JPH02153996A - ペルフルオロポリエーテル化合物を含んで成り、金属の塑性加工における潤滑剤として好適な液体水性組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の目的は、基剤成分としてペルフルオロポリエー
テル化合物を含んで成る、金属の塑性加工における潤滑
および冷凍液体として有用な液体水性組成物である。

本発明の組成物は、スチール、銅、アルミニウムおよび
それらの合金のような鉄および非鉄型の金属の圧延、デ
ィッシング（ｄｌｓｈｌｎｇ）　、延伸に特に好適であ
る。

前記の金属加工工程において潤滑剤として作用する液体
を用いることは以前から知られているが、この液体は通
常は炭化水素油と、苛酷な操作条件（高圧、高温）下で
の性能を向上させるための各種の添加剤とから成り、可
燃性であるという欠点を有する。

最近、潤滑性を有する物質を含んで成る水性エマルジョ
ンの使用が提案されており、かかる生成物は操作条件下
で可燃性であるという欠点によって実際上影響されない
のみならず、加工中の物質を冷却する仕事も十分に行う
。この型の潤滑組成物は、例えば欧州特許節４８．２１
８号明細書（アルスイス（Ａｌｕｓｕｌｓｓｅ）　）　
、カナダ国特許第９８７．８５５号明細書（エクソン（
Ｅｘｘｏｎ）　）　、米国特許第４．５８５，５８５号
明細書（アルコア（Ａ！ｃｏａ）　）および米国特許第
４．６１８．４４１号明細書（アルコア（Ａｌｃｏａ）
　）に記載されている。水性エマルジョンの形態での多
くの組成物が提案されてきたが、潤滑および冷却につい
ての優れた特性、並びに（圧延比を高めるための）低摩
擦係数を示し、更に高圧下で良好な潤滑性を付与され、
同時に操作条件下で分離を引き起こすことのあるエマル
ジョンの不安定性のような様々な欠点を持たない組成物
を製造することは極めて困難であることを銘記すべきで
ある。

既知の組成物は、使用目的にとって主要な関心事である
特定の特性の良好な値を得るためには、使用分野によっ
て特定の添加剤が必要である。

本発明の組成物は、圧延工程において一回の操作または
通過で厚さを著しく減少させることができる優れた潤滑
作用を示すだけでなく、組成物の水含量が少なくとも６
０重量％、好ましくは少なくとも８０重量％と高いため
、加工される材料を効果的に冷却する。

更に、本発明の組成物は、加工される材料上に有害な生
成物残渣を残さないので、場合によっては引き続いて洗
浄を行なう必要がない場合もある。

本発明による組成物は高い化学的安定性を有し、これが
マイクロエマルジョンの形態であるときには、無限の物
理的安定性を有し、更に水を蒸発させた後に残る残渣は
不燃性である。

本発明の潤滑冷凍組成物の必須成分は、平均分子量が少
なくとも４００であり、好ましくは５．０００より大き
くないペルフルオロポリエーテルであって、このペルフ
ルオロポリエーテル鎖の末端基が中性型（ペルフルオロ
アルキル基）および／または極性の官能型であり、前記
のペルフルオロポリエーテル化合物の平均分子量が１　
、０００を超過せず且つ末端基が特に親水性（カルボキ
シル基）である時には溶液の形態で水性組成物中に存在
し、分子量がｔ　、　ｏｏｏを超過するときには或いは
低分子量であっても末端基が中性（ペルフルオロアルキ
ル基）であるときにはマイクロエマルジョンの形態で水
性組成物中に存在する。ｒマイクロエマルジョン」とい
う用語は、液状の巨視的には単一相の組成物であって、
透明または若干乳白状で光学的に等方性であり、この組
成物が用いられる特定の温度範囲において無限に安定で
あるものを表わす。

中性および官能性ペルフルオロポリエーテルのマイクロ
エマルジョンは、先行特許出願である、欧州特許出願Ｂ
Ｐ−Ａ−２５０７８８号明細書に記載の方法によって製
造される。

本発明の水性組成物の基剤成分として特に好適なペルフ
ルオロポリエーテル化合物は、有機または無機塩基、特
にアンモニアまたはトリエタノールアミンで適当に塩形
成したカルボキシル末端基を有するものである。

