JPH02147635A - 耐衝撃板の製造方法 - Google Patents

耐衝撃板の製造方法

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JPH02147635A
JPH02147635A JP30077688A JP30077688A JPH02147635A JP H02147635 A JPH02147635 A JP H02147635A JP 30077688 A JP30077688 A JP 30077688A JP 30077688 A JP30077688 A JP 30077688A JP H02147635 A JPH02147635 A JP H02147635A
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resin
impact
polyethylene fiber
pref
resistant plate
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Masaaki Tatara
多々良 正明
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐衝撃性に優れた耐衝M仮に関するものである
〔従来の技術] 近年耐衝撃性に優れた繊維基材が開発上申されているが
、耐衝撃板に於てマトリックスにエポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂が単独
、又は併用で使用されている。樹脂含有率は通常40〜
60ffi量%である。
この様にマトリックスが熱硬化性樹脂よりなっているも
のにあっては、マトリックスの硬化により製品に剛性が
付与されるため衝撃吸収性が低下し耐衝撃性に優れた耐
衝撃板が得られていない。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明者は、耐衝撃性にすぐれた耐衝撃板を得るために
、高分子量ポリエチレン繊維繊布又は不繊布にフェノー
ル・ポリビニルブチラール樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂等の熱硬化性樹脂を使用し、硬化による剛性をやわら
げる為に樹脂含有率を10〜30%(重量%以下同じ)
になるように含浸し、積層成形してなる耐衝撃性積層板
が耐衝撃性に優れていることを見出した。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、高分子量ポリエチレン繊維繊布又は不繊布を
基材とし、これに樹脂含有率10〜30%になるように
樹脂を含浸し積層成形してなる耐衝撃板である。
高分子量ポリエチレン繊維は通常熱硬化性樹脂との密着
が悪いので、密着を良くするために物理的、化学的に表
面を処理したものが好ましい、かかる処理をする事によ
り適度な接着性をもたせる事が出来る。
本発明において、高分子量ポリエチレンは通常分子量5
0万以上(粘度法による)、好ましくは100万以上の
ものが使用される。高分子量ポリエチレン繊維布として
は通常厚さ0.2〜0.8M、重さ100〜450g/
r+?のものが使用出来るが、厚さ0.4〜0.7 m
m、重さ200〜450 g / +dの範囲のものが
好ましい。
又繊布の場合その織り方としては平織り、斜子織り、朱
子織等があるが、好ましくは平織り、斜子織りである0
代表的なものとしてカネボウ■PT−837、PT−0
26、東洋紡■DT−1218、DT−i235等があ
る。マトリックスとしては熱硬化性樹脂が使用されるが
、フェノール・ポリビニルブチラール樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂が一般的であるが、フェノール・ポリビニ
ルブチラール樹脂が好ましい。
ここで、フェノール・ポリビニルブチラール樹脂は、フ
ェノール樹脂とポリビニルブチラール樹脂の混合物又は
予備的反応物である。フェノール樹脂にはレゾール型樹
脂とノボラック型樹脂があるが、レゾール型樹脂の使用
が好ましい。尚レゾール型樹脂の反応触媒には苛性ソー
ダ、アンモニア、水酸化バリウム、酸化マグネシウム等
が使用され、特に限定されるものではない、フェノール
樹脂は数平均分子量が200から400の範囲で使用出
来るが、好ましくは250から350の範囲である。一
方、ポリビニルブチラールは重合度が500から500
0の範囲のものが使用出来るが、好ましくは800から
4000の範囲である。
ブチラール化度については特に限定されないが、好まし
くは55〜70モル%である。樹脂の配合割合はフェノ
ール樹脂30重量部(固形分)から80重量部(固形分
)とポリビニルブチラール70重量部(固形分)から2
0重量部(固形分)の範囲が使用出来るが、好ましくは
フェノール樹脂40重量部(固形分)から75重量部(
固形分)とポリビニルブチラール60重量部(固形分)
から2Sfflft部(固形分)の範囲である。
