JPH02155552A - 連続鋳造設備の切断長制御方法 - Google Patents

連続鋳造設備の切断長制御方法

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JPH02155552A
JPH02155552A JP30867488A JP30867488A JPH02155552A JP H02155552 A JPH02155552 A JP H02155552A JP 30867488 A JP30867488 A JP 30867488A JP 30867488 A JP30867488 A JP 30867488A JP H02155552 A JPH02155552 A JP H02155552A
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三村 義人
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三原 寛信
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/16Controlling or regulating processes or operations
    • B22D11/163Controlling or regulating processes or operations for cutting cast stock

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は、連続鋳造設備における鋳片の切断長の制御方
法に関する。
連続鋳造設備は1ストランドを鋳造するタイプのものの
他に同時に複数ストランドを鋳造するマルチストランド
型もあり、またマルチストランド型も目標サイズ(断面
寸法、従って幅と厚み)が同一であるもの及び目標サイ
ズが異なるもの等がある。本発明は特に、目標サイズが
同一であるマルチストランド型連続鋳造設備に係る。
連続鋳造されたストランドは切断機(ガスカッター)で
切断されて所定重量(断面寸法は一定とすると、所定長
)の鋳片にされ、圧延などの次工程へ送られる。上記切
断で得られる鋳片(ブルーム、ビレット、スラブなどが
あるが、こ\ではスラブとする)は倍尺スラブと呼ばれ
、これはその後更に切断されて複数のスラブ(定尺スラ
ブという)にされる。定尺スラブは製品と直結している
から種々の所定重量のものであることが必要で、二のた
めlストランドは種々の重量(長さ)の鋳片に切断され
、マルチストランド型ではか−る処理が各ストランドに
対して行なわれる。
1チヤージの溶鋼をタンプッシュへ注入し終ると次のチ
ャージの溶鋼をタンプッシュへ注入するが、この際後者
の溶鋼の成分が異なると、今度は別種の鋳片の鋳造が開
始されることになる。従って1ストランドは同一成分で
ある鋳片部分であり、これが上記の種々の長さの倍尺ス
ラブ群に切断されて行く。今、ストランドa、bにおけ
る1ストランドの長さをL−、Lbとし、lストランド
から採取する、倍尺スラブの長さをL□、  Lbi 
(i、、=’l + 1 +・・・・・・)とすると、
L、=ΣL−t、  Lb =ΣLbjであるが、最後
の部分り、、、L−は一般には所要長でな(、この部分
は余り又は不足となる。
所要長でないものは所謂屑であるから可及的に短いのが
よく、これはストランドa、bから採取するスラブ(詳
しくは倍尺スラブであるが、これは適宜、単にスラブと
いう)群り、、、L□の一部の交換、自ストランドから
他ストランドへの変更、により行なえる。本発明はか\
る組合せの変更(切断長制御)に係る。更に、連続鋳造
されたストランドは予定温度、予定幅、予定厚みとは限
らず、実際値は予定値からずれるのが普通である。
本発明はこのずれの補正にも係るものである。
[従来の技術] マルチストランド型連続鋳造設備の切断制御に関する従
来技術には、例えば特開昭6l−60250(公知例1
)に示された切断制御方法がある。これは他ストランド
をも含めた一括切断制御を行なうことにより歩留り向上
を図るもので、マルチストランド型連続鋳造設備におい
て、自ストランドの切断長の設定時に、自ストランドの