本発明による潤滑組成物中の総ペルフルオロポリエーテ
ル化合物の量は、１重量％〜４ｏ重量％、好ましくは２
重量％〜２０重量％である。

本発明の目的である潤滑組成物を形成するのに好適なペ
ルフルオロポリエーテルは、特に平均分子量が４００〜
５，０００　、好ましくは６００〜２．０００であり、
特に下記の群の１つ以上に属する。

但し、ペルフルオロオキシアルキレン単位のランダム分
布を有し、ＲｆおよびＲ′　、は互いに同じかまたは異
なり、−ＣＦ３、　Ｃ２Ｆ　５、−Ｃ３Ｆ７、−ＣＯＯ
ＨまたＧ；ｔ−ＣＦ２ＣＯＯＨであり、ｍ、ｎおよびｐ
は前記の平均分子量の条件に合うような値を有する。

ＲＯ（ＣＦ２０Ｆ２０）ｎ（ＣＦ２０）ｍＲ′。

但し、ペルフルオロオキシアルキレン単位のランダム分
布を有し、ＲおよびＲ′　、は互いに同じかまたは異な
り、−ＣＦ　３、−　Ｃ２Ｆ　５、−ＣＯＯＨまたは−
ＣＦ２ＣＯＯＨであり、ｍおよびｎは前記の平均分子量
の条件に合うような値を有する。

ＲＯ（ＣＦ２ＣＦ２０）ｎ（ＣＦ２０）ｍ但し、ペルフ
ルオロオキシアルキレン単位のランダム分布を有し、°
ＲおよびＲ′　、は互いに同じかまたは異なり、−ＣＦ
　３、−　Ｃ２Ｆ　５、−Ｃ３Ｆ７、または前記のカル
ボキシル基の１つであり、ｍｓ　ｎｓ　ｐおよびｑは前
記の条件に合うよう−な値を有する。

但し、ＲおよびＲ′　ｆは互いに同じかまたは異ｆ なり、−ＣＦ　　または−Ｃ３Ｆ　７、または前記のカ
ルボキシル基の１つであり、ｎは前記の条件に合うよう
な値を有する。

（５）　Ｒ０（ＣＦ２０Ｆ２０）。Ｒ′。

但し、ＲおよびＲ′　ｆは互いに同じかまたは異なり、
−ＣＦ３、−　Ｃ２Ｆ　５、または前記のカルボキシル
基の１つであり、ｎは前記の条件に合うような値を有す
る。

（Ｂ）ＲＯ（ＣＸ２ＣＦ２０Ｆ２０）。Ｒ′。

但し、ｋ　およびＲ′　ｆは互いに同じかまたは異なり
、−ＣＦ　３、−Ｃ２Ｆ５、−　Ｃ３Ｆ−ｙまたは前記
のカルボキシル基の１つであり、ＸはＦまたはＨであり
、ｎは前記の条件に合うような値をＨする。

但し、ＸはＦまたはＣＦ３であり、ＲはＦＳＣｌ、Ｂｒ
またはＩであり、Ｒ′はＲと同じまたは異なり、ＦＳＣ
ｌｓ　Ｂ　ｒまたは！であり、Ｙは−ＣＯＯＨまたはペ
ルフルオロアルキル基であり、ＴはＣＩ、ＢｒまたはＩ
の１または２個の原子を有するペルフルオロアルキル基
であり、特に（但しＡｌｏｇはＣｌ５ＢｒまたはＩ）で
あり、ｎは１−１５であり、ｍ／ｎの比率は０．０１〜
０．５である。

群（１）のペルフルオロポリエーテルは、フオンブリン
（Ｐｏｉｂｌｉｎ）■Ｙまたはガルデン（Ｇａｌｄｅｎ
）。

の商標で商業的に知られており、群（２）のペルフルオ
ロポリエーテルはフォンブリン（Ｆｏａ＋ｂｌｌｎ）■
Ｚの商標で商業的に知られており、これら総てはモンテ
ジソン（Ｍｏｎｔｅｄｌｓｏｎ）社によって製造されて
いる。

市販されていることが知られている群（４）の生成物は
、クリドックス（Ｋｒｙｔｏｘ）■（デュポン（ｄｕ　
Ｐｏｎｔ＞　）である。群（５）の生成物は、米国特許
第４．５２３．０３９号明細書またはＪ、　Ａａｌ、　
Ｃｈｅｔａ。

