JPH0775073B2 - 光デイスク装置の誤記録防止回路 - Google Patents
光デイスク装置の誤記録防止回路Info
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- JPH0775073B2 JPH0775073B2 JP22533086A JP22533086A JPH0775073B2 JP H0775073 B2 JPH0775073 B2 JP H0775073B2 JP 22533086 A JP22533086 A JP 22533086A JP 22533086 A JP22533086 A JP 22533086A JP H0775073 B2 JPH0775073 B2 JP H0775073B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光ディスク装置の誤記録防止回路に関し、特に
追記形もしくは消去可能形光ディスク装置の誤記録防止
回路に関するものである。
追記形もしくは消去可能形光ディスク装置の誤記録防止
回路に関するものである。
（従来の技術） 追記形もしくは消去可能形光ディスク装置は、例えばデ
ィスク盤面上に同心円状もしくはスパイラル状に形成さ
れたグルーブと称される案内溝（トラック）に沿って光
の反射率の異なるスポットを照射し、これによって記録
されるピットの長さ及び間隔で情報を記録する。
ィスク盤面上に同心円状もしくはスパイラル状に形成さ
れたグルーブと称される案内溝（トラック）に沿って光
の反射率の異なるスポットを照射し、これによって記録
されるピットの長さ及び間隔で情報を記録する。
一方、ディスクからの情報の読取りは、光をピックアッ
プとして用い、ディスクのピットの有無によって変調さ
れた記録面からの反射光あるいは透過光を復調すること
によって行なわれる。
プとして用い、ディスクのピットの有無によって変調さ
れた記録面からの反射光あるいは透過光を復調すること
によって行なわれる。
このような情報記録再生用の光ディスク装置において
は、照射光がディスクのトラック上を正確にトラッキン
グするように偏向用のトラッキングアクチュエータの運
動を制御する、いわゆるトラッキングサーボ制御装置が
設けられている。また、記録中にトラッキング制御がは
ずれて、例えば他のトラックに移ったような場合に、情
報の誤記録を防止するための誤記録防止回路が設けられ
ている。
は、照射光がディスクのトラック上を正確にトラッキン
グするように偏向用のトラッキングアクチュエータの運
動を制御する、いわゆるトラッキングサーボ制御装置が
設けられている。また、記録中にトラッキング制御がは
ずれて、例えば他のトラックに移ったような場合に、情
報の誤記録を防止するための誤記録防止回路が設けられ
ている。
第２図は、従来の光ディスク装置の誤記録防止回路の一
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
第２図において、半導体レーザ等の光源１より発生した
光ビーム２はカップリングレンズ３により平行光にさ
れ、半透明鏡4,反射鏡5,収束レンズ６を介してディスク
10上に収束される。また、ディスク10によって反射され
た反射光７は収束レンズ6,反射鏡5,半透明鏡４を介して
光検出器11上に照射される。これらの光学系は移送台８
に搭載されており、該移送台８はこれと連結した送りモ
ータ（図示省略）で移動される。ディスク10はモータ９
により回転している。
光ビーム２はカップリングレンズ３により平行光にさ
れ、半透明鏡4,反射鏡5,収束レンズ６を介してディスク
10上に収束される。また、ディスク10によって反射され
た反射光７は収束レンズ6,反射鏡5,半透明鏡４を介して
光検出器11上に照射される。これらの光学系は移送台８
に搭載されており、該移送台８はこれと連結した送りモ
ータ（図示省略）で移動される。ディスク10はモータ９
により回転している。
ディスク10上には同心円状もしくはスパイラル状のトラ
ックが、高密度に記録されており、ディスク10上に収束
される光ビームは、予定のトラック上にあるようにトラ
ッキング制御する必要がある。このトラッキング制御
は、２分割構造の光検出器11のそれぞれの出力の差を差
動増幅器12で検出して検出信号（トラッキング誤差信
号）を得、該信号に基づき位相補償回路19,ループスイ
ッチ21,駆動回路22を介してトラッキングアクチュエー
タ23を駆動することによりなされる。すなわち、前記ト