目標予定切断長及び実績切断長のみならず、他ストラン
ドの実績切断長をも考慮し、前記他ストランドの目標予
定切断長との交換、及び、取捨選択をし、かつ、切断設
定長の変更操作をすることを特徴とする。
また切断長制御には特開昭61−266167 (公知
例2)に示された方法ある。これは、切断後の鋳片の重
量を実測し、その実測重量と目標重量との比を算出し、
その算出値を次切断予定鋳片の長さ決定にフィードバッ
クして切断長さを制御する方法であるが、この方法では
引抜速度を変動させた履歴を有する鋳片部分の切断にフ
ィードバック制御が間に合わず、実測重量を目標重量に
一致させることができないことがある。また上記方法と
は別に、切断前の鋳片表面の温度を例えば放射温度計で
計測して鋳片の温度低下による熱収縮量を切断前に把握
し、その熱収縮量に基づいて目標重量となる切断長さを
フィードフォワード制御にて決定する方法も行われてい
るが、この方法による場合には、鋳片表面に発生するス
ケールの存在等により鋳片の表面温度を正確に計測でき
ず、安定した切断長制御を行い得ない。そこで連続鋳造
鋳片の所定長さの区画が鋳型から、完全凝固して切断さ
れるまでの間の所定位置に到達するまでに要する引抜時
間を計測し、その計測値と、前記引抜時間と切断された
鋳片の重量実測値との関係式とに基づき鋳片の切断対象
部における前記区画夫々の重量を予測し、その予測値に
基づき目標鋳片重量となる切断長さを決定するようにし
た、というものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記公知例1ではストランド間での採取スラブ(目標予
定切断長)の交換、取捨選択を行なうが、計算機は予定
サイズを基にか\る処理をしている。
実測しているのは測長器による鋳造長だけで、計算機は
各ストランドの鋳造長、実績切断長、を取込み、自スト
ランドのみならず他ストランドの実績切断長も取込んで
、他ストランドの目標予定長をも基準製品長として取扱
い、組合せの最適化、歩留り向上を図る。
しかし予定サイズでは実績サイズとの間にずれがあり、
予定スラブ群を採取しても余りがあると思われたストラ
ンドが実際には長さ不足であった、またはこの逆、の事
態が発生し得る。
また温度補正それ自体は周知のことであるが、従来のス
トランド切断長制御では予定温度からの実際温度のずれ
によるストランドの幅、厚み、長さの値の修正はしてい
ない。上記公知例2では、鋳片の鋳型から切断線までの
引抜時間と、切断された鋳片の所定長さ当たりの重量と
の間に相関があるのを利用し、次切断部分における引抜
時間に基ずいてその重量を予測し、その予測値にて次切
断部分を目標鋳片重量とする切断長さを決定する。
本発明では、マルチストランド型連続鋳造設備で鋳造さ
れる各ストランドから目標重量の鋳片群を、ストランド
間鋳片組合せ変更、実績サイズによる補正を各切断毎に
行なって、可及的に過不足のない切断長制御を行なうこ
とを目的とするものである。
また本発明は、連続鋳造設備で鋳造されるストランドの
実測値、実測温度、演算厚を用いて切断部位を修正し、
切断鋳片が正確に目標重量になるようにする切断長制御
方法を提供することを他の目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図に示すように本発明では、複数のストランドA、
Bから鋳片31”311を採取するとし、これらの全長
はLl、L4のとき、ストランドA。
Bの実際長がLz、Lsで、過不足δ1.δ2があれば
、ストランド間で採取鋳片の交換、変更を行なって予定
長をLs、L=とじ、過不足をδ1.δ4として僅少化
する。
この場合予定重量の鋳片を得るためには過不足を僅少化
するにあたり、実際断面と予定断面の差を考慮しなけれ
ばならない。
本発明では切断に当って、実績サイズ(幅と厚み)によ
り切断部位を修正し、切断された鋳片が正確に予定重量
になるようにする。
また各切断毎に、残りストランドの実際重量の推定、こ
の推定実際重量を基にした前記鋳片組合せの変更を行な
い、次回切断鋳片を決定する。
また本発明では、切断機15の手前の幅計34によりス
トランドの実績幅を測定し、温度計32により表面温度
を測定し、鋳造速度および凝固計算モデルから鋳造厚を
