JPH02151401A - 木質系板材の矯正方法 - Google Patents

木質系板材の矯正方法

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JPH02151401A
JPH02151401A JP30668088A JP30668088A JPH02151401A JP H02151401 A JPH02151401 A JP H02151401A JP 30668088 A JP30668088 A JP 30668088A JP 30668088 A JP30668088 A JP 30668088A JP H02151401 A JPH02151401 A JP H02151401A
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wood
board
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Noriyuki Tanioka
谷岡 宣幸
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NISHIYAMA KAGU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は木質系板材の矯正方法に係り、特に木質系板
材の乾燥により生じる捩れや曲り等の狂〔従来の技術〕 近年、高級木製家具製品の材料として使用される広葉樹
板材等の木質系板材においては、その供給量不足及び材
質の低下と相俟って、製材行程から乾燥仕上げまでにお
ける歩走り(使用材料に対する製品の比率)が低下して
いる。この主たる原因としては、木質系板材の乾燥時に
生じる収縮、或いは木理の不整に起因する捩れや曲り等
の狂いが掲げられる。
この種の問題に対処するには、製品寸法に対してかなり
大きな仕上がり代を見込んだ木質系板材を材料として使
用すればよいことになるが、このような末梢的解決手段
によれば、価格の高騰を余儀なくされるばかりでなく、
資源の有効利用を図る上で諸種なる弊害を招くことは必
至である。
そこで、近年においては、ホットプレス機を用いて木質
系板材に加熱圧締処理(高温状態でプレスする処理)を
施すことにより当該板材を矯正するといった手法が導入
されるに至っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のホットプレス機を用いる手法
によるにしても、更なる歩止りの向上環を図るには、未
だ解決すべき重要な問題がある。
即ち、上記手法により木質系板材の矯正を行った場合に
、その狂いが確実に除去されている期間は、ホットプレ
ス機により加熱圧締処理が施された直後のみであって、
当該板材がホットプレス機から抜き取られてその材温が
室温雰囲気中において徐々に低下していく段階において
は、時間経過に伴って、矯正前における狂いの生じた状
態に次第に復元していくことになる。そして、この手法
により得られた木質系板材の歩止りは、約50%という
極めて低い値であることが、本出願人が行った実験によ
り判明している。従って、この手法のように、木質系板
材をホントプレス機により加熱圧締した後、何の対策も
講することなく単に放置しておくだけでは、−旦矯正さ
れた木質系板材が再び当初の狂いのある板材に復元され
てしま・うのである。このため、上記手法によるだけで
は、木質系板材の歩止りを十分向上させることが困難で
あるのは勿論のこと、これに起因して製品の不良率が増
大し、更には品質及び信頼性の悪化を招き、ひいては生
産コストの上昇を来すといった問題を惹起せしめること
になる。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記事情に鑑み、木質系板材の乾燥仕上げま
での間における歩止りを可及的向上させると共に品質及
び信頼性に優れた木製家具材を提供することを技術的課
題としてなされたものであって、その手段とするところ
は、木質系板材に対し、先ず加熱圧締矯正処理を施し、
然る後、冷却圧締処理を施すようにしたところにある。
更に詳しくは、先ず第1の加圧機により木質系板材の材
温が130〜170℃となるように加熱圧締矯正処理を
施し、然る後、材温の降下が10℃以内である間に、第
2の加圧機により材温が20〜50℃となるように冷却
圧締処理を施すようにしたところにある。
〔作用] 上記手段によると、先ず加熱圧締矯正処理を施すことに
より狂いのない形態に矯正された木質系板材に対して、
その直後に強制的に冷却圧締処理が施されることにより
、前記矯正された木質系板材は、室温雰囲気中に放置さ
れた場合のように矯正前の状態に復元されることなく、
狂いのない正常な形態に維持されることになる。詳しく
は、第1の加圧機により、木質系板材が容易に変形する
jm 度(130〜170℃)となるまで加熱すると同
時に所要の圧力下で圧締(プレス)して当該板材を矯正
し、この矯正された板材が当初の状態に復元され得る条
件となる以前につまり材温の降下が10℃以内である間
に、第2の加圧機により、前記木質系板材を所要の圧力
下で圧締しながら前記復元が生じない温度(20〜50
℃)となるまで急速度で冷却し、これにより、当該板材
を矯正されたままの状態に維持させるのである。
ここで、ヒノキ飽水材を木質系板材の試料とした場合の
、温度変化に対する曲げクリープたわみの変化について
考察してみると、第3図fan、 fblに示すように
、クリープたわみは材温か50℃以上である場合に非常
に大きい値を示すのに対し、材温か30℃以下である場
合には極めて小さい値を示すことが判明している(北原
覚−著「木材物理」:森北出版)。従って、上述のよう
に加熱圧締処理が施された木質系板材を、所要の圧力下
で圧締しながら20〜50℃に急速度で冷却すれば、前
記板材は変形することなく矯正された形態のまま固定状
態となり、その後においては圧締状態を解除して室温雰
囲気中に放置しても、前記矯正された正常な形態に維持
されるのである。尚、前記加熱圧締処理を施す場合の1
30〜170℃という温度条件は、木質系板材が過度に
加熱されてその材質が悪化するのを防止できる温度条件
