JPH0214766B2 - - Google Patents

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JPH0214766B2
JPH0214766B2 JP6631583A JP6631583A JPH0214766B2 JP H0214766 B2 JPH0214766 B2 JP H0214766B2 JP 6631583 A JP6631583 A JP 6631583A JP 6631583 A JP6631583 A JP 6631583A JP H0214766 B2 JPH0214766 B2 JP H0214766B2
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JP
Japan
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width
yoke
iron
core
leg
Prior art date
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Expired
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JP6631583A
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English (en)
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JPS59193007A (ja
Inventor
Tatsu Saito
Yoshio Hamadate
Yasunori Oono
Yoshiaki Inui
Minoru Goshima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6631583A priority Critical patent/JPS59193007A/ja
Publication of JPS59193007A publication Critical patent/JPS59193007A/ja
Publication of JPH0214766B2 publication Critical patent/JPH0214766B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/24Magnetic cores
    • H01F27/245Magnetic cores made from sheets, e.g. grain-oriented

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、変圧器、リアクトル等の静止誘導器
用鉄心に関する。
〔発明の背景〕
静止誘導器用鉄心、例えば内鉄形変圧器に用い
られる単相2脚鉄心は、脚鉄と継鉄を重なり部で
重ねて接合されるとともに、この脚鉄と継鉄を構
成する鋼板の幅が異なる多数のブロツクを組合わ
せることで概略円形になるように積層し構成され
ている。このような構成を第1図および第2図に
示す。
第1図は従来の単相2脚鉄心の積層鋼板を示す
平面図、第2図はその脚鉄の断面図である。図
で、1は脚鉄、2は継鉄である。脚鉄1と継鉄2
はその両端部において互いに衝合わされて接合さ
れる。このような脚鉄1と継鉄2の接合鋼板が複
数積層されるのであるが、脚鉄1と継鉄2より成
る鉄心が締付けられて一体に構成されるべく、脚
鉄1と継鉄2との接合部は第1図に示すように鋼
板毎にずらされている。3はこのずれた接合部の
間の部分である重なり部である。第2図から明ら
かなように、第1図に示す積層鋼板は、その幅の
等しい鋼板の積層が1つのブロツクとなり、幅の
異なるブロツクが順次積層されて鉄心が構成され
る。そして、そのブロツクの幅は、両外側から内
側に向つて順次増大している。このため、脚鉄お
よび継鉄は断面がほぼ円形となり、巻線を支障な
く装着することができる。
ところで、このような接合部を有する鉄心の構
成においては、当該接合部で重なり部3が生じ、
この重なり部3で鉄損で磁歪振動が大きくなり、
ひいては励磁電流や騒音が大きくなることが知ら
れている。その原因は、明確に解明されていない
が、接合部の存在のため、磁束が当該接合部と隣
接する鋼板を通り、この結果その部分の磁束密度
が増大することによるものと推測されている。こ
こで、重なり部3の幅と鉄損との関連を調べると
次のようになる。
第3図aは積層鋼板の重なり部の平面図、第3
図bは重なり部の幅と鉄損の関係を示すグラフで
ある。第3図aで、脚鉄1および継鉄2は幅lの
鋼板が用いられ、その接合部における重なり部3
は幅Δlの重なりを有する。この鋼板の幅lと重
なり部の幅Δlの比Δl/lと鉄損との関係が第3
図bのグラフに示される。即ち、鉄損は比Δl/
lが増加するにしたがつてほぼ直線的に増加す
る。
従来、静止誘導器用鉄心にあつては、重なり部
3の幅Δlは常に一定に保持されていた。したが
つて、第2図に示すような、ブロツクの幅が内側
に向つて順次増大している構成では、比Δl/l
