JPH0215218Y2 - - Google Patents

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JPH0215218Y2
JPH0215218Y2 JP1986054580U JP5458086U JPH0215218Y2 JP H0215218 Y2 JPH0215218 Y2 JP H0215218Y2 JP 1986054580 U JP1986054580 U JP 1986054580U JP 5458086 U JP5458086 U JP 5458086U JP H0215218 Y2 JPH0215218 Y2 JP H0215218Y2
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bushing
lead wire
hole
notch
protruding piece
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【考案の詳細な説明】 (a) 技術分野 この考案は、照明器具における反射板などの板
体の孔部に挿通されたリード線を保護するために
上記孔部に装着されるブツシングに関する。
(b) 従来技術とその欠点 第5図に例示した照明器具のように、反射板1
の下に蛍光灯等の光源2を取り付け、この光源2
の周囲にセード3を設け、このセード3の上部に
安定器などを収容する本体4を設けた照明器具に
おいては、上記安定器から引き出されたリード線
5が上記反射板1に開設した孔部6に挿通されて
おり、このリード線5の先端に接続したコネクタ
(不図示)が上記光源2の端子口(不図示)に接
続される。また、上記孔部6にはその孔縁を覆う
ブツシング7が装着されており、このブツシング
7によつて上記リード線5が直接上記孔部6の孔
縁に接触しないように保護されている。
このような照明器具にあつては、第7図から類
推できるように、上記孔部6の内径は、一般的に
はコネクタ12を嵌め込める範囲でできるだけ小
さく設定されている。そのため、ブツシング7
は、孔部6にコネクタ12を嵌め込んでリード線
5を上記孔部6に挿通させた後で装着する必要が
ある。
このような要領でブツシング7を装着する関係
から、従来のブツシング7は、第8図A及び同図
Bに示すように、反射板1の孔部6に嵌め込まれ
る筒部8の一端部に鍔部9が一体に設けられてい
ると共に、上記筒部8の他端部の周方向の複数箇
所に突片10が一体に設けられていることに加
え、外周部の一箇所から上記筒部8に達する切込
部11が形成されていた。
このようなブツシング7によると、孔部6に挿
通したリード線5を切込部11を通して筒部8に
嵌め込むことができ、しかも、第8図Aに仮想線
で示したように切込部11を塞ぐようにブツシン
グ7を変形させた状態として筒部8を容易に孔部
6に嵌め込むことが可能になる。また、装着した
状態では、同図A及び同図Bから明らかなよう
に、鍔部9と突片10との共働により反射板1が
挟持され、ブツシング7の脱落が防止される。
しかしながら、上記構成のブツシング7による
と、装着した状態においては第8図Aに実線で示
したように切込部11が開いた状態になるので、
リード線5が引つ張られた場合などにおいては、
同図Bに矢印で示すようにリード線5が筒部8か
ら出て切込部11内に入り、この切込部11に露
呈している孔部6の孔縁6aとこすれることがあ
る。このようになると、リード線5の樹脂被覆が
傷付いたり、ひどい場合には破れたりする心配が
ある。
そこで、切込部11をリード線5の径よりも細
く形成し、切込部11を広げてリード線5を嵌め
込み、反射板1にセツトしたのちはリード線5が
切込部を逆行できないようにしたブツシングも提
案されているが(実公昭54−33348号参照)、切込
部の幅をリード線よりも細く、且つリード線が通
過可能な幅まで広げることができるように形成し
なければならず、許容範囲が狭いうえ、径の異な
るリード線を併用することができない欠点があつ
た。さらに、リード線を通過させるときブツシン
グ全体を編成させて切込部の幅を広げなければな
らないため、ブツシング全体の形状も制約を受け
る欠点があつた。
このような欠点は、第6図に示すように孔部6
