JPH0214921A - 車両ルーフ用組立ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、天蓋と、該天蓋の補強に役立つ補強グループ
と、補助構造要素である保持取手、サンバイザ、ランプ
等を含む車両ルーフ用組立ユニットに関する。

（従来の技術） この種の公知の組立ユニットの場合（欧州特許０２０３
４８４　Ａ２　）　、補助構造要素（例えば、保持取手
、ランプ）を直接に固定した開な天蓋が設けである。剛
な天蓋を更に補強するのに役立つ補強グループは、剛な
天蓋の前縁を下から被い上記天蓋に固定（例えば、接着
およびまたは螺着）した横梁と、天蓋の上面に取付けて
あって天蓋の縦方向へ延び上記天蓋ともに換気チャンネ
ルを形成する２つの側部縦梁とから成る。天蓋に横梁を
固定する前に、横梁に別の補助構造要素（例えば、サン
バイザ、バックミラー）を取付ける。剛な天蓋、横梁お
よび双方の縦梁は、それぞれ、合成樹脂成形部材である
。公知の組立ユニットは、自動車メーカの組立ベルトラ
イン外で組立て、検査する。

更に、上記組立ユニットは、車体に組込む際、場合によ
ってはロボットを使用して問題なく処理できる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、公知の組立ユニットの剛な天蓋は、必然
的に大きい寸法および補助構造要素（例えば、保持取手
）の保持に必要な大きい強度に関して、比較的高価な構
造部材であり、組立ユニットの全コストに対して本質的
に関係する。

請求項第１項に開示の発明の目的は、上記利点を有し、
しかも、より安価な、冒頭に述べた種類の組立ユニット
を創生ずることにある。

（課題を解決するための手段） この目的は、本発明にもとづき、補強グループとして補
強形枠を設け、天蓋を曲げに剛でない単一構造要素とし
て構成し、天蓋に結合された補強形枠に、補助構造要素
と共働し、補助構造要素を少くとも一時的に天蓋に対し
て位置決めして固定するための固定個所を設けることに
よって、達成される。

（作　用） 補強形枠１０．１０’　、　１１０．２１０は車体に組
立ユニットを組込む前および組込み時の操作中に天蓋１
２．１１２を保持し、天蓋に対して補助構造要素サンバ
イザ１８、バックミラー２９、車内灯３１、保持取手３
６等を少なくとも一時的に位置決めして固定する。

（実施例） 図面を参照して以下に本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図に、スライドチルトルーフのフレーム１０（補強
グループとしての補強形枠）およびカバー１１を模式的
に示した。カバー１１をフレーム１０に結合する機能部
材は、見易いよう除去しである。上記機能部材は、例え
ば、西ドイツ特許Ｄ　Ｅ３５３２１０４Ａ１に記載の態
様で構成できる。フレーム１０は、同時に、フレーム１
０に任意の態様（例えば、接着）で結合した曲げに剛で
ない天蓋１２の補強形枠として役立つ。天ｌ１１２は、
組立状態においてフレーム１０の開口１４と一致する開
口１３を有する。フレーム１０の前記横梁１５から両側
にアーム１６が前方へ延びている。アーム１６は、サン
バイザ１８に枢着された旋回軸受１７を少なくとも一時
的に位置決めし固定するのに役立つ。この場合、固定要
素１９　（例えば、ネジ、グリップ、等）は、旋回軸受
１７、天蓋１２およびアーム１６の相互に同列の開孔２
０．２１．２２を貫通する。フレーム１０の前部横梁１
５の中央範囲には、前方へ向く支持プレート２３が形成
されている。支持プレート２３には、サンバイザ１８の
旋回軸受２４が、旋回軸受２４、天蓋１２および支持プ
レート２３の開孔２６．２７．２８を貫通する固定要素
２５によって取付けである。支持プレート２３には、対
応する態様（図示してない）で、バックミラー２９が結
合してあり、固定要素３０によって車内灯３１が結合し
である。この場合、車内灯３１のハウジングは、天ｌ１
１２の開孔３２にはめ込まれる。