Ｓｏｃ、、　１９８５．１０７．１１９７−１２０１に
記載されている。

群（６）の生成物は、ダイキン（Ｄａｉｋｉｎ）の名称
で欧州特許節１４８．４８２号明細書に記載されている
。

群（３）の生成物は、米国特許第３．８６５．０４１号
明細書に記載の方法によって製造される。

群（７）の生成物は、本出願人の名称でのイタリア国特
許出願第２０．４０８　Ａ／８８号明細書および第２０
．４０７　Ａ７８８号明細書に記載されている。

特に水性マイクロエマルジョンが非官能性（中性）のＰ
ＦＰＥを含む時に、この水性マイクロエマルジうンの安
定性を増加させるのに必要というわけではないが極めて
有用な成分は、水素化した脂肪族アルコール、特にイソ
プロパツール、またはペルフルオロポリエーテルのよう
なフッ素化アルコールであって末端基−ＯＨを有し、低
分子量（≦４５０）であるものである。

水性組成物中のアルコール量は２０重量％にも達するこ
とがあるが、通常は１０重量％を超過しない。

この点に関する有用なデーターは、既に引用した欧州特
許出願節ＥＰ−Ａ−２５０７６８号明細書に記載されて
いる。

本発明による潤滑組成物は、耐腐蝕性および耐摩耗性を
付与された通常の添加物、界面活性剤、ＥＰ添加剤の少
量を特定の使用目的によって含むこともある。

本発明による幾つかの潤滑組成物の配合例を下記の実施
例に示すが、これは単に例示のためのものである。

実施例１３において、圧延およびＰＳＣＴ、合金および
その機械的特性は、例えば「国際合金名称の登録記録。

加工アルミニウムおよび加工合金の化学組成の範囲（Ｒ
ｃｇｌｓｔｒａｔｌｏｎ　ｒｅｃｏｒｄｓ　ｏｒＩｎｔ
ｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　ａｌｌｏｙ　ｄｉｓｌｇｎａｔ
ｉｏｎ、　ＣｈｅｍｉｃａｌＣｏｓｐｏｓＨｌｏｎ　　
Ｌｉ＋＊ｉｔｓ　　ｆｏｒ　　ｗｒｏｕｇｈｔ　　ａｌ
ｌｕｍｉｎｉｕｌｌａｎｄ　ｗｒｏｕｇｈｔ　ａｌｌｏ
ｙ）Ｊアルミニウム協会、デュツセルドルフ、ワシント
ンに開示されている。

実施例１ 組成： 群（Ｌ）に属するペルフルオロポリエーテル構造を有し
、平均当量が８６８のモノカルボン酸２３．０ｇ。

アンモニアが１０ｍｆｆ１％のアンモニア水性溶液７．
８ｍｌ。

イソプロピルアルコール５３ｍ１゜ 二回蒸留水３８４　ｍ１０ この試料はフッ素化物質４．６ｆｆｉ量％を含み、４０
℃での粘度が１．ＩＧ　ｃｓｔであり、ｐＨはほぼ中性
であった（生成物参照番号：　ＬＲ，ｌ）。

実施例２ 組成： 群（１）に属するペルフルオロポリエーテル構造を有し
、平均当量が６３６のモノカルボン酸のアンモニウム塩
９．４ｆ。

群（１）に属するペルフルオロポリエーテル構造を有し
、平均当量が６００の１官能価アルコール１．３ｇ。

ｎ−ブチルアルコール４．２ｇに溶解したトリエタノー
ルアミンセバケート０．２ｇｓ 群（１）に属するペルフルオロアルキル末端基を有し、
平均分子量が８５０のＰＦＰＥ２．７ｇ。

二回蒸留水８２．２ｇ。

生成するＯ／Ｗマイクロエマルジョンはフッ素化物質１
３．５重量％を含み、トリエタノールアミンセバケート
０，２％を含んでいた（生成物参照番号：６／１１７）
。

実施例３ 組成： 群（１）に属するペルフルオロポリエーテル構造を有し
、平均当量が４４１のモノカルボン酸１７．１７　ｚ。

ＮＨ３が１０重量％のアンモニア水性溶液８．８ｍｌ。

二回蒸留水２８４　ｍｌ。

この溶液はフッ素化物質５．０重量％を含み、４０℃で
の粘度が０．７５　ｃｓｔであり、ｐＨは８．２であっ
た（生成物参照番号：　Ｌｉ２．３）。

実施例４ 組成： 群（１）に属するペルフルオロポリエーテル構造を有し
、平均当量が４４３であり、分子量分糸が狭いモノカル
ボン酸１５０．４　ｇｓ アンモニアが１０！Ｉｌ１％のアンモニア水性溶液５２
．１ｇ。