ラッキング誤差信号が零となるようにトラッキングアク
チュエータ23の偏移量が制御されることによりなされ
る。なお、ループスイッチ制御信号20は、アクセス中な
どにループスイッチ21を閉状態にするための信号であ
る。
ックが、高密度に記録されており、ディスク10上に収束
される光ビームは、予定のトラック上にあるようにトラ
ッキング制御する必要がある。このトラッキング制御
は、２分割構造の光検出器11のそれぞれの出力の差を差
動増幅器12で検出して検出信号（トラッキング誤差信
号）を得、該信号に基づき位相補償回路19,ループスイ
ッチ21,駆動回路22を介してトラッキングアクチュエー
タ23を駆動することによりなされる。すなわち、前記ト
ラッキング誤差信号が零となるようにトラッキングアク
チュエータ23の偏移量が制御されることによりなされ
る。なお、ループスイッチ制御信号20は、アクセス中な
どにループスイッチ21を閉状態にするための信号であ
る。
一方、差動増幅器12の出力であるトラッキング誤差信号
は、コンパレータ回路16にも供給されている。コンパレ
ータ回路16は、あらかじめ設定したしきい電圧Ｅおよび
−Ｅとトラッキング誤差信号とを比較し、トラッキング
制御が引込状態にあるかどうか、すなわちトラッキング
誤差信号がしきい電圧Ｅおよび−Ｅの間にあるかどうか
を検出する。なお、図ではコンパレータ回路16のしきい
電圧Ｅおよび−Ｅを、Ｅのみで代表している。
は、コンパレータ回路16にも供給されている。コンパレ
ータ回路16は、あらかじめ設定したしきい電圧Ｅおよび
−Ｅとトラッキング誤差信号とを比較し、トラッキング
制御が引込状態にあるかどうか、すなわちトラッキング
誤差信号がしきい電圧Ｅおよび−Ｅの間にあるかどうか
を検出する。なお、図ではコンパレータ回路16のしきい
電圧Ｅおよび−Ｅを、Ｅのみで代表している。
記録中にトラッキング制御がはずれて、例えば他のトラ
ックに移るようになると、コンパレータ回路16からトラ
ックはずれ検出信号が出力される。フリップフロップ回
路17は、記録中、端子18からのライトイネーブル（WE
N）信号の供給によりセット状態にあるが、前記トラッ
クはずれ検出信号が出力されるとこれに応じてリセット
され、その出力信号はハイレベル（“H"レベル）からロ
ーレベル（“L"レベル）に変化する。この結果、アンド
ゲート27の出力信号も“L"レベルを継続するようになる
ので、スイッチ回路25は開状態を保持するようになる。
したがって、端子26より供給されレーザドライバ24等を
通って記録される記録データは、スイッチ回路25で遮断
されるために、他のトラックへ誤記録されることがなく
なる。
ックに移るようになると、コンパレータ回路16からトラ
ックはずれ検出信号が出力される。フリップフロップ回
路17は、記録中、端子18からのライトイネーブル（WE
N）信号の供給によりセット状態にあるが、前記トラッ
クはずれ検出信号が出力されるとこれに応じてリセット
され、その出力信号はハイレベル（“H"レベル）からロ
ーレベル（“L"レベル）に変化する。この結果、アンド
ゲート27の出力信号も“L"レベルを継続するようになる
ので、スイッチ回路25は開状態を保持するようになる。
したがって、端子26より供給されレーザドライバ24等を
通って記録される記録データは、スイッチ回路25で遮断
されるために、他のトラックへ誤記録されることがなく
なる。
なお、この種の装置として関連するものには、例えば、
特開昭59−146445号、特開昭59−177738号等が挙げられ
る。
特開昭59−146445号、特開昭59−177738号等が挙げられ
る。
（発明が解決しようとする問題点） 上記従来技術は、記録開始時にトラッキング誤差信号に
現われる過渡応答を、コンパレータ回路16で検出しトラ
ックはずれ検出信号を出力することがあるために、フリ
ップフロップ回路17,アンドゲート27を介してスイッチ
回路25を開状態とし、この故に、ディスク10上にデータ
を記録することができなくなるという問題があった。
現われる過渡応答を、コンパレータ回路16で検出しトラ
ックはずれ検出信号を出力することがあるために、フリ
ップフロップ回路17,アンドゲート27を介してスイッチ
回路25を開状態とし、この故に、ディスク10上にデータ
を記録することができなくなるという問題があった。
この問題について、さらに詳しく説明する。第３図は、
主に第２図の各部の信号波形を示すタイムチャートであ
る。
主に第２図の各部の信号波形を示すタイムチャートであ
る。