が大きくなる鉄心表層部ほど鉄損が大きくなると
いう欠点が生じることになる。
第4図は上記欠点を改良する従来の積層鋼板の
重なり部の平面図である。この構成においては、
脚鉄1と継鉄2の重なり部3の幅Δlを、接合部
をずらすことで幅Δl1、Δl2、Δl3と変化させてい
る。このような構成は特公昭49−9809号公報に従
来例として示されている。しかしながら、このよ
うな構成は、同一鋼板幅lを有する同一の鉄心ブ
ロツク内で、重なり部の幅Δlを変化させるだけ
であるから、鋼板幅lが小さくなる鉄心表層部ほ
ど比Δl/lが大きくなることに変りはなく、第
1図乃至第3図に示す従来の鉄心構成を本質的に
改良するものではなく、依然として大きな鉄損を
発生していた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来の欠点を除き、鉄損
や磁歪振動を減少し、ひいては励磁電流や騒音を
小さくすることができる静止誘導器用鉄心を提供
するにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明は、同一幅の
鋼板を複数積層して1ブロツクとし、幅の異なる
複数ブロツクで脚鉄および継鉄を構成し、これら
脚鉄および継鉄を接合部で接合して成る静止誘導
器用鉄心において、前記接合部を、前記各ブロツ
クの幅に対して一定の比率の重なり幅をもつて前
記脚鉄と前記継鉄とを重ねて構成したことを特徴
とする。さらに本発明は、前記接合部を、表層部
以外の部分において前記各ブロツクの幅に対して
一定の比率の重なり幅をもつて前記脚鉄と前記継
鉄とを重ねて構成し、表層部においてそのブロツ
クの幅に対して前記一定の比率より大きい比率の
重なり幅をもつて前記脚鉄と前記継鉄とを重ねて
構成したことをも特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第5図a,bは本発明の第1の実施例に係る単
相2脚鉄心の積層鋼板の重なり部の平面図、第5
図cは第5図a,bに示す鉄心の厚みと鉄損の関
係を示すグラフである。第5図aには、鉄心の中
央部のブロツクの鋼板が示され、その脚鉄1およ
び継鉄2の幅lは鉄心の最大の幅となる。この場
合、重なり部3の重なり幅はΔlであり、その比
はΔl/lとなる。一方、第5図bには、鉄心の
表層部に近いブロツクの鋼板が示され、その脚鉄
1および継鉄2の幅は第5図aに示す鋼板の幅l
の半分、即ち幅0.5lである。本実施例において
は、この場合の重なり部3の幅を従来の鉄心にお
けるように幅Δlとせず、幅0.5Δlとするものであ
る。したがつて、鋼板の幅と重なり部の幅との比
は0.5Δl/0.5l=Δl/lとなり、鉄心中央部のブロ
ツクにおける比と等しくなる。このように、重な
り部3の幅はすべてのブロツクについて、そのブ
ロツクの鋼板の幅との比が等しくなるように設定
されている。
鉄損と、重なり部の幅Δlと鋼板幅lの比Δl/
lとは第3図bに示す関係にある。したがつて、
従来の構成におけるように、重なり部の幅Δlが
すべてのブロツクについて等しい場合、第2図に
示すような断面を有する鉄心における鉄損は、第
5図cの点線Eに示すように鉄心中央部で最低と
なり、鉄心表層部に近づくに従つて増加する。こ
れに対して、本実施例のように各ブロツクの比
Δl/lを一定に構成すると第5図cの実線Fに
示すように、各ブロツクにおいて等しくなる。こ
の場合、鉄損は、構成される鉄心の鋼板中の最大
幅のものを基準にして比Δl/lを決定すると最
小となる。しかしながら、鉄心を構成したときの
機械的強度や鉄損の裕度等の面から、最大幅の鋼
板を基準にできない場合は、最大幅以外の鋼板の
幅を基準として選ぶと、鉄損を任意の値で一定に
保持することができる。
このように、本実施例では、重なり部の幅Δl
と鋼板の幅lの比Δl/lを各ブロツク一定とし
たので、鉄心中で一定の低鉄損、低磁歪振動を実
現することができ、励磁電流や騒音を小さくする
ことができる。
第6図は本発明の第2の実施例に係る単相2脚
鉄心を用いた場合の鉄心の厚みと鉄損の関係を示
すグラフである。本実施例においては、図に示す
ように、鉄心表層部A(1又は複数ブロツク)に
おける重なり部の幅Δlと鋼板幅lの比Δl/lを、
中央部Bにおける比Δl/lより多少増加するよ
うに構成する。増加の程度は種々の条件により決
定されるが、数10%程度とされる。この場合、鉄
損は実線Gに示すように鉄心表層部Aで増加する
が、その増加の程度は極く僅かであり、点線Eに
示される従来構成の鉄損に比べて充分に改善され
ていることが明らかである。
このように、本実施例では、重なり部の幅Δl
と鋼板の幅lの比Δl/lを鉄心表層部において
のみ多少増加するようにしたので、さきの実施例
とほぼ同じ効果を達成することができる。又、鉄
心構成時、鉄心表層部になるほど一定の組立精度
を得るのが困難であり、かつ鉄心接合強さが減少
するのであるが、本実施例では鉄心表層部の重な
り部の幅をさきの実施例の場合より大きくするこ
とができるので、組立精度および鉄心接合強さに
対する裕度を確保することができる。
第7図乃至第9図はそれぞれ本発明の第3、第
4、第5の実施例に係る3相3脚鉄心の積層鋼板
