JPS6016300B2 - 連続鋳造設備における2次冷却水制御方法及びその装置 - Google Patents

連続鋳造設備における2次冷却水制御方法及びその装置

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JPS6016300B2
JPS6016300B2 JP1777677A JP1777677A JPS6016300B2 JP S6016300 B2 JPS6016300 B2 JP S6016300B2 JP 1777677 A JP1777677 A JP 1777677A JP 1777677 A JP1777677 A JP 1777677A JP S6016300 B2 JPS6016300 B2 JP S6016300B2
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JP
Japan
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cooling water
amount
cooling
slab
drawing speed
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JP1777677A
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JPS53102833A (en
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郁夫 高橋
正樹 竹中
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JFE Engineering Corp
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Nippon Kokan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、連続鋳造設備における2次冷却水量制御方
法及びその装置に関するものである。
連続鋳造法における鏡片の冷却は、銭片の品質を大きく
左右する要因の一つである。上記冷却には、大きく分け
て鋳型(モールド)内での冷却(1次冷却)と、これに
続くスプレー帯による水冷(2次冷却)及び放冷帯での
冷却に区分されるが、特に銭片の凝固過程を支配する前
記2次冷却は、その冷却水量が微妙に銭片の品質に影響
を与える。
従来、前記2次冷却水量の制御方法には、銭片の長さ方
向に分割した冷却ゾーン単位に、水量を鏡片の引抜速度
に比例させて変化させるカスケ−ド制御方法やオペレー
ターの手動設定制御方法が採用されていた。
しかし、上記方法は操業条件に変化がなく冷却水量が一
定であるような場合には安定した品質の銭片を得ること
ができるが、例えば、レードルあるいはタンディッシュ
交換時のように操業条件が変わり、これに付随して冷却
水量が変更される過渡期においては、鏡片に表面割れ、
断面割れ等の欠陥が生じる虜れがあった。
更に詳述すれば品質の安定した銭片を得るためには、銭
片の長さ方向の表面温度の分布が一定のパターンになる
ように冷却することが必要である。
今、ある冷却ゾーンでの銭片断面が第1図に示されるよ
うになっていた場合、単位時間当りの鏡片1の内部から
の熱伝導量印ま、次式で与えられる。
なお、図において、2は凝固シェル、3は溶鋼を示す。
H=^‐生−T2)V…‐‐‐‐‐‐‘1’但し、‘1
’式において、T,:銭片園相線温度、 L:鏡片表面温度、 D:凝固シェル厚み、 入:鏡片の熱伝導率、 V:銭片の引抜速度である。
この熱伝導量日を冷却水量Qにより抜熱するとすれば、
Q戊日から、Q:Q‐^、吉・−T2ZV………【2,
となる。
但し、‘21式において、Qは鋼種により決定される係
数である。
一方、凝固シェルの厚みDは、 D=Kノt で表わされる。
但し、上式において、K:凝固係数、 t:錆込後の時間である。
これにより、上記■式は、 Q=ヱム41‐T2)v………【3, Kゾて となる。
従って、ある冷却ゾーンiで銭片の表面温度を常にT2
に維持するためには、‘3}式は次のことを意味してい
る。
すなわち、■ 引抜速度が一定の定常状態では、鍵片が
ゾーンiに到達するまでの時間tは引抜速度Vにより決
まるので冷却水量Qは一定である。
■ 操業条件の変更により引抜速度が変わる場合は、鏡
片が冷却ゾーンiに到達するまでの時間tが変わるため
冷却水量を制御して行く必要がある。
即ち、上記■から前述したように、従釆の冷却水制御方
法では、銭片の表面温度を完全に制御することはできな
かったのである。
この発明は、上述の従来の問題点を解決するためになさ
