JP2689652B2 - 制振装置 - Google Patents
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Description
ー、鉄塔等の構造物の上部に取り付けてこれら構造物の
風荷重(空気力)による振動や、地震による振動振幅を
抑えて早期に振動を減衰させるために用いる制振装置に
関するものである。
示す如く、構造物aの頂部に、内部を横方向に金網bに
より多数に仕切ってあるタンクcを設置し、該タンクc
内に水等の液体dを所要量入れた構成とし、構造物aの
揺れを、タンクc内の液体dが金網cを通過しながら左
右へ移動することによるスロッシング現象により制振す
るようにしたもの〔「ビルディングタワー」(1988年12
月発行)や、日本建築センター情報交流会新建築構造技
術セミナーにおける「制振、免震構造建築物の技術開発
について」と題するテキスト(昭和63年10月 財団法人
日本建築センター発行)〕があり、あるいは、第12図
に示す如く、構造物aの頂部に、上下方向に多層に積層
してなる積層ゴムeを設置し、該積層ゴムeの上端に錘
りfを支持させた構成とし、構造物aの揺れを、積層ゴ
ムeを介して錘りfが振動することにより制振するよう
にしたもの、が提案されている。
スロッシングさせる第11図に示す例の場合、 (I) 制振用の錘りとして液体dを使用しているた
め、装置全体が大型化すること、 (II) タンクc内にて液体dが金網bを介して移動す
るが、その減衰率を変化させるのが困難であること、 (III) 構造物aの固有周期に装置自体の固有周期を
同調させることが困難であること、 (IV) 応答制が悪いこと、 (V) 大ストロークが不可能であること、 等の問題があり、一方、積層ゴムeと錘りfを組み合わ
せた第12図に示す例の場合、 (I) 錘りfを積層ゴムeで支えているため、装置の
マスをあまり大きくできないこと、 (II) 減衰率は積層ゴムによって決まってしまうの
で、減衰率を任意に変えることができないこと、 (III) 構造物aの固有周期に装置自体の固有周期を
同調させることが難しいこと、 (IV) 積層ゴムeが劣化するため、寿命が短いこと、 (V) 大振幅がとれないこと、 等の問題がある。
く、構造物に与えられる振動エネルギーを錘りの運動エ
ネルギーに変え、それを効率よく減衰することにより、
構造物の振動を少なくすることができるようにした制振
装置が、既に本出願人によって出願されている(特開昭
63−250955号)。これは、単振子方式を発展させたもの
で、第13図に概要を示す如く、錘り24を、円弧状に湾曲
形成した形状として構造物23上に設置した支持ローラ22
上に、単弦振動を行えるように載置した構成としてあ
る。
ける制振制御の原理を第14図を参照して説明する。第14
図中、30はアクチュエータ25によって加振される振動
台、26は該振動台30上に移動自在に載置した供試体(第
13図の構造物23に相当)、27は錘り(第13図の錘り24に
相当)、28,29はブラケットである。今、供試体26に作
用する空気力(風荷重)をPとし、供試体26の質量を
M、供試体26の換算ばね定数をK、供試体26の減衰係数
(付加減衰定数:2Mhω)をC、供試体26の水平方向の直
線変位量(絶対座標)をXとし、錘り27の質量をm、錘
り27のばね定数をk、錘り27の振動を制御する制御力を
p、錘り27の水平方向の直線変位量(供試体26に対する
相対座標)をxとしたとき、供試体26と錘り27の運動方
程式は、 M+C+KX+m(+)=Pcosωt…(1) (ω:固有振動数、t:時間) m+m+kx=p(t) …(2) ここで、供試体26及び錘り27が単弦運動をしているもの
とすると、 X=Asinωt …(3) (A:振幅) x=Bsin(ωt+α) …(4) (B:振幅、α:ωtに対する位相差) このとき、ばね定数K及びkと供試体26、錘り27との間
には、 K=(M+m)ω2 …(5) k=mω2 …(6) の関係がある。したがって、(3)方式及び(4)式の