第３図において、Ｉはディスク10のトラック構成を示し
ている。ディスク10のトラックは、通常、１周いくつか
のセクタに分割されており、１セクタはさらにヘッダ部
100とデータ追記部200とに分かれている。ヘッダ部100
にはその部分のトラックセクタのアドレスがあらかじめ
記録されており、データ追記部200にはデータが記録さ
れる。Ａは端子26から供給される記録データである。Ｂ
はトラッキング誤差信号で、データ追記部200への記録
開始と同時に、過渡応答が発生する。この過渡応答は、
コンパレータ回路16のしきい電圧Ｅよりも大きく、また
しきい電圧−Ｅよりも小さくなることがある。このよう
な過渡応答が発生するのは、通常、記録時はヘッダ部10
0を再生しトラックセクタのアドレスを識別してから当
該データ追記部200にデータを記録するようにしてお
り、この記録時におけるヘッダ部100の読出しレーザパ
ワーに比べ、データ追記部200へのデータ書込みのレー
ザパワーが数倍大きいためである。
ている。ディスク10のトラックは、通常、１周いくつか
のセクタに分割されており、１セクタはさらにヘッダ部
100とデータ追記部200とに分かれている。ヘッダ部100
にはその部分のトラックセクタのアドレスがあらかじめ
記録されており、データ追記部200にはデータが記録さ
れる。Ａは端子26から供給される記録データである。Ｂ
はトラッキング誤差信号で、データ追記部200への記録
開始と同時に、過渡応答が発生する。この過渡応答は、
コンパレータ回路16のしきい電圧Ｅよりも大きく、また
しきい電圧−Ｅよりも小さくなることがある。このよう
な過渡応答が発生するのは、通常、記録時はヘッダ部10
0を再生しトラックセクタのアドレスを識別してから当
該データ追記部200にデータを記録するようにしてお
り、この記録時におけるヘッダ部100の読出しレーザパ
ワーに比べ、データ追記部200へのデータ書込みのレー
ザパワーが数倍大きいためである。
コンパレータ回路16は、しきい電圧Ｅおよび−Ｅを越え
るトラッキング誤差信号を検出すると、これに応じてト
ラックはずれ検出信号Ｃを出力する。これによって、前
述したように、フリップフロップ回路17はリセットされ
るために、その出力信号Ｈは端子18から供給されたWEN
信号Ｄによりセットされて“H"レベルとなった状態から
“L"レベルに反転する。この結果、アンドゲート27は出
力信号Ｈの立下りと同時に開から閉状態となるため、端
子28から供給されるライトゲート（WG）信号Ｆは遮断さ
れる。すなわちアンドゲート27の出力信号は第３図Ｇに
示すようになる。なお、WG信号Ｆは、ヘッダ部100とデ
ータ追記部200に対応して“L"レベル・“H"レベルを繰
り返えす信号であり、“L"レベル期間はスイッチ回路25
を開にし、“H"レベル期間は閉にしてデータＡを記録で
きるようにする。WG信号Ｆの“L"レベル期間は、図示し
ない既知の手段によりヘッダ部100の読出しが行なわれ
ている。
るトラッキング誤差信号を検出すると、これに応じてト
ラックはずれ検出信号Ｃを出力する。これによって、前
述したように、フリップフロップ回路17はリセットされ
るために、その出力信号Ｈは端子18から供給されたWEN
信号Ｄによりセットされて“H"レベルとなった状態から
“L"レベルに反転する。この結果、アンドゲート27は出
力信号Ｈの立下りと同時に開から閉状態となるため、端
子28から供給されるライトゲート（WG）信号Ｆは遮断さ
れる。すなわちアンドゲート27の出力信号は第３図Ｇに
示すようになる。なお、WG信号Ｆは、ヘッダ部100とデ
ータ追記部200に対応して“L"レベル・“H"レベルを繰
り返えす信号であり、“L"レベル期間はスイッチ回路25
を開にし、“H"レベル期間は閉にしてデータＡを記録で
きるようにする。WG信号Ｆの“L"レベル期間は、図示し
ない既知の手段によりヘッダ部100の読出しが行なわれ
ている。
以上の説明から明らかなように、従来技術は、記録時の
トラッキング誤差信号の過渡応答によってコンパレータ
回路16からトラックはずれ検出信号が出力されると、こ
れに応じてスイッチ回路25が開状態を継続するようにな
るので、ディスク10上へのデータＡの記録ができなくな
る。
トラッキング誤差信号の過渡応答によってコンパレータ
回路16からトラックはずれ検出信号が出力されると、こ
れに応じてスイッチ回路25が開状態を継続するようにな
るので、ディスク10上へのデータＡの記録ができなくな
る。
また、前記過渡応答は、ディスク偏心が大きくなるのに
