JP2002178117A - 連続鋳造方法 - Google Patents

連続鋳造方法

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JP2002178117A JP2000387609A JP2000387609A JP2002178117A JP 2002178117 A JP2002178117 A JP 2002178117A JP 2000387609 A JP2000387609 A JP 2000387609A JP 2000387609 A JP2000387609 A JP 2000387609A JP 2002178117 A JP2002178117 A JP 2002178117A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続鋳造中のストランドの最終凝固位置を迅
速且つ精度良く推定し、その位置を可及的に連続鋳造機
の機端位置に近付ける操業を可能にする。 【解決手段】 連続鋳造中のストランド内に所定長さの
鋳込みが進行する毎に鋳込み方向に垂直な計算(断)面
を発生させ、該計算面が鋳込み方向に連続して設定され
た複数のゾーンをそれぞれ通過し、次のゾーン入側境界
に到達した時点で、該計算面が直前に通過したゾーンの
平均冷却条件を基に該計算面内の2次元凝固計算を行
い、得られた計算面内の温度分布を、次のゾーン以降で
行なう前記凝固計算の初期値として与え、順次計算面内
の凝固計算を行って、最終ゾーン入側境界での計算面内
の温度分布を求め、該境界での計算面が全て固相線温度
以下の場合は鋳造速度を増速し、逆の場合は、該境界に
計算面が到達した時点での最終ゾーンの冷却条件を用い
て、該計算面の凝固計算を行って最終凝固位置を推定
し、その位置を機端Eに近づけるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造方法に係
り、鋳造中のストランドの最終凝固位置が常に連続鋳造
機内にあるようにしつつ、最も高速の引抜き速度での鋼
の鋳造あるいは最も高温の鋳片の鋳造を可能にする連続
鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に連続鋳造機では、図2に示す如
く、タンディッシュ1の底部に設けられた浸漬ノズル2
から鋳型3内に溶湯4を供給し、水冷された鋳型壁との
接触によって一次冷却することにより、その周囲に凝固
シェルが形成されたストランド5とし、それを前記鋳型
3から引抜きながら、サポートロール群6を形成する各
ロール間隙に設けられたスプレーノズル(図示せず)か
らスプレーされる冷却水(場合によっては一部の範囲に
ついてはスプレーなしの空冷を併用しつつ)による二次
冷却を行って内部まで完全に凝固させた後、前記サポー
トロール群6の後方に離隔して設けられたトーチカッタ
7により所要長毎に切断して、複数の鋳片を連続的に製
造している。
【0003】このような連続鋳造機の操業においては、
ストランド5内の溶鋼が凝固を完了する位置(これを最
終凝固位置という)が連続鋳造機の最終サポートロール
8の位置(これを連続鋳造機の機端Eという)よりも上
流側にあることが必要である。これは、最終凝固位置が
機端Eの外に出た条件で鋳造を行うと、未凝固の溶鋼に
鋳型内湯面位置からの高さ分に相当する溶鋼の静圧が作
用するために、ストランドがバルジングし、鋳片形状が
著しく変形する他、鋳片の中心部に中心偏析、センター
ポロシティあるいは内部割れ等の欠陥が発生してしまう
からである。
【0004】そこで、従来からストランドの最終凝固位
置が、確実に機端Eよりも上流側、即ち連続鋳造機内に
あるように操業条件を定めて鋳造するのが常であった。
一般に連続鋳造機においては、下記(1)式で示すよう
に、ストランドの凝固シェルの厚みd(mm)は大略、