の孔縁6aがカール状に折り返されている場合に
はそれほど問題にならないが、第7図及び第8図
Bに示すように、孔縁6aがカール状に折り返さ
れていない場合には特に問題になる。
(c) 考案の目的 この考案は上記欠点を改善するもので、上記し
たところと同様の要領で反射板に装着することが
できるにもかかわらず、装着後においてリード線
が反射板に開設された孔部の孔縁とこすれるおそ
れがなく、異径の複数種類のリード線に併用でき
設定の自由度が大きいブツシングを提供すること
を目的とする。
(d) 考案の構成及び効果 上記目的を達成するため、この考案の照明器具
用ブツシングは、上記した従来のブツシングの構
成に加えて、筒部が嵌め込まれた反射板などの板
体の孔部の孔縁の内側において切込部を横切る弾
力性を備えた突出片を一体に具備させたことを特
徴とする。
このように構成することによりこの考案によれ
ば、筒部に嵌め込まれたリード線が引つ張られて
切込部に入つても、そのリード線はこの切込部を
横切る突出片に当たつてこの切込部の外側へ出る
ことが阻止されるので、上記リード線が孔部の孔
縁と接触することが未然に防止される。そのた
め、リード線が上記孔縁とこすれてその樹脂被覆
が傷付いたり破れたり心配が皆無になる。
一方、上記突出片は弾力性をもつているからリ
ード線で突出片を変形させながらそのリード線を
筒部に嵌め込むことが可能である。このときブツ
シング全体を歪ませる必要がないためブツシング
の形状を自由に設定することができ、切込部の幅
の範囲で異なる径のリード線に適用することがで
きる。したがつて、ブツシングを意匠的に優れた
ものにすることもでき、他の部品と組み合わせた
形状にすることもできる。さらに、複数の機種に
共通部品として使用することもできる。したがつ
て、筒部にリード線を嵌め込むことや、ブツシン
グを孔部に装着することを従来の場合と同様の要
領で行え、ブツシングが孔部に装着されたのちは
突出片は孔部の側面に当接しているため、リード
線が突出片を押し広げることはできない。なお、
孔部を小さめに開設しておき、ブツシングをここ
に装着したとき切込部が更に狭くなるように変形
させることも勿論可能である。
(e) 実施例 第1図A、同図B及び同図Cはこの考案の実施
例によるブツシング7の使用状態を示している。
これらの図に示したブツシング7において、従来
のものと異なる点は、筒部8が嵌め込まれた孔部
6の孔縁6aの内側において切込部11を横切る
弾力性を備えた片持ち状の二つの突出片13,1
4を一体に具備している点のみである。
上記した二つの突出片13,14は水平方向に
位置ずれした状態に設けられており、それらの先
端部同士は互いにオーバーラツプされている。
このようなブツシング7によると、リード線5
が引つ張られて切込ブツシング11に入つても、
そのリード線5は突出片13又は突出片14に当
たつてこの切込部11の外側へ出ることが阻止さ
れる。したがつて、リード線5が孔部6の孔縁6
aと接触することが未然に防止され、その樹脂被
覆が傷付いたり破れたりする心配がない。
なお、反射板1の孔部6へのブツシング7の装
着は従来の場合と同様の要領で行える。すなわ
ち、孔部6に挿通したリード線5を切込部11を
通して筒部8に嵌め込んでから切込部11を塞ぐ
ようにブツシング7を変形させ(第8図A参照)、
この状態から筒部8を孔部6に嵌め込んだ後、元
の状態に復元させる。
なお、第1図A,B,Cのブツシング7におい
て、鍔部9の内周部と外周部にそれぞれ形成した
切り込み9a,9bは、筒部8を孔部6に嵌め込
むとき、すなわちブツシング7を装着するときに
ブツシング7の変形を容易にすることに役立つ。
図示例のブツシング7においては、内側の突出
片13の切込部11内への出幅を外側の突出片1
4の出幅よりも大きくしているが、この点は双方
の突出片13,14の出幅を同一にしてもよい。
ただし、後者の場合にはリード線5を筒部8に嵌
め込むときに双方の突出片13,14にリード線
5を押し付けて変形させねばならないのに対し、
前者のように出幅を異ならせておくと、内側の突
出片13にリード線5を押しつけてこの突出片1
3だけを変形させながらリード線5を筒部8に嵌
め込むことができるので、後者の場合よりもリー