伴って、コンパレータ16のしきい電圧Ｅまたは−Ｅを越
える虞れが増大するために、前記問題は一層顕著な形で
現われるようになる。
伴って、コンパレータ16のしきい電圧Ｅまたは−Ｅを越
える虞れが増大するために、前記問題は一層顕著な形で
現われるようになる。
本発明の目的は、記録時のトラッキング誤差信号の過渡
応答によってはスイッチ回路を継続して開状態にするこ
となく、したがって、記録データをディスク上に適正に
記録することができる光ディスク装置の誤記録防止回路
を提供することにある。
応答によってはスイッチ回路を継続して開状態にするこ
となく、したがって、記録データをディスク上に適正に
記録することができる光ディスク装置の誤記録防止回路
を提供することにある。
（問題点を解決するための手段） 上記目的は、記録時のトラッキング誤差信号の過渡応答
に応じたトラックはずれ検出信号の発生を阻止する手段
（トラックはずれ検出信号発生阻止手段）を設けること
により、達成される。
に応じたトラックはずれ検出信号の発生を阻止する手段
（トラックはずれ検出信号発生阻止手段）を設けること
により、達成される。
（作用） 記録時においては、トラッキング誤差信号中に前記過渡
応答の成分が含まれることは止むを得ない。そこで、本
発明では、前記トラッキング誤差信号に基づいてトラッ
クはずれ検出信号を出力する手段の前段に、前記過渡応
答の成分を除去する手段、または前記トラックはずれ検
出信号出力手段の後段に前記過渡応答に応じて生じたト
ラックはずれ検出信号を除去する手段等のトラックはず
れ検出信号発生阻止手段を設けるようにした。
応答の成分が含まれることは止むを得ない。そこで、本
発明では、前記トラッキング誤差信号に基づいてトラッ
クはずれ検出信号を出力する手段の前段に、前記過渡応
答の成分を除去する手段、または前記トラックはずれ検
出信号出力手段の後段に前記過渡応答に応じて生じたト
ラックはずれ検出信号を除去する手段等のトラックはず
れ検出信号発生阻止手段を設けるようにした。
この結果、本発明によれば、記録時のトラッキング誤差
信号の過渡応答によっては記録データを記録光学系に供
給するスイッチ回路が継続して開状態となることがなく
なり、したがって記録データをディスク上に適正に記録
することができるようになる。
信号の過渡応答によっては記録データを記録光学系に供
給するスイッチ回路が継続して開状態となることがなく
なり、したがって記録データをディスク上に適正に記録
することができるようになる。
（実 施 例） 以下、本発明を図面を用いて説明する。
第１図は本発明の第１の実施例を示すブロック図，第４
図は第１図の各部の信号波形を示すタイムチャートであ
る。これらの図において、前記した第２図および第３図
と同一符号は、同一または同等の部分または信号波形を
あらわしている。
図は第１図の各部の信号波形を示すタイムチャートであ
る。これらの図において、前記した第２図および第３図
と同一符号は、同一または同等の部分または信号波形を
あらわしている。
この第１の実施例の特徴は、コンパレータ回路16の前段
にサンプルホールド回路13およびモノマルチ回路14を設
けるようにした点のみである。
にサンプルホールド回路13およびモノマルチ回路14を設
けるようにした点のみである。
ここで、第１の実施例の動作を説明する。作動増幅器12
の出力であるトラッキング誤差信号Ｂに含まれている過
渡応答成分は、コンパレータ回路16のしきい電圧Ｅおよ
び−Ｅの範囲を越えている。コンパレータ回路16のしき
い電圧Ｅおよび−Ｅは、第４図Ｂに一点鎖線であらわさ
れている。したがって、前記トラッキング誤差信号Ｂを
そのままコンパレータ回路16に入力する場合には、前記
した従来例と同様に、データＡをディスク10上に記録で
きなくなる。
の出力であるトラッキング誤差信号Ｂに含まれている過
渡応答成分は、コンパレータ回路16のしきい電圧Ｅおよ
び−Ｅの範囲を越えている。コンパレータ回路16のしき
い電圧Ｅおよび−Ｅは、第４図Ｂに一点鎖線であらわさ
れている。したがって、前記トラッキング誤差信号Ｂを
そのままコンパレータ回路16に入力する場合には、前記
した従来例と同様に、データＡをディスク10上に記録で
きなくなる。
そこで、この第１の実施例では、端子15からWG信号Ｆを
モノマルチ回路14に入力し、該回路14でトラッキング誤
差信号Ｂに含まれている過渡応答成分の出力期間に相当
する幅のパルス信号を発生出力させる。第４図Ｋは、こ
のパルス信号をあらわしている。つぎに、サンプルホー
