JPH02156272A - 静電搬送転写装置 - Google Patents

静電搬送転写装置

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JPH02156272A
JPH02156272A JP63308942A JP30894288A JPH02156272A JP H02156272 A JPH02156272 A JP H02156272A JP 63308942 A JP63308942 A JP 63308942A JP 30894288 A JP30894288 A JP 30894288A JP H02156272 A JPH02156272 A JP H02156272A
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Masato Tsuji
正人 辻
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真複写機等の画像形成装置において使
用される静電搬送転写装置に関する。
従来の技術 例えばゼログラフィの原理を応用した電子写真複写機等
の画像形成装置においては、−様帯電された像保持体(
以下感光体で代表する。)を露光して静電潜像を形成し
、この静電潜像を帯電トナーにより現像してトナー像と
し、更にトナー像を転写材(以下用紙で代表する。)に
転写、定着して複写物等を得ている。これら一連の工程
のうち、潜像形成、現像及び転写を色成分毎に同一の用
紙に対して行うことによって、フルカラーの複写が可能
になる。静電搬送転写装置は、上述のように多重転写を
必要とするフルカラー複写機等の装置において、用紙を
感光体に同期させて所定のタイミングで所定の転写位置
に搬送し転写を行うために使用される。
第13図は従来の静電搬送転写装置の一例を示す図であ
る。第14図に示すように片面に複数の電極2が一定間
隔で並設された半導電性の樹脂膜4を図示しない剛体ド
ラム上に支持して転写ドラム6とし、この転写ドラム6
を転写位置にてこれと同径の感光体8に当接させ、電極
2のうちで転写位置に移動した電極2に摺動してトナー
の極性と逆極性の電圧を供給する転写用ブラシ給電装置
10を設け、電極2のうちで用紙搬送位置に移動した電
極2に摺動して交互に高電圧(例えばプラス電位)及び
低電圧(例えば接地電位)を供給する用紙吸着用ブラシ
給電装置12を設けて構成されている。潜像形成及び現
像は感光体8が1回転する度に色成分毎に行われるので
、矢印六方向に搬入されて転写ドラム6上に吸着した用
紙は、転写位置を通過する度に同一の原画像について異
なる色のトナー像の転写がなされる。そして、3乃至4
色のトナー像が多重転写された用紙は、用紙吸着用ブラ
シ給電装置12を解除する等によって矢印B方向に排出
される。
第15図は従来の静電搬送転写装置の他の例を示す図で
ある。この従来例では、樹脂膜4を無端ベルト状に形成
して少なくとも2つのローラ14゜15に装架し、色成
分毎に潜像形成及び現像がなされる複数の感光体8を樹
脂膜4にその平坦部にて当接させ、樹脂膜4及び感光体
8の配置構成に対応して転写用ブラシ給電装置10及び
用紙吸着用ブラシ給電装置12を設けている。矢印A方
向に搬入されて樹脂膜4の平坦部に吸着した用紙は、用
紙の移動に同期して動作する各感光体からそれぞれの色
のトナー像を多重転写され、出口側のローラ15の曲率
によってB方向に排出されるようになっている。
第16図は転写位置近傍の具体的構成例を示す図である
。転写位置に移動した電極2に転写用ブラシ16を摺動
させ、この転写用ブラシ16の電位を、感光体8上のト
ナーの極性が例えばマイナス極性である場合には、転写
用電源18によりプラス電位にし、更に転写用ブラシ1
6の前後に、接地された転写用補助ブラシ17を設けて
いる。
転写用ブラシ16が接触している電極群と感光体8との
間には電界が形成されるから、感光体8上のトナーは該
電界に沿って転写位置にて用紙Pに転写される。
第17図は用紙搬送位置近傍の具体的構成例を示す図で
ある。電極2に摺動する吸着用ブラシ20を樹脂膜4の
移動方向に対して複数設け、これろを交互に吸着用電源
22のプラス側及びマイナス側に接続して構成されてお
り、各ブラシが摺動する電極群間に形成された電界によ
って用紙Pを樹脂膜4に吸着して搬送するようにしてい