平均分子量が約１　、２００のペルフルオロポリエーテ
ル１０．８ｇ。

ペルフルオロポリエーテル構造を有し、分子量が６７８
のフッ素化アルコール３２．４ｇ。

イソブチルアルコール２３．Ｏｇ。

二回蒸留水２９３．１　ｍｌ。

生成するマイクロエマルジョンはフッ素化物質８．５重
量％を含み、ｐＨは４．４であった。（生成物参照番号
：　ＬＲ，１７）。

実施例５ 組成： 群（７）に属するペルフルオロポリエーテル構造を有し
、それぞれの分子についてクロロフルオロアルキル末端
基を有し、平均当量が約８５０であり、分子量分布が広
いモノカルボン酸１８．３９　ｆ。

ＮＨ３がｌＯ！ｉ量％の水性アンモニア溶液Ｇ、４４ｔ
ｃｓ二回蒸留水８８８ｇ。

得られる溶液は塩フッ化物質５．１　ｆｆ１ｍ％を含み
、ｐＨは８．３であった（生成物参照番号二ＬＲ，１５
）。

実施例６ 組成： カルボキシル末端基を有し、平均分子量が４１７０の群
（りに属するペルフルオロポリエーテル９−８ｇｘ イソプロピルアルコール１４．８ｇ％ 群（１）に族するペルフルオロポリエーテル構造を有し
、平均当量が６８８のモノカルボン酸２．２ｇ。

カルボキシル基を塩形成させるのに必要なアンモニアを
含む水性相６３．４ｇ。

前記の成分を混合することによって得られた０／Ｗマイ
クロエマルジヨンは、２５＠〜７５℃で透明であり、フ
ッ素化物質２２重量％を含み、４０℃での粘度が３８　
ｃｓｔの流体であった（生成物参照番号：ＬＲ，Ａ）。

実施例７ 組成： カルボキシル末端基を有し、平均分子量が２０８０の群
（１）に属する官能化したペルフルオロポリエーテル５
．３ｇ。

イソプロピルアルコール１９．２ｇ。

カルボキシル基の塩形成に必要なアンモニアを含む水性
溶液７５　、５　ｇ　。

前記の成分を混合することによって得られた０／Ｗマイ
クロエマルジヨンは、２５°〜５０℃で透明であり、フ
ッ素化物質５．３ｆｆｌ量％を含み、４０℃での粘度が
２．２５　ｃｓｔの流体であった（生成物参照番号：　
ＬＲ，Ｃ）。

実施例８ 組成： 平均当量が６６８であり、分子量分布が広い群（１）に
属するペルフルオロポリエーテル構造をＨするモノカル
ボン酸２５．２ｇ。

アンモエフ１０重量％の水性アンモニア溶Ｍ９．１ｉｓ ペルフルオロアルキル末端基を有し、群（１）に属し、
平均分子量が６５０のペルフルオロポリエーテル１．４
ｍＬ イソプロパツール２８ｍ１゜ 量目蒸留水２８０　ｍ１０ この試料は試験を行なった全温度範囲で安定であり、フ
ッ素化物質８．２重量％を含み、４０℃での粘度が１．
２　ｃｓｉであり、ｐＨは８であった（生成物参照番号
：　ＬＲ，５）。

実施例９ 組成： 個々の分子についてクロロフルオロアルキル末端基を有
し、平均当量が約４７８であり、分子量分布が広い群（
７）に属するペルフルオロポリエーテル構造を有するモ
ノカルボン酸５５．０ｇ。

トリエタノールアミン６２．１４　ｇ。

量目蒸留水１０．１４　ｇ。

生成した溶液は、塩フッ素化物質４．８６重量％を含み
、ｐＨは８．３６であった（生成物参照番号：ＬＲ，１
５ＴＥＡ　）。

実施例１Ｏ 組成： 平均当量が４４１である群（１）に属する酸のアンモニ
ウム塩２６．１８　ｇ。

ペルフルオロアルキル末端基を６′し、平均分子量が約
６５０の群（１）のペルフルオロポリエーテル１．４ｇ
。

イソプロピルアルコール５．６ｍＬ 二回蒸留水２９３　ｍ１０ この系は全温度範囲で透明であった。この系はフッ素化
物質８．８重量％を含み、４０℃の粘度は０．８５ｃｓ
ｔであり、アンモニアｌｏｆｆｉｍ％のアンモニア溶液
０．１５ｍ１を添加してｐＨを８に調整した。