演算し、温度修正した幅および厚みを求めて、切断鋳片
が目標重量になるように切断部位を修正して、ストラン
ドの切断を行なう。
〔作用〕
マルチストランド型連続鋳造設備の複数の鋳型から出て
(る各ストランドから予定のスラブ群を採取するが、こ
れを第1図では、ストランドAについては図示のS、〜
S I l %ストランドBについては図示の31””
311としている。これらのS I +SL+・・・・
・・は前記の定尺スラブであり、SlとStとSl、δ
4とS、とδ6.・・・・・・が前記の倍尺スラブであ
る。つまり実線が前記切断機による切断位置を示す、各
スラブS I+ S 2+・・・・・・S11の長さの
和は、ストランドAではLl、ストランドBではL4で
あり、これがストランドA、Bの予定長である。
これに対して実際のストランドA、Bの長さはり、、L
、であったとすると、ストランドAではδ1=Lt−L
、だけ余り、ストランドBではδ2−L4   LSだ
け不足する。
この問題はストランドA、Bから採取するスラブの入れ
換え、変更、をすることで解決できる。
本例では、ストランドAでは余り、ストランドBでは不
足するので、ストランドAの短いスラブをストランドB
の長いスラブと交換すればよい。例えばストランドAの
スラブS9をストランドBのスラブS、と交換すると、
ストランドAの予定長はLl、ストランドBの予定長は
L6となって実際長L! 、Lsとの差はδ1、δ4に
なる。いずれも僅かな余りになり、屑発生を僅少化する
ことができる。勿論、交換対象のスラブには、過不足を
埋めて、不足分はなく余り分は僅少、になるものを選ぶ
。スラブ交換の他に、あるスラブは採取対象から外す、
他ストランドから外したスラブを自ストランドに組入れ
る(自ストランドから外すものはない)等の処理もある
。これが、ストランド間の採取スラブの組合せ変更によ
る上記(最適)切断長制御である。
ところでストランドは、鋳造され、凝固した部分から順
に切断されるが、各切断段階では正確に予定重量の鋳片
が得られるよう制御されなければならない、従って予定
長どおり切断すると予定長L+ に対し実際長はL2で
61だけ余るはずのものが、断面積が予定より小さいと
予定重量よりも余るどころか不足する事態の発生も考え
られる。
そこで本発明では実績サイズによる補正を行なう。第1
図(C)に示すように、鋳造されて出てくるストランド
10にはその長さ(移動長)を測定するメジャーロール
36、幅を測定する熱間幅計34等が切断機(ガスカッ
ター)15の前に設けられているから、ストランドの切
断機の手前の部分の幅は幅計34で実測でき、厚み計を
設けておけば厚みも実測できる。つまり断面サイズが実
測でき、これによりストランド予定長り、、L4の修正
を行なうことができる。但し、これから到来するストラ
ンド部分の断面サイズについては、鋳型13の設定幅、
鋳造速度および後に述べる完全凝固位置を用いて予測す
る。
予定長り、、L4の修正をしたら、その修正、推定、予
定長L + 、 L aにつき第1図(a) (b)で
説明した採取スラブの組合せの変更を行ない、過不足δ
1゜δ2を零または僅少な余りにするスラブ組合せを求
める。この結果次の切断対象のスラブが決定される。第
1図(C)ではこれはS2としており、−のスラブS2
の終端が切断機15の直下に来たとき切断作業を行なう
が、この切断部位の修正も行なう。即ちスラブStの予
定長は2□であり、これは予定重量、予定断面サイズか
ら決定されたものであるが、断面サイズが実測で求まり
、これは予定断面サイズとは若干異なるものであれば長
さ12は変更が必要である。そこで実測した断面サイズ
で予定重量を割って長さ(1,Iを求め、メジャーロー
ル36で測定した長さが!2′になるとき切断器15を
動作させ、ストランドを切断する。δは予定の切断部位
と実際の切断部位とのずれを表わす。
か\る採取スラブの組合せの変更、および実際にストラ
ンドを切断する部位の修正を各切断の度毎に行なう。こ
れにより、計算(予測)上だけでな(実際上も、過不足
δ、、δ2を零または僅少な余りにすることができる。
切断は実測に基づいて決定した正確なものであり、組合
せは切断毎に実測に基づいて推定し修正した、これはま
た可及的に正確なものである。過不足を僅少化できると