好ましくは合成樹脂フオーム材から構成したフレーム１
０の双方の縦梁３３．３４には、保持取手３６を少なく
とも一時的に位置決めし固定するための突起３５が形成
しである。保持取手３６、天１［１２および突起３５の
開孔３８．３９．４０に係合する固定要素３７が、突起
３５に保持取手３６に固定するのに役立つ。

もちろん、対応する態様で、別のまたは他の補助構造要
素（例えば、時計、スポットライト、スライドルーフ作
動機構などのオーバヘッドコンソール、換気要素、等）
をフレーム１０の対応する固定個所に固定することがで
きる。

このように作製した組立ユニットは、公知の態様（例え
ば、前記Ｅ　Ｐ　０２０３４８４Ａ２）で検査し、次い
で、自動車メーカの組立ベルトラインにおいて、場合に
よっては、ロボットを使用して、車体に取付け、固定す
ることができる。この場合、第３図の保持取手３６の固
定の場合と同様、固定要素を車体の対応する受けと係合
させることができる。第３図に対応して、固定要素３７
はネジとして構成されている。上記ネジは、車体に組立
ユニットを組込む際、例えば、自動ネジ回しを使用して
、車両のビーム４２の対応するネジ孔４１にネジ込む。

大きい外力を受けない軽量の補助構造要素（例えば、車
内灯３１）については、フレーム１０に固定すれば十分
である。

第１図の実施例の場合、補助構造要素のための、アーム
１６、支持プレート２３および突起３５の形の固定個所
がフレームに形成しであるが、第４図の実施例の場合は
、別個に作製した支持部材の補助構造要素の固定個所は
、フレーム１０゛に固定（例えば、螺着、リベット止め
、溶接または接着）したアーム１６°、支持プレート２
３′および突起３５”の形に構成されている。

第５図に対応して、天蓋１２は、下面にフィルム４４又
は布地を被覆したサーモプラスト・フオーム材層４３か
ら構成するのが好ましい。曲げに剛でないこの種の天Ｍ
１２は、開な天蓋よりも本質的に安価であるのみならず
、剛な天蓋に比して本質的な軽量化に寄与する。

フレーム１０または１０”およびカバー１１を相互に結
合する機構（図示してない）は、カバー１０を車の固定
ルーフの上方または下方に引込み得るよう構成できる。

しかしながら、フレーム１０または１０゛は、チルトル
ーフ、複数のカバーを有するルーフまたは複合ルーフの
フレームであってもよい。

第６図に示した組立ユニットは、連続の固定ルーフ面を
有する。即ち、可動カバーを備えてない自動車に使用さ
れる。この場合、上から見てＵ字状補強形枠１１０は、
連続の、即ち、開口１３のない、曲げに剛な天蓋１１２
の前端および両側に沿って延びている。ネジ孔、クリッ
プ受けなどの形の固定個所４６は、フレーム１１０に直
接に構成してあり、機能的に、先行実施例の開孔２２，
２８．４０に対応する。

第７図の実施例は、補強形枠が、Ｕ字状ではなく、曲げ
に開でない天蓋のまわりに延びる独立のフレーム２１０
として構成されている点で第６図の実施例とは異なる。

補強形枠（フレーム）１１０または２１０は、車体に組
込む際に問題なく取扱い得るよう十分な剛性を組立ユニ
ットに与える。この場合も、補助構造要素は、固定要素
１９，２５，３０．３７によって車体自体に最終的に固
定されるまで、補強形枠によって天蓋に対して少なくと
も一時的に位置決めし固定される。天蓋は、補助構造要
素の重量によって座屈しないよう補強形枠によって補強
される。

（発明の効果） 本発明に係る組立ユニットの場合、天蓋自体は、補助構
造要素（例えば、保持取手）を担持する必要はなく、補
強グループの各部材を相互に結合する必要はない。補強
形枠は、自立の構造部材であり、車体に組立ユニットを
組込む前および組込み時の操作中に天蓋を保持し、天蓋
に対して補助構造要素を少なくとも一時的に位置決めし
固定するのに役立つ。従って、天蓋は、補助構造要素を
支持しないので、曲げに剛でない特に安価な構造要素と
して構成できる。曲げに剛でないこの種の天蓋は、特に
、フレーム、積層材などの形の柔弾性合成樹脂およびま
たは織物材料から構成できる。

