語句識別工程と、前記所定語句に基づき声だし確認に関する評価を行う語句評価工程と、前記評価結果を記憶する評価記憶工程とを備え、前記語句識別工程は、前記音声認識工程を用いて認識された語句と前記所定語句データベースの前記所定語句とを対比して、前記入力された音声中に前記所定語句が存在するか否かを識別し、前記語句評価工程は、前記語句識別工程を通じて識別された前記所定語句と、前記評価データベースの前記所定語句に対する前記評価に関するデータと用いて、前記音声中の前記所定語句についての評価を行うことを特徴としている。
また、本発明にかかる業務支援方法は、前記語句識別工程において、前記音声中に前記所定語句が含まれていないと判断された場合、前記作業者に対し前記所定語句が含まれていないことを伝達する不明確伝達工程が行われる構成であることが好ましい。
本発明によれば、「声だし確認」の評価や改善指導を適切に行うことが可能である、業務支援システムおよび業務支援方法を得ることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
<第一実施形態>
まず、本発明の第一実施形態にかかる業務支援システムについて説明する。図1は、本発明の第一実施形態にかかる業務支援システムを構成する装置の一例を示す概略図である。具体的には、携帯端末装置1を用いて構成された業務支援システムを示している。この携帯端末装置1(本発明の「業務支援システム」に相当)は、作業者が各種業務を実施する際に、携帯可能に構成されている。例えば、上着の胸ポケット内に挿入可能な大きさに構成されている。そして、この業務支援システムは、作業者が行う「声だし確認」の評価や改善指導を適切に行うことが可能であるべく構成されている。
図1に示すように、本実施形態にかかる携帯端末装置1(業務支援システム)は、音声入力手段11、音声認識手段12、語句識別手段13、語句評価手段14、評価記憶手段15、および不明確伝達手段16を有している。この携帯端末装置1としては、業務支援システム専用の端末(専用端末)として構成する場合の他に、例えば、携帯電話、PHS、PDA等を用いることも可能である。
音声入力手段11は、作業者が「声だし確認」を行う際における音声の入力を行うものであり、マイクロフォン等(例えば、イヤホンマイク等)を用いて構成される。携帯電話やPHS等であれば、予めマイクロフォンが設けられているため、携帯電話等を利用する場合は、この予め設けられたマイクロフォンを用いて音声入力手段11が構成される。なお、イヤホンマイクが用いられる場合、その一部たるマイク部が音声入力手段11に相当する。
音声認識手段12は、音声入力手段11を介して入力された音声を認識するためのものであって、この音声認識手段12は、音声認識エンジン等を用いて構成されている。ここで、音声認識エンジンとは、音声入力手段11を介して入力された音声をテキストに変換したり、入力された音声でアプリケーションの操作を行ったりすることが可能なソフトウエア(音声認識ソフトウエア)のことである。
語句識別手段13は、入力された音声中に、「声だし確認」にて使用される語句(語あるいは句)(本発明の「所定語句」に相当)が含まれているか否かを識別する手段である。本実施形態においては、この語句(所定語句)のデータ(以下、「所定語句データベース」ともいう。)が、予め携帯端末装置1中のメモリ(記憶手段)に記憶されている。語句識別手段13は、音声認識エンジンを用いて認識された(文字に変換された)語句と、メモリに記憶された所定語句データベース中の語句(所定語句)とを対比して、入力された音声中に所定語句が存在するか否かを判断する。
語句評価手段14は、入力された音声中の語句(語句識別手段13にて所定語句であると判断された語句)の一つ一つに対して、その評価を行う手段である。本実施形態においては、それぞれの語句(所定語句)に対する評価(重み付け)に関するデータ(以下、「評価データベース」ともいう。)が、予め携帯端末装置1中のメモリ(記憶手段)に記憶されている。つまり、語句評価手段14は、評価データベースを用いて、入力された各語句(所定語句)についての評価を行う。
評価記憶手段15は、入力された語句(所定語句)とその入力時の各種データ(入力日時等)、およびその評価結果とを関連付けて記憶する箇所(メモリ)である。つまり、この評価記憶手段15を構成するメモリ中においては、入力された語句(所定語句)に関するデータベース(入力日時、評価結果等を含むデータベース)が構成されることになる。
不明確伝達手段16は、音声認識手段12にて音声の入力は認識されたものの、その入力音声中に所定語句を識別できなかった場合において、その旨(以下、「不明確である旨」ともいう。)を作業者に伝達するための手段である。この「入力音声中に所定語句を識別できなかった場合」としては、音声入力はされたものの発音の具合や周りの雑音等の影響で語句識別手段13が所定語句を識別できなかった場合や、音声入力はされたものの所定語句を正確に入力していない場合や、周りの雑音によって誤入力が行われた場合等があげられる。不明確伝達手段16にて不明確である旨を作業者に伝達する方法としては、具体的には、音で伝達する場合、振動で伝達する場合、映像で伝達する場合、あるいはこれらの方法を組み合わせて伝達する場合等があげられる。したがって、本実施形態にかかる不明確伝達手段16は、スピーカ、振動発生手段(モータあるいは振動子等)、およびディスプレイの少なくとも一つを用いて構成される。
なお、この図1については特に示さなかったが、本実施形態にかかる携帯端末装置1は、当然のことながら、携帯端末装置1を操作するための各種のボタン・スイッチ等が設けられており、これらのボタン等を用いて、電源のON/OFF、各部の調整(例えば、スピーカ(不明確伝達手段16)の音量調整等)が行われる。また、携帯電話等を本実施形態にかかる携帯端末装置1として使用する場合には、当然のことならが、一般的な携帯電話としての構成および機能を有する。
