JPH02148656A - 構造体 - Google Patents

構造体

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JPH02148656A
JPH02148656A JP30254088A JP30254088A JPH02148656A JP H02148656 A JPH02148656 A JP H02148656A JP 30254088 A JP30254088 A JP 30254088A JP 30254088 A JP30254088 A JP 30254088A JP H02148656 A JPH02148656 A JP H02148656A
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JP
Japan
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sheet
solid electrolyte
electrode
dispersed
powder
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Application number
JP30254088A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yasuda
直史 安田
Takeo Hara
武生 原
Masaki Nagata
正樹 永田
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M6/00Primary cells; Manufacture thereof
    • H01M6/14Cells with non-aqueous electrolyte
    • H01M6/18Cells with non-aqueous electrolyte with solid electrolyte

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は構造体に関し、さらに詳しくは固体電気化学素
子、特にリチウム電池に好適な構造体に関する。
〔従来の技術〕
電子産業における近年の技術的進歩は著しく、あらゆる
分野にIC,LSI等の電子部品が多く用いられている
が、例えば電池の分野においても、小型化、薄型化等が
図られ、カード型電卓用電源、カメラ用電源、腕時計用
電源等として多社に使用されつつある。
これらの用途に用いられる電池は、アルカリ電池または
リチウム電池がほとんどであり、使用される電解質はい
ずれも液体電解質である。これら液体電解質を使用した
電池は、電池の封口方法に高度の加工技術を必要とし、
現在ではガスケットを介したクランプシールを用いた封
口技術が主流であるが、電池が薄くなるほど封口部材の
電池容積に占める割合が増大し、要求される電池容量を
提供し難くなり、電池の薄型化に限界がある。
このような状況において、電池の小型化、薄型化、全固
体化等のために、高イオン導電性の固体電解質が研究さ
れつつある。
このような固体電解質として、高分子電解質の応用が試
みられており、従来の代表的なものとしてはポリ(メタ
クリル酸オリゴオキシエチレン)−アルカリ金属塩系が
挙げられる。しかしながら、そのイオン導電性は最も優
れたものでも室温でIO−’s/cm程度であり、また
移動イオンの選択性が悪く、カチオン(例えばLi’)
のみならずアニオン(例えばCβ04−)の移動を生ず
る等の問題があり、実用段階に到っていない。
前記問題は、イオン導電率に優れ、カチオン輸率が1に
近いリチウム伝導性の無機質固体電解質を利用すること
ができれば解決でき、高エネルギー密度、低自己放電等
の特徴を有する高性能固体電池を得ることができる。
しかしながら、無機、の固体電解質や電極活物質は、粉
末状であるため、これを電池に利用するには高圧プレス
によるペレット化が必要であり、生産性、均−仕等を得
る上で大きな障害となっている。さらに得られるペレッ
トは硬く、脆いため、薄型化に限界があり、大面積のも
のを得ることが困難である。また電池を製造する際、電
極活物質との接合作業において、大きな加圧力で固体電
解質と電極活物質を密着させる必要があり、作業性、密
着性等のばらつきの問題がある。さらに大面積での接合
を図る場合は電極活物質との均一な密着が得られず、ま