実施例１１ 組成： 平均当量が６６８で、分子量分布が広い群（１）に属す
るペルフルオロポリエーテル構造を有するモノカルボン
酸３５．１ｇ。

平均当量が４４３であり、分子量分布が狭い、群（１）
に属するペルフルオロポリエーテル構造を有するモノカ
ルボン酸５．４　ｇ。

１０％アンモニア溶液１１．３ｇ　。

ペルフルオロアルキル末端基を有し、平均分子量が約１
，２００である群（１）のペルフルオロポリエーテル２
．８　Ｋ。

イソプロピルアルコール２３．６ｇ。

量目蒸留水３００　ｍｌ。

こうして得られたマイクロエマルジョンは全温度範囲で
安定であった。このマイクロエマルジョンはフッ素化物
質１１．４重量％を有し、ｐＨは７．４であった（生成
物参照番号：　ＬＲ，９）。

下記の実施例に、添加剤を含有するマイクロエマルジョ
ンの調製を記載する。

実施例１２ 組成： 平均当量が６６８の群（１）に属するペルフルオロポリ
エーテル構造を有するモノカルボン酸１０８．０　ｇ。

平均当量が４４３であり、分子量分布が狭い、群（１）
に属するペルフルオロポリエーテル構造を有するモノカ
ルボン酸１．８ｇ５ １０％アンモニア溶液３３．７ｔｒ。

平均分子量が約１　、２００のペルフルオロポリエーテ
ル３３．４ｇ。

イソプロパツール中にトリエタノールアミン１Ｏ１２重
量％を溶解したもの２３．６ｇ。

イソプロパツール３．１ｇｓ 量目蒸留水２４０　ｍｌ。

生成するＯ／Ｗマイクロエマルジョンはフッ素化物質３
２．３重量％とトリエタノールアミンセバケート０．８
重量％を含み、ｐＨは７．８であった（生成物参照番号
：　ＬＲ，ＬＱ　）。

実施例１３ 上記の実施例１２に記載した試料９０．３ｇを水２５０
ｍ１で希釈した。

生成スる０／Ｗマイクロエマルジヨンはフッ素化物質８
．６重量％とトリエタノールアミンセバケ−）０．２重
量％を含み、ｐＨは５．３であった（生成物参照番号：
　ＬＲ，１１）。

本発明の潤滑組成物の特定の応用における利用特性を、
下記に詳細に例示する。

圧延 上記実施例の潤滑組成物を、「平面歪圧縮試験」（アー
ルφデイ−・グミンスキイ（Ｒ，Ｄ、　Ｇｕｍｌｎｓｋ
ｌ）およびジェイ・ライリス（Ｊ、　ｍ１ｌｓ）の報告
２０１５、Ｊｏｕｒｎａｌ　ｏｒ　ｔｈｅ　Ｉｎ５ｔｉ
ｔｕｔｅ　ｏｒ　Ｍｅｔａｌｓ、　１９５９−６０゜８
８）に付した。平面歪圧縮試験はＢＩＳＲ＾圧縮試験（
エル・アールφアンダーウッド（Ｌ、Ｒ，Ｕｎｄｅｒ−
ｖｏｏｄ）著、金属の圧延（Ｔｈｅ　Ｒｏｌｌｉｎｇ　
ｏｒ　ＭｅＬａｌｓ）、１１Ｂ−１１９頁、チャツプマ
ン・アンド・ホール（Ｃｈａｐｓａｎ　ａｎｄ　Ｈａｌ
ｌ）、ロンドン、１９５２年参照）の改良法であり、ア
ルミニウムの常温圧延における潤滑剤の厚さ減少能を良
好に示すものであり、平面歪圧縮試験で得られたデータ
ーは潤滑混合物によって示される使用中の挙動と密接に
関連する。

平面歪圧縮試験について、スチールに対してもこの試験
の有用性を示す他の文献は、クビ−（Ｋｕｂｉｅ）とデ
ラマール（Ｄｅｌａａａｒｅ）のＪｏｕｒｎａｌ　０ｒ
Ｌｕｂｒｉｃａｔｉｏｎ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ、　５
３８〜５５１頁、１９８２年、１０４８である。