経過時間t(min)の1/2乗に比例することが知ら
れており、その比例係数k(mm・min-1/2)を凝固
定数と呼んでいる。この凝固係数は,鋼種毎に決定され
る鋳造溶鋼の温度、二次冷却水量、二次冷却水温度、ス
ラブ巾そして二次冷却水の水量配分パターン等の鋳造条
件によってそれぞれ異なる値である。
【0005】 d=k(t)1/2 …(1)
【0006】従って、鋳造速度Vc(m/min)で鋳
造した場合の鋳型内湯面から最終凝固位置までの長さ
l′(m)は、鋳片の厚さをD(mm)とすると、D=
2dの関係から l′=Vc・(D/2k)2 …(2) で与えられる。
【0007】前述した如く、この最終凝固位置l′が湯
面から機端Eまでの距離(これを連続鋳造機の機長とい
う)lよりも小さいという条件で鋳造を行う必要がある
のであるが、現実の鋳造に際しては鋳造中の上記鋳造条
件の変化やその他の要因によって最終凝固位置が変化す
ることがあり得るため、上記の方法で計算されるl′は
lに対して余裕代α(m)だけ小さい値となるように、
つまり l′=l−α …(3) となるように鋳造速度Vcを決めていた。
【0008】このような余裕代を設定する方法によれ
ば、最終凝固位置が常に連続鋳造機内にあるようにでき
ることから、上述した鋳片欠陥が生じないようにするこ
とは担保される。しかし、近年、連続鋳造された鋳片を
熱間圧延の加熱炉に直送したり、あるいは直接熱間圧延
してエネルギー原単位を削減したりする操業が行われる
ようになり、そのために連続鋳造機出側での鋳片温度を
できるだけ高温となるようにする鋳造が望まれるように
なっている。又、連続鋳造機の生産性を向上させる意味
からも、可能な限り高速で鋳造することも必要とされて
いる。このような要求から、上記のような大雑把な計算
で最終凝固位置を割り出すのではなく、より現実の操業
条件に対応した、正確な最終凝固位置を把握して、それ
に基づいて可能な限り高速な鋳造を行うことが望まれる
こととなった。
【0009】連続鋳造における最終凝固位置を直接測定
する方法が過去にいくつか提案されているが、現実の使
用に耐えるものはない。そこで、鋳片の鋳込み方向に垂
直な断面について、その鋳片が鋳造中に経験する外部か
らの冷却条件を境界条件として与え、当該断面内での凝
固現象を考慮した二次元非定常の伝熱計算(これを一般
に凝固計算という)を行い、当該断面全体が鋼の固相線
温度以下となる時間を鋳型内湯面からの鋳片の移動距離
に換算して最終凝固位置を推定することが提案された。
【0010】このような伝熱計算はコンピュータを用い
た数値計算によって行われるが、計算量が膨大となるた
め、計算に多大な時間を要し、到底その結果をオンライ
ンでリアルタイムに連続鋳造に反映させることは困難で
ある。
【0011】そこで、特開平5−123842、特開平
8−276258あるいは特開平10−109151に
おいては、計算負荷を軽減した最終凝固位置の推定方法
が提案されている。
【0012】即ち、特開平5−123842には、凝固
初期の鋳型部分では差分計算を行いながら、二次冷却帯
以降では、固液界面での熱バランス式と固相部温度を2
次方程式近似する積分プロファイル法とを適用すること
により、鋳片未凝固部分の温度を予測することが記載さ
れている。
【0013】又、特開平8−276258には、設定鋳
造速度と鋳込み方向における所定の位置での凝固シェル
厚みとの関係を、複数の設定鋳造速度について予めオフ
ラインで伝熱モデルによって求めて、設定鋳造速度と鋳
込み方向における所定の位置での凝固シェル厚みとの関
係曲線(テーブル)を予めオフラインで作成しておき、
鋳込み中にオンラインで、一定時間毎の鋳込み長さと鋳
込み方向での所定の位置における鋳片の平均到達時間か
ら履歴鋳造速度を求め、この履歴鋳造速度を現時点にお
ける鋳造速度(鋳込中にオンラインでサンプリングされ
る現時刻の実績鋳造速度)に応じて修正し、この修正鋳
