JPH02148442A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転磁気ヘッドを用いた磁気記録再生装置に
係り、特に、コマ煉り記録などにおける動作形態が簡略
化可能な磁気記録再生装置に関する。

〔従来の技術〕 従来の該徨ビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲと称す）
などの磁気記録再生装置においては、供給リールの駆動
は、低コスト化のために専用の供給リール用モータを設
けず、キャプスタンモータを兼用させて行なわせるのが
一般的である。この場合、テープテンションの制御は、
例えば籍開昭６０−３５３６１　　号公報に記載されて
いるように、テンションアームを供給リールにブレーキ
をかけるブレーキバンドとｔｉｖ連動させることによっ
て行なわれていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述した従来のＶＴＲにおいては、コマ
撮り機能については十分に考慮がなされていなかった。

ここで言うコマ熾りとは、公知の如く、１コマを数フレ
ームとして、１コマづつコマ落しでつなぎ燻りする機能
であり、下記の動作順序で行なわれる。

■テープ走行開始。

■記録洒倍号を再生し、新しく記録する信号とトラック
合わせのための同期をとる。

■所定のフレーム数記録。

■テープ走行停止。

■テープを所定量だけ巻戻す。

■テープ走行を停止し、次の記録まで待磯。

そして、従来装置においては、上述のコマ撮り機り目を
夷棉するため、次に述べる理由により、上記■の巻戻し
動作において、慎構邪の動作状態を変えるためのモード
切換えが必要であった。

すなわち、通常の記録あるいは再生モード番こおいては
、供給リールにはブレーキバンドが巻付いた状態であり
、この状態でモードを切換えて巻戻しモードにした場合
、供給リールを巻取り方向に回転させるには、大きなリ
ール駆動力を必要とする。従りて、この駆動力を軽減す
るためにブレーキバンドの巻付けを解除するモード切換
え動作を必要とした。また、前記コマ煉り動作の■がら
■への移行時には、上記とは逆のモード切換え、すなｈ
ち、ブレーキバンドを作動させるモードに切換えが必要
となる。

よって、前記■〜■の一連のコマ撮り動作において、■
と■とでテープの送り方向が異なるため、機構の動作状
態を切換えるモードを必要とし、従来装置では、この機
構の動作状態の切換えに要する時間もコマ撮り動作時間
として必要なため、各コマを短かい時間間隔で記録する
ことができず、操作性が患いという問題があった。また
、モード切換えの頻度は、例えば、２時間テープ１巻に
１コマ４フレームづつ記録する場合、モード切換え回数
は５万回以上に達するため、このモード切換えに係わる
部品には耐久性に潰れた高価な部品を使用しなければな
らず、コストダウンを阻害する要因となるなどの問題も
あった。

従って本発明の解決すべき技術的課題は、上記従来技術
のもつ問題点を解消することにあり、その目的とすると
ころは、コマ燻り動作時におけるテープの巻戻し動作を
、供給リールの駆動を伴なわないキャプスタンの逆転の
みで行ない、前記した機構の動作モードの切換え（ブレ
ーキバンドの作動−非作動状態への切戻え）を不要とし
、コマ撮り記録における動作形態が簡略化でき、以って
、操作性が良く、コマ燻りに要する時間が短縮化可能な
磁気記録再生装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の上記した目的は、磁気テープに信号を記録／再
生するための回転凪気ヘッドを俗載したシリンダと、上
記磁気テープを挟持して搬送駆動するためのキャプスタ
ン及びピンチローラと、前記磁気テープを巻回した供給
リール及び巻取りリールを内包するテープカセットから
前記磁気テープを引き出して前記シリンダに所定角度だ
け巻装させるためのテープ引き出し部材と、前記供給リ
ールにブレーキをかけるブレーキ部材と、該ブレーキ部
材と一体的に可動してテープ張力に応じて変位すること
により前記ブレーキ力をｉ制御するテンションアームと
を具備した磁気記録再生装置において、テープテンショ
ンが低下して前記磁気テープにたるみが生じた場合に、
この磁気テープのたるみを吸収する方向に可動するたる
み防止部材を設けると共に、前記供給リールを駆動する
ことなしに前記磁気テープを小量だけ逆送りするモード
を設け、この磁気テープの小雪逆送りモード時における
テープテンション低下に伴なう磁気テープのたるみを、
前記たるみ防止部材で吸収するように、構成することに
よって達成される。