マ[・リンクスに上記樹脂を使用することにより過度の
柔軟性と過度の剛性が付与され、衝撃吸収性が向上し、
すぐれた耐衝撃板が得られる。
上記樹脂を高分子量ポリエチレン繊維布に10〜30%
になるよう含浸さゼる事により、樹脂量が少ないため適
度の柔軟性と適度の剛性がイ1与されるので、衝撃吸収
性が向上し、耐衝撃性に優れた耐衝撃板が得られる。
樹脂量が30%以上になると剛性が強く柔軟性が少なく
なり衝撃吸収性が悪くなる。
成形方法としては上記プリプレグを重ね合せてステンレ
ス板間に挿入する。
成形条件において、加熱温度は高分子量ポリエチレンの
融点(約120’C)以下で、圧力20〜100kg/
cシ、加熱時間60〜120分、冷却時間5〜60分の
範囲が適当である。
本発明の製造方法によると、ポリエチレン繊維布と樹脂
の低含浸率により非常に耐衝撃性に優れた耐衝撃板を得
ることができる。
従って基材の使用枚数を凍らしても従来製品と同等の耐
衝撃性が得られるので、製品の軽量化並びに低コスト化
を可能にした。
〔実施例〕
以下に実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 フェノール・ポリビニルブチラール樹脂を使用した例で
ある。ポリビニルブチラールにはBXl(積木化学製、
重合度1750)を用い、メチルエチルケトン800重
量部に100重量部を78解させ、フェノール樹脂には
PR−51406(住友デュレズ製、数平均分子量30
0、固形分50%)を用い、上記ポリビニルブチラール
溶液900重量部に200重量部添加し、攪拌混合し、
マトリックス用樹脂とした。
該樹脂を高分子量ポリエチレン繊維繊布(カネボー製、
PT−837)に付着樹脂量が15重景%になるようコ
ーティングし、100°C乾燥器中で5分間乾燥を行い
、プリプレグを作成した。このプリプレグを13枚重ね
合わせて、ステンレス板間に挿入し、加熱温度100°
C5加圧力100kg / cd、加圧時間60分の条
件で成形し、厚さ4閣の板状成形品を得た。該板状成形
品をJIST−8131に基づいて耐衝撃性評価を行な
った。
ただし、ストライカの落下高さは2.5mとした。
実施例2 不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対しケトンパー
オキサイド2重間部添加した樹脂を高分子量ポリエチレ
ン繊維繊布(カネボー製P ”r−837)に樹脂付着
量が15%になるようにコーティングしプリプレグを作
成した。
このプリプレグを実施例1と同様の構成及び同様の条件
で成形し、厚さ4胴の板状成形品を得た。
比較例1.2 実施例1及び2において、高分子ポリエチレン繊維繊布
の代りにガラス繊維繊布(日東紡績製WF−350)を
使用し、プリプレグ枚数を15枚とした以外は実施例と
同様にプリプレグを作成し、成形して厚さ4闘の板状成
形品を得た。
比較例3.4 実施例1及び2において、樹脂付着量を45%としてプ
リプレグを得、以後実施例と同様にして成形し、厚さ4
.5Mの板状成形品を得た。
以上の各側で得られた板状成形品について耐衝撃性試験
を行い、結果を第1表に示す。
第1表  耐衝撃性試験結果 単位:閏 〔発明の効果〕 本発明によれば、高分子量ポリエチレン繊維布を基材と
し、低い樹脂含浸率で熱硬化性樹脂を含浸しているので
、柔軟性と開性が付与され、衝撃吸収性がすぐれた耐衝
撃板が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高分子量ポリエチレン繊維織布又は不織布を基材
    とし、これに樹脂含有率10〜30重量%になるように
    樹脂を含浸し積層成形してなる耐衝撃板の製造方法。
JP30077688A 1988-11-30 1988-11-30 耐衝撃板の製造方法 Granted JPH02147635A (ja)

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JPH02147635A true JPH02147635A (ja) 1990-06-06
JPH0534375B2 JPH0534375B2 (ja) 1993-05-21

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0641988A1 (de) * 1993-09-06 1995-03-08 Rütgerswerke Aktiengesellschaft Verbundwerkstoffe, Verfahren und Bindemittel zu ihrer Herstellung

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Also Published As

Publication number Publication date
JPH0534375B2 (ja) 1993-05-21

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