JPH0215063B2 - - Google Patents

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JPH0215063B2
JPH0215063B2 JP6119283A JP6119283A JPH0215063B2 JP H0215063 B2 JPH0215063 B2 JP H0215063B2 JP 6119283 A JP6119283 A JP 6119283A JP 6119283 A JP6119283 A JP 6119283A JP H0215063 B2 JPH0215063 B2 JP H0215063B2
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JP
Japan
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screen
layer
photoreceptor
drum
conductive
Prior art date
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Application number
JP6119283A
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English (en)
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JPS59185339A (ja
Inventor
Yoshihide Fujimaki
Masataka Takimoto
Hiroyuki Nomori
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP6119283A priority Critical patent/JPS59185339A/ja
Priority to US06/593,638 priority patent/US4600292A/en
Priority to DE19843412617 priority patent/DE3412617A1/de
Publication of JPS59185339A publication Critical patent/JPS59185339A/ja
Publication of JPH0215063B2 publication Critical patent/JPH0215063B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/05Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for imagewise charging, e.g. photoconductive control screen, optically activated charging means
    • G03G15/051Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for imagewise charging, e.g. photoconductive control screen, optically activated charging means by modulating an ion flow through a photoconductive screen onto which a charge image has been formed
    • G03G15/052Details and conditioning means of the screen, e.g. cleaning means, ozone removing means

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 1 産業上の利用分野 本発明は、荷電粒子流(例えば正イオン粒子)
の通過を制御するための静電荷像が形成されるよ
うに構成され、この静電荷像によつて制御された
荷電粒子流の作用で帯電可能な層(例えば絶縁層
又は感光層)に所定の静電荷像を形成するのに使
用されるスクリーン感光体に関するものである。
2 従来技術 例えば、特公昭53−138734号公報には、第1図
に示す如く、スクリーン基体1の一面上に光導電