少なくとも下面にフィルムまたは布地を被覆したサーモ
プラストフオーム材層が特に好適である。

補強形枠は、天蓋の前端の近傍および両側に延びる補強
部材または独立のフレームとして構成できる。補助構造
要素の固定個所は、少なくとも部分的に補強形枠に直接
形成でき、あるいは、少なくとも部分的に補強形枠に固
定した支持部材として構成できる。

フレームに関して可動に案内されたカバーを有する。例
えば、スライドルーフ、チルトルーフ、スライドチルト
ルーフなどの形の組立ユニットの場合、カバーに配した
フレーム、即ち、スライドルーフフレーム、チルトルー
フフレーム、等には、同時に、補助構造要素の固定個所
を担持する補強形枠を形成する。即ち、この場合、補強
形枠を補足して設ける必要はない。

【図面の簡単な説明】 第１図は組立ユニットの分解斜視図、第２図は、組立状
態の第１図の組立ユニットの図面、第３図は第２図の線
■−■に沿う断面図、第４図は補助構造要素の固定個所
を有する別の実施例の補強形枠の部分斜視図、第５図は
補強形枠およびこの形枠に取付けた天蓋の拡大部分断面
図、第６．７図は組立ユニットの別の実施例の斜視図で
ある。 １０．１０”、１１０．２１０−　フレーム（補強グル
ープとしての補強形枠）　、ｌｔ−カバー、１２，１１
２・−天蓋、１３゜１４−開口、１５−前部横梁、１６
−アーム、１　Ｂ−・サンバイザ、２３−　・支持プレ
ート、２９−　バックミラー３ｔ−一一一車内灯、３６
・−保持取手。 特許出願人　ダイキョー・ベバスト株式会社ＦＩ０．１ ＩＧ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）天蓋と、該天蓋の補強に役立つ補強グループと、
   補助構造要素である保持取手、サンバイザ、ランプ等を
   含む車両ルーフ用組立ユニットにおいて、補強グループ
   として補強形枠（１０）（１０′）（１１０）（２１０
   ）が設けてあり、天蓋（１２）（１１２）が、曲げに剛
   でない単一構造要素として構成されており、天蓋に結合
   された補強形枠（１０）（１０′）（１１０）（２１０
   ）には、補助構造要素（サンバイザ（１８）、バックミ
   ラー（２９）、車内灯（３１）、保持取手（３６）等）
   と共働し、補助構造要素を少なくとも一時的に天蓋（１
   ２）（１１２）に対して位置決めして固定するための固
   定個所（アーム（１６）（１６′）、支持プレート（２
   ３）（２３′）、突起（３５）（３５′）、開孔（２２
   ）（２８）（４０））が設置してあることを特徴とする
   車両ルーフ用組立ユニット。
2. （２）補強形枠（１１０）が、天蓋（１１２）の前端の
   近傍および両側にＵ字状に延びる補強部材として構成さ
   れていることを特徴とする請求項第１項記載の車両ルー
   フ用組立ユニット。
3. （３）補強形枠（２１０）が、独立のフレームとして構
   成されてことを特徴とする請求項第１項記載の車両ルー
   フ用組立ユニット。
4. （４）補助構造要素の固定個所が、少なくとも部分的に
   、補強形枠（１０）に直接に形成されていることを特徴
   とする請求項第１〜３項の１つに記載の車両ルーフ用組
   立ユニット。
5. （５）補助構造要素の固定個所が、少なくとも部分的に
   、補強形枠（１０′）に固定された支持部材に構成され
   ていることを特徴とする請求項第１〜４項の１つに記載
   の車両ルーフ用組立ユニット。
6. （６）請求項第１〜５項の１つに記載の組立ユニットで
   あって、枠に関して可動に案内されたカバーを有する形
   式のものにおいて、カバー（１１）に配した補強形枠（
   １０）（１０′）が、同時に補助構造要素の固定個所を
   担持する補強形枠を形成することを特徴とする車両ルー
   フ用組立ユニット。
7. （７）天蓋（１２）（１１２）が、少くとも下面にフィ
   ルム（４４）または布地を被覆したサーモプラスト・フ
   ォーム材層（４３）から成ることを特徴とする請求項第
   １〜６項の１つに記載の車両ルーフ用組立ユニット。