た固体電解質ペレットの破壊を生ずる問題がある。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、薄型
化等を図ることができ、かつ加工性および生産性に優れ
、高エネルギー密度で作動温度域の広い固体電池を得る
ことができる構造体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明の第1は、リチウムチタンリン酸塩を
含む固体電解質粉を絶縁性高分子弾性体中に55〜95
%の体積分率で分散させた電解質シートを、電極活物質
粉と無機質固体電解質粉(以下、単に「固体電解質粉」
という)との混合物を絶縁性高分子弾性体中に50〜9
5%の体積分率で分散させた電極シートおよび/または
金属シート間に積層させたことを特徴とする構造体(以
下、「構造体l」という)に関する。
本発明の第2は、電解質シートを、電極シ・−トおよび
/または金属シート間に積層させた構造体であって、前
記電解質シートおよび電極シートの少なくとも1つが、
電解質シートの場合はリチウムチタンリン酸塩を含む無
機質固体電解質粉を、電極シートの場合は少なくとも電
極活物質粉をそれぞれ絶縁性高分子弾性体中に分散させ
た混合物を網状体の開口部に充填してなるシート状形成
体であることを特徴とする構造体(以下、「構造体■」
という)に関する。
本発明の構造体Iおよびnは、基本的には電解質シート
(以下、単にrsEシート」という)ならびに電極シー
トおよび/または金属シートから構成され、電極シート
または金属シート、SEレシート電極シートまたは金属
シートの順に積み重ね、これらを一体成型して得られる
。一体成型する方法は特に限定されるものではないが、
例えば不活性ガス下、100〜150°C程度の温度で
数十秒〜10分間程度加熱し加圧する方法が挙げられる
。加熱し加圧した後、密着力を均一にするために、不活
性ガス下で1〜3時間程度熱処理を行なってもよい。こ
のようにして得られる構造体は製造し易く、薄型で、大
面積を有するものが得られる。
前記構造体■および■は、さらに必要に応じて集電極を
配置し、簡便な封止技術、例えばエポキシ樹脂等による
樹脂封止またはポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム等によるラミネート封止により実用に供される
本発明に用いられるリチウムチタンリン酸塩は、例えば
式L t+−x Mx T Iz−x  (P Os 
) 3  (式中、MはA、e、Sc、YまたはLa、
xは0.1〜0.9、好ましくは0.1〜0.6、特に
好ましくはO12〜0.4を示す)で表わされ、例えば
TiO□、Li2C0,、(NH,>t HPO,およ
びMア0、(Mは前記と同様である)を、P、O,等の
乾燥剤入りのデシケータ中lO〜30°Cで真空乾燥さ
せた後、所定量混合して800〜1000°Cで1〜1
0時間反応させ、ボールミル等で粉砕混合し、加圧成型
した後、さらに900〜1200°Cで1〜5時間加熱
し、再度ボールミル等で粉砕する方法によって得ること
ができる。
本発明のSEレシートは、前記リチウムチタンリン酸塩
以外の固体電解質粉(以下、「その他の固体電解質粉J
という)を併用することもでき、また該その他の固体電
解質粉は電極シートにおける固体電解質粉としても使用
することができる。
該その他の固体電解質粉としては、例えばLil、Li
r−HzOlL i、 N、 L i、S i O,−
L 13P04等のリチウムイオン伝導性固体電解質、
RbAg4 Is 、KAg4 Is 、Ag5S L
 Ag1−Agg OMoC)+ガラス等の銀イオン伝
導性固体電解質、RbCun  12−X C1z−x
  (X=0.2〜0.6)、Cu r−Cu20−M
ob、ガラス、Cu I−Cuz 0−Pz Osガラ
ス等の銅イオン伝導性固体電解質、H,Mo、□PO,
。°・29H20、o3W12PO4,・29H20等
の水素イオン伝導性固体電解質、Na−β−Aρ201
、Nap、、Z rz P2−I S L 012 (
a=o〜3)で示されるナトリウムイオン伝導性固体電
解質等のイオン伝導性のものが用いられる。
第1の発明に用いられるSEレシート、リチウムチタン
リン酸塩を含む固体電解質粉を絶縁性高分子弾性体中に
55〜95%、好ましくは75〜92%の体積分率で分
散させたもの(以下、単にrSEシートI」という)で
ある。この固体電解質粉の体積分率が55%未満では、
導電率が低下し、また95%を超えるとシート化の際、
得られるSEレシート脆くなる。