〔作用〕

たるみ防止部材は、通常の記録あるいは丹生状態では、
テンションアームなどによって維持されたテープテンシ
ョンにより所定の待機位置にある。

そして、コマ燻り動作時にキャプスタンの逆転によって
テープが小量たけ逆送りされて、テープテンションが低
下してたるみが生じると、たるみ防止部材は自身に付与
されたバネによる偏倚方向に移動して、テープのたるみ
を吸収しテープテンションを欣定範囲に抹つように哉能
する。よって、コマ燻り動作中のテープ逆送り時に、供
給リールを駆動してテープを巻戻す必要がなく、供給リ
ールに負荷をかけているブレーキバンドの解法が不要と
なる。

このため、コマ撮り動作において、慎慣の動作モードの
切換え（ブレーキバンドの作動−非作動状態への切換え
）が不要となり、コマ撮り動作時間が短縮され操作性が
同上する。さらに、ブレーキバンドの作動−非作動状態
への切換えは、通常の巻戻し動作時にのみ行なえは良い
から、切換え頻度が大幅に低減され、この機構の動作モ
ード切換えに係わる部品の耐久性がさほどに賛求されず
、安価な部品を用いることが可能となる。

〔実施例〕

以下本発明を図示した実施例によって説明する。

第１図は本発明の１央ＩＭ？！Ｉに係るＶＴＲのテープ
走行糸などを示す概略燐酸の平面図であり、同図はテー
プローディング完了状態を示している。

同図において、１は磁気テープで、図示せぬカセットに
内包された供給リール３及び巻取りり一ル４から、ガイ
ドローラ５ａ　、６ａ及び傾斜ピン５ｂ、６ｂを有する
１組のガイドユニット５．６などによって引き出され、
信号を記鱒／再生する回転磁気ヘッドを有するシリンダ
７に所定角度巻付けられている。上記シリンダ７から巻
取りり一ル４にかけてのテープ経路には、前記ガイドユ
ニット６を柱で磁気テープを一定速度で移送するための
キャプスタン８とピンチローラ９、並びにテープ引き出
しピン２９が各々配置されている。また、シリンダ７か
ら供給リール３にかけてのテープ経路には、磁気テープ
１の＠動を吸収し安定走行させるためのインピーダンス
ローラ１０．固定ガイドピン２８、並びに配球／再生時
にテープ張力を制御するテンションアーム１１とたるみ
防止アーム（たるみ防止部材）１２が谷々配籠されてい
る。

前記供給リール３と係合して回転する供給側リール台１
９の外周部には、ブレーキバンド（ブレーキ部材）１７
が巻付けられており、該ブレーキバンド１７の一端はシ
ャーシ１８に一体的に設けられた保合部に、また、その
他端は前記テンションアーム１１にそれぞれ係合されて
いる。

また、巻取りリール４と係合して回転する巻取り側リー
ル台２０には、テープ送り出しく逆送り）方向への回転
時のみブレーキリング２１に回転を伝達する一方向クラ
ッチ２２が設けられている。そして、上記ブレーキリン
グ２１には、先端にフェルトを固着したブレーキアーム
ｎが圧接されており、ブレーキリング２１の回転時に摺
動負荷を与えるように構成されている。

第２図は、前記テンションアーム１１並ひにたるみ防止
アーム１２の周辺の桝遺を示す斜視図である。

同図に示すように、テンションアーム１１は、支軸１３
を中心として回励町龍に取付けられており、その先鴻部
には磁気テープ１と当接するピン１１　ａが固着されて
いると共に、バネ１４によってテープ引き出し方向（第
１．２図において反時計回り方向）の回動偏倚習性を付
与されている。また、たるみ防止アーム１２は、支軸１
５を中心として回動０Ｔ餌に取付けられており、その一
端部には磁気テープｌと当接するピン１２　ａが固着さ
１’していると共に、バネ１６によって図示反時計回り
方向の回動偏倚習性を付与されている。