次に、図1に加え、図2を用いて、本実施形態にかかる携帯端末装置1の使用方法等について説明する。この図2は、本発明の第一実施形態にかかる業務支援システム(携帯端末装置1)を使用する際のフローチャートを示したものである。なお、ここでは、業務として自動車の運転を行う際に携帯端末装置1を使用する場合を例示して説明する。
本実施形態にかかる携帯端末装置1を使用する場合には、作業者の声が届く箇所(作業者の声を音声入力手段11がひろえる箇所)に、作業者が携帯端末装置1を装着する。例えば、作業者の肩部あるいは胸部に装着する。なお、音声入力手段11が、携帯端末装置1(本体)に接続されたイヤホンマイク等を用いて構成される場合には、携帯端末装置1の装着位置は特に限定されない。
作業者が携帯端末装置1を装着した状態で、携帯端末装置1の電源スイッチ等(図示省略)を操作して、携帯端末装置1を起動させる(ステップS201)と、携帯端末装置1が、音声入力待機状態(ステップS202,S208)となる。つまり、携帯端末装置1は、音声入力手段11において、何らかの音声入力が確認されるまで(S203にて「Yes」と判断されるまで)、音声入力ループ(S202,S208)を繰り返して待機状態を維持することとなる。本実施形態において、音声が入力されているか否かは、音声認識手段12を用いて行われる。
携帯端末装置1を装着した作業者は、例えば、自動車に乗り込む際に、「前方ヨシ」「後方ヨシ」等の「声だし確認」を行ってから乗車する。そして、携帯端末装置1を構成する音声認識手段12が、音声入力手段11を介して「音声」入力を検知(認識)すると、図2のフローチャートに従い(S203にて「Yes」と判断されて)、携帯端末装置1においては、次いでステップS204以降の処理が行われる。一方、作業者が「音声」を発したにも関わらず、音声認識手段12において「音声」入力を検知(認識)できない場合(S203にて「No」の場合)には、携帯端末装置1は音声入力ループ(S202,S208)を繰り返すこととなる。
作業者が自動車に乗車した後の運転中においても、必要に応じて作業者は、「制限速度40、速度ヨシ」、「車線変更、後方ヨシ」等の「声だし確認」を行い、その「声だし確認」のたびに、携帯端末装置1の音声認識手段12においては、音声入力がなされたか否かの判断が行われる(S203)。そして、その判断結果に基づいて、ステップS204以降の処理あるいは音声入力ループ(S202,S208)が行われることとなる。
音声入力手段11を介して音声入力がなされていると、音声認識手段12において判断された(S203にて「Yes」と判断された)場合には、次いで、語句識別手段13を用いて、その入力された音声中に「所定語句」が存在するか否かの判断が行われる(ステップS204)。先にも説明したように、本実施形態においては、携帯端末装置1中のメモリに所定語句データベースが記憶されており、語句識別手段13によって、音声認識手段12(音声認識エンジン)を用いて認識された(文字に変換された)語句(音声入力された語句)と、所定語句データベース中の所定語句とが対比され、その結果に基づいて、入力された音声中に所定語句が存在するか否かが判断される(S204)。
語句識別手段13にて、入力された音声中に所定語句が存在すると判断された場合(S204にて「Yes」の場合)には、次いでステップS205以降の処理が行われ、所定語句が存在しないと判断された場合(S204にて「No」の場合)には、不明確伝達処理が行われる(ステップS207)。
不明確伝達処理とは、携帯端末装置1を構成する不明確伝達手段16を用いて、作業者に対して、明確な音声入力がなされていない旨を伝達する処理である。この不明確伝達処理(S207)は、「音声」入力はなされたものの、作業者の発声の仕方や周りの雑音等の影響によって、語句識別手段13にて音声中の所定語句を識別できない場合に、スピーカ、振動発生手段、あるいはディスプレイ等を用いて、入力された音声が不明確である旨を作業者に伝達する処理である。つまり、音、振動、あるいは画像等を用いて、作業者に対して入力された音声が不明確である旨を作業者に伝達する処理である。例えば、本実施形態にかかる携帯端末装置1の一部(音声入力手段11および不明確伝達手段16)がイヤホンマイクにて構成されている場合、不明確伝達手段16を成すイヤホン部からの音によって、作業者に対し、入力された音声が不明確である旨が伝達される(S207)。不明確伝達処理が行われた後は、ステップS202以降の処理が繰り返し行われる。
語句識別手段13にて、入力された音声中に所定語句が存在すると判断された場合(S204にて「Yes」の場合)には、語句評価手段14を用いて、入力された音声に関する評価が行われる(ステップS205)。先にも説明したように、語句評価手段14は、入力された音声中の語句(語句識別手段13にて所定語句であると判断された語句)の一つ一つに対して、その評価を行う手段である。本実施形態においては、各所定語句に対する評価(重み付け)に関する評価データベースが、予め携帯端末装置1中のメモリ(記憶手段)に記憶されているので、この評価データと入力された所定語句とを用いて、語句評価手段14が、入力された音声中の所定語句についての評価を行う(S205)。
例えば、評価データベース中には、入力音声中の「前方」「後方」「40」という所定語句には「2点」、「制限速度」という所定語句には「3点」、「ヨシ」という所定語句には「1点」というように、それぞれの所定語句に対する評価(評価ポイント)に関するデータが記憶されている。そして、語句評価手段14においては、作業者が音声入力する所定語句と、上記評価データベースとを用いて、作業者の音声入力(「声だし確認」)に対する評価(評価ポイントの演算)が行われることとなる(S205)。