第1の発明に用いられる電極シートは、電極活物質粉ま
たは電極活物質粉と無機質固体電解質粉との混合物を絶
縁高分子弾性体に50〜95%、好ましくは75〜95
zの体積分率で分散させもの(以下、単に「電極シート
■」という)である。
前記混合物の体積分率が50%未満では、SEレシート
中固体電解質粉との接触効率が低下して充分な電気化学
素子としての特性が得られず、また95%を超えるとシ
ート化の際脆くなり、シートとしての形状が保てなくな
る。
本発明に用いられる電極活物質としては、黒鉛、アセチ
レンブラック、活性炭等の炭素材料、硫化チタン、硫化
ニオブ、硫化モリブデン、硫化銅、硫化銀、硫化鉛、銀
シュブレル、銅シユブレル、硫化鉄等の硫化物、酸化タ
ングステン、酸化バナジウム、酸化クロム、酸化モリブ
デン、酸化チタン、酸化鉄、酸化銀、酸化銅等の酸化物
、塩化銀、沃化鉛、沃化鋼等のハロゲン化物、銅、銀、
リチウム、金、白金、チタン、これらの金属の合金、ス
テンレス鋼等の金属材料が用いられ、構造体の使用目的
によって適宜選択される これらの電極活物質のうち、固体電解質電池の正極用電
極シートに適するものとしては、固体電解質と電気化学
的にイオンの授受を行なうもの、例えば硫化チタン、硫
化ニオブ、硫化モリブデン、硫化銅、硫化銀、硫化鉛、
銀シュブレル、銅シユブレル、ニッケルシュブレル、硫
化鉄等の硫化物、酸化タングステン、酸化バナジウム、
酸化クロム、酸化モリブデン、酸化チタン等の酸化物等
が挙げられる。また固体エレクトロミックデスプレイの
電極シートに適するものとしては、固体電解質と電気化
学的にイオンの授受を行ない光学的変化をするもの、例
えば三酸化タングステンが挙げられ、さらに固体電気二
重キャパシタの電極シートに適するものとしては、固体
電解質とはイオンの授受を行なわないが、固体電解質と
の界面で電気二重層を形成するもの、例えば活性炭が挙
げられる。
本発明において、電極シートが電極活物質粉と固体電解
質粉の両方を含有する場合には、電極活物質粉と固体電
解質粉の使用割合は、電穫活物質粉/固体電解質粉=1
/4〜5/4(重量比)が好ましい。
また前記固体電解質粉および電極活物質粉の形状および
粒径は特に限定されるものではないが、絶縁性高分子弾
性体との混合のし易さ等の点から、100〜200メツ
シユ(タイラー標準篩)を通過するものが好ましい。
本発明に用いられる絶縁性高分子弾性体としては、l、
4−ポリブタジェン、天然ゴム、ポリイソプレン、SB
R,NBR,EPDM、EPM、ウレタンゴム、ポリエ
ステル系ゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリン
ゴム、シリコーンゴム、スチレン−ブタジェン−スチレ
ンブロック共重合体(以下、rSBS、という)、スチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(以下、
rsIs、という)、スチレン−エチレン−ブチレン−
スチレンブロック共重合体(以下、[5EBS、という
)、スチレン−エチレン−プロピレンブロック共重合体
(以下、rsEP、という)、ブチルゴム1.ホスファ
ゼンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、i、
  2−ポリブタジェン、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、環化ポリブタジェン、環化ポリイソプレン、ポリメ
タクリル酸メチルおよびこれらの混合物等を挙げること
ができる。これらの絶縁性高分子弾性体のうち、粒子の
高充填が可能で、シート間相互の接着性や集電極との良
好な接着性および柔軟性を得る上で、熱可塑性エラスト
マーであるスチレンを必須成分とするブロック共重合体
、例えば5EBS、、SEP等を体積分率で50%以上
含有することが好ましい。また広い温度範囲にわたって
良好な電池特性を維持する点から脆化温度が一40°C
以下で、熱安定性が80°C以上の絶縁性高分子弾性体
が好ましい。
第1の発明のSEレシートまたは電極シート■の製造方
法としては、例えばハンバリミキサーで絶縁性高分子弾
性体と固体電解質粉、電極活物質粉等とを混練し、得ら
れた混合物をロール圧延してシート化する方法、絶縁性
高分子弾性体を溶剤に溶解させた、好ましくは固形分濃
度が50〜80重量%の高分子溶液と固体電解質粉、電
極活物質粉等とをボールミル等で混練し、得られた混合
