JPH0215429A - 光ディスクのトラッキング制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光ディスクに対してレーザ光を照射し、光
ディスクに情報を記録し、又は光ディスクから情報を読
み出すことができるような光ディスクのトラッキング制
御回路に関するものである。

〔発明の概要〕

本発明の光ディスクのトラッキング制御回路は、トラッ
キングサーボ回路の開ループゲインを設定することがで
きる可変利得増幅手段と、この可変利得増幅手段の出力
レベルを検出している比較手段と、前記可変利得増幅手
段の出力レベルを所定の値に設定する制御手段を備えて
おり、光ディスクの反射率の変化や、グループ（案内溝
）の形状等によってトラッキングエラー信号のレベルが
変化する場合も十分に安定したトラッキングサーボをか
けることができるようにすると共に、光デイスク装置が
再生中、又は記録中にトラッキングサーボが逸脱するよ
うな不安定な状態を検出することによって、光ディスク
装首の誤動作を未然に防止することができるようにした
ものである。

〔従来の技術〕

光ディスクにレーザ光を照射し、光ディスクに記録され
ている情報を読み出す装置は、ＣＤプレーヤ、又はビデ
オディスクプレーヤとして広く普及している。

又、光ディスクの記録面にレーザビーム光に感応してピ
ット（四部）が形成される記録膜や、レーザビーム光に
よって露光され反射率が変化するような記録媒体を有す
る場合は、この光ディスクに照射するレーザビームを記
録情報に基づいて変調することにより、情報を記録し、
再生することができるようにした装置も数多く提案され
ている。

ところで、かかる光ディスクを記録媒体とする装置では
、微小なレーザスポットを回転している光ディスクの記
録トラックに正確に照射するために、トラッキングサー
ボ装置を欠くことができない。

Ｃ発明が解決しようとする問題点〕 トラッキングサーボ装置は、一般に光ディスクから反射
されたレーザビーム光に含まれる情報から、トラッキン
グエラー信号を検出し、このトラッキングエラー信号を
トラッキングアクチュエータに供給することによってト
ラッキングサーボをかけるようにしている。

したがって、トラッキングエラー信号としては、成る範
囲内の出力レベルを持ったものが必要になるが、トラッ
キングエラー信号自体は光ディスクからの反射光によっ
て生成されるものであるから、光ディスクの記録面にお
ける反射率が異なっている光ディスクの場合は、トラッ
キングサーボが不安定になるという問題があった。

特に、追記型の光ディスク（ＷＯ）又は書き換え型の光
ディスク（光磁気ディスク）等は記録媒体の光反射率が
光ディスクの記録媒体の種類によって異なるため、成る
光ディスクでは十分にトラッキングサーボをかけること
ができても、他の光ディスクではトラッキングサーボが
不安定になり、僅かな外乱によってはずれ、トラツキ飛
びや送りデータの発生を招くという問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、かかる問題点にかんがみてなされたもので、
トラッキングサーボ装置の開ループゲインを所定の値に
設定することができる可変利得増幅手段と、この可変利
得増幅手段の出力レベルを検出している比較手段と、こ
の比較手段の出力に応じて前記可変利得増幅手段の増幅
度を所定の値に設定することができる制御手段を設けて
いる。

〔作用〕

制御手段は、光ディスクが装置にローディングされたと
きは、その光ディスクから得られるトラッキングエラー
信号がトラッキングサーボ回路のアクチュエータに対し
て最適のレベルとなるように可変利得増幅手段を自動的
に制御するため、光ディスクの反射率やグループ形状が
多少異なる場合でも十分に正確なトラッキングサーボを
かけることができる。

又、比較手段の出力は制御手段によって常に監視されて
いるため、再生中、又はデータの記録中に何んらかの原
因によってトラッキングサーボがはずれるような事態に
遭遇すると、光デイスク装置のモードを切り換え、誤り
データの発生や、誤ったトラックへのデータの書き込み
等が阻止されるようにすることができる。