層2を、他面上に絶縁層3とバイアス用導電層4
とを形成したバイアス層付きスクリーン感光体7
が示されている。ところが、このスクリーン感光
体は、基体1の両面に光導電層2と絶縁層3とを
夫々設けるために、エンドレスのドラム状にスク
リーンを作製することが困難であり、しかもバイ
アス層4がその形成時に基体1と接触して導通す
る恐れが多分にあるので、バイアスをかけること
が不可能となつてしまう。これを以下に詳述す
る。
即ち、第1図のスクリーン感光体を製造するに
は、まず第2A図のように、基体1の一方の面に
対しスプレーガン8によつて絶縁層3を塗布形成
する。次に、第2B図のように、絶縁層3上に真
空蒸着法によつてAl等を付着せしめてバイアス
用導電層4を形成した後に、今度は基体1の他方
の面に対しスプレーガン9によつて光導電層2を
塗布形成する。従つて、仮に基体1を第3図の如
くにスクリーンドラム状に形成し、これを回転さ
せながら各層を形成したとしても、絶縁層3の塗
布時にはドラム内側のスプレーンガン8と基体1
との間隔が、バイアス層4の蒸着時にはドラム内
側の仮想線で示した蒸発源10と基体1との間隔
が夫々充分にとることができない。このため、得
られた絶縁層3は膜厚のばらつきが激しく、塗布
性も不良となつてしまう。また、塗布液が基体の
他方の面側にもつき回り易くなり、感光体使用時
のイオン流制御性が悪くなる。更に、バイアス層
4の蒸着時には、上記間隔が短かいために、蒸着
金属が基体1の他方の面側につき回り易くなつて
基体1と導通し易く、バイアス効果が得られない
ことがある。
上記したことから、第1図のスクリーン感光体
は第3図の如く基体1をドラム状にした状態で、
良好なものを作成することが非常に困難であり、
かつ各層の形成工程の作業性も悪くなる。このた
めに、第4図のように、スクリーン基体1を平板
状となし、この両面に対し上記した各層の塗布又
は蒸着を夫々行なうことが余儀なくされる。しか
しこの場合には、平板状のスクリーン基体1が形
状保持性が悪く、撓み易いことから、四方をフレ
ーム11で固定する必要があり、このフレーム分
が無駄となる。即ち、この平板状のスクリーン基
体1の表、裏面に上記各層を形成した後、ドラム
状感光体に作成すべく全体を円筒状にする場合、
少なくともドラムの幅方向にあるフレーム11を
切除して基体1の両端を互いに接合する必要があ
る。
しかし、このようにしてドラム状スクリーンに
作成しても、基体1の両端はそのままでは直接接
合できないので、第3図に示す如くに別の接合部
材12を介して接合しなければならない。ところ
が、こうした接合部材12は感光体として全く機
能しない継目となるから、この継目が画像形成領
域又は複写紙の先端位置を規定してしまうのであ
る。従つて、ドラム状スクリーン感光体7が1回
転する毎に、その1回転分に対応する範囲でしか
連続画像が得られず、かつ供給する複写紙のサイ
ズも制限を受ける。つまり、感光体7を複数回連
続回転させて種々のサイズの複写紙に複写を行な
うと、上記継目の部分が画像上に線状のきずとな
つて現われるのである。このため、上記したこと
から、大きなサイズの複写紙に画像を形成しよう
とする場合、必然的に感光体17のドラム径を大
きくせざるを得ず、ひいては複写機が大型化して
しまう。しかも、各複写プロセスにおいてドラム
上での停止位置を上記継目によつて常に一定にし
ておく必要があるから、ドラム駆動の制御が複雑
となり、かつドラム駆動自体に無駄な動きが必要
となつて複写の高速化を妨げることになる。
3 発明の目的 本発明の目的は、バイアス層付きのスクリーン
感光体において、継目のないエンドレス形状への
作成を容易にし、かつ装置の小型化、高速化を可
能にし、しかも荷電粒子流の変調特性を向上させ
ることにある。
4 発明の構成及び作用効果 即ち、本発明は、冒頭に記載したスクリーン感
光体において、 (a) 多数の開口を有する導電性スクリーン基体
と、 (b) この導電性スクリーン基体の実質的に一方の
面に設けられた絶縁層と、 (c) この絶縁層上を実質的に被覆する如くに設け
られたバイアス用の導電層と、 (d) この導電層上を実質的に被覆する如くに設け
られた光導電層とによつて構成されたこと を特徴とするスクリーン感光体に係るものであ
る。
本発明のスクリーン感光体によれば、導電性ス
クリーン基体の一方の面にバイアス用導電層及び
光導電層を順次設けているから、これらの各層を