いうことは余裕代を小さくできるということであり、歩
留り向上に益する所は大きい。
次に、上述の制御では鋳片温度に対する補正を省略して
いるが、正確にはこの補正をしなければならない。また
上述の制御では鋳片の厚みは予定通りとし、鋳片の幅を
実測して実績断面サイズを求めているが、正確には鋳片
厚みの実測もしくは補正が必要である。
第2図でこれらの問題を説明するに、第2図(a)で1
1〜!、は定尺スラブの長さであり、L=lI+2□+
2.が倍尺スラブの長さであるが、予定温度でなければ
!1〜!、は11′〜!、′となり、つれてLはL’=
1.’+1□’十L’になる。予定重量の鋳片を得るに
は、LではなくL’で切断しなければならない。このし
とL′には、ストランドの厚みをt、t’、幅をw、w
’、基準温度(800’C)をTO、実測温度を T、係数をαとして、 Xw L′=  、   、Xα(To−T)XL   ・・
・・・(1)  Xw の関係がある。また、第2図(b)に示すようにストラ
ンドlOは、鋳型13を出た所では厚み1.が大で、そ
の後抑えロール群により徐々に絞り込まれて、完全凝固
状態での厚み1.は所望値になるようにされる。即ちL
+>Lz>L3である。しかし抑えロールによる減厚が
可能なのはストランド内部に未凝固部分がある間であり
、完全凝固後は′0Ji厚不可能である(滅厚には圧延
ロールの如き圧下力が必要)。そこで第2図(d)に示
すように、完全凝固位置(クレータエンド)が上流側に
くる程、完全凝固後ストランド(これを切断する)の厚
みが大になる。
ところでクレータエンド位置は鋳造速度、冷却水による
冷却の程度、および鋼種などにより変る。
第2図(C)の曲線A、Bはある鋼種の固相と液相の境
界線を示すが、この図に示されるように、一般に炭素(
CVIlt度が大になると固相上限温度が下るが、その
低下の程度、状況(A、Bの曲線の形状、両者の間隔)
は鋼種により異なる。そこで、完全凝固後ストランドの
厚みは、鋳造速度、冷却度、鋼種などにより変ることに
なる。
そこで本発明では凝固計算モデル(これは種々提案され
ている)を用い、実測鋳造速度等から凝固計算モデルを
用いて完全凝固位置を求め、ひいては鋳片厚を予測する
。実績幅は幅計により実測し、温度も表面温度計により
測定し、切断した鋳片が目標重量になるように切断部位
を補正して切断する。温度補正は幅実測値についても行
なう。
これにより温度補正された、実績断面サイズによる補正
がなされた、正確に目標重量の鋳片(倍尺スラブ)が得
られる。
〔実施例) 第3図に本発明を実施する装置の概要を示す。
11は取鍋、12はタンデイツシュ、13は鋳型、10
はストランドである。マルチストランド型では鋳型13
は複数個あり、その各々よりストランド10が引出され
る。14はピンチロール群で、ストランドIOを引出す
。15は切断機で、完全凝固したストランドを所定長(
所定重量)に切断する。また31は放射温度計のような
表面温度計、32.33は光学式のセンサ、34は熱間
幅計、36はメジャーロールである。
重量補正演算部22は温度計31から温度を、幅計34
から鋳片幅を、またピンチロール群14から鋳造速度を
取込み、重量補正演算を行なう。
即ち演算部22は処理部23から次の切断対象の鋳片長
が入力されるが、本発明では、凝固計算モデルを内蔵し
ていて、ピンチロール群より得た鋳造速度等を用いて鋳
造厚を演算し、幅計34による実績幅と、温度計31に
よる表面温度を用いて鋳片断面、ひいては鋳片長を算出
して修正切断部位を求め、これを切断長決定部21を介
して切断機制御装置16を送って、切断機15を該部位
で動1作させる。
処理部23はストランドから採取する鋳片群を人力され
ており、実績サイズによるストランド実際重量の推定、
該推定実際重量による各ストランド採取鋳片組合せの修
正、次回切断鋳片の決定、を行なう。
数値例を挙げると、ピンチロールにはパルス発生器が取
付けられており、これが発生する回転パルスの鋳造速度
への変換後、1回/10secの割合で読み取る。温度
計31からは幅方向中央部の温度を1回/10secの
割合で読み取る。光学式センサ32,22は、遮光/通
光により、ストランドのステータス情報をとる。幅計3
4からの幅読取りも1回/10secであり、メジャー