る。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来構成の静電搬送転写装置であると、ブ
ラシによる給電部において電極が直接樹脂膜上に形成さ
れているために、樹脂膜等に結露が生じたり、トナー粉
塵等の異物が付着したときに、結露又は付着部分を介し
て過大な電流が流れて樹脂膜が発熱し、樹脂膜が損傷す
るという問題があった。即ち、例えば外気温が低い状態
で装置の稼働を開始した場合、定着器等により温められ
た空気が低温の樹脂膜等に触れたときに、その部分の相
対湿度が著しく高くなるから、上述のような結露が生じ
て樹脂膜が発熱し、最悪の場合発火に到る危険があった
。又、樹脂膜に結露が生じないような場合でも、給電部
における接触抵抗による発熱又はスパークによる発熱に
起因して樹脂膜が損傷することもあった。
本発明はこのような問題に濫みて創作されたもので、樹
脂膜が給電部において発熱して損傷するおそれがない静
電搬送転写装置の提供を目的としている。
課題を解決するための手段 上記技術的課題は、感光体のトナー像が転写される用紙
を少なくとも転写位置において外表面に密着させながら
移動する半導電性の樹脂膜と、上記樹脂膜の内側に一定
間隔で並設された複数の電極と、上記樹脂膜及び上記電
極を支持する支持体と、上記樹脂膜に接触しないように
上記支持体上に設けられ、それぞれが上記電極に接続さ
れる複数の摺動電極と、上記摺動電極のうちで転写位置
に移動した摺動電極に接触し、トナーの電荷の極性と逆
極性の電圧を供給する転写用供給手段と、上記摺動電極
のうちで用紙搬送位置に移動した摺動電極に接触し、交
互に高電圧及び低電圧を供給して用紙の吸着を行う用紙
吸着用給電手段とを具備して構成される静電搬送転写装
置により解決される。
ここで、高電圧及び低電圧というのは、相対的に+(プ
ラス)側の電圧及び相対的に−(マイナス)側の電圧を
意味する。従って、高電圧及び低電圧の具体的な組合せ
としては、+2000Vと+500V、+1500Vと
OV、+1000Vと一500V、OVと一1500V
、−500Vと一2000V等がある。
作   用 本発明の構成によれば、転写位置及び用紙搬送位置に移
動した電極への電圧の印加を、樹脂膜に接触しないよう
に支持体上に設けられた摺動電極を介して行っているの
で、当該接触部において接触抵抗又はスパークによる発
熱が生じたとしても、その発熱により直接樹脂膜が発熱
することが防止される。
又、上記構成において、樹脂膜の露出表面のうちで電極
に接触する部分の近傍を耐熱物で覆うことにより、結露
することのある樹脂膜の露出表面が直接電極に接触しな
くなるので、該露出表面を介して過大な電流が流れて樹
脂膜が発熱するおそれがなくなる。過大な電流が流れる
とすればその経路は電極に接触している耐熱物の露出表
面上の結露水分だからである。
実  施  例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明を適用することのできる静電搬送転写装
置の部分破断側面図、第2図は第1図における破断部分
の拡大図、第3図は第1図における■−■線に沿った断
面図、第4図は第1図に示される転写ドラムの部分斜視
図である。
第1図において、30はその表面に形成された静電潜像
が図示しない現像装置によって白黒又はカラー現像され
る感光体、32は転写位置において感光体30の表面に
当接するように配設された転写ドラム、34は転写ドラ
ム32の電極に給電するためのブラシ給電装置、36は
給紙トレイ38上に載置された用紙40を転写ドラム3
2の方向に送り出すフィードローラ、42は剥離位置に
おいてその先端が転写ドラム32に対して接離自在に設
けられた剥離爪、44は剥離爪42により剥離された用
紙を図示しない定着装置の方向に送る(船道ベルトであ
る。
転写ドラム32は、第4面に示すように、金属等からな
る剛体ドラム52と、剛体ドラム52の外周に設けられ
た絶縁性の支持体54と、支持体54上に一定間隔で複
数設けられた帯状の電極56と、電極56の端部近傍が
表出するように支持体54及び電極56に密着させられ
た半導電性の樹脂膜58とから構成されている。電極5
6は、機能的には樹脂膜58に直接接触する主電極部5
6−1と樹脂膜58に接触しない摺動電極部56−2と
に分けることができるが、製造上はこれらを同一の工程