うち質量とばね定数を含む項は次の如く常に零となる。
じときに、供試体26の減衰と錘り27の運動による力が空
気力Pと釣り合っていることを示している。すなわち、
錘り27の運動が供試体26の運動に対して90゜遅れた形
(−90゜)で動作したときに、供試体26の減衰と同じ方
向に力が働き振動を止めようとすることが判る。したが
って、α=−90゜として(9)式を書き直すと、 Pcosωt=2MhAω2mBω2cosωt =(2MhA+mB)ω2cosωt …(11) となる。又、錘り27の振幅Bは(11)式より、 m・B=(P/ω2)−2MhA …(12) となる。
(アクティブ)であっても受動型(パッシブ)であって
も成り立つので、(10)式の示す力p(t)は、能動型
の場合は制御する力、受動型の場合は減衰する力と考え
ればよい。
である。
装置の質量の動きによって得られる。
の反対向きの力を制御力あるいは減衰力として与えるこ
とによって安定した振動となる。
円弧状の錘りを利用した単弦振動方式の制振装置が設置
してある状態において、空気力等により構造物に揺れが
発生したときに、構造物の揺れに対して90゜遅れた形で
錘り21に単弦振動を行う揺れエネルギーが与えられる
と、そのエネルギーが構造物に対して最適な状態で与え
られるため、構造物の揺れが素早く抑えられる。
制振装置における錘り24を第15図に示すように単振子と
して考えた場合、その固有振動周期Tは重心Gの振動半
径Rで決まる。すなわち、 更に、錘り24の質量をm、水平方向変位量をxとしたと
き、垂直方向変位量yは、 として求めることができる。
利用した単弦振動方式の制振装置の場合、単振子方式に
比して、低い固有振動数を作るときに振子長を短くでき
て装置全体の設置空間が狭くて済むという利点がある。
の制振装置の場合、目的とする固有振動数が得られるよ
うに錘りの形状や質量を決定して製作した後には、その
構成上、制振運動中に固有振動数を簡単な機構で調節さ
せるようにすることは難しいと考えられる。
ーを錘りの運動エネルギーに変えてそれを効率よく制御
又は減衰することにより構造物の振動を少なくすること
ができ、且つ固有振動数の調整を制振運動中でも容易に
行うことができるような制振装置を提供しようとするも
のである。
した支持ローラ上に、底面をV字型に形成した錘りを揺
動自在に載置して、該錘りを、等価的に単振子に類似し
た制振質量としてなる構成とする。
に形成し且つV字の角度が変更できるように中央部を屈
曲できるようにした錘りを揺動自在に載置すると共に、
該錘りの底面に揺動方向に延びるラックを設け、且つ該
ラックと噛合するピニオンを有する軸に減速機を連結
し、該減衰機に減速機を接続してなる構成とするとよ
い。
型に形成し且つV字の角度が変更できるように中央部を
屈曲できるようにした錘りを揺動自在に載置すると共
に、該錘りの底面に揺動方向に延びるラックを設け、且
つ該ラックと噛合するピニオンを有する軸に減速機を連
結し、該減速機に減衰機を接続してなる上下の制振機
を、各々の錘りの揺動方向が水平面で直交するように重
ねて配置してなる構成とすることができる。
装置を備えた構成とすることもできる。
と、等価的に単振子に類似した制振質量とすることがで
きる。
するピニオンを有する軸に減速機及び減衰機を接続した
場合、構造物に揺れエネルギーが与えられると、この揺
れエネルギーが錘りの揺動(振動)エネルギーに変換さ
れ、この揺動エネルギーがラック、ピニオン、軸、減速
機を介し減衰機で消費され、構造物の揺れを効果的に抑
えることができる。又、この際、錘りの下り曲げ角、あ
るいは、支持ローラの間隔を変えることで固有振動数の
調整を容易に行うことができる。
の制振機を重ねて配置すると、構造物の前後、左右方向
の揺れが速かに抑えられる。
装置を制動力として作動させるだけで制振効果が得られ
るようになる。
平板状に形成した2つの錘り体3a,3bの端を突き合わせ
て蝶番の如く折り曲げ可能に組み合わせると共に、その