ド線5を筒部8に容易に嵌め込めるようになる利
点がある。また、後者の場合には、出幅の小さい
突出片14の方が出幅の大きな突出片13よりも
折れ曲がりにくいので、切込部11に入つたリー
ド線5が内側の突出片13に当たることによつて
この突出片13が外側へ折り曲げられても、この
突出片13が、折り曲がりにくい外側の突出片1
4によつて確実にバツクアツプされることにな
る。そのため、リード線5が孔縁6aにこすれる
という事態を一層確実に防止できる利点もある。
図示例では二つの突出片13,14をブツシン
グ7に具備させ、これら二つの突出片13,14
が共働して切込部11を横切る構成としている
が、一つの突出片が切込部11を横切る構成とし
てもよい。また、二つの突出片13,14が共働
して切込部11を横切る構成とする場合には、た
とえば第4図Aのようにこれら二つの突出片1
3,14の先端部同士を上下方向でオーバーラツ
プさせてもよい。この場合、第4図Bのように、
二つの突出片13,14を同一高さのところに具
備させ、それらの先端部に形成した傾斜部13
a,14aを対向させる構成としても、第4図C
のように二つの突出片13,14を異なる高さの
ところに具備させてそれらの先端部同士をオーバ
ーラツプさせておいてもよいが、異なる高さのと
ころに具備させる場合の方がブツシング7を射出
成形するための金型の構造が簡単になつて安くつ
くという利点がある。なお、鍔部9の形状は円形
に限らない。たとえば第2図のブツシング7のよ
うに六角形状であつても、第3図のブツシング7
のように矩形ないし方形であつてもその他の形状
であつてもよい。また、突片10は図示例の形状
のものに限らず、環状であつてもよい。さらに、
ブツシング7を装着する対象は反射板1以外の板
体であつてもよい。
なお、説明を簡略にするため、第1〜4図にお
いては、第7図、第8図A及び同図Bで説明した
ブツシング7と同一部分には同一符号を付した。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案の実施例によるブツシング
の使用状態を示す上からみた平面図、同図Bは下
からみた平面図、同図Cは同図AのX−X線に沿
う断面図、第2図及び第3図は鍔部の形状が異な
るブツシングを示す平面図、第4図Aは他の実施
例によるブツシングの平面図、同図Bは突出部の
変形例を示す拡大正面図、同図Cは突出部の他の
変形例を示す拡大正面図、第5図は照明器具の一
部を切欠いた正面図、第6図はカール状の孔縁を
有する孔部を示す断面図、第7図はブツシングの
装着要領を説明するための分解斜視図、第8図A
は従来のブツシングの使用状態を示す上からみた
平面図、同図Bは同図AのY−Y線に沿う断面図
である。 1……反射板、5……リード線、6……孔部、
6a……孔部の孔縁、7……ブツシング、8……
筒部、9……鍔部、10……突片、11……切込
部、13,14……突出片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 反射板などの板体に開設されたリード線挿通用
    の孔部に嵌め込まれる筒部の一端部に鍔部が一体
    に設けられていると共に、上記筒部の他端部に上
    記鍔部と共働して上記板体を挟持する突片が一体
    に設けられ、さらに、外周部の一箇所から上記筒
    部に達する切込部が形成され、この切込部を通し
    てリード線を上記筒部に嵌め込むように構成した
    照明器具用ブツシングにおいて、 上記筒部が嵌め込まれた上記孔部の孔縁の内側
    において上記切込部を横切る弾力性を備えた突出
    片を一体に具備することを特徴とする照明器具用
    ブツシング。
JP1986054580U 1986-04-10 1986-04-10 Expired JPH0215218Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS534065U (ja) * 1976-06-29 1978-01-14
JPS5433348U (ja) * 1977-08-10 1979-03-05

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