語句評価手段14にて作業者が入力する音声に関する評価が行われた後には、評価記憶手段15において、入力された所定語句とその入力時の各種データ(入力日時等)、およびその評価結果(語句評価手段14にて得られる結果)とを関連付けて、所定語句等に関する集計管理が行われる(ステップS206)。つまり、この評価記憶手段15を構成するメモリ中に、入力された所定語句に関するデータベース(入力日時、評価結果等を含むデータベース)が構成されることになる。
この評価記憶手段15においては、例えば、実際に入力された「所定語句」、入力された「日時」、語句評価手段14にて演算された「評価ポイント」、所定時間毎(例えば1時間毎)の「評価ポイントの合計」、一日毎の「評価ポイントの合計」、一週間毎の「評価ポイントの合計」、一月毎の「評価ポイントの合計」、空白時間(音声入力を行っていない時間)に関するデータ、入力された「所定語句」の種類に関する統計データ、評価ポイントの相乗平均等が記憶されている。
評価記憶手段15における集計管理(語句評価手段14にて行った評価結果の集計処理)を行った後には、再度、ステップS202以降の処理が行われることとなる。
本発明の第一実施形態にかかる業務支援システム(携帯端末装置1)は、以上のように構成され機能するため、次のような効果を得ることができる。
本実施形態によれば、かかる業務支援システム(携帯端末装置1)を作業者が携帯することによって、管理者等の存在がなくとも、作業者が実施する声だし確認の評価・記憶等を行うことができる。つまり、この携帯端末装置1の評価・記憶結果に基づいて、管理者が作業者の「声だし確認」の状況を正確に把握・評価することができる。したがって、管理者側から「声だし確認」に関する評価や改善指導を行うことが可能となるため、「声だし確認」が作業者任せとならず、業務内における「声だし確認」の定着を効果的に進めることができる。
また、本実施形態によれば、一台の携帯端末装置1にて業務支援システムが構成されているため、作業者が携帯に便利な業務支援システムとすることができる。
さらに、上記実施形態においては説明していないが、携帯端末装置1は、その内部の評価記憶手段15中のデータを、必要に応じて、外部のPC(パーソナルコンピュータ)等に転送可能に構成してもよい。具体的には、携帯端末装置1にUSB端子等を設けて、携帯端末装置1(評価記憶手段15)中のデータを、直接的にPC等に転送可能に構成してもよい。このような構成によれば、携帯端末装置1を用いて得られたデータを、PCにて詳細に評価・解析することが可能となって、「声だし確認」の評価や改善指導をより効果的に行うことができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態にかかる業務支援システムについて説明する。図3は、本発明の第二実施形態にかかる業務支援システムを構成する装置の一例を示す概略図である。具体的には、第二携帯端末装置30とサーバとして機能する複数のコンピュータ41,42等とを用いて構成された業務支援システムを示している。この業務支援システムを成す第二携帯端末装置30は、作業者が各種業務を実施する際に、携帯可能に構成されている。例えば、第一実施形態の場合(携帯端末装置1)と同様に、上着の胸ポケット内に挿入可能な大きさに構成されている。そして、この業務支援システムは、この第二携帯端末装置30等を用いることによって、作業者が行う「声だし確認」の評価や改善指導を適切に行うことが可能であるべく構成されている。
図3に示すように、本実施形態にかかる第二携帯端末装置30は、音声入力手段31、音声認識手段32、語句識別手段33、および不明確伝達手段36を有している。この第二携帯端末装置30としては、第一実施形態の場合(携帯端末装置1)と同様に、業務支援システム専用の端末(専用端末)として構成する場合の他に、例えば、携帯電話、PHS、PDA等を用いることも可能である。
また、本実施形態にかかる第二携帯端末装置30は、インターネット44を介して、サーバとして機能する二台のコンピュータ(第一コンピュータ41、第二コンピュータ42)と通信可能に構成されている。インターネット44と二台のコンピュータ41,42との間にはルータ43が設けられており、第二携帯端末装置30と二台のコンピュータ41,42との通信状態は、必要に応じて、このルータ43によって制御される。
本実施形態において、第一コンピュータ41は、アプリケーションダウンロード用のWEBサーバとして機能し、第二コンピュータ42は、データベース用サーバとして機能する。
本実施形態にかかる業務支援システムを構成する第二携帯端末装置30は、後述するように音声認識等の種々の機能を有し、本実施形態においては、これらの機能を発揮すべきアプリケーションは、第一コンピュータ41からダウンロードされるように構成されている。つまり、第一コンピュータ41には、第二携帯端末装置30を適切に機能させるための種々のアプリケーションが用意されている。
このような構成であるため、本実施形態にかかる第二携帯端末装置30は、常に最適な状態で使用可能であり、アプリケーションのバージョンアップ等にも早急に対応可能である。
また、第二コンピュータ42は、第二携帯端末装置30からインターネット44を介して送られているデータについて、評価を下すと共にその集計管理を行うべく構成されている。つまり、この第二コンピュータ42は、第一実施形態にて説明した語句評価手段14、評価記憶手段15等と同様の機能を有している。第二コンピュータ42に設けられた語句評価手段および評価記憶手段については、第一実施形態の場合と略同様であるため、ここではその説明を省略する。