ロール36は鋳片切断毎に切断機15の原点からのスト
ランド実測長を与える。
凝固計算モデルではクレータエンド位置を求め、それが
第2図(d)のlc以上であれば鋳片厚みむはLoとす
る。2.以下の場合はt=a−ffi+bとする。lは
完全凝固位置、a、bは定数である。
つまり第2図(d)の曲線の傾斜部を直線近似して利用
する。完全凝固位置Pは2次冷却モデルで算出するが、
節単には Z=V ・ (tp/2k)’       ・・・・
・・(2)から求めてもよい。こ−で■は鋳造速度、t
、は予定鋳片厚、kは完全凝固係数であり、冷却パター
ンにより異なる。
実績サイズの測定は短い周期で多数回行なって、それら
の平均をとるようにしてもよい。また、ストランドは引
出しを停めたりすると異常部(段注部)が発生し、この
部分は切除する。従って1ストランドはこの部分で、そ
の前後の鋼種は同じであっても、切断することになる。
また、品質異常部ではマシンスカーフを行なうが、マシ
ンスカーフ指示されている鋳片については、切断部位の
決定にマシンスカーフロス量の補正をしておく。
第4図および第5図に処理フローを示す。第4図は定尺
スラブの入替要領を示す図で、処理開始(ST)すると
先ず0片ストランド鋳造か否かをチエツクする。片スト
ランド鋳造(鋳造ストランドは1本)ならストランド間
鋳片交換は不可能で、従ってこの場合は処理31へ移っ
て、湯余り/湯不足に応じたストランド内鋳片変更を行
なう。片ストランド鋳造でなければ、■反対ストランド
の切り合せ完了かく他ストランドの切断部位が決定済み
か)否かのチエツクを行ない、切り合せ完了なら片スト
ランド鋳造と同様なので処理31へ移る。切り合せ完了
でなければストランド間鋳片交換が可能であるから処理
1へ移る。
処理lでは先ず■湯余りか(前記の余りδがあるか)否
かをチエツクする。湯余りでなければ湯不足の処理ll
へ移り、湯余りなら■湯余り長さの計算lm=1s’−
1,、を行なう、こ−で2.′は実績長、2.は予定長
、PRは湯余り長さで前述のδに相当する。湯余り長さ
を計算したら、次は■鋳片の中から最小長さ2.0鋳片
を取出し、■反対ストランドからO≦z、+/!、−f
。である鋳片!。を探す、■か−る2゜があれば(複数
あるなら最大のものをとる)処理2へ移るが、なければ
処理31へ移る。
処理2では■L =1.+p、−z。とじて!。
≦αか否か調べる。こ−でαは無視できる程小さい値で
あり、前記修正後の僅少余りδに相当する。
ゼ、≦αであれば、■1.と10を入替える。2s≦α
でなければ、■最小長さの鋳片1.の次に小さい定尺l
アを取出し、もう1組交換できるかと同様操作を行なう
。即ち[相]反対ストランドからO≦p、+z、−p、
となる22を探し、か−る2゜があれば(複数あればそ
の最大のものをとる)、@l、と2゜及び2.、と1.
を入替える。
第5図は湯不足時の処理フローを示す。この処理では先
ず■No=lx  is’として湯不足の長さ1.を計
算する。次に■鋳片の中から、定尺長さの大きい方から
順に取出してi、D ≦ΣN、であるΣ21即ち’ u
l 、l uZ+ ・・・・・・を取出す。これで湯不
足は湯余りになる。今後は湯余りの処理に入って、■反
対ストランドから0≦Σ1.−/!。
EXで最大の28を探す。か−るf、があれば(■がY
)処理12へ進むが、なければ他ストランドからのスラ
ブ取込みは不可能であるから湯余りの修正には入らず、
単にΣiuを切断予定から除く処理32に入る。
処理12では■2□=Σg、−z、として10≦βか否
か調べる。βはαと同様で、許容できる微小値である。
2.≦βなら■ΣPuと2Xを入替え(2、を取込み)
、2o≦βでなければ■反対ストランドからO≦2□−
1yとなる最大の!。
を探し、か\る!、があれば(■がY)、■Σi!。
とiX、tz、を入替える。
第6図(a)は湯余りが生じた例で、ストランドAでは
1680、ストランドBでも1680 (単位は長さの
単位)の湯余りが生じることになった。2950.34
70、・・・・・・などの数値は定尺スラブの各長さを
示す。
湯余りが生じることになったので前述の処理でストラン
ド間鋳片交換を行ない、本例では矢印で示すようにスト
ランドAの5番目のスラブ2230 (第4図の2.)