〔実施例〕

第１図は本発明の光ディスクのトラッキング制御回路の
一実施例を示したもので、ＤはスピンドルモータＭによ
って回転される光ディスク、１０は光ディスクＤに対し
てレーザビーム光を照射し、データを書き込むと同時に
、その反射光を利用して光ディスクから情報を読み出す
光学ヘッドの一部を示したもので、レーザビーム光のフ
ォーカスアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ
等が内蔵されると同時に、これらのサーボ装置に目標値
を与えるために反射光に含まれている情報から少なくと
も、フォーカスエラー信号や、トラ−７キング工ラー信
号を検出することができるディテクタを備えている。

受光面が複数個に分割されているディテクタによって検
出された反射光は、よく知られているようにＲＦ倍信号
して使用されるが、演算回路１１においてレーザビーム
光のトラックずれ量を示すトラッキングエラー信号が演
算される。そして、このトラッキングエラー信号は、通
常は、可変利得増幅手段となる増幅器１２．スイッチ１
３を介してトラッキングアクチュエータの駆動コイル１
４に供給されている。

なお、このサーボ回路には図示されていないが、トラッ
キングアクチュエータの機械的な運動特性を補償する回
路や、ジャンプ信号の供給回路等が含まれる。

１５は増幅器１２の交流出力信号が入力されているコン
パレータを示し、このコンパレータ１５の他方の端子に
は基準レベルを設定するための基準電圧Ｅ、が入力され
ている。

この基準電圧Ｅｒは、はぼトラッキングアクチュエータ
に対して最適レベルのトラッキングエラー信号となるよ
うにレベルを設定するものであり、かつ、サーボ回路の
安定性を高くするものである。

コンパレータ１５の出力は、例えばシステムコントロー
ラ（ＣＰＵ）等からなる制御手段１６に入力され、後述
するように少なくとも光ディスクがローディングされた
後に、前記増幅器１２の利得を設定し、又、トラッキン
グサーボ回路の不安定な動作に対して、光デイスク装置
のモードの切り換え等を行い、誤りデータの発生や、誤
りトラックへのデータの書き込みをしないように制御す
る。

なお、Ｄ／Ａ変換器１７は制御部１６からのデータに基
づいて利得を制御するアナログ電圧を発生するものであ
り、必ずしも必要とするものではない。

続いて、このトラッキング装置の動作を第２図の波形図
を参照して説明する。

光デイスク装置に、例えば追記型の光ディスク又は書、
！ｒ換え型の光ディスクがローディングされると、書き
込み、又は再生動作の前にフォーカスサーボがロックす
るように制御される。そして、通常は続いてトラッキン
グサーボ回路がオンとなるものであるが、本発明のトラ
ッキング制御回路の場合は、フォーカスサーボがオンと
なったあとに制御部１６から増幅器１２に対して、その
増幅利得が段階的に大きくなるようなコントロール信号
が出力される。

すなわち、トラッキングサーボがオフとなっている状態
であるから、光ディスクのトラックをレーザビーム光が
横断するトラッキングエラー信号Ｓｔ　　（）ラバース
信号）が増幅器１２からコンパレータ１５に供給される
。制御部１６では第２図に示すように、時点ｔｏから増
幅器１２の利得が段階的に大きくなるような信号がＡ／
Ｄ変換器１７を介して供給される。

そして、増幅器１２から出力されるトラバース信号Ｓｔ
がコンパレータ１５に加えられている基準電圧Ｅｒ　よ
り時点ｔ１で大きくなると、制御部１６はコンパレータ
から出力される検知信号Ｓ。

を検出して時点ｔ２で増幅器１２の利得を時点ｔ１の段
階の前の利得Ｇに設定する。

基準電圧Ｅ、はこの利得Ｇのときにトラッキングアクチ
ュエータに最適のトラッキングエラー信号が供給される
ように設定されているから、時点ｔ２でトラッキング回
路をオン（スイッチ１３を閉じる）にすると、ローディ
ングされた光ディスクの反射率が異なっている場合でも
、常に、最適のトラッキングエラー信号がトラッキング
アクチュエータに供給されることになり、安定したトラ
ッキングサーボを行うことができる。

そして、この状態のあとはトラッキングエラー信号はき
わめて小さい値になり、光ディスクに対して情報の書き
込み又は読み出しが可能となされている。

ところで、本発明のトラッキング制御回路は、この情報
の書き込み、又は再生中に何んらかの原因（衝撃）によ
ってトラックずれが発生するような状態になると、トラ
ッキングエラー信号が増大し、増幅器１２の出力レベル
が基準電圧Ｅｒ　より大きくなると、制御部１６はこの
ときのコンパレータの検知信号ＳＤを検出して、光ディ
スク装首の書き込みモード、又は再生モードを一時的に
解消する。