基体の一方の面上に形成すればよく、従つてドラ
ム状等のエンドレスなスクリーン感光体を非常に
容易に形成でき、かつ各層の膜厚や膜付きを均一
にして特性の良好なものを作成可能である。
5 実施例 以下、本発明を実施例につき図面参照下に詳細
に説明する。
まず、本発明に使用するスクリーン感光体の一
例を第5図について説明する。
このスクリーン感光体27は、50〜200メツシ
ユに形成され、多数の微細開口20を有してい
る。そして、厚さ20〜100μmの導電性スクリーン
基体21と、この導電性スクリーン基体の少なく
とも一方の面に設けられた(図示の例では開口2
0内の壁面にも設けられている)絶縁層23と、
この絶縁層上を実質的に被覆する如くに設けられ
たバイアス用導電層24と、この導電層24上を
実質的に被覆する如くに設けられた光導電層22
とによつて構成されている。
導電性スクリーン21はステンレス、Al等の
金属メツシユからなつていてよい。
絶縁層23の構成材料としては、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、メタク
リル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フエノール樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキツド樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、シリコン樹脂、メラミン樹脂等
の付加重合型樹脂、重付加型樹脂、重縮合型樹
脂、並びにこれらの樹脂のくり返し単位のうちの
2つ以上を含む共重合体樹脂(例えば、塩化ビニ
ル―酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル―酢酸
ビニル―無水マレイン酸共重合体樹脂)等を挙げ
ることができる。しかし、ここで用い得る樹脂は
これらに限定されるものではなく、斯かる用途に
一般に用いられる全ての樹脂を使用できるし、或
いは樹脂以外の絶縁物質も使用可能である。バイ
アス層24はAl等の蒸着膜からなつていてよい。
また、光導電層22は一般に使用されているセ
レン、OPC(有機光半導体)等で構成されてよ
い。
感光性スクリーン27を作成する1つの方法と
して、まず下記組成の絶縁層形成用の溶液を調製
する。
アクリル樹脂(ダイヤナールHR―116:三菱
レイヨン社製) 8g メラミン樹脂(スーパーベツカミンJ―820:
大日本インキ化学工業社製) 2g トルエン 10ml メチルイソブチルケトン 30ml セロソルブアセテート 60ml この溶液をスプレーガン8を用い、第6図及び
第7A図のように、ドラム状に形成された100
本/インチ(100メツシユ)、層さ40μmのスクリ
ーン基体(導電性スクリーン)21を回転させな
がらその外面に塗布し、120℃で1時間乾燥せし
めて、最大厚さ約13μmの絶縁層23を形成する。
次に、この絶縁層上に、第7B図のようにAl
蒸発源25を用いた真空蒸着法によつて厚さ500
ÅのAl導電層24を形成する。
次に、第7C図のように、蒸発源26から4,
10―ジブロモアントアントロン(C.I.59300)を
蒸着させ、導電層24上に厚さ0.3μmの光導電層
22を形成し、ドラム状のスクリーン感光体27
を完成する。
上記基体21は、第9図に拡大図示する如く、
上記各層を積層する側の面が曲面状に形成されて
いることが重要であり、これについては後述する
が、ここではその作成方法の一例を設明してお
く。
まず、第8A図のように、円柱状に加工された
電鋳基体28を作成し、次いで第8B図に拡大図
示するように、基体28の外周面にスクリーンの
網目となる多数の凹部29を彫刻技術等によつて
所定ピツチに形成する。
次に、第8C図のように、マスク材となる樹脂
30を全面に塗布し、研摩によつて凹部29内に
のみ残す(埋込む)。
次に、第8D図のように、公知の電鋳処理を施
し、樹脂30が存在しない基体露出面上に金属2
1を被着せしめる。このとき、被着金属21は曲
面状の断面形状で基体28上に析出する。
そして更に、被着金属21を剥離すると、第8
E図の如き継目のないスクリーン基体が得られ
る。
上記したことから理解されるように、本例によ
るスクリーン感光体27は、継目のないスクリー
ン基体21の外方からのみ、塗布又は蒸着によつ