本実施形態にかかる第二携帯端末装置30を成す音声入力手段31は、作業者が「声だし確認」を行う際における音声の入力を行うものであり、第一実施形態の場合と同様に、マイクロフォン等(例えば、イヤホンマイク等)を用いて構成される。携帯電話やPHS等であれば、予めマイクロフォンが設けられているため、携帯電話等を利用する場合は、この予め設けられたマイクロフォンを用いて音声入力手段31が構成される。なお、イヤホンマイクが用いられる場合、その一部たるマイク部が音声入力手段31に相当する。
第二携帯端末装置30を成す音声認識手段32は、音声入力手段31を介して入力された音声を認識するためのものであって、この音声認識手段32は、音声認識エンジン(音声認識ソフトウエア)等を用いて構成されている。
第二携帯端末装置30を成す語句識別手段33は、入力された音声中に、「声だし確認」にて使用される語句(本発明の「所定語句」に相当)が含まれているか否かを識別する手段である。本実施形態においては、この語句(所定語句)に関するデータ(所定語句データベース)が、予め携帯端末装置1中のメモリ(記憶手段)に記憶されている。語句識別手段33は、音声認識エンジンを用いて認識された(文字に変換された)語句と、メモリに記憶された所定語句データベース中の語句(所定語句)とを対比して、入力された音声中に所定語句が存在するか否かを判断する。
第二携帯端末装置30を成す不明確伝達手段36は、音声認識手段32にて音声の入力は認識されたものの、その入力音声中に所定語句を識別できなかった場合において、その旨(不明確である旨)を作業者に伝達するための手段である。この「入力音声中に所定語句を識別できなかった場合」としては、音声入力はされたものの発音の具合や周りの雑音等の影響で語句識別手段33が所定語句を識別できなかった場合や、音声入力はされたものの所定語句を正確に入力していない場合や、周りの雑音によって誤入力が行われた場合等があげられる。不明確伝達手段36にて不明確である旨を作業者に伝達する方法としては、具体的には、音で伝達する場合、振動で伝達する場合、映像で伝達する場合、あるいはこれらの方法を組み合わせて伝達する場合等があげられる。したがって、本実施形態にかかる不明確伝達手段36は、スピーカ、振動発生手段(モータあるいは振動子等)、およびディスプレイの少なくとも一つを用いて構成される。
なお、この図3については特に示さなかったが、本実施形態にかかる第二携帯端末装置30は、当然のことながら、第二携帯端末装置30を操作するための各種のボタン・スイッチ等が設けられており、これらのボタン等を用いて、電源のON/OFF、各部の調整(例えば、スピーカ(不明確伝達手段36)の音量調整等)が行われる。また、携帯電話等を本実施形態にかかる第二携帯端末装置30として使用する場合には、当然のことならが、一般的な携帯電話としての構成および機能を有する。
次に、図3に加え、図4を用いて、本実施形態にかかる第二携帯端末装置30の使用方法等について説明する。この図4は、本発明の第二実施形態にかかる業務支援システムを使用する際のフローチャートを示したものである。なお、ここでは、業務として自動車の運転を行う際に第二携帯端末装置30を使用する場合を例示して説明する。また、先に説明した第一実施形態と略同様の部分もあるため、その部分については説明を割愛し、ここでは、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。
作業者が第二携帯端末装置30を装着した状態で、第二携帯端末装置30の電源スイッチ等(図示省略)を操作して、第二携帯端末装置30を起動させる(ステップS401)と、第二携帯端末装置30が、音声入力待機状態(ステップS402,S408)となる。つまり、第二携帯端末装置30は、音声入力手段31において、何らかの音声入力が確認されるまで(S403にて「Yes」と判断されるまで)、音声入力ループ(S402,S408)を繰り返して待機状態を維持することとなる。本実施形態において、音声が入力されているか否かは、音声認識手段32を用いて行われる。
第二携帯端末装置30を装着した作業者は、例えば、自動車に乗り込む際に、「前方ヨシ」「後方ヨシ」等の「声だし確認」を行ってから乗車する。そして、第二携帯端末装置30を構成する音声認識手段32が、音声入力手段31を介して「音声」入力を検知(認識)すると、図4のフローチャートに従い(S403にて「Yes」と判断されて)、第二携帯端末装置30においては、次いでステップS404以降の処理が行われる。一方、作業者が「音声」を発したにも関わらず、音声認識手段32において「音声」入力を検知(認識)できない場合(S403にて「No」の場合)には、第二携帯端末装置30は音声入力ループ(S402,S408)を繰り返すこととなる。
作業者が自動車に乗車した後の運転中においても、必要に応じて作業者は、「制限速度40、速度ヨシ」、「車線変更、後方ヨシ」等の「声だし確認」を行い、その「声だし確認」のたびに、第二携帯端末装置30の音声認識手段32においては、音声入力がなされたか否かの判断が行われる(S403)。そして、その判断結果に基づいて、ステップS404以降の処理あるいは音声入力ループ(S402,S408)が行われることとなる。