造速度と前記関係曲線を用いて、鋳込方向における所定
の位置での凝固シェル厚みをオンラインで算出する凝固
シェル厚推定方法が記載されている。
【0014】更に、特開平10−109151には、連
続鋳造機の引抜き方向の適宜位置におけるストランドの
凝固部分の厚さと鋳造速度との関係を伝熱モデルを用い
てオフラインで求めておき、鋳型から引き抜かれたスト
ランドの長さを所定時間毎に計測し、得られた各長さに
基づいてストランドが前記位置に達するに要した時間を
算出し、算出した時間を用いて前記位置における履歴鋳
造速度を求め、この履歴鋳造速度を用いて実績鋳造速度
を補正した補正履歴鋳造速度を演算し、前記位置におけ
る凝固部分の厚さを定め、更に、該厚さを鋳型内の溶湯
温度の変化及び冷却水温度の変化によって補正して、ス
トランドの凝固厚さを算定する方法が記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
公報に開示されている方法によっても、オンラインで鋳
造条件の制御に反映可能なリアルタイムでの最終凝固位
置の推定計算は困難であり、従って連続鋳造機の機端間
近の位置に最終凝固位置を制御する連続鋳造方法は事実
上存在しなかった。
【0016】本発明は、前記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、連続鋳造中のストランドの最終凝
固位置を迅速且つ精度良く推定し、その位置を可及的に
連続鋳造機の機端位置に近付ける操業を可能にすること
を課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続鋳造機に
対して鋳込み方向に連続する複数のゾーンを設定すると
共に、連続鋳造中のストランド内に所定長さの鋳込みが
進行する毎に鋳込み方向に垂直な計算面を発生させ、該
計算面が前記各ゾーンを通過し、次のゾーン入側境界に
到達した時点で、該計算面が直前に通過したゾーンの平
均冷却条件に基づいて該計算面内の2次元凝固計算を行
い、その結果得られた該計算面内の温度分布を、前記次
のゾーンを通過し、更に次のゾーン入側境界に到達した
時点で行う前記凝固計算の初期値として与える如く、順
次前記計算面内の凝固計算を行うことにより、最終ゾー
ン入側境界における計算面内の温度分布を求め、該最終
ゾーン入側境界における計算面が全て固相線温度以下の
場合は鋳造速度を増速する指示を出し、該最終ゾーン入
側境界における計算面が固相線を越える温度を示す場合
は、該境界に前記計算面が到達した時点での最終ゾーン
の冷却条件を用いて、該計算面について最終ゾーン内の
凝固計算を行ってストランドの最終凝固位置を推定し、
該最終凝固位置が前記連続鋳造機の機端から所定の余裕
距離だけ内側に位置するように鋳造速度を制御すること
により、前記課題を解決したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、本発明を実施するに当たっ
ての好ましい形態について説明する。本発明の連続鋳造
方法は、凝固温度区間の広い合金等の連続鋳造を対象と
しており、その中でもとりわけ高生産性と高品質が要求
される鋼の連続鋳造に好ましく適用できる。
【0019】又、一般的な連続鋳造機としては、鋳型断
面の形状によりスラブ、ブルーム、ビレット、丸鋼片、
ビームブランク等の製造に用いられる各種連続鋳造機が
あるが、本発明はそのいずれに適用してもよい。又、連
続鋳造機としては、ストランドの湾曲、矯正の方式によ
り、垂直型連続鋳造機、垂直曲げ型連続鋳造機、全湾曲
型連続鋳造機等の形式があるが、そのいずれの形式であ
っても構わない。
【0020】以下、図面を参照して、本発明の実施の形
態について詳細に説明する。ここでは、代表例としてス
ラブを垂直曲げ型連続鋳造機によって連続鋳造する場合
を採り挙げる。
【0021】本発明に係る一実施形態に適用される連続
