JPH02149115A - 温度センサ用水晶長辺縦振動子 - Google Patents

温度センサ用水晶長辺縦振動子

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JPH02149115A
JPH02149115A JP30345188A JP30345188A JPH02149115A JP H02149115 A JPH02149115 A JP H02149115A JP 30345188 A JP30345188 A JP 30345188A JP 30345188 A JP30345188 A JP 30345188A JP H02149115 A JPH02149115 A JP H02149115A
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JP
Japan
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temperature
cutting angle
crystal
temperature coefficient
side longitudinal
Prior art date
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Pending
Application number
JP30345188A
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English (en)
Inventor
Fumio Kimura
文雄 木村
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Seiko Electronic Components Ltd
Original Assignee
Seiko Electronic Components Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、体温計、温度計等の測温計に広く使用される
水晶温度センサに関する。
〔発明の概要〕
本発明は、体温計、温度計等に使用されている従来の水
晶温度センサの持つ温度係数のバラツキが大きいという
欠点を克服する為に、水晶長辺縦振動子のカット角が反
時計回りに、50°から60゜又は、−50”から−7
0°の範囲に設定された事を特徴とする温度センサ用水
晶長辺縦振動子に関する。
〔従来の技術〕
現在、電子計測のディジタル化の高度の発展にともなっ
て、温度計測の分野においてもディジタル化の傾向が進
んでいる。それにともなった形で、古くからの熱電対、
サーミスタ等の感温素子のかわりに、水晶振動子の周波
数−温度特性を利用した水晶温度センサが特に注目され
ている。周波数−温度特性とは、温度の変化に対して水
晶振動子の周波数が変化する特性である。すなわち、以
下の式で周波数−温度特性(以下、単に温特と略す)を
表すことができる。
Δf/f−α(↑−To)+β(T−↑。)i+γ(T
−↑。)1−・−filここで、α、β、Tは、それぞ
れ−次、二次、三次温度係数であり、11丁。は温度及
び基準温度である。また、Δf/fは、基準温度での周
波数の基準とした、任意の温度Tでの周波数偏差である
<11式において、水晶センサとしては、−次温度係数
αが非常に大きい事が必要条件である。
すなわち、微小な温度変化に対しても、十分な周波数変
化が得られなければならないのである。
このような水晶温度センサとして、従来は二重回転AT
カフト水晶振動子、音叉型水晶振動子、Yカント輪郭す
べり振動子等が利用されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
感温素子として水晶の温特を利用する場合、次温度係数
αが大きくなければならない事は、前述した通りである
。しかし、その他に振動子形状が小型であること、又、
−次温度係数αがカット角変化に対して安定である事も
必要不可欠である。
ところが、前述の二重回転ATカント水晶振動子、Yカ
ット輪郭振動子は、−次温度係数αは絶対値で50〜1
00pp■/℃と大きいものの、振動モードの複雑さに
起因するスプリアス振動の抑制、支持によるエネルギー
損失の観点から形状の小型化が非常に困難であった。ま
た、音叉型水晶振動子においては、形状の小型化は容易
なものの、−次温度係敗αは小さく絶対値で40ppm
/’C程度であるばかりでなく、カット角変化に対して
も非常に不安定であった。−次温度係数αがカット角に
対して不安定であると、製造上のカット角のバラツキと
一次温度係数αが敏感に変化し、測温素子としての温度
計測精度が大きく変動してしまうのである。
このように、従来の水晶温度センサには、様々な欠点が
あったわけである。本発明が解決しようにする問題点と
は、上記の形状の小型化及びカット角に対する一次温度
係数αの不安定性であり、本発明によって両問題を同時
に解決することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
以上のような問題に対し、本発明は理論解析によって、
長辺縦振動モードの水晶振動子のカット角を約+55°
または一65°にすることによって、−次温度係数αを
一80X10−’/’Cと、非常に大きな負の値を持ち
、感温素子としての水晶温度センサとして、使用可能で
あることが判明した。さらに、上記カット角近傍におい
ては、−次温度係数αは捲小値をとりカット角の変動に
対しても安定であり、したがって、温度計測精度も安定
である。
〔作用〕
次に、本発明の特徴とする温度センサとしての水晶振動
子の作用の要点について詳述する。
水晶長辺縦振動子(以下、単に長辺11振動子と略す、
)は、従来その周波数が600KHz〜1.2M)Iz
帯と比較的高周波帯であるにもかかわらず、形状が小型
であり、スプリアス振動も比較的少なく、音叉型水晶振
動子と同一容積を有する収容器に実装できる振動子とし
て注目されてきている。
第1図は、本発明の係る長辺縦振動子の振動部の形状部
と、そのカット角の関係を図示した斜視図である。すな
わち、1は振動部であり、その長さ、幅、厚さはそれぞ
れl、w、tである。またカット角θは水晶結晶のX軸
を回転中心として、反時計回りに回転する角度として定
義される。従来、長辺縦振動子のカット角は、はぼ0°
近傍のものが使用されてきた。カット角がほぼ0°近傍
の場合、温特は、非常に良好となり、温度変化に対して
周波数がほぼ不変となり、高精度発振器等に利用されて
いる。
〔実施例〕