音声入力手段31を介して音声入力がなされていると、音声認識手段32において判断された(S403にて「Yes」と判断された)場合には、次いで、語句識別手段43を用いて、その入力された音声中に「所定語句」が存在するか否かの判断が行われる(ステップS404)。本実施形態においても、第一実施形態と同様に、第二携帯端末装置30中のメモリに所定語句データベースが記憶されており、語句識別手段33によって、音声認識手段32(音声認識エンジン)を用いて認識された(文字に変換された)語句(音声入力された語句)と、所定語句データベース中の所定語句とが対比され、その結果に基づいて、入力された音声中に所定語句が存在するか否かが判断される(S404)。
語句識別手段33にて、入力された音声中に所定語句が存在すると判断された場合(S404にて「Yes」の場合)には、次いでステップS409以降の処理が行われ、所定語句が存在しないと判断された場合(S404にて「No」の場合)には、不明確伝達処理が行われる(ステップS407)。
不明確伝達処理とは、第一実施形態でも説明したように、第二携帯端末装置30を構成する不明確伝達手段36を用いて、作業者に対して、明確な音声入力がなされていない旨を伝達する処理である。この不明確伝達処理(S407)は、「音声」入力はなされたものの、作業者の発声の仕方や周りの雑音等の影響によって、語句識別手段43にて音声中の所定語句を識別できない場合に、スピーカ、振動発生手段、あるいはディスプレイ等を用いて、入力された音声が不明確である旨を作業者に伝達する処理である。つまり、音、振動、文字、あるいは画像等を用いて、作業者に対して入力された音声が不明確である旨を作業者に伝達する処理である。例えば、本実施形態にかかる第二携帯端末装置30の一部(音声入力手段31および不明確伝達手段36)がイヤホンマイクにて構成されている場合、不明確伝達手段36を成すイヤホン部からの音によって、作業者に対し、入力された音声が不明確である旨が伝達される(S407)。不明確伝達処理が行われた後は、ステップS402以降の処理が繰り返し行われる。
語句識別手段33にて、入力された音声中に所定語句が存在すると判断された場合(S304にて「Yes」の場合)には、その入力された所定語句に関する情報が、インターネット44を介して、サーバ(データベースサーバ)として機能する第二コンピュータ42に送信される(ステップS409)。例えば、第二携帯端末装置30を携帯電話にて構成した場合においては、第二携帯端末装置30とデータベースサーバ(第二コンピュータ42)との間で、HTTP通信によるデータ転送が行われる。そして、第二コンピュータ42内に設けられている語句評価手段(図示省略)を用いて、転送されたデータ(入力された音声)に関する評価が行われる。
この第二コンピュータ42中で行われる「評価」は、基本的に第一実施形態にて説明したものと同様である。先にも説明したように、語句評価手段は、入力された音声中の語句(語句識別手段33にて所定語句であると判断された語句)の一つ一つに対して、その評価を行う手段である。そして、本実施形態においても、第一実施形態と同様に、各所定語句に対する評価(重み付け)に関する評価データベースが、予め第二コンピュータ42中のメモリ(記憶手段)に記憶されているので、この評価データと入力された所定語句とを用いて、語句評価手段が、入力された音声中の所定語句についての評価を行う。
例えば、評価データベース中には、入力音声中の「前方」「後方」「40」という所定語句には「2点」、「制限速度」という所定語句には「3点」、「ヨシ」という所定語句には「1点」というように、それぞれの所定語句に対する評価(評価ポイント)に関するデータが記憶されている。そして、語句評価手段においては、作業者が音声入力する所定語句と、上記評価データベースとを用いて、作業者の音声入力(「声だし確認」)に対する評価(評価ポイントの演算)が行われることとなる。
語句評価手段にて作業者が入力する音声に関する評価が行われた後には、第二コンピュータ42中の評価記憶手段(図示省略)において、入力された所定語句とその入力時の各種データ(入力日時等)、およびその評価結果(語句評価手段にて得られる結果)とを関連付けて、所定語句等に関する集計管理が行われる。つまり、この評価記憶手段を構成するメモリ中に、入力された所定語句に関するデータベース(入力日時、評価結果等を含むデータベース)が構成されることになる。
この評価記憶手段においては、例えば、実際に入力された「所定語句」、入力された「日時」、語句評価手段にて演算された「評価ポイント」、所定時間毎(例えば1時間毎)の「評価ポイントの合計」、一日毎の「評価ポイントの合計」、一週間毎の「評価ポイントの合計」、一月毎の「評価ポイントの合計」、空白時間(音声入力を行っていない時間)に関するデータ、入力された「所定語句」の種類に関する統計データ、評価ポイントの相乗平均等が記憶されている。
なお、本実施形態にかかる業務支援システムは、第一実施形態と異なり、入力された音声に関する評価および集計管理が、携帯端末装置ではなく、第二コンピュータ42を用いて行われる。つまり、本実施形態にかかる業務支援システムは、大容量且つ高速処理が可能な装置を用いて、評価および集権管理が行われる。したがって、本実施形態によれば、第一実施形態と比較して、入力された音声に対してリアルタイムにより詳細で且つきめ細かい評価、分析、および集計管理を行うことができる。
本実施形態においては、入力された所定語句に関する情報が、インターネット44を介して、サーバ(データベースサーバ)として機能する第二コンピュータ42に送信された(ステップS409)後には、再度、ステップS202以降の処理が行われることとなる。
本発明の第二実施形態にかかる業務支援システムは、以上のように構成され機能するため、次のような効果を得ることができる。