鋳造機について、便宜上、全体の概略を示した前記図2
を用いて説明すると、前述した如くこの鋳造機では、タ
ンディッシュ1から浸漬ノズル2を介して水冷鋳型3内
に注入された溶鋼4は、鋳型3内においてその表層が凝
固し内部は溶融状態のまま、ストランド5として引き抜
かれ、該ストランド5は、鋳型3の下から連続鋳造機の
機端Eに至るまでの範囲(これを「二次冷却帯」とい
う)において、図示しないスプレー冷却とサポートロー
ル群6による接触冷却によって次第にその凝固殻の厚み
を増し、連続鋳造機機端Eを出る以前に全厚みに亘って
凝固を完了するように制御が行われる。
【0022】その際、二次冷却帯ではストランド5はサ
ポートロール群6によって保持されつつ、ピンチロール
(サポートロール群6に含まれる)によって所定の鋳造
速度にて引抜かれる。この垂直曲げ型連続鋳造機にあっ
ては、図示のように鋳型3の下に所定長さの垂直部が続
いた後、曲げ部において所定の曲率にまで曲げられる。
その後、ストランド5の移動方向が水平方向となる位置
で矯正ロール(サポートロール群6に含まれる)によっ
て曲げ延ばされて水平となり連続鋳造機機端Eへと導か
れる。その後、連続鋳造機機端Eから機外へ出たストラ
ンド5は、トーチカッタ7によって所定の長さに切断さ
れ、個々のスラブとされる。
【0023】本実施形態では、前記図2に併せて示した
ように、凝固計算を行うために、この二次冷却帯を鋳込
み方向に複数のゾーン11〜20に分割する。なお、図
示の例では二次冷却帯を10個のゾーンに分割している
が、必ずしも10個である必要はない。このゾーンは、
通常二次冷却のスプレー条件(冷却条件)を管理するた
めに設けてあるスプレーゾーン(冷却ゾーン)に一致さ
せることが好ましい。その理由は、各スプレーゾーン内
ではスプレー条件が一定であるのでゾーン境界で行う凝
固計算の精度が高まるからである。但し、計算が煩雑に
なるが、必ずしも一致させなくともよい。
【0024】本実施形態の最も重要で且つ先進的な点
は、ストランド5内の溶鋼の最終凝固位置を見出すに当
たり、あくまでもその位置を機端Eから上流側に設定し
た所定の距離に近付ける操業を行うという目的に合致す
る情報が得られればよいという点に着目し、ストランド
全長に亘る詳細な凝固計算プロセス(言い換えればスト
ランドの全長に亘る凝固プロファイルを計算すること)
という、時間はかかるものの従来最も正確な予測が可能
と思われていた方法を敢えて放棄し、迅速でしかも正確
な最終凝固位置の予測を可能にしたことにある。
【0025】本実施形態における凝固計算の手法を図1
を参照して説明する。この図1で、鋳型3内とそれに続
くストランド部分に1〜10の番号を付した範囲は、前
記図2で鋳型3内と符号11〜20を付したゾーンに当
り、以下これらの番号に合わせて第1ゾーン〜第10ゾ
ーンと呼ぶ。
【0026】図中“計算断面発生”と示すように、まず
鋳型内湯面に計算面(計算断面)を設定する(発生させ
る)。その後、図示しないメジャーリングロール又はそ
の他の測長手段による測定結果から鋳込みが所定長さ進
行したと判定された時点で新たな計算面を同じく鋳型内
湯面に設定する。同様の方法で新たな計算面を順次設定
する。ここで、計算面を設定する所定長さとしては、あ
まりに短いと計算負荷が増大して計算結果をリアルタイ
ムに操業条件に反映するのが困難となり、逆に、余りに
長いと最終凝固位置の計算結果の更新頻度が長くなるた
めに操業条件の変更アクションを取るのが遅れる恐れが
あり、最悪の場合は現実の最終凝固位置が連続鋳造機機
端Eを超えてしまう恐れがある。このような事態を回避
するために本出願人が行った詳細な検討によれば、上記
の所定長さとしては1〜5mの範囲を設定するのが好ま
しいことが判明した。
【0027】上述のようにして順次新たな計算面を発生
させる。計算面内は適当なメッシュに区切って各メッシ