折り曲げ角を任意の角度に設定できるように、たとえ
ば、スプライン軸16を貫通させて連結して底面がV字型
をなす錘り3を構成し、一方、外力を受けて振動する構
造物1の頂部に設けたベース2上に、所要間隔を隔てて
2個所に支持ローラ4を設置し、該左右の支持ローラ4
上に、上記V字型の底面をもつ錘り3を構造物1の揺れ
方向へ単弦振動するように揺動自在に載置して、重力を
利用した復元力によりばね系を構成すると共に、該錘り
3の各錘り体3a,3bの両側部に設けた突起5が錘り3を
前後で挟む位置に設置した架台6上の左右のバッファ7
に当接する範囲で上記錘り3の振動領域が規制されるよ
うにし、又、上記錘り3の下面にラック8を振動方向に
沿って設けると共に、該ラック8の下方部にラック8と
直交するように軸9を各錘り体3a,3b毎に配置して、該
各軸9を上記ベース2に軸受10を介してそれぞれ回転自
在に支持させ、且つ上記各軸9の中間部に、上記ラック
8と噛合するようにピニオン11をそれぞれ取り付け、上
記錘り3の振動エネルギーをラック8、ピニオン11を介
して軸9に回転エネルギーとして伝えられるようにし、
更に、上記各軸9の一端部を、別の架台12上に設置した
減速機13にそれぞれ連結し、且つ該各減速機13の出力軸
13aに、左右に張り出すレバー14を固設すると共に、該
レバー14の左右両端部と上記ベース2との間に、オイル
ダンパー15を減衰機としてそれぞれ介装設置し、上記減
速機13に入力される軸9の回転エネルギーを減速機13を
介してオイルダンパー15により減衰させられるようにす
る。なお、17は錘り3の単弦振動をガイドするために図
示しない支持フレームに支持させたサイドローラであ
る。
装置が設置してある状態において、空気力等により構造
物1に揺れが発生すると、その揺れエネルギーは錘り3
に伝達されるため、錘り3は構造物1の揺れに対して90
゜遅れで単弦振動を開始する。このとき、錘り3の下面
に設けてあるラック8と錘り3の下方に配してある各軸
9上のピニオン11とが噛合しているため、錘り3の振動
エネルギーは上記ラック8、ピニオン11を介して軸9に
回転エネルギーとして与えられる。上記各軸9に回転エ
ネルギーが与えられると、該各軸9の一端部に減速機13
が連結してあるため、該減速機13により軸9の回転が減
速されることになり、更に、この際、上記減速機13の出
力軸13aにオイルダンパー15が設けてあるため、該オイ
ルダンパー15が減速機13を介して揺動作動させられ、上
記軸9の回転エネルギーが減衰させられる結果、構造物
1の揺れが抑えられる。すなわち、本発明においては、
構造物1に入ってくる空気力等のエネルギーを錘り3の
運動エネルギーに変換し、これをラック8、ピニオン1
1、軸9、減速機13を介してオイルダンパー15により消
費させる、という間接的なエネルギー消費形式によって
構造物1の揺れを速かに抑えることができる。
ストローク、質量を選定することにより変更することが
できる。又、減衰率は、オイルダンパー15の圧力を調整
することにより最適な状態として与えることができる。
更に、錘り3は底面がV字型にしてあるため、スプライ
ン軸16を抜き差しして折り曲げ角を変更したり、左右の
支持ローラ4の間隔を変えることにより固有振動数の調
整を容易に行うことができて、構造物1の固有周期と容
易に同調させることができる。
図を参照して詳述する。今、錘り3の折り曲げ点Oに質
量mが集中し、錘り3の折り曲げ角θ(rad)をθ≪1
と仮定し、支持ローラ4による支持点(直径が零とす
る)Qの左右の間隔を2Lとすると、このとき、折り曲げ
点Oに水平微少変位(直線変位量)xを与えると、折り
曲げ点Oの高さの上昇量Hは、近似的に H=θx2/L として表すことができる。一方、長さL′の単振子の場
合は、 H=x2/2L′ となる。すなわち、V字型の錘り3による単弦振動方式
と単振子による振動方とは、 L′=L/2θ の関係となるため等価となる。つまり、V字型の底面を
もつ錘り3を左右の支持ローラ4上で振動させることに