本実施形態によれば、第一実施形態の場合と同様に、第二携帯端末装置30を作業者が携帯することによって、管理者等の存在がなくとも、作業者が実施する声だし確認の評価・記憶等を第二コンピュータ42にて行うことができる。つまり、この第二携帯端末装置30を用いて得られる評価等・記憶結果に基づいて、管理者が作業者の「声だし確認」の状況を正確に把握・評価することができる。したがって、管理者側から「声だし確認」に関する評価や改善指導を行うことが可能となるため、「声だし確認」が作業者任せとならず、業務内における「声だし確認」の定着を効果的に進めることができる。
また、本実施形態によれば、所定語句に関する具体的な評価等が第二コンピュータ42を用いて行うべく構成されているので、第一実施形態と比較して、携帯端末装置(第二携帯端末装置30)の構成をより簡略化することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に適合し得る範囲で必要に応じて種々の変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上述した各実施形態における携帯端末装置1,30には、必要に応じて、「声だし指示手段」等を設けてもよい。この「声だし指示手段」は、作業者に「声だし確認」の実施を促すためのものであって、例えば、音声出力手段等(記憶された音声ファイル、あるいは音声合成を用いて音声を出力可能な装置)を用いて構成される。声だし指示手段は、予め定められたタイミング、ランダムなタイミング、あるいは作業者の「声だし確認」の実施状況に応じて(例えば1時間「声だし確認」が行われていない場合等)、作動するように構成されている。例えば、音声出力手段等を介して、「声だし確認を行いましょう。」「声だし確認を行っていますか?」「声だし確認が1時間行われておりません。」「制限速度は何キロですか?」等のメッセージを作業者に伝達し、作業者に対して「声だし確認」の実施を促すべく構成されている。
また、この「声だし指示手段」による作業者に対するメッセージの伝達方法は、「音声」に限定されず、画像情報、文字情報、バイブレータによる振動等、作業者に伝達可能であればいかなる方法を用いてもよい。つまり、「声だし指示手段」は、音声出力手段にて構成される場合に限定されず、ディスプレイ、振動発生装置等を用いて構成してもよい。当然のことながら、これら(音声出力手段、ディスプレイ等)を組み合わせて、「声だし指示手段」を構成してもよい。
さらに、この「声だし指示手段」は、特定の声色、話し方、姿、表情等を種々設定しておくことにより、作業者(上記各実施形態においては運転者)への働きかけの効果を高めることができる。
また、上述した実施形態においては、携帯端末装置1,30が、専用端末である場合や携帯電話等を利用して構成されている場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。したがって、例えば、カーナビゲーションシステムに、この業務支援システムの構成要素を付加してもよい。さらに、例えば、ビデオカメラを用いた業務を行う場合には、ビデオカメラに、この業務支援システムの構成要素を付加してもよい。すなわち、なんらかの装置を用いて業務を行う場合には、その装置内に、この業務支援システムの構成要素を付加することが好ましい。この好ましい構成によれば、新たな装置等を携帯することなく、業務支援システムを利用することが可能となって、「声だし確認」の評価や改善指導を適切に行うことができる。
さらに、上述した実施形態においては、明確な音声入力がなされていない際にその旨を伝達する「不明確伝達手段」を設ける場合について説明したが、本発明は、この構成に限定されるものではない。つまり、「不明確」である旨を積極的に作業者に伝える構成のみに限定されるものではなく、「明確」である旨を積極的に作業者に伝える構成としてもよい。すなわち、音声入力後、語句識別手段にて入力された音声中に所定語句が存在すると判断された場合に、その旨(音声入力が明確に行われて、その音声中に所定語句が含まれていた旨)を、音、振動、文字、あるいは画像等を用いて、作業者に伝達するような構成としてもよい。このような構成であれば、「明確」である旨の伝達がなかった場合に、作業者は「不明確」であることを認識可能となる。
本発明の第一実施形態にかかる業務支援システムを構成する装置の一例を示す概略図である。 本発明の第一実施形態にかかる業務支援システムを使用する際のフローチャートを示したものである。 本発明の第二実施形態にかかる業務支援システムを構成する装置の一例を示す概略図である。 本発明の第二実施形態にかかる業務支援システムを使用する際のフローチャートを示したものである。
符号の説明
1…携帯端末装置
11…音声入力手段
12…音声認識手段
13…語句識別手段
14…語句評価手段
15…評価記憶手段
16…不明確伝達手段
30…第二携帯端末装置
31…音声入力手段
32…音声認識手段
33…語句識別手段
36…不明確伝達手段
41…第一コンピュータ
42…第二コンピュータ
43…ルータ
44…インターネット

Claims (6)

  1. 作業者が実施する声だし確認に関する評価を行う業務支援システムであって、
    前記作業者の音声を入力する音声入力手段と、前記音声を認識する音声認識手段と、前記音声中の所定語句を識別する語句識別手段と、前記所定語句に基づき声だし確認に関する評価を行う語句評価手段と、前記評価結果を記憶する評価記憶手段と、前記所定語句を記憶する所定語句データベースおよび前記所定語句に対する評価に関するデータを記憶する評価データベースを含む記憶手段とを備え、
    前記語句識別手段は、前記音声認識手段を用いて認識された語句と前記所定語句データベースの前記所定語句とを対比して、前記入力された音声中に前記所定語句が存在するか否かを識別し、