すなわち、トラッキングエラー信号が基準電圧Ｅ、の値
を超えるような時点ｔ３では、トラッキングサーボが乱
れ、トラックずれを起す可能性がきわめて高い。したが
って、トラックずれによる誤りデータの発生を未然に阻
止するために再生中の場合はこの時点ｔ３で一時的に再
生モードを解消する。

又、特に、追記型の光ディスク（消去不能）の書き込み
動作中にトラックずれを起すと重大な欠陥ディスクを作
ることになるから、この場合は、瞬時にレーザ光の出力
を低下し、１グ生モードに変換するか、又は書き込みデ
ータの入力を一時的に凍結して、再び正常なトラッキン
グ状態に戻るまで待機状態にする等の処置を制御部１６
から指令信号として光ディスクのシステムコントローラ
に供給するようにしている。

第３図は制御部６のかかる動作を示したフローチャート
である。このフローチャートにおいて、（１００）から
（１０５）までは増幅器の利得を適正にするプログラム
であり、　（１０Ｂ）から（１０８）はトラックずれを
検出して、光ディスクの動作を制御するプログラムを示
す。

なお、上記の実施例では増幅器１２の利得が段階的（８
段階）に設定されるようにしたが、最適の利得を設定す
る手段としてはアナログ的に行うこともできる。

又、書き込み中、又は読み出し中にトラッキングエラー
信号が基準電圧で設定された値以上に増大したときの制
御部１６の処置は、種々の方法が考えられるが、要する
にこの時点では、少なくともデータの書き込みが誤った
トラックアドレスに書き込まれることが防止されるもの
であればよく、そのための光デイスク装置の制御モード
は当業者において任意に選択できるものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の光ディスクのトラッキン
グ制御回路は、特に、追記型光ディスク又は書き込み型
光ディスクにおいて、レーザ光の反射率が異なるような
光ディスクがローディングされたときでも、トラッキン
グサーボが常に安定に動作するようなループゲインとな
るように自動的に設定することができるという効果があ
る。

又、光ディスクの読み出しモード、又は書き込みモード
中にトラックずれを引き起すような状態になる前に、デ
ータの読み出し、又は書き込みが一時的に中断させるこ
とが可能になるから、光デイスク装置の信頼性を向上さ
せることができるという優れた効果を奏することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のトラッキング制御回路の一実施例を示
すブロック図、第２図は第１図の動作説明図、第３図は
ＣＰＵのフローチャートを示す図である。 図中、Ｄは光ディスク、１０は光学ヘッド、１１は演算
回路、１２は増幅器、１４はトラッキング用の駆動コイ
ル、１５はコンパレータ、１６は制御部（ＣＰＵ）を示
す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）トラッキングエラー信号を増幅し、トラッキング
   アクチュエータに供給する可変利得増幅手段と、前記可
   変利得増幅手段の出力レベルと基準レベルを比較し、前
   記出力レベルが基準レベルより高くなったときに検知信
   号を出力する比較手段と、前記検知信号の有無を監視す
   る制御手段とを備え、該制御手段はトラッキングオフの
   状態で前記可変利得増幅手段の利得を徐々に高くなるよ
   うに制御すると共に、前記検知信号を検知した時点で、
   前記可変利得増幅手段の利得を前記基準レベルに対応し
   て設定することを特徴とする光ディスクのトラッキング
   制御回路。
2. （２）トラッキングエラー信号を増幅し、トラッキング
   アクチュエータに供給する可変利得増幅手段と、前記可
   変利得増幅手段の出力レベルと基準レベルを比較し、前
   記出力レベルが基準レベルより高くなったときに検知信
   号を出力する比較手段と、前記検知信号の有無を監視す
   る制御手段とを備え、前記制御手段はトラッキングオン
   の状態で検知信号を検出したときは、光ディスクの再生
   又は書き込みモードを解除することを特徴とする光ディ
   スクのトラッキング制御回路。