物をアプリケータバー等で圧延し、溶剤を乾燥すること
によりシートを得る方法等が挙げられる。
特に後者の方法は、100μm以下の厚みムラの少ない
薄膜が得られ易いこと、混練時の発熱が少なく固体電解
質粉の変質および分解が起こり難いこと、さらに混練時
に大気との接触が少なく、固体電解質粉の湿気、酸素等
による変質および分解が起き難いことから好ましい。こ
の場合に用いられる溶剤としては、n−ヘキサン、n−
ヘプタン、n−オクタン、シクロヘキサン、ベンゼン、
トルエン、キシレン、酢酸エチル、トリクレン等の非吸
水性で固体電解質粉と反応しない溶剤を使用することが
好ましく、この場合の絶縁性高分子弾性体としては、前
記溶剤に可溶な1,4−ポリブタジェン、天然ゴム、ポ
リイソプレン、SBR,NBR,SBS、S l5SS
EBS、、SEP、ブチルゴム、ホスファゼンゴム、ポ
リエチレンオキシド、ポリスチレン、1.2−ポリブタ
ジェン等の使用が好ましい。
なお、このSEシート!および電極シートIは構造体H
のSEレシートよび電極シートの一部に用いることもで
きる。
また本発明に用いられる金属シートとしては、リチウム
、リチウムとアルミニウムの合金、三酸化タングステン
などからなるシートを挙げることができ、SEレシート
上蒸着により設けることもできる。この金属シートの厚
さは、通常、10〜200μmである。
第2の発明の構造体■は、SEレシート、電極シートお
よび/また金属シート間に積層させた構造体であって、
SEレシートよび電極シートの少なくとも1つが、次に
示すシート状形成体である。
すなわちSEレシート場合は、リチウムチタンリン酸塩
を含む無機固体電解質粉を絶縁性高分子弾性体中に分散
させた混合物を網状体の開口部に充填してなるシート状
形成体(以下、rsEシート■」という)であり、また
電極シートの場合は、少なくとも電極活物質粉を絶縁性
高分子弾性体中に分散させた混合物を網状体の開口部に
充填してなるシート状形成体(以下、「電極シー111
1」という)である。なお、前記電極シート■としては
、電極シートー3Eシート間の界面抵抗を低減し、界面
における電荷移動が容易に行なわれるようにするために
は電極活物質粉と固体電解質粉の混合物を用いることが
好ましい。
前記SEレシート、または電極シート■の製造方法とし
ては、例えば固体電解質粉、電極活物質粉等を絶縁性高
分子弾性体中に分散させた混合物を、溶媒中に分散させ
たスラリー中に網状体を浸漬し、該網状体に混合物を充
分付着させた後、硬質ゴム、プラスチック、金属等から
なるブレード、ロール等により開口部に充填するととも
に、過剰に付着している混合物を除去する方法が挙げら
れる。この際のスラリー中の混合物の固形分濃度は、好
ましくは50〜80重景%でチン。このようにして網状
体の開口部に混合物を充填した後、例えば20〜30°
Cで、好ましくは不活性ガス雰囲気中で乾燥される。な
お、これらのシートは、SEレシート電極シートまたは
SEレシート金属シートとの密着性、導電率、分極性、
容量等を向上させるために、膝組状体の上下両方または
一方に各5〜25μmの該混合物層を有することが好ま
しい。
上記方法によれば、網状体を母材とするために、極めて
厚み精度の優れたSEシート■または電極シート■を得
ることができ、またこれらは連続的に製造することがで
きる。
電極シートI[に用いられる網状体の材質としては、例
えばセルロース、ナイロン6、ナイロン66、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、シリカ、アルミナ、ガラス等の
非導電性材料、活性炭のような導電性カーボン、銅、ニ
ッケル、チタン、ステンレス鋼等の導電性材料を挙げる
ことができる。
またSEレシートの網状体の材質としては、前記の網状
体のうち非導電性材料からなる網状体が用いられる。網
状体の具体例とし7ては、前記材質からなる織布、不織
布を挙げることができる。これらの網状体の開口率は3
5〜65%の範囲が適当である。開口率は網状体単位面
積当たりの総開口部面積の割合で定義される。開口率が
35%未満であればSEレシートとした場合、導電率が
小さくなり、電極シート■とした場合分極が大きくなり
、また開口率が65%を超えると、SEシート■または
電極シート■としての強度の維持効果が得られないこと
がある。またこれらの網状体の比表面積は50〜100
0rrr/gの範囲が適当である。さらに不織布の場合
、目付けは5〜50g10fの範囲が適当である。網状