    前記語句評価手段は、前記語句識別手段を通じて識別された前記所定語句と、前記評価データベースの前記所定語句に対する前記評価に関するデータと用いて、前記音声中の前記所定語句についての評価を行うことを特徴とする業務支援システム。
  2. 前記音声入力手段、前記音声認識手段、前記語句識別手段、前記語句評価手段、および前記評価記憶手段が、一つの携帯端末装置内に設けられている
    請求項1に記載の業務支援システム。
  3. 通信機能を有する第二携帯端末装置と、前記第二携帯端末装置と通信可能なコンピュータとを用いて構成されており、
    前記第二携帯端末装置が、前記音声入力手段と前記音声認識手段と前記語句識別手段とを備え、
    前記コンピュータが、前記語句評価手段と前記評価記憶手段とを備えている
    請求項1に記載の業務支援システム。
  4. 前記語句識別手段において、前記音声中に前記所定語句が含まれていないと判断された場合、前記作業者に対し前記所定語句が含まれていないことを伝達する不明確伝達手段が設けられている
    請求項1から3のいずれか1項に記載の業務支援システム。
  5. 作業者が実施する声だし確認に関する評価を行う業務支援方法であって、
    前記作業者の音声を入力する音声入力工程と、前記音声を認識する音声認識工程と、前記音声中の所定語句を識別する語句識別工程と、前記所定語句に基づき声だし確認に関する評価を行う語句評価工程と、前記評価結果を記憶する評価記憶工程とを備え
    前記語句識別工程は、前記音声認識工程を用いて認識された語句と所定語句データベースの前記所定語句とを対比して、前記入力された音声中に前記所定語句が存在するか否かを識別し、
    前記語句評価工程は、前記語句識別工程を通じて識別された前記所定語句と、評価データベースの前記所定語句に対する前記評価に関するデータと用いて、前記音声中の前記所定語句についての評価を行うことを特徴とする業務支援方法。
  6. 前記語句識別工程において、前記音声中に前記所定語句が含まれていないと判断された場合、前記作業者に対し前記所定語句が含まれていないことを伝達する不明確伝達工程が行われる
    請求項5に記載の業務支援方法。
JP2005159168A 2005-05-31 2005-05-31 業務支援システムおよび業務支援方法 Active JP4718246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005159168A JP4718246B2 (ja) 2005-05-31 2005-05-31 業務支援システムおよび業務支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005159168A JP4718246B2 (ja) 2005-05-31 2005-05-31 業務支援システムおよび業務支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006337480A JP2006337480A (ja) 2006-12-14
JP4718246B2 true JP4718246B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=37558125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005159168A Active JP4718246B2 (ja) 2005-05-31 2005-05-31 業務支援システムおよび業務支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4718246B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015038525A (ja) * 2011-03-31 2015-02-26 株式会社東芝 音声認識装置及び音声認識方法
JP6106402B2 (ja) * 2012-10-23 2017-03-29 矢崎エナジーシステム株式会社 車載装置
JP6098799B2 (ja) * 2013-02-28 2017-03-22 公立大学法人 富山県立大学 指差し呼称監視システム
JP6407521B2 (ja) * 2013-11-27 2018-10-17 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 診療支援装置
JP2017152948A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 株式会社三菱東京Ufj銀行 情報提供方法、情報提供プログラム、および情報提供システム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02287488A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Toshiba Corp 運転訓練用シミュレータ
JPH03175477A (ja) * 1989-12-05 1991-07-30 Toshiba Corp 運転訓練シミュレータ装置
JPH09114579A (ja) * 1995-10-23 1997-05-02 Hitachi Ltd 指差呼称確認システム
JP2003327009A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 注意喚起装置
JP2004019360A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Komine Dengyo Kk 情報通信技術を利用した建設工事における現場管理システム