とストランドBの8番目のスラブ3860(同20)と
の交換を行ない、変更後のストランドAの湯余りを50
にしている。この処理では変更後のストランドBの湯余
りは3310と拡大されているが(どちらも湯余りなら
一方を縮小、他方を拡大する)、湯余りがこれだけあれ
ば、切断対象に入っていなかったスラブを切断対象に組
込むことができる。またか\るスラブが今は見出せない
ときは予備材としておく。
第6図(b)は湯不足が生じた例で、ストランドAでは
5000、ストランドBでは5500の湯不足が生じる
ことになった。そこで前述の処理を行ない、本例ではス
トランドAの3番目のスラブ347oとストランドBの
2番目のスラブ232oの交換を行ない、更にストラン
ドへの8番目のスラブ394oをストランドBへ加えた
。スラブ3940.3470は第5図のΣ2uで、39
40+3470.=7410テあるから1−o =50
00より大きい。つまり上記■を満足している。またΣ
7!、 −1o =2410となり、スラブ2320は
O≦Σ!ニーffi、−ffi、でかっ28は最大、を
満足している。これでストランドAでは湯余り90とな
った。一方、ストランドBでは湯不足10590と拡大
したが、本例ではスラブ3090.3270.3940
が採取不可能となった。
第4図、第5図の処理では変更対象は最小のもの、大き
い順などとし、あらゆる組合せをとってその中で余り最
小のものを選択するという方法をとらないが、この方(
第4図、第5図)が処理が簡単で、処理時間を短縮でき
る。また段注部などの異常部発生、マシンスカーフ指示
への変更など変動要素も多いので、ストランド切断段階
で厳密に湯余り最小化を図ることは実益に乏しい。
処理21.31を参考迄に第7図に示す。この図でA−
Bは次の内容をもつ。A・・・・・・下流の定尺の中か
ら鋳片内の定尺より小さいものを探して置き換える。B
・・・・・・下流側よりi鋳片内の定尺より大きいもの
を探して置き換える。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明ではマルチストランド型連続
鋳造設備において、ストランド間鋳片交換を含む、採取
鋳片組合せの変更を、実績サイズに従って行なって、正
確に過不足を僅少な余りに修正することができる。
また実績サイズを、幅実測、演算厚み、実測温度による
補正を行なって求めるので、正確な実績サイズが得られ
、切断鋳片を正確に目標重量にすることができる。
鋳片組合せのチエツク/変更は各切断毎に行なうので、
常に実績に従った、最適な鋳片組合せが可能であり、単
なる推定で組合せをする方式のように、余りと思われた
ものが実際は不足であった、という様な誤りを回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の原理説明図、第3図は本
発明を実施する装置の概要を示すブロック図、 第4図および第5図は本発明の処理要領を示す流れ図、 第6図は鋳片組合せの変形例を示す説明図、第7図は第
4図、第5図のその後の処理例を示す流れ図である。 第1図、第2図でSI+S!+・・・・・・は鋳片、1
5は切断機、34は幅計、32は温度計である。 出 願 人 新日本製鐵株式会社 代理人弁理士  青   柳      稔ヒー し くbl H−一一一−L’ 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、自ストランドから採取する各種予定重量の鋳片群と
    他ストランドから採取する各種重量の鋳片群との間の、
    鋳片交換を含む組合せ変更を行なって過不足長を僅少化
    する、マルチストランド型の連続鋳造設備の切断長制御
    方法において、ストランドの各切断毎に切断機手前のス
    トランドの実績サイズによる重量補正を行なって今回切
    断部位を決定し、また予測サイズによるストランド実際
    重量の推定、該推定実際重量による前記組合せの修正を
    行ない、次回切断鋳片を決定することを特徴とする、マ
    ルチストランド型連続鋳造設備の切断長制御方法。 2、ストランドから各種予定重量の鋳片群を採取する、
    連続鋳造設備の切断長制御方法において、鋳片の切断機
    手前の熱間幅計による実績幅と、鋳造速度および凝固計
    算モデルから演算される予測鋳片厚と、温度計により測
    定した表面温度とで、切断した鋳片が目標重量になるよ
    うに切断部位を補正して、ストランドの各切断を行なう
    ことを特徴とする連続鋳造設備の切断長制御方法。
JP30867488A 1988-12-06 1988-12-06 連続鋳造設備の切断長制御方法 Expired - Lifetime JPH0635034B2 (ja)

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