によって一体的に形成することができる。このように樹
脂膜58の端部を除去して摺動電極部56−2を露出さ
せているのは、後述するブラシ給電装置によって各電極
に給電するに際し、ブラシと摺動電極部との接触部にお
ける発熱が樹脂膜56に影響を及ぼさないようにするた
めである。主電極部56−1と摺動電極部56−2は別
体で形成して配線パターン等により電気的に接続されて
いても良い。また、電極56は、通常のエツチング、ス
クリーン印刷等の導電パターン形成技術により支持体5
4上に形成することができ、その幅は約0.5順である
。例えば第5図に示すように、ポリエステルからなる厚
み50μmの支持体54上にエツチングにより厚み35
μmのCu電極56aを形成し、Cu電極56aの表面
に酸化防止及び対摩耗性向上を目的としてNi電極56
bを厚み2〜3μmで形成すれば、長期にわたる使用に
充分耐え得る転写ドラムを提供することができる。各電
極間の間隔については、1fflffi以上であると電
極模様(電極のピッチで転写像に濃度の高い部分、低い
部分が生じる現象)が生じやすくなるので、それ以下で
小さい程良いが、小さすぎると短絡等の二次障害が生じ
るので、約0.5mmが最適である。支持体54を硬度
(JIS  K6301)が50°以下の弾性体で形成
するか、あるいは支持体54と剛体ドラム52間に図示
しない同質の弾性体層を介在させることによって、転写
ドラムと感光体の当接力を安定化することができ、転写
効率の安定化等が可能になる。
半導電性の樹脂膜58は、アクリル、塩ビ、ポリエステ
ル、ポリプロピレン等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブ
ラック等の帯電防止剤を適当量含有させて、その体積抵
抗率が10’ 〜10′2Ω・cmとなるように形成さ
れ、その厚みは例えば0.25胴である。
ブラシ給電装置34は、第3図に示すように、転写ドラ
ム32の電極露出部分を覆う形で設けられており、その
内側には各種機能をなすための給電用のブラシが円周方
向に2列で交互に配置されている。ブラシ給電装置34
は、その円周方向の位置によって機能が異なり、第1図
に示すように、転写位置に相当する転写部341と、用
紙搬送位置に相当する第1搬送部342と、第1搬送部
における用紙剥離位置上流側に挿入された第2搬送部3
43とから構成されている。転写部341、第1搬送部
342及び第2搬送部343におけるブラシの配置は同
様であるので、第1搬送部342についてその構成を第
2図により説明する。尚、同図は2列で配置されている
ブラシのうちの1列に相当する断面を示している。ハウ
ジング46の内側には、円周方向に一定間隔で複数の窪
み46、aが形成されており、窪み46a゛の内部には
、基体68a及び導電性繊維68bからなる第1吸着用
ブラシ68が収容されている。第1吸着用ブラシ68の
外部回路との接続は、基体68aの下部に設けられた金
属プレート48及び接続端子50を介して行うことがで
きる。第1吸着用ブラシ68がハウジング46の内面か
ら突出する高さalは例えば1.5〜2.0Mであり、
転写ドラムの電極形成面ELにブラシが食い込む長さa
2 は例えば約1 mmである。このように本実施例で
は、ハウジング46の窪みに各ブラシを収容しているの
で、導電性繊維68bが拡がったり倒れたりすることが
防止される。
ブラシ給電装置の各部の電源接続を第6図により説明す
る。尚、同図は、ブラシ給電装置34を第1!l)送部
342及び第2搬送部343間(第1図におけるA部)
で破断した展開平面図に相当している。転写部341に
おいて、60は転写用ブラシであり、スイッチ62を介
して転写用電源64の正側に接続され、この転写用電源
64の負側は接地されている。この構成によれば、転写
ドラムの周回にともなって転写位置に移動してきた電極
にトナーの極性とは逆極性の一定電圧を供給することが
できる。転写用ブラシ60の両側には転写用補助ブラシ
66が設けられており、これを接地しておくことにより
、転写部における電界を安定なものとすることができ、
良好な転写品質を得ることができる。即ち、一般に転写
は、感光体上の荷電トナー粒子が転写電界を形成する電
気力線に沿って移動することによりなされるから、転写
用補助ブラシを設けることにより転写電界を狭い空間に
