JPH02153161A - 木質床材の施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は床鳴りのしない木質床材の施工方法に間する。

（従来技術と問題点） 近年木質床材に対する需要が高まり、その施工方法は根
太に釘打ちする方法から、接着工法に変わっている。

一方、マンション等で、床衝撃音が階下に伝わり階下の
住民を悩ませ大問題になっている。

この問題を解決するため凹凸を有する緩衝１才が積層さ
れた床材が奨用された。

しかし上記床材を粘着剤系の接着剤で施工すると、床下
地と緩衝材凸部の一部とが離れている場合に、歩行時の
荷重がかかると凸部が床下地に粘着し、また荷重がかか
らなくなると凸部が床下地から剥離するので、この繰り
返しの結果大きい音がして消費者には不満であった。

またエポキシ等の硬質接着剤で床材を施工した状態を第
２図に示すと、　１は木質床材本体、２は緩衝材、４は
床下地であり、緩衝材２の凸部３　ａ　！、を接着剤Ｎ
７と強固に接着しているが緩衝材の凸部３ａの側面にも
接着剤８が付着固化し、この接着剤部分８が歩行時の荷
重により緩衝材２が変形されるとともに床下地側の接着
剤層７と摩擦して不愉快な摩擦音を出して消費者に嫌わ
れており、この問題点を解決するように求められていた
。

（問題点を解決する手段） 本発明は上記問題点を解決するもので、凹凸を有する軟
質緩衝材を裏面に積層した木質床材の施工方法において
、床下地に充填剤を含有しない酢酸ビニル系またはアク
リル系マルジョン型接着剤を塗布した後、上記木質床材
を接着することを特徴とする木質床材の施工方法、をそ
の要旨とする。

以下図面に基づいて本発明を説明する。

第１図は本発明実施状態の断面図である。

ｌは木質床材本体で、通常はそれ自体可撓性はない、木
質床材本体１の裏面に凹凸を有する発泡体なとの緩衝材
２が積層されている。

緩衝材２はゴム、ｐ　ｖ　ｃ、　　ポリエチレンからな
り、好ましくは１−１０ｍｍである。

この緩衝材２と床下地４の間に接着剤層５が形成される
。

この接着剤層は酢酸ビニル系エマルジョンまたはアクリ
ル系エマルジョンであり、いづれも塗布硬化後、塗膜に
粘着性は生じない。

上記接着剤中には充填材は含有されない。

酢酸ビニル系エマルジョンはほとんどすべての同エマル
ジョンが適用可能で、エチレン−酢酸ビニルコポリマー
エマルジョンの場合は極力エチレン成分が少ないことが
望ましい。

またアクリル系エマルジョンの場合はガラス転移点が２
０℃より高いエマルジョンが望まし　い。

上記接着剤は床下時に塗布された後、その上に緩衝材が
積層された木質床材が載置され接着剤が硬化する。

（発明の作用） 本発明において接着層は硬化後は粘着性がない、この結
果、一部床下地と離れている緩衝材凸部３ｂも床下地と
粘着−剥離を繰り返すことはなく、また床下地と接着し
た緩衝材凸部３＆は強固に接着した状態であり、上記凸
部３ａと床下地４の接着面６において、歩行時の圧縮−
回復の繰り返しを受け、緩衝材が浮き沈みしても、接着
面５において両者が離れることもなく、該凸部側面に付
着した接着剤がｔ１着剤層と摩擦音を生ずることはない
。

このようにして本発明は木質床材の不愉快な床鳴りを完
全に防止することができる。

（発明の効果） ■本発明により接着性能を損なうことなく、床鳴りもな
く木質床材を施工できた。

■室内外とも静かな環境を得ることができた。

図面の簡単な説明 第１図は本発明施工状態の断面図、第２図は従来施工状
態断面図である。

ｌは木質床材本体、２は緩衝材、４は床下地、５は接着
剤層である。

以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、凹凸を有する軟質緩衝材を裏面に積層した木質床材
   の施工方法において、床下地に充填剤を含有しない酢酸
   ビニル系またはアクリル系エマルジョン型接着剤を塗布
   した後、上記木質床材を接着することを特徴とする木質
   床材の施工方法。