れたものであって、連続鋳造における各冷却ゾーンの最
適な綾片冷却水量を鋳造開始から引抜き完了までの全鋳
造工程において、各種操業状態信号、引抜速度および引
抜長さを常時監視し、その鋼種、引抜速度および操業状
態の変更時も各タイミングに応じて各冷却ゾーンに冷却
水量を自動設定することに特徴を有する。
この発明の2次冷却水制御方法を以下に説明する。
まず、定常状態における最適冷却水量は以下のように決
定する。
すなわち、前記第{3}式で示したように、鏡片が冷却
ゾーンiに到達するまでの時間tは、綾片引抜速度Vに
より決まるため各冷却ゾーンの最適冷却水量Qiは前記
銭片引抜速度Vの関数となる。
これから定常状態における最適冷却水量Qiは、Qi=
Ep・k・i(V)………‘41として表わすことがで
きる。
但し、【4’式において・ P:鋼種区分 k:操業区分 i:冷却ゾーン V:銭片引抜速度 Fp・k・i:鋼種別、操業区分別およびゾ−ン別に定
義された‘3’式、即ち、冷却ゾーンi鋼種区分p及び
操業区分k における冷却水量計算式であり、各 鋼種、操業区分別にすべて計算機に 記憶される。
なお、上記kは、k=f(鍵片引抜長さ、頭固め信号、
再引抜信号)である。
従って、鏡込開始前に鋼種区分pを与えればプロセスか
らの情報V及びkから、オンラインリアルタイムでゾー
ンiの最適冷却水量Q,が求められる。
また、引抜速度変更の過渡期における最適冷却水量は以
下のように決定する。
引抜速度Vがv,からv2に変化した時の最適冷却水量
Qiは、第2図bに一点鎖線で示されるような軌跡で変
化させるのが良いのであるが、この発明では連続的な最
適冷却水量の変化を図中実線で示されるように階段状に
近似して制御する。
具体的には前記‘31式を次のように展開し、速度変更
後の引抜長さ△のこ対応させて冷却水量Qiを順次QM
からQ他に近づけて行く。すなわち、Q,=QM+Gi
(△夕)X(QiV2一QM)…【5’但し、oS△そ
S夕,のとき Gi(△夕)=C,そ,S△〆≦夕2の
ときG,(△そ)=C2 : : クn‐,S△そSそnのとき Gi(△〆):Cn である。
なお、ここで、△〆:引抜速度変更後の引抜長さ、 公:冷却水量変更タイミング、(j=1〜n) Ci:定数、 G,:Aのこ対応する冷却水量の変化率 である。
なお、第2図中のま鋳型から冷却ゾーンiまでの距離で
ある。
上記【5}式において、QM,Qiv2は引抜速度v,
,v2から‘4’式で求めることができる。
一方、引抜速度変更後の最適2次冷却水量Qiは、銭片
の移動長さ△〆が各々そ,,夕2・・・・・・夕になっ
たタイミングで‘5’式から求めることができる。
以上の考え方は操業区分や鋼種区分を変更する場合にも
適用される。
第3図には、この実施例の2次冷却水量制御装置の概略
図が、第4図には、同実施例の制御フロー図が示されて
いる。
図において、4は、計算機である。
前記計算機4は各種鋳造鋼種、操業状況、銭片引抜速度
及びそれぞれの変更内容によって銭片方向に分割された
各冷却ゾーンにおける冷却水量計算式を記憶すると共に
、各種操業状態信号、銭片引抜速度信号及び引抜長さ信
号によって各冷却ゾ−ンの冷却水量を前記‘4’及び■
式に基づいて演算するものである。なお、前記冷却水量
計算式は予めオンラインバッチシステムによりカードで
計算機4に入力されている。5は、鋼種設定盤であり、
計算機4に記憶されている各冷却水量計算式から鋳造す
べき鋼種について使用する一連の計算式を選択するもの
である。
6はピンチロール7に設置された銭片引抜長さ及び引抜
速度計であり、その測定データは各々計算機4に入力さ
れるようになっている。
8は、流量調節制御装置であり、計算機4の演算結果に
基づいて各冷却ゾーンにおけるスプレーノズル9からの
冷却水量を調節弁10を介して調節するものである。
11は、冷却水のメインバルブ、12は冷却水の流量計
である。
このように構成されているので、これから鋳造する鋼種
区分が設定盤5から計算機4に入力されると、計算機4
はこの鋼種区分の冷却水量を決定する一連の計算式を種
々の計算式の中から選択し、この計算式と前記4式及び
鰭片長さ計及び引抜速度計6からの各信号により各冷却
ゾーンの最適冷却水量を計算する。
そして、この計算結果が流量調節制御装置8に入力され
、これにより、各論節弁10はスプレーノズル9からの
冷却水量が最適流量になるように制御される。この結果
、鏡片1は最適冷却水量で冷却されることになる。一方
、上述のように定常状態で鋳込みが行なわれていく過程
で操業状態が変化する場合、すなわちレードル交換、タ
ンディッシュ交換時等の場合には、鎌片の引抜速度を変
化させる必要がある。この場合には、計算機4は引抜長