閉じ込めて、トナー粒子が転写位置に移動するより先に
転写されるのを防止することができ、転写画像が滲む等
の不良が生じにくくなる。第1搬送部342において、
第1吸着用ブラシ68は交互にスイッチ70及び接地部
に接続されている。
72はスイッチ70と接地部間に設けられた第1吸着用
電源である。第2搬送部343において、74は第2吸
着用ブラシであり、これろは交互に切換スイッチ76及
び接地部に接続されている。
切換スイッチ76は、負側か接地された第2吸着用電源
78の正側への接続と接地部への接続とを切り換える。
従来、ブラシ給電を転写ドラムの内側から行っていたの
で、上記配線接続が極めて複雑になっていたものである
が、この例のように転写ドラムの外側からブラシ給電を
行うようにすれば、保守性が向上すると共に、配線の自
由度が増大する。又、ブラシ給電装置を転写ドラムの一
方の側に設けているので、装置を小型に構成することが
できる。
更に、ブラシ給電装置を転写ドラムの両側に分割した場
合と比較して、ブラシ間ピッチの調整に手間取ることが
なくなる。
以下、本実施例の装置の動作を説明する。転写ドラム3
2を回転させた状態でスイッチ70をオンにすると、転
写ドラム32の回転に伴って第1搬送部342に対応す
る電極56は、第7図に示すように、プラス、フローテ
ィング、アース、フローティング、プラス、・・・と繰
り返して電位が変化するから、プラス部分とアース部分
に接続された電極群間に電界が形成され、用紙の吸着が
可能になる。ここで電極がフローティングになる期間を
設けているのは、ブラシのプラス部分とアース部分が同
一の電極を介して短絡することを防止するためである。
この状態でフィードローラ36により用紙40を送り出
すと、この用紙は、転写ドラム32との当接部にてその
先端から順次転写ドラム32上に吸着される。転写ドラ
ム32上に吸着した用紙は、転写ドラム320回転に伴
って転写位置に送られ、ここで第1色目のトナー像が転
写される。第1色目のトナー像が転写された用紙は、そ
のまま転写ドラム32に吸着された状態で更に2周乃至
3周して2色目以降のトナー像の転写が行われる。2色
目以降のトナー像の転写に際しては、第2搬送部343
も第1搬送部342と同様に用紙吸着状態となっている
。そして、全てのトナー像の転写が完了すると、用紙先
端が剥離位置に到達するよりも所定時間早いタイミング
でスイッチ76が接地側に切り換わり、第2搬送部34
3における吸着力が漸次除去されて、用紙は、剥離爪4
2により転写ドラム32から剥離され、搬送ベルト44
により定着装置等の次工程に送られる。ここで、上記タ
イミングで第2搬送部343を接地しているのは、樹脂
膜の除電が適当な時定数をもって完了するより先に用紙
を剥離爪42により強制的に剥離する場合に生じるエク
スプロージョン(トナーが飛散する現象)を防止するた
めである。
上記実施例によればブラシ給電部にふける接触抵抗又は
スパークによる樹脂膜の損傷をほぼ完全に防止すること
ができる。以下、樹脂膜上の結露に起因する樹脂膜の損
傷に対して万全な実施例を第8図により説明する。同図
(a)に示される例では樹脂膜58の露出表面のうちで
電極56に接触する部分58aの近傍に絶縁性の耐熱塗
装置4を施している。耐熱塗装材としては、アクリルウ
レタン系のストロン#100(カシュー社製)、アクリ
ル系のマイクロン#2500(カシュー社製)、ンリコ
ーン系のテルモスプレー(関西ペイント社製)等を用い
ることができる。このように耐熱塗装置4を施しておく
ことにより、樹脂膜58の露出表面に結露したとしても
、その部分が直接電極56に接触することがないので、
樹脂膜58に過大な電流が流れて発火等に到るおそれが
なくなる。
尚、摺動電極部56−2が露出している部分の近傍に結
露した場合、支持体54又は耐熱塗装置4が発熱するお
それがあるが、これらは耐熱性を有しているので何ら問
題はない。このように本発明の実施において耐熱構造の
採用が望ましいのは、樹脂膜の体積抵抗率を所望の範囲
とするためにはその材質が可燃物に限定されるからであ
る。同図ら)は、上記耐熱塗装置4に代えて樹脂膜58
の端部に絶縁性の耐熱材86を貼着した例を示している
。この構成によっても樹脂膜の露出表面が直接電極に接
触することがないので、同図(a)と同様の作用が生じ
る。
第9図は本発明の更に他の実施例を示す用紙搬送部の構