JP2005056060A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Nippon Kayaku Co Ltd 音声入力システムによる化学プラントの誤操作防止方法、装置およびプログラム
JP2005115629A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 運転支援装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02287488A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Toshiba Corp 運転訓練用シミュレータ
JPH03175477A (ja) * 1989-12-05 1991-07-30 Toshiba Corp 運転訓練シミュレータ装置
JPH09114579A (ja) * 1995-10-23 1997-05-02 Hitachi Ltd 指差呼称確認システム
JP2003327009A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 注意喚起装置
JP2004019360A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Komine Dengyo Kk 情報通信技術を利用した建設工事における現場管理システム
JP2005056060A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Nippon Kayaku Co Ltd 音声入力システムによる化学プラントの誤操作防止方法、装置およびプログラム
JP2005115629A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 運転支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006337480A (ja) 2006-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110288987B (zh) 用于处理声音数据的系统和控制该系统的方法
KR102574593B1 (ko) 챗봇을 이용한 서비스 제공 방법 및 그 장치
CN112970059B (zh) 用于处理用户话语的电子装置及其控制方法
JP2006154926A (ja) キャラクタ表示を利用した電子機器操作システム及び電子機器
JP4718246B2 (ja) 業務支援システムおよび業務支援方法
KR102406718B1 (ko) 컨텍스트 정보에 기반하여 음성 입력을 수신하는 지속 기간을 결정하는 전자 장치 및 시스템
CN112331196A (zh) 管理多个智能代理的电子设备及其操作方法
CN107170446A (zh) 语义处理服务器及用于语义处理的方法
KR20210045241A (ko) 전자 장치 및 전자 장치의 음성 명령어 공유 방법
CN111640429B (zh) 提供语音识别服务的方法和用于该方法的电子装置
US20210217406A1 (en) Voice recognition service operating method and electronic device supporting same
JP2010130223A (ja) 音声操作システムおよび音声操作方法
KR20200043642A (ko) 동작 상태에 기반하여 선택한 마이크를 이용하여 음성 인식을 수행하는 전자 장치 및 그의 동작 방법
US10976997B2 (en) Electronic device outputting hints in an offline state for providing service according to user context
KR102421745B1 (ko) Tts 모델을 생성하는 시스템 및 전자 장치
KR20220023742A (ko) 차량 사고 데이터 제공 및 획득 방법
JP2020077135A (ja) 制御装置、エージェント装置及びプログラム
JP2020080116A (ja) 制御装置、エージェント装置及びプログラム
EP3608905A1 (en) Electronic apparatus for processing user utterance and controlling method thereof
KR20210061091A (ko) 인텔리전트 어시스턴스 서비스를 제공하기 위한 전자 장치 및 그의 동작 방법
KR20200099036A (ko) 음성 인식 기능을 이용한 동작을 수행하는 전자 장치 및 이를 이용한 동작과 관련된 알림을 제공하는 방법
KR20190083884A (ko) 음성 명령을 처리하기 위한 전자 문서 표시 방법 및 그 전자 장치
US7620388B2 (en) Portable telephone set, conversation simulation method, and conversation simulation program
CN111801690A (zh) 用于识别字符的电子设备和方法
KR20210052972A (ko) 다수의 사용자들이 참여하는 음성 에이전트 지원 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4718246

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250