より、等価的に単振子に類似した制振質量とすることが
できる。
合、L′=L/2θ=1000mmの単振子の固有振動数で錘り
3は振動することになる。したがって、θを0.15に変更
すると、L′=667mmの単振子と等価になる。又、この
場合、Lを変更しても同じ結果が得られる。
ものである。超高層ビルのような人間が居住する構造物
においては、居住性をよくする必要から、揺れの加速度
を数Galに抑えなければならない。そのためには、小振
幅の揺れに対しても制振装置を動かす必要がある。上記
第1図及び第2図に示すような受動的な制振装置では、
回転部に摩擦があるので、構造物がある程度(数拾Ga
l)揺れないと動き出さない。そこで、本発明の他の実
施例として、上記摩擦を切ると同時に、数Galで作動さ
せるようにする能動型の制振装置とする。
すもので、第1図及び第2図に示す制振装置と同様な構
成において、減速機13の出力軸13aを軸9にそれぞれ接
続すると共に、該各減速機13の入力部に、錘り3を駆動
するための駆動装置として電動モータ21をそれぞれ連結
し、且つ構造物1の上部に構造物の揺れを検知する揺れ
検知センサ18を取り付け、上記揺れ検知センサ18を上記
電動モータ21に後述する制御装置19、ドライブユニット
20を介して接続する。
られて構造物1の左右方向の揺れを検知するようにして
あり、更に本発明では、上記センサ18からの信号を位相
及び変位制御する制御装置を備え、該制御装置より出力
される信号を基に上記モータ21を駆動させるようにし、
モータ21の駆動力によって構造物1の揺れに対する錘り
3の単弦振動を任意に制御することにより、構造物1の
揺れを許容揺れ範囲に抑えると共に構造物1の運動エネ
ルギーを消費させるようにしてある。
る変位(振幅)まで加速する動力であり、又、錘り3が
必要とする振幅を保持するための減衰力を与える制動力
でもある。すなわち、構造物1が揺れることにより単弦
振動として錘り3に与えられたエネルギーは制御力を与
えないと発散してしまうので、モータ21の駆動により、
錘り3を必要とする振幅まで加速する制御力と、発散を
抑える制動力を与えるようにしてある。
図に示す如くである。すなわち、19は揺れ検知センサ18
にて検知した構造物1の揺れ信号を演算して構造物1の
揺れに対して90゜の遅れ位相及び変位信号を発する制御
装置、20は該制御装置19からの信号に基づきモータ21を
駆動するドライブユニットである。なお、本実施例で
は、揺れ検知センサ18として加速度センサを使用し、制
御装置19では加速度を2回積分して変位信号を作るよう
にしてあるが、1回積分して速度信号を作り、その速度
信号を反転信号として錘り3の変位信号としてもよい。
れが揺れ検知センサ18にて検知されると、その信号に基
づいて位相制御された変位信号が制御装置19からドライ
ブユニット20へ送られるため、モータ21が正・逆に駆動
されることにより減速機13、軸9、ピニオン11、ラック
8を介して錘り3が左右に動かされる。この場合、錘り
3の振動は構造物1の揺れによっても与えられるため、
必要とする振幅まで錘り3を加速した後は、モータ21の
駆動力は制動力として与えればよく、したがって、錘り
3をモータ21を制動力として作動させるだけで制振効果
が得られると共に、構造物1の固有振動数の変化に素早
く対応することができる。このため、モータ21のランニ
ング動力が少なくて済む。
もので、構造物1の頂部に、上記第1図及び第2図に示
す制振装置と同様な構成としてある上部制振機Iと下部
制振機I′とを、それぞれの錘り3,3′の振動(揺動)
方向が水平面で直交するように重ねて配置したものであ
る。なお、下部制振機I′において、上部制振機Iと対
応する各部には同一符号にダッシュを付して示してあ
る。但し、下部制振機I′においては、減速機13′の出
力軸13a′に片ヒンジレバー14′を介してオイルダンパ
ー15′を連結してある。
が、それぞれの振動方向が水平面で直交するように配置
してあるため、1台の装置で構造物の前後、左右方向、