成図である。導電性を有する弾性体ローラ88.90を
転写ドラムの電極形成面94に交互に当接させ、これら
弾性体ローラ88,90を、介して吸着用電源92の電
圧を用紙搬送部の電極に供給するようにしている。この
構成によれば、給電部におけるII擦を増大させること
なしに接触圧を大きくして接触抵抗を小さくすることが
できるので、ブラシ給電の場合と比較して、給電部の発
熱が抑制される。又、ブラシ先端に電流が集中するよう
なことがないので、給電部にスパークが生じにくくなる
一方、耐熱性塗装等を用いることなしに、ブラシ給電装
置の電源接続を第10図に示すようにしても、結露に起
因する樹脂膜の損傷を防止することができる。この例で
は第1吸着用電源72とスイッチ70間に短絡検知回路
96を設け、第1搬送部342に供給される電流を検出
し、この検出電流値が所定のスレッショルド値よりも大
きくなったときに例えば水分による短絡が発生したとし
て、これを操作者に知らしめるかあるいはこれに基づい
て所定の制御を行うようにしている。尚、用紙搬送時に
供給電流を検出しようとすると、用紙の含水率に応じて
定常時の供給電流が10μ八〜3mA程度の範囲内で大
きく変動するので、水分の結露による短絡を正確に検知
することができない。このため、コピーサイクルに先立
ち転写ドラムを停止させている状態又は転写ドラムを空
転させている状態においては、上記スレッショルド値を
比較的低い例えば20μ八に設定し、コピーサイクル中
においては、比較的高い例えば4mAに設定することが
望ましい。このように二段階の検知を行うことで、用紙
の含水率によらず水分の結露等に起因する短絡を検知す
ることができ、樹脂膜の損傷を未然に防ぐことができる
。この実施例では、スイッチ70と第1吸着用電源72
間に短絡検知回路96を設けているが、第6図又は第1
0図において、転写用電源64又は第2吸着用電源78
のプラス側に短絡検知回路を設けてもよい。
短絡検知回路を用いずに結露に起因する樹脂膜の損傷を
防止する手段としては、以下に示すようなものがある。
即ち、給電ブラシの材質として東し社製5A−7等の高
温にて溶融するような繊維、を用いることにより、過大
な電流が流れたときに給電ブラシがヒユーズとして機能
し、継続して大電流が流れることが防止される。この場
合、給電ブラシを形成するm維の体積抵抗率を108 
Ω・cm以下の例えば10′′  Ω・cm程度に設定
しておくことで、給電ブラシを保護抵抗として機能させ
、水分が結露した部分の発熱を抑制することができる。
又、これまでに説明した実施例では、全て転写ドラムの
外側から給電する場合について説明したが、転写ドラム
の内側から給電する場合には、樹脂膜の裏面側(電極が
形成されていない側)の端部に耐熱塗装を施すことによ
って、給電部の熱容量を増大させて、樹脂膜の損傷を防
止することができる。
第11図は、本発明を適用し得る他の静電搬送転写装置
の例を示す図である。この装置は、無端ベルト状に形成
した樹脂膜ベルト104と、耐脂膜ヘルド104を装架
する一対のローラ106゜108と、樹脂膜ベルト10
4の水平面に配設され、各々にシアン、マゼンタ、イエ
ローの各トナーによって同一原画に対する現像が行われ
るシアン色用感光体110、マゼンタ色用感光体112
、イエロー急用感光体114と、各感光体110゜11
2.114と共に樹脂膜ベルト104を挟持して回転す
る弾性体ローラ116,118.120と、転写位置及
び用紙搬送位置において樹脂膜ベルト104の内側に設
けられた電極に所定の電圧を供給するブラシ給電装置1
22とを具備して構成されている。尚、ブラシ給電装置
122のブラシの電気的な接続及び電極の配置について
は、これまでの各実施例に準じて行うことができるので
、その説明を省略する。
給紙カセット38からフィードローラ36によって用紙
40が給紙されると、図示しない給紙センサにより用紙
先端が検知され、この検知によって各感光体110,1
12,114への画像書き込みのタイミングが決定され
る。同時にブラシ給電装置122によって用紙搬送位置
及び転写位置に所定の電界が付与される。樹脂膜ベルト
104に吸着した用紙は、感光体110,112.11
4の直下を通過する際にそれぞれシアン像、マゼンタ像
、イエロー像を転写され、結果として同一画像に対する
多重転写像が形成される。感光体110.112.11