て各層を順次形成できるから、エンドレスで継目
のないスクリーン感光体を非常に容易に作成する
ことができる。しかも、塗布用のスプレーガンや
蒸着用の蒸発源をスクリーン基体に対して充分な
距離を置いて配置できるから、良好な方向性を以
つて一様に塗布液又は蒸着物質を供給することが
可能である。従つて、得られた絶縁層23は膜厚
が均一に塗布されると共に、バイアス層24を形
成するための蒸着金属は基体の一方の面上に選択
的に付着し、他方の面側へつき回ることがないた
めに基体との間が導通することもない。
また、上記各層を形成すべき基体21の面は第
9図のように曲面状に形成されていることも、上
記した均一塗布や蒸着にとつて有利である。これ
に反し、第10図の如く、基体21が90゜若しく
はそれ以下のエツジ31を有していると、このエ
ツジの位置で塗膜の付きが悪くて膜厚が薄くな
り、場合によつてはその箇所で動作時に導電層2
4と基体21とが短絡する恐れがある。
従つて、基体21の面は第9図のように曲面状
に形成するのが望ましい。或いは角部があつて
も、第11図のように鈍角の角部32とする(即
ち90゜以下のエツジを有しない)のがよい。第1
1図の基体21は第12図のように、連続した基
体材料33の両面に互いに一致したマスク(例え
ばフオトレジスト)34を公知の露光、現像プロ
セスで形成し、しかる後にエツチングを行なつて
仮想線で示す如くにマスク34の存在しない領域
の基体材料をすりばち状に貫通除去することによ
つて作成可能である。第13図は、第9図の例を
変形したものであつて、断面円形の基体21を用
いてその一方の面に上記各層を形成した状態を示
す。この基体はワイヤで構成されていてよく、多
数本のワイヤを交互に編むことによつてスクリー
ン基体に構成できる。
なお、上記の例において、上記各層は基体21
の他方の面(露出面)上にまで一部及んでいても
よいが、これはスクリーン感光体としての機能が
劣化しない範囲であればよい。また、上記各層間
には必要に応じて中間層を設けてよく、或いは上
記光導電層上にキヤリア輸送層(例えばビス
(4,N,N―ジエチルアミノ―2―メチルフエ
ニル)―フエニルメタン+ポリカーボネート樹
脂)を例えば10μmに塗布形成してもよい。この
キヤリア輸送層の形成には、キヤリア輸送物質
3.75gとポリカーボネート樹脂(パンライトL―
1250;帝人化成社製)5gとを1,1,2―トリ
クロロエタン100mlに溶かした溶液をスプレーガ
ンで塗布すればよい。なお、光導電層を形成した
後、基体の他方の面上に他の導電層を被着しても
差支えない。
次に、上記キヤリア輸送層を有する第5図(又
は第9図)のスクリーン感光体27を用いた電子
写真複写機を第14図について説明する。この装
置本体の上部には往復動する原稿台41が設けら
れており、この原稿台41上に載置された原稿5
5は照明ランプ42により照明される。43,4
4はミラー、45は固定レンズ、53は絶縁体ド
ラムである。ドラム53の周辺には、負に帯電さ
れた黒色トナーを有する黒色現像器48と、ドラ
ム53上に残留するトナー及び電荷を除去するク
リーニング装置50とが配置されている。51は
ドラム53と同径で、ドラム53と接触して従動
するか又は反時計方向に回転する転写ドラムであ
る。63はコロナ放電器からなる転写電極、62
は複写紙給紙皿、33は複写紙給紙皿62に収納
された複写紙52を一枚ずつ給紙する給紙ロー
ラ、34は複写紙を転写ドラム51に搬送する第
1搬送ローラ、35は転写後に複写紙をドラム5
1から分離し易くするための除電を行なう静電分
離器、36は複写紙をドラム31から強制的に分
離する分離爪である。また、37はヒーター内蔵
の定着装置である。但、実際には複写紙52を案
内するガイド板を設けるが、この図示は省略され
ている。
一方、ドラム53の外側には、光導電層が面す
るように円筒状をなしたスクリーン感光体ドラム
27が配され、このドラム27は原稿台41及び
ドラム53と同期して反時計方向に回転し得るよ
うに配置されている。また、このドラム27の外
側周辺には、スクリーン帯電器38と、スクリー
ン感光体ドラム27上に残留する電荷を除去する
EL(エレクトロルミネセンス)板またはACコロ
ナ除電器などで作つたスクリーン除電器39と、
スクリーン感光体ドラム27の内側でドラム53
に対向する位置に荷電粒子を投射する荷電粒子源
(コロナ放電器)49とが設けられている。