すなわち、水平方向のあらゆる方向の揺れに対処するこ
とができる。又、この場合、下部制振機I′の錘り3′
の質量には、上部制振機I全体の質量が付加されるた
め、錘り3′自体は非常に軽いものでよく、2つの錘り
3を単に前後方向と左右方向に配置する場合に比して極
めて有利となる。
ので、受動型に構成した上記第7図及び第8図の実施例
を能動型に構成したものである。すなわち、第4図及び
第5図に示す制振装置と同様な構成としてある上部制振
機IIと下部制振機II′とを、それぞれの錘り3,3′の振
動方向が水平方向で直交するように重ねて配置し、且つ
構造物1の上部に、水平面上で各々直交する方向の構造
物1の揺れを検知する揺れ検知センサ18,18′を設置
し、又、図示してないが、第6図に示す如き位相制御装
置を2組設けたものである。なお、下部制振装置II′に
おいても、上記制振機IIと対応する部分には同一符号に
ダッシュを付して示してある。
び第8図の実施例を能動型に変更した構成であるため、
構造物1の前後、左右方向の小さな揺れに対しても対応
させることができる。
なく、受動型とした各実施例では、錘り3や3′の振動
エネルギーを減衰させるための減衰機としてオイルダン
パー15や15′を用いた場合を示したが、オイルダンパー
15や15′に代えて、空気ダンパーやばね式ダンパーや液
圧式ダンパー、弾性体ダンパー等を用いることができる
こと、又、能動型とした実施例では、駆動力は回転モー
タとしたが、液圧、空気圧、リニヤモータ等の駆動装置
を用いるようにしてもよいこと、更に、実施例では減衰
機を作動させるために減速機13や13′を用いた場合を示
したが、減速機13や13′に代えて、発電機や油圧モー
タ、水ポンプ等の可変駆動式回転装置を用いることがで
き、発電機の場合には、界磁電流を変えることにより、
又、油圧モータや水ポンプの場合には、吐出流量や吐出
圧力を変えることにより、それぞれ減衰率を任意に変更
することができること、更に、実施例では錘り3や3′
の折り曲げ角の変更をスプライン軸16や16′の着脱によ
り行うようにした場合を示したが、他の方式を採用して
もよいこと、又、実施例では錘り3や3′の揺動をサイ
ドローラ17や17′でガイドするようにした場合を示した
が、錘り3や3′の底面に揺動方向に沿う溝を設けてそ
の溝に支持ローラ4や4′が係合するようにすれば、サ
イドローラ17や17′は不要としてもよいこと、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
き優れた効果を発揮する。
た支持ローラ上に揺動自在に載置すると、該錘りを、等
価的に単振子に類似した制振質量とすることができるの
で、この錘りの動きによって構造物の振動を抑えること
ができる。
ーラの間隔を変えることで固有振動数の調整を容易に行
うことができ、製作、あるいは調整段階での修正、又は
制振運転中の固有振動数の修正が容易になる。
ピニオンを介し軸に伝え、更に該軸から減衰機に伝えら
れるようにすることにより、構造物の揺れエネルギーを
錘りの動きを介して減衰機により減衰することができ、
構造物の揺れを速かに抑えることができる。
に上下の制振機を重ね合わせて配置することにより、構
造物の前後、左右方向の揺れを速かに抑えることがで
き、又、この際、錘りは2段重ねとしたことで下部の錘
りは非常に軽いもので済むため、前後方向と左右方向に
別々に錘りを構造物上に別置きする場合に比して、錘り
の重量を軽くできて製作費を安価にできると共に、1台
で前後、左右方向の揺れを制振できることから、構造物
上への設置スペースが小さくなる。
り、構造物の小さな揺れに対しても対応させることがで
きる。
ある。
切断正面図、第2図は第1図の平面図、第3図は本発明
の制振装置の模式図、第4図は本発明の他の実施例を示
す一部切断正面図、第5図は第4図の平面図、第6図は
位相制御装置の一実施例を示すブロック図、第7図は本
発明の更に他の実施例を示す一部切断正面図、第8図は