グミンスキイとライリスとによって行われた試験は次の
通りである。すなわち、アルミニウム合金３００３−Ｈ
２２の５０　ｘ　２．５２　Ｋ　１５０　ｍｍのストリ
ップを潤滑剤で湿らせた後、牽引／圧縮装置に配設され
たプレス中で７５　ｘ　８．２０　ａｖの寸法の２枚の
垂直なプレートの間で５回連続圧縮を行ない、負荷を６
．８００　ｋｇにして試験を更に選択的にすることを除
き総てグミンスキイとライリスによる教示にしたがった
。

本発明の流体は、浸漬またはスプレーのような通常の方
法によりおよびジェット、ブラシ、擦り込みローラー等
によって金属表面に塗布することができる。

下記の実施例では、ブラシによる塗布を用いた。

結果を、下記の表−１に示す。

表−１ 生成物　　　　　　　　　　　厚さの減少（％）油うミ
ウム（ｏｌｌ　Ｌａ５ｉｕｓ）■　　　　５４実施例１
　（ＬＲ，ｌ）　　　　　　　　　８５実施例２　（８
／８７）　　　　　　　　　６７実施ｆｌＪ７　（ＬＲ
，Ｃ）　　　　　　　　　６０実施例１１　（ＬＲ，９
）　　　　　　　　　６２ラミウム化ａｓｉｕｍ）■は
、通常に用いられ且つイソパラフィン鉱油を基剤とし、
ラウリルアルコール５〜６％と詣肪酸および酸化防止剤
を少量含有する圧延油である（クローダ（ＣＲＯＤＡ）
　、英国、ＢＣ２１）。

もう一つの典型的な既知生成物は、エッソ（Ｅｓｓｏ）
製のソメンター（Ｓｏｓｅｎｔｏｒ）　Ｎ、３５であり
、この場合にも同様な結果が得られる。

前記の文献にクビ−（Ｋｕｂｌｅ）とデラマール（Ｄｅ
ｌａａａｒｅ）によって記載されている平面歪圧縮試験
（ＰＳＣＴ）による摩擦係数の測定 摩擦係数が得られるこの試験でも、圧延工程において得
られる圧延比を評価することができる。

金属試験片（２０ｘ　３００　ａｓ、シート厚さ：約０
．６ｍｍ）、 負荷：　１０．０００ｋｇ　： （ａ）　　Ｃ０，０３％およびＭｎ１％の焼きなましし
たスチール； （ｂ）　　焼きなまししたＡＩ／Ｍｇ合金５０５２０゜
試験片を、試験の前にアセトンで脱脂した。

試験した潤滑剤： （ａ）　　実施例１の組成物（ＬＲ，１）、（ｂ）　　
実施例５の組成物（Ｌｌ？、１５　）、（ｅ）　　実施
例７の組成物（ＬＩ？、Ｃ）、（ｄ）　　実施例９の組
成物（ＬＲ，ｌＳ　ＴＥＡ　）、（０）　　０．２７と
呼ばれ、下記の組成を有する市販のスチール用圧延油： ノニルフェノール＋エトキシ化 ノニルフェノール　　　　　　　　　３．９５　！１１
瓜％酸化防止剤　　　　　　　　　　０．５０重量％防
錆剤　　　　　　　　　　　　５．００重量％動物脂肪
　　　　　　　　　　　４０．００重量％ナフテン系鉱
油　　　　　　　　５０．００ｍｍ％トリエタノールア
ミン（ＴＥＡ）　　　　０．５５重量％（ｒ）　　水１
０重量％の前記製品Ｑ６２７のエマルジョン、 （ｇ）　　パーム油、 （ｈ）　　下記の油性組成物４重量％の水性エマルジョ
ン生成物： 飽和酸Ｃ１８ｇ、０重量％ アルコール０８〜０１８　　　　　５．０重量％アルコ
ールＣｔＢ−Ｃ１８２，５重量％乳化剤　　　　　　　
　　　　　１１．０重量％Ｃ１７”１８混合物に溶解し
た ポリイソブチレン　　　　　　　　７３．５重量％スチ
ールについての試験は、約３０％の厚さの減少に対応す
る負荷を用いて行ない、Ａ１合金についての試験は、約
６０％の厚さの減少に対応する圧で行なった。