ュの交点に温度を計算する計算ポイントを設定してお
く。計算ポイントの初期値としてはタンディッシュ内溶
鋼温度の実測値から推測した鋳型内の溶鋼温度を与え
る。
【0028】図中、計算断面A〜Eを付した矢印でそれ
ぞれ位置を示すように、計算面(断面)は鋳込みの進行
に従って前進する。そしてそれが前述のように設定した
各ゾーンの境界に到達した際に計算面内の凝固計算を行
う。凝固計算は第1ゾーンと第2ゾーンの境界において
は、初期値として前述した鋳型内溶鋼温度を用い、境界
条件としては鋳型3及び第1ゾーンの冷却条件の平均値
を用いて計算面の境界から外への抜熱速度を与える。計
算面に設定した前記各計算ポイントには鋳造中の溶鋼組
成に応じた液相線温度、固相線温度、凝固潜熱、熱伝導
度等の物性を与え、2次元の非定常伝熱の式を差分化す
ることによって鋳型内湯面から第1ゾーン/第2ゾーン
境界(第2ゾーン入側境界)に至る時間経過後の各計算
ポイントの温度を数値計算する。
【0029】ここで、冷却条件の平均値は冷却水量と冷
却水温を所定周期で測定し、これを上記の経過時間で平
均化する。測定周期をあまりに短くすると測定データを
多数格納するために計算機のメモリを費やし、計算速度
が低下する。一方、あまりに長いと冷却条件の時間変化
に十分に追随できず、凝固計算の精度が低下する。好ま
しい測定周期は1秒から30秒程度である。
【0030】なお、ここで実行する2次元非定常の凝固
計算には、従来公知の手法を適用できる。例えば、第9
4・95回、西山記念技術講座「鉄鋼生産プロセスにお
ける数値計算方法の適用」(昭和58年10月20日発
行、(社)日本鉄鋼協会編)第178〜179頁に紹介
されているSarjantらの解析手法が好ましく使用でき
る。
【0031】すなわち、鋳造方向に垂直な計算断面につ
いて、直行するx方向とy方向(通常は鋳片の短辺に平
行な方向と、長辺に平行な方向)をとり、このx−y座
標上の任意の点についての非定常の熱伝動方程式
【数1】 (ここで、C:比熱、ρ:密度、k:熱伝導率、T:温
度、t:時間、x、y:座標)を、差分法を用いて近似
計算するのである。
【0032】上記(4)式においては熱伝動率k、比熱
Cが温度Tの関数であるから、次に示す変換温度φおよ
びエンタルピーHを導入し、この(4)式を類似的に線
形化する。すなわち、ある基準温度Tdにおける熱伝動
率をkdとし、φを(5)式で定義する。
【0033】
【数2】 これより、(6)式の関係が得られる。
【0034】
【数3】
【0035】また、比熱C(T)は、(7)式で与えら
れるため、(6)式および(7)式を(4)式に代入す
ると、(8)式が得られる。
【0036】
【数4】
【0037】(8)式を任意区間に分割した矩形要素の
網目点について書き換えると、(9)式を得る。
【0038】 Hm,n,r+1=Hm,n,r+C1{Δx1φm-1,n,r+Δx2φm+1,n,r−(Δx1 +Δx2)φm,n,r}+C2{Δy1φm,n-1,r+Δy2φm,n+1,r −(Δy1+Δy2)φm,n,r} …(9) (ここで、m:x方向の網目点の番号、n:y方向の網
目点の番号、Δx1:m−1とmの距離、Δx2:mとm
+1の距離、Δy1:n−1とnの距離、Δy 2:nとn
+1の距離、r:時間分割においてtの進行方向へとっ
た番号 C1=2kdΔt/{ρΔx1Δx2(Δx1+Δx2)} C2=2kdΔt/{ρΔy1Δy2(Δy1+Δy2)} Δt:rとr+1の時間間隔)
【0039】したがって、初期条件により、t=0にお
ける全網目点での温度を設定し、周縁での境界条件を用
い、(9)式により時間分割の1ステップごとに温度計
算をすすめる。
【0040】このようにして第1ゾーン/第2ゾーン境
界を通過した時点での計算面内の温度分布が得られる
と、これを第2ゾーンにおける当該計算面の初期値デー
タとして格納し直し、当該計算面が第2ゾーン/第3ゾ