上記のスクリーン感光体27を用いた複写プロ
セスを第15図について概略的に説明する(但、
上述したキヤリア輸送層は図示省略)。
第15A図は、第5図のスクリーン感光体の要
部を拡大図示したものであつて、上記した微細開
口20を隔てて隣接し合つた導電性スクリーン基
体21の各部の要部のみを左右に図示している。
但、スクリーン27は、第5図とは上下逆に示さ
れている。以下、第15B図以降では、理解容易
のために、スクリーン27の各層の断面ハツチン
グを図示省略している。
複写プロセスにおいてはまず、第15B図のよ
うに、スクリーン27の光導電層22の全面をス
コロトロン帯電器38(放電電圧―6KV、グリ
ツド電圧―600V)によつて一様に負帯電(―
300V)せしめる。
次いで、第15C図のように、ハロゲンランプ
を原稿55に当ててその反射光65によつて光導
電層22を像露光する。光量は原稿白色部で
10lux・secとする。これによつて、光導電層22
で発生したキヤリアのうち、ホールが表面の負電
荷を中和し、消失せしめる一方、非露光領域(例
えば黒画像部に相当する領域)では表面負電荷が
そのまま残り、原稿に対応する電荷パターンが形
成される。
次いで、第15D図のように、感光性スクリー
ン27の光導電層22側にドラム53の絶縁層
(又は誘電体層)68を2mm程度の距離を置いて
対向せしめ、かつ導電性スクリーン21の露出面
側にイオン供給源となるスコロトロン帯電器49
を配置し、バイアス層23と導電性スクリーン2
1との間に電源Eより所定のバイアス電圧
(2KV)を印加せしめた状態で、帯電器49(放
電電圧10KV)から正イオン60を投射する。こ
の結果、正イオン60は光導電層22の表面が負
に帯電している非露光領域の電界に吸引され、同
領域の微細開口20のみを通過して絶縁層68上
に到達してそこに沈積し、正極性の静電荷像61
に形成する。この静電荷像61は第15C図の非
露光領域に正確に対応したパターンに形成され
る。一方、光導電層22上に負電荷の不充分な若
しくは消失した露光領域では正イオン60が反撥
され、絶縁層68に到達しない。
こうして形成された静電荷像61は次に、第1
5E図のように現像器(第14図の48)からの
負極性のトナー72で現像することによつて、絶
縁層68上にポジの可視像を得ることができる。
得られたトナー像は次に、複写紙上に公知の技
術により転写、更には定着し、鮮明な複写画像を
得ることができる。
第15D図の工程では、第16図に原理的に示
す如く、バイアス電圧Eの印加によつて、露光領
域ではイオン流60と逆方向の電界62が形成さ
れるので、これによる反撥力でイオン60がスク
リーンを通過しない。しかし、光導電層22上に
負電荷の保持された非露光領域では、その電荷に
よつて生じる電界63がイオン流60と同方向に
生じ、これがバイアス電界に打勝つために、正イ
オンが吸引されてスクリーンを通過することにな
る。
上記の複写プロセスにおいて、スクリーン感光
体27は継目のないエンドレスなドラムとして構
成されているので、第3図につき述べた例と比較
して、スクリーン上の任意の位置で複写プロセス
を開始し、必要とあれば連続して複数の複写プロ
セスを繰返すことができる。このため、種々のサ
イズの画像又は複写紙に対応できることになり、
これに伴なつて感光体27の径を小さくして装置
全体を小型化し、かつ駆動制御が容易で高速化が
図れる。
なお、上記したバイアス層24と基体21との
間の電位差で通過が阻止されるイオン変調特性
は、スクリーンの表、裏に夫々光導電層とバイア
ス層を設けた場合(第1図の例)と同等であつ
た。
次に、上記のスクリーン感光体27を多色画像
の複写に適用した例を説明する。以下において
は、説明を簡単にするため、白地に黒色画像部と
赤色画像部とを有する2色原稿の画像再現につい
て説明する。
第17図は、本発明に基いて二色刷り複写画像
を形成する電子写真複写装置の一例を示してい
る。
この複写装置においては、第14図の装置には
ない手段が付加され、46は光路中に出し入れし
得るように構成された可動の赤色フイルター、4
7は赤色光を反射させ、赤色と補色関係にあるシ
アン色は通過させる可動式のダイクロイツクフイ
ルターであり、光路中に出し入れし得るように構
成されている。第17図では赤色フイルター46
は光路からはずれ、ダイクロイツクフイルター4
7は光路中に配置されている状態を示している。