結果は下記の表２および表３に示される。

ディッシング ディッシングは、金属プレートに２表面（グイとパンチ
）の間の座屈による永久的塑性変形を加えることによる
方法である。

潤滑剤は良好なＥＰ特性（高圧）を持たなければならず
、すなわち高圧下で２つの金属表面（変形される鉄シー
トとダイ）のあいだの滑りを確保しなければならず、こ
れはかかる条件下でフィルムの破断を起こさない潤滑剤
によって達成される。

現在、実施するディッシングおよび処理される材料の種
類によって極めて様々な潤滑剤が用いられ、この潤滑剤
は、別に添加される鉱油、或いは石鹸浴、エマルジョン
、ワックス、グリース、フッ化物およびホスフェート浴
、クロロパラフィン、ポリマー性樹脂、油中のグラファ
イトまたはＭ　ｏ　８２等であってもよい。

本発明のＰＦＰＥを基剤とする水性組成物も、ディッシ
ングの潤滑剤として好適である。

本発明の組成物はこの用途には新規であり、これは炭化
水素を基剤とする油で得られるものに匹敵するディッシ
ング比を得ることができるので、金属のディッシングに
好適であり、引き続いて加工するためにシートを脱脂す
る必要性が著しく減少する。

この流体は、特定の操作条件において必要とされるなら
ば、少量の添加剤を含んでいてもよい。

このような添加剤は腐蝕防止剤、帯電防止剤、界面活性
剤、滑り剤であってもよい。

実施例 本発明の流体を、スチールＦＥ　ＰＯ４（ＵＮＩ）につ
いてエリクセン（Ｅｒｌｃｈｓｃｎ）試験（ＵＮＩ　８
３４１　）に付した。

本発明の流体は、浸漬、噴霧、ブラシ、ローラー等によ
る塗り付けのような通常の方法によって金属表面に塗布
することができる。下記の表−４に示す結果は、０．８
ミクロンの粗さを有するスチールシート中へのパンチの
１０分の１關の単位での浸透の深さを示している。

表−４ エリクセン値 試験片１ 乾燥条件で　　　　　　　　１１８．３±０．５標準油
１メタルフオーム （Ｍｅｔａｌｆ’ｏｒｍ）■　　　　　　１２６．７±
１■、Ｒ５（実施例８　）　　　　　　１２４−１２３
．７±０．７Ｌｌ？＾（実施例６　）　　　　　　　１
２６．７±０．５ＬＲＣ（実施例７　）　　　　　　　
１２４−１２５．７±１．５（本）：現在通常に利用さ
れているディッシング用の油は、鉱油および添加した脂
肪酸（酸化防止剤等）を基剤としている。

本発明の流体の潤滑特性 金属の数踵類の塑性加工に用いられる流体について、良
好なＥＰ特性が必要とされることがある。

ペルフルオロポリエーテルおよびその誘導体のマイクロ
エマルジョンおよび水性溶液のＥＰ特性を測定するため
に、「シェル４ボール（Ｓｉｃｌｌ　４ｂａｌ　ｌ５）
Ｊ試験（ＪＰ　２３９／７９）を行なった。

「シェル４ボール」試験は、常にスチールＵＮ１１００
　Ｃｒ　ｅ製ボールを用いて行なった。

実施例 本発明の流体について、「シェル４ボール」試験を行な
った（ＩＰ　２３９／７９　ＡＳＴＭ　Ｄ２７８３）。

結果を下記の表に示す。

表 本：鉱油５０％、塩素化パラフィン３％、非イオン性乳
化剤４％、防錆剤１％、殺生剤０．５％、動物性油脂４
０％、消泡剤０．５％、腐蝕防止剤１％、および他の薬
剤を含んで成る市販の高度に添加した乳化性油。