ーンの境界(第3ゾーン入側境界)に到達した際に行う
凝固計算の初期値として使用する。この第3ゾーン入側
境界での凝固計算に際しては、境界条件として、第2ゾ
ーンでの冷却条件の平均値を用いて計算面の境界から外
への抜熱速度を与える。計算面内の計算ポイントの温度
分布の計算は、上述した第1ゾーン/第2ゾーン境界で
の計算方法と同様である。又、第2ゾーンでの冷却条件
の平均化手法も同様である。
【0041】以下同様に、各計算面について、第(n−
1)ゾーンと第nゾーンの境界での凝固計算結果を初期
値として使用し、第nゾーンでの冷却条件の平均値を境
界条件に使用することによって第nゾーンと第(n+
1)ゾーンの境界における凝固計算を行い、計算面内の
温度分布を推定する。このようにして計算面が最終ゾー
ン入側境界にきたときの計算面内の温度分布まで推定す
る。
【0042】ここで、前記図1に示した各計算断面(計
算面)について図示の時点での処理の特徴を説明する
と、計算断面Aに関しては、第2ゾーンを移動中である
ため、第1ゾーン出側、即ち第2ゾーン入側境界到達時
点の計算方法を次の計算の初期値としてホールドすると
共に、第2ゾーンの冷却データを10秒周期で収集して
いる。計算断面Bに関しては、第4ゾーン/第5ゾーン
境界に一致しているため、第3ゾーン出側における計算
結果を初期値として第4ゾーン移動中に収集した冷却デ
ータを用いて凝固計算の解析中である。
【0043】計算断面C、Dに関しては、それぞれ第
6、第8の各ゾーンを移動中であるため、前記計算断面
Aの場合と同様に、1つ上流のゾーン出側の計算結果を
ホールドすると共に、移動中のゾーンの冷却データを収
集している。計算断面Eに関しては、第9ゾーンを移動
中であるため、図示の時点では計算断面A、C、Dの場
合と同様であるが、第10ゾーンが最終であるため、第
10ゾーン入側境界に到達するとゾーン境界における最
後の凝固計算(推定計算)が実行される。
【0044】前記のように、最終ゾーン入側における計
算面内の温度分布について推定計算が実行されると、そ
の結果に基づいて以下のような最終ゾーンにおける処理
が行われる。
【0045】通常、二次冷却帯の最終ゾーンは、数m〜
十数mの長さを有しており、前記推定計算からこのゾー
ンよりも上流側でストランドが完全凝固している場合
は、最終ゾーン内での最終凝固位置計算は無意味である
ので、本発明においては、そのような場合は最終ゾーン
内での最終凝固位置の計算を省略する。そしてそのよう
な場合は鋳造速度を増速して最終凝固位置が最終ゾーン
内に入るように鋳造速度を制御する。
【0046】一方、最終ゾーン入側境界における計算面
内の一部に鋳造中の鋼種の固相線温度を上回る部分があ
る場合は、ストランドはその位置ではまだ未凝固部分を
有することを意味するから、最終ゾーン内での凝固位置
の推定計算を行う。
【0047】その際の方法は次のとおりである。計算面
が現時点(境界到達時点)の鋳造速度によって引抜か
れ、最終ゾーン内の冷却条件も現時点の冷却条件と変わ
らないと仮定し、当該鋳造速度で計算面が最終ゾーン入
側境界から連続鋳造機端Eに到ると想定される時間を複
数の時間刻みに分割し、各時間刻み経過後の計算面内の
温度分布を計算する。そして計算面内で初めて全ての計
算ポイントの温度が鋳造中の鋼種の固相線を下回った時
間を最終凝固時とみなし、この時間を逆に最終ゾーン入
側境界からの距離に換算することにより最終凝固位置を
推定すると共に、このように計算して得られた最終凝固
位置が、連続鋳造機機端Eよりも所定の余裕距離α
(m)だけ上流側にあるように鋳造速度を制御する。そ
の余裕距離α(m)は、最終凝固位置の推定誤差及び、
鋳造速度の変更から実際の最終凝固位置の変化までの応
答遅れを考慮して、現実の最終凝固位置が連続鋳造機機
端Eより外に出ないようにする最低限度の距離である。
αとしては0.3〜2m程度とするのがよい。αが0.