ルド回路13は、前記パルス信号Ｋによってトラッキング
誤差信号Ｂの過渡応答の発生直前のレベルをホールドし
て出力する。これによって、サンプルホールド回路13の
出力信号は、トラッキング誤差信号Ｂから過渡応答成分
を除去した第４図Ｊに示すような信号となる。なお、同
図Ｊの一点鎖線は、コンパレータ回路16のしきい電圧Ｅ
および−Ｅをあらわしている。コンパレータ回路16は、
前記出力信号Ｊを入力して、しきい電圧Ｅおよび−Ｅと
比較する。出力信号Ｊはしきい電圧Ｅおよび−Ｅの間に
あるので、コンパレータ回路16からはトラックはずれ検
出信号は出力されず、その出力は第４図Ｃに示すように
“L"レベル状態を維持するようになる。
モノマルチ回路14に入力し、該回路14でトラッキング誤
差信号Ｂに含まれている過渡応答成分の出力期間に相当
する幅のパルス信号を発生出力させる。第４図Ｋは、こ
のパルス信号をあらわしている。つぎに、サンプルホー
ルド回路13は、前記パルス信号Ｋによってトラッキング
誤差信号Ｂの過渡応答の発生直前のレベルをホールドし
て出力する。これによって、サンプルホールド回路13の
出力信号は、トラッキング誤差信号Ｂから過渡応答成分
を除去した第４図Ｊに示すような信号となる。なお、同
図Ｊの一点鎖線は、コンパレータ回路16のしきい電圧Ｅ
および−Ｅをあらわしている。コンパレータ回路16は、
前記出力信号Ｊを入力して、しきい電圧Ｅおよび−Ｅと
比較する。出力信号Ｊはしきい電圧Ｅおよび−Ｅの間に
あるので、コンパレータ回路16からはトラックはずれ検
出信号は出力されず、その出力は第４図Ｃに示すように
“L"レベル状態を維持するようになる。
この結果、フリップフロップ回路17はコンパレータ回路
16の出力によってはリセットされないので、その出力信
号Ｈは端子18から供給されたWEN信号Ｄの立上りによっ
てセットされて“H"レベルのまま保持される。この状態
はフリップフロップ回路17がWEN信号Ｄの立下りに応じ
てリセットされるまで継続する。すなわち、フリップフ
ロップ回路17の出力信号ＨとWEN信号Ｄとは同一波形の
信号となる。したがってアンドゲート27はWEN信号Ｄの
期間と同一期間出力信号Ｈによって開状態とされる。こ
の結果、端子28から供給されるWG信号Ｆはそのままアン
ドゲータ27の出力信号Ｇとなる。このために、スイッチ
回路25はWG信号Ｆに基づいて開閉が制御されるので、デ
ータＡはディスク10上に適正に記録されるようになる。
16の出力によってはリセットされないので、その出力信
号Ｈは端子18から供給されたWEN信号Ｄの立上りによっ
てセットされて“H"レベルのまま保持される。この状態
はフリップフロップ回路17がWEN信号Ｄの立下りに応じ
てリセットされるまで継続する。すなわち、フリップフ
ロップ回路17の出力信号ＨとWEN信号Ｄとは同一波形の
信号となる。したがってアンドゲート27はWEN信号Ｄの
期間と同一期間出力信号Ｈによって開状態とされる。こ
の結果、端子28から供給されるWG信号Ｆはそのままアン
ドゲータ27の出力信号Ｇとなる。このために、スイッチ
回路25はWG信号Ｆに基づいて開閉が制御されるので、デ
ータＡはディスク10上に適正に記録されるようになる。
第５図は本発明の第２の実施例を示すブロック図，第６
図は第５図の各部の信号波形を示すタイムチャートであ
る。これら図において、前記した第２図および第３図と
同一符号は、同一または同等の部分または信号波形をあ
らわしている。
図は第５図の各部の信号波形を示すタイムチャートであ
る。これら図において、前記した第２図および第３図と
同一符号は、同一または同等の部分または信号波形をあ
らわしている。
この第２の実施例の特徴は、コンパレータ回路16のしき
い電圧を切換える切換回路29と、該切換回路29の切換え
制御を行なうパルス信号出力用のモノマルチ回路14とを
設けるようにした点のみである。
い電圧を切換える切換回路29と、該切換回路29の切換え
制御を行なうパルス信号出力用のモノマルチ回路14とを
設けるようにした点のみである。
ここで、第２の実施例の動作を説明する。端子15からWG
信号Ｆをモノマルチ回路14に入力し、該回路14でトラッ
キング誤差信号Ｂに含まれている過渡応答成分の出力期
間に相当する幅のパルス信号を発生出力させる。第６図
Ｋは、このパルス信号をあらわしている。切換回路29
は、前記パルス信号Ｋによってその可動接点が制御され
る。すなわち、パルス信号Ｋの出力されない期間は可動
接点が固定接点29a側と接続され、またパルス信号の出
