JPH02147775A - 制震装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、建物等の構造物における制震装置に関し、更
に詳しくは、構造物の上方部に設けた張りを構造物の揺
れの対抗力として作動させて、構造物の揺れを和らげる
ように機能する装置に関する。。

（従来の技術） 建物等の構造物における地震対策として１強固なノ＾礎
の上に構築する耐震構造あるいは基礎と建物との間に積
層ゴムなどを挟み込んで振動を和らげる免震構造などに
加えて、最近、建物の、Ｌ部階に配置した重りの振動に
よるマスダンパ作用を用いた制震構造が注目されている
。

このマスダンパ方式による朋震手段は、重り（マス）の
振動形態によりパッシブ・マスダンパ方式とアクデイプ
・マスダンパ方式に大別される。即ち、パッシブ・マス
ダンパ方式では、プールに貯留した液体或いは床面な移
動可能な固体重り等の自由揺動による振動エネルギー吸
収７段等が在り、他方、アクティブ・マスダンパ方式と
しては鉄塊などの重りを電算機計算によりその時々の振
動に対して最適の強さと速度で対抗力が生じる向きに移
動させる手段が提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、Ｊ：記マスダンパ方式の内、アクティブ・マ
スダンパ方式が機能面で有利である反面、前記重りを床
面に対して自由な向きに移動させるためにスライディン
グプレートを有する静圧軸受は機構を要し、その精度保
持並びに前記プレート面の防錆、防塵などの保守か必要
であると共に、殊に、重りを動かす加振機とそのランニ
ングコストを要し、加えて、加振機によって動かされる
重りか前記プレート面上て回転しないように作用する回
転防止リンク機構を附設しなければならないなど、構造
の複雑化に伴う設備価格高と維持六晶とに難点かあった
。

そこで、本発明は、かかるアクティブ・マスダンパ方式
の調理システムにおいて１機構構成の可及的簡略化を計
ると共に維持費の軽減をなし得る装置の開発を目的とす
る。

（課題を解決するための手段） しかして、この目的は、本発明によれば建物等にその重
陽の１％程度の重りを揺動自在に設置する一方、センサ
ーで建物等の揺れを検知し、電算機処理）°に該捏れの
対抗力を算出して、該対抗力に基く信号で作動する加振
機によって前記ｔりを揺動させる調理システムにおいて
、天井若しくは梁ａ造体に一本乃至複数本のワイヤーを
用いて前記重りを吊り下げ、少なくとも二個の互いに交
叉向きに作動する油圧アクチュエータを前記ワイヤーの
中間位置に作用させるように構成してなる制震装置によ
って達成することが出来る。

（作　用） 即ち、−木若しくは複数本のワイヤーによって吊り丁げ
られた川りは、揺動自在であるとｊ（に、ワイヤーの捩
れ効力（−本吊り状層；）及び複数本吊り構成によって
回転防止リンク機構等ｒＩ７用機構を用いることなくて
、その回転を阻止されている。

かかる作用下のワイヤーの中間位置に働く油圧アクチュ
エータは、その少なくとも一二個を尾に交叉する向きの
外力を該ワイヤーケえるように配置することによって、
該ワイヤーを介して重りを駆動する加振機として機能す
ると共に。

ストローク域の狭い小嵩な機構並びに両ロットアクチュ
エータの採用による省エネルギー下での作動か可能とな
る。

（実施例） 次に、本発明の図示の実施例について説明する。

第１図は本発明の一実施例の基本的構成を示す側面図で
、建ｖＲ等の上部隅の梁構造部ｌにＬ方作用端Ａを固定
した一本のワイヤー２によって、建物［１の略１Ｘ程度
の重賃からなる徽り３を、第２図に示すように中心支持
により吊り下げてあり、該ワイヤー２の下方作用端Ｂと
前記上方作用端Ａとの間（距離Ｌ）の支点Ｃ（ＡＣ間距
離文）に、アクチュエータ４のロット４ａをユニバーサ
ルジヨイントを用いて取付けである。

そして、該アクチュエータ４自体は建物の一体構造部に
同じくユニバーサルジヨイントを介して取付けである。

第３図及び第４図図示の本発明の他の実施例では、前記
重り３を支持する中心ワｒヤー２８に加えて、該毛り３
の四隅をそれぞれ垂直係架する四本のワイヤー２ｂを有
し、且つ、前記実施例と同様にアクチュエータ４を中心
ワイヤー２ａの中間支点Ｃに作用させるようになしであ
る。