3m未満では最終凝固位置が連続鋳造機機端Eを超える
危険性がある。又、αが2m超えとしたのでは、連続鋳
造機を可能な限り高速で操業するという本願発明の目的
を十分に達成できないからである。
【0048】上記のようにして推定したストランドの最
終凝固位置が連続鋳造機機端Eから上流0.3〜2mの
範囲にある間は、鋳造速度を現状の値に固定するかある
いは最終凝固位置の変化傾向を見て適宜加・減速しても
よい。しかし、最終凝固位置がαの下限である0.3m
を割り込む場合は、上記範囲内になるように直ちに鋳造
速度を減速する。
【0049】このようにすることにより、最終凝固位置
が連続鋳造機機端Eを超えないようにしつつ最高の鋳造
速度をもって鋳造を行うことができ、連続鋳造機の生産
性を著しく向上させることができる。
【0050】
【実施例】前記図2に示した垂直曲げ型連続鋳造機(機
長40.8m、低炭素普通鋼における凝固係数k=2
6.8mm/min1/2)を用いて、C(炭素)を0.
1質量%含有する低炭素鋼を、スラブ厚260mm、ス
ラブ幅900〜1800mmのサイズで鋳造する際に、
本発明の方法を実施すると共に、比較例として、凝固係
数を使用する前記(1)〜(3)式の計算に基づいて、
最終凝固位置が連続鋳造機機端Eから2m上流、即ち余
裕代α=2mとなるようにして鋳造する方法を実施し
た。
【0051】本発明の実施に当たっては、連続鋳造機内
をスプレー冷却のゾーン分けに従って前記図2に示すよ
うな10ゾーン(但し、第1ゾーンは鋳型とその直下の
フットロール部)に分割し、計算面の発生頻度は鋳込み
長さが3m増す毎に1つずつ発生させた。計算面がスト
ランドの引抜きに同期して進行し、各ゾーンの境界に到
った時点で、上流側のゾーン内での冷却条件の平均値に
基づいて計算面外周の冷却条件を境界条件として設定
し、計算面内の凝固計算を行った。なお、各ゾーン内の
冷却条件の平均値は、二次冷却水の水量と水温を10秒
周期で測定し、これを時間平均した値を使用して算出し
た。
【0052】このようにして第9ゾーン/第10ゾーン
境界(最終ゾーン入側境界)まで計算面内の温度分布を
計算し、その後最終境界到達時点の第10ゾーン内の冷
却条件と鋳造速度に基づいて、第10ゾーン内の凝固計
算を行って最終凝固位置を求めた。得られた最終凝固位
置が機端Eから0.3〜2mの範囲にあるように鋳造速
度の制御を行って鋳造したところ、1チャージの平均鋳
造速度は1.95m/minで鋳造することができた。
又、このようにして得られたスラブの連続鋳造機機端E
での平均表面温度は950℃であった。又、得られたス
ラブの断面を観察したが、全てのスラブについて内部割
れやセンターポロシティの発生はなく、又、バルジング
による鋳片の変形も認められなかった。
【0053】一方、従来法に従って鋳造した場合の平均
鋳造速度は1.6m/minであり、得られたスラブの
連続鋳造機機端Eでの平均表面温度は875℃であっ
た。又、得られたスラブの断面を観察したが、全てのス
ラブについて内部割れやセンターポロシティの発生はな
く、又、バルジングによる鋳片の変形も認められなかっ
た。
【0054】以上のように本発明例によれば、比較例に
較べて平均で0.35m/minの鋳造速度の増速が可
能となったことから連続鋳造機の生産性が向上するう
え、得られる鋳片の温度を比較例よりも75℃も高める
ことができたために、熱間圧延の際のスラブ再加熱のエ
ネルギーを低減することが可能になった。又、本発明に
よって得られたスラブは内部割れ、センターポロシティ
あるいは鋳片の変形といった品質トラブルがなく、比較
例と遜色のない高品質スラブであった。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、内部割れ、センターポ
ロシティあるいは鋳片の変形といった品質トラブルを伴
うことなく、連続鋳造機での鋳造速度の増大を可能と
し、しかも高温の連続鋳造鋳片を得ることができるの
で、連続鋳造機の生産性の向上のみならず、熱間圧延に
おける加熱炉エネルギー原単位の削減を可能にするとい
う著しく優れた効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における最終凝固位置の推