さ計及び引抜速度計6からのデータと前記‘5}式に基
づいて引抜速度変更の過渡期における各冷却ゾーンの冷
却水量を引抜長さの変化に伴なつて計算する。この計算
結果は流量調節制御装置8に順次入力され、これにより
各調節弁1川まスプレーノズル9からの冷却水量が第2
図b中実線で示されるように段階的に変化し、最終的に
銭片引抜速度変更後の最適冷却水量になるように制御さ
れる。この結果、銭片1は引抜速度が変化しても急激に
冷却されることなく各冷却ゾーンを通過しおれるまで常
に最適冷却水量で引抜速度が定常状態になるまで冷却さ
れるで表面割れ等の欠陥の発生は皆無となる。なお、操
業状態が変化する場合には、上記しードル交換、タンデ
ィッシュ交換時以外にも第4図に示されるように異鋼種
連々銭時、頭固め時、再引抜き時等があるが、これ等の
場合にも上記制御方法を適用できることは勿論である。
また、この実施例では何らかの異常が銭片および設備に
重大な影響を与えるような要素は全て網羅されている。
具体的には各入出力信号(引抜速度信号、引抜長さ信号
、設定実績値、実流量等)のチェックシステム、異常自
動処置システム、オペレーターへのアラーム表示システ
ム等である。第5図a,bには、従来の2次冷却水制御
方法とこの発明の制御方法による銭片引抜速度変更時の
銭片表面温度の変動結果が示されている。第5図から明
らかなように、この発明によれば、銭片表面温度はほぼ
一定の値を維持することから銭片に発生する表面割れ、
断面割れ等の欠陥を完全に防止できるという工業上極め
て有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、銭片内部からの熱伝導態様を示す説明図、第
2図aは、引抜速度と引抜長さとの関係を示す図、同b
は、冷却水量と引抜長さとの関係を示す図、第3図は、
この発明の2次冷却水制御装置の実施例を示す概略図、
第4図は、同実施例の制御フロー図、第5図a,bは、
従来の制御方法とこの発明の制御方法による銭片引抜速
度変更時の銭片表面温度の変動結果を示す図である。 図面において、1・・・銭片、2・・・凝固シェル、3
・・・溶鋼、4・・・計算機、5・・・鋼種設定盤、6
・・・銭片引抜長さ計及び引抜速度計、7・・・ピンチ
ロール、8・・・流量調節制御装置、9・・・スプレー
ノズル、10…調節弁、11…メインバルブ、12…流
量計。完!図 第2図 第3図 票4図 完5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 連続鋳造設備における鋳片引抜速度の変更に際して
    、2次冷却帯に設置された複数個の冷却ゾーンの冷却水
    量をすでに鋳込まれている鋳片に対し、前記鋳片が前記
    複数個の冷却ゾーンを通過しおわるまで、次式: Q_
    i=Q_i_v_1+G_i(Δl)×(Q_i_v_
    2−Q_i_v_1)(ただし、上式において、 Q_
    i:冷却ゾーンiの最適冷却水量、 Q_i_v_1:
    引抜速度v_1における最適冷却水量、 Q_i_v_
    2:引抜速度v_2における最適冷却水量、 Δl:引
    抜速度変更後の鋳片引抜長さ、 G_i:Δlに対応す
    る冷却水量の変化量をそれぞれ示す)に基づいて段階的
    に変化させることを特徴とする連続鋳造設備における2
    次冷却水量制御方法。 2 各種鋳造鋼種、操業状況、鋳片引抜速度及びそれぞ
    れの変更内容によって鋳片方向に分割された各冷却ゾー
    ンにおける冷却水量計算式を記憶すると共に、各種操業
    状態信号、鋳片引抜速度信号及び引抜長さ信号によって
    前記冷却ゾーンの冷却水量を前記冷却水量計算式に基づ
    いて演算する計算機と、 前記計算機に鋼種区分を入力
    する鋼種設定盤と、 鋳片の引抜長さ及び引抜速度を測
    定するための鋳片引抜長さ及び引抜速度計と、 前記計
    算機の演算結果に基づいて前記各冷却ゾーンにおける冷
    却水の流量を制御する流量調節制御装置とを備えたこと
    を特徴とする連続鋳造設備における2次冷却水量制御装
    置。
JP1777677A 1977-02-22 1977-02-22 連続鋳造設備における2次冷却水制御方法及びその装置 Expired JPS6016300B2 (ja)

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JP5328102B2 (ja) * 2007-01-10 2013-10-30 Jfeスチール株式会社 連続鋳造機の2次冷却水流量制御方法、装置及び連続鋳造方法、設備

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