ドラム状をなした感光体73の表面に感光層78
が設けられ、感光体73が時計方向に回転すると
感光層78がコロナ帯電器54によつて均一に帯
電される。感光層78はセレンあるいは有機半導
体などにより作られる。
感光体73の周辺には、感光層78を均一に帯
電する帯電器54と、正極性の黒色トナー現像器
48と、正極性の赤色トナー現像器59とが配さ
れている。
第17図の装置を用いた二色刷り複写プロセス
を説明する。
即ち、第18A図に示すように、導電性支持体
76上に例えばセレン―テルルより成る光導電性
物質層である感光層78を設けて成る静電荷像支
持体(感光体)73の支持体76と、コロナ帯電
器54との間に電圧を印加し、感光層78を均一
に負に帯電せしめ、次に第18B図に示すように
黒画像部Bおよび赤色画像部Rを有する原稿55
の光像を、赤色とは補色関係にあるシアン色フイ
ルター47を介して感光層78に照射せしめる。
ここで用いるシアン色フイルターとはシアン色の
み透過する光学手段である。これにより、感光層
78には黒画像部Bおよび赤色画像部Rに対応す
る領域以外に光が照射されて静電荷が消失し、前
記領域にのみ負の静電荷を有して成る第1静電荷
像が形成される。矢印は光70の照射を示す。
一方、スクリーン感光体ドラム27に対して
は、第18B図の工程前に次の如き処理を施して
おく。
即ち、第19A図(上述した第15A図に対
応)に示す感光性スクリーンドラム27に対し、
第19B図のように、帯電器38(第17図参
照)によつて一様に負帯電処理を行なう。更に第
19C図のように、第18B図の工程と同時に、
シアン色フイルター47からの反射光65(即
ち、赤画像部R及び白色部Wに対応する光)を対
応するスクリーン上の領域に照射せしめ、第19
C図の如く、非露光領域にのみ元の負電荷を残
す。
次いで、第19D図のように、第15D図で述
べたと同様の配置において、正イオン60を投射
すると、スクリーン27上の負電荷のある領域
(原稿55の黒画像部Bに相当する領域)ではイ
オン60が通過して感光層78上に到達し、そこ
の負電荷(第18B図の工程で形成されたもの)
のみを選択的に中和して消失せしめる。これによ
つて、イオン60の到達しない領域の負電荷が感
光体上に所定パターンに残り、赤画像部Rに相当
した負の静電潜像74が第19E図の如くに形成
される。
こうして、感光層78の赤色画像部Rに対する
領域にのみ負の静電荷を有して成る、黒画像部の
消去された静電荷像が形成される。この静電荷像
を赤色トナーによつて現像することにより第20
図に示すように感光体73に赤色再現部RTが形
成される。
次に原稿55の黒画像部Bを再現するには、別
途、黒画像部を形成する工程を実施すればよい。
すなわち、第21A図に示すように、感光体73
の感光層78をコロナ帯電器54により均一に負
に帯電し、次に第21B図に示すように、原稿5
5の光像を赤色フイルター46を介して感光層7
8に照射せしめて原稿55の黒画像部Bに対応す
る領域にのみ負の静電荷を有して成る静電荷像を
形成し、これを黒色トナーにより現像し、黒色再
現部BTを形成する(第21C図参照)。
こうして、黒画像部B及び赤色画像部Rを有す
る原稿55に対応した二色刷複写画像を第22図
の如くに形成することができるが、このプロセス
は、第18図〜第20図により説明した赤色再現
部RTのみを形成する工程と、第21図により例
示的に説明した黒色再現部BTを形成する工程と
を組合せればよいことが理解されよう。
なお、上記の複写プロセスは、帯電と同時に露
光を行なうことを要しないから、キヤリア輸送能
の低いOPC等の光導電層を用いても通常のカー
ルソンプロセスを適用できるために、感度を良好
なものとすることができる。しかも、電位の制御
が比較的容易で所定の電位を得易く、光導電性層
を高感度となし、また、スクリーン感光体の光導
電層は一層だけでよいから、感光体の疲労による
残留電位や電位変化の影響が少なくなり、更に既
知のプロセスを応用して使用できるために実用性
が高くなる。
以上、本発明及びその変形を例示したが、上述
の例は本発明の技術的思想に基づいて更に変形が
可能である。
例えば、上述のスクリーン感光体及び可帯電層
(誘電帯層又は感光層)に対する帯電極性、現像
用トナーの極性及び種類等は適宜変更可能であ
る。また、色画像の形成工程と黒画像の形成工程
とは順序を逆にすることもできる。また、スクリ