4には、用紙の搬送時間分だけ順次遅れて画像書き込み
が行われ、3色の各々の色が重なるように制御される。
多重転写が完了した用紙は、さらに定着装置に送られて
、定着が行われる。
樹脂膜ベルト104は、第12図に示すように、絶縁性
の支持体132上に複数の電極134を一定間隔で並設
し、電極の端部が露出するように電極134を介して支
持体132に樹脂膜136を接着して構成されている。
この構成によれば、ブラシ給電装置122からの給電を
電極134の露出部分にて行うことができるので、樹脂
膜136の損傷を防止することができる。
発明の効果 以上詳述したように本発明によれば、転写ドラムの樹脂
膜が給電部と接触しないように構成したので、樹脂膜が
発火等して損傷するおそれがなくなるという効果を奏す
る。又、樹脂膜の露出表面の電極に接触する部分の近傍
を耐熱物で覆うことにより、樹脂膜に結露したとしても
その部分が発熱するおそれがなくなるという効果もある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用し得る静電搬送転写装置の部分破
断側面図、 第2図は第1図における破断部分の拡大図、第3図は第
1図における■−■線に沿った断面図、 第4図は第1図に示される転写ドラムの部分斜視図、 第5図は第4図に示される電極の具体的構成例を示す断
面図、 第6図は第1図に示されるブラシ給電装置の電源接続図
、 第7図は第1図に示される装置の給電部の説明図、 第8図(a)、(b)は第1図に示される装置・に右け
る他の実施例を示す転写ドラム及びブラシ給電装置の断
面図、 第9図は第1図に示される装置における更に他の実施例
を示す用紙搬送部の構成図、 第10図は第1図に示される装置における別の実施例を
示すブラシ給電装置の電源接続図、第11図は本発明を
適用し得る他の静電搬送転写装置の側面図、 第12図は第111!lに示される樹脂膜ベルトの展開
平面図、 第13図乃至第17図は従来技術を説明するための図で
ある。 第1図 30・・・感光体、    32・・・転写ドラム、3
4・・・ブラシ給電装置、56・・・電極56−1・・
・主電極部、 56−2・・・摺動電極部、 58・・・樹脂膜、 86・・・耐熱材、 84・・・耐熱塗装、 96・・・短絡検知回路。 3日 第2図 出願人: 富士ゼロックス株式会社 代理人: 弁理士 松 本   昂 第 図 第 図 第 図 (G) (b) 第11 図 第13図 第 14図 第15図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光体のトナー像が転写される用紙を少なくとも
    転写位置において外表面に密着させながら移動する半導
    電性の樹脂膜と、 上記樹脂膜の内側に一定間隔で並設された複数の電極と
    、 上記樹脂膜及び上記電極を支持する支持体と、上記樹脂
    膜に接触しないように上記支持体上に設けられ、それぞ
    れが上記電極に接続される複数の摺動電極と、 上記摺動電極のうちで転写位置に移動した摺動電極に接
    触し、トナーの電荷の極性と逆極性の電圧を供給する転
    写用供給手段と、 上記摺動電極のうちで用紙搬送位置に移動した摺動電極
    に接触し、交互に高電圧及び低電圧を供給して用紙の吸
    着を行う用紙吸着用給電手段とを具備して構成されるこ
    とを特徴とする静電搬送転写装置。
  2. (2)上記樹脂膜の露出表面のうちで上記電極に接触す
    る部分の近傍を耐熱物で覆ったことを特徴とする請求項
    1記載の静電搬送転写装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5390012A (en) * 1991-12-25 1995-02-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having transfer material carrying member

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61269176A (ja) * 1985-05-24 1986-11-28 Fuji Xerox Co Ltd カラ−複写機の転写装置

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