であり而も当該板材を容易に塑性変形させて矯正できる
温度条件であることが、本出願人が行った実験により判
明している。
また、上述のように2つの処理行程に対して、第1の加
圧機と第2の加圧機とを別々に用いれば、加熱圧締処理
行程から冷却圧締処理行程への移行が即座に行われて処
理能力が高められると共に、熱効率も最大限に高めるこ
とが可能となる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、この発明方法の実施に際して使用される装置の概
略構成を説明すると、第1図及び第2図に示すように、
油圧ホットプレス機1 (第1の加圧機)の−側方には
、油圧冷却プレス機2(第2の加圧機)が近接配置され
ている。前記油圧ホットプレスtJ3&tは、4本の油
圧シリンダ3・・・3を駆動源として上下昇降可能な第
1スライダ4の下面に取り付けられた上部熱盤5と、第
1ベツド6の上面に取り付けられ且つ前記上部熱盤5と
の間に所定の隙間Xを介在させてなる下部熱盤7とを有
し、この上部、下部熱!5.7に対しては、図外のヒー
ターにより加熱された熱媒油が循環モータの作動により
強制循環される構成である。尚、この油圧ホットプレス
機lの最大能力(圧力)は、300 tonである。一
方、前記油圧冷却プレス機2は、4本の油圧シリンダ1
0・・・10を駆動源として上下昇降可能な第2スライ
ダ11の下面に取り付けられた上部冷却盤12と、第2
ベツド13の上面に取り付けられ且つ前記上部冷却盤1
2との間に所定の隙間Yを介在させてなる下部冷却盤1
4とを有し、この上部、下部冷却盤12.14に対して
は、図外の圧送ポンプの作動により冷却水が強制循環さ
れるようになっており、その最大能力(圧力)は700
 tonである。更に、この装置においては、油圧ホッ
トプレス機1と油圧冷却プレス機2とにわたって搬送コ
ンベヤ21が設置されており、この搬送コンベヤ21は
、前記下部熱盤7及び下部冷却盤14の上面に沿って第
1図a方向に駆動されるルミナーベルト20(同図に一
点鎖線で示す)を有すると共に、該搬送コンベヤ21の
一側方には、こるコンベヤ22が設置されている。
次に、上記構成からなる装置を用いて木質系板材を矯正
する方法について説明する。尚、木質系板材として広葉
樹板材を使用すれば、その効果が顕著に現れる。
先ず、含水率15%に人工乾燥された木質系板材をルミ
ナーベルト20の一端部(第1図左端部)に載置した後
、該ルミナーベルト20をa方向に所定寸法だけ駆動す
ることにより、゛油圧ホットプレス機1の上部熱i5と
下部熱盤7との間の隙間Xに木質系板材を介在させ、こ
のような状態で第1スライダ4を下降させて所要の圧力
で加圧することにより、側熱盤5.7間において木質系
板材に加熱圧締矯正処理を施す。この場合、前記側熱盤
5゜7に対して強制循環されている高温状態の熱媒油の
作用により、木質系板材の材温は130〜170℃まで
上昇し、また、この加熱圧締矯正処理が所定時間(約2
0分)行われることにより、木質系板材は正常な状態つ
まり狂いが生じていない状態に矯正されることになる。
このように加熱圧締矯正処理を所定時間族した後は、第
1スライダ4を上動させ、ルミナーベルト20を更にa
方向に所定寸法だけ駆動させることにより、油圧冷却プ
レス機2の上部冷却盤12と下部冷却盤14との間の隙
間Yに木質系板材(前記加熱圧締処理が施された部位)
を介在させ、このような状態で第2スライダ11を下降
させて所要の圧力で加圧することにより、両冷却盤12
.14間において前記木質系板材に冷却圧締処理を施す
、この場合、前記の加熱圧締矯正処理行程からこの冷却
圧締行程に移行するまでの時間は、加熱された木質系板
材の材温の降下が10℃以内に収まるように極めて短時
間で行われる。そして、この冷却圧締時においては、前
記両冷却盤12.14に対して強制循環されている冷却
水の作用により、木質系板材の材温が20〜50℃とな
るように急速度で冷却されると共に、この冷却圧締処理
も約20分間行われる。
このようにして冷却圧締処理が行われた後は、第2スラ
イダ11を上動させ、ルミナーベルト20を更にa方向
に駆動させれば、木質系板材はルミナーベルト20から
ころコンベヤ22上に移送される。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、加熱圧締矯正処理が施
された木質系板材を、その処理後に室温雰囲気中に放置
することなく、その処理直後に冷却圧締処理を施すよう
に構成したことから、前記両処理が施された後において
は木質系板材は矯正された形態のまま固定状態となり室
温雰囲気中に放置しても当該板材に狂いが生ずることは
なく、これにより木質系板材の乾燥仕上げまでの間にお
ける歩出りが従来よりも名かに向上して品質及び信頼性
に優れた木製家具材が得られることになる。
また、前記加熱圧締矯正処理と冷却圧締処理とを夫々別
個の加圧機を用いて行う構成とすれば、両処理及び画処
理間の移行がスムーズに行われてその処理能力が高めら
れるばかりでなく、熱効率も最大限に高められるという
利点がある。
る装置の概略正面図、第一2図は第1図n−n線矢視側
面図である。また、第3図fan、 (b)は夫々、木
質系板材の特性を示すグラフである。
1・・・第1の加圧機、 2・・・第2の加圧機。
特許出願人   有限会社 西山家具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)木質系板材に対し、先ず加熱圧締矯正処理を施し
    、然る後、冷却圧締処理を施すことを特徴とする木質系
    板材の矯正方法。
  2. (2)第1の加圧機により材温が130〜170℃とな
    るように加熱圧締矯正処理を施した後、材温の降下が1
    0℃以内である間に、第2の加圧機により材部が20〜
    50℃となるように冷却圧締処理を施すことを特徴とす
    る請求項1記載の木質系板材の矯正方法。
JP63306680A 1988-12-03 1988-12-03 木質系板材の矯正方法 Expired - Lifetime JPH0832405B2 (ja)

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