井：水性エマルジョン中の生成物の重量％。

記載のデーターは、本発明の組成物が添加剤なしでもＥ
Ｐ条件において満足な特性を有し、これらの特性は特定
の添加剤を多量に含む市販の生成物の特性に匹敵するこ
とを示している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、平均分子量が４００〜５，０００であるペルフルオ
   ロポリエーテル化合物であって、ペルフルオロポリエー
   テル鎖の末端基がペルフルオロアルキルおよび／または
   官能基、特に塩形成したカルボキシル基から成るもの１
   〜４０重量％を含む水性組成物の、金属の常温塑性加工
   工程、特に圧延、ディッシング、延伸における潤滑／冷
   凍液体としての使用。 ２、ペルフルオロポリエーテルが、アンモニアまたはト
   リエタノールアミンで塩形成したカルボキシル末端基を
   有する、請求項１に記載の水性組成物の使用。 ３、ペルフルオロポリエーテルがマイクロエマルジョン
   の形態である、請求項１に記載の水性組成物の使用。 ４、ペルフルオロポリエーテルの平均分子量が６００〜
   ２，０００である、請求項１に記載の水性組成物の使用
   。 ５、下記の群に属するペルフルオロポリエーテルの水性
   組成物の請求項１に記載の使用。 （１） ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、ペルフルオロオキシアルキレン単位のランダム分
   布を有し、Ｒ＿ｆおよびＲ′＿ｆは互いに同じかまたは
   異なり、−ＣＦ＿３、−Ｃ＿２Ｆ＿５、−Ｃ＿３Ｆ＿７
   、−ＣＯＯＨまたは−ＣＦ＿２ＣＯＯＨであり、ｍ、ｎ
   およびｐは前記の平均分子量の条件に合うような値を有
   する。 （２） Ｒ＿ｆＯ（ＣＦ＿２ＣＦ＿２Ｏ）＿ｎ（ＣＦ＿２Ｏ）＿
   ｍＲ′＿ｆ但し、ペルフルオロオキシアルキレン単位の
   ランダム分布を有し、Ｒ＿ｆおよびＲ′＿ｆは互いに同
   じかまたは異なり、−ＣＦ＿３、−Ｃ＿２Ｆ＿５、−Ｃ
   ＯＯＨまたは−ＣＦ＿２ＣＯＯＨであり、ｍおよびｎは
   前記の平均分子量の条件に合うような値を有する。 （３） ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、ベルフルオロオキシアルキレン単位のランダム分
   布を有し、Ｒ＿ｆおよびＲ′＿ｆは互いに同じかまたは
   異なり、−ＣＦ＿３、−Ｃ＿２Ｆ＿５、−Ｃ＿３Ｆ＿７
   、または前記のカルボキシル基の１つであり、ｍ、ｎ、
   ｐおよびｑは前記の条件に合うような値を有する。 （４） ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、Ｒ＿ｆおよびＲ′＿ｆは互いに同じかまたは異な
   り、−Ｃ＿２Ｆ＿５または−Ｃ＿３Ｆ＿７、または前記
   のカルボキシル基の１つであり、ｎは前記の条件に合う
   ような値を有する。 （５） Ｒ＿ｆＯ（ＣＦ＿２ＣＦ＿２Ｏ）＿ｎＲ′＿ｆ但し、Ｒ
   ＿ｆおよびＲ′＿ｆは互いに同じかまたは異なり、−Ｃ
   Ｆ＿３、−Ｃ＿２Ｆ＿５、または前記のカルボキシル基
   の１つであり、ｎは前記の条件に合うような値を有する
   。 （６） Ｒ＿ｆＯ（ＣＸ＿２ＣＦ＿２ＣＦ＿２Ｏ）＿ｎＲ′＿ｆ
   但し、Ｒ＿ｆおよびＲ′＿ｆは互いに同じかまたは異な
   り、−ＣＦ＿３、−Ｃ＿２Ｆ＿５、−Ｃ＿３Ｆ＿７また
   は前記のカルボキシル基の１つであり、ＸはＦまたはＨ
   であり、ｎは前記の条件に合うような値を有する。 （７） ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、ＸはＦまたはＣＦ＿３であり、ＲはＦ、Ｃｌ、Ｂ
   ｒまたはＩであり、Ｒ′はＲと同じかまたは異なり、Ｆ
   、Ｃｌ、ＢｒまたはＩであり、Ｙは−ＣＯＯＨまたはペ
   ルフルオロアルキル基であり、ＴはＣｌ、ＢｒまたはＩ
   の１または２個の原子を有するペルフルオロアルキル基
   であり、特にＡｌｏｇＣＦ＿２−または▲数式、化学式
   、表等があります▼ （但しＡｌｏｇはＣｌ、ＢｒまたはＩ）であり、ｎは１
   〜１５であり、ｍ／ｎの比率は０．０１〜０．５である
   。