ーン感光体はドラム状以外にも、エンドレスなベ
ルト状等、或いはシート状等の種々の形態にして
よい。なお、本発明は上述の1色、2色のみなら
ず、他の色又はその組合せからなる2色以上の画
像の形成にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は従来例を示すものであつて、
第1図はスクリーン感光体の一部拡大断面図、第
2A図、第2B図、第3図はスクリーン感光体の
製造工程の各段階を示す各断面図、第4図は平板
状スクリーン基体の平面図である。第5図から第
22図は本発明の実施例を示すものであつて、第
5図はスクリーン感光体の一部拡大断面図、第6
図、第7A図、第7B図、第7C図はスクリーン
感光体の製造工程の各段階を示す各断面図、第8
A図、第8B図、第8C図、第8D図、第8E図
はスクリーン基体の作成工程を示す各断面図、第
9図はスクリーン感光体の一部を更に拡大した断
面図、第10図は他のスクリーン感光体の第10
図と同様の断面図、第11図は他のスクリーン感
光体の第10図と同様の断面図、第12図は第1
1図の感光体を作成する一工程の断面図、第13
図は更に他のスクリーン感光体の第10図と同様
の断面図、第14図は電子写真複写機の概略断面
図、第15A図、第15B図、第15C図、第1
5D図、第15E図は複写プロセスを各段階毎に
示す各断面図、第16図はイオン変調の状況を示
す概略断面図、第17図は2色画像形成用の電子
写真複写機の概略断面図、第18A図、第18B
図、第19A図、第19B図、第19C図、第1
9D図、第19E図、第20図、第21A図、第
21B図、第21C図、第22図は2色複写プロ
セスを各段階毎に示す各断面図である。 なお、図面に示された符号において、1,21
……導電性スクリーン、2,22……光導電層、
3,23……絶縁層、4,24……バイアス用導
電層、7,17……感光性スクリーン、8,9…
…スプレーガン、10,25,26……蒸発源、
38,49,54……帯電器、46……赤色フイ
ルター、47……ダイクロイツクフイルター(シ
アン色フイルター)、48,59……各色の現像
器、51……転写ドラム、53……絶縁体ドラ
ム、55……原稿、60……正イオン、61……
静電荷像、62……複写紙、68,78……可帯
電層、72……トナー像、73……感光体ドラ
ム、R……赤画像部、B……黒画像部、W……白
色部、RT……赤画像、BT……黒画像、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 荷電粒子流の通過を制御するための静電荷像
    が形成されるように構成され、この静電荷像によ
    つて制御された荷電粒子流の作用で帯電可能な層
    に所定の静電荷像を形成するのに使用されるスク
    リーン感光体において、 (a) 多数の開口を有する導電性スクリーン基体
    と、 (b) この導電性スクリーン基体の実質的に一方の
    面に設けられた絶縁層と、 (c) この絶縁層上を実質的に被覆する如くに設け
    られたバイアス用の導電層と、 (d) この導電層上を実質的に被覆する如くに設け
    られた光導電層とによつて構成されたこと を特徴とするスクリーン感光体。 2 継目のないエンドレスな回転体として構成さ
    れた、特許請求の範囲の第1項に記載したスクリ
    ーン感光体。 3 導電性スクリーン基体の少なくとも他方の面
    が曲面状に形成されるか、或いは90゜以下のエツ
    ジを有しないように形成されている、特許請求の
    範囲の第1項又は第2項に記載したスクリーン感
    光体。 4 導電性スクリーン基体が電鋳法によつて作成
    されたものである、特許請求の範囲の第1項〜第
    3項のいずれか1項に記載したスクリーン感光
    体。
JP6119283A 1983-04-07 1983-04-07 スクリ−ン感光体 Granted JPS59185339A (ja)

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DE19843412617 DE3412617A1 (de) 1983-04-07 1984-04-04 Photoleitfaehiger raster

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