力期間は固定接点29b側と接続される。前記各固定接点2
9aおよび29bには、それぞれ異なるコンパレータ回路16
のしきい電圧が接続されている。すなわち、固定接点29
aには前記した第１の実施例と同様のしきい電圧Ｅおよ
び−Ｅが接続されている。また、固定接点29bには、ト
ラッキング誤差信号Ｂに含まれている過渡応答成分によ
ってトラックはずれ検出信号を出力しない程度の前記し
きい電圧Ｅおよび−Ｅの絶対値よりも大きなしきい電圧
E2および−E2が接続されている。なお、第５図では、前
記したしきい電圧Ｅおよび−Ｅを第１図および第２図と
同様に、Ｅのみで代表させると共に、しきい電圧E2およ
び−E2をE2のみで代表させている。
信号Ｆをモノマルチ回路14に入力し、該回路14でトラッ
キング誤差信号Ｂに含まれている過渡応答成分の出力期
間に相当する幅のパルス信号を発生出力させる。第６図
Ｋは、このパルス信号をあらわしている。切換回路29
は、前記パルス信号Ｋによってその可動接点が制御され
る。すなわち、パルス信号Ｋの出力されない期間は可動
接点が固定接点29a側と接続され、またパルス信号の出
力期間は固定接点29b側と接続される。前記各固定接点2
9aおよび29bには、それぞれ異なるコンパレータ回路16
のしきい電圧が接続されている。すなわち、固定接点29
aには前記した第１の実施例と同様のしきい電圧Ｅおよ
び−Ｅが接続されている。また、固定接点29bには、ト
ラッキング誤差信号Ｂに含まれている過渡応答成分によ
ってトラックはずれ検出信号を出力しない程度の前記し
きい電圧Ｅおよび−Ｅの絶対値よりも大きなしきい電圧
E2および−E2が接続されている。なお、第５図では、前
記したしきい電圧Ｅおよび−Ｅを第１図および第２図と
同様に、Ｅのみで代表させると共に、しきい電圧E2およ
び−E2をE2のみで代表させている。
すなわち、この第２の実施例においては、モノマルチ回
路14の出力パルス信号Ｋに応じて、第６図Ｂに示すよう
に、コンパレータ回路16のしきい電圧が変化するので、
過渡応答成分を含むトラッキング誤差信号Ｂがコンパレ
ータ回路16に入力されても、該コンパレータ回路16は過
渡応答成分に応答したトラックはずれ検出信号は出力せ
ず、その出力は第６図Ｃに示すように“L"レベルを維持
した状態となる。この結果、フリップフロップ回路17は
コンパレータ回路16の出力によってはリセットされない
ので、前記した第１の実施例と同様に、データＡはディ
スク10上に適正に記録できるようになる。
路14の出力パルス信号Ｋに応じて、第６図Ｂに示すよう
に、コンパレータ回路16のしきい電圧が変化するので、
過渡応答成分を含むトラッキング誤差信号Ｂがコンパレ
ータ回路16に入力されても、該コンパレータ回路16は過
渡応答成分に応答したトラックはずれ検出信号は出力せ
ず、その出力は第６図Ｃに示すように“L"レベルを維持
した状態となる。この結果、フリップフロップ回路17は
コンパレータ回路16の出力によってはリセットされない
ので、前記した第１の実施例と同様に、データＡはディ
スク10上に適正に記録できるようになる。
第７図は本発明の第３の実施例を示すブロック図、第８
図は第７図の各部の信号波形を示すタイムチャートであ
る。これらの図において、前記した第２図および第３図
の同一符号は、同一または同等の部分または信号波形を
あらわしている。
図は第７図の各部の信号波形を示すタイムチャートであ
る。これらの図において、前記した第２図および第３図
の同一符号は、同一または同等の部分または信号波形を
あらわしている。
この第３の実施例の特徴は、コンパレータ回路16の後段
に第２のスイッチ回路30およびモノマルチ回路14を設け
るようにした点のみである。
に第２のスイッチ回路30およびモノマルチ回路14を設け
るようにした点のみである。
ここで、第３の実施例の動作を説明する。差動増幅器12
の出力であるトラッキング誤差信号Ｂに含まれている過
渡応答成分は、第８図Ｂに一点鎖線で示すコンパレータ
回路16のしきい電圧Ｅおよび−Ｅの範囲を越えている。
したがって、コンパレータ回路16の出力には第８図Ｃに
示すようなトラックはずれ検出信号が現われる。このた
めに、コンパレータ回路16をその出力をそのままフリッ
プフロップ回路17へ入力する場合には、前記した従来例
と同様に、データＡをディスク10上に記録できなくな
る。
の出力であるトラッキング誤差信号Ｂに含まれている過
渡応答成分は、第８図Ｂに一点鎖線で示すコンパレータ
回路16のしきい電圧Ｅおよび−Ｅの範囲を越えている。