そして、このような複数本のワイヤー２ａ、２ｂによる
吊り下げ構造の場合では、各ワイヤ一端（Ａ点又はＡ及
びＢ点）をユニバーサルジヨイントを用いて取付け、更
に、各ワイヤーの組長さ（距離Ｌ）の誤差を考慮して、
少なくとも中心ワイヤー２ａの一本にはその先端に板バ
ネを調整機能材とした取付は手段が採用される。

この実施例を第５図に示す、即ち、前記ユニバーサルジ
ヨイントは支端５を同図左右向きに回動自在に軸支した
外体６を同図紙面の前後向きに二叉筺体７で軸支した構
成からなり、前記支端５を板バネ８の中央に固定し、か
つ、該板バネ８の側縁を重り３の窪み穴９の縁に固定し
である。

なお、前記アクチュエータ４はそのロッド４ａをワイヤ
ー２又は２ａの中間支点Ｃに働かせることによって、重
り３をＸ距離だけ移動させるのにＸ″（×’／ｘ＝ｉ／
Ｌ）たけ作動すれば良く、従って、この支点Ｃまでの距
離見を短くすることて１イロ・・Ｉトアクチュエータを
使用することが可能である。

このような構成よりなる実施例によれば、地震等によっ
て建物が揺れると、これをセンサーて感知し、小型コン
ピュータで捏れを分析してｘｙ軸方向に配置したアクチ
ュエータ４を作動させて、重り３を前記揺れに対する効
力を発生する向きに＠動させる。

これによって、第１図示実施例のワイヤード力作用端Ｂ
を東り３に固定したＭＡ成では、同図ヒ鎖線図示の如く
、該重り３はト方作用端Ａを中心に旋回向きに移動する
か、第２図示実施例のワイヤー上方又は／及び下方作用
端Ａ、Ｂをユニバーサルジヨイントで取付けた構成では
、同図り鎖線図示の如く、該重り３は平行向きに１−昇
移動する。

従って、このアクチュエータ４による駆動を前述の小型
コンピュータによる揺れの分析信号に基き、ｘｙ軸方向
に作動させることにより。

この川り３を揺れの向きと抗する向きに揺動させて、こ
れによる揺れのエネルギーを中和吸収することか出来、
結果的に、建物等の姪れを佇通の場合の１／３程度に減
衰させることか出来る。

〔発明の効果〕

このように、本発明装置によれば、重りを−・本乃至数
本のワイヤーて揺動自在に吊り下げ、かつ、少なくとも
二個の互いに交叉向きに作動する油圧アクチュエータを
前記ワイヤーの中間位置に作用させるように構成したの
で、先ず、張り配置のために静圧軸受は機構並びに重り
の捩れ防止リンク機構を廃止することが出来て構成の簡
略化に伴う設備コストの低廉化を計ることが出来、しか
も、ワイヤー中間支点に作用させるアクチュエータをス
トローク域の狭い小嵩な機構部として構成することがＯ
ｒ能で、設備全体の省スペース化を計る上で有効であり
、さらに、スライディングプレート等を使用しないのて
、それ等の厄介な保守作業を必要としないと共に、アク
チュエータとしてストローク域か短いことから両ロット
アクチュエータを用いることか可能であるので、これに
よって、該アクチュエータ作動の省エネルギー化が計れ
るなど。

本発明装置は従来のこの種装置に比べて、実用化を進め
る上で極めてＳ著な効果を有すものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例における基本的構成を示
す側面図、第２図はそのｆ＠図、第３図及び第４図は本
発明装置の他の実施例を示す側面図及び平面図、第５図
は本発明装置における要部を一部縦断して示す平面図で
ある。 （符号の説明） ｌ・・・梁構造体　　２．２ａ、　２ｂ　・・・ワイヤ
３・・・重り　　　　４・・・アクチュエータ代理人　
弁理士　　天　野　　泉

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 建物等にその重量の１％程度の重りを揺動自在に設置す
   る一方、センサーで建物等の揺れを検知し、電算機処理
   下に該揺れの対抗力を算出して、該対抗力に基く信号で
   作動する加振機によって前記重りを揺動させる制震シス
   テムにおいて、天井若しくは梁構造体に一本乃至複数本
   のワイヤーを用いて前記重りを吊り下げ、少なくとも二
   個の互いに交叉向きに作動する油圧アクチュエータを前
   記ワイヤーの中間位置に作用させるように構成してなる
   制震装置。