２４はストッパで％前記シャーシ１８に植設されたピン
２５　、２６により第１図で上下方同Ｊζ所定量スライ
ド可能であるように保持されており、前記ガイドユニッ
ト５の側面に設けられた凸部５ｃとテープローディング
完了直前に係合する立上げ部２４　ａを有している。２
７はバネで、その両端部をシャーシ１８並びにストッパ
２４に各々掛止されており、テープアンロード状態にお
いて前記たるみ防止アーム１２の端部１２　ｂとストッ
パ２４とが保合する方向に、該ストッパ２４を付勢して
いる。

次に上記した構成に謎づく製作を説明する。コマ撮り記
録における初期状態では、ピンチローラにより磁気テー
プ１がキャプスタン８に圧嵌されており、リールの駆動
モードは、図示しない伝達糸を柱由して＠取りリール４
をｍ鯛する状態となっており、シリンダは定速回転し、
また、ブレーキバンド１７は供給側リール台１９に巻付
いた状態ｊこある。この状態でコマ熾り記録スイッチが
押されると、キャプスタン８が起動して磁気テープ１を
順方向に走行させ、まず再生状態となる。この丹生状態
において、シリンダ７上の磁気ヘッドは磁気テープ１に
記録された信号を再生し、キャプスタン８の制御系の働
きにより、新しくｄピ縁する信号と記録済信号とのトラ
ック位置を合わせるための同期がとられる。然る後、所
定のフレーム数だけ記録してキャプスタン８の回転が停
止される。

以上の丹生、記録動作時においては、前記一方向クラッ
チ２２は、巻取り側リール台２０の回転を前記ブレーキ
リング２１に伝達しないようになっているため、ブレー
キリング２１は停止したままで、従って、継いトルクで
巻取りリール４を駆動できる。

１コマ分記録した後、次のコマ憚りに備えてキャプスタ
ン８のみを逆回転させて、磁気テープ１を所定量だけ逆
送りする。この逆送りの除、一方向クラッチ２２は、会
取り側リール台２０の回転をブレーキリング２１に伝達
し、前記ブレーキアーム詔による摺動負荷によって磁気
テープ１にバックテンションを与え、キャプスタン８及
びピンチローラ９によるテープ逆送り走行を安定に保つ
ように叩出する。

上記テープの逆送りが終了した状態が第３図に示されて
いる。第３図示の状態では、キャプスタン８で所定量た
け逆送りされた磁気テープ１は、シリンダ７と供給リー
ル３との間のテープ経路で、逆送りされた分だけたるむ
ことになるが、このたるみ（テープテンションの低下）
に応じて前記バネ１６で付勢された前記たるみ防止アー
ム１２が同図矢印入方向に回動し、磁気テープ１はたる
みを除去されて、所定のテンションを珠っようにされて
いる。すなわち、シリンダ７部に８いてはキャプスタン
８の逆転鉦に対応した長さだけ磁気テープ１が逆送りさ
れ、この分被に応じたたるみ輩がたるみ防止アーム■２
の矢印入方向のｔｇ１転によって吸収されることとなる
。

上記した磁気テープ１の逆送り菫は、キャプスタン８が
起動してから記録トラックの位置合わせ行うためのトラ
ッキングサーボに必要な長さであり、この長さは例えば
８　ミＩＪ　Ｖ　Ｔ几では約１砂分に相当する１４０程
度と相当に短かく、この程度の不意の巷戻し長さであれ
ば、上述したたるみ防止アーム１２の回動だけでテープ
のたるみを充分に吸収でき、かつ、適正なテープ張力を
維持することができる。なお、テンションアーム１１モ
テープ張力の減少により矢印Ｂ方向に回動するが、ブレ
ーキバンド１７によりその回動量が規制されるため、磁
気テープ１のたるみを吸収してテープ張力を維持できる
量は数關と僅かの値でしかない。

第４図は、磁気テープ１のローディング途上の様子を示
す平面図である。上述したコマ撮り動作におけるたるみ
防止アーム１２の回動量は相当に大きく、たるみ防止ア
ームのピン１２　ａは、テープローディング動作の際の
前記ガイドユニット５の移動軌跡内まで移動する。この
ため、ローディング完了状態以外では、第４図示のよう
に、前記バネ２７の力によって図示下方位置にスライド
している（矢印Ｃ方向）前記ストッパ２４が、たるみ防
止アーム１２の肩部１２　ｂと係合して、たるみ防止ア
ーム１２の回動を阻止するようになされている。そして
、テープローディングの完了直前にガイドユニット５が
ストッパ２４と係合し、テープローディングの完了時に
はガイドユニット５がストッパＵをバネ２７に抗して図
示上方へ押上げ・保持し、ストッパ２４によるたるみ防
止アーム１２の係留を解除した第１図の状態、すなわち
、たるみ防止アーム１２はバネ１６によって回動可能で
あるもテープ張力により所定位置に維持された状態へ移
行されるようになっている。従って、たるみ防止アーム
１２を付設し−でも、テープローディング動作は全く支
障なく行なわれる。