したがって、コンパレータ回路16の出力には第８図Ｃに
示すようなトラックはずれ検出信号が現われる。このた
めに、コンパレータ回路16をその出力をそのままフリッ
プフロップ回路17へ入力する場合には、前記した従来例
と同様に、データＡをディスク10上に記録できなくな
る。
そこで、この第３の実施例では、端子15からWG信号Ｆを
モノマルチ回路14に入力し、該回路14でトラッキング誤
差信号Ｂに含まれている過渡応答成分の出力期間に相当
する幅のパルス信号Ｋを発生出力させる。第２のスイッ
チ回路30は、前記パルス信号Ｋの入力期間開状態とな
り、それ以外の期間は閉状態となる。したがって、この
第３の実施例では、コンパレータ回路16の出力に、前記
過渡応答に応じたトラックはずれ検出信号が含まれてい
ても、該検出信号を第２のスイッチ回路30において遮断
でき、フリップフロップ回路17には第８図Ｍに示すよう
な“L"レベルを維持した信号を供給することができる。
この結果、フリップフロップ回路17は、コンパレータ回
路16から出力される過渡応答に応じたトラックはずれ検
出信号によってはリセットされず、したがって前記した
第１および第２の実施例と同様に、データＡをディスク
10上に適正に記録できるようになる。
モノマルチ回路14に入力し、該回路14でトラッキング誤
差信号Ｂに含まれている過渡応答成分の出力期間に相当
する幅のパルス信号Ｋを発生出力させる。第２のスイッ
チ回路30は、前記パルス信号Ｋの入力期間開状態とな
り、それ以外の期間は閉状態となる。したがって、この
第３の実施例では、コンパレータ回路16の出力に、前記
過渡応答に応じたトラックはずれ検出信号が含まれてい
ても、該検出信号を第２のスイッチ回路30において遮断
でき、フリップフロップ回路17には第８図Ｍに示すよう
な“L"レベルを維持した信号を供給することができる。
この結果、フリップフロップ回路17は、コンパレータ回
路16から出力される過渡応答に応じたトラックはずれ検
出信号によってはリセットされず、したがって前記した
第１および第２の実施例と同様に、データＡをディスク
10上に適正に記録できるようになる。
（発明の効果） 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、記録
時のトラッキング誤差信号に含まれる過渡応答に応じた
トラックはずれ検出信号の発生は阻止できるので、記録
データを記録光学系に供給するスイッチ回路が誤動作す
ることがなくなる。この結果、本発明によれば、記録デ
ータをディスク上に適正に記録することができる効果が
ある。
時のトラッキング誤差信号に含まれる過渡応答に応じた
トラックはずれ検出信号の発生は阻止できるので、記録
データを記録光学系に供給するスイッチ回路が誤動作す
ることがなくなる。この結果、本発明によれば、記録デ
ータをディスク上に適正に記録することができる効果が
ある。
第１図は、本発明の第１の実施例のブロック図、第２図
は、従来の光ディスク装置の誤記録防止回路の一例を示
すブロック図、第３図は、主に第２図の各部の信号波形
を示すタイムチャート、第４図は、第１図の各部の信号
波形を示すタイムチャート、第５図は、本発明の第２の
実施例のブロック図、第６図は、第５図の各部の信号波
形を示すタイムチャート、第７図は、本発明の第３の実
施例のブロック図、第８図は、第７図の各部の信号波形
を示すタイムチャートである。 １……光源、10……ディスク、11……光検出器、12……
差動増幅器、13……サンプルホールド回路、14……モノ
マルチ回路、16……コンパレータ回路、17……フリップ
フロップ回路、24……レーザドライバ、25……スイッチ
回路、29……切換回路、30……第２のスイッチ回路
は、従来の光ディスク装置の誤記録防止回路の一例を示
すブロック図、第３図は、主に第２図の各部の信号波形
を示すタイムチャート、第４図は、第１図の各部の信号
波形を示すタイムチャート、第５図は、本発明の第２の
実施例のブロック図、第６図は、第５図の各部の信号波
形を示すタイムチャート、第７図は、本発明の第３の実
施例のブロック図、第８図は、第７図の各部の信号波形
を示すタイムチャートである。 １……光源、10……ディスク、11……光検出器、12……
差動増幅器、13……サンプルホールド回路、14……モノ
マルチ回路、16……コンパレータ回路、17……フリップ
フロップ回路、24……レーザドライバ、25……スイッチ
回路、29……切換回路、30……第２のスイッチ回路
Claims (4)