第7図の平面図、第9図は本発明の更に別の実施例を示
す正面図、第10図は第9図の平面図、第11図及び第12図
はいずれも従来装置の例を示す概略図、第13図は円弧状
の錘りを利用した単弦振動方式の制振装置の例を示す概
要図、第14図は単弦振動方式の制振装置の原理をモデル
化して示した図、第15図は単振子の振動系を示す説明図
である。 1……構造物、3,3′……錘り、4,4′……支持ローラ、
8,8′……ラック、9,9′……軸、11,11′……ピニオ
ン、13,13′……減速機、15,15′……オイルダンパー
(減衰機)、17……電動モータ(駆動装置)、I,II……
上部制振機、I′,II′……下部制振機。
Claims (4)
- 【請求項1】離隔して配置した支持ローラ上に、底面を
V字型に形成した錘りを揺動自在に載置して、該錘り
を、等価的に単振子に類似した制振質量としてなること
を特徴とする制振装置。 - 【請求項2】離隔して配置した支持ローラ上に、底面を
V字型に形成し且つV字の角度が変更できるように中央
部を屈曲できるようにした錘りを揺動自在に載置すると
共に、該錘りの底面に揺動方向に延びるラックを設け、
且つ該ラックと噛合するピニオンを有する軸に減速機を
連結し、該減速機に減衰機を接続してなることを特徴と
する制振装置。 - 【請求項3】離隔して配置した支持ローラ上に、底面を
V字型に形成し且つV字の角度が変更できるように中央
部を屈曲できるようにした錘りを揺動自在に載置すると
共に、該錘りの底面に揺動方向に延びるラックを設け、
且つ該ラックと噛合するピニオンを有する軸に減速機を
連結し、該減速機に減衰機を接続してなる上下の制振機
を、各々の錘りの揺動方向が水平面で直交するように重
ねて配置してなることを特徴とする制振装置。 - 【請求項4】減衰機に代えて、錘りに駆動力を与える駆
動装置を備えた請求項(2)又は(3)記載の制振装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29952889A JP2689652B2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29952889A JP2689652B2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 制振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03163238A JPH03163238A (ja) | 1991-07-15 |
| JP2689652B2 true JP2689652B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=17873769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29952889A Expired - Lifetime JP2689652B2 (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2689652B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06257642A (ja) * | 1991-11-25 | 1994-09-16 | Unyusho Senpaku Gijutsu Kenkyusho | 振動・動揺減衰装置 |
| JP4514475B2 (ja) * | 2004-03-02 | 2010-07-28 | カヤバ工業株式会社 | 緩衝器 |
-
1989
- 1989-11-20 JP JP29952889A patent/JP2689652B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03163238A (ja) | 1991-07-15 |
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