本発明は、上述した特性を利用するものでこの小型化に
適した長辺II振動子を水晶温度センサに利用する為に
、温度特性とカント角の関係を理論解析により明確化し
、感温素子として最適なカット角を決定しようとするも
のである。
長辺sui動子の周波数は以下の式で決定される。
ここで、fは周波数、lは振動部の長さ、ρは密度であ
る。またS■“は弾性定数である。また、温度特性は以
下の弐で定義できる。
Δf/f−α(T−TI)+β(T−T、)寞  ・〜
・・・・・(3)(3)式において、Δf/f、 α、
β、 T 、 Toはit)と同様な物理量である。さ
らに、−次、二次温度係数α、βは周波数が方程式(2
)を温度T0に関して、テーラ−展開する事で定義され
る。すなわち、となる、ここで(2)式の右辺の物理量
l、ρ、S!*は、すべて温度変化に対して変化する物
理量であり、またカント角θの変化に対しても変化する
物理量である。よってカット角θが変化すれば温度係数
α、βは変化するのである。
第2図は、長辺縦振動子のα、βを理論解析した結果を
まとめたグラフである。横軸は、カット角θであり、−
90°から+90°までの範囲である。
縦軸のは、−次温度係数α(x to−’/ ’c )
+縦軸■は、二次温度係数β (xlO−’/℃)であ
る。 グラフ中の黒点は、αΦ値であり、白点はβの値
である。
一次温度係数αは、カット角θが一90°から+90’
の範囲内で約+5 XIO”’/℃〜−90X10−”
7℃の値をとることがわかる。また、−次温度係数αは
カット角が、約+55°及び−65°の時に最小値約−
80X 10”−7℃という非常に大きな負の値を持つ
。即ち、図中の領域■と■である。また、領域■と■に
おいて、−次温度係数αとカット角θの関係は、二次の
放物線状をなしている。すなわち、領域■、■で、−次
温度係敗αは、極小値をとっているのである。この領域
においてはカット角の変動に対して、−次温度係数αは
ほんの僅かしか変化しないのである。第2図のグラフよ
り、長辺縦振動子の一次温度係数αは、カット角が約+
55′″及び−75°の時に極小値−80XIO−’/
’Cという非常に大きな負の値を持ち、しかも、カット
角の変動に対して、はぼ不変であるという事実が判明し
たわけである。
次に本発明の水晶振動子の形状と構造について説明する
第3四は、本発明による長辺縦振動子を用いた水晶温度
センサの形状の平面図である。1,2は振動部であり、
その長さは!である。3.4はフレーム部である。また
5、6は支持部である。7は振動子を固定するための支
持部であり、この部分で支持される。第4図は、第3図
の水晶温度センサを収容器8の中に支持し、収容器を破
断した平面図である。この実施例においては、振動部1
と2の長さlは約3鶴であるので、その共振周波数は約
IMHz帯となっている。また、この周波数帯において
は形状が非常に小型になり、第4図に示す収容器8の直
径りは2ml、長さしは6鶴の収容器に実装が可能であ
る。ちなみに、この収容器の寸法形状は、通常に小型化
された形状であるといえる。また、上記実施例において
は、フレーム部及び振動部の幅W、厚みt寸法の影響に
よってわずかに一次温度係数αとカット角の関係が第2
図の結果と比較して、わずかに変化する。それ故、−次
温度係数αが極値をとるべきカット角の値も、わずかに
ずれる、しかし、実験的手段によって最適カント角は、
50@〜60°または−60”〜−70゜の範囲に存在
する事が確認できた。
〔発明の効果〕
カット角が、50°〜60°または一60°〜−70゛
の範囲に限定された長辺縦振動子を温度センサとして使
用する事によって、次の著しい効果が得られる。
ill  −次温度係数αは、カット角の変動に対して
ほとんど不変であるので、温度計測精度が非常に安定し
た。
(2)  寸法形状、実装寸法が非常に小型になり通常
の音叉型水晶振動子と同一実装寸法となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に関する長辺縦振動子とそのカント角を
示す斜視図、第2図は本発明に関する長辺縦振動子の温
度係数とカット角の関係を示すグラフ、第3図は本発明
による長辺縦振動子を用いた水晶温度センサの形状を示
す平面図、第4図は本発明による振動子を実装した平面
図である。 1.2・・・振動部 3.4・・・フレーム 5.6・・・支持部 8・・・・・収容器 以上 出願人 セイコー電子部品株式会社 代理人 弁理士 林  敬 之 助 *1図 本た明lテf釆る振動;の温度片I注図第2図 本宅1i7’!/’)J辰ie3の形状乞ホT平面図第
3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水晶長辺縦振動子において、x軸を回転中心に反時計回
    りにカット角を50゜から60゜または−70゜から−
    50゜の範囲に設定した事を特徴とする温度センサ用水
    晶長辺縦振動子。
JP30345188A 1988-11-30 1988-11-30 温度センサ用水晶長辺縦振動子 Pending JPH02149115A (ja)

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JP30345188A JPH02149115A (ja) 1988-11-30 1988-11-30 温度センサ用水晶長辺縦振動子

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JP30345188A Pending JPH02149115A (ja) 1988-11-30 1988-11-30 温度センサ用水晶長辺縦振動子

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58222611A (ja) * 1982-06-18 1983-12-24 Kinseki Kk 輪郭水晶振動子
JPS5913930A (ja) * 1982-07-01 1984-01-24 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン 温度センサ
JPS5932834A (ja) * 1982-08-18 1984-02-22 Fujitsu Ltd 水晶温度センサ
JPS61288132A (ja) * 1985-06-17 1986-12-18 Yokogawa Electric Corp 水晶温度計

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