体の厚みは、網状体自身の強度および構造体Hの薄型化
を考慮して、非導電性材料からなる網状体の場合10〜
150μm、導電性材料からなる網状体の場合30〜3
00 II mの範囲が好ましく、1開口部当たりの平
均面積は1.6X10−’〜9 X 10−2mm”お
よび隣接する開口部間の幅は20〜120umが好まし
い。
本発明におけるSEレシートよび電極シートに含有され
る固体電解質粉または絶縁性高分子弾性体は、共通でも
異なったものでもよいが、成型体の均質性、SEレシー
ト電極シートとの接着性等の面から、共通のものを用い
ることが好ましい。
また前記S巳シートおよび電極シートの厚みは、それぞ
れ10〜250μmおよび20〜250μmが好ましい
本発明の構造体1および■を用いて固体電池を作製する
に際しては、電極シートを、SEシー!・と接する面か
ら固体電解質粉と電極活物質粉との混合比を段階的に変
化せしめ、SEレシート接する面で固体電解質粉の比率
が大きくなるように複数のシートが混合比の順に積層さ
れ、多層化された電極シートとすることが好ましい。こ
の場合の電極シートの多層化の程度は、特に限定される
ものではなく2層でも効果を有するが、好ましくは3〜
9層である。ただし、加工の煩雑さや厚型化を避ける意
味から3〜6層が適当である。このように電極シートを
多層化することにより、電極シー1−−3Eシ一ト間の
界面抵抗を低減し、電流客用を大きくする効果が得られ
る。
なお、構造体Hにおいては、SEレシートよび電極シー
トのうち少なくとも1枚が網状体を有するものであれば
よい。
本発明においては、それぞれのシートとの接着強度を増
すために、例えば混合物中に変性ロジン、ロジン誘導体
、テルペン樹脂、クロマン−インデン樹脂、フェノール
変性クロマン−インデン樹脂等のロジン系粘着付与剤、
芳香族系粘着付与剤またはテルペン系粘着付与剤を含有
していてもよい。
なお、本発明の構造体IおよびHに組合わせて用いるこ
とのできる集電極の材料は、特に限定されるものではな
いが、耐腐食性、薄型化の容易さ等から、ステンレス箔
の使用が好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
らに限定されものではない。
実施例工 (1) T i OX 、L 1 z CO*、(N 
H4) z H2O2およびAf20.をモル比でTi
O,:Li2CO3: (NH4)zHPO4:ALO
3=1.’7 :0、65 : 3 : O,l 5の
割合となるように秤量した。
これらの原料をPtOs等の乾燥剤入りのデシケータ中
で室温で真空乾燥させた後、混合して900°Cで10
時間反応させた後、ボールミルで粉砕混合した。
粉砕した粉末は、加圧成型後、1200°Cで2時間加
熱した後、再度ボールミルでわ1砕し、粒径200メツ
シユ以下のLi、、3Aj2゜、3Ti、、。
(PO4)iで示される固体電解質粉(f重:2゜9)
を得た。
(2)次に、スチレン−ブタジェン−スチレンブロック
共重合体(日本合成ゴム社製、TR−2000)をトル
エン中に溶解させて高分子溶液を得、これに前記(1)
で得られた粒径200メツシユ以下のL i+、+ A
lo、* Ti+、t  (PO4)3で示される固体
電解質粉を、その体積分率が90%になるように混合し
、ボールミルで2時間混練して混合物を得た。
得られた混合物をテフロンシート上でアプリケータバー
にて引き延ばし、乾燥空気中にてトルエンを蒸発させ、
厚み20μmのSEレシートを得た。
(3)電極活物質粉として、Cu= MO6S7.ll
の粉末と前記(1)で得たL ! +、z Alo、s
 T !、、?  (PO,)、とからなる固体電解質
粉を、重量比でCu3 Mo、、Sl、s  : L 
i+、z Alo、z Ti+、t  (PO4)3 
=1 : 1の割合で混合し、乳バチでアルゴンガス雰
囲気中で1時間混合し、正極用粉末を得た。この正極用
粉末と、スチレン−ブタジェン−スチレンブロック共重
合体(T R−2000)とを(1)と同様の方法で混
練、成型し、正極用粉末の体積分率90%、厚み45μ
mの正極用雪掻シートIを得た。
(4)前記SEレシート、正極用電極シートTおよび厚
み45μrnのリチウムからなる金属シートを順に積層
し、この積層体両面に集電極としてステンレス箔をさら
に積層し、150°Cでプレス成型し、周辺部をエポキ
シ樹脂で封止して固体電解質電池(構造体I)を作製し
た。
第1図に得られた構造体Iの断面図を示した。