の平面図である。第7図は脚鉄1と継鉄2をスク
ラツプが発生しないように切断して構成する経済
的な接合法を採用した鋼板の積層を示し、中央脚
部における脚鉄1と継鉄2の重なり部4を除いた
他の重なり部3において、重なり部3の幅Δlと
鋼板幅lの比Δl/lがほぼ一定となるように構
成されている。
第8図および第9図は脚鉄1と継鉄2が中央脚
部で重なり部を含む鋼板の積層を示し、第8図に
示す鋼板においては継鉄2に形成されるV字形の
切込部により脚鉄1との接合がなされ、第9図に
示す鋼板においては継鉄2の切断部により脚鉄1
との接合がなされる。いずれの場合も中央脚部に
重なり部5を有する。このような構成において
も、重なり部3および重なり部5の幅Δlと鋼板
幅lの比Δl/lがほぼ一定となるように構成さ
れている。
このように、第3、第4、第5の実施例におい
ては、3層3脚鉄心のすべての重なり部の幅Δl
と鋼板幅lとの比Δl/lをほぼ一定としたので、
第1および第2の実施例と同じ効果を奏するもの
である。
第10図は本発明の第6の実施例に係る静止誘
導器用鉄心の積層鋼板の重なり部の平面図であ
る。本実施例では脚鉄1の幅lと継鉄2の幅l′が
異なり、幅l′が幅lに比べて数%大きくされ、よ
り一層の鉄損特性の改善を図る構成となつてい
る。このような構成における重なり部6の幅
Δl′と鋼板幅との比は、最大の継鉄幅l′を基準に設
定され、鉄心は比Δl′/l′がすべてのブロツクにお
いてほぼ一定となるように構成されている。
このように、本実施例においては、鋼板幅とし
て脚鉄幅と継鉄幅のうち大きな方の幅を選択し、
これを基準として、重なり幅との比をほぼ一定と
なるようにしたので、第1および第2の実施例と
同じ効果を奏するものである。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明では、脚鉄と継鉄の
接合部における重なり部の幅と鋼板の幅との比が
各ブロツクについて一定となるようにしてので、
鉄損や磁歪振動を減少し、励磁電流や騒音を小さ
くすることができる。
さらに、上記の比が、表層部以外の部分である
一定の値となるようにし、表層部においてより大
きな値となるようにしたので、上記の結果に加え
て、組立精度および鉄心接合強さに対する裕度を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の単相2脚鉄心の積層鋼板を示す
平面図、第2図は第1図に示す脚鉄の断面図、第
3図aは積層鋼板の重なり部の平面図、第3図b
は当該重なり部の幅と鉄損の関係を示すグラフ、
第4図は他の従来例の積層鋼板の重なり部の平面
図、第5図a,bは本発明の第1の実施例に係る
単相2脚鉄心の積層鋼板の重なり部の平面図、第
5図cは第5図a,bに示す鉄心の厚みと鉄損の
関係を示すグラフ、第6図は本発明の第2の実施
例に係る単相2脚鉄心を用いた場合の鉄心の厚み
と鉄損の関係を示すグラフ、第7図乃至第9図は
それぞれ本発明の第3、第4および第5の実施例
に係る3相3脚鉄心の積層鋼板の平面図、第10
図は本発明の第6の実施例に係る静止誘導器用鉄
心の積層鋼板の重なり部の平面図である。 1……脚鉄、2……継鉄、3,5,6……重な
り部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同一幅の鋼板を複数積層して1ブロツクと
    し、幅の異なる複数ブロツクで脚鉄および継鉄を
    構成し、これら脚鉄および継鉄を接合部で接合し
    て成る静止誘導器用鉄心において、前記接合部
    を、前記各ブロツクの幅に対して一定の比率の重
    なり幅をもつて前記脚鉄と前記継鉄とを重ねて構
    成したことを特徴とする静止誘導器用鉄心。 2 同一幅の鋼板を複数積層して1ブロツクと
    し、幅の異なる複数プロツクで脚鉄および継鉄を
    構成し、これら脚鉄および継鉄を接合部で接合し
    て成る静止誘導器用鉄心において、前記接合部
    を、表層部以外の部分において前記各ブロツクの
    幅に対して一定の比率の重なり幅をもつて前記脚
    鉄と前記継鉄とを重ねて構成し、表層部において
    そのブロツクの幅に対して前記一定の比率より大
    きい比率の重なり幅をもつて前記脚鉄と前記継鉄
    とを重ねて構成したことを特徴とする静止誘導器
    用鉄心。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項において、
    前記鉄心は、前記各ブロツクにおける鋼板の幅が
    表層部から中央部に向つてブロツク毎に増加する
    構成とされていることを特徴とする静止誘導器用
    鉄心。
JP6631583A 1983-04-16 1983-04-16 静止誘導器用鉄心 Granted JPS59193007A (ja)

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JPS59193007A JPS59193007A (ja) 1984-11-01
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