定計算方法を示す線図
【図2】連続鋳造機の概略構成図
【符号の説明】
1…タンディッシュ 2…浸漬ノズル 3…鋳型 4…溶鋼 5…ストランド 6…サポートロール群 7…トーチカッタ 8…最終サポートロール 11〜20…冷却ゾーン E…機端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桐谷 厚志 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 田玉 智明 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 菅 章二 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 俵 栄司 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 藤岡 照彦 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 川鉄情 報システム株式会社内 Fターム(参考) 4E004 MC05 MC17 MC18 NA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造機に対して鋳込み方向に連続する
    複数のゾーンを設定すると共に、連続鋳造中のストラン
    ド内に所定長さの鋳込みが進行する毎に鋳込み方向に垂
    直な計算面を発生させ、該計算面が前記各ゾーンを通過
    し、次のゾーン入側境界に到達した時点で、該計算面が
    直前に通過したゾーンの平均冷却条件に基づいて該計算
    面内の2次元凝固計算を行い、その結果得られた該計算
    面内の温度分布を、前記次のゾーンを通過し、更に次の
    ゾーン入側境界に到達した時点で行う前記凝固計算の初
    期値として与える如く、順次前記計算面内の凝固計算を
    行うことにより、最終ゾーン入側境界における計算面内
    の温度分布を求め、該最終ゾーン入側境界における計算
    面が全て固相線温度以下の場合は鋳造速度を増速する指
    示を出し、該最終ゾーン入側境界における計算面が固相
    線を越える温度を示す場合は、該境界に前記計算面が到
    達した時点での最終ゾーンの冷却条件を用いて、該計算
    面について最終ゾーン内の凝固計算を行ってストランド
    の最終凝固位置を推定し、該最終凝固位置が前記連続鋳
    造機の機端から所定の余裕距離だけ内側に位置するよう
    に鋳造速度を制御することを特徴とする連続鋳造方法。
  2. 【請求項2】前記各ゾーン内の平均冷却条件は、任意の
    ゾーンについて所定時間周期で採取された冷却条件を蓄
    積し、計算面が該ゾーンを通過するに要した時間によ
    り、蓄積された冷却条件を平均化して得られたものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造方法。
  3. 【請求項3】前記ストランドの最終凝固位置が、連続鋳
    造機の機端から内側に設定された前記余裕距離よりも機
    端側にあると推定された場合は、鋳造速度を減速するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の連続鋳造方法。
  4. 【請求項4】前記ゾーンを、前記連続鋳造機に沿って設
    置されている二次冷却帯における冷却条件を管理する冷
    却ゾーンに一致させることを特徴とする請求項1、2又
    は3に記載の連続鋳造方法。
  5. 【請求項5】前記最終ゾーン内におけるストランドの最
    終凝固位置を、前記計算面が最終ゾーン入側境界に到達
    した時点での鋳造速度から、該計算面が最終ゾーン入側
    境界から前記機端に到ると想定される時間を複数分割し
    た時間刻み毎に、同計算面内の凝固計算を行なって推定
    することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    連続鋳造方法。
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