図中、1はSEレシート、2は正極用電極シートI、3
は金属シート、4および5は集電極、6は封止材である
得られた固体電解質電池の厚み、全導電率および放電試
験の結果を第1表に示した。
なお、前記全導電率(s/cm)は、交流lKH2での
インピーダンスをLCRメーター(横河ヒューレットバ
ッカード社製、YHP4274A)で評価し、その直流
成分より求めた。
また、放電試験は室温(25°C)および低温(=20
°C)で行ない、0.5mA/c+flの電流密度で放
電し、終止電圧を1■とした場合のCu、、Moa57
. e単位重量当たりのエネルギー密度を求めた。
実施例2 (1)絶縁性高分子弾性体としてスチレン−ブタジェン
−スチレンブロック共重合体をトルエン中に溶解させて
高分子溶液を得、これに実施例(1)で得たLf+、3
Ai!、。、3 T i l、?(P 04)tからな
る固体電解質粉を加えて、ボールミルで2時間混練し、
得られた混合物を容器に移して固形分濃度79重量%に
調製した。一方、織布として厚み50μm、l開口部当
たりの平均面積5.5X10−’M2および隣接する開
口部間の幅50μmのボリエステル製織布を用い、この
織布を容器中の混合物中に浸漬し、織布表面に混合物を
充分に付着させた後、ブレードで織布を挟み、充分な挟
持力を加えつつ、織布をブレードから引張り出して混合
物を織布の開口部に充填させた。得られたシートを窒素
気流中で充分に乾燥させてトルエンを除去し、混合物中
の固体電解質粉の体積分率が90%、厚み70μmのS
Eシート■を得た。
(2)実施例1 (3)と同様にして厚み70μmの正
極用電極シー1−1’を得た。
(3)前記正極用電極シートI°、SEシート■および
厚み70μmのリチウムからなる金属シートを順に積層
し、この積層体両面に集電極としてステンレス箔をさら
に積層して、150°Cでプレス成型し、周辺部をエポ
キシ樹脂で封止し、固体電解質電池(構造体■)を作製
した。得られた固体電解質電池の厚み、全導電率および
放電試験の結果を第1表に示した。
第 表 〔発明の効果〕 本発明の構造体は、イオン伝導性が優れ、また加工性お
よび生産性にも優れ、さらに高エネルギー密度で作動温
度域が広く、この構造体を用いることにより、−次また
は二次の固体電解?f主電池固体電気二重層キャパシタ
、固体エレクトロミックデスプレイ等の薄型化および大
面積化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例1に係る固体電解質電池の断
面図である。 ■・・・SEクシ−I、2・・・正極用電極シー2.3
・・・金属シート、4.5・・・集電極、6・・・封止
材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リチウムチタンリン酸塩を含む固体電解質粉を絶
    縁性高分子弾性体中に55〜95%の体積分率で分散さ
    せた電解質シートを、電極活物質粉と無機質固体電解質
    粉との混合物を絶縁性高分子弾性体中に50〜95%の
    体積分率で分散させた電極シートおよび/または金属シ
    ート間に積層させたことを特徴とする構造体。
  2. (2)電解質シートを、電極シートおよび/または金属
    シート間に積層させた構造体であって、前記電解質シー
    トおよび電極シートの少なくとも1つが、電解質シート
    の場合はリチウムチタンリン酸塩を含む無機質固体電解
    質粉を、電極シートの場合は少なくとも電極活物質粉を
    それぞれ絶縁性高分子弾性体中に分散させた混合物を網
    状体の開口部に充填してなるシート状形成体であること
    を特徴とする構造体。
JP30254088A 1988-11-30 1988-11-30 構造体 Pending JPH02148656A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003022839A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 National Institute For Materials Science 多層構造体とそれを用いたリチウム電池
JP2013225534A (ja) * 2012-04-19 2013-10-31 Shoei Chem Ind Co コンデンサ及びその誘電体層

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