- 【請求項１】記録データを光ビームによって記録トラッ
クを有する円盤記録媒体上に記録する光学系と、前記光
学系からの反射光に基づいて前記光ビームが前記記録ト
ラック中の予定トラックを適正に走査しているか否かを
示すトラッキング誤差信号を発生出力する手段と、前記
トラッキング誤差信号のレベルを正負のしきい電圧と比
較し、該しきい電圧の範囲外にある時にはトラックはず
れ検出信号を出力するトラックはずれ検出信号出力手段
と、前記トラックはずれ検出信号に応答して、記録デー
タを前記光学系に供給するのを遮断する手段とを有し、
前記円盤記録媒体上へのデータの記録と共に記録された
データを消去することができる光ディスク装置の御記録
防止回路において、 記録ゲート信号から記録開始直後までの任意の期間の
み、制御信号を発生する切換え制御信号発生手段を具備
し、 該切換え制御信号発生手段の制御信号が出力されている
期間は、前記トラックはずれ検出信号の出力によって記
録データの光学系への供給を遮断しないようにしたこと
を特徴とする光ディスク装置の誤記録防止回路。 - 【請求項２】前記トラッキング誤差信号を入力とするサ
ンプルホールド回路と、前記切換え制御信号発生手段か
ら制御信号が発生されている期間は、前記サンプルホー
ルド回路をホールドモードとするようにして、該サンプ
ルホールド回路の出力信号を前記トラックはずれ検出信
号出力手段に供給する手段とを具備したことを特徴とす
る前記特許請求の範囲第１項記載の光ディスク装置の誤
記録防止回路。 - 【請求項３】前記切換え制御信号発生手段から制御信号
が出力されている期間は、前記トラックはずれ検出信号
出力手段の正負のしきい電圧の絶対値を、トラッキング
誤差信号振幅よりも大きな値に切換える手段を具備した
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の光デ
ィスク装置の誤記録防止回路。 - 【請求項４】前記トラックはずれ検出信号出力手段から
の信号を入力とするスイッチ回路を具備し、前記切換え
制御信号発生手段から制御信号が出力されている期間は
該スイッチ回路をオフするようにしたことを特徴とする
前記特許請求の範囲第１項記載の光ディスク装置の誤記
録防止回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22533086A JPH0775073B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 光デイスク装置の誤記録防止回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22533086A JPH0775073B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 光デイスク装置の誤記録防止回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6379237A JPS6379237A (ja) | 1988-04-09 |
| JPH0775073B2 true JPH0775073B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=16827659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22533086A Expired - Lifetime JPH0775073B2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 光デイスク装置の誤記録防止回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0775073B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06278468A (ja) * | 1993-03-18 | 1994-10-04 | Nissan Motor Co Ltd | トランクリッド構造 |
-
1986
- 1986-09-24 JP JP22533086A patent/JPH0775073B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6379237A (ja) | 1988-04-09 |
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