斯様な構成、動作形態をとる該実施例にあっては、コマ
撮り時の磁気テープの逆送りに際して、供給リール３を
駆動することなく、換言するなら、ブレーキバンド１７
の解除動作を必要とせず、テープの逆送りとたるみ防止
（テープテンションの維持）が夾現でき、よってコマ燻
り記録時の動作形態が簡略化できて機構の耐久動作信頼
性などが向上でき、また、コマ撮りに要する時間が短縮
可能となる。

第５図は本発明の他の実施例を示す平面図であり、同図
において、第１図〜第４図に示した前記実施例と均等の
部材には同一符号を付し、その説明は重複を避けるため
に省略する。

第５図において、３０は、その基端部を支′＠１３に保
持され該支軸１３を中心として回動可能なテンションア
ームで、ブレーキバンド１７の一端が係止されていると
共に、バネ１４によりブレーキバンド１７を引張る方向
（図示反時計回り方向）に付勢されている。該テンショ
ンアーム３０の中央部には、たるみ防止アーム３１の回
動中心となる支＠３３が固着されており、またテンショ
ンアーム３０の先端部には、たるみ防止アーム３１の回
動量を規制するためのストッパ３４が設けられている。

たるみ防止アーム３１は、上記支＠３３を回動中心とし
てテンションアーム３０上に軸支されており、テンショ
ンアーム３０とたるみ防止アーム３１に両端を係止した
バネ３２によって該たるみ防止アーム３１は図示反時計
回り方向の回動習性を付与されていると共に、たるみ防
止アーム３１の先端部のテンションピン３１　ｇが磁気
テープ１との接触を保たれるようになっている。

３５は、シャーシ１８に固定された支持アームで、該支
持アーム３５の先端に植設されたピン３５　ａが磁気テ
ープ１と当接するようになっており、この支持アーム３
５とシャーシ１８との間をたるみ防止アーム３１が通過
できるように構成されている。

次に上記した構成をとる該実施例の動作について説明す
る０通常の記録または再生時には、前記たるみ防止アー
ム３１は、磁気テープの張力により図示矢印Ｂ方向に付
勢されてストッパ３４に押圧された状態にある。このた
め、通常の記録または再生時には、たるみ防止アーム３
１はテンションアーム３０と一体となって動作して、テ
ープ張力に応じてブレーキバンド１７の巻付は力を制御
し、テープ張力を一定に保つ。

一方、コマ撮り動作におけるテープ逆送り時には、キャ
プスタン８のｉ＝によりテープ張力が下がりテンシラン
アーム３０は図示矢印入方向に回動するが、すぐにブレ
ーキバンド１７によりその回動が規制される。さらに逆
送りさイｔ、て生じる磁気テープ１のたるみは、たるみ
防止アーム３１が支軸おを中心に図示矢印Ａ方向に回動
することによって吸収され、テープ張力は所定レベルに
維持される。

なお、このたるみ吸収状態のたるみ防止アーム３１が第
５図で点線で示されている。

斯様に従来のテンションアームを２分割して、ブレーキ
バンド１７の動作による規制を受けないたるみ防止アー
ム３１を設けた該実施例においても、前記実施例と岡等
の効果を奏することができる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、コマ撮り動作中のテープ
の巻戻し動作を供給リールの動作を伴なわないキャプス
タンの逆転のみで行ない、テープ逆送りで生じるたるみ
をたるみ防止部材（アーム）で吸収してテープテンショ
ンを維持させるようにしているので、機構の動作モード
の切換え、すなわち、ブレーキバンドの作動−非作動状
態への頻繁な切換えが不要となって、この機構の動作モ
ードの切換え時間分だけコマ撮り動作時間が短縮され、
操作性が同上する上、コマ燻り記録時の動作形態が？１
２！略化できて、機構の耐久動作信頼性も高まる。また
、ａ！構の動作モードの切換えのための部品の使用頻度
も大幅に低減できるため、この部品のコストダウンが可
能となる。さらに、実施例の如くたるみ防止部材をバネ
によった駆動するようになせば、従来必要とした機構の
動作モードの切換えのための電力が節約でき、この分だ
けコマ撮りにおける消費′亀力も低減できるなどの効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

＠１凶〜第４図は本発明の１火縄例に係り、第１図はテ
ープローディング完了状態のＶＴＲの概略構成を示す平
面図、第２図はテンションピン及びたるみ防止アームの
周辺を示す要部斜視図、第３図はコマ撮りにおけるテー
プ逆送り時の状態を示す平面図、第４図はテープローデ
ィング途上時の様子を示す平ｌ１ＩＩｉ図、第５凶は本
発明の他の実施例に係るテープローディング完了状態の
ＶＴＲの概略構成を示す平面図である。 ｌ・・・磁気テープ　　　　３・・・供給リール４・・
・巻取りリール　　　５．６・・・ガイドユニット７・
・・シリンダ　　　　　８・・・キャプスタン９・・・
ピンチローラ １０・・・インピーダンスローラ １１・・・テンションアーム　１２・・・たるみ防止ア
ーム１４　　、　１６　・・・ノ望ネ １８・・・シャーシ ２０・・・巻取り側リール台 ２２・・・一方向クラッチ ２４　・・・　ス　ト　・ン　ノず ３１・・・たるみ防止アーム １７・・・ブレーキバンド １９・・・供給側リール台 ２１・・・ブレーキリング 詔・・・ブレーキアーム ３０・・・テンションアーム ３２・・・バネ 〒２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気テープに信号を記録／再生するための回転磁気
   ヘッドを搭載したシリンダと、上記磁気テープを挟持し
   て搬送駆動するためのキャプスタン及びピンチローラと
   、前記磁気テープを巻回した供給リール及び巻取りリー
   ルを内包するテープカセットから前記磁気テープを引き
   出して前記シリンダに所定角度だけ巻装させるためのテ
   ープ引き出し部材と、前記供給リールにブレーキをかけ
   るブレーキ部材と、該ブレーキ部材と一体的に可動して
   テープ張力に応じて変位することにより前記ブレーキ力
   を制御するテンションアームとを具備した磁気記録再生
   装置において、 テープテンションが低下して前記磁気テープにたるみが
   生じた場合に、この磁気テープのたるみを吸収する方向
   に可動するたるみ防止部材を設けると共に、前記供給リ
   ールを駆動することなしに前記磁気テープを小量だけ逆
   送りするモードを設け、この磁気テープの小量逆送りモ
   ード時におけるテープテンション低下に伴なう磁気テー
   プのたるみを、前記たるみ防止部材で吸収するようにし
   たことを特徴とする磁気記録再生装置。 ２、請求項１記載において、前記たるみ防止部材は、前
   記テンションアームとは独立して動作可能に配置された
   ことを特徴とする磁気記録再生装置。 ３、請求項２記載において、テープローディング動作時
   に前記たるみ防止部材が前記テープ引き出し部材の移動
   経路上へ位置しないようにするためのストッパを設け、
   該ストッパは、テープローディング完了直前に前記テー
   プ引き出し部材と係合することにより前記たるみ防止部
   材の係止を解除し、テープローディングの完了状態にお
   いては前記たるみ防止部材が前記テープ引き出し部材の
   移動経路上へ回動可能となるように構成したことを特徴
   とする磁気記録再生装置。 ４、請求項１記載において、前記たるみ防止部材は、前
   記テンションアーム上に回動可能に支承されたことを特
   徴とする磁気記録再生装置。 ５、請求項１記載において、前記テンションアームに所
   定方向の回動偏倚習性を付与するための第１のバネ手段
   と、前記たるみ防止部材に所定方向の回動偏倚習性を付
   与するための第２のバネ手段とを設けたことを特徴とす
   る磁気記録再生装置。 ６、請求項１記載において、磁気テープの逆送り動作時
   にのみ、一方向クラッチを介して前記巻取りリールに回
   転負荷を付与するブレーキ手段を設けたことを